420: 2010/08/03(火) 12:20:04.90 ID:r0.QEfwo
ある日。
オッレルスが。 一枚のを手に掃除中のシルビアに話しかけた。
オッレ「シルビア、俺は学園都市の三沢塾の講師をやりにいくよ!」
シルビ「……は?」
とある三沢塾のアルバイト 一日目。
オッレルスが。 一枚のを手に掃除中のシルビアに話しかけた。
オッレ「シルビア、俺は学園都市の三沢塾の講師をやりにいくよ!」
シルビ「……は?」
とある三沢塾のアルバイト 一日目。
421: 2010/08/03(火) 12:21:42.02 ID:r0.QEfwo
オッレ「やっぱりさ、学園都市の最近の動向を見ていると信頼できないから。」
シルビ「まぁ、戦争起こりそうだけど……」
オッレ「だから、俺が学園都市にいって、原石がちゃんと管理されてるか見に行く。」
シルビ「ふぅん、なるほどねぇ。 でも追手はどうするつもり?」
オッレ「わざわざ科学の総本山に乗り込んでくる奴はいないだろう。」
シルビ「……必要悪の教会はかなりの頻度で侵入しているけどね」ボソッ
オッレ「えっ?」
シルビ「いいや、何でも。 じゃ、
オッレ「……えっ?」
シルビ「当然、私も行くけど?」
オッレ「えっ」
シルビ「えっ」
・・・・・
シルビ「まぁ、戦争起こりそうだけど……」
オッレ「だから、俺が学園都市にいって、原石がちゃんと管理されてるか見に行く。」
シルビ「ふぅん、なるほどねぇ。 でも追手はどうするつもり?」
オッレ「わざわざ科学の総本山に乗り込んでくる奴はいないだろう。」
シルビ「……必要悪の教会はかなりの頻度で侵入しているけどね」ボソッ
オッレ「えっ?」
シルビ「いいや、何でも。 じゃ、
オッレ「……えっ?」
シルビ「当然、私も行くけど?」
オッレ「えっ」
シルビ「えっ」
・・・・・
422: 2010/08/03(火) 12:22:39.87 ID:r0.QEfwo
学園都市 三沢塾前
(2巻では三沢は17学区だが、全テに合わせて第七学区)
オッレ「なんだかんだ言ってきちゃったよ学園都市!」
シルビ「えれっと顔するなよ……。 というか案外でかいな。」
オッレ「ここで監禁事件が起きても分からないかもな……。 ところで、シルビア」
シルビ「何?」
オッレ「講師ってこれ何をすればいいんだろうk」
オッレルスが言いきらない内に、「それぐらい確認しろや馬鹿やろう!」という意味を込めた鉄拳が腹に入る。
その勢いのままオッレルスが軽く50m程先の電柱にノーバウンドでぶつかる。
軽くめり込んだ彼がまず目についたのは、見覚えのある少年だった。
削板「あっ」
オッレ「あっ」
学園都市第七位は、不良に絡まれそうな少年、原谷を連れていた。
その少年と二人がかりでめりこんだ電柱から引っ張り出してもらう。
(本当は削板一人でも能力使えばよかったのだが、原谷が「お前がやったらこの人の首折れる!」という訳らしい)
削板「……何で学生じゃないお前が塾の前にいるんだ? 実は大学生だったのか?」
原谷「まぁまぁ…… ていうかあんたの知り合いなの、この外人さん?」
思い切り首をかしげる削板をなだめる原谷。
オッレ「イタタ……こちらにも、この塾に来る理由ぐらいはある…… というか第七位はこの塾に通っていたのか……」フムフム
削板「いや」キッパリ
オッレ「?」
原谷「俺が今日ここの塾に入らせようとしてたんです……。 こいつ馬鹿だから。」
削板「馬鹿じゃない! 根性で何とかなるんだからな!」フン
原谷「人はそれを馬鹿と言う!」
ワーワーと目の前で根性と馬鹿について騒ぎ出す二人を見て、茫然とするオッレルス。
オッレ「……まぁ確かに、第七位も監視対象だから都合はいいけど」ボソッ
(2巻では三沢は17学区だが、全テに合わせて第七学区)
オッレ「なんだかんだ言ってきちゃったよ学園都市!」
