1: >2012/05/01(火) 21:41:27.34 ID:xyKtPpuE0
『ふしゅるー』
ふしゅる~
櫻子「んーやっぱできないなー」
花子「そんな力任せに吹いたって鳴るわけないし……そういうのはコツがいるんだし」
櫻子「じゃあ花子できんの!?」
花子「い、いやできないけど……」
櫻子「なんだーできないくせに偉そうなこと言うなよー」ぶーぶー
花子「い、いやもしかしたらできるかもしれないし!」
ふしゅー
花子「…………」
ふしゅる~
櫻子「んーやっぱできないなー」
花子「そんな力任せに吹いたって鳴るわけないし……そういうのはコツがいるんだし」
櫻子「じゃあ花子できんの!?」
花子「い、いやできないけど……」
櫻子「なんだーできないくせに偉そうなこと言うなよー」ぶーぶー
花子「い、いやもしかしたらできるかもしれないし!」
ふしゅー
花子「…………」
2: 2012/05/01(火) 21:45:04.81 ID:xyKtPpuE0
櫻子「あっはっはっは! 全然ダメじゃん!」
花子「う、うるさいな! 櫻子だって鳴ってないんだから偉そうなこと言うなし!」
櫻子「私のはまだ花子より音が大きいもんね!」
花子「だからそれ力任せに吹いてるだけでしょ!」
櫻子「なにをー!」
ふしゅるー
櫻子・花子「えっ」
撫子「…………」
花子「……あれ? ねーちゃん今吹いた?」
撫子「吹いてないよ」
花子「う、うるさいな! 櫻子だって鳴ってないんだから偉そうなこと言うなし!」
櫻子「私のはまだ花子より音が大きいもんね!」
花子「だからそれ力任せに吹いてるだけでしょ!」
櫻子「なにをー!」
ふしゅるー
櫻子・花子「えっ」
撫子「…………」
花子「……あれ? ねーちゃん今吹いた?」
撫子「吹いてないよ」
3: 2012/05/01(火) 21:49:16.01 ID:xyKtPpuE0
櫻子「いや吹いたよ! 吹いてたよ! しかもできてなかったよ!」
撫子「吹いてないって」
花子「ね、ねーちゃん……///」ククク
櫻子「じゃあ吹いたとか吹いてないとかいいから、ちょっと吹いてみて?」
撫子「やだよ。なんでそんなこと」
櫻子「わー吹けないんだー!」
撫子「吹けるよ? 当たり前でしょ」
櫻子「うそつけー! じゃあ吹いてみてよ!」
花子「ねーちゃん強がらなくても……」
撫子「…………」スッ
櫻子・花子(お、おお……?)
撫子「…………」
撫子「吹いてないって」
花子「ね、ねーちゃん……///」ククク
櫻子「じゃあ吹いたとか吹いてないとかいいから、ちょっと吹いてみて?」
撫子「やだよ。なんでそんなこと」
櫻子「わー吹けないんだー!」
撫子「吹けるよ? 当たり前でしょ」
櫻子「うそつけー! じゃあ吹いてみてよ!」
花子「ねーちゃん強がらなくても……」
撫子「…………」スッ
櫻子・花子(お、おお……?)
撫子「…………」
4: 2012/05/01(火) 21:53:13.26 ID:xyKtPpuE0
ピリリリリリ!
