799: 2013/11/06(水) 13:36:36 ID:Owd64uX.
第1話
第2話
第3話
第4話
~とある海~
その頃――
マンボウ(ふぅ、ようやく海に戻れた……)
マンボウ(本当に、何もかもが懐かしいわ……)
マンボウ(私のお仲間達も全員無事みたいね……)
マンボウ(このまま、何もなければ良いんだけど……)スイスイ
800: 2013/11/06(水) 13:36:49 ID:Owd64uX.
マンボウ(でも、ここは今どの辺りの海なのかしら?……)
マンボウ(私、もしかして道に迷っちゃったとか?……)
マンボウ(けど、今は私のお仲間達も一緒にいる……)
マンボウ(私のお仲間達、ここが今どの辺りか分かるのかしら?……)スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(私、もしかして道に迷っちゃったとか?……)
マンボウ(けど、今は私のお仲間達も一緒にいる……)
マンボウ(私のお仲間達、ここが今どの辺りか分かるのかしら?……)スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
801: 2013/11/06(水) 13:37:01 ID:Owd64uX.
マンボウ(あら? なんか懐かしい顔が……)
マンボウ(なんともまぁ、また大群でいらしたこと……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(もしかして、私達の事を狙ってる?……)
マンボウ(もしかしなくても、私達の事を狙ってるのよね?……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(なんともまぁ、また大群でいらしたこと……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(もしかして、私達の事を狙ってる?……)
マンボウ(もしかしなくても、私達の事を狙ってるのよね?……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
802: 2013/11/06(水) 13:37:24 ID:Owd64uX.
マンボウ(とにかく、早くここから逃げなきゃ……)
マンボウ(そうしないと、また私の体に寄生虫さん達が来る……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(本当に、何で私達なんかに?……)
マンボウ(海に戻って早々、寄生虫さん達と再会するなんてね……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(そうしないと、また私の体に寄生虫さん達が来る……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(本当に、何で私達なんかに?……)
マンボウ(海に戻って早々、寄生虫さん達と再会するなんてね……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
803: 2013/11/06(水) 13:37:37 ID:Owd64uX.
マンボウB「げっ、寄生虫の群れだ!」
マンボウB「皆、逃げろ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、早く方向を変えろ!」
マンボウB「また、俺達の体に寄生虫が着くぞ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、逃げろ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、早く方向を変えろ!」
マンボウB「また、俺達の体に寄生虫が着くぞ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
804: 2013/11/06(水) 13:37:49 ID:Owd64uX.
マンボウC「ぐっ、寄生虫が……」
マンボウC「また、俺達は寄生虫に住み着かれてしまうのか?……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウC「本当に、何でこんな事に……」
マンボウC「今の俺達、とことんついてねぇな……」スイスイ
マンボウD「うっ……!?」ピタッ
マンボウC「また、俺達は寄生虫に住み着かれてしまうのか?……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウC「本当に、何でこんな事に……」
マンボウC「今の俺達、とことんついてねぇな……」スイスイ
マンボウD「うっ……!?」ピタッ
805: 2013/11/06(水) 13:38:02 ID:Owd64uX.
マンボウF「おいっ、どうした?……」
マンボウF「大丈夫か? マンボウD……」スイスイ
マンボウD「……」ズーーン
マンボウE「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウG「ぐはっ……」ピタッ
マンボウH「ぐはっ……」ピタッ
マンボウF「大丈夫か? マンボウD……」スイスイ
マンボウD「……」ズーーン
マンボウE「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウG「ぐはっ……」ピタッ
マンボウH「ぐはっ……」ピタッ
806: 2013/11/06(水) 13:38:13 ID:Owd64uX.
マンボウJ「ちょっと、皆どうしたのよ!?」
マンボウJ「何で、急に皆がバタバタ倒れていくの!?」スイスイ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウJ「皆、一体どうしたのよ!?」
マンボウJ「お願い、皆、目を覚まして!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウJ「何で、急に皆がバタバタ倒れていくの!?」スイスイ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウJ「皆、一体どうしたのよ!?」
マンボウJ「お願い、皆、目を覚まして!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
807: 2013/11/06(水) 13:38:25 ID:Owd64uX.
マンボウC「くっ、この寄生虫が!」
マンボウC「てめぇら、絶対に許さねぇ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、早く方向を変えろ!」
マンボウB「じゃないと、俺達まで奴等の餌食になるぞ!」スイスイ
マンボウの氏骸「……」ズーーン
マンボウC「てめぇら、絶対に許さねぇ!」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、早く方向を変えろ!」
マンボウB「じゃないと、俺達まで奴等の餌食になるぞ!」スイスイ
マンボウの氏骸「……」ズーーン
808: 2013/11/06(水) 13:38:38 ID:Owd64uX.
マンボウJ「けど、どうやって!?」
マンボウJ「私達、そう簡単に方向転換なんて出来ないわよ!?」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウI「わあっ、寄生虫が!?」
マンボウI「お願い、こっちに来ないで!?」スイスイ
マンボウJ「うっ!?」ピタッ
マンボウJ「私達、そう簡単に方向転換なんて出来ないわよ!?」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウI「わあっ、寄生虫が!?」
マンボウI「お願い、こっちに来ないで!?」スイスイ
マンボウJ「うっ!?」ピタッ
809: 2013/11/06(水) 13:42:33 ID:Owd64uX.
マンボウB「くっ、仕方ない……」
マンボウB「皆、このまま全速力で突っ切れ!」
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、必ず生きて戻るんだ!」
マンボウB「寄生虫ごときに、また負けてたまるか!」スイスイ
マンボウJ「……」ズーーン
マンボウB「皆、このまま全速力で突っ切れ!」
寄生虫の群れ「……」
マンボウB「皆、必ず生きて戻るんだ!」
マンボウB「寄生虫ごときに、また負けてたまるか!」スイスイ
マンボウJ「……」ズーーン
810: 2013/11/06(水) 13:43:07 ID:Owd64uX.
マンボウ(ああ、なんか嫌だわ……)
マンボウ(また、私達の体に寄生虫さんが入るんだ……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(他の皆は、バタバタと氏んでいっちゃうし……)
マンボウ(本当に、もう最悪だわ……)スイスイ
マンボウK「……」ピタッ
マンボウ(また、私達の体に寄生虫さんが入るんだ……)スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウ(他の皆は、バタバタと氏んでいっちゃうし……)
マンボウ(本当に、もう最悪だわ……)スイスイ
マンボウK「……」ピタッ
811: 2013/11/06(水) 13:43:19 ID:Owd64uX.
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
812: 2013/11/06(水) 13:43:33 ID:Owd64uX.
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
マンボウの群れ「……」スイスイ
魚の群れ「……」スイスイ
寄生虫の群れ「……」
813: 2013/11/06(水) 13:43:45 ID:Owd64uX.
マンボウ(ふぅ、なんとか突っ切れたわ……)
マンボウ(皆も、なんとか逃げ切れた様ね……)スイスイ
マンボウB「……」スイスイ
マンボウ(相変わらず、私達の種族はストレスに弱い……)
マンボウ(本当に、どうして皆がバタバタと氏んでいくのかしら?……)スイスイ
マンボウC「……」スイスイ
マンボウ(皆も、なんとか逃げ切れた様ね……)スイスイ
マンボウB「……」スイスイ
マンボウ(相変わらず、私達の種族はストレスに弱い……)
マンボウ(本当に、どうして皆がバタバタと氏んでいくのかしら?……)スイスイ
マンボウC「……」スイスイ
814: 2013/11/06(水) 14:37:35 ID:Owd64uX.
マンボウB「よしっ、皆逃げ切れたか?」
マンボウB「一体、今何匹生き残れてる?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウL「大体、俺達合わせて18匹だ……」
マンボウL「皆、さっきの寄生虫で大分やられたな……」ギュウン
マンボウB「そっ、そうか……」
マンボウB「一体、今何匹生き残れてる?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウL「大体、俺達合わせて18匹だ……」
マンボウL「皆、さっきの寄生虫で大分やられたな……」ギュウン
マンボウB「そっ、そうか……」
815: 2013/11/06(水) 14:37:47 ID:Owd64uX.