シルビ「えれっと顔するなよ……。 というか案外でかいな。」
オッレ「ここで監禁事件が起きても分からないかもな……。 ところで、シルビア」
シルビ「何?」
オッレ「講師ってこれ何をすればいいんだろうk」
オッレルスが言いきらない内に、「それぐらい確認しろや馬鹿やろう!」という意味を込めた鉄拳が腹に入る。
その勢いのままオッレルスが軽く50m程先の電柱にノーバウンドでぶつかる。
軽くめり込んだ彼がまず目についたのは、見覚えのある少年だった。
削板「あっ」
オッレ「あっ」
学園都市第七位は、不良に絡まれそうな少年、原谷を連れていた。
その少年と二人がかりでめりこんだ電柱から引っ張り出してもらう。
(本当は削板一人でも能力使えばよかったのだが、原谷が「お前がやったらこの人の首折れる!」という訳らしい)
削板「……何で学生じゃないお前が塾の前にいるんだ? 実は大学生だったのか?」
原谷「まぁまぁ…… ていうかあんたの知り合いなの、この外人さん?」
思い切り首をかしげる削板をなだめる原谷。
オッレ「イタタ……こちらにも、この塾に来る理由ぐらいはある…… というか第七位はこの塾に通っていたのか……」フムフム
削板「いや」キッパリ
オッレ「?」
原谷「俺が今日ここの塾に入らせようとしてたんです……。 こいつ馬鹿だから。」
削板「馬鹿じゃない! 根性で何とかなるんだからな!」フン
原谷「人はそれを馬鹿と言う!」
ワーワーと目の前で根性と馬鹿について騒ぎ出す二人を見て、茫然とするオッレルス。
オッレ「……まぁ確かに、第七位も監視対象だから都合はいいけど」ボソッ
423: 2010/08/03(火) 12:24:03.21 ID:r0.QEfwo
それでも、彼の不幸は終わらない。
何時の間にやらシルビアが後ろに立っていたのだ。
シルビ「……そんな所で何立ってるんだ」ガシッ
質問その1。
オッレ「わーシルビアさーん…… 何で俺の肩に思い切り指をめりこませてるんですかー……?」
解答。
シルビ「……引っ越すつもりで来たのに、馬鹿野郎がちゃんと仕事を確認しないせいで路頭に迷うかもしれないからですッ!」ドゴォ
そう告げられると、再び聖人パワーで香港映画のように吹き飛ばされるオッレルス。
オッレ「ごめんなさああああああい!!」
そう言いながら今度はゴロゴロゴロ、と思い切り地面を転がる。
その様子を見て、「よくわからんが変な曲がった根性はあるよなあいつ」という感想を第七位からいただくことになる。
誰かの足に直撃し、ようやく静止する。
上条「ん?」
禁書「誰なのかな、この人。 ボロボロなんだよ?」
オッレ「………」ガクッ
上条「おわっ!? この人、ガクッ!って! 氏んだ!?」
禁書「……とうまの人頃しー」
上条「ごっ、がアアアアアアアア!? まさかの俺人頃しィ!?」
そう頭を抱え、不幸だーと叫ぶ上条。だが、何時の間にやらオッレルスをしゃがんでつっつく白ラン男が一人。
削板「単に気絶してるだけじゃねーかコイツ。 根性無しだな。」ツンツン
上条「……えっ?」
インデックスが削板の隣に座り、様子を観察する。
禁書「……本当だ、息があるみたい。」
上条「よ、よかったあああああ!!」フニャー
後からきたシルビアが上条に謝った所で、(何故か原谷がペコペコと頭を下げていた。)
インデックスがふと感じた、とある疑問を口にする。
禁書「――この人達、魔術師?」
上条・シルビ「――!?」
何時の間にやらシルビアが後ろに立っていたのだ。
シルビ「……そんな所で何立ってるんだ」ガシッ
質問その1。
オッレ「わーシルビアさーん…… 何で俺の肩に思い切り指をめりこませてるんですかー……?」
解答。
シルビ「……引っ越すつもりで来たのに、馬鹿野郎がちゃんと仕事を確認しないせいで路頭に迷うかもしれないからですッ!」ドゴォ