撫子「あ、電話だ。出るね」
櫻子「くそっ! なんでこんなときに!」
撫子「もしもし?…… あー、わかったわかった。行くよ」
花子「ねーちゃんどっか行くの?」
撫子「ちょっと用事。じゃあね」
櫻子「わー逃げるなー!」
撫子「あ、電話だ。出るね」
櫻子「くそっ! なんでこんなときに!」
撫子「もしもし?…… あー、わかったわかった。行くよ」
花子「ねーちゃんどっか行くの?」
撫子「ちょっと用事。じゃあね」
櫻子「わー逃げるなー!」
5: 2012/05/01(火) 21:56:43.49 ID:xyKtPpuE0
――――――
撫子「いやー、それにしても良いタイミングでかけてくれたね。流石だよ」
『どういうこと?』
撫子「いや、こっちの話……それよりさ、指笛教えてくれない?」
『指笛……? なんで急に?』
撫子「いつどこにいても私の位置を知らせられるじゃん」
『な、なでしー……///』キュン
『わたし吹けないよ』
撫子「 ∵ 」
撫子「いやー、それにしても良いタイミングでかけてくれたね。流石だよ」
『どういうこと?』
撫子「いや、こっちの話……それよりさ、指笛教えてくれない?」
『指笛……? なんで急に?』
撫子「いつどこにいても私の位置を知らせられるじゃん」
『な、なでしー……///』キュン
『わたし吹けないよ』
撫子「 ∵ 」
6: 2012/05/01(火) 22:02:07.18 ID:xyKtPpuE0
――――――
『なやみそうだん』
向日葵「櫻子、私ちょっとこれポストに出してきちゃいますわね?」
櫻子「おいよー」ポリポリ
パタン
楓「……あ、あの、櫻子おねえちゃん……」モジモジ
櫻子「ん? どうした楓」
楓「あのね、ちょっと悩みがあるんだけど……」
櫻子「おまっ、その年で悩みなんて持つんじゃないよ……なになに、仕方ないから櫻子様が聞いてあげよう」
『なやみそうだん』
向日葵「櫻子、私ちょっとこれポストに出してきちゃいますわね?」
櫻子「おいよー」ポリポリ
パタン
楓「……あ、あの、櫻子おねえちゃん……」モジモジ
櫻子「ん? どうした楓」
楓「あのね、ちょっと悩みがあるんだけど……」
櫻子「おまっ、その年で悩みなんて持つんじゃないよ……なになに、仕方ないから櫻子様が聞いてあげよう」
8: 2012/05/01(火) 22:05:49.81 ID:xyKtPpuE0
楓「おねえちゃんのことなの」
櫻子「向日葵の?」
楓「おねえちゃん、最近寝るときいつもうなされてるみたいなの……」
櫻子「うなされ……向日葵がぁ?」
楓「お布団の中で、『さくらこ! さくらこっ!』って言いながらもぞもぞしてるの!」
櫻子「 ∵ 」
櫻子「向日葵の?」
楓「おねえちゃん、最近寝るときいつもうなされてるみたいなの……」
櫻子「うなされ……向日葵がぁ?」
楓「お布団の中で、『さくらこ! さくらこっ!』って言いながらもぞもぞしてるの!」
櫻子「 ∵ 」
10: 2012/05/01(火) 22:09:10.61 ID:xyKtPpuE0
楓「お腹痛いのかなぁ……昨日もそうだったし、心配なの」
楓「やっぱりこういうことは、櫻子おねえちゃんに相談した方がいいと思って、それで……」
櫻子「いや、あの、楓……」
櫻子(それってまさか……///)
櫻子「あー、あれだ。後で私が向日葵と話しておくから、楓は心配しなくていいよ」アハハ
楓「よかったぁ……やっぱり櫻子おねえちゃんに相談してよかったの!」
櫻子「う、うん……」
櫻子(向日葵……///)
楓「やっぱりこういうことは、櫻子おねえちゃんに相談した方がいいと思って、それで……」
櫻子「いや、あの、楓……」
櫻子(それってまさか……///)
櫻子「あー、あれだ。後で私が向日葵と話しておくから、楓は心配しなくていいよ」アハハ
楓「よかったぁ……やっぱり櫻子おねえちゃんに相談してよかったの!」
櫻子「う、うん……」
櫻子(向日葵……///)
11: 2012/05/01(火) 22:13:03.88 ID:xyKtPpuE0
~
向日葵「あら、花子ちゃん。こんにちは」
花子「あっ……ひま子ねーちゃん」
向日葵「……どうしましたの? 浮かない顔で……」
花子「うん……ちょっと、悩みというか」
向日葵「悩み……? 花子ちゃんが?」
花子「櫻子のことなんだけど……」
向日葵(櫻子の?)
