◆
生徒会室

あかり「だ～れだっ！」ｶﾞﾊﾞｯ

綾乃「ｱｯｶﾘｰﾝ」ｷｯﾊﾟﾘ

あかり「え～綾乃ちゃんどうして分かったの？」

綾乃「匂いでヴァレヴァレよ！あかりの彼女の名は伊達じゃないわ！」

綾乃「それに生徒会長だし」

あかり「生徒会長になるとワンワンみたいになるの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

あかりの恋人さん、綾乃ちゃん　　
いつの日からか綾乃"先輩"じゃなく"綾乃ちゃん"って呼ぶようになってたんだよぉ


綾乃「そういえばあかり、また1年生に告白されたみたいね」

綾乃ちゃんが真剣な顔をしてあかりの顔を覗き込む
そんなに真剣な顔をしないでヨォ…あかりはいつだって…

あかり「うん…でもあかりの一番はいつだって綾乃ちゃんだよぉ♪」ﾆｺｯ

綾乃「あかり…」　あかり「綾乃ちゃん…」

ﾁｭｯ

千歳「今日もたまらんなぁ～」ﾄﾞｸﾄﾞｸ

結衣「ハイ千歳、拭いてあげるからこっち向いて」ｻｯ

結衣ちゃんと千歳先輩、この2人も恋人通し　恋人通しっていうか介護関係？

ｶﾞﾗｯ
京子「みんな～！」

ちなつ「お邪魔しまーす」

あかり「あ、京子ちゃん、ちなつちゃんいらっしゃ～い」

京子「ちょっと展開が強引だけど、さっき商店街のクジで温泉旅行のチケットが当たってさ～　で、ペアチケットなんだけど…」

京子「私たち2人で行ってもいいけどさ、やっぱり皆で行きたいじゃん、と、いうことでニシえも～ん！」

ｶﾞﾗｯ

西垣「待たせたな！ふえ～るライト～」ﾊﾟｯ

西垣「これの光を当てることによって物を増やすことができるんだ！但し10個まで」

向日葵「10個って…私、櫻子、赤座さん、吉川さん、杉浦先輩、池田先輩、歳納先輩、船見先輩…と」

西垣「私とりせだ」

りせは高校に進学　西垣とはまだ付き合っている

綾乃「うわっ、凄くご都合主義な展開ね」

櫻子「さっすが西垣ちゃん、冴えてるぅ～」

結衣「これ普通に世紀の大発明だよな…」

千歳「気にしたら負けやで、結衣ちゃん♪」

◆んで、当日
ﾌﾞﾛﾛ…
西垣「何で私が運転しなきゃならんのだ…てか電車でいいだろ」

ちなつ「だって電車じゃ遠回りなんですもん、それに中学生ですよ、一応」

西垣「電車で酒を飲みつつ行くのも旅の醍醐味なんだがなぁ…」

ﾁｮｲﾁｮｲ

西垣「ん？りせ、お前どうした？」

りせ「…！」

西垣「何？漏れそうだと！？耐えてくれよ…おい杉浦！次のPAまであと何kmだ？」

綾乃「えーと…次のPAの名立谷浜まであと5kmぐらいですよ」

西垣「チッぎりぎりか？これだから高速はイヤなんだよ！」　ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

あかり「りせ会長、ファイト、ファイト、ファイファイビーチですよぉ…」

綾乃「ちょっとあかり、会長は私よ！」　ﾄﾞｯﾀﾝﾊﾞｯﾀﾝ

――
　――
京子「着いた―！」

ちなつ「案外近いものですね」

櫻子「うぉーすっげえ建物！本当にここに泊まれるの？」

向日葵「ここは江戸中期創業とありますわね」

綾乃「あかり、着いたわよ！早く起きなさーい！」ﾕｻﾕｻ

あかり「うーん…」

千歳「あらあら」


ｶﾞﾗｯ
綾乃「うわっいい部屋ねー！ウチの商店街にしてはなかなかじゃないの」

あかり「本当ですね　今夜はこの部屋で綾乃ちゃんと2人で…」ﾎﾟｫｫ

綾乃「何言ってるのよ！しょっちゅう2人で寝てるじゃない！///」ｶｧｧ

あかり「そ、そうでしたねっ///」ｱｾｱｾ

ｶﾞﾗｯ
京子「おーいっ！荷物置いたらさっさと湯畑見に行こうぜー湯畑！」

◆
夕食
あかり「うぅ…もうお腹いっぱい…こんなに沢山食べ切れないヨォ」

櫻子「何言ってるのあかりちゃん！食べなきゃ損だよ！大丈夫！私タッパー持ってきてるから！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