そう告げられると、再び聖人パワーで香港映画のように吹き飛ばされるオッレルス。
オッレ「ごめんなさああああああい!!」
そう言いながら今度はゴロゴロゴロ、と思い切り地面を転がる。
その様子を見て、「よくわからんが変な曲がった根性はあるよなあいつ」という感想を第七位からいただくことになる。
誰かの足に直撃し、ようやく静止する。
上条「ん?」
禁書「誰なのかな、この人。 ボロボロなんだよ?」
オッレ「………」ガクッ
上条「おわっ!? この人、ガクッ!って! 氏んだ!?」
禁書「……とうまの人頃しー」
上条「ごっ、がアアアアアアアア!? まさかの俺人頃しィ!?」
そう頭を抱え、不幸だーと叫ぶ上条。だが、何時の間にやらオッレルスをしゃがんでつっつく白ラン男が一人。
削板「単に気絶してるだけじゃねーかコイツ。 根性無しだな。」ツンツン
上条「……えっ?」
インデックスが削板の隣に座り、様子を観察する。
禁書「……本当だ、息があるみたい。」
上条「よ、よかったあああああ!!」フニャー
後からきたシルビアが上条に謝った所で、(何故か原谷がペコペコと頭を下げていた。)
インデックスがふと感じた、とある疑問を口にする。
禁書「――この人達、魔術師?」
上条・シルビ「――!?」
424: 2010/08/03(火) 12:27:49.01 ID:r0.QEfwo
上条にとっては魔術師と言えばインデックスを狙う事が大半だ。
上条「おい、あんた達…… インデックスを狙ってるのか?」
素早くインデックスの盾になるように構える上条。
だが、当の本人は、目の前の少女がそうとは知らなかったので、
シルビ「へー。 禁書目録がこんな所にいるモンなのね? ……まったく、王室派も何やってるんだか。心配だよまったく」
上条「……インデックス目当てじゃないのか?」アレ
ちょっとばかり力んでいたのに、拍子抜けしてしまった。
シルビ「……まぁバレてるしいいけど。 私は王室派の近衛侍女よ。 インデックスを狙う理由はない訳よ。」ハァ
禁書「えっ、あの冷静沈着・理路整然・クールビューティーな!?」キラキラ
上条「い、インデックスさーん!?」ヒィイ
削板「……よく分からんがとりあえずメイドか。 こいつ、メイドまでつけやがって!」グイグイ
オッレ「いたたいたた…… 何で俺ばっかり……」ゲシゲシイタイー
==
上条「えっ、じゃあオッレルスも 三沢塾に入るのか?」
オッレ(いきなり呼び捨てにされたよ!?)「えっ、いや別に…… 講師のバイトをしに」
原谷「あぁそうだったんですか……」
削板「えー 根性無しが教師になれる訳ないだろ?」
オッレ「……第七位の理論では教師と言うのは皆熱血な感じじゃないといけないのか?」
禁書「それなら、こもえはどうなっちゃうのかな?」
原谷「ああこいつ馬鹿ですから相手しなくていいですよ」サラッ
削板「なっ!」
オッレ「そういえば上条……でいいんだっけ? 君も塾の生徒?」
上条「あっ 俺は別にそんな金ないんで。」イエイエ
上条「ただ姫神……友人がまた通い始めたっていうから、近くだしついでに様子を見に来たんだ。」
上条「おい、あんた達…… インデックスを狙ってるのか?」
素早くインデックスの盾になるように構える上条。
だが、当の本人は、目の前の少女がそうとは知らなかったので、
シルビ「へー。 禁書目録がこんな所にいるモンなのね? ……まったく、王室派も何やってるんだか。心配だよまったく」
上条「……インデックス目当てじゃないのか?」アレ
ちょっとばかり力んでいたのに、拍子抜けしてしまった。
シルビ「……まぁバレてるしいいけど。 私は王室派の近衛侍女よ。 インデックスを狙う理由はない訳よ。」ハァ
禁書「えっ、あの冷静沈着・理路整然・クールビューティーな!?」キラキラ
上条「い、インデックスさーん!?」ヒィイ