花子「最近よく櫻子の部屋の前を通る時に、なんか唸り声みたいのが聞こえてきて……」
向日葵(えぇ……?)
花子「覗いてみたら、なんか布団にくるまってて……『ひまわり! ひまわりー!』って言ってて……」
向日葵「 ∵ 」
向日葵「あら、花子ちゃん。こんにちは」
花子「あっ……ひま子ねーちゃん」
向日葵「……どうしましたの? 浮かない顔で……」
花子「うん……ちょっと、悩みというか」
向日葵「悩み……? 花子ちゃんが?」
花子「櫻子のことなんだけど……」
向日葵(櫻子の?)
花子「最近よく櫻子の部屋の前を通る時に、なんか唸り声みたいのが聞こえてきて……」
向日葵(えぇ……?)
花子「覗いてみたら、なんか布団にくるまってて……『ひまわり! ひまわりー!』って言ってて……」
向日葵「 ∵ 」
12: 2012/05/01(火) 22:16:47.11 ID:xyKtPpuE0
花子「お腹でもいたいのかな……よく夜になるんだけど」
花子「やっぱり櫻子はひま子ねーちゃんに頼りっきりだから、ああいうときも名前呼んじゃうのかなーって思って」
花子「あっ、べ、別に心配してるわけじゃないけど……ちょっと、ちょっとだけ最近気になってるというか」
向日葵「わかりましたわ……私から櫻子に聞いてみますから、花子ちゃんは心配しなくていいですわ」
花子「えっ!? し、心配なんかしてないし……!///」
向日葵(櫻子……あなた……///)
花子「やっぱり櫻子はひま子ねーちゃんに頼りっきりだから、ああいうときも名前呼んじゃうのかなーって思って」
花子「あっ、べ、別に心配してるわけじゃないけど……ちょっと、ちょっとだけ最近気になってるというか」
向日葵「わかりましたわ……私から櫻子に聞いてみますから、花子ちゃんは心配しなくていいですわ」
花子「えっ!? し、心配なんかしてないし……!///」
向日葵(櫻子……あなた……///)
13: 2012/05/01(火) 22:20:52.26 ID:xyKtPpuE0
~
向日葵「た、ただいま」
櫻子「向日葵? 帰ってきた?」
向日葵「櫻子……!///」
櫻子「あーあのさ、話があるんだけど……」
向日葵「うそ……私もちょうど話があったんですけど……」
櫻子「…………」
向日葵「…………」
櫻子・向日葵(い、言えない………///)
櫻子「あー! 私用事思い出した! もう帰るねっ? じゃあね」
向日葵「そ、そうなんですの? じゃあまた……」
向日葵「た、ただいま」
櫻子「向日葵? 帰ってきた?」
向日葵「櫻子……!///」
櫻子「あーあのさ、話があるんだけど……」
向日葵「うそ……私もちょうど話があったんですけど……」
櫻子「…………」
向日葵「…………」
櫻子・向日葵(い、言えない………///)
櫻子「あー! 私用事思い出した! もう帰るねっ? じゃあね」
向日葵「そ、そうなんですの? じゃあまた……」
14: 2012/05/01(火) 22:24:28.94 ID:xyKtPpuE0
~
撫子「二人とも言った?」
楓「ちゃんと言ったの!」
花子「言ったけど……櫻子そんなことしてたっけ?」
撫子「いいんだよどっちでも。適当に引っ掻き回しとかないとダメな二人なんだからさ。見てて面白いし」
花子「ふーん……」
花子「ところで、お腹いたいのがなんなの? それ伝えてどうなるの?」
楓「あっ、楓もそれ気になるの!」
撫子「あんたたちは気にしなくていいんだよ」
花子「えーつまんな」
撫子「二人とも言った?」
楓「ちゃんと言ったの!」
花子「言ったけど……櫻子そんなことしてたっけ?」
撫子「いいんだよどっちでも。適当に引っ掻き回しとかないとダメな二人なんだからさ。見てて面白いし」
花子「ふーん……」
