605: 2013/10/31(木) 09:10:19 ID:QPV.4fUU
第1話
第2話
第3話
魔術師「……そう。そうなの」
魔術師「それじゃあ、あなたはXXXX君とは肉体関係とかはないの……」
魔術師「その割りには、やけに色々と生々しかったわね……」
魔術師「てっきり、私は本当にXXXX君があなたに食べられたと思ってしまってたわ……」ホッ
エルフ母「……」
魔法使い「……」
606: 2013/10/31(木) 09:10:31 ID:QPV.4fUU
魔術師「後、この辺で何か巨大なモンスターは見なかった?」
魔術師「私は、それを退治しにここまで来たんだけど」
エルフ母「いいえ、何も見てませんが」
魔術師「なら、あなたが昨日購入したモンスターの同型種かな?」
魔術師「この辺は、よく巨大なモンスターが出るみたいだし」
魔術師「XXXX君も、早くここから転居してほしいのよね」ハァ……
魔術師「私は、それを退治しにここまで来たんだけど」
エルフ母「いいえ、何も見てませんが」
魔術師「なら、あなたが昨日購入したモンスターの同型種かな?」
魔術師「この辺は、よく巨大なモンスターが出るみたいだし」
魔術師「XXXX君も、早くここから転居してほしいのよね」ハァ……
607: 2013/10/31(木) 09:10:43 ID:QPV.4fUU
「いや、それは違うと思うけど……」
「確か、そこにいるお兄さんが、昨夜複数体のクラーケンを見たって……」
魔術師「え?」
エルフ母「……」クルッ
スッ、スタッ……
エルフ「……」
「確か、そこにいるお兄さんが、昨夜複数体のクラーケンを見たって……」
魔術師「え?」
エルフ母「……」クルッ
スッ、スタッ……
エルフ「……」
608: 2013/10/31(木) 09:10:54 ID:QPV.4fUU
エルフ母「あんた、何でここにいるの?」
エルフ母「私、向こうで大人しくしときなさいって、言ったよね?」
魔術師「……?」
魔法使い「……」
エルフ「別に、そんな事は今は良いじゃん」
エルフ「今は、複数体のクラーケンを始末しないといけないんだし」
エルフ母「私、向こうで大人しくしときなさいって、言ったよね?」
魔術師「……?」
魔法使い「……」
エルフ「別に、そんな事は今は良いじゃん」
エルフ「今は、複数体のクラーケンを始末しないといけないんだし」
609: 2013/10/31(木) 09:11:06 ID:QPV.4fUU
エルフ母「それで、そのクラーケンの情報は?」
エルフ母「あんた、彼から何か聞いているの?」
魔術師「……?」
エルフ「確か、この近くの海かな」
エルフ「あのお兄さんが捕獲したマンボウ、その複数体のクラーケンにも襲われていたみたいだから」
エルフ母「……」
エルフ母「あんた、彼から何か聞いているの?」
魔術師「……?」
エルフ「確か、この近くの海かな」
エルフ「あのお兄さんが捕獲したマンボウ、その複数体のクラーケンにも襲われていたみたいだから」
エルフ母「……」
610: 2013/10/31(木) 09:13:21 ID:QPV.4fUU
魔術師「あの、エルフさん。こちらの方は?……」
魔術師「もしかして、この子があなたの言っていた娘さんですか?……」ジーーッ
エルフ「……」
エルフ母「ええ、そうですよ」
エルフ母「この子は、私の大事な一人娘なんです」
魔術師「……ああっ、やっぱり」
魔術師「もしかして、この子があなたの言っていた娘さんですか?……」ジーーッ
エルフ「……」
エルフ母「ええ、そうですよ」
エルフ母「この子は、私の大事な一人娘なんです」
魔術師「……ああっ、やっぱり」
611: 2013/10/31(木) 09:13:58 ID:QPV.4fUU
エルフ母「娘。どうしたの?」
エルフ母「あなた、向こうで魚を見てたんじゃなかったの?」ニッコリ
エルフ「……」ビクッ
エルフ母「もしかして、もう飽きちゃったとか?」
エルフ母「それで、こっちに来ちゃったのかしら?」ニコニコ
エルフ「うん。そうだけど……」
エルフ母「あなた、向こうで魚を見てたんじゃなかったの?」ニッコリ
エルフ「……」ビクッ
エルフ母「もしかして、もう飽きちゃったとか?」
エルフ母「それで、こっちに来ちゃったのかしら?」ニコニコ
エルフ「うん。そうだけど……」
612: 2013/10/31(木) 09:14:34 ID:QPV.4fUU
魔術師「この子、人間の言葉も話せるんですか?」
魔術師「まだ、こんなにも小さいのに」
エルフ「……」
エルフ母「ええ、そうなんですよ」
エルフ母「人間の言葉は、私がよく解るんでこの子にも教えておきましたわ」
魔術師「へぇ~~っ」
魔術師「まだ、こんなにも小さいのに」
エルフ「……」
エルフ母「ええ、そうなんですよ」
エルフ母「人間の言葉は、私がよく解るんでこの子にも教えておきましたわ」
魔術師「へぇ~~っ」
613: 2013/10/31(木) 09:14:46 ID:QPV.4fUU
エルフ「あっ、あの……」
エルフ「何で、魔法使いのお兄さんは固まっているの?……」
エルフ「一体、何があったって言うの?……」
魔法使い「……」
エルフ「まさか、お母様がまた何かしたとか?……」
エルフ「ここ最近、お母様は欲求不満だったから、何かしちゃったったとか?……」
エルフ「何で、魔法使いのお兄さんは固まっているの?……」
エルフ「一体、何があったって言うの?……」
魔法使い「……」
エルフ「まさか、お母様がまた何かしたとか?……」
エルフ「ここ最近、お母様は欲求不満だったから、何かしちゃったったとか?……」
614: 2013/10/31(木) 09:14:58 ID:QPV.4fUU
エルフ母「……あんた、普段から私の事をどう思ってるのよ」
エルフ母「私、欲求どころか、ストレスばっか溜まってるんだけど」ニッコリ
エルフ「!?」ビクッ
エルフ母「あんた、今から海に行きたい?」
エルフ母「それで、複数体のクラーケンを、すぐさま殲滅してきたい?」ニコニコ
エルフ「……」ブンブン
エルフ母「私、欲求どころか、ストレスばっか溜まってるんだけど」ニッコリ
エルフ「!?」ビクッ
エルフ母「あんた、今から海に行きたい?」
エルフ母「それで、複数体のクラーケンを、すぐさま殲滅してきたい?」ニコニコ
エルフ「……」ブンブン
615: 2013/10/31(木) 09:15:22 ID:QPV.4fUU
エルフ母「あら? そうなの?」
エルフ母「てっきり、今のあんたならやってくれると思ってた」
エルフ母「私、昔から性格とか色々と悪いし……」
エルフ母「それで、今のあんたは、もう既に幼児特有の嫌々期の真っ盛りと言う訳ね……」ニコニコ
エルフ「……」ビクビクッ
魔術師「……?」
エルフ母「てっきり、今のあんたならやってくれると思ってた」
エルフ母「私、昔から性格とか色々と悪いし……」
エルフ母「それで、今のあんたは、もう既に幼児特有の嫌々期の真っ盛りと言う訳ね……」ニコニコ
エルフ「……」ビクビクッ
魔術師「……?」
616: 2013/10/31(木) 09:15:33 ID:QPV.4fUU
エルフ母「XXXXXX。あんた、今からクラーケンを殲滅してきなさい!」
エルフ母「それが終わるまで、私の前にあんたは姿を見せちゃ駄目!」イラッ
エルフ「――――――――っ!?」ガーーン
エルフ母「今のあんた、かなり生意気だから!」
エルフ母「ついさっきから、本当にいい度胸をしてしまってるから!」イライラッ
エルフ「……そ、そんな……」ビクビクッ
エルフ母「それが終わるまで、私の前にあんたは姿を見せちゃ駄目!」イラッ
エルフ「――――――――っ!?」ガーーン
エルフ母「今のあんた、かなり生意気だから!」
エルフ母「ついさっきから、本当にいい度胸をしてしまってるから!」イライラッ
エルフ「……そ、そんな……」ビクビクッ
617: 2013/10/31(木) 09:15:46 ID:QPV.4fUU
エルフ母「とりあえず、明日の朝までね!」
エルフ母「明日の朝までに、必ず複数体のクラーケンを狩ってきなさい!」
エルフ母「それが出来なければ、あんたはエルフの里には戻る事が出来ない!」
エルフ母「今のあんた、“この世界の自然を守るエルフ”と言う自覚が、一切ないわ!」
エルフ母「だから、さっさと早く複数体のクラーケンを、今から狩ってきなさい!」イライラッ
エルフ「……はっ、はい……」ビクビクッ
エルフ母「明日の朝までに、必ず複数体のクラーケンを狩ってきなさい!」
エルフ母「それが出来なければ、あんたはエルフの里には戻る事が出来ない!」
エルフ母「今のあんた、“この世界の自然を守るエルフ”と言う自覚が、一切ないわ!」
エルフ母「だから、さっさと早く複数体のクラーケンを、今から狩ってきなさい!」イライラッ
エルフ「……はっ、はい……」ビクビクッ
618: 2013/10/31(木) 09:15:58 ID:QPV.4fUU
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔術師「……」
魔法使い「……」
エルフ母「……」
シューーーーーーーーッ、シュン……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔術師「……」
魔法使い「……」
エルフ母「……」
シューーーーーーーーッ、シュン……
619: 2013/10/31(木) 09:16:11 ID:QPV.4fUU
エルフ母「全く、何でこんな所まで似ちゃったんだか……」
エルフ母「本当に、神様も残酷な事をするわね……」
エルフ母「はぁ……」ガクッ
魔法使い「……」
魔術師「……」
魔術師「……?」ポリポリ
エルフ母「本当に、神様も残酷な事をするわね……」
エルフ母「はぁ……」ガクッ
魔法使い「……」
魔術師「……」
魔術師「……?」ポリポリ
621: 2013/11/01(金) 12:11:11 ID:/oYKwJQo
魔術師「あの、宜しかったんですか?」
魔術師「娘さん。また、一人でどこかに行ってしまいましたが」
エルフ母「……」
魔術師「もしかして、あの子何かしたんですか?」
魔術師「ついさっきのエルフさん、かなりヒステリックになられてましたが」
魔法使い「……」ハッ
魔術師「娘さん。また、一人でどこかに行ってしまいましたが」
エルフ母「……」
魔術師「もしかして、あの子何かしたんですか?」
魔術師「ついさっきのエルフさん、かなりヒステリックになられてましたが」
魔法使い「……」ハッ
622: 2013/11/01(金) 12:11:23 ID:/oYKwJQo
エルフ母「いえ、大丈夫ですよ」
エルフ母「少し、あの子にお散歩してくる様に伝えただけですよ」ニッコリ
魔術師「……」
エルフ母「あの子、ついさっきも我が儘を言いましてね」
エルフ母「ここ最近、よく我が儘を言ってばかり」
エルフ母「それで、ついつい私は、あの子に対してあんな風に怒鳴っていたんです」ニコニコ
エルフ母「少し、あの子にお散歩してくる様に伝えただけですよ」ニッコリ
魔術師「……」
エルフ母「あの子、ついさっきも我が儘を言いましてね」
エルフ母「ここ最近、よく我が儘を言ってばかり」
エルフ母「それで、ついつい私は、あの子に対してあんな風に怒鳴っていたんです」ニコニコ
623: 2013/11/01(金) 12:11:35 ID:/oYKwJQo
魔術師「ああ、そうなんですか」
魔術師「娘さん。まだ小さいですからね」
魔法使い「……」
魔術師「でも、あの娘さんを放っておいて良いんですか?」
魔術師「あの子、また何かするんじゃないんですか?」
魔法使い「うん。そうだね……」
魔術師「娘さん。まだ小さいですからね」
魔法使い「……」
魔術師「でも、あの娘さんを放っておいて良いんですか?」
魔術師「あの子、また何かするんじゃないんですか?」
魔法使い「うん。そうだね……」
624: 2013/11/01(金) 12:11:47 ID:/oYKwJQo
魔術師「あっ、XXXX君が復活した!」
魔術師「もう、どこも悪くはないの?」
魔法使い「え? うん。大丈夫だけど」
魔術師「なら、これからXXXX君は私と一緒にモンスター退治だね!」
魔術師「今回のは、私一人じゃ確実に無理みたいだし!」
魔術師「XXXX君も、今から手伝ってよね!」ニッコリ
魔術師「もう、どこも悪くはないの?」
魔法使い「え? うん。大丈夫だけど」
魔術師「なら、これからXXXX君は私と一緒にモンスター退治だね!」
魔術師「今回のは、私一人じゃ確実に無理みたいだし!」
魔術師「XXXX君も、今から手伝ってよね!」ニッコリ
625: 2013/11/01(金) 12:12:18 ID:/oYKwJQo
魔法使い「ごめん。それ無理かな」
魔法使い「ボク、これから用があるんだけど」
魔術師「!?」ガーーン
魔法使い「と言うか、何でここにいるの?」
魔法使い「君、いつこっちに来たの?」
魔術師「……」
魔法使い「ボク、これから用があるんだけど」
魔術師「!?」ガーーン
魔法使い「と言うか、何でここにいるの?」
魔法使い「君、いつこっちに来たの?」
魔術師「……」
626: 2013/11/01(金) 12:12:58 ID:/oYKwJQo
エルフ母「もしかして、何も覚えていないんですか?」
エルフ母「ついさっきまで、仲良くお二人でお話されてたじゃないですか」
魔法使い「え?」キョトン
エルフ母「その様子だと、全く何も覚えていないみたいですね」
エルフ母「ああ、なんて可哀想な彼女さん」
エルフ母「本当に、あなたは罪な人ですね」ジーーッ
エルフ母「ついさっきまで、仲良くお二人でお話されてたじゃないですか」
魔法使い「え?」キョトン
エルフ母「その様子だと、全く何も覚えていないみたいですね」
エルフ母「ああ、なんて可哀想な彼女さん」
エルフ母「本当に、あなたは罪な人ですね」ジーーッ
627: 2013/11/01(金) 12:13:11 ID:/oYKwJQo
魔法使い「え? そうなの?」
魔法使い「ボク、君と仲良くついさっきまで会話していたの?」
魔術師「うん。そうだけど……」
魔法使い「ごめん。全然、何も覚えてない!」
魔法使い「ボク達、そんなに親しい関係だったっけ?」
魔術師「――――――――っ!?」ガーーン
魔法使い「ボク、君と仲良くついさっきまで会話していたの?」
魔術師「うん。そうだけど……」
魔法使い「ごめん。全然、何も覚えてない!」
魔法使い「ボク達、そんなに親しい関係だったっけ?」
魔術師「――――――――っ!?」ガーーン
628: 2013/11/01(金) 12:13:23 ID:/oYKwJQo
エルフ母「とりあえず、XXXXさん……」
エルフ母「私は、あの子の元に行ってきます……」
エルフ母「XXXXさんは、ここで彼女さんと待機……」
エルフ母「何やら、色々と彼女さんの方はあなたにお話があるみたいですからね……」
エルフ母「例の件につきましては、私達の方にお任せ下さいませ……」
魔法使い「あっ、はい」
エルフ母「私は、あの子の元に行ってきます……」
エルフ母「XXXXさんは、ここで彼女さんと待機……」
エルフ母「何やら、色々と彼女さんの方はあなたにお話があるみたいですからね……」
エルフ母「例の件につきましては、私達の方にお任せ下さいませ……」
魔法使い「あっ、はい」
629: 2013/11/01(金) 12:13:35 ID:/oYKwJQo
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
630: 2013/11/01(金) 12:13:47 ID:/oYKwJQo
魔術師「XXXX君。少し、中でお話良い?」
魔術師「今日の私は、仕事でここに来たの」
魔術師「とりあえず、ここじゃなんだし、中で話そうよ」
魔術師「もう日も暮れ始めてきたし」
魔術師「この辺、やけにモンスターが多いからさ」ニッコリ
魔法使い「うん。分かった」
魔術師「今日の私は、仕事でここに来たの」