マンボウL「それで、どうする?」
マンボウL「俺達、このままどこに行くんだよ?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウL「このまま、泳いでいてもいずれは寄生虫にやられる!」
マンボウL「だから、早く目的地を決めといた方が良い!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウL「俺達、このままどこに行くんだよ?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウL「このまま、泳いでいてもいずれは寄生虫にやられる!」
マンボウL「だから、早く目的地を決めといた方が良い!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
816: 2013/11/06(水) 14:37:59 ID:Owd64uX.
マンボウN「けど、一体どこへ?」
マンボウN「私達、一体どこに行けば良いのよ?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウN「また、このままだと皆殺されちゃう……」
マンボウN「私達、またあの寄生虫達に殺されちゃうわよ……」スイスイ
マンボウN「うっ……」ピタッ
マンボウN「私達、一体どこに行けば良いのよ?」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウN「また、このままだと皆殺されちゃう……」
マンボウN「私達、またあの寄生虫達に殺されちゃうわよ……」スイスイ
マンボウN「うっ……」ピタッ
817: 2013/11/06(水) 14:38:13 ID:Owd64uX.
マンボウW「おいっ、どうした!?」
マンボウW「また、一匹やられたぞ!」スイスイ
マンボウN「……」ズーーン
マンボウW「皆、早く逃げろ!」
マンボウW「ここにも、奴等の仲間がいる!」スイスイ
マンボウV「うっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウW「また、一匹やられたぞ!」スイスイ
マンボウN「……」ズーーン
マンボウW「皆、早く逃げろ!」
マンボウW「ここにも、奴等の仲間がいる!」スイスイ
マンボウV「うっ、ぐはっ……」ピタッ
818: 2013/11/06(水) 14:38:29 ID:Owd64uX.
マンボウB「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウC「うっ、ぐぇっ……」ピタッ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウU「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウT「ぶばっ……」ピタッ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウC「うっ、ぐぇっ……」ピタッ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウU「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウT「ぶばっ……」ピタッ
マンボウ「……」スイスイ
819: 2013/11/06(水) 14:38:41 ID:Owd64uX.
マンボウ「ちょっと、一体何なのよ!?」
マンボウ「何で、海に戻って早々こんな目に遭うの!?」スイスイ
マンボウW「……」ズーーン
マンボウ「皆、なんとか生き延びて!」
マンボウ「また、私一人なんて絶対に嫌よ!」スイスイ
マンボウV「……」ズーーン
マンボウ「何で、海に戻って早々こんな目に遭うの!?」スイスイ
マンボウW「……」ズーーン
マンボウ「皆、なんとか生き延びて!」
マンボウ「また、私一人なんて絶対に嫌よ!」スイスイ
マンボウV「……」ズーーン
820: 2013/11/06(水) 14:38:52 ID:Owd64uX.
マンボウO「落ち着け。マンボウA」
マンボウO「皆、必氏に逃げ切ろうとしてる!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウO「皆、早くここから逃げるんだ!」
マンボウO「じゃないと、俺達まで奴等に殺されるんだぞ!」スイスイ
マンボウM「ぐっ!?」ピタッ
マンボウO「皆、必氏に逃げ切ろうとしてる!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウO「皆、早くここから逃げるんだ!」
マンボウO「じゃないと、俺達まで奴等に殺されるんだぞ!」スイスイ
マンボウM「ぐっ!?」ピタッ
821: 2013/11/06(水) 14:39:04 ID:Owd64uX.
マンボウR「ぐっ、うぇっ……」ピタッ
マンボウX「うっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウQ「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウP「ぶばっ、ぶはっ……」ピタッ
マンボウ「あっ、ああっ……」スイスイ
マンボウX「うっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウQ「ぐっ、ぐはっ……」ピタッ
マンボウP「ぶばっ、ぶはっ……」ピタッ
マンボウ「あっ、ああっ……」スイスイ
822: 2013/11/06(水) 14:39:14 ID:Owd64uX.
マンボウS「皆、あれを見ろ!」
マンボウS「今度は、巨大な網が来た!」スイスイ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウS「このままだと、皆捕まる!」
マンボウS「早く逃げろ!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウS「今度は、巨大な網が来た!」スイスイ
マンボウ「!?」ガーーン
マンボウS「このままだと、皆捕まる!」
マンボウS「早く逃げろ!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
823: 2013/11/06(水) 14:39:25 ID:Owd64uX.
マンボウ(くっ、どうしたら?……)
マンボウ(私達、また捕まっちゃうの?……)スイスイ
マンボウE「うげゃ……」ピタッ
マンボウ(ああっ、また私のお仲間が倒れた……)
マンボウ(これ、もう全滅とかしちゃってるんじゃない?……)スイスイ
マンボウS「ぼこっ……」ピタッ
マンボウ(私達、また捕まっちゃうの?……)スイスイ
マンボウE「うげゃ……」ピタッ
マンボウ(ああっ、また私のお仲間が倒れた……)
マンボウ(これ、もう全滅とかしちゃってるんじゃない?……)スイスイ
マンボウS「ぼこっ……」ピタッ
824: 2013/11/06(水) 14:40:50 ID:Owd64uX.
マンボウ(とりあえず、どうしよう?……)
マンボウ(皆、そう簡単に氏にすぎでしょう……)
マンボウE「……」ズーーン
マンボウ(その割りには、何故か私は生きている……)
マンボウ(一体、何がどうなっているのかしら?……)
マンボウS「……」ズーーン
マンボウ(皆、そう簡単に氏にすぎでしょう……)
マンボウE「……」ズーーン
マンボウ(その割りには、何故か私は生きている……)
マンボウ(一体、何がどうなっているのかしら?……)
マンボウS「……」ズーーン
825: 2013/11/06(水) 14:41:02 ID:Owd64uX.
マンボウF「マンボウA。大丈夫か?」
マンボウF「今の所、俺達三匹だけだ!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウI「私達、大丈夫なのよね?……」
マンボウI「このまま、私達は網に掛かっちゃうのかしら?……」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウF「今の所、俺達三匹だけだ!」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウI「私達、大丈夫なのよね?……」
マンボウI「このまま、私達は網に掛かっちゃうのかしら?……」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
826: 2013/11/06(水) 14:41:14 ID:Owd64uX.
マンボウ「いっその事、このまま捕まってしまうのもよくない?」
マンボウ「つい最近まで、私達捕まったんだし」スイスイ
マンボウI「!?」ガーーン
マンボウF「ああ、それもありかもな」
マンボウF「今丁度、俺達は網の中に入り掛けているんだし」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
マンボウ「つい最近まで、私達捕まったんだし」スイスイ
マンボウI「!?」ガーーン
マンボウF「ああ、それもありかもな」
マンボウF「今丁度、俺達は網の中に入り掛けているんだし」スイスイ
マンボウ「……」スイスイ
827: 2013/11/06(水) 14:41:47 ID:Owd64uX.
マンボウ「とりあえず、このまま入るわよ」
マンボウ「こんな所で氏ぬくらいなら、地元の漁師さん達に捕まった方が楽よ」スイスイ
マンボウF「ああ、同感だな」スイスイ
マンボウ「マンボウI、そのまま私達に着いてきて」
マンボウ「まだ、網に掛かってた方が遥かにマシみたいだから」スイスイ
マンボウI「……!?」ピタッ
マンボウ「こんな所で氏ぬくらいなら、地元の漁師さん達に捕まった方が楽よ」スイスイ
マンボウF「ああ、同感だな」スイスイ
マンボウ「マンボウI、そのまま私達に着いてきて」
マンボウ「まだ、網に掛かってた方が遥かにマシみたいだから」スイスイ
マンボウI「……!?」ピタッ
828: 2013/11/06(水) 14:41:59 ID:Owd64uX.
マンボウF「おっ、おいっ……」
マンボウF「一体、どうしたんだ?……」
マンボウI「……」ズーーン
マンボウF「くそっ、マンボウIがやられた!」
マンボウF「マンボウIまでやられたぞ!」
マンボウF「うっ……!?」ピタッ
マンボウF「一体、どうしたんだ?……」
マンボウI「……」ズーーン
マンボウF「くそっ、マンボウIがやられた!」
マンボウF「マンボウIまでやられたぞ!」
マンボウF「うっ……!?」ピタッ
829: 2013/11/06(水) 14:42:11 ID:Owd64uX.