花子「ところで、お腹いたいのがなんなの? それ伝えてどうなるの?」
楓「あっ、楓もそれ気になるの!」
撫子「あんたたちは気にしなくていいんだよ」
花子「えーつまんな」
16: 2012/05/01(火) 22:29:06.96 ID:xyKtPpuE0
花子「まあいいや。楓、私の部屋行こう?」
楓「えっ、今日もするの……?」
花子「だ、だめ……?」
楓「いや、だめじゃないけど……///」モジモジ
花子「優しくするから、だから……///」そっ
楓「うん、わかったの……///」こくり
撫子「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな二人とも」
楓「えっ、今日もするの……?」
花子「だ、だめ……?」
楓「いや、だめじゃないけど……///」モジモジ
花子「優しくするから、だから……///」そっ
楓「うん、わかったの……///」こくり
撫子「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな二人とも」
18: 2012/05/01(火) 22:32:55.93 ID:xyKtPpuE0
――――――
『もちのはなし』
向日葵「赤座さん、あの……」
あかり「ん? なーに向日葵ちゃん」
向日葵「さっき櫻子と一緒にいましたでしょ? ちょっとその時の櫻子の様子を事細かに聞いておきたいんですけど……」メモメモ
あかり「え、えーと……」アセアセ
ちなつ(怖っ……向日葵ちゃんこんなんだったっけ)
~
櫻子(向日葵のやつ……あんなにあかりちゃんに熱心に話しかけて……)ムスッ
『もちのはなし』
向日葵「赤座さん、あの……」
あかり「ん? なーに向日葵ちゃん」
向日葵「さっき櫻子と一緒にいましたでしょ? ちょっとその時の櫻子の様子を事細かに聞いておきたいんですけど……」メモメモ
あかり「え、えーと……」アセアセ
ちなつ(怖っ……向日葵ちゃんこんなんだったっけ)
~
櫻子(向日葵のやつ……あんなにあかりちゃんに熱心に話しかけて……)ムスッ
20: 2012/05/01(火) 22:36:04.04 ID:xyKtPpuE0
――――
向日葵「ちょっといいですか?」
生徒「え? なに?」
向日葵「あなたさっき櫻子と一緒にいたでしょう? 少しその時の櫻子の状況を詳しくお聞かせ願えますか?」
生徒「……は?」
向日葵「ですから、櫻子がさっきどこにでかけたか、何を話したか、どんな表情だったかとかを詳しく教えて欲しいんですの」ずいっ
生徒「こ、こわいよ古谷さん……」
~
櫻子(あ、また向日葵が……あんなに近づいて……何話してんだろ)
櫻子(まったく、向日葵は私の話し相手にならなきゃいけない義務があるのに!)プンプン
向日葵「ちょっといいですか?」
生徒「え? なに?」
向日葵「あなたさっき櫻子と一緒にいたでしょう? 少しその時の櫻子の状況を詳しくお聞かせ願えますか?」
生徒「……は?」
向日葵「ですから、櫻子がさっきどこにでかけたか、何を話したか、どんな表情だったかとかを詳しく教えて欲しいんですの」ずいっ
生徒「こ、こわいよ古谷さん……」
~
櫻子(あ、また向日葵が……あんなに近づいて……何話してんだろ)
櫻子(まったく、向日葵は私の話し相手にならなきゃいけない義務があるのに!)プンプン
21: 2012/05/01(火) 22:39:16.97 ID:xyKtPpuE0
――――
向日葵「あの、いいですか?」
生徒(う、うわ……また古谷さんだ……)
向日葵「あなたさっき櫻子と一緒にいたでしょう? ちょっとその時の櫻子の様子を……」
櫻子「おい!」
向日葵「あっ、あら櫻子! どうしましたの?///」
櫻子「みんなに聞いたぞ……最近やけに熱心にいろんな人と話してると思ったら……」