魔術師「とりあえず、ここじゃなんだし、中で話そうよ」
魔術師「もう日も暮れ始めてきたし」
魔術師「この辺、やけにモンスターが多いからさ」ニッコリ
魔法使い「うん。分かった」
631: 2013/11/02(土) 08:04:08 ID:ebjJ6CUY
~とある砂浜2~
翌朝――
エルフ母「ふぅん。ちゃんと、狩ってきたんだ……」
エルフ母「さすがは、私の大事な大事な一人娘……」
エルフ母「相変わらず、あんたは予測つかない事をしてくれるわね……」
ザザーーン、ザザーーン……
翌朝――
エルフ母「ふぅん。ちゃんと、狩ってきたんだ……」
エルフ母「さすがは、私の大事な大事な一人娘……」
エルフ母「相変わらず、あんたは予測つかない事をしてくれるわね……」
ザザーーン、ザザーーン……
632: 2013/11/02(土) 08:04:20 ID:ebjJ6CUY
エルフ母「それで、これはどこで狩って来たの?……」
エルフ母「あんた、かなり色々と疲れきっているみたいだけど……」
魔法使い「……」
エルフ「確か、ここより少し遠い海でかな?……」
エルフ「偶々、そこで複数体のクラーケンを発見してね……」
エルフ「上手く、私の魔法で片付けてきた訳……」
エルフ母「あんた、かなり色々と疲れきっているみたいだけど……」
魔法使い「……」
エルフ「確か、ここより少し遠い海でかな?……」
エルフ「偶々、そこで複数体のクラーケンを発見してね……」
エルフ「上手く、私の魔法で片付けてきた訳……」
633: 2013/11/02(土) 08:04:32 ID:ebjJ6CUY
エルフ母「そう。そうなの……」
エルフ母「ここより、少し遠い海って、一体どこよ?……」
エルフ母「まぁ、ちゃんと複数体のクラーケンを狩って来たから、別に良いわ……」
エルフ母「私、今のあんたが本当にクラーケンを狩ってくるとは思わなくてね……」
エルフ母「てっきり、翌朝になったら、泣きながら謝罪してくるとばかり思っていたわ……」
魔術師「……」
エルフ母「ここより、少し遠い海って、一体どこよ?……」
エルフ母「まぁ、ちゃんと複数体のクラーケンを狩って来たから、別に良いわ……」
エルフ母「私、今のあんたが本当にクラーケンを狩ってくるとは思わなくてね……」
エルフ母「てっきり、翌朝になったら、泣きながら謝罪してくるとばかり思っていたわ……」
魔術師「……」
634: 2013/11/02(土) 08:04:44 ID:ebjJ6CUY
エルフ「ねぇ、お母様……」
エルフ「これで、私の事を許してくれる?……」
エルフ「私、ちゃんとエルフの里に戻れるんだよね?……」ウルウル
魔法使い「……」
エルフ「ええ、別に構わないわよ」
エルフ「少しは、あんたも反省をしたみたいだし」ニッコリ
エルフ「これで、私の事を許してくれる?……」
エルフ「私、ちゃんとエルフの里に戻れるんだよね?……」ウルウル
魔法使い「……」
エルフ「ええ、別に構わないわよ」
エルフ「少しは、あんたも反省をしたみたいだし」ニッコリ
635: 2013/11/02(土) 08:04:56 ID:ebjJ6CUY
エルフ「そう。良かった……」
エルフ「氏ぬ気で、必氏にクラーケンを狩ってきた甲斐があった……」
エルフ「私、何度か向こうで本気で氏に掛けたから……」
エルフ「さすがに、複数体のクラーケンを同時に相手するのは、かなり無理があったから……」ウルウル
魔法使い「!?」ガーーン
魔術師「なん……ですって……!?」ガーーン
エルフ「氏ぬ気で、必氏にクラーケンを狩ってきた甲斐があった……」
エルフ「私、何度か向こうで本気で氏に掛けたから……」
エルフ「さすがに、複数体のクラーケンを同時に相手するのは、かなり無理があったから……」ウルウル
魔法使い「!?」ガーーン
魔術師「なん……ですって……!?」ガーーン
636: 2013/11/02(土) 08:05:08 ID:ebjJ6CUY
エルフ母「とりあえず、少しあんたは休んでなさい!」
エルフ母「後は、私の方で上手くやっておくから!」
エルフ母「それと、そろそろあのマンボウ達を海に帰さないとね!」
エルフ母「あんた、あの子の事が心配なんでしょ?」
エルフ母「そうじゃなきゃ、あんな私の無茶な命令聞いてなかったんでしょ?」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「後は、私の方で上手くやっておくから!」
エルフ母「それと、そろそろあのマンボウ達を海に帰さないとね!」
エルフ母「あんた、あの子の事が心配なんでしょ?」
エルフ母「そうじゃなきゃ、あんな私の無茶な命令聞いてなかったんでしょ?」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
637: 2013/11/02(土) 08:06:45 ID:ebjJ6CUY
エルフ「うん。そうだけど……」
エルフ「私、もう疲れて動けない……」
魔法使い「……」
エルフ母「従者A。昨夜、冷凍したマンボウ達をここに」
エルフ母「マンボウ達を荷台から出して、すぐに解凍と蘇生を行って」
従者A「はっ!」
エルフ「私、もう疲れて動けない……」
魔法使い「……」
エルフ母「従者A。昨夜、冷凍したマンボウ達をここに」
エルフ母「マンボウ達を荷台から出して、すぐに解凍と蘇生を行って」
従者A「はっ!」
638: 2013/11/02(土) 08:06:56 ID:ebjJ6CUY
エルフ母「それと、残りの従者達は従者Aの手伝い」
エルフ母「従兵隊の方は、ウチの娘が狩ってきたクラーケン達の処理をやってきて」
エルフ母「これで、少しは海に帰しやすくなったわ」
エルフ母「あの口煩い子も、これで満足するんじゃないかしら?」
従兵隊長「はっ、了解しました!」ビシッ
従者達「しかと、承りました!」ペコッ
エルフ母「従兵隊の方は、ウチの娘が狩ってきたクラーケン達の処理をやってきて」
エルフ母「これで、少しは海に帰しやすくなったわ」
エルフ母「あの口煩い子も、これで満足するんじゃないかしら?」
従兵隊長「はっ、了解しました!」ビシッ
従者達「しかと、承りました!」ペコッ
639: 2013/11/02(土) 08:07:16 ID:ebjJ6CUY
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
従者A「よし、お前ら、マンボウを荷台から出せ!」
従者A「そのまま持ったら、腰をすぐに痛める!」
従者A「皆、魔法を使ってマンボウを荷台から出すんだ!」
従者B「あいよ!」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
従者A「よし、お前ら、マンボウを荷台から出せ!」
従者A「そのまま持ったら、腰をすぐに痛める!」
従者A「皆、魔法を使ってマンボウを荷台から出すんだ!」
従者B「あいよ!」
640: 2013/11/02(土) 08:07:48 ID:ebjJ6CUY
「隊長。これ、かなり大きいです!」
「とても、人力では運びきれません!」
魔法使い「……」
「なら、さっさと魔法を使え!」
「貴様ら、頭あるのか?」
「はっ!」
「とても、人力では運びきれません!」
魔法使い「……」
「なら、さっさと魔法を使え!」
「貴様ら、頭あるのか?」
「はっ!」
641: 2013/11/02(土) 08:07:59 ID:ebjJ6CUY
エルフ「お母様。私、着替えたい……」
エルフ「さすがに、こんな格好はもう嫌……」
エルフ「出来れば、もうクラーケンはたくさん……」
エルフ「この世に再び生を受け、今までの中では一番の修羅場だったから……」ウルウル
エルフ母「はいはい」
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ「さすがに、こんな格好はもう嫌……」
エルフ「出来れば、もうクラーケンはたくさん……」
エルフ「この世に再び生を受け、今までの中では一番の修羅場だったから……」ウルウル
エルフ母「はいはい」
ザザーーン、ザザーーン……
643: 2013/11/02(土) 15:23:04 ID:ebjJ6CUY
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
644: 2013/11/02(土) 15:23:15 ID:ebjJ6CUY
魔術師「ねぇ、XXXX君……」
魔術師「あの人達って、一体何者なの?……」
魔術師「何で、いとも簡単にクラーケン数体倒してきたの?……」
魔法使い「……」
魔術師「私、まだ信じられないかな……」
魔術師「特に、目の前で繰り広げられている現実とか……」
魔術師「あの人達って、一体何者なの?……」
魔術師「何で、いとも簡単にクラーケン数体倒してきたの?……」
魔法使い「……」
魔術師「私、まだ信じられないかな……」
魔術師「特に、目の前で繰り広げられている現実とか……」
645: 2013/11/02(土) 15:23:28 ID:ebjJ6CUY
魔法使い「ボクだって、君と同じだよ……」
魔法使い「全くもって、エルフさん達の事が分からない……」
魔術師「……」
魔法使い「ただ一つ、子の場で分かっているとしたら、ボクらよりも断然強い……」
魔法使い「例えば、あのクラーケン以上とか……」
魔法使い「あの小さな女の子一人で、複数体のクラーケンをすぐに退治出来る程の力があるみたいだからね……」
魔法使い「全くもって、エルフさん達の事が分からない……」
魔術師「……」
魔法使い「ただ一つ、子の場で分かっているとしたら、ボクらよりも断然強い……」
魔法使い「例えば、あのクラーケン以上とか……」
魔法使い「あの小さな女の子一人で、複数体のクラーケンをすぐに退治出来る程の力があるみたいだからね……」
646: 2013/11/02(土) 15:23:56 ID:ebjJ6CUY
魔術師「でも、何であんな小さな子にそんな力があるの?……」
魔術師「エルフの里って、そんなに進んでるの?……」
魔法使い「……」
魔術師「私、一体どう報告したら良いの?……」
魔術師「これ、誰か一人でも信じてくれる?……」
魔法使い「……」
魔術師「エルフの里って、そんなに進んでるの?……」
魔法使い「……」
魔術師「私、一体どう報告したら良いの?……」
魔術師「これ、誰か一人でも信じてくれる?……」
魔法使い「……」
647: 2013/11/02(土) 15:24:13 ID:ebjJ6CUY
魔術師「多分、私の勘では誰も信じてはくれないだろうね……」
魔術師「そう、それも私と君が婚約をしたと言う嘘の様に……」
魔術師「多分と言うか、確実に嘘だと言われちゃう!……」
魔術師「それ程、今の私達にはとても信じられない事みたいだからね!……」
魔法使い「うん。そうだね……」
ザザーーン、ザザーーン……
魔術師「そう、それも私と君が婚約をしたと言う嘘の様に……」
魔術師「多分と言うか、確実に嘘だと言われちゃう!……」
魔術師「それ程、今の私達にはとても信じられない事みたいだからね!……」
魔法使い「うん。そうだね……」
ザザーーン、ザザーーン……
648: 2013/11/02(土) 15:24:38 ID:ebjJ6CUY
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
「オーライ、オーライ!」
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
「オーライ、オーライ!」
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
「オーライ、オーライ!」
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
「オーライ、オーライ!」
649: 2013/11/02(土) 15:25:04 ID:ebjJ6CUY
「隊長。とても、無理です!」
「これ、かなり大き過ぎますよ!」
「何!?」
「隊長。これは、確実に我々だけでは無理です!」
「明らかに、我々の手には負えません!」
クラーケンC「……」
「これ、かなり大き過ぎますよ!」
「何!?」
「隊長。これは、確実に我々だけでは無理です!」
「明らかに、我々の手には負えません!」
クラーケンC「……」
650: 2013/11/02(土) 15:25:28 ID:ebjJ6CUY
「なら、すぐ近くで暇そうな魔術師達に応援を頼もう!」
「おいっ! そこの魔術師達二人!」
「手が空いているのなら、こっちを手伝ってくれ!」
「これは、確実に我々だけでは無理だ!」
「まだ、もう一体砂浜に打ち上げられたままなんだ!」
クラーケンD「……」
「おいっ! そこの魔術師達二人!」
「手が空いているのなら、こっちを手伝ってくれ!」
「これは、確実に我々だけでは無理だ!」
「まだ、もう一体砂浜に打ち上げられたままなんだ!」
クラーケンD「……」
651: 2013/11/02(土) 15:25:42 ID:ebjJ6CUY
魔術師「ええ、分かりました!」
魔術師「今から、そっちに向かいます!」
魔術師「XXXX君、行こう!」
魔術師「アレなんとかしないと、後で色々と厄介みたいだからね!」
魔法使い「……うん。分かった」
海鳥A「……」
魔術師「今から、そっちに向かいます!」
魔術師「XXXX君、行こう!」
魔術師「アレなんとかしないと、後で色々と厄介みたいだからね!」
魔法使い「……うん。分かった」
海鳥A「……」
652: 2013/11/02(土) 15:26:00 ID:ebjJ6CUY
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
海鳥B「……」
ザザーーン、ザザーーン……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
海鳥B「……」
ザザーーン、ザザーーン……
653: 2013/11/03(日) 11:08:26 ID:u/ip30hA
~とある砂浜2・乗用馬車内~
エルフ母「あら? 傷一つない……」
エルフ母「てっきり、傷の一つや二つはつけてきたと思ってたけど……」
エルフ母「まさか、あれだけの難題に対して、この結果だとは……」
エルフ母「本当に、あんたってよく分からないわね……」
エルフ「……」ヌギヌギ
エルフ母「あら? 傷一つない……」
エルフ母「てっきり、傷の一つや二つはつけてきたと思ってたけど……」
エルフ母「まさか、あれだけの難題に対して、この結果だとは……」
エルフ母「本当に、あんたってよく分からないわね……」
エルフ「……」ヌギヌギ
654: 2013/11/03(日) 11:08:38 ID:u/ip30hA
エルフ母「それで、次はどうするの?」
エルフ母「あんた、次は何をするつもりなの?」
エルフ「……秘密」ヌギヌギ
エルフ母「は? 何言ってんの?」
エルフ母「あんたの事だから、また何か企んでんじゃないの?」
エルフ「……」ギクッ
エルフ母「あんた、次は何をするつもりなの?」
エルフ「……秘密」ヌギヌギ
エルフ母「は? 何言ってんの?」
エルフ母「あんたの事だから、また何か企んでんじゃないの?」
エルフ「……」ギクッ
655: 2013/11/03(日) 11:08:50 ID:u/ip30hA
エルフ母「あんた、次は何する気?」
エルフ母「今度は、クラーケン以外がいい?」ニッコリ
エルフ「……」ピタッ
エルフ母「私、あんたの事を頃したくない」
エルフ母「可愛い可愛い大事な大事な一人娘を、これ以上不幸な目に遭わせたくはない」ニコニコ
エルフ「……」パサッ
エルフ母「今度は、クラーケン以外がいい?」ニッコリ
エルフ「……」ピタッ
エルフ母「私、あんたの事を頃したくない」
エルフ母「可愛い可愛い大事な大事な一人娘を、これ以上不幸な目に遭わせたくはない」ニコニコ
エルフ「……」パサッ