マンボウ(あっ、私達のお仲間達が全滅した……)
マンボウ(結局、皆、氏んじゃうんだ……)スイスイ
マンボウF「……」ズーーン
マンボウ(このまま、私は網に掛かる……)
マンボウ(また、誰かに私は捕獲されちゃうんだ……)スイスイ
マンボウI「……」ズーーン
マンボウ(結局、皆、氏んじゃうんだ……)スイスイ
マンボウF「……」ズーーン
マンボウ(このまま、私は網に掛かる……)
マンボウ(また、誰かに私は捕獲されちゃうんだ……)スイスイ
マンボウI「……」ズーーン
830: 2013/11/06(水) 14:42:23 ID:Owd64uX.
マンボウ(とりあえず、このまま網に入るのだけは止めとこ……)
マンボウ(と言うか、この網穴開いてるわよ……)スイスイ
網「……」
マンボウ(今の内に、ここを抜けよう……)
マンボウ(本当に、無駄に私は悪運だけは、かなり強いのね……)スイスイ
網「……」
マンボウ(と言うか、この網穴開いてるわよ……)スイスイ
網「……」
マンボウ(今の内に、ここを抜けよう……)
マンボウ(本当に、無駄に私は悪運だけは、かなり強いのね……)スイスイ
網「……」
831: 2013/11/06(水) 19:19:43 ID:Owd64uX.
~とある砂浜2~
魔法使い「ぶっ、ぶはっ……」
魔法使い「ぶはっ、おえっ……」ゲロロッ
魔術師「……」
エルフ母「……」
ザザーーン、ザザーーン……
魔法使い「ぶっ、ぶはっ……」
魔法使い「ぶはっ、おえっ……」ゲロロッ
魔術師「……」
エルフ母「……」
ザザーーン、ザザーーン……
832: 2013/11/06(水) 19:20:15 ID:Owd64uX.
魔法使い「ぐっ、ぐはっ……」
魔法使い「ぶははっ、うっ、おえっ……」ゲロロッ
魔術師「……」
魔法使い「おおっ、おえっ……」
魔法使い「おえっ、おおえっ……」ゲロロッ
エルフ母「……」
魔法使い「ぶははっ、うっ、おえっ……」ゲロロッ
魔術師「……」
魔法使い「おおっ、おえっ……」
魔法使い「おえっ、おおえっ……」ゲロロッ
エルフ母「……」
833: 2013/11/06(水) 19:20:29 ID:Owd64uX.
魔法使い「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
魔法使い「……」
魔法使い「……」
エルフ母「……」
魔法使い「……」
魔術師「……」
魔法使い「……」
魔法使い「……」
エルフ母「……」
834: 2013/11/06(水) 19:20:41 ID:Owd64uX.
魔法使い「……」
魔法使い「……」バタッ
魔術師「……」
魔法使い「……」
魔法使い「……」ガクッ
エルフ母「……」
魔法使い「……」バタッ
魔術師「……」
魔法使い「……」
魔法使い「……」ガクッ
エルフ母「……」
835: 2013/11/06(水) 19:20:56 ID:Owd64uX.
魔術師「ふふっ、これでXXXX君は私のモノになった!」
魔術師「後は、XXXX君と結婚するだけね!」ニヤニヤ
魔法使い「……」
魔術師「本当に、エルフの里の惚れ薬は凄い!」
魔術師「これ、大体どれくらいの効果があるんですか?」ニヤニヤ
魔法使い「……」
魔術師「後は、XXXX君と結婚するだけね!」ニヤニヤ
魔法使い「……」
魔術師「本当に、エルフの里の惚れ薬は凄い!」
魔術師「これ、大体どれくらいの効果があるんですか?」ニヤニヤ
魔法使い「……」
836: 2013/11/06(水) 19:21:07 ID:Owd64uX.
エルフ母「薬の効果が切れるのは、XXXXさんが氏ぬまでです」
エルフ母「XXXXさんが自力でそれを解いたとしても、既に無駄」
エルフ母「たとえ、XXXXさんが婚姻の無効を訴えたとしても、誰の手元には証拠はない」
エルフ母「離婚に関しては、そう簡単にはすぐには出来ません」
エルフ母「何故なら、法がそうなっているんですからね」ニヤニヤ
ザザーーン、ザザーーン……
エルフ母「XXXXさんが自力でそれを解いたとしても、既に無駄」
エルフ母「たとえ、XXXXさんが婚姻の無効を訴えたとしても、誰の手元には証拠はない」
エルフ母「離婚に関しては、そう簡単にはすぐには出来ません」
エルフ母「何故なら、法がそうなっているんですからね」ニヤニヤ
ザザーーン、ザザーーン……
837: 2013/11/06(水) 19:22:34 ID:Owd64uX.
魔術師「エルフさん。本当にありがとうございました!」
魔術師「これで、ようやく私の悲願が叶います!」
魔術師「もし仮に、エルフさんがまたここを訪れる機会がありましたら、会いに来て下さい!」
魔術師「XXXX君も、エルフさん達の事を歓迎してくれますから!」ニコニコ
エルフ母「はい、かしこまりました!」ニコニコ
魔法使い「……」
魔術師「これで、ようやく私の悲願が叶います!」
魔術師「もし仮に、エルフさんがまたここを訪れる機会がありましたら、会いに来て下さい!」
魔術師「XXXX君も、エルフさん達の事を歓迎してくれますから!」ニコニコ
エルフ母「はい、かしこまりました!」ニコニコ
魔法使い「……」
838: 2013/11/06(水) 19:22:46 ID:Owd64uX.
エルフ母「それじゃあ、私達はこれで」
エルフ母「XXXXさんとお幸せに」ペコッ
魔術師「はい。さようなら!」ペコッ
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ……
エルフ母「XXXXさんとお幸せに」ペコッ
魔術師「はい。さようなら!」ペコッ
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ……
839: 2013/11/06(水) 19:22:58 ID:Owd64uX.
従者A「奥様。出立の用意が出来ました!」
従者A「いつでも、出立が出来ます!」
魔術師「……」
エルフ母「ええ、分かったわ」
エルフ母「娘は、ちょっと大人しくしてるのよね?」
従者A「はい。大丈夫です」
従者A「いつでも、出立が出来ます!」
魔術師「……」
エルフ母「ええ、分かったわ」
エルフ母「娘は、ちょっと大人しくしてるのよね?」
従者A「はい。大丈夫です」
840: 2013/11/06(水) 19:23:12 ID:Owd64uX.
エルフ母「総員。これから、エルフの里に戻るわ!」
エルフ母「さぁ、早く進みなさい!」
従者達「はっ!」
従兵隊長「第一分隊、前へ!」
従兵隊長「進め!」
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
エルフ母「さぁ、早く進みなさい!」
従者達「はっ!」
従兵隊長「第一分隊、前へ!」
従兵隊長「進め!」
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
841: 2013/11/06(水) 19:23:44 ID:Owd64uX.
スッ、ガチャ……
スタッ、スタッ……
スッ、バタン……
常用馬車「……」
クルッ、スタスタスタッ……
ザザーーン、ザザーーン……
スタッ、スタッ……
スッ、バタン……
常用馬車「……」
クルッ、スタスタスタッ……
ザザーーン、ザザーーン……
842: 2013/11/06(水) 19:26:09 ID:Owd64uX.
従者B「従者A。早くしろ!」
従者B「次の馬車が出せないだろ!」
従者A「ああ、すまんすまん」
従者隊長「第二分隊、前へ!」
従者隊長「第一分隊との距離をある程度離して、進め!」
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
従者B「次の馬車が出せないだろ!」
従者A「ああ、すまんすまん」
従者隊長「第二分隊、前へ!」
従者隊長「第一分隊との距離をある程度離して、進め!」
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
843: 2013/11/06(水) 19:26:42 ID:Owd64uX.
スッ、スタッ……
スッ、ムギュッ……
従者A「奥様。これより、馬車を動かします」
従者A「少し、馬車が揺れると思いますが、どうかご容赦を」
「ええ、了解したわ」
従者A「……」パシン
スッ、ムギュッ……
従者A「奥様。これより、馬車を動かします」
従者A「少し、馬車が揺れると思いますが、どうかご容赦を」
「ええ、了解したわ」
従者A「……」パシン
844: 2013/11/06(水) 19:26:54 ID:Owd64uX.
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
845: 2013/11/06(水) 19:27:07 ID:Owd64uX.
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
846: 2013/11/06(水) 19:27:31 ID:Owd64uX.