削板「……よく分からんがとりあえずメイドか。 こいつ、メイドまでつけやがって!」グイグイ
オッレ「いたたいたた…… 何で俺ばっかり……」ゲシゲシイタイー
==
上条「えっ、じゃあオッレルスも 三沢塾に入るのか?」
オッレ(いきなり呼び捨てにされたよ!?)「えっ、いや別に…… 講師のバイトをしに」
原谷「あぁそうだったんですか……」
削板「えー 根性無しが教師になれる訳ないだろ?」
オッレ「……第七位の理論では教師と言うのは皆熱血な感じじゃないといけないのか?」
禁書「それなら、こもえはどうなっちゃうのかな?」
原谷「ああこいつ馬鹿ですから相手しなくていいですよ」サラッ
削板「なっ!」
オッレ「そういえば上条……でいいんだっけ? 君も塾の生徒?」
上条「あっ 俺は別にそんな金ないんで。」イエイエ
上条「ただ姫神……友人がまた通い始めたっていうから、近くだしついでに様子を見に来たんだ。」
425: 2010/08/03(火) 12:28:35.36 ID:r0.QEfwo
禁書「とうまは心配性なのかも。 もうこの前の事件は起きないんだよ?」
上条「そりゃそうだけどな……」
シルビ「何か事件あったの?」ジトー
上条「あっいえ別に!?」アセアセ
禁書「でも、この人魔術師だよ? そんなに気になるなら、あいさの護衛でも頼む?」
上条「むぅ……。 確かに。 ……でもほら、一応一般の学生もいるじゃん? 話せねぇよ…… イメージダウンで営業妨害だぜ」
削板「……つまりオレらが離れりゃいいのか?」シレー
原谷「まぁまぁ…… とりあえず手続きしよう!」グイグイ
ぐわー と謎の声を上げながら原谷に引っ張られて塾に入っていく削板。
それを見届けてから、人のいなさそうなベンチに適当に座る。
上条「えっと、昔ここで事件があったんだ。 錬金術師がらみの――」
とりあえず上条は事件についての大筋を話す。
シルビ「吸血鬼ねぇ…… ま、文献でしか見たことないけどいたのか。」
上条「――そこで、出来たらでいいんだけど……。」
上条「そいつがまた吸血鬼がらみで狙われるといかないから、護衛を頼みたいんですけど。」
オッレ「……ついで、という事になるけど、俺は構わないよ」
シルビ「……相変わらずお前は馬鹿だ。 お人よしすぎるな」ボソッ
オッレ「? 何?」
シルビ「何でもない。」フン
上条「そりゃそうだけどな……」
シルビ「何か事件あったの?」ジトー
上条「あっいえ別に!?」アセアセ
禁書「でも、この人魔術師だよ? そんなに気になるなら、あいさの護衛でも頼む?」
上条「むぅ……。 確かに。 ……でもほら、一応一般の学生もいるじゃん? 話せねぇよ…… イメージダウンで営業妨害だぜ」
削板「……つまりオレらが離れりゃいいのか?」シレー
原谷「まぁまぁ…… とりあえず手続きしよう!」グイグイ
ぐわー と謎の声を上げながら原谷に引っ張られて塾に入っていく削板。
それを見届けてから、人のいなさそうなベンチに適当に座る。
上条「えっと、昔ここで事件があったんだ。 錬金術師がらみの――」
とりあえず上条は事件についての大筋を話す。
シルビ「吸血鬼ねぇ…… ま、文献でしか見たことないけどいたのか。」
上条「――そこで、出来たらでいいんだけど……。」
上条「そいつがまた吸血鬼がらみで狙われるといかないから、護衛を頼みたいんですけど。」
オッレ「……ついで、という事になるけど、俺は構わないよ」
シルビ「……相変わらずお前は馬鹿だ。 お人よしすぎるな」ボソッ
オッレ「? 何?」
シルビ「何でもない。」フン
426: 2010/08/03(火) 12:29:10.73 ID:r0.QEfwo
その日のうちにオッレルスは塾の講師の、シルビアはしばらく借りるアパートの手続きを済ませる。
シルビ「はぁ……」