向日葵「えっ!? ち、違うんですのよこれは……」
櫻子「みんなしつこいって迷惑してるぞ! 変なことしてんなよな!」
向日葵「なっ……私はただあなたのことをもっと知りたいと……!」
向日葵「あの、いいですか?」
生徒(う、うわ……また古谷さんだ……)
向日葵「あなたさっき櫻子と一緒にいたでしょう? ちょっとその時の櫻子の様子を……」
櫻子「おい!」
向日葵「あっ、あら櫻子! どうしましたの?///」
櫻子「みんなに聞いたぞ……最近やけに熱心にいろんな人と話してると思ったら……」
向日葵「えっ!? ち、違うんですのよこれは……」
櫻子「みんなしつこいって迷惑してるぞ! 変なことしてんなよな!」
向日葵「なっ……私はただあなたのことをもっと知りたいと……!」
24: 2012/05/01(火) 22:43:15.57 ID:xyKtPpuE0
櫻子「だったら私に聞けー! 言いたいことがあるなら私に言えー! 私から離れるなー!」
櫻子「私のことを誰よりも知りたかったら、誰よりも私の近くにいろー!!」
向日葵「さっ、櫻子……///」
ぎゅっ
向日葵「……もう離れませんわ。櫻子の全てを知りたい……///」だきっ
櫻子「うん……! 私も、もっと向日葵と一緒に居たい……///」ひしっ
生徒「どいてくれませんか……」
櫻子「私のことを誰よりも知りたかったら、誰よりも私の近くにいろー!!」
向日葵「さっ、櫻子……///」
ぎゅっ
向日葵「……もう離れませんわ。櫻子の全てを知りたい……///」だきっ
櫻子「うん……! 私も、もっと向日葵と一緒に居たい……///」ひしっ
生徒「どいてくれませんか……」
25: 2012/05/01(火) 22:46:39.14 ID:xyKtPpuE0
――――――
『ねぼすけ』
ガラッ
櫻子「遅れましたー!」ゼェゼェ
向日葵「おくれ、ました……」ハァハァ
先生「……揃って遅刻ですね。 なんで遅れたんですか?」
向日葵「櫻子が起きるのが遅くて、それで……」
櫻子「はぁっ!? だってそれは昨日向日葵が私のことあんなに責めるからじゃん!///」
向日葵「あなただって昨日は一段と激しかったですわ!/// それに私は低血圧なのにあなたより早く起きてるんですからね!」
櫻子「でも向日葵は私よりいっぱい激しくするから、私の起きるのが遅いのは向日葵のせいじゃん!」
『ねぼすけ』
ガラッ
櫻子「遅れましたー!」ゼェゼェ
向日葵「おくれ、ました……」ハァハァ
先生「……揃って遅刻ですね。 なんで遅れたんですか?」
向日葵「櫻子が起きるのが遅くて、それで……」
櫻子「はぁっ!? だってそれは昨日向日葵が私のことあんなに責めるからじゃん!///」
向日葵「あなただって昨日は一段と激しかったですわ!/// それに私は低血圧なのにあなたより早く起きてるんですからね!」
櫻子「でも向日葵は私よりいっぱい激しくするから、私の起きるのが遅いのは向日葵のせいじゃん!」
27: 2012/05/01(火) 22:49:54.31 ID:xyKtPpuE0
向日葵「そんなこと言うと……もう今夜はしてあげませんわよ?」
櫻子「えっ!? そ、そんな……意地悪ぅ……///」
向日葵「櫻子……」ぽっ
櫻子「ご、ごめんね……ちゃんと明日から起きれるように頑張るから、今日も……しよ?///」
向日葵「じゃあ、今日は昨日よりももっと可愛がってあげますわ……///」
櫻子「えーそんな……私壊れちゃうよぉ……///」
向日葵「壊してあげますわ……私の櫻子……」クイッ
先生「二人とも! 後で職員室に来なさいっ!!///」バン
ちなつ(この……幼馴染の進行速度の凄まじいこと……! 羨ましいったらありゃしないわ!)
あかり(なんだろ……ゲームでもしてたのかな?)