魔術師「さよなら。エルフさん!」
魔術師「また、機会があったらここに来て下さいね!」ニコニコ
魔法使い「……」
魔術師「次に、お会いする時には、必ず子供が生まれていると思います!」
魔術師「多分、私似のとても可愛い可愛い娘が生まれているでしょうね!」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
魔術師「また、機会があったらここに来て下さいね!」ニコニコ
魔法使い「……」
魔術師「次に、お会いする時には、必ず子供が生まれていると思います!」
魔術師「多分、私似のとても可愛い可愛い娘が生まれているでしょうね!」ニコニコ
ザザーーン、ザザーーン……
847: 2013/11/06(水) 19:27:43 ID:Owd64uX.
魔術師「エルフさん。本当に、色々と有り難うございました!」
魔術師「これからは、XXXX君と共に二人で幸せな家庭を築いていきます!」ニコニコ
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
魔法使い「本当に、色々とお世話になりました!」
魔法使い「短い間でしたが、エルフさん達の事は一生忘れません!」ニコニコ
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
魔術師「これからは、XXXX君と共に二人で幸せな家庭を築いていきます!」ニコニコ
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
魔法使い「本当に、色々とお世話になりました!」
魔法使い「短い間でしたが、エルフさん達の事は一生忘れません!」ニコニコ
パカパカパカッ、パカパカパカッ……
848: 2013/11/06(水) 19:27:56 ID:Owd64uX.
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
849: 2013/11/06(水) 19:28:09 ID:Owd64uX.
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔術師「……」
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
パカパカパカッ、ガラガラガラッ……
魔法使い「……」
850: 2013/11/06(水) 19:28:22 ID:Owd64uX.
魔術師「さてっ、私達も戻ろうか?」
魔術師「これから、うんと忙しくなるんだし!」クルッ
魔法使い「……」
魔術師「XXXX君。もう逃げないでね!」
魔術師「今夜は、一緒に生まれたままの姿になろうよ!」ニコニコ
魔法使い「……」
魔術師「これから、うんと忙しくなるんだし!」クルッ
魔法使い「……」
魔術師「XXXX君。もう逃げないでね!」
魔術師「今夜は、一緒に生まれたままの姿になろうよ!」ニコニコ
魔法使い「……」
851: 2013/11/06(水) 19:28:34 ID:Owd64uX.
魔術師「XXXX君。私、初めてだから優しくしてね!」
魔術師「あまり、乱暴に動いたりはしないでね!」
魔術師「まぁ、次に目を覚ました時には、もう既にXXXX君は私だけのモノなんだし!」
魔術師「たとえ、XXXX君がどこへ逃げようとも、私はどこまでも追いかけて行くからね!」ニコニコ
魔法使い「……」
ザザーーン、ザザーーン……
魔術師「あまり、乱暴に動いたりはしないでね!」
魔術師「まぁ、次に目を覚ました時には、もう既にXXXX君は私だけのモノなんだし!」
魔術師「たとえ、XXXX君がどこへ逃げようとも、私はどこまでも追いかけて行くからね!」ニコニコ
魔法使い「……」
ザザーーン、ザザーーン……
852: 2013/11/07(木) 11:27:39 ID:.gI/SGT6
~とある漁港~
数年後――
漁師「組合長。また駄目です!」
漁師「全ての網が、完全に破られています!」
漁師「ここ最近、ろくに魚が取れていません!」
漁師「俺達、このままやっていけるんでしょうか?」アセアセッ
数年後――
漁師「組合長。また駄目です!」
漁師「全ての網が、完全に破られています!」
漁師「ここ最近、ろくに魚が取れていません!」
漁師「俺達、このままやっていけるんでしょうか?」アセアセッ
853: 2013/11/07(木) 11:27:51 ID:.gI/SGT6
漁師B「組合長。俺達どうなるんですか?」
漁師B「俺達、本当に生活出来るんですか?」
漁師B「俺、つい最近になって結婚したばかりなんです!」
漁師B「このままだと、妻に実家に帰られるかもしれないんですよ!」アセアセッ
組合長「……」
漁師「……」アセアセッ
漁師B「俺達、本当に生活出来るんですか?」
漁師B「俺、つい最近になって結婚したばかりなんです!」
漁師B「このままだと、妻に実家に帰られるかもしれないんですよ!」アセアセッ
組合長「……」
漁師「……」アセアセッ
854: 2013/11/07(木) 11:28:04 ID:.gI/SGT6
漁師C「組合長。自分とこもです!」
漁師C「このままだと、今後の生活に大きく支障が出てきます!」
漁師C「今度、給金が滞ったら妻に出ていかれます!」
漁師C「自宅の家賃も、大家さんに事情を説明して待って貰っているんです!」アセアセッ
組合長「……」
漁師達「……」アセアセッ
漁師C「このままだと、今後の生活に大きく支障が出てきます!」
漁師C「今度、給金が滞ったら妻に出ていかれます!」
漁師C「自宅の家賃も、大家さんに事情を説明して待って貰っているんです!」アセアセッ
組合長「……」
漁師達「……」アセアセッ
855: 2013/11/07(木) 11:28:38 ID:.gI/SGT6
漁師「組合長。なんとかして下さい!」
漁師「町の商人達は、他所で魚を仕入れ出しております!」
漁師「このままだと、本当に廃業ですよ!」
漁師「一体、領主様は何をされているんですか?」
組合長「……」
漁師達「……」アセアセッ
漁師「町の商人達は、他所で魚を仕入れ出しております!」
漁師「このままだと、本当に廃業ですよ!」
漁師「一体、領主様は何をされているんですか?」
組合長「……」
漁師達「……」アセアセッ
856: 2013/11/07(木) 11:28:51 ID:.gI/SGT6
漁師「組合長。これ以上は、もう無理です!」
漁師「魚が取れない以上、俺達の仕事はもうお終いです!」
漁師「なんとか、あの時の子持ちのエルフさんに連絡をつけられないんですか?」
漁師「あの人さえ来てくだされば、全ての問題を解決してくれそうな気がするんです!」アセアセッ
組合長「……」
ザザーーン、ザザーーン……
漁師「魚が取れない以上、俺達の仕事はもうお終いです!」
漁師「なんとか、あの時の子持ちのエルフさんに連絡をつけられないんですか?」
漁師「あの人さえ来てくだされば、全ての問題を解決してくれそうな気がするんです!」アセアセッ
組合長「……」
ザザーーン、ザザーーン……
857: 2013/11/07(木) 11:29:11 ID:.gI/SGT6
漁師B「組合長。あの子持ちのエルフさんの連絡先は?」
漁師B「エルフの里には、もう連絡をしたのですか?」アセアセッ
組合長「……」
漁師B「俺達、このままだと本当にお終いです!」
漁師B「今度は、一体どうやって生活をしていけばいいんだ!」アセアセッ
漁師達「……」アセアセッ
漁師B「エルフの里には、もう連絡をしたのですか?」アセアセッ
組合長「……」
漁師B「俺達、このままだと本当にお終いです!」
漁師B「今度は、一体どうやって生活をしていけばいいんだ!」アセアセッ
漁師達「……」アセアセッ
858: 2013/11/07(木) 11:29:22 ID:.gI/SGT6
漁師F「組合長。自分とこもです!」
漁師F「このままだと、今後の生活に大きく支障が出てきます!」
漁師F「ただ唯一、自分が捕獲したのは巨大なモンスター一体のみ!」
漁師F「そう、それも、“自分はただの魚”だと何度も何度も言い張っております!」
組合長「!?」
漁師「なっ!?」
漁師F「このままだと、今後の生活に大きく支障が出てきます!」
漁師F「ただ唯一、自分が捕獲したのは巨大なモンスター一体のみ!」
漁師F「そう、それも、“自分はただの魚”だと何度も何度も言い張っております!」
組合長「!?」
漁師「なっ!?」
859: 2013/11/07(木) 11:29:33 ID:.gI/SGT6
組合長「漁師F。どう言う事だ?」
組合長「そのモンスター、本当に人間の言葉が話せるのか?」
漁師F「はい」
組合長「なら、そのモンスターは今どこにいる?」
組合長「まだ、そのモンスターを頃したりはしてないよな?」
漁師F「ええ、大丈夫ですが」
組合長「そのモンスター、本当に人間の言葉が話せるのか?」
漁師F「はい」
組合長「なら、そのモンスターは今どこにいる?」
組合長「まだ、そのモンスターを頃したりはしてないよな?」
漁師F「ええ、大丈夫ですが」
860: 2013/11/07(木) 11:29:46 ID:.gI/SGT6
組合長「漁師F。至急、そのモンスターを保管している所にまで案内しろ!」
組合長「お前、確か新人だったな?」
組合長「新人の割りにはよくやってくれた!」
組合長「本当に、お前はよくやってくれたぞ!」ピカァ
漁師「ええ、そうですね!」ピカァ
漁師F「……?」
組合長「お前、確か新人だったな?」
組合長「新人の割りにはよくやってくれた!」
組合長「本当に、お前はよくやってくれたぞ!」ピカァ