借りたアパート(第七学区)で、さっそく全ての事を終えると、机に顔から突っ伏すシルビア。
シルビ「……明日さっそくベランダにつるしてやろうか、大馬鹿野郎。」
オッレ「ひぃいいい!?」
突っ伏したまま、首をオッレルスの方へ向けるシルビア。
シルビ「まったく、変に行動力があるせいでこちらばかり疲れるんだよまったく……」
オッレ「うぅ……。 それはすまないとは思ってるけど。」シュン
お仕置き+小言でしゅん、となったオッレルスを見て満足すると、シルビアは椅子から立ち上がる。
シルビ「ま、着いていくつったのは私だし、もういいよ。」
オッレ「シルビア……」
ほっとしているオッレルスに向けて、シルビアは笑って。
シルビ「 た だ し 吊 る し 上 げ 確 定 ね ?」
氏の宣告をした。
一日目 終了。
シルビ「はぁ……」
借りたアパート(第七学区)で、さっそく全ての事を終えると、机に顔から突っ伏すシルビア。
シルビ「……明日さっそくベランダにつるしてやろうか、大馬鹿野郎。」
オッレ「ひぃいいい!?」
突っ伏したまま、首をオッレルスの方へ向けるシルビア。
シルビ「まったく、変に行動力があるせいでこちらばかり疲れるんだよまったく……」
オッレ「うぅ……。 それはすまないとは思ってるけど。」シュン
お仕置き+小言でしゅん、となったオッレルスを見て満足すると、シルビアは椅子から立ち上がる。
シルビ「ま、着いていくつったのは私だし、もういいよ。」
オッレ「シルビア……」
ほっとしているオッレルスに向けて、シルビアは笑って。
シルビ「 た だ し 吊 る し 上 げ 確 定 ね ?」
氏の宣告をした。
一日目 終了。
427: 2010/08/03(火) 12:30:40.83 ID:r0.QEfwo
ここまでです……。
姫神大活躍!なSS書こうとしたのに…… どうしてこうなった。
皆もっと魔術と科学が交差するSS書けばいいと思うよ。
姫神大活躍!なSS書こうとしたのに…… どうしてこうなった。
皆もっと魔術と科学が交差するSS書けばいいと思うよ。
547: 2010/08/04(水) 23:28:19.48 ID:MWk9glEo
二日目
オッレ「うわあああああああああ! 限界! 頭に血が!血が!」ブラーンブラーン
彼らの朝は悲鳴から始まる。
シルビ「うるさい……近所迷惑」ガバッ
オッレ「いやいやこれはほとんどシルビアのせいd……いたたたたたた!!頭がああああ割れるぅうう!」
シルビ「まったく…… これからどうするのよ。」
オッレ「大丈夫ッ! とりあえず俺中学生高校生に勉強教えればいいって事になったから!」グッ
シルビ「あっそ…… とりあえず仕事にはありつけたのね……。」フワーワ
オッレ「欠伸しないで俺を降ろしてくださいお願いします!」ブラーンブラーン
==
オッレ「割と本気で氏ぬかと思った!」ゼーハーゼーハー
シルビ「ったく……。 手間掛けさせやがってー……」
オッレ「でもつるしあげたのはシルビアだよね?」
シルビ「でも学園都市に感情的に来たのはオッレルスのせいだよね?」
オッレ「………はい」シュン
シルビ「そうそう。私もバイトやる事になったから」
オッレ「えっ?」
シルビ「えっ? じゃないでしょ。 生活費の為に当然。」
オッレ「……あぁ……。」
シルビ「繚乱家政女学校ってトコに教えに行くの。 王室の近衛侍女って事で即効採用されたしね。」
オッレ「昨日のうちにそこまで……」ハハー
シルビ「これもそれもお前が馬鹿なせいなんだけどね」ハァ
オッレ「ぐぅっ!?」グサッ
オッレ「うわあああああああああ! 限界! 頭に血が!血が!」ブラーンブラーン
彼らの朝は悲鳴から始まる。
シルビ「うるさい……近所迷惑」ガバッ
オッレ「いやいやこれはほとんどシルビアのせいd……いたたたたたた!!頭がああああ割れるぅうう!」
シルビ「まったく…… これからどうするのよ。」