櫻子「えっ!? そ、そんな……意地悪ぅ……///」
向日葵「櫻子……」ぽっ
櫻子「ご、ごめんね……ちゃんと明日から起きれるように頑張るから、今日も……しよ?///」
向日葵「じゃあ、今日は昨日よりももっと可愛がってあげますわ……///」
櫻子「えーそんな……私壊れちゃうよぉ……///」
向日葵「壊してあげますわ……私の櫻子……」クイッ
先生「二人とも! 後で職員室に来なさいっ!!///」バン
ちなつ(この……幼馴染の進行速度の凄まじいこと……! 羨ましいったらありゃしないわ!)
あかり(なんだろ……ゲームでもしてたのかな?)
28: 2012/05/01(火) 22:53:11.35 ID:xyKtPpuE0
――――――
『はなよめしゅぎょう』
向日葵「あなたのとこの料理当番制って花嫁修行みたいのも兼ねているんでしょう? だったら日頃からちゃんとしないと意味がないですわよ」
櫻子「んー……まあ自分でも薄々なんとかした方がいいかなとは思ってたんだけどさ」
櫻子(向日葵と一緒になったときに頼りっきりにならないようにね)
向日葵「料理はある意味勉強よりも大切ですわ。これから先ずっと必要なんですから……」
櫻子「よし! 次から本気でやってみよう!」
『はなよめしゅぎょう』
向日葵「あなたのとこの料理当番制って花嫁修行みたいのも兼ねているんでしょう? だったら日頃からちゃんとしないと意味がないですわよ」
櫻子「んー……まあ自分でも薄々なんとかした方がいいかなとは思ってたんだけどさ」
櫻子(向日葵と一緒になったときに頼りっきりにならないようにね)
向日葵「料理はある意味勉強よりも大切ですわ。これから先ずっと必要なんですから……」
櫻子「よし! 次から本気でやってみよう!」
29: 2012/05/01(火) 22:58:52.43 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「りょくおうしょくやさいが大事らしい!」
向日葵「色彩の強い野菜は確かにいいですわね。代表的なのはニンジンですけど……」
櫻子「…………」
向日葵「……取り入れなさいよ?」
櫻子「な、なんとかニンジンを避けることはできないのか……」
向日葵「無理ですわね。諦めさない」
櫻子「じゃあ向日葵はピーマン使った料理つくってんの!?」
向日葵「うっ……」ギクッ
櫻子「ほら! ほらー! じゃあニンジンもいれなくていいよね!」
櫻子「りょくおうしょくやさいが大事らしい!」
向日葵「色彩の強い野菜は確かにいいですわね。代表的なのはニンジンですけど……」
櫻子「…………」
向日葵「……取り入れなさいよ?」
櫻子「な、なんとかニンジンを避けることはできないのか……」
向日葵「無理ですわね。諦めさない」
櫻子「じゃあ向日葵はピーマン使った料理つくってんの!?」
向日葵「うっ……」ギクッ
櫻子「ほら! ほらー! じゃあニンジンもいれなくていいよね!」
31: 2012/05/01(火) 23:02:34.55 ID:xyKtPpuE0
向日葵「肉と芋だけのカレー……緑と白の野菜炒め……肉とじゃがいもだけの肉じゃが……茶色一色のきんぴら……」ボソボソ
櫻子「そ、それの何が悪いの!? うまいじゃん!」
向日葵「…………」
櫻子「…………」
櫻子「助けて……」
向日葵(早くも挫折しそうですわね……)
櫻子「そ、それの何が悪いの!? うまいじゃん!」
向日葵「…………」
櫻子「…………」
櫻子「助けて……」
向日葵(早くも挫折しそうですわね……)
32: 2012/05/01(火) 23:06:13.88 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「やっぱり塩分はひかえめに! ということで薄口醤油を買ってきましたー」ジャーン
向日葵「えっ……」
櫻子「なに? なんか変?」
向日葵「ちょっと……それちゃんとよく見て買いました?」
櫻子「よく見てっていうか……ねーちゃんに頼まれたんだもん」