漁師「ええ、そうですね!」ピカァ
漁師F「……?」
861: 2013/11/07(木) 11:29:57 ID:.gI/SGT6
漁師「あの、今のどう言う事ですか?」
漁師「自分が捕獲したモンスターは、そんなに価値があるんですか?」
組合長「ああ、そうだ!」ニヤニヤ
漁師「と言う事は、俺達このままやっていける!」
漁師「組合の尽き掛けていた予算や月々の給金の問題等も、全てそのモンスターが解決をしてくれると言う訳だ!」ニヤニヤ
ザザーーン、ザザーーン……
漁師「自分が捕獲したモンスターは、そんなに価値があるんですか?」
組合長「ああ、そうだ!」ニヤニヤ
漁師「と言う事は、俺達このままやっていける!」
漁師「組合の尽き掛けていた予算や月々の給金の問題等も、全てそのモンスターが解決をしてくれると言う訳だ!」ニヤニヤ
ザザーーン、ザザーーン……
862: 2013/11/07(木) 11:32:21 ID:.gI/SGT6
漁師F「でも、それはただのモンスターですよ!」
漁師F「今回は、偶々珍しい形をしていたから、捕獲しただけなんですけど!」
漁師F「あのモンスターって、誰か買い取ってくれるのですか?」
漁師F「あんな形をした魚の様なモンスター、今まで一度も見た事がないんですが?」
組合長「ああ、まあな」ニヤニヤ
漁師「最初は、皆そう言うんだよ」ニヤニヤ
漁師F「今回は、偶々珍しい形をしていたから、捕獲しただけなんですけど!」
漁師F「あのモンスターって、誰か買い取ってくれるのですか?」
漁師F「あんな形をした魚の様なモンスター、今まで一度も見た事がないんですが?」
組合長「ああ、まあな」ニヤニヤ
漁師「最初は、皆そう言うんだよ」ニヤニヤ
863: 2013/11/07(木) 11:32:34 ID:.gI/SGT6
漁師B「とりあえず、お前は組合長をそのモンスターが保管されている所に案内しろ!」
漁師B「後は、俺達で上手くやっておく!」
漁師B「以前、俺達はある方と取引をした!」
漁師B「その方とは、珍しい魚が水揚げをされた時には、その魚をすぐに引き渡す!」
漁師B「実際、ただの研究目的なら別に良いんだ!」
漁師B「まぁ、たとえ現金で取引したとしても、領主様にバレなきゃ別に良いんだよ!」ニヤニヤ
漁師B「後は、俺達で上手くやっておく!」
漁師B「以前、俺達はある方と取引をした!」
漁師B「その方とは、珍しい魚が水揚げをされた時には、その魚をすぐに引き渡す!」
漁師B「実際、ただの研究目的なら別に良いんだ!」
漁師B「まぁ、たとえ現金で取引したとしても、領主様にバレなきゃ別に良いんだよ!」ニヤニヤ
864: 2013/11/07(木) 11:32:46 ID:.gI/SGT6
漁師F「……はい。分かりました」
漁師F「早速、組合長をご案内致します」
漁師F「今、そのモンスターは魔法使いのXXXXさんの所に」
漁師F「以前から、XXXXさんはそのモンスターを何度も何度も目撃をされていましてね」
漁師F「つい最近、出産を終えた奥様と研究をなされている様です」
組合長「ほう」ニヤニヤ
漁師F「早速、組合長をご案内致します」
漁師F「今、そのモンスターは魔法使いのXXXXさんの所に」
漁師F「以前から、XXXXさんはそのモンスターを何度も何度も目撃をされていましてね」
漁師F「つい最近、出産を終えた奥様と研究をなされている様です」
組合長「ほう」ニヤニヤ
865: 2013/11/07(木) 11:32:57 ID:.gI/SGT6
漁師B「よしっ、漁師F。組合長を頼むぞ!」
漁師B「他の皆は、引き続き漁や出荷の準備等を頼む!」
漁師B「後、新人の漁師Dと漁師Eは、出荷等の手伝い!」
漁師B「さぁ、皆すぐに取りかかるんだ!」
漁師達「お――っ!」
組合長「……」
漁師B「他の皆は、引き続き漁や出荷の準備等を頼む!」
漁師B「後、新人の漁師Dと漁師Eは、出荷等の手伝い!」
漁師B「さぁ、皆すぐに取りかかるんだ!」
漁師達「お――っ!」
組合長「……」
866: 2013/11/07(木) 11:33:09 ID:.gI/SGT6
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
組合長「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ザザーーン、ザザーーン……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
組合長「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ザザーーン、ザザーーン……
867: 2013/11/07(木) 11:33:21 ID:.gI/SGT6
漁師F「組合長。行きましょう」
漁師F「今から、自分がご案内致します」
組合長「うむ。頼む」
漁師「あのモンスター、あのまま捕獲しておいて良かったですね」
漁師「あのモンスターがいなければ、俺達の給金すら入らなかったんですから」ニヤニヤ
組合長「ああ、そうだな」ニヤリ
漁師F「今から、自分がご案内致します」
組合長「うむ。頼む」
漁師「あのモンスター、あのまま捕獲しておいて良かったですね」
漁師「あのモンスターがいなければ、俺達の給金すら入らなかったんですから」ニヤニヤ
組合長「ああ、そうだな」ニヤリ
868: 2013/11/07(木) 11:33:32 ID:.gI/SGT6
組合長「けど、お前よく取れたな?」
組合長「あれ、結構重くなかったか?」
漁師F「ええ、大丈夫でした」
漁師「とりあえず、早く行くぞ」
漁師「さっさと確認して、領主様に出荷の許可を取らなくちゃいけねぇんだから」
漁師F「はい。かしこまりました」
組合長「あれ、結構重くなかったか?」
漁師F「ええ、大丈夫でした」
漁師「とりあえず、早く行くぞ」
漁師「さっさと確認して、領主様に出荷の許可を取らなくちゃいけねぇんだから」
漁師F「はい。かしこまりました」
869: 2013/11/07(木) 11:33:46 ID:.gI/SGT6
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
漁師D「……」テキパキ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
漁師C「……」テキパキ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
漁師D「……」テキパキ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
漁師C「……」テキパキ
870: 2013/11/07(木) 11:34:03 ID:.gI/SGT6
漁師B「漁師E。網確認しろ!」
漁師B「それ確認し終えたら、破れた網をすぐ処分するんだ!」
漁師E「はい!」
漁師B「漁師D。お前も手伝ってやれ!」
漁師B「次は、ちゃんと破れない様にしとくんだそ!」
漁師E「はっ!」
漁師B「それ確認し終えたら、破れた網をすぐ処分するんだ!」
漁師E「はい!」
漁師B「漁師D。お前も手伝ってやれ!」
漁師B「次は、ちゃんと破れない様にしとくんだそ!」
漁師E「はっ!」
871: 2013/11/07(木) 11:34:15 ID:.gI/SGT6
漁師C(まさか、再びあのモンスターと出会えるとはな……)
漁師C(あの後、必氏に願っておいた甲斐があった……)
漁師C(これで、全ての問題が解決するみたいだし……)
漁師C(本当に、あのモンスターには感謝しないとな……)
漁師C「……」ニヤリ
ザザーーン、ザザーーン……
漁師C(あの後、必氏に願っておいた甲斐があった……)
漁師C(これで、全ての問題が解決するみたいだし……)
漁師C(本当に、あのモンスターには感謝しないとな……)
漁師C「……」ニヤリ
ザザーーン、ザザーーン……
872: 2013/11/07(木) 12:26:38 ID:.gI/SGT6
~とある民家2~
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「……」カキカキ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「……」カキカキ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
873: 2013/11/07(木) 12:26:50 ID:.gI/SGT6
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「……」カキカキ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スッ、ガチャ……
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「……」カキカキ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スッ、ガチャ……
874: 2013/11/07(木) 12:27:22 ID:.gI/SGT6
魔術師「ああ、ごめんなさいね」
魔術師「そろそろ、ミルクの時間帯だったかしら?」ニッコリ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔術師「はいはい。今からミルクあげるから」
魔術師「そこで、ちょっと待っていてね」ニコニコ