オッレ「大丈夫ッ! とりあえず俺中学生高校生に勉強教えればいいって事になったから!」グッ
シルビ「あっそ…… とりあえず仕事にはありつけたのね……。」フワーワ
オッレ「欠伸しないで俺を降ろしてくださいお願いします!」ブラーンブラーン
==
オッレ「割と本気で氏ぬかと思った!」ゼーハーゼーハー
シルビ「ったく……。 手間掛けさせやがってー……」
オッレ「でもつるしあげたのはシルビアだよね?」
シルビ「でも学園都市に感情的に来たのはオッレルスのせいだよね?」
オッレ「………はい」シュン
シルビ「そうそう。私もバイトやる事になったから」
オッレ「えっ?」
シルビ「えっ? じゃないでしょ。 生活費の為に当然。」
オッレ「……あぁ……。」
シルビ「繚乱家政女学校ってトコに教えに行くの。 王室の近衛侍女って事で即効採用されたしね。」
オッレ「昨日のうちにそこまで……」ハハー
シルビ「これもそれもお前が馬鹿なせいなんだけどね」ハァ
オッレ「ぐぅっ!?」グサッ
548: 2010/08/04(水) 23:29:14.48 ID:MWk9glEo
朝っぱらからへこまされたオッレルスはとりあえず三沢塾へ出勤する。
とりあえず緑髪のオールバックさんから生徒に効かれた分からない事を教えるように、と言われる。
で、さっそく一室に行くと。
第七位と巫女服の少女が並んで座っていた。
……いや、違う。もう一度よく見てみよう。
第七位は「うがー これぐらい根性で何とかしてやるー」といい、
巫女服は「悪い思い出も。多いし。」とブツブツ言いつつ伏せって、
騎士団長が後ろの方でゲンドウのように手を顔の前に組んで座っていた。
――!?
おかしい。 自分はなにかを間違えたのだろうか。
もう一度、スーパースローカメラで撮影した映像で見てみよう。
教室の後の方をご注目いただきたい。
削板軍覇が、椅子の背もたれに全体重をかけて今にも後ろに崩れそうで。
巫女服の少女が、削板と対象的に前にふせっていて。
騎士団長が。後ろの方で座っていた。
堂々と。
学生がいるはずの場所に、堂々と三十路超えたおっさんが。
鋭い眼光を放ちながら。オッレルスを見据えていた。
オッレ(ちょっ、ちょっとまてぇえええええええええええ!?)
何て言うか、眼光で射殺されそうだ。本気で。
オッレ「あ、あのナンバーセブン? 後ろの人は一体……?」ガクガクブルブル
削板「ん? あぁあのおっさん? あいつは根性がある奴だぞ。」
オッレ「はっ!?」
オッレルスがハテナマークを頭に浮かべると、巫女服の少女――姫神秋沙が補足説明をした。
姫神「あの人。シルビアって人を捜してきてるらしいの。」
オッレ「あぁ……。 そういえばシルビア再々帰って来いって言われてたっけ……」ナットク
とりあえず緑髪のオールバックさんから生徒に効かれた分からない事を教えるように、と言われる。
で、さっそく一室に行くと。
第七位と巫女服の少女が並んで座っていた。
……いや、違う。もう一度よく見てみよう。
第七位は「うがー これぐらい根性で何とかしてやるー」といい、
巫女服は「悪い思い出も。多いし。」とブツブツ言いつつ伏せって、
騎士団長が後ろの方でゲンドウのように手を顔の前に組んで座っていた。
――!?
おかしい。 自分はなにかを間違えたのだろうか。
もう一度、スーパースローカメラで撮影した映像で見てみよう。
教室の後の方をご注目いただきたい。
削板軍覇が、椅子の背もたれに全体重をかけて今にも後ろに崩れそうで。
巫女服の少女が、削板と対象的に前にふせっていて。
騎士団長が。後ろの方で座っていた。
堂々と。
学生がいるはずの場所に、堂々と三十路超えたおっさんが。
鋭い眼光を放ちながら。オッレルスを見据えていた。
オッレ(ちょっ、ちょっとまてぇえええええええええええ!?)