向日葵「何意地汚い事してますの櫻子、あなたが食べきれなかった分は私が食べてあげますよ」

櫻子「あー！そうしてまたおっOいに栄養が行って大きくなるんだ！向日葵の分も食ってやるー！」ﾋｮｲﾊﾟｸ

向日葵「しょうがないですわね…(私の唾液が思いっきり付いていますわよ、櫻子 ﾊｧﾊｧﾊｧ)


京子「千歳ーどうしたんだ？あまり手ぇ付けてないじゃないか」

千歳「いやなぁ、酒の香りがする料理が結構多いんよ」

結衣「そういうことだ、千歳が節操無くキスをするようになったらたまらないからな」

京子「私は別に構わないけど？」ｹﾛｯ

ちなつ「…私も困るんです！」ｷﾞﾛｯ

京子「うっ…ハイゴメンナサイちなつちゃん(怖い…)」

綾乃「(……歳納京子、完全に尻に敷かれてるわね)」

その後、街で遊戯場で遊んだり、温泉饅頭食べたり
戻ってきて旅館の大浴場に入ったり


深夜
綾乃「……あかり、寝てる？」

あかり「……」

綾乃「よーしこういう時はアレに限るわね！」ｺｯｿﾘ

ﾌﾞﾁｭｯ

あかり「…起きてるよぉ」ﾊﾟﾁｯ

綾乃「…やっぱり」

あかり「あかり、行く途中いっぱい寝ちゃったから眠れないよぉ」ﾊﾟｯﾁﾘ

綾乃「そうよね…(私は別の意味で眠れないけどね！)そうだ！」

綾乃「あかり、ちょっと外に出てみない？」

あかり「えぇっ！？でももう深夜だよぉ、それにこんな時間に出歩くなんて悪い子みたいだよぉ…」

綾乃「じゃあ今日だけ悪い子になっちゃいましょっ♪」ﾆﾔｯ

◆
あかり「結構出歩いてる人多いんだねぇ…」ｷｮﾛｷｮﾛ

綾乃「ふふ、旅の醍醐味は深夜にあるわね…夜は長いわよ！」

あかり「みんなもう寝ちゃってるみたいだし、あかり達だけで楽しんじゃっていいのかなぁ…」

綾乃「いいのよ、この夜は2人のためにあるのよね…(あれだけ飲んでたから絶対無理だろうな…西垣先生)」

あかり「///うぅ～恥ずかしい台詞禁止！だよぉ…」ｶｧｧ

綾乃「ゴメンゴメン、で、この後どうしようかしら」ｷｯﾊﾟﾘ

あかり「何も考えてなかったの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

綾乃「アハハ…とりあえず外に出てみたくて…」

あかり「もぉ～！でも、そんなたまにウッカリな所も、あかり、大好きだよぉ」

綾乃「あかりぃぃぃぃぃぃぃ」ﾀﾞｷｯ

あかり「…思いっきり周りの人見てますね」

綾乃「そうね…ガン見してるわね…」
綾乃「じゃあ、そろそろ部屋に」

あかり「あっそうだぁ！私おっきい露天風呂入りたい！」ﾎﾟﾝｯ

綾乃「そういえばあかり、前に入ってみたいって言ってたわよね、西の川原露天風呂」
綾乃「いいわ、行きましょう」

綾乃「(結構あそこ、草津の中心部から遠いのよねえ歩くと…)