656: 2013/11/03(日) 11:09:02 ID:u/ip30hA
エルフ母「それで、今度はどうするの?」
エルフ母「次は、私に一体何をさせるつもりなの?」ニコニコ
エルフ「……」クルッ
エルフ母「出来れば、早く答えてほしいわ!」
エルフ母「じゃないと、今のあんたをそのまま突き落とす!」ニコニコ
エルフ「……うん。分かった」
エルフ母「次は、私に一体何をさせるつもりなの?」ニコニコ
エルフ「……」クルッ
エルフ母「出来れば、早く答えてほしいわ!」
エルフ母「じゃないと、今のあんたをそのまま突き落とす!」ニコニコ
エルフ「……うん。分かった」
657: 2013/11/03(日) 11:09:13 ID:u/ip30hA
エルフ「その前に、先に着替えさせて……」
エルフ「それから、お母様に話して良い?……」
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「私、少しばかりあのマンボウ達に細工しただけだから……」
エルフ「あのマンボウ達は、もう既に増殖し終えた後だからさ……」
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ「それから、お母様に話して良い?……」
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「私、少しばかりあのマンボウ達に細工しただけだから……」
エルフ「あのマンボウ達は、もう既に増殖し終えた後だからさ……」
ザザーーン、ザザーーン……
658: 2013/11/03(日) 11:10:28 ID:u/ip30hA
エルフ母「増殖?」
エルフ母「あんた、あれ増殖したの?」
エルフ母「あのマンボウ達、全部海に返すんじゃなかったの?」ニコニコ
エルフ「……うん。そうだけど」
エルフ母「なら、何でそんな事をするの?」
エルフ母「私、あんたのしてる事がよく分からない」ニコニコ
エルフ母「あんた、あれ増殖したの?」
エルフ母「あのマンボウ達、全部海に返すんじゃなかったの?」ニコニコ
エルフ「……うん。そうだけど」
エルフ母「なら、何でそんな事をするの?」
エルフ母「私、あんたのしてる事がよく分からない」ニコニコ
659: 2013/11/03(日) 11:10:40 ID:u/ip30hA
エルフ「実は、私が増殖させたマンボウ達は、もう既にエルフの里に転送してあるの」
エルフ「昨夜の内に、私は全てそれを送った」
エルフ「そしたら、あの性悪女がかなり喜んでね」
エルフ「今度は、クラーケンが見たい」
エルフ「そのまま、クラーケンも持って帰ってきてって、あの性悪女に言われたの」
エルフ母「……」ピキッ
エルフ「昨夜の内に、私は全てそれを送った」
エルフ「そしたら、あの性悪女がかなり喜んでね」
エルフ「今度は、クラーケンが見たい」
エルフ「そのまま、クラーケンも持って帰ってきてって、あの性悪女に言われたの」
エルフ母「……」ピキッ
660: 2013/11/03(日) 11:11:04 ID:u/ip30hA
エルフ「それで、私はすぐにあの性悪女に冷凍しといたクラーケンの子供を差し出したわ」
エルフ「そしたら、あの性悪女の娘さんが本気でブチギレてた」
エルフ「その後、私はあの性悪女に大層感謝されてね」
エルフ「私がしでかしたマンボウの件は、全て揉み消して貰った」
エルフ「その分、色々と貢ぎ物(冷凍しといたサメやマグロ等)も献上しといたわ」
エルフ母「……」ピキピキッ
エルフ「そしたら、あの性悪女の娘さんが本気でブチギレてた」
エルフ「その後、私はあの性悪女に大層感謝されてね」
エルフ「私がしでかしたマンボウの件は、全て揉み消して貰った」
エルフ「その分、色々と貢ぎ物(冷凍しといたサメやマグロ等)も献上しといたわ」
エルフ母「……」ピキピキッ
661: 2013/11/03(日) 11:11:35 ID:u/ip30hA
エルフ「まぁ、今はあんな性悪女の事は後で良いわ」
エルフ「今の私、先に着替えたいから」
エルフ母「……」
エルフ「ねぇ、お母様。私の着替えは?」
エルフ「私の着替え、早く渡してくれる?」
エルフ母「……」スッ
エルフ「今の私、先に着替えたいから」
エルフ母「……」
エルフ「ねぇ、お母様。私の着替えは?」
エルフ「私の着替え、早く渡してくれる?」
エルフ母「……」スッ
662: 2013/11/03(日) 11:11:47 ID:u/ip30hA
エルフ「……ああ、それしかないんだ」
エルフ「それ、あまり好きじゃないんだけどな……」
エルフ母「……」
エルフ「私、この色は好きじゃなの」
エルフ「これ、結構派手な衣装じゃない?」
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ「それ、あまり好きじゃないんだけどな……」
エルフ母「……」
エルフ「私、この色は好きじゃなの」
エルフ「これ、結構派手な衣装じゃない?」
ザザーーン、ザザーーン……
663: 2013/11/03(日) 11:13:20 ID:u/ip30hA
エルフ母「あんた、私の選んだ服に文句言わないの……」
エルフ母「もう既に、今の私には怒る気力すらないわ……」ハァ……
エルフ「……」
エルフ母「一体、私はどこを間違えたんだろ?……」
エルフ母「何で、こんな訳の分からない子に育っちゃったんだろう?……」ガクッ
エルフ「……」
エルフ母「もう既に、今の私には怒る気力すらないわ……」ハァ……
エルフ「……」
エルフ母「一体、私はどこを間違えたんだろ?……」
エルフ母「何で、こんな訳の分からない子に育っちゃったんだろう?……」ガクッ
エルフ「……」
664: 2013/11/03(日) 11:13:31 ID:u/ip30hA
エルフ母「あんた、本当にしぶといわね……」
エルフ母「今のあんた、自分がエルフだって自覚とかある?……」
エルフ「うん。あるけど」
エルフ母「なら、もう少しエルフらしく振る舞って……」
エルフ母「エルフならエルフらしく、自然を大切にして……」
エルフ「うん。分かった」
エルフ母「今のあんた、自分がエルフだって自覚とかある?……」
エルフ「うん。あるけど」
エルフ母「なら、もう少しエルフらしく振る舞って……」
エルフ母「エルフならエルフらしく、自然を大切にして……」
エルフ「うん。分かった」
665: 2013/11/03(日) 11:13:43 ID:u/ip30hA
シュピン、シュピン……
エルフ「誰?」
「すいません、エルフさん。魔術師のXXXXXです」
「少し、お時間の方を宜しいでしょうか?」
エルフ「ええ、構いませんが」
エルフ母「何なの? 一体?……」
エルフ「誰?」
「すいません、エルフさん。魔術師のXXXXXです」
「少し、お時間の方を宜しいでしょうか?」
エルフ「ええ、構いませんが」
エルフ母「何なの? 一体?……」
666: 2013/11/03(日) 11:14:16 ID:u/ip30hA
「実は、あの二体のクラーケンの件でお話が……」
「あの二体のクラーケン、どうなさいますか?……」
「エルフさん達、そのまま持ち帰られるのですか?……」
エルフ「……」チラッ
エルフ母「……」チラッ
エルフ「いえ、持ち帰りませんけど」
「あの二体のクラーケン、どうなさいますか?……」
「エルフさん達、そのまま持ち帰られるのですか?……」
エルフ「……」チラッ
エルフ母「……」チラッ
エルフ「いえ、持ち帰りませんけど」
667: 2013/11/03(日) 11:14:27 ID:u/ip30hA
「なら、あれはウチで引き取らせて貰っても宜しいですか?」
「私の住む町で、討伐の依頼が出てましたから」
エルフ母「ええ。どうぞ」
「そのついでに、私の住む町にまで転送をお願いします」
「場所は、漁港近くの砂浜にまでお願いをしたいんですが」
ザザーーン、ザザーーン……
「私の住む町で、討伐の依頼が出てましたから」
エルフ母「ええ。どうぞ」
「そのついでに、私の住む町にまで転送をお願いします」
「場所は、漁港近くの砂浜にまでお願いをしたいんですが」
ザザーーン、ザザーーン……
668: 2013/11/03(日) 19:05:43 ID:u/ip30hA
エルフ母「ええ、分かりました」
エルフ母「でも、先にあそこの組合長さんには話を着けておく必要がありますね」
エルフ母「XXXXXさん。あなた、あそこの組合長さんにお会いした事は?」
エルフ母「私は、何度かお会いした事があります」
エルフ母「先に、あそこの組合長さんに話をつけといた方が宜しいですよ」
エルフ母「じゃないと、後で厄介な事になりますから」
エルフ母「でも、先にあそこの組合長さんには話を着けておく必要がありますね」
エルフ母「XXXXXさん。あなた、あそこの組合長さんにお会いした事は?」
エルフ母「私は、何度かお会いした事があります」
エルフ母「先に、あそこの組合長さんに話をつけといた方が宜しいですよ」
エルフ母「じゃないと、後で厄介な事になりますから」
669: 2013/11/03(日) 19:05:54 ID:u/ip30hA
「ああ、やっぱりですか……」
「あそこの組合長、私苦手なんですよね……」
エルフ「……」
エルフ母「なら、あの町にまで送るのは止めておきましょ」
エルフ母「ちょうど、ここにXXXXさんがお住まいですし」
エルフ母「後で、討伐の依頼を出した方に確認をして貰えば良いと思いますよ」
「あそこの組合長、私苦手なんですよね……」
エルフ「……」
エルフ母「なら、あの町にまで送るのは止めておきましょ」
エルフ母「ちょうど、ここにXXXXさんがお住まいですし」
エルフ母「後で、討伐の依頼を出した方に確認をして貰えば良いと思いますよ」
670: 2013/11/03(日) 19:06:06 ID:u/ip30hA
「でしたら、私どう報告しましょうか?……」
「私、その事でも今悩んでいるんです……」
エルフ母「う~~ん」
エルフ「ただ単に、モンスター同士で戦って氏んだで良くない?」
エルフ「それなら、皆が納得をするはず」
エルフ「もう、それで行った方が良いと思うけど」
「私、その事でも今悩んでいるんです……」
エルフ母「う~~ん」
エルフ「ただ単に、モンスター同士で戦って氏んだで良くない?」
エルフ「それなら、皆が納得をするはず」
エルフ「もう、それで行った方が良いと思うけど」
671: 2013/11/03(日) 19:06:24 ID:u/ip30hA
エルフ母「ええ、それで良いわ!」
エルフ母「XXXXXさん。今回の件は、“モンスター同士での戦いの成れの果て”と言う事でお願いします!」
エルフ母「そうすれば、皆が納得をするはず!」
エルフ母「町の皆さんには、そうお伝え下さい!」
「はい。かしこまりました」
エルフ「……」
エルフ母「XXXXXさん。今回の件は、“モンスター同士での戦いの成れの果て”と言う事でお願いします!」
エルフ母「そうすれば、皆が納得をするはず!」
エルフ母「町の皆さんには、そうお伝え下さい!」
「はい。かしこまりました」
エルフ「……」
672: 2013/11/03(日) 19:06:38 ID:u/ip30hA
「それじゃあ、私はこれで」
「エルフさん達も、道中をお気を付けて」
エルフ母「ええ、さようなら」
エルフ「お姉さん。またね」
「うん。またね」
ザザーーン、ザザーーン……
「エルフさん達も、道中をお気を付けて」
エルフ母「ええ、さようなら」
エルフ「お姉さん。またね」
「うん。またね」
ザザーーン、ザザーーン……
673: 2013/11/03(日) 19:08:45 ID:u/ip30hA
「あっ、それと、XXXX君には手を出さないで下さいね!」
「彼は、永遠に私だけのものですし!」
「エルフさんが相手だと、全く今の私に勝ち目ないですからね!」
エルフ母「ええ、分かってます……」
エルフ「大丈夫だよ。お姉さん……」
「そう。それじゃあね!」
「彼は、永遠に私だけのものですし!」
「エルフさんが相手だと、全く今の私に勝ち目ないですからね!」
エルフ母「ええ、分かってます……」
エルフ「大丈夫だよ。お姉さん……」
「そう。それじゃあね!」
674: 2013/11/03(日) 19:08:57 ID:u/ip30hA
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」スッ
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」シュッシュッ
エルフ母「……」
エルフ「……」スッ
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」シュッシュッ
675: 2013/11/03(日) 19:09:19 ID:u/ip30hA
エルフ母「とりあえず、あんたが着替え終わったら、あの子の元に行きましょ」
エルフ母「まだあの子、あそこに入れられたままなんでしょ?」
エルフ「うん。そうだけど」
エルフ母「それに、どうせあんたの事だから何かしてるんでしょ?」
エルフ母「じゃなきゃ、あんたがそう簡単にあの子を返すはずがない」
エルフ母「相変わらず、あんたはよく分からない子だわ」ハァ……
エルフ母「まだあの子、あそこに入れられたままなんでしょ?」
エルフ「うん。そうだけど」
エルフ母「それに、どうせあんたの事だから何かしてるんでしょ?」
エルフ母「じゃなきゃ、あんたがそう簡単にあの子を返すはずがない」
エルフ母「相変わらず、あんたはよく分からない子だわ」ハァ……
676: 2013/11/03(日) 19:09:39 ID:u/ip30hA
エルフ「ねぇ、お母様。新しい靴は?」
エルフ「私の靴、新しくしないの?」
エルフ母「……」スッ
エルフ「ああ、またお母様の趣味なんだ……」
エルフ「私、そんな子供みたいな靴嫌かな……」
エルフ母「……」ニッコリ
エルフ「私の靴、新しくしないの?」
エルフ母「……」スッ
エルフ「ああ、またお母様の趣味なんだ……」
エルフ「私、そんな子供みたいな靴嫌かな……」
エルフ母「……」ニッコリ
677: 2013/11/03(日) 19:09:58 ID:u/ip30hA
エルフ母「XXXXXX。早く履きなさい」
エルフ母「私の決めた服に文句を言わない」ニコニコ
エルフ「え~~っ」
エルフ母「文句言うなら、あんたの事を海に突き落とす!」
エルフ母「また、あんた私にお仕置きされたいの?」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「私の決めた服に文句を言わない」ニコニコ
エルフ「え~~っ」
エルフ母「文句言うなら、あんたの事を海に突き落とす!」
エルフ母「また、あんた私にお仕置きされたいの?」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
678: 2013/11/03(日) 19:10:27 ID:u/ip30hA
エルフ「別に、私はお母様の事が嫌いな訳じゃない」
エルフ「でも、この靴はなんか嫌」プイッ
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「お母様。私の事を子供扱いしてる?」
エルフ「私、無駄に精神年齢だけは高くないのよ」
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「でも、この靴はなんか嫌」プイッ
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「お母様。私の事を子供扱いしてる?」
エルフ「私、無駄に精神年齢だけは高くないのよ」
エルフ母「……」ニコニコ
679: 2013/11/03(日) 19:10:40 ID:u/ip30hA
エルフ「ねぇ、お母様。何でニコニコしたまんまなの?」
エルフ「私、そっちの方が遥かに怖いんだけど」チラッ
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「やっぱり、この靴は嫌」
エルフ「今着てる服も合わせて、全部子供っぽい」
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「私、そっちの方が遥かに怖いんだけど」チラッ
エルフ母「……」ニコニコ
エルフ「やっぱり、この靴は嫌」
エルフ「今着てる服も合わせて、全部子供っぽい」
エルフ母「……」ニコニコ
680: 2013/11/03(日) 19:10:55 ID:u/ip30hA
エルフ母「とりあえず、早くそれ着ないと海に投げ飛ばすから!」
エルフ母「今後は、クラーケン二体じゃ済まないから!」ニコニコ
エルフ「!?」ガーーン
エルフ母「だから、早くあんたはその靴を履きなさい!」
エルフ母「そうじゃなきゃ、今後はアレ以上の奴を複数体召喚しちゃうからね!」ニコニコ
エルフ「……はっ、はい……」ビクビクッ
エルフ母「今後は、クラーケン二体じゃ済まないから!」ニコニコ
エルフ「!?」ガーーン
エルフ母「だから、早くあんたはその靴を履きなさい!」
エルフ母「そうじゃなきゃ、今後はアレ以上の奴を複数体召喚しちゃうからね!」ニコニコ
エルフ「……はっ、はい……」ビクビクッ
681: 2013/11/03(日) 19:11:09 ID:u/ip30hA
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」スッ
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」シュルシュル
エルフ母「……」
エルフ「……」スッ
エルフ母「……」
エルフ母「……」
エルフ「……」シュルシュル
682: 2013/11/03(日) 19:11:26 ID:u/ip30hA
エルフ母(全く、本当にこんな所までそっくりなんだから……)
エルフ母(今更ながらも、お母様には本当に悪い事をしてしまったわ……)
エルフ母(相変わらず、この子はどっか一人で動き回っちゃうし……)
エルフ母(出来る限り、以前みたいな事だけは絶対に避けたいからね……)
エルフ「……」シュルシュル
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母(今更ながらも、お母様には本当に悪い事をしてしまったわ……)
エルフ母(相変わらず、この子はどっか一人で動き回っちゃうし……)
エルフ母(出来る限り、以前みたいな事だけは絶対に避けたいからね……)
エルフ「……」シュルシュル
ザザーーン、ザザーーン……
683: 2013/11/04(月) 08:42:23 ID:eAJhs6Jc
~とある生け簀2~
マンボウ「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」パチッ
マンボウ「……」シャキン
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」パチッ
マンボウ「……」シャキン
海鳥C「……」
684: 2013/11/04(月) 08:42:35 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
685: 2013/11/04(月) 08:43:08 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「ああ、よく寝た……」
マンボウ「今日は、海鳥さんがここに来てくれたのね……」
海鳥C「……」
マンボウ「生憎だけど、今の私の体に寄生虫さん達はいないわ……」
マンボウ「ついこの間、全部除去されちゃったから……」
海鳥C「……」
マンボウ「今日は、海鳥さんがここに来てくれたのね……」
海鳥C「……」
マンボウ「生憎だけど、今の私の体に寄生虫さん達はいないわ……」
マンボウ「ついこの間、全部除去されちゃったから……」
海鳥C「……」
686: 2013/11/04(月) 08:43:20 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「でも、海の方に行けば私のお仲間達がいるわよ……」
マンボウ「早く、あなたもそこに行って来たらどうかしら?……」
海鳥C「……」
マンボウ「もしかして、あなたも私の体目当て?」
マンボウ「本当に、全てが嫌になっちゃうわ……」ハァ……
海鳥C「……」
マンボウ「早く、あなたもそこに行って来たらどうかしら?……」
海鳥C「……」
マンボウ「もしかして、あなたも私の体目当て?」
マンボウ「本当に、全てが嫌になっちゃうわ……」ハァ……
海鳥C「……」
687: 2013/11/04(月) 08:43:52 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
688: 2013/11/04(月) 08:44:03 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
マンボウ「……」
マンボウ「……」
海鳥C「……」
689: 2013/11/04(月) 08:45:57 ID:eAJhs6Jc
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
マンボウ「あっ……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、ピタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
マンボウ「あっ……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、ピタッ……
690: 2013/11/04(月) 08:46:11 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「あら? もう起きてたの?」
エルフ母「あんた、魚の癖に早起きね」
エルフ母「てっきり、まだ眠ってるとばかり思ってた」
マンボウ「……」
エルフ母「相変わらず、あんたは変な顔をしてるわ」
エルフ母「本当に、あんたはただのお魚なの?」
エルフ母「あんた、魚の癖に早起きね」
エルフ母「てっきり、まだ眠ってるとばかり思ってた」
マンボウ「……」
エルフ母「相変わらず、あんたは変な顔をしてるわ」
エルフ母「本当に、あんたはただのお魚なの?」
691: 2013/11/04(月) 08:46:22 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「ええ、そうよ!」
マンボウ「私、ただのお魚なのよ!」ムカッ
エルフ母「……」
マンボウ「何回、同じ事をあなた達に説明したら分かるの?」
マンボウ「今日は一体、何しに来たの?」ムカムカッ
エルフ「……」
マンボウ「私、ただのお魚なのよ!」ムカッ
エルフ母「……」
マンボウ「何回、同じ事をあなた達に説明したら分かるの?」
マンボウ「今日は一体、何しに来たの?」ムカムカッ
エルフ「……」
692: 2013/11/04(月) 08:46:44 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「何って? あんたの事を解放する為」
エルフ母「その為に、私達はここに来たんだけど」
マンボウ「!?」
エルフ母「もしかして、ここが気に入っちゃった?」
エルフ母「ここなら、外敵とかはいないから安心しちゃったとか?」
マンボウ「……」ムカッ
エルフ母「その為に、私達はここに来たんだけど」
マンボウ「!?」
エルフ母「もしかして、ここが気に入っちゃった?」
エルフ母「ここなら、外敵とかはいないから安心しちゃったとか?」
マンボウ「……」ムカッ
693: 2013/11/04(月) 08:46:56 ID:eAJhs6Jc
エルフ「とりあえず、あなたの事をここから出してあげるわ!」
エルフ「あなたの代わりは、他のマンボウ達が全てやってくれたから!」
マンボウ「!?」ガーーン
エルフ「だから、あなたの事を今から解放してあける!」
エルフ「今日で、あなたも晴れて無事に自由の身なのよ!」
マンボウ「……」
エルフ「あなたの代わりは、他のマンボウ達が全てやってくれたから!」
マンボウ「!?」ガーーン
エルフ「だから、あなたの事を今から解放してあける!」
エルフ「今日で、あなたも晴れて無事に自由の身なのよ!」
マンボウ「……」
694: 2013/11/04(月) 08:47:09 ID:eAJhs6Jc
エルフ「ああっ、やっぱり急過ぎたかな?」
エルフ「いきなり、私達にこんな事を言われても、今のあなたは信用すら出来ないのよね?」
マンボウ「……」
エルフ「相変わらず、あなたは無口ね」
エルフ「無口の時もあれば口煩い時もあって、なかなか大変なのね」
マンボウ「……」ムカッ
エルフ「いきなり、私達にこんな事を言われても、今のあなたは信用すら出来ないのよね?」
マンボウ「……」
エルフ「相変わらず、あなたは無口ね」
エルフ「無口の時もあれば口煩い時もあって、なかなか大変なのね」
マンボウ「……」ムカッ
695: 2013/11/04(月) 08:47:21 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「それで、言いたい事はそれだけ?」
マンボウ「あなた達、今の私に対して謝罪の言葉とかないの?」ムカムカッ
エルフ「え?」
マンボウ「思えば、私ずっと海に帰れないままだったわ……」
マンボウ「何度お願いしたとしても、誰一人として私を海に帰してはくれなかった……」ムカムカッ
エルフ「……」
マンボウ「あなた達、今の私に対して謝罪の言葉とかないの?」ムカムカッ
エルフ「え?」
マンボウ「思えば、私ずっと海に帰れないままだったわ……」
マンボウ「何度お願いしたとしても、誰一人として私を海に帰してはくれなかった……」ムカムカッ
エルフ「……」
696: 2013/11/04(月) 08:47:33 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「その癖、用件が済めばすぐにお払い箱!」
マンボウ「おまけに、謝罪の言葉すらない!」ムカムカッ
エルフ「……」
マンボウ「今の私、あなた達に対して謝罪を要求するわ!」
マンボウ「私を、何度も何度も苦しめた罪、この場で今すぐ償って!」ムカムカッ
エルフ「……」
マンボウ「おまけに、謝罪の言葉すらない!」ムカムカッ
エルフ「……」
マンボウ「今の私、あなた達に対して謝罪を要求するわ!」
マンボウ「私を、何度も何度も苦しめた罪、この場で今すぐ償って!」ムカムカッ
エルフ「……」
697: 2013/11/04(月) 08:48:02 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「ほら、どうしたのよ?」
マンボウ「早く、私に謝罪くらいはしてよ!」
マンボウ「私、ずっと海に戻れず苦しかったのよ!」
マンボウ「ここに、無理矢理あなた達は閉じ込めといて、その癖謝罪の言葉すらないの?」ムカムカッ
エルフ「……」ハッ
エルフ母「……」チラッ
マンボウ「早く、私に謝罪くらいはしてよ!」
マンボウ「私、ずっと海に戻れず苦しかったのよ!」
マンボウ「ここに、無理矢理あなた達は閉じ込めといて、その癖謝罪の言葉すらないの?」ムカムカッ
エルフ「……」ハッ
エルフ母「……」チラッ
698: 2013/11/04(月) 15:54:23 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「別に、こっちがあんたに謝罪する必要なんかない」
エルフ母「むしろ、今のあんたに感謝してほしいくらいね」
マンボウ「え?」
エルフ母「まぁ、そんな冗談はさて置き、今のあんたには申し訳ない事をしたわ」
エルフ母「もう二度と、あんたの事を捕獲する様な事もないから」
マンボウ「……」
エルフ母「むしろ、今のあんたに感謝してほしいくらいね」
マンボウ「え?」
エルフ母「まぁ、そんな冗談はさて置き、今のあんたには申し訳ない事をしたわ」
エルフ母「もう二度と、あんたの事を捕獲する様な事もないから」
マンボウ「……」
699: 2013/11/04(月) 15:54:38 ID:eAJhs6Jc
エルフ「ああ、ごめんなさいね」
エルフ「なんか、あなたに会う度に喧嘩腰になっちゃって」
エルフ「ウチの母は、昔からこうだから」
エルフ「なんと言うか、無駄に歳を食ったエルフは常に上から目線で傲慢だから」
エルフ母「あ?」ギロッ
マンボウ「……」クスッ
エルフ「なんか、あなたに会う度に喧嘩腰になっちゃって」
エルフ「ウチの母は、昔からこうだから」
エルフ「なんと言うか、無駄に歳を食ったエルフは常に上から目線で傲慢だから」
エルフ母「あ?」ギロッ
マンボウ「……」クスッ
700: 2013/11/04(月) 15:54:54 ID:eAJhs6Jc
エルフ「それと、あなたのお仲間達も全て蘇生させておいたわ」
エルフ「あなたが到着次第で、すぐ海に放流されるから」
マンボウ「……」
エルフ「本当に、ウチの母が非常識でごめんなさい」
エルフ「あなたには、本当に申し訳ない事をしたわ」ペコッ
エルフ母「……」ジーーッ
エルフ「あなたが到着次第で、すぐ海に放流されるから」
マンボウ「……」
エルフ「本当に、ウチの母が非常識でごめんなさい」
エルフ「あなたには、本当に申し訳ない事をしたわ」ペコッ
エルフ母「……」ジーーッ
701: 2013/11/04(月) 15:55:07 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「とりあえず、私達からの謝罪も終わった事だし、さっさと移送させるわ」
エルフ母「娘。今度は文句言わずに、ちゃんとゆっくりとね」
エルフ母「今のあんた、まだまだ子供なんだから」
エルフ母「まだまだ完全に、エルフの魔法や魔術等を扱いきれてないんだからね」
エルフ「はいはい」
マンボウ「……」
エルフ母「娘。今度は文句言わずに、ちゃんとゆっくりとね」
エルフ母「今のあんた、まだまだ子供なんだから」
エルフ母「まだまだ完全に、エルフの魔法や魔術等を扱いきれてないんだからね」
エルフ「はいはい」
マンボウ「……」
702: 2013/11/04(月) 15:55:20 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「それで、私はどこに行くの?」
マンボウ「皆、今どこにいるの?」
エルフ「……」スッ
マンボウ「まさか、もう既にあの世だとか?」
マンボウ「あなた達、私の事を騙してる訳じゃないのよね?」
エルフ母「ええ、そうよ」
マンボウ「皆、今どこにいるの?」
エルフ「……」スッ
マンボウ「まさか、もう既にあの世だとか?」
マンボウ「あなた達、私の事を騙してる訳じゃないのよね?」
エルフ母「ええ、そうよ」
703: 2013/11/04(月) 15:55:33 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「なら、私の事を解放する気になったきっかけは?」
マンボウ「やっぱり、私はあなた達の事が信用出来ない!」
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「相変わらず、自己中でわがままなのね!」
マンボウ「本当に、エルフって常に傲慢で上から目線で困っちゃうわ!」
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「やっぱり、私はあなた達の事が信用出来ない!」
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「相変わらず、自己中でわがままなのね!」
マンボウ「本当に、エルフって常に傲慢で上から目線で困っちゃうわ!」
エルフ「……」ブツブツ
704: 2013/11/04(月) 15:55:47 ID:eAJhs6Jc
エルフ「そんなに、知りたいの?」
エルフ「今のあなた、そんなに知りたいの?」
マンボウ「……?」
エルフ「遥か昔に、今の私もあなたと全く同じ立場だったからよ」
エルフ「私も、遥か昔は、あなた同様に全く自由がない生活をしてしまってたから」
マンボウ「え?」キョトン
エルフ「今のあなた、そんなに知りたいの?」
マンボウ「……?」
エルフ「遥か昔に、今の私もあなたと全く同じ立場だったからよ」
エルフ「私も、遥か昔は、あなた同様に全く自由がない生活をしてしまってたから」
マンボウ「え?」キョトン
705: 2013/11/04(月) 15:56:04 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「ちょっと、今のどう言う事?」
マンボウ「あなたも昔、今の私と全く同じ様な存在だったと言うの?」
エルフ「……」コクン
マンボウ「まぁ、こんな母親なら仕方ないわね!」
マンボウ「あなたも色々と、影で苦労してるみたいね!」
エルフ「ええ、本当に」クスッ
マンボウ「あなたも昔、今の私と全く同じ様な存在だったと言うの?」
エルフ「……」コクン
マンボウ「まぁ、こんな母親なら仕方ないわね!」
マンボウ「あなたも色々と、影で苦労してるみたいね!」
エルフ「ええ、本当に」クスッ
706: 2013/11/04(月) 15:56:16 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「XXXXXX。早く、呪文を唱えなさい」
エルフ母「今は、無駄話なんかしてる時間なんかないわ」
エルフ「……」ブツブツ
エルフ母「全く、あんたはいつもこうなんだから」
エルフ母「どうせ私は、ヒステリックでバイオレンスな母親だわよ!」
エルフ「……」ブツブツ
エルフ母「今は、無駄話なんかしてる時間なんかないわ」
エルフ「……」ブツブツ
エルフ母「全く、あんたはいつもこうなんだから」
エルフ母「どうせ私は、ヒステリックでバイオレンスな母親だわよ!」
エルフ「……」ブツブツ
707: 2013/11/04(月) 15:56:47 ID:eAJhs6Jc
エルフ「お母様。少し黙って」
エルフ「気が散って、私集中できないの」
エルフ「お母様の愚痴は、後でゆっくりと聞いてあげる」
エルフ「今はまず、この子を先に海に帰す事が先決なの」
エルフ母「はいはい」
マンボウ「……」
エルフ「気が散って、私集中できないの」
エルフ「お母様の愚痴は、後でゆっくりと聞いてあげる」
エルフ「今はまず、この子を先に海に帰す事が先決なの」
エルフ母「はいはい」
マンボウ「……」
708: 2013/11/04(月) 15:58:12 ID:eAJhs6Jc
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ母「……」
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「!?」フワッ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ母「……」
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「!?」フワッ
709: 2013/11/04(月) 15:58:25 ID:eAJhs6Jc
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「はっ!」ブワッ
エルフ「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「……」ブツブツ
エルフ「はっ!」ブワッ
710: 2013/11/04(月) 15:58:42 ID:eAJhs6Jc
マンボウ「……」フワワッ
マンボウ「……」フワワッ
ザバーーーーッ……
マンボウ「……」フワワッ
マンボウ「……」フワワッ
ポタポタッ、ポタポタッ……
マンボウ「……」フワワッ
ザバーーーーッ……
マンボウ「……」フワワッ
マンボウ「……」フワワッ
ポタポタッ、ポタポタッ……
711: 2013/11/04(月) 15:58:54 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「娘。ご苦労様」
エルフ母「さぁ、早く海にまで行きましょう」
エルフ母「この先、少し急な坂道とかあるけど」
エルフ母「なるべく、あんたが怪我しない様に慎重にね」
エルフ「はいはい」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ母「さぁ、早く海にまで行きましょう」
エルフ母「この先、少し急な坂道とかあるけど」
エルフ母「なるべく、あんたが怪我しない様に慎重にね」
エルフ「はいはい」
マンボウ「……」フワワッ
712: 2013/11/04(月) 15:59:06 ID:eAJhs6Jc
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
713: 2013/11/04(月) 19:05:19 ID:eAJhs6Jc
~とある砂浜2~
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ザザーーン、ザザーーン……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ザザーーン、ザザーーン……
714: 2013/11/04(月) 19:05:37 ID:eAJhs6Jc
従兵「隊長。移動完了致しました!」
従兵「後は、転送するだけです!」
従兵隊長「うむ。ご苦労!」
従兵「隊長。これは、どうなさるおつもりですか?」
従兵「これもまた、エルフの里に転送されるのでしょうか?」
従兵隊長「さぁ、分からん」
従兵「後は、転送するだけです!」
従兵隊長「うむ。ご苦労!」
従兵「隊長。これは、どうなさるおつもりですか?」
従兵「これもまた、エルフの里に転送されるのでしょうか?」
従兵隊長「さぁ、分からん」
715: 2013/11/04(月) 19:05:52 ID:eAJhs6Jc
「ああ、すいません!」
「それは、ウチで引き取るやつなんです!」
「それは、そこに置いといて下さい!」
従兵隊長「ああ、了解した!」
「後で、私の仲間が転送を致します!」
「今は、まだそこに置いといて下さい!」
「それは、ウチで引き取るやつなんです!」
「それは、そこに置いといて下さい!」
従兵隊長「ああ、了解した!」
「後で、私の仲間が転送を致します!」
「今は、まだそこに置いといて下さい!」
716: 2013/11/04(月) 19:06:07 ID:eAJhs6Jc
従者B「従者A。こんな感じか?」
従者B「お嬢様が捕獲したマンボウ達、全て解凍して並べといたぞ」
従者A「ああ、そんな感じだ」
従者B「でも、なんでまた急にこんな事を?」
従者B「お嬢様、やっぱりこの魚は気持ち悪くて止めたのだろうか?」
従者A「さぁ、分からんな」
従者B「お嬢様が捕獲したマンボウ達、全て解凍して並べといたぞ」
従者A「ああ、そんな感じだ」
従者B「でも、なんでまた急にこんな事を?」
従者B「お嬢様、やっぱりこの魚は気持ち悪くて止めたのだろうか?」
従者A「さぁ、分からんな」
717: 2013/11/04(月) 19:06:39 ID:eAJhs6Jc
従者C「おいっ、お嬢様達が戻ってきた!」
従者C「とっとと、早く蘇生魔法を掛けろ!」
従者B「!?」クルッ
従者C「相変わらず、お嬢様はパワフルだな」
従者C「また、あの奥様の事を振り回してる」
従者D「ああ、そうみたいだな……」
従者C「とっとと、早く蘇生魔法を掛けろ!」
従者B「!?」クルッ
従者C「相変わらず、お嬢様はパワフルだな」
従者C「また、あの奥様の事を振り回してる」
従者D「ああ、そうみたいだな……」
718: 2013/11/04(月) 19:06:53 ID:eAJhs6Jc
従者A「さすがは、あの奥様の一人娘だ……」
従者A「こう言った所も、実の母親似か……」
従者A「思えば、奥様がご幼少の頃もこんな感じだったし……」
従者A「本当に、こう言った所まで似てしまうんだな……」
マンボウの群れ「……」
ザザーーン、ザザーーン……
従者A「こう言った所も、実の母親似か……」
従者A「思えば、奥様がご幼少の頃もこんな感じだったし……」
従者A「本当に、こう言った所まで似てしまうんだな……」
マンボウの群れ「……」
ザザーーン、ザザーーン……
719: 2013/11/04(月) 19:08:17 ID:eAJhs6Jc
従者C「あっ、奥様に気づかれた……」
従者C「すっげーっ顔して、俺達の事を睨んでる……」
従者C「相変わらず、奥様は地獄耳だ……」
従者C「こりゃあ、後で始末書書かされるな……」
従者B「ああ、そうみたいだな……」
従者A「……」ガクッ
従者C「すっげーっ顔して、俺達の事を睨んでる……」
従者C「相変わらず、奥様は地獄耳だ……」
従者C「こりゃあ、後で始末書書かされるな……」
従者B「ああ、そうみたいだな……」
従者A「……」ガクッ
720: 2013/11/04(月) 19:08:29 ID:eAJhs6Jc
従者C「とりあえず、早く蘇生させるぞ!」
従者C「奥様、また不機嫌な顔してる!」
従者B「多分、またお嬢様が余計な事を言ったんじゃないか?」
従者B「ここ最近、ずっとお嬢様も不機嫌だったし」
従者D「ああ、そうかもな」
従者A「……」スッ
従者C「奥様、また不機嫌な顔してる!」
従者B「多分、またお嬢様が余計な事を言ったんじゃないか?」
従者B「ここ最近、ずっとお嬢様も不機嫌だったし」
従者D「ああ、そうかもな」
従者A「……」スッ
721: 2013/11/04(月) 19:08:46 ID:eAJhs6Jc
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ピタッ、ピタッ……
マンボウ「……」フワワッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ピタッ、ピタッ……
マンボウ「……」フワワッ
722: 2013/11/04(月) 19:09:00 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「ふぅ、皆、ただいま」
エルフ母「今回は、始末書以外が良い?」ニッコリ
従者達「!?」ガーーン
エルフ母「私が不機嫌な理由は、欲求不満だから」
エルフ母「ここ最近、ずっと男とやってなくて、私の体がうずうずしているの」ニコニコ
従者達「……」ビクッ
エルフ母「今回は、始末書以外が良い?」ニッコリ
従者達「!?」ガーーン
エルフ母「私が不機嫌な理由は、欲求不満だから」
エルフ母「ここ最近、ずっと男とやってなくて、私の体がうずうずしているの」ニコニコ
従者達「……」ビクッ
723: 2013/11/04(月) 19:09:15 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「まぁ、そんな冗談はさておき、早く蘇生させて」
エルフ母「今から、この子達を全て海に帰すから」
エルフ母「相変わらず、ウチの馬鹿娘は自己中で我が儘でね!」
エルフ母「本当に、可哀想なくらいなまでに、この私に酷く似ちゃったから!」ニコニコ
従者達「……」ビクビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「今から、この子達を全て海に帰すから」
エルフ母「相変わらず、ウチの馬鹿娘は自己中で我が儘でね!」
エルフ母「本当に、可哀想なくらいなまでに、この私に酷く似ちゃったから!」ニコニコ
従者達「……」ビクビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
724: 2013/11/04(月) 19:10:47 ID:eAJhs6Jc
エルフ「ねぇ、お母様。これどうする?」
エルフ「先に、海に流しとく?」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「やっぱり、皆が一緒の方が良いかな?」
エルフ「そしたら、この子も安心出来ちゃうのかな?」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「先に、海に流しとく?」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「やっぱり、皆が一緒の方が良いかな?」
エルフ「そしたら、この子も安心出来ちゃうのかな?」
マンボウ「……」フワワッ
725: 2013/11/04(月) 19:11:11 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「従者A。早く蘇生させて」
エルフ母「早くしないと、あんた達四人を食べてしまうわよ」ニコニコ
従者達「……」ビクビクッ
エルフ母「今の私、物凄く最低な母親だから」
エルフ母「やっぱり、蛙の子は蛙と言う事かしら?」ニコニコ
エルフ「……」ピキッ
エルフ母「早くしないと、あんた達四人を食べてしまうわよ」ニコニコ
従者達「……」ビクビクッ
エルフ母「今の私、物凄く最低な母親だから」
エルフ母「やっぱり、蛙の子は蛙と言う事かしら?」ニコニコ
エルフ「……」ピキッ
726: 2013/11/04(月) 19:11:24 ID:eAJhs6Jc
エルフ母「あら? どうしたの?」
エルフ母「早く、あのマンボウ達を蘇生させてほしいんだけど」
エルフ母「やっぱり、私みたいなおばさんは嫌?」
エルフ母「私みたいな淫乱な女は、母親としては失格と言う事かしら?」ニコニコ
従者達「……」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ母「早く、あのマンボウ達を蘇生させてほしいんだけど」
エルフ母「やっぱり、私みたいなおばさんは嫌?」
エルフ母「私みたいな淫乱な女は、母親としては失格と言う事かしら?」ニコニコ
従者達「……」
マンボウ「……」フワワッ
727: 2013/11/04(月) 19:11:56 ID:eAJhs6Jc
エルフ「従者A。早く蘇生させて」
エルフ「お母様の言う事、無視しといて良い」
従者A「はっ!」
エルフ母「……」ピキッ
エルフ「それと、お母様もふざけない」
エルフ「後で、ゆっくりと話し相手になってあげるから」
エルフ「お母様の言う事、無視しといて良い」
従者A「はっ!」
エルフ母「……」ピキッ
エルフ「それと、お母様もふざけない」
エルフ「後で、ゆっくりと話し相手になってあげるから」
728: 2013/11/04(月) 19:12:13 ID:eAJhs6Jc
従者A「とりあえず、今から蘇生するぞ」
従者A「おいっ、お前ら早く呪文唱えろ!」クルッ
従者達「あいよ」ビシッ
従者A「お嬢様。暫しお待ちを!」
従者「すぐ済ませますので!」ニッコリ
ザザーーン、ザザーーン……
従者A「おいっ、お前ら早く呪文唱えろ!」クルッ
従者達「あいよ」ビシッ
従者A「お嬢様。暫しお待ちを!」
従者「すぐ済ませますので!」ニッコリ
ザザーーン、ザザーーン……
729: 2013/11/05(火) 07:39:43 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「全く、ウチの男達は……」