何て言うか、眼光で射殺されそうだ。本気で。
オッレ「あ、あのナンバーセブン? 後ろの人は一体……?」ガクガクブルブル
削板「ん? あぁあのおっさん? あいつは根性がある奴だぞ。」
オッレ「はっ!?」
オッレルスがハテナマークを頭に浮かべると、巫女服の少女――姫神秋沙が補足説明をした。
姫神「あの人。シルビアって人を捜してきてるらしいの。」
オッレ「あぁ……。 そういえばシルビア再々帰って来いって言われてたっけ……」ナットク
549: 2010/08/04(水) 23:30:24.88 ID:MWk9glEo
削板「……ふぅん」ジトー
オッレ「何だい、第七位。 そんな疑うような眼で。」
削板「………駆け落ちか?」
オッレ「ごっ、がアアアアアアアア!? ななななな何でそういう発想に行きついたんだよ!?」オロオロ
姫神「……娘を変な男に。誑かされた父親だと考えたら。」
オッレ「ぐぅっ!? ……とととというか別に誑かしてないからな!? むしろ向こうが留まってる的な……」
騎士団長「」ギン!
オッレ「ひいいいい!?」
騎士団長の眼光が一層鋭くなった気がした。
削板「というか、ちゃんと親の許可はとらねぇと。 自分にやましい事がないなら堂々と娘さんを俺に下さい、って言えたはずだろうが。 まったく、これだから根性無しは……」ブツブツ
オッレ「だから違うって!違うから! 別にそういう関係じゃないから!」
姫神「……男女が同棲するなら、そういう関係。 例外はあるけど。」ボソリ
オッレ「だーっ! 本当に違うんだよ!」
騎士団長「………」
オッレ「だから何なんですか騎士団長ッ! シルビアなら繚乱家政女学校です!」
騎士団長「!? そ、そうだったのか……ではそこへ出向くとしよう……」シュン
オッレ「……えっ、本当にそれだけだったのかよ……」エー
削板「根性無しせんせーッ! 因数分解できませんッ!」
オッレ「あーもうはいはい、 ……って何で英語で因数分解!?」アセアセ
姫神「せんせー。 このAIM拡散力場の定義を。説明してほしい。」
オッレ「え、えーあいえむっ!? な、何それ!? ATM!?」ヒイイ
姫神「………ふっ。 やっぱり。これだからバイトは。」ヤレヤレ
オッレ「生徒に馬鹿にされた!?」ヒイイ
オッレ「何だい、第七位。 そんな疑うような眼で。」
削板「………駆け落ちか?」
オッレ「ごっ、がアアアアアアアア!? ななななな何でそういう発想に行きついたんだよ!?」オロオロ
姫神「……娘を変な男に。誑かされた父親だと考えたら。」
オッレ「ぐぅっ!? ……とととというか別に誑かしてないからな!? むしろ向こうが留まってる的な……」
騎士団長「」ギン!
オッレ「ひいいいい!?」
騎士団長の眼光が一層鋭くなった気がした。
削板「というか、ちゃんと親の許可はとらねぇと。 自分にやましい事がないなら堂々と娘さんを俺に下さい、って言えたはずだろうが。 まったく、これだから根性無しは……」ブツブツ
オッレ「だから違うって!違うから! 別にそういう関係じゃないから!」
姫神「……男女が同棲するなら、そういう関係。 例外はあるけど。」ボソリ
オッレ「だーっ! 本当に違うんだよ!」
騎士団長「………」
オッレ「だから何なんですか騎士団長ッ! シルビアなら繚乱家政女学校です!」
騎士団長「!? そ、そうだったのか……ではそこへ出向くとしよう……」シュン
オッレ「……えっ、本当にそれだけだったのかよ……」エー
削板「根性無しせんせーッ! 因数分解できませんッ!」
オッレ「あーもうはいはい、 ……って何で英語で因数分解!?」アセアセ
姫神「せんせー。 このAIM拡散力場の定義を。説明してほしい。」
オッレ「え、えーあいえむっ!? な、何それ!? ATM!?」ヒイイ
姫神「………ふっ。 やっぱり。これだからバイトは。」ヤレヤレ
オッレ「生徒に馬鹿にされた!?」ヒイイ
550: 2010/08/04(水) 23:30:53.80 ID:MWk9glEo
・・・・・
オッレ「………疲れた(主に削板と騎士団長で)」
姫神「明日も。あるから。頑張って。」ヨシヨシ
オッレ「う、そうだった……」ナキタイ……
削板「明日は色んな奴らが来るって原谷が言ってたなー」
オッレ「……これ以上濃いメンバーがきませんように」ボソッ
姫神「!……何か。言った?」
オッレ「な、何も?!」ビクッ
姫神「……例えば。濃いメンバー。とか」ボソリ
オッレ(聞かれた!?)