魔術師「そろそろ、ミルクの時間帯だったかしら?」ニッコリ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔術師「はいはい。今からミルクあげるから」
魔術師「そこで、ちょっと待っていてね」ニコニコ
875: 2013/11/07(木) 12:27:42 ID:.gI/SGT6
魔法使い「XXXXX。お帰り」
魔法使い「今、泣き出した所だよ」ピタッ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「赤ん坊って、よく泣くんだね」クルッ
魔法使い「ボク達も、昔はこんなんだったのかな?」ニッコリ
魔法使い「今、泣き出した所だよ」ピタッ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「赤ん坊って、よく泣くんだね」クルッ
魔法使い「ボク達も、昔はこんなんだったのかな?」ニッコリ
876: 2013/11/07(木) 12:27:59 ID:.gI/SGT6
魔術師「ええ、そうなんでしょうね」
魔術師「この子を見てたら、自分達の親の苦労が見て取れるわ」
魔術師「ねぇ、XXXX。また、あのモンスターを手に入れたの?」
魔術師「今日は、また一段と大きなモンスターを手に入れたみたいだけど」ニコニコ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔術師「この子を見てたら、自分達の親の苦労が見て取れるわ」
魔術師「ねぇ、XXXX。また、あのモンスターを手に入れたの?」
魔術師「今日は、また一段と大きなモンスターを手に入れたみたいだけど」ニコニコ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
877: 2013/11/07(木) 12:28:11 ID:.gI/SGT6
魔法使い「うん。そうだよ」
魔法使い「あれ、ちょっと預かってるだけなんだけど」
魔法使い「なんか、つい最近入った新人さんが捕獲したみたいでね」
魔法使い「それで、あの魚をボクが預かっていると言う訳」ニコニコ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
魔法使い「あれ、ちょっと預かってるだけなんだけど」
魔法使い「なんか、つい最近入った新人さんが捕獲したみたいでね」
魔法使い「それで、あの魚をボクが預かっていると言う訳」ニコニコ
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
878: 2013/11/07(木) 12:28:31 ID:.gI/SGT6
魔術師「へぇ、そうなんだ」
魔術師「だから、アレがまた増えたんだ」
魔術師「ここ最近、よくアレを捕まえているわね」
魔術師「やっぱり、あの時のアレがまだ影響をしているのかしら?」ニコニコ
魔法使い「うん。多分ね」ニコニコ
スッ、バタン……
魔術師「だから、アレがまた増えたんだ」
魔術師「ここ最近、よくアレを捕まえているわね」
魔術師「やっぱり、あの時のアレがまだ影響をしているのかしら?」ニコニコ
魔法使い「うん。多分ね」ニコニコ
スッ、バタン……
879: 2013/11/07(木) 12:28:44 ID:.gI/SGT6
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スタスタスタッ、ピタッ……
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」
赤ん坊「おぎゃーーっ、おぎゃーーっ、おぎゃーーっ!」ポロポロッ
スタスタスタッ、ピタッ……
880: 2013/11/07(木) 12:29:03 ID:.gI/SGT6
スッ、パチッ……
パチッ、パチッ……
スッ、シュルシュル……
魔術師「……」
魔法使い「……」
赤ん坊「……」ピクッ
パチッ、パチッ……
スッ、シュルシュル……
魔術師「……」
魔法使い「……」
赤ん坊「……」ピクッ
881: 2013/11/07(木) 12:29:34 ID:.gI/SGT6
スッ、ムギュッ……
チューーッ、チューーッ……
チューーッ、チューーッ……
赤ん坊「……」
チューーッ、チューーッ……
チューーッ、チューーッ……
チューーッ、チューーッ……
チューーッ、チューーッ……
赤ん坊「……」
チューーッ、チューーッ……
チューーッ、チューーッ……
882: 2013/11/07(木) 12:31:38 ID:.gI/SGT6
魔法使い「ああ、泣き止んだね」
魔法使い「そんなに、ママと離れるのは嫌だったのかな?」ニコニコ
チューーッ、チューーッ……
魔法使い「次は、ボクが君のミルクを飲みたい!」
魔法使い「娘が飲むの終わったら、今度はボクが君のミルクを飲みたいなぁ!」ニコニコ
チューーッ、チューーッ……
魔法使い「そんなに、ママと離れるのは嫌だったのかな?」ニコニコ
チューーッ、チューーッ……
魔法使い「次は、ボクが君のミルクを飲みたい!」
魔法使い「娘が飲むの終わったら、今度はボクが君のミルクを飲みたいなぁ!」ニコニコ
チューーッ、チューーッ……
883: 2013/11/07(木) 12:31:51 ID:.gI/SGT6
魔術師「XXXX。駄目!」
魔術師「そんな事をしたら、XXXの分がないでしょ?」
魔術師「ミルクが飲みたいのなら、近くにある牧場にでも行ってきたら?」
魔術師「そこでなら、絞り立てのミルクを飲ませてくれると思うけど」ニコニコ
魔法使い「ええ~~っ!」
トントン、トントン……
魔術師「そんな事をしたら、XXXの分がないでしょ?」
魔術師「ミルクが飲みたいのなら、近くにある牧場にでも行ってきたら?」
魔術師「そこでなら、絞り立てのミルクを飲ませてくれると思うけど」ニコニコ
魔法使い「ええ~~っ!」
トントン、トントン……
884: 2013/11/07(木) 12:32:03 ID:.gI/SGT6
「すみません。魔法使いのXXXXさん」
「漁師組合の漁師Fです。ご在宅ですか?」
魔法使い「ん?」クルッ
トントン、トントン……
「XXXXさん。ご在宅でしょうか?」
「ついさっき預けたモンスターの件なんですが!」
「漁師組合の漁師Fです。ご在宅ですか?」
魔法使い「ん?」クルッ
トントン、トントン……
「XXXXさん。ご在宅でしょうか?」
「ついさっき預けたモンスターの件なんですが!」
885: 2013/11/07(木) 12:32:18 ID:.gI/SGT6
スッ、ムクッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、クルッ……
スッ、ガチャ……
魔法使い「……」
漁師F「……」ペコッ
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ピタッ、クルッ……
スッ、ガチャ……
魔法使い「……」
漁師F「……」ペコッ
886: 2013/11/07(木) 12:32:32 ID:.gI/SGT6
漁師F「XXXXさん。おはようございます」
漁師「少し、お時間の方は宜しいでしょうか?」ニッコリ
魔法使い「ええ、構いませんが」
漁師「今日は、朝早くから誠に申し訳ありません!」
漁師「今朝預けたモンスターの件で、お伺いをさせて頂きました!」
組合長「……」
漁師「少し、お時間の方は宜しいでしょうか?」ニッコリ
魔法使い「ええ、構いませんが」
漁師「今日は、朝早くから誠に申し訳ありません!」
漁師「今朝預けたモンスターの件で、お伺いをさせて頂きました!」
組合長「……」
887: 2013/11/07(木) 12:32:46 ID:.gI/SGT6
魔法使い「それで、そのモンスターの件とは?」
魔法使い「もう、お預かりをしなくても宜しいのですか?」
魔術師「……」
漁師「ええ、実はアレをこれから出荷する事になりました!」
漁師「それで、あのモンスターをすぐにお返し願いたいのですが!」
組合長「……」
魔法使い「もう、お預かりをしなくても宜しいのですか?」
魔術師「……」
漁師「ええ、実はアレをこれから出荷する事になりました!」
漁師「それで、あのモンスターをすぐにお返し願いたいのですが!」
組合長「……」
888: 2013/11/07(木) 12:32:58 ID:.gI/SGT6
魔法使い「ええ、それは構いませんよ」
魔法使い「しかしまた、急な話ですね」
魔術師「……」
組合長「実は、とあるお方からの出荷の依頼がありましてな!」
組合長「それで、今回はこうして失礼を承知でお伺いをしたと言う訳です!」
魔法使い「は、はぁ……」
魔法使い「しかしまた、急な話ですね」
魔術師「……」
組合長「実は、とあるお方からの出荷の依頼がありましてな!」
組合長「それで、今回はこうして失礼を承知でお伺いをしたと言う訳です!」
魔法使い「は、はぁ……」
889: 2013/11/07(木) 12:33:10 ID:.gI/SGT6
組合長「それで、あのモンスターは今どこに?」
組合長「今は、生け簀の中で飼育されておられるのですか?」
魔法使い「ええ、そうです」
組合長「なら、早速そのモンスターの元まで案内して頂きたい!」
組合長「こっちも、急な出荷で大忙しなんです!」
漁師F「……」
組合長「今は、生け簀の中で飼育されておられるのですか?」
魔法使い「ええ、そうです」
組合長「なら、早速そのモンスターの元まで案内して頂きたい!」
組合長「こっちも、急な出荷で大忙しなんです!」
漁師F「……」
890: 2013/11/07(木) 12:33:24 ID:.gI/SGT6
魔法使い「分かりました。ご案内致します」