ｶﾎﾟｰﾝ

あかり「うわぁ、広いよぉ！」

綾乃「これなら1000人入っても余裕ありま温泉ね！」

あかり「あれ？」

綾乃「どうしたの？」

あかり「もしかして、ここ、あかりと綾乃ちゃんの2人…？」

露天風呂を良く見渡してみる　確かに誰も居ないようだ

綾乃「…本当ね！うわーっ！凄い贅沢じゃないの！(あかりと…2人きり？)」

と、その時裸のあかりが綾乃にもたれかかる

あかり「あかり…ね…ご飯を食べ終わった頃から体がポーッとしてたんだよぉ…」

まさか…あかりも千歳みたいに…

あかり「最近綾乃ちゃんとシてないでしょ…？今、あかりの体、凄く熱いだぁ…ホラ、触ってよぉ・・」

そう言うとあかりは綾乃の手を取り自らの秘所に触れさせる

ｸﾁｭｯ

綾乃「ななななな何やってんのよおおお！こんな所で」ﾊﾞｯ

咄嗟にあかりの手を振りほどく

あかり「今は誰もいないよぉ…それに、綾乃ちゃんのアソコもすっごく…」

！？そう言われて綾乃は自分の秘所を触る

あかり「2人のための夜にしようよぉ…」　

あかりはボーっとした表情で言う

綾乃「あかり……」

そして二人の影は一人に重なった


その夜、近くの住民は動物の声がうるさくて眠れなかったようだ
翌朝、露天風呂の外におびただしい量の血痕があったため警察が駆けつける騒ぎに

ﾁｭﾝﾁｭﾝ…

うーん朝ね…
ﾊｯ

綾乃「って何でははは裸なのよぉ～！」ｶｧｧ！
状況確認！私は裸そして隣には裸のあかり　そうだ、思い出した！昨日あかりとここで一晩中…

綾乃「(キャァァ！幾ら何でも昨日は大胆過ぎよー！こんな所見つかったら罰金バッキンガムじゃないのよぉ！)」



ｶﾞﾗｯ
京子「おー、あかりと綾乃やっと来たかー！」

結衣「いやぁ、どこ行ってたんだよ、朝2人の部屋を覗いたら居なくてビックリしたんだぞ」

櫻子「何々？あかりちゃん、どこで何してたの？2人だけズルイー！」

あかり「エヘヘ…ちょっと…ね…」ﾃｶﾃｶ

綾乃「べべべっべべ別に大した事はしてないわよ」ｱｾｱｾ

向日葵「…そうですか(顔見りゃアレしてた事くらい分かりますってよ！)」

千歳はなぜか幸せそうな顔をしている

京子「そういえばちなつちゃんどうしたのー？」

ちなつ「別にー、何でもないですよっ」ﾌﾝｯ
ちなつ「(昨日は京子先輩とイロイロしようと思ったのにさっさと寝ちゃうだもん！どうやっても起きないし！)」

結衣「何だ？また喧嘩か？」

京子「朝起きたらこうなんだよー、ちなちゅー、機嫌直してよー、何でもするからさー」

ちなつ「なん…でも…？　じゃあ京子先輩、富山に帰ったらいっぱい可愛がってあげますからね(ﾆｯｺﾘ)」

京子「(ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｩ…」

西垣「ふあーあ…」

櫻子「あっ、やっと西垣ちゃんが起きたー！」

西垣「いやー、昨日は思いっきり爆睡しちゃったよ、この後運転することを思うと憂鬱だよ…」

りせ「……」ﾌﾙﾌﾙ

西垣「何？お前が運転するって？オイオイ…」

◆
西垣「じゃあ歳納が見たかったていう群馬県庁も見たことだし、富山に帰るか！」

向日葵「西垣先生、お疲れ様ですわ」

西垣「いいってことよ…私もたまにゃあ教師らしい事をするだろぅ？」

結衣「本当、京子は西垣先生に感謝しろよ」

京子「ありがとう、西垣ちゃん！いやー、ミラクるん新シリーズの舞台は群馬だって言うからさー」

ﾜｲﾜｲ

ﾌﾞﾛﾛ…
ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ

ちなつ「あれ、あかりちゃん、もう寝てますよ」

千歳「ほんまやぁ、本当、子供っぽいなぁ」

綾乃「(あかり…楽しかったわよ…)」ﾌｧｻｯ

綾乃はあかりの長い髪を手櫛する

綾乃「(フフフ、昨日のあかりは大人っぽかったけどやっぱりまだまだ子供ね)」ﾆｺｯ

千歳「綾乃ちゃん、どないしたん？」

綾乃「ううん、何でもないわ」

綾乃「(昨日は酔ったあかりに押され気味だったけど、今日帰ったらいっぱい可愛がってあげるんだから！)」


お　わ　り

と言う事で

今回も綾あか
多分次書く時も綾あかだと思う

おつ