撫子「あーそうそう。ちょうど無くなるとこだったしね」
向日葵「…………」
櫻子「やっぱり塩分はひかえめに! ということで薄口醤油を買ってきましたー」ジャーン
向日葵「えっ……」
櫻子「なに? なんか変?」
向日葵「ちょっと……それちゃんとよく見て買いました?」
櫻子「よく見てっていうか……ねーちゃんに頼まれたんだもん」
撫子「あーそうそう。ちょうど無くなるとこだったしね」
向日葵「…………」
34: 2012/05/01(火) 23:09:58.14 ID:xyKtPpuE0
花子「……薄口醤油と濃口醤油、塩分量が多いのは実は薄口醤油だし」
向日葵「花子ちゃん! 知ってたんですのね!」
撫子「うそ。なにそれ」
花子「薄口は色が薄いから薄口。塩分濃度は濃口の方が薄くて、薄口の方が濃いの」
向日葵「さすが! 花子ちゃんはいいお嫁さんになれますわ! まったく櫻子はそんなことも知らずに……」
櫻子「なっ、なんでだよ! 買ってきてって言ったのはねーちゃんだぞ!」
撫子「…………」
撫子「……ちょっと薄口醤油って名前つけたやつ殴ってくる」スクッ
向日葵「落ち着いてください撫子さん! 仕方ないことですから! 誰しも最初は間違えますから!」
櫻子「おい! 私のときと扱いが違うぞ!」
花子(たまたまやってたテレビ見ててよかったー……)
向日葵「花子ちゃん! 知ってたんですのね!」
撫子「うそ。なにそれ」
花子「薄口は色が薄いから薄口。塩分濃度は濃口の方が薄くて、薄口の方が濃いの」
向日葵「さすが! 花子ちゃんはいいお嫁さんになれますわ! まったく櫻子はそんなことも知らずに……」
櫻子「なっ、なんでだよ! 買ってきてって言ったのはねーちゃんだぞ!」
撫子「…………」
撫子「……ちょっと薄口醤油って名前つけたやつ殴ってくる」スクッ
向日葵「落ち着いてください撫子さん! 仕方ないことですから! 誰しも最初は間違えますから!」
櫻子「おい! 私のときと扱いが違うぞ!」
花子(たまたまやってたテレビ見ててよかったー……)
36: 2012/05/01(火) 23:14:50.29 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「うぅ~……私には嫁修行は無理なのかなぁ……」ぐでん
向日葵「…………」
向日葵「嫁修行というか……あなたって好きな男の人とかいますの……?///」
櫻子(えっ……!?///)
櫻子「い、いないよいない! 男なんて知り合いにもいないし!」
櫻子(なんでそんなこと聞くんだよ向日葵のバカ……///)
向日葵(……あなたの友達関係ぐらい私も把握してますし、聞かなくたって答えはわかってましたわ)
櫻子「あーそっか! 結婚もしないのに花嫁修行なんていらないよねってことか!」
向日葵「えっ」
櫻子「うぅ~……私には嫁修行は無理なのかなぁ……」ぐでん
向日葵「…………」
向日葵「嫁修行というか……あなたって好きな男の人とかいますの……?///」
櫻子(えっ……!?///)
櫻子「い、いないよいない! 男なんて知り合いにもいないし!」
櫻子(なんでそんなこと聞くんだよ向日葵のバカ……///)
向日葵(……あなたの友達関係ぐらい私も把握してますし、聞かなくたって答えはわかってましたわ)
櫻子「あーそっか! 結婚もしないのに花嫁修行なんていらないよねってことか!」
向日葵「えっ」
37: 2012/05/01(火) 23:18:21.96 ID:xyKtPpuE0
櫻子「あーなんか気が楽になってきた。明日からはもう普通にしてよう。向日葵ありがとね」ゴロン
向日葵「いやいや料理が必要なことに変わりはありませんから!」
向日葵(将来私がいないときとかどうしますの!?)
櫻子「そんときはそんときー」
向日葵「もう……」
向日葵(……ま、これから何年かけてでもできるようにしてみせますわ)
櫻子「腹減ったー! ごはんー!」
向日葵「仕方ありませんわね」
向日葵「いやいや料理が必要なことに変わりはありませんから!