魔法使い「XXXXX。ちょっと、出掛けてくるね」クルッ
魔法使い「すぐに、また戻ってくるから」
魔法使い「君は、ここで娘と共に待っていて」ニッコリ
魔術師「ええ、了解したわ」ニッコリ
組合長「……」
魔法使い「XXXXX。ちょっと、出掛けてくるね」クルッ
魔法使い「すぐに、また戻ってくるから」
魔法使い「君は、ここで娘と共に待っていて」ニッコリ
魔術師「ええ、了解したわ」ニッコリ
組合長「……」
891: 2013/11/07(木) 12:33:36 ID:.gI/SGT6
組合長「では、早速参りましょう」
組合長「本当に、今日は色々とご迷惑をお掛けして誠に申し訳ない」ペコッ
漁師F「……」ペコッ
魔法使い「いえいえ」
クルッ、スタスタスタッ……
スッ、バタン……
組合長「本当に、今日は色々とご迷惑をお掛けして誠に申し訳ない」ペコッ
漁師F「……」ペコッ
魔法使い「いえいえ」
クルッ、スタスタスタッ……
スッ、バタン……
892: 2013/11/07(木) 12:34:23 ID:.gI/SGT6
魔術師「あら? もう良いの?」
魔術師「もう、ミルクは飲みたくないの?」
赤ん坊「……」ニコニコ
魔術師「それじゃあ、またゆっくりとお昼寝しようね」
魔術師「今はパパもママも、お仕事が忙しいから」ニッコリ
赤ん坊「たぁや……」ニコニコ
魔術師「もう、ミルクは飲みたくないの?」
赤ん坊「……」ニコニコ
魔術師「それじゃあ、またゆっくりとお昼寝しようね」
魔術師「今はパパもママも、お仕事が忙しいから」ニッコリ
赤ん坊「たぁや……」ニコニコ
893: 2013/11/07(木) 12:34:35 ID:.gI/SGT6
魔術師(けど、何で急にあのモンスターを?)
魔術師(あのモンスターって、そんなに需要とかあるの?)
魔術師(まぁ、今はそんな事を気にする必要はないみたいだし)
魔術師(今の私には、この子とXXXXがいるからね!)ニコニコ
赤ん坊「……」ニコニコ
魔術師「♪~~♪~~♪」ニコニコ
魔術師(あのモンスターって、そんなに需要とかあるの?)
魔術師(まぁ、今はそんな事を気にする必要はないみたいだし)
魔術師(今の私には、この子とXXXXがいるからね!)ニコニコ
赤ん坊「……」ニコニコ
魔術師「♪~~♪~~♪」ニコニコ
894: 2013/11/07(木) 14:21:39 ID:.gI/SGT6
~どこかの砂浜~
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
娘「……」
母「……」
ザザーーン、ザザーーン……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
娘「……」
母「……」
ザザーーン、ザザーーン……
895: 2013/11/07(木) 14:21:51 ID:.gI/SGT6
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
娘「……」
母「……」
娘「あっ……」
ピタッ、ピタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
娘「……」
母「……」
娘「あっ……」
ピタッ、ピタッ……
896: 2013/11/07(木) 14:22:11 ID:.gI/SGT6
娘「ねぇ、お母様……」
娘「あれ、何かしら?……」
娘「なんか、あそこに何かが打ち上げられているんだけど……」
マンボウ「……」
母「ああ、本当だわ」
母「一体、何が打ち上げられているのかしら?」
娘「あれ、何かしら?……」
娘「なんか、あそこに何かが打ち上げられているんだけど……」
マンボウ「……」
母「ああ、本当だわ」
母「一体、何が打ち上げられているのかしら?」
897: 2013/11/07(木) 14:22:22 ID:.gI/SGT6
娘「とりあえず、近づいてみる?……」
娘「私、アレ物凄くきになっちゃったんだけど……」
マンボウ「……」
母「いや、それは止めといた方がいいんじゃない?」
母「アレ、もしかしたらモンスターかもしれないから」
娘「え?」
娘「私、アレ物凄くきになっちゃったんだけど……」
マンボウ「……」
母「いや、それは止めといた方がいいんじゃない?」
母「アレ、もしかしたらモンスターかもしれないから」
娘「え?」
898: 2013/11/07(木) 14:22:34 ID:.gI/SGT6
老剣士「おいっ、あんたらそこから離れろ!」
老剣士「あそこに打ち上げられているのは、モンスターだぞ!」ヌッ
母子「!?」ガーーン
老剣士「今、俺の仲間が兵士を呼びに行った!」
老剣士「だから、早く逃げるんだ!」
スッ、スタッ……
老剣士「あそこに打ち上げられているのは、モンスターだぞ!」ヌッ
母子「!?」ガーーン
老剣士「今、俺の仲間が兵士を呼びに行った!」
老剣士「だから、早く逃げるんだ!」
スッ、スタッ……
899: 2013/11/07(木) 14:22:46 ID:.gI/SGT6
母「ああ、アレやっぱりモンスターなんだ!」
母「娘、早くここから離れるわよ!」グイッ
娘「……」
母「娘。私の言う事を聞きなさい!」
母「あんたも、お父さんみたいにモンスターに食べられたいの!」クルッ
ザザーーン、ザザーーン……
母「娘、早くここから離れるわよ!」グイッ
娘「……」
母「娘。私の言う事を聞きなさい!」
母「あんたも、お父さんみたいにモンスターに食べられたいの!」クルッ
ザザーーン、ザザーーン……
900: 2013/11/07(木) 14:22:58 ID:.gI/SGT6
老剣士「早く、早くあんたらも逃げるんだ!」
老剣士「あのモンスターは、何故か人間の言葉を話せる!」
老剣士「今さっき、それが発覚して兵士を呼びに行った!」
老剣士「だから、あんたらも早く逃げるんだ!」
母子「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
老剣士「あのモンスターは、何故か人間の言葉を話せる!」
老剣士「今さっき、それが発覚して兵士を呼びに行った!」
老剣士「だから、あんたらも早く逃げるんだ!」
母子「……」
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
901: 2013/11/07(木) 14:23:10 ID:.gI/SGT6
マンボウ(もう、失礼しちゃうわね……)
マンボウ(私、本当にただのお魚なのに……)
マンボウ(また、私ったら居眠りをしちゃってたわ……)
マンボウ(このままだと、確実に息の根を止められてしまうわ……)ウルウル
老剣士「……」
スチャ、スラァン……
マンボウ(私、本当にただのお魚なのに……)
マンボウ(また、私ったら居眠りをしちゃってたわ……)
マンボウ(このままだと、確実に息の根を止められてしまうわ……)ウルウル
老剣士「……」
スチャ、スラァン……
902: 2013/11/07(木) 14:23:22 ID:.gI/SGT6
マンボウ(ああ、なんかあの老剣士が剣を抜いた……)
マンボウ(私、あの剣で止めを刺されちゃうんだ……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(私、まだ泳ぎ足りてないのに……)
マンボウ(まだまだ、ゆったりと海を自由に泳いでいたいのに……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(私、あの剣で止めを刺されちゃうんだ……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(私、まだ泳ぎ足りてないのに……)
マンボウ(まだまだ、ゆったりと海を自由に泳いでいたいのに……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
903: 2013/11/07(木) 14:23:34 ID:.gI/SGT6
マンボウ(出来れば、また奇跡が起きて欲しいなぁ……)
マンボウ(また、私は海を自由に泳げないかしら?……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(どうやら、それは無理みたいね……)
マンボウ(今の私、絶対絶命のピンチみたいだし……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(また、私は海を自由に泳げないかしら?……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
マンボウ(どうやら、それは無理みたいね……)
マンボウ(今の私、絶対絶命のピンチみたいだし……)ウルウル
老剣士「……」ジリジリッ
904: 2013/11/07(木) 14:25:23 ID:.gI/SGT6
マンボウ(とりあえず、もう寝ようかしら?……)
マンボウ(私は、もう駄目みたいだし……)
マンボウ(ああ、なんか息が苦しくなってきた……)
マンボウ(もう私、完全に駄目みたいね……)ウルウル
老剣士「……」ピタッ
ザザーーン、ザザーーン……
マンボウ(私は、もう駄目みたいだし……)
マンボウ(ああ、なんか息が苦しくなってきた……)
マンボウ(もう私、完全に駄目みたいね……)ウルウル
老剣士「……」ピタッ
ザザーーン、ザザーーン……
905: 2013/11/07(木) 14:25:34 ID:.gI/SGT6
老剣士「おいっ、そこのお前。まだ息はあるのか?」
老剣士「そのまま、一人で氏ねるか?」