エルフ母「相変わらず、ただの馬鹿なんだから……」
エルフ「……」ニヤリ
エルフ母「今後、本当に四人とも食べてあげようかしら?」
エルフ母「味付けは、何が合うかしらね?」
エルフ「え?」キョトン
エルフ母「相変わらず、ただの馬鹿なんだから……」
エルフ「……」ニヤリ
エルフ母「今後、本当に四人とも食べてあげようかしら?」
エルフ母「味付けは、何が合うかしらね?」
エルフ「え?」キョトン
730: 2013/11/05(火) 07:39:59 ID:GrtsaXfQ
エルフ「あの、お母様……」
エルフ「今の、どう言う事?……」
エルフ「出来れば、冗談だって言ってほしいんだけど……」
エルフ母「……」
エルフ「やっぱり、ついさっきのは聞き違いなのよね?……」
エルフ「出来れば、そう言ってくれた方が物凄く嬉しいなぁ……」ジーーッ
エルフ「今の、どう言う事?……」
エルフ「出来れば、冗談だって言ってほしいんだけど……」
エルフ母「……」
エルフ「やっぱり、ついさっきのは聞き違いなのよね?……」
エルフ「出来れば、そう言ってくれた方が物凄く嬉しいなぁ……」ジーーッ
731: 2013/11/05(火) 07:40:33 ID:GrtsaXfQ
従者A「……」ブツブツ
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
エルフ「……」ジーーッ
エルフ母「……」
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
エルフ「……」ジーーッ
エルフ母「……」
732: 2013/11/05(火) 07:40:45 ID:GrtsaXfQ
従者A「……」ブツブツ
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
エルフ「……」ジーーッ
エルフ母「……」ニッコリ
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
エルフ「……」ジーーッ
エルフ母「……」ニッコリ
733: 2013/11/05(火) 07:40:58 ID:GrtsaXfQ
「あっ、エルフさん達お帰りなさい!」
「もう、あの子を連れてきたんですか?」
エルフ母「……」クルッ
「エルフさん。おかえりなさい!」
「こっちはこっちで、なんとかなりそうです!」
ザザーーン、ザザーーン……
「もう、あの子を連れてきたんですか?」
エルフ母「……」クルッ
「エルフさん。おかえりなさい!」
「こっちはこっちで、なんとかなりそうです!」
ザザーーン、ザザーーン……
734: 2013/11/05(火) 07:41:10 ID:GrtsaXfQ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、ピタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」ブツブツ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、ピタッ……
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」ブツブツ
735: 2013/11/05(火) 07:41:23 ID:GrtsaXfQ
魔術師「それで、今は何をなされてるんですか?」
魔術師「何故か、不気味な魚が沢山並んでいますけど」
マンボウの群れ「……」
魔術師「これ、確か私の住んでる町の漁港から買い取ってた魚達ですよね?」
魔術師「一体、今から何をなさるおつもりなんですか?」
マンボウ「……」フワワッ
魔術師「何故か、不気味な魚が沢山並んでいますけど」
マンボウの群れ「……」
魔術師「これ、確か私の住んでる町の漁港から買い取ってた魚達ですよね?」
魔術師「一体、今から何をなさるおつもりなんですか?」
マンボウ「……」フワワッ
736: 2013/11/05(火) 07:41:37 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「ああ、これ?」
魔法使い「これは、今から海に帰す魚達だよ」
魔法使い「なんか、君の住む町の漁港でモンスターと間違えられていてね」
魔法使い「それで、この魚自体は何も問題はなかったから、今から海に帰すとこなんだ」
魔術師「え?」
マンボウの群れ「……」
魔法使い「これは、今から海に帰す魚達だよ」
魔法使い「なんか、君の住む町の漁港でモンスターと間違えられていてね」
魔法使い「それで、この魚自体は何も問題はなかったから、今から海に帰すとこなんだ」
魔術師「え?」
マンボウの群れ「……」
737: 2013/11/05(火) 07:41:55 ID:GrtsaXfQ
魔術師「あの、それって大丈夫なの?……」
魔術師「モンスターを、今から海にばら蒔くと言う訳じゃないんだよね?……」
魔法使い「うん。そうだけど」
魔術師「なら、何でこの魚達はモンスター扱いされたの?……」
魔術師「やっぱり、見た目自体が不気味だったから?……」
マンボウ「……」ムカッ
魔術師「モンスターを、今から海にばら蒔くと言う訳じゃないんだよね?……」
魔法使い「うん。そうだけど」
魔術師「なら、何でこの魚達はモンスター扱いされたの?……」
魔術師「やっぱり、見た目自体が不気味だったから?……」
マンボウ「……」ムカッ
738: 2013/11/05(火) 07:42:06 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「ええ、そうなんですよ」
エルフ母「ウチの娘が、“早く海に戻したい!”って聞かなくて」ニッコリ
エルフ「……」
魔術師「ああ、そうなんですか」
魔術師「やっぱり、小さいお子さんを持つと大変ですからね」ニッコリ
エルフ「……」ムカッ
エルフ母「ウチの娘が、“早く海に戻したい!”って聞かなくて」ニッコリ
エルフ「……」
魔術師「ああ、そうなんですか」
魔術師「やっぱり、小さいお子さんを持つと大変ですからね」ニッコリ
エルフ「……」ムカッ
739: 2013/11/05(火) 07:44:23 ID:GrtsaXfQ
魔術師「でも、これって確かモンスター扱いされてますよね?」
魔術師「普通は、これはいけない事だと思うんですけど」
エルフ母「……」
魔法使い「だが、この子達はモンスターじゃなかった」
魔法使い「だから、ボク達の手で自然に返してあげても、何も問題なんかないよ」
魔術師「……だけど」
魔術師「普通は、これはいけない事だと思うんですけど」
エルフ母「……」
魔法使い「だが、この子達はモンスターじゃなかった」
魔法使い「だから、ボク達の手で自然に返してあげても、何も問題なんかないよ」
魔術師「……だけど」
740: 2013/11/05(火) 07:44:35 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「XXXXXさん。大丈夫ですよ!」
エルフ母「今回の事を黙っててくれたら、XXXXさんがあなたと結婚してくださるそうですから!」ニッコリ
魔術師「え?」
魔法使い「!?」
エルフ母「彼、こんなんだけど、あなたの事を愛しているみたいですから!」
エルフ母「そうじゃなきゃ、彼が私に手を出さないのも納得がいきますよ!」ニコニコ
エルフ母「今回の事を黙っててくれたら、XXXXさんがあなたと結婚してくださるそうですから!」ニッコリ
魔術師「え?」
魔法使い「!?」
エルフ母「彼、こんなんだけど、あなたの事を愛しているみたいですから!」
エルフ母「そうじゃなきゃ、彼が私に手を出さないのも納得がいきますよ!」ニコニコ
741: 2013/11/05(火) 07:44:56 ID:GrtsaXfQ
魔術師「XXXX君。今の本当なの?……」
魔術師「私の事、本気で愛してくれているの?……」チラッ
魔法使い「……」ビクッ
魔術師「そうか。やっと効果出たんだ……」
魔術師「毎日、“XXXXX君と結ばれます様に!”って、呪文とか唱えといて正解だった!……」ウルウルッ
魔法使い「!?」ガーーン
魔術師「私の事、本気で愛してくれているの?……」チラッ
魔法使い「……」ビクッ
魔術師「そうか。やっと効果出たんだ……」
魔術師「毎日、“XXXXX君と結ばれます様に!”って、呪文とか唱えといて正解だった!……」ウルウルッ
魔法使い「!?」ガーーン
742: 2013/11/05(火) 07:45:07 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「とりあえず、今回の事は黙ってて下さいますよね?」
エルフ母「その代わりに、私がXXXXXさんと結婚させてあげますから」ニコニコ
魔術師「はいっ!」ニッコリ
魔法使い「――――――――っ!?」ガーーン
エルフ母「ちなみに、ウチの里のはかなり強力ですよ!」
エルフ母「今なら、特別にXXXXXさんにサービスしときます!」ニコニコ
エルフ母「その代わりに、私がXXXXXさんと結婚させてあげますから」ニコニコ
魔術師「はいっ!」ニッコリ
魔法使い「――――――――っ!?」ガーーン
エルフ母「ちなみに、ウチの里のはかなり強力ですよ!」
エルフ母「今なら、特別にXXXXXさんにサービスしときます!」ニコニコ
743: 2013/11/05(火) 07:45:19 ID:GrtsaXfQ
魔術師「なら、後で色々とサポートの方をお願い致します!」
魔術師「私、ずっと夢に見てきましたからね!」
魔術師「XXXX君と結婚して、二人で仲良く暮らす事!」
魔術師「勿論、私の住む町で!」ウルウルッ
魔法使い「……」ビクビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
魔術師「私、ずっと夢に見てきましたからね!」
魔術師「XXXX君と結婚して、二人で仲良く暮らす事!」
魔術師「勿論、私の住む町で!」ウルウルッ
魔法使い「……」ビクビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
744: 2013/11/05(火) 07:45:31 ID:GrtsaXfQ
従者「お嬢様。蘇生完了しました!」
従者「いつでも、海に戻せます!」
マンボウの群れ「……」ピチピチッ
エルフ「お母様。蘇生出来たって!」
エルフ「今から私、マンボウ達を海に帰すから!」
エルフ母「ええ、了解したわ!」ニコニコ
従者「いつでも、海に戻せます!」
マンボウの群れ「……」ピチピチッ
エルフ「お母様。蘇生出来たって!」
エルフ「今から私、マンボウ達を海に帰すから!」
エルフ母「ええ、了解したわ!」ニコニコ
745: 2013/11/05(火) 07:46:01 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「XXXXさん。その話は、後にしましょ!」
エルフ母「今は、マンボウ達を海に帰す事が先決です!」
エルフ母「私の乗ってきた荷馬車に、エルフの里特製の惚れ薬があります!」
エルフ母「それ、かなり強力でしてね!」
エルフ母「後で、彼に飲ませたらOKですから!」ニッコリ
魔術師「はい。かしこまりました!」ウルウルッ
エルフ母「今は、マンボウ達を海に帰す事が先決です!」
エルフ母「私の乗ってきた荷馬車に、エルフの里特製の惚れ薬があります!」
エルフ母「それ、かなり強力でしてね!」
エルフ母「後で、彼に飲ませたらOKですから!」ニッコリ
魔術師「はい。かしこまりました!」ウルウルッ
746: 2013/11/05(火) 07:46:15 ID:GrtsaXfQ
エルフ「従者A。今後は浮かして」
エルフ「マンボウ達を浮かした後、海にゆっくりと入れてあげて」
従者A「はっ!」
エルフ「後、私が今浮かしてるのは、私が入れるわ」
エルフ「この子、かなり厄介でね」
エルフ「ついさっきも、かなり暴れてたから」
エルフ「マンボウ達を浮かした後、海にゆっくりと入れてあげて」
従者A「はっ!」
エルフ「後、私が今浮かしてるのは、私が入れるわ」
エルフ「この子、かなり厄介でね」
エルフ「ついさっきも、かなり暴れてたから」
747: 2013/11/05(火) 07:46:46 ID:GrtsaXfQ
従者A「よし、皆浮かせ!」
従者A「一斉に、今後は浮かしていくぞ!」
従者達「お――っ!」
従者A「皆、お嬢様の為に慎重にな!」
従者A「せめて、お嬢様だけでもまともに育て上げるんだ!」
従者達「お――っ!」ビシッ
従者A「一斉に、今後は浮かしていくぞ!」
従者達「お――っ!」
従者A「皆、お嬢様の為に慎重にな!」
従者A「せめて、お嬢様だけでもまともに育て上げるんだ!」
従者達「お――っ!」ビシッ
748: 2013/11/05(火) 07:46:57 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「うふふっ、まともか……」
エルフ母「それに関してだけは、激しく同意するわ……」
エルフ母「後で、ゆっくりとあんた達の事を相手してあげる……」
エルフ母「主に、拳でね!」ニコニコ
エルフ「……」ビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「それに関してだけは、激しく同意するわ……」
エルフ母「後で、ゆっくりとあんた達の事を相手してあげる……」
エルフ母「主に、拳でね!」ニコニコ
エルフ「……」ビクッ
ザザーーン、ザザーーン……
749: 2013/11/05(火) 07:49:09 ID:GrtsaXfQ
従者A「……」ブツブツ
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」
750: 2013/11/05(火) 07:49:20 ID:GrtsaXfQ
従者A「……」ブツブツ
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」ポワン
従者B「……」ブツブツ
従者C「……」ブツブツ
従者D「……」ブツブツ
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」ポワン
751: 2013/11/05(火) 07:49:31 ID:GrtsaXfQ
マンボウ(なんか、よく分からないけど、私浮いているみたいね……)
マンボウ(私のお仲間達、一体どうなるのかしら?……)フワワッ
従者A「……」ブツブツ
マンボウ(ああ、なんか危なくなってきた……)
マンボウ(そろそろ私、海に戻りたいなぁ……)フワワッ
従者B「……」ブツブツ
マンボウ(私のお仲間達、一体どうなるのかしら?……)フワワッ
従者A「……」ブツブツ
マンボウ(ああ、なんか危なくなってきた……)
マンボウ(そろそろ私、海に戻りたいなぁ……)フワワッ
従者B「……」ブツブツ
752: 2013/11/05(火) 07:49:44 ID:GrtsaXfQ
マンボウ(早く、早く海に戻して……)
マンボウ(私、かなり呼吸が危なくなってきたんだけど……)フワワッ
従者C「……」ブツブツ
マンボウ(ああ、なんか目の前が暗くなってきた……)
マンボウ(私、とうとう氏んでしまうのかしら?……)フワワッ
従者D「……」ブツブツ
マンボウ(私、かなり呼吸が危なくなってきたんだけど……)フワワッ
従者C「……」ブツブツ
マンボウ(ああ、なんか目の前が暗くなってきた……)
マンボウ(私、とうとう氏んでしまうのかしら?……)フワワッ
従者D「……」ブツブツ
753: 2013/11/05(火) 07:49:55 ID:GrtsaXfQ
マンボウ(あら? 私の視界が戻った……)
マンボウ(それもどう言う訳か、私の呼吸もよくなってきてる……)
マンボウ(一体、何がどうなっているの?……)
マンボウ(私の体、本当にどうなっているの?)
エルフ「……」ブツブツ
ザザーーン、ザザーーン……
マンボウ(それもどう言う訳か、私の呼吸もよくなってきてる……)
マンボウ(一体、何がどうなっているの?……)
マンボウ(私の体、本当にどうなっているの?)
エルフ「……」ブツブツ
ザザーーン、ザザーーン……
754: 2013/11/05(火) 07:50:08 ID:GrtsaXfQ
マンボウ(ああっ、なんか私のお仲間達も変化してきた……)
マンボウ(私のお仲間達もまた、私同様に活力に満ちていく……)
マンボウ(おまけに、皆が浮き出してきたわね……)
マンボウ(このまま、私達は本当に海に戻されるのかしら?……)
従者達「……」スッ
従者達「はっ!」ボワッ
マンボウ(私のお仲間達もまた、私同様に活力に満ちていく……)
マンボウ(おまけに、皆が浮き出してきたわね……)
マンボウ(このまま、私達は本当に海に戻されるのかしら?……)
従者達「……」スッ
従者達「はっ!」ボワッ
755: 2013/11/05(火) 07:50:19 ID:GrtsaXfQ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
従者達「くっ……」プルプルッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
従者A「なんて、重さだ……」プルプルッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
従者達「くっ……」プルプルッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
従者A「なんて、重さだ……」プルプルッ
756: 2013/11/05(火) 07:50:41 ID:GrtsaXfQ
従者A「よしっ、皆浮いたな!」
従者A「ゆっくりと、そのまま海に入れていけ!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
従者A「皆、マンボウ達が氏なないうちに早くな!」
従者A「そろそろ、マンボウ達の呼吸がヤバくなってきたぞ!」プルプルッ
従者C「あいよ!」プルプルッ
従者A「ゆっくりと、そのまま海に入れていけ!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
従者A「皆、マンボウ達が氏なないうちに早くな!」
従者A「そろそろ、マンボウ達の呼吸がヤバくなってきたぞ!」プルプルッ
従者C「あいよ!」プルプルッ
757: 2013/11/05(火) 07:50:52 ID:GrtsaXfQ
従者C「従者A。これ重すぎるぞ!」
従者C「いくらなんでも、これ無理っぽくないか!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
従者A「だが、これもお嬢様の為だ!」
従者A「せめて、お嬢様だけでもまともに育てあげるんだ!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
従者C「いくらなんでも、これ無理っぽくないか!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
従者A「だが、これもお嬢様の為だ!」
従者A「せめて、お嬢様だけでもまともに育てあげるんだ!」プルプルッ
マンボウの群れ「……」フワワッ
758: 2013/11/05(火) 07:51:13 ID:GrtsaXfQ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ジャボジャボジャボッ、ジャボジャボジャボッ……
ザザーーン、ザザーーン……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
ジャボジャボジャボッ、ジャボジャボジャボッ……
ザザーーン、ザザーーン……
759: 2013/11/05(火) 15:12:17 ID:GrtsaXfQ
しばらくして――
従者A「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者B「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者C「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者D「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
マンボウの群れ「……」プカプカ
従者A「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者B「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者C「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
従者D「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
マンボウの群れ「……」プカプカ
760: 2013/11/05(火) 15:12:31 ID:GrtsaXfQ
従者A「お嬢様。海に戻しました……」
従者A「次は、どうなさいますか?……」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「そうね。次は、私が投下するわ」
エルフ「あなた達は、しばらくそこで休んでなさい」
従者A「はっ、かしこまりました……」
従者A「次は、どうなさいますか?……」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「そうね。次は、私が投下するわ」
エルフ「あなた達は、しばらくそこで休んでなさい」
従者A「はっ、かしこまりました……」
761: 2013/11/05(火) 15:12:43 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「娘。早く、投下してよね?」
エルフ母「私、早く次の事をやりたいんだけど」
マンボウの群れ「……」プカプカ
エルフ母「私、早く次の事をしたいわ」
エルフ母「だから、早く投下してよね」
エルフ「はいはい」
エルフ母「私、早く次の事をやりたいんだけど」
マンボウの群れ「……」プカプカ
エルフ母「私、早く次の事をしたいわ」
エルフ母「だから、早く投下してよね」
エルフ「はいはい」
762: 2013/11/05(火) 15:12:54 ID:GrtsaXfQ
エルフ「さて、次はあなたの番ね」
エルフ「これで、あなたはようやく海に戻れる」
エルフ「毎回、誰かに会う度に“海に返せって!”って、煩さかったからね」
エルフ「これで、あなたも少しは機嫌を治してくれるのかしら?」ニッコリ
マンボウ「……」フワワッ
魔術師「……?」
エルフ「これで、あなたはようやく海に戻れる」
エルフ「毎回、誰かに会う度に“海に返せって!”って、煩さかったからね」
エルフ「これで、あなたも少しは機嫌を治してくれるのかしら?」ニッコリ
マンボウ「……」フワワッ
魔術師「……?」
763: 2013/11/05(火) 15:13:06 ID:GrtsaXfQ
エルフ「あら? どうしたの?」
エルフ「あなたの口、全く聞けなくなってしまったの?」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「もしかして、早く海に戻りたいの?」
エルフ「せめて、最後くらいは見送りとかしたいなぁ」
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ「あなたの口、全く聞けなくなってしまったの?」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「もしかして、早く海に戻りたいの?」
エルフ「せめて、最後くらいは見送りとかしたいなぁ」
ザザーーン、ザザーーン……
764: 2013/11/05(火) 15:28:31 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「娘。早く入れて」
エルフ母「じゃないと、先にこっちは放流しちゃうわよ」
エルフ母「今のあんた、かなり馬鹿だわ」
エルフ母「なんで、こんな魚にそこまで肩入れするんだか」
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」プカプカ
エルフ母「じゃないと、先にこっちは放流しちゃうわよ」
エルフ母「今のあんた、かなり馬鹿だわ」
エルフ母「なんで、こんな魚にそこまで肩入れするんだか」
マンボウ「……」フワワッ
マンボウの群れ「……」プカプカ
765: 2013/11/05(火) 15:28:43 ID:GrtsaXfQ
エルフ「はいはい。わかりましたよ」
エルフ「今すぐ、海に入れれば良いんでしょ?」
エルフ「全く、お母様はいつもこうなんだから」
エルフ「私が何に興味を示そうが、それは私の勝手でしょ?」
エルフ母「なんですって?」ムカッ
魔法使い「……」
エルフ「今すぐ、海に入れれば良いんでしょ?」
エルフ「全く、お母様はいつもこうなんだから」
エルフ「私が何に興味を示そうが、それは私の勝手でしょ?」
エルフ母「なんですって?」ムカッ
魔法使い「……」
766: 2013/11/05(火) 15:29:03 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「XXXXXX。早く、それを海に入れなさい!」
エルフ母「何で、あんたは私の言う事を聞かないの?」
エルフ母「一体、何でここまでそっくりなのよ!」
エルフ母「今更ながらも、それに腹立ってきた!」
エルフ母「本当に、神様も残酷な事をしてくれるわ!」ムカムカッ
従者達「……」コクン
エルフ母「何で、あんたは私の言う事を聞かないの?」
エルフ母「一体、何でここまでそっくりなのよ!」
エルフ母「今更ながらも、それに腹立ってきた!」
エルフ母「本当に、神様も残酷な事をしてくれるわ!」ムカムカッ
従者達「……」コクン
767: 2013/11/05(火) 15:29:27 ID:GrtsaXfQ
エルフ「さよなら、マンボウ!」
エルフ「またいつか、どこかの海で会えるといいね!」
エルフ「その時は、いつになるかな?」
エルフ「また、あなたの事だから、その辺の砂浜に打ち上げられてる可能性があるかもしれないけど!」
エルフ「また、私が旅をする機会があれば、また会いましょうね!」ニッコリ
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「またいつか、どこかの海で会えるといいね!」
エルフ「その時は、いつになるかな?」
エルフ「また、あなたの事だから、その辺の砂浜に打ち上げられてる可能性があるかもしれないけど!」
エルフ「また、私が旅をする機会があれば、また会いましょうね!」ニッコリ
マンボウ「……」フワワッ
768: 2013/11/05(火) 15:29:38 ID:GrtsaXfQ
エルフ「私、あなた達の事を忘れないから!」
エルフ「今度は、確実に観賞用として捕獲してあげるから!」
マンボウ「!?」フワワッ
エルフ「私、あなた達の事を食べたりはしないし!」
エルフ「お母様と違って、あなた達の種族には乱暴をしたりしないからね!」
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ「今度は、確実に観賞用として捕獲してあげるから!」
マンボウ「!?」フワワッ
エルフ「私、あなた達の事を食べたりはしないし!」
エルフ「お母様と違って、あなた達の種族には乱暴をしたりしないからね!」
ザザーーン、ザザーーン……
769: 2013/11/05(火) 15:31:45 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「あんた、本当にいい度胸してるわ……」
エルフ母「この私を、完全に無視しちゃうとか……」
エルフ母「やっぱり、子育てってかなり難しいわね……」
エルフ母「本当に、幼い頃の私にそっくり……」
エルフ母「お母様。よく、それにずっと耐え続けていたわよね……」
従者A(ええ、全くです……)
エルフ母「この私を、完全に無視しちゃうとか……」
エルフ母「やっぱり、子育てってかなり難しいわね……」
エルフ母「本当に、幼い頃の私にそっくり……」
エルフ母「お母様。よく、それにずっと耐え続けていたわよね……」
従者A(ええ、全くです……)
770: 2013/11/05(火) 15:31:56 ID:GrtsaXfQ
エルフ「さぁ、今から海に戻りましょうか?」
エルフ「あなたは、そのまま海に戻って」
エルフ「あなたが海に戻ってすぐ、あなたの仲間達も解放されるから」
エルフ「後は、自分達で泳いでどこへでも好きな所にまでいってらっしゃい」
エルフ「今度は、なるべくお母様みたいな人には捕まらない様にね!」ニコニコ
マンボウ「……」
エルフ「あなたは、そのまま海に戻って」
エルフ「あなたが海に戻ってすぐ、あなたの仲間達も解放されるから」
エルフ「後は、自分達で泳いでどこへでも好きな所にまでいってらっしゃい」
エルフ「今度は、なるべくお母様みたいな人には捕まらない様にね!」ニコニコ
マンボウ「……」
771: 2013/11/05(火) 15:32:06 ID:GrtsaXfQ
従者A「お嬢様。そろそろ、お時間です」
従者A「そろそろ、マンボウを海にお戻し下さい」
エルフ「ええ、了解したわ」ニコニコ
エルフ「……」スッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
従者A「そろそろ、マンボウを海にお戻し下さい」
エルフ「ええ、了解したわ」ニコニコ
エルフ「……」スッ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
772: 2013/11/05(火) 15:32:17 ID:GrtsaXfQ
エルフ「さよなら。マンボウ!」
エルフ「いつかまた、本当に会いましょう!」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「今度、あなたと会う時には、観賞用として捕獲してあげる!」
エルフ「だから、それまであなたは生き延びて!」
エルフ「私、あなたが必ず生き残ってくれるって、信じてるから!」ニコニコ
エルフ「いつかまた、本当に会いましょう!」
マンボウ「……」フワワッ
エルフ「今度、あなたと会う時には、観賞用として捕獲してあげる!」
エルフ「だから、それまであなたは生き延びて!」
エルフ「私、あなたが必ず生き残ってくれるって、信じてるから!」ニコニコ
773: 2013/11/05(火) 15:32:29 ID:GrtsaXfQ
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スッ、ジャボン……
マンボウ「……」
マンボウの群れ「……」プカプカ
ザザーーン、ザザーーン……
フワワッ、フワワッ、フワワッ……
スッ、ジャボン……
マンボウ「……」
マンボウの群れ「……」プカプカ
ザザーーン、ザザーーン……
774: 2013/11/05(火) 16:19:12 ID:GrtsaXfQ
エルフ「お母様。もう良いわよ」
エルフ「もう、マンボウ達を動かしても構わないから」チラッ
エルフ母「……」ニッコリ
エルフ「後は、マンボウ達を遠くまで誘導するだけ」
エルフ「あのマンボウ達、かなり長い時間待たせちゃってたから」
エルフ「だから、早く泳がせてあげて!」ニコニコ
エルフ「もう、マンボウ達を動かしても構わないから」チラッ
エルフ母「……」ニッコリ
エルフ「後は、マンボウ達を遠くまで誘導するだけ」
エルフ「あのマンボウ達、かなり長い時間待たせちゃってたから」
エルフ「だから、早く泳がせてあげて!」ニコニコ
775: 2013/11/05(火) 16:19:44 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「ええ、了解したわ」
エルフ母「早速、あのマンボウ達を動かしてあげる」
エルフ母「以前から、魚を自由自在にコントロールしてみたかったからね」
エルフ母「一体、この子達はどんな風に動いてくれるのかしら?」ニコニコ
魔術師「え?」
魔術師「は?」
エルフ母「早速、あのマンボウ達を動かしてあげる」
エルフ母「以前から、魚を自由自在にコントロールしてみたかったからね」
エルフ母「一体、この子達はどんな風に動いてくれるのかしら?」ニコニコ
魔術師「え?」
魔術師「は?」
776: 2013/11/05(火) 16:19:55 ID:GrtsaXfQ
エルフ「お母様。今のマンボウ達、まだ意識はあるわ」
エルフ「今は、私が魔法で体力等を定期的に回復させてる」
エルフ「けれど、それもそろそろ切れそう」
エルフ「だから、マンボウ達を早く動かしてあげて」
エルフ母「はいはい」
マンボウの群れ「……」プカプカ
エルフ「今は、私が魔法で体力等を定期的に回復させてる」
エルフ「けれど、それもそろそろ切れそう」
エルフ「だから、マンボウ達を早く動かしてあげて」
エルフ母「はいはい」
マンボウの群れ「……」プカプカ
777: 2013/11/05(火) 16:20:08 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「……」スッ
マンボウの群れ「……」クルッ
マンボウの群れ「……」パチッ
マンボウの群れ「……」シャキン
マンボウの群れ「……」
マンボウの群れ「……」
マンボウの群れ「……」クルッ
マンボウの群れ「……」パチッ
マンボウの群れ「……」シャキン
マンボウの群れ「……」
マンボウの群れ「……」
778: 2013/11/05(火) 16:20:21 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「……」スッ
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
ザザーーン、ザザーーン……
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
マンボウの群れ「……」スイスイ
ザザーーン、ザザーーン……
779: 2013/11/05(火) 16:20:33 ID:GrtsaXfQ
エルフ「……」
エルフ母「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」
海鳥達「……」
エルフ母「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」
海鳥達「……」
780: 2013/11/05(火) 16:20:44 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「皆、ご苦労様」
エルフ母「後は、ここから撤収するだけね」クルッ
従者達「……」ムクッ
エルフ母「XXXXさん、XXXXXさん。ご協力ありがとうございました」
エルフ母「短い間でしたが、ウチの者達がご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありません」ペコッ
従者達「……」クルッ
エルフ母「後は、ここから撤収するだけね」クルッ
従者達「……」ムクッ
エルフ母「XXXXさん、XXXXXさん。ご協力ありがとうございました」
エルフ母「短い間でしたが、ウチの者達がご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありません」ペコッ
従者達「……」クルッ
781: 2013/11/05(火) 16:20:55 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「こちらこそ、貴重な体験を有り難うございます」
魔法使い「これで、ボクの研究も一層捗ることになります」
魔法使い「特に、娘さんの使用する魔法等は大変興味深い」
魔法使い「また、いつかあなた達と共に何かを成し遂げてみたいです」ニッコリ
魔術師「……」ペコッ
エルフ「……」
魔法使い「これで、ボクの研究も一層捗ることになります」
魔法使い「特に、娘さんの使用する魔法等は大変興味深い」
魔法使い「また、いつかあなた達と共に何かを成し遂げてみたいです」ニッコリ
魔術師「……」ペコッ
エルフ「……」
782: 2013/11/05(火) 16:21:07 ID:GrtsaXfQ
魔術師「エルフさん。本当に、今日はありがとうございました」
魔術師「これで私は、XXXX君と二人仲良く結ばれる事が出来ます」
魔術師「早速、その件についても進めてもらえませんか?」
魔術師「私、早くXXXX君と早く結婚したい!」
魔術師「神父様とかにも、すぐに報告をしたいんで!」ニッコリ
魔法使い「!?」ハッ
魔術師「これで私は、XXXX君と二人仲良く結ばれる事が出来ます」
魔術師「早速、その件についても進めてもらえませんか?」
魔術師「私、早くXXXX君と早く結婚したい!」
魔術師「神父様とかにも、すぐに報告をしたいんで!」ニッコリ
魔法使い「!?」ハッ
783: 2013/11/05(火) 16:21:18 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「ええ、わかりました」
エルフ母「早速、そちらの件も取りかからせて頂きます」
エルフ母「XXXXさん。逃げたら駄目ですよ!」
エルフ母「もし仮に、XXXXさんが逃げたら命の保証はありませんので!」ニコニコ
魔術師「やった!」ピカァ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「早速、そちらの件も取りかからせて頂きます」
エルフ母「XXXXさん。逃げたら駄目ですよ!」
エルフ母「もし仮に、XXXXさんが逃げたら命の保証はありませんので!」ニコニコ
魔術師「やった!」ピカァ
ザザーーン、ザザーーン……
784: 2013/11/05(火) 16:22:49 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「従者A。今すぐ撤収用意!」
エルフ母「それを終えたら、すぐにここを発つわ!」
エルフ母「XXXXXXは、馬車で大人しくしてる事!」
エルフ母「今度は、ちゃんと私の言う事を聞いといてね!」ニコニコ
従者達「はっ!」
エルフ「はいはい」
エルフ母「それを終えたら、すぐにここを発つわ!」
エルフ母「XXXXXXは、馬車で大人しくしてる事!」
エルフ母「今度は、ちゃんと私の言う事を聞いといてね!」ニコニコ
従者達「はっ!」
エルフ「はいはい」
785: 2013/11/05(火) 16:23:00 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「あの、エルフさん……」
魔法使い「今の冗談ですよね?……」
魔法使い「どうして、ボクは彼女と結婚しなきゃいけないんですか?……」
魔法使い「ボク達、まだ成人したばっかなんですけど……」
魔法使い「それでも、ボク達は結婚しなきゃいけないんですか?……」ビクビクッ
エルフ母「はい。そうです!」ニコニコ
魔法使い「今の冗談ですよね?……」
魔法使い「どうして、ボクは彼女と結婚しなきゃいけないんですか?……」
魔法使い「ボク達、まだ成人したばっかなんですけど……」
魔法使い「それでも、ボク達は結婚しなきゃいけないんですか?……」ビクビクッ
エルフ母「はい。そうです!」ニコニコ
786: 2013/11/05(火) 16:23:14 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「でも、ボクは彼女と結婚する気はありませんよ……」
魔法使い「ボクと彼女は、そんなに親しくはないんですけど……」ビクビクッ
魔術師「……」ギロッ
魔法使い「ひいっ!?」ビクビクッ
魔術師「XXXX君。何か言った?」
魔術師「私達、生まれる前から恋人同士じゃない!」ニッコリ
魔法使い「ボクと彼女は、そんなに親しくはないんですけど……」ビクビクッ
魔術師「……」ギロッ
魔法使い「ひいっ!?」ビクビクッ
魔術師「XXXX君。何か言った?」
魔術師「私達、生まれる前から恋人同士じゃない!」ニッコリ
787: 2013/11/05(火) 16:23:26 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「いや、そんな事はないから……」
魔法使い「ボク達、偶々町の学校で知り合っただけのはずだけど……」
魔法使い「一体、どこをどうしたら、そんな理屈になるの?……」
魔法使い「ボク、もし仮に結婚をするなら、君以外が良い?」ビクビクッ
魔術師「……」スッ
魔法使い「!?」ビクビクッ
魔法使い「ボク達、偶々町の学校で知り合っただけのはずだけど……」
魔法使い「一体、どこをどうしたら、そんな理屈になるの?……」
魔法使い「ボク、もし仮に結婚をするなら、君以外が良い?」ビクビクッ
魔術師「……」スッ
魔法使い「!?」ビクビクッ
788: 2013/11/05(火) 16:23:36 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「従者A。早く行って」
エルフ母「私、まだここでXXXXXさんとお話があるから」
従者A「はっ!」
エルフ母「XXXXさん。もう逃げられませんよ!」
エルフ母「今のあなたは、まな板の上の鯉なんですから!」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「私、まだここでXXXXXさんとお話があるから」
従者A「はっ!」
エルフ母「XXXXさん。もう逃げられませんよ!」
エルフ母「今のあなたは、まな板の上の鯉なんですから!」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
789: 2013/11/05(火) 16:25:55 ID:GrtsaXfQ
魔法使い「エ、エルフさん……」
魔法使い「そんな、あまりにも酷い事を言わないで下さいよ……」
魔法使い「XXXXXも、冗談で言ってるんだよね?……」
魔法使い「ボク、まだ結婚とかしたくない……」
魔法使い「出来れば、全て冗談であってほしい……」
魔術師「……」
魔法使い「そんな、あまりにも酷い事を言わないで下さいよ……」
魔法使い「XXXXXも、冗談で言ってるんだよね?……」
魔法使い「ボク、まだ結婚とかしたくない……」
魔法使い「出来れば、全て冗談であってほしい……」
魔術師「……」
790: 2013/11/05(火) 16:26:26 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「XXXXXさん。もう諦めて下さい!」
エルフ母「あなたは、もう彼女と結婚をする運命なんです!」
エルフ母「本当は、あなたも彼女と結婚したいんでしょ?」
エルフ母「あなたも、そろそろ自分に正直になって下さい!」ニコニコ
魔術師「……」ジーーッ
魔法使い「……」ビクビクッ
エルフ母「あなたは、もう彼女と結婚をする運命なんです!」
エルフ母「本当は、あなたも彼女と結婚したいんでしょ?」
エルフ母「あなたも、そろそろ自分に正直になって下さい!」ニコニコ
魔術師「……」ジーーッ
魔法使い「……」ビクビクッ
791: 2013/11/05(火) 16:26:38 ID:GrtsaXfQ
魔術師「XXXX君。少し休もうか?」
魔術師「さすがに、今のXXXX君じゃ私の想いを受け入れてくれないから」
魔法使い「え?」ビクビクッ
魔術師「少しの間、XXXX君は眠っててくれる?」
魔術師「次に、XXXX君が目を覚ました時には、私と結ばれた後だから!」ニッコリ
魔法使い「――――――――っ!?」ガーーン
魔術師「さすがに、今のXXXX君じゃ私の想いを受け入れてくれないから」
魔法使い「え?」ビクビクッ
魔術師「少しの間、XXXX君は眠っててくれる?」
魔術師「次に、XXXX君が目を覚ました時には、私と結ばれた後だから!」ニッコリ
魔法使い「――――――――っ!?」ガーーン
792: 2013/11/05(火) 16:26:49 ID:GrtsaXfQ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔法使い「……」ビクビクッ
エルフ母「……」ニコニコ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔法使い「……」ビクビクッ
エルフ母「……」ニコニコ
793: 2013/11/05(火) 16:27:01 ID:GrtsaXfQ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「はっ!」ボワッ
魔法使い「!?」ガクッ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「……」ブツブツ
魔術師「はっ!」ボワッ
魔法使い「!?」ガクッ
794: 2013/11/05(火) 16:27:12 ID:GrtsaXfQ
エルフ「……」
エルフ母「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」
海鳥達「……」
エルフ母「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
従者達「……」
海鳥達「……」
795: 2013/11/05(火) 16:27:23 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「XXXXXさん。ご苦労様」
エルフ母「後は、アレを飲ますだけですね」ニッコリ
魔法使い「……」
エルフ母「全く、彼は強情なんだから」
エルフ母「いくら逃げても、それが全て無駄だと言うのに!」ニコニコ
魔術師「ええ、そうですね」ニッコリ
エルフ母「後は、アレを飲ますだけですね」ニッコリ
魔法使い「……」
エルフ母「全く、彼は強情なんだから」
エルフ母「いくら逃げても、それが全て無駄だと言うのに!」ニコニコ
魔術師「ええ、そうですね」ニッコリ
796: 2013/11/05(火) 16:27:35 ID:GrtsaXfQ
エルフ「お母様。マンボウ達はもういなくなったわ」
エルフ「そろそろ、ここを離れましょ」
エルフ母「ええ、そうね」ニコニコ
エルフ「まだ、お母様達は時間かかる?」
エルフ「先に、私はおやつ食べながら待っとくから」
エルフ母「ええ、了解したわ」ニコニコ
エルフ「そろそろ、ここを離れましょ」
エルフ母「ええ、そうね」ニコニコ
エルフ「まだ、お母様達は時間かかる?」
エルフ「先に、私はおやつ食べながら待っとくから」
エルフ母「ええ、了解したわ」ニコニコ
797: 2013/11/05(火) 16:27:47 ID:GrtsaXfQ
エルフ母「では、XXXXXさんはこちらに」
エルフ母「今から、例の薬を彼に飲ませますので」ニコニコ
魔術師「……」
エルフ母「娘。おやつ、控えめにね!」
エルフ母「それ、全部食べちゃ駄目よ!」ニコニコ
エルフ「は~~い」
エルフ母「今から、例の薬を彼に飲ませますので」ニコニコ
魔術師「……」
エルフ母「娘。おやつ、控えめにね!」
エルフ母「それ、全部食べちゃ駄目よ!」ニコニコ
エルフ「は~~い」
798: 2013/11/05(火) 16:27:57 ID:GrtsaXfQ
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