姫神「ふ、ふふふふふ……」
オッレ「い、いや、その癪に障ったんなら謝るよ?……」
姫神「……私は薄くない私は濃い私は印象が濃い私は目立っている私は……」ブツブツブツ……
姫神秋沙は遠い目をして、ひたすら自分に言い聞かせるように、呪文のようにつぶやき続けている。
削板・オッレ「?!」
オッレルスの日記より、抜粋。
『ウニ頭の少年に護衛を頼まれた少女だが、正直呪われそうな気がする。』
オッレ「………疲れた(主に削板と騎士団長で)」
姫神「明日も。あるから。頑張って。」ヨシヨシ
オッレ「う、そうだった……」ナキタイ……
削板「明日は色んな奴らが来るって原谷が言ってたなー」
オッレ「……これ以上濃いメンバーがきませんように」ボソッ
姫神「!……何か。言った?」
オッレ「な、何も?!」ビクッ
姫神「……例えば。濃いメンバー。とか」ボソリ
オッレ(聞かれた!?)
姫神「ふ、ふふふふふ……」
オッレ「い、いや、その癪に障ったんなら謝るよ?……」
姫神「……私は薄くない私は濃い私は印象が濃い私は目立っている私は……」ブツブツブツ……
姫神秋沙は遠い目をして、ひたすら自分に言い聞かせるように、呪文のようにつぶやき続けている。
削板・オッレ「?!」
オッレルスの日記より、抜粋。
『ウニ頭の少年に護衛を頼まれた少女だが、正直呪われそうな気がする。』
551: 2010/08/04(水) 23:32:16.09 ID:MWk9glEo
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第七学区 アパート
オッレ「つ、疲れた……」バタン
シルビ「入って早々倒れるな」ゲシッ
オッレ「いたいいたいいたい割と本気で痛ーーっ!? いつもの三割増し!?」ゲシゲシ
シルビ「……はぁ。 まったく。 大馬鹿野郎が教えたせいで職場に騎士団長と傭兵が乗り込んできた訳だが」
オッレ「そ、それはごめん……。 って傭兵?」
シルビ「ん。 同じ聖人……いや、二重聖人で騎士になり損ねた男。ウィリアム・オルウェル。」
オッレ「あぁ……。 いたような……。」
シルビ「そいつらが乗り込んでちょっとした……。いやかなりの修羅場になってね……まぁ色々あった訳だ。」
オッレ(シルビアみたいな聖人にあの騎士団長……。 威圧感すごかっただろうな……)
オッレ「……と、とりあえず足をどけてくれないか?」
シルビ「だが断る。」
オッレ「え、えぇええええ……。 このままだと俺何か変な趣味に目覚めるかもしれないぞ?!」
シルビ「その時はお前の許容量を超える痛みを与え続けるまで。」
オッレ「ひいいいいいいいいいいいい!?」
二日目 終了
という訳で何レスか失礼しました。
第七学区 アパート
オッレ「つ、疲れた……」バタン
シルビ「入って早々倒れるな」ゲシッ
オッレ「いたいいたいいたい割と本気で痛ーーっ!? いつもの三割増し!?」ゲシゲシ
シルビ「……はぁ。 まったく。 大馬鹿野郎が教えたせいで職場に騎士団長と傭兵が乗り込んできた訳だが」
オッレ「そ、それはごめん……。 って傭兵?」
シルビ「ん。 同じ聖人……いや、二重聖人で騎士になり損ねた男。ウィリアム・オルウェル。」
オッレ「あぁ……。 いたような……。」
シルビ「そいつらが乗り込んでちょっとした……。いやかなりの修羅場になってね……まぁ色々あった訳だ。」
オッレ(シルビアみたいな聖人にあの騎士団長……。 威圧感すごかっただろうな……)
オッレ「……と、とりあえず足をどけてくれないか?」
シルビ「だが断る。」
オッレ「え、えぇええええ……。 このままだと俺何か変な趣味に目覚めるかもしれないぞ?!」
シルビ「その時はお前の許容量を超える痛みを与え続けるまで。」
オッレ「ひいいいいいいいいいいいい!?」
二日目 終了
という訳で何レスか失礼しました。
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