マンボウ「……?」ウルウル
老剣士「もし仮に、それが無理なら俺が止めを刺してやる!」
老剣士「今のお前、完全に氏にかけみたいだからな!」
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「そのまま、一人で氏ねるか?」
マンボウ「……?」ウルウル
老剣士「もし仮に、それが無理なら俺が止めを刺してやる!」
老剣士「今のお前、完全に氏にかけみたいだからな!」
マンボウ「……」ウルウル
906: 2013/11/07(木) 14:25:45 ID:.gI/SGT6
マンボウ「出来れば、まだ氏にたくはないわ……」
マンボウ「私、まだ海を自由に泳いでいたい……」ウルウル
老剣士「!?」
マンボウ「ねぇ、そこのあなた、少しお願いがあるの……」
マンボウ「このまま、私を海に戻して……」
マンボウ「お願い……」ウルウル
マンボウ「私、まだ海を自由に泳いでいたい……」ウルウル
老剣士「!?」
マンボウ「ねぇ、そこのあなた、少しお願いがあるの……」
マンボウ「このまま、私を海に戻して……」
マンボウ「お願い……」ウルウル
907: 2013/11/07(木) 14:26:05 ID:.gI/SGT6
老剣士「お前、海に戻りたいのか?」
老剣士「モンスターでも、郷愁とか言うものがあるんだな」
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「前にも、俺はお前と似た様なモンスターと出会った」
老剣士「まぁ、そいつは“ただの女の見苦しいハーフエルフだった”がな」
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「モンスターでも、郷愁とか言うものがあるんだな」
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「前にも、俺はお前と似た様なモンスターと出会った」
老剣士「まぁ、そいつは“ただの女の見苦しいハーフエルフだった”がな」
マンボウ「……」ウルウル
908: 2013/11/07(木) 14:26:17 ID:.gI/SGT6
老剣士「なら、お前にも問う?」
老剣士「何故、そこまでして生きたいのだ?」
老剣士「どうして、お前はそこまで生きる事にこだわるのだ?」スッ
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「今の俺からしてみれば、お前等生きる価値はない!」
老剣士「モンスターは、全てこの世から殲滅されるべきなのだ!」
老剣士「何故、そこまでして生きたいのだ?」
老剣士「どうして、お前はそこまで生きる事にこだわるのだ?」スッ
マンボウ「……」ウルウル
老剣士「今の俺からしてみれば、お前等生きる価値はない!」
老剣士「モンスターは、全てこの世から殲滅されるべきなのだ!」
909: 2013/11/07(木) 14:26:29 ID:.gI/SGT6
老剣士「まぁ、今のお前に何も言っても分からぬか」
老剣士「結局、騎士XXはお前の仲間に殺されたのだからな」
老剣士「この世に、お前は生まれてきた事だけを恨め!」
老剣士「今のお前は、本当に生きる価値すらないんだからな!」
マンボウ「!?」ガーーン
ザザーーン、ザザーーン……
老剣士「結局、騎士XXはお前の仲間に殺されたのだからな」
老剣士「この世に、お前は生まれてきた事だけを恨め!」
老剣士「今のお前は、本当に生きる価値すらないんだからな!」
マンボウ「!?」ガーーン
ザザーーン、ザザーーン……
910: 2013/11/07(木) 14:26:40 ID:.gI/SGT6
スッ、グサッ……
プシューーーーッ……
マンボウ「――――――――っ!?」ウルウル
グサッ、グサッ……
グサッ、グサッ……
プシューーーーッ……
プシューーーーッ……
マンボウ「――――――――っ!?」ウルウル
グサッ、グサッ……
グサッ、グサッ……
プシューーーーッ……
911: 2013/11/07(木) 14:26:52 ID:.gI/SGT6
マンボウ「はぁ、はぁ……」
マンボウ「はぁ、はぁ……」ウルウル
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
マンボウ「はぁ、はぁ……」
マンボウ「はぁ、はぁ……」ウルウル
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
マンボウ「はぁ、はぁ……」ウルウル
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
マンボウ「はぁ、はぁ……」
マンボウ「はぁ、はぁ……」ウルウル
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
912: 2013/11/07(木) 14:27:03 ID:.gI/SGT6
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」ガクッ
スッ、カシャン……
マンボウ「……」
ポタポタポタッ、ポタポタポタッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」ガクッ
スッ、カシャン……
913: 2013/11/07(木) 14:27:14 ID:.gI/SGT6
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「はっ!」ボワッ
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「はっ!」ボワッ
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
914: 2013/11/07(木) 14:28:58 ID:.gI/SGT6
老剣士「さらばだ。名も無きモンスター!」
老剣士「お前も、そこで安らかに眠れ!」
老剣士「恨むなら、お前の運の無さを恨め!」
老剣士「所詮、お前はただのモンスター!」
老剣士「モンスターは、全てこの世から殲滅されるべきなのだ!」
ザザーーン、ザザーーン……
老剣士「お前も、そこで安らかに眠れ!」
老剣士「恨むなら、お前の運の無さを恨め!」
老剣士「所詮、お前はただのモンスター!」
老剣士「モンスターは、全てこの世から殲滅されるべきなのだ!」
ザザーーン、ザザーーン……
915: 2013/11/07(木) 14:29:10 ID:.gI/SGT6
老剣士「これで、また一匹モンスターが減ったな!」
老剣士「後は、各地に増殖した同種のモンスターを討伐するだけか!」
老剣士「騎士XX。必ず、貴殿の仇を討ってやる!」
老剣士「それが、今の俺に出来るせめてもの供養なのだからな!」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
老剣士「後は、各地に増殖した同種のモンスターを討伐するだけか!」
老剣士「騎士XX。必ず、貴殿の仇を討ってやる!」
老剣士「それが、今の俺に出来るせめてもの供養なのだからな!」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
916: 2013/11/07(木) 14:29:29 ID:.gI/SGT6
クルッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、ピタッ……
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
スタスタスタッ、スタスタスタッ……
スタスタスタッ、ピタッ……
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
917: 2013/11/07(木) 14:29:59 ID:.gI/SGT6
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
シューーーーッ、シュン……
老剣士「……」ブツブツ
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
老剣士「……」ブツブツ
老剣士「……」ブツブツ
シューーーーッ、シュン……
918: 2013/11/07(木) 14:30:11 ID:.gI/SGT6
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
919: 2013/11/07(木) 14:30:22 ID:.gI/SGT6
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ザザーーン、ザザーーン……
マンボウ「あの、私、ただの魚なんですけど……」/完
マンボウ「……」
ゴゴゴゴッ、ゴゴゴゴッ……
マンボウ「……」
マンボウ「……」
ザザーーン、ザザーーン……
マンボウ「あの、私、ただの魚なんですけど……」/完
920: 2013/11/07(木) 14:30:50 ID:.gI/SGT6
これで、このお話は終わりです。
このお話を読んで頂き、本当にありがとうございました。
このお話を読んで頂き、本当にありがとうございました。
921: 2013/11/07(木) 19:31:26 ID:GzuM4qs2
完結おつ!
この独特な感じ好き
この独特な感じ好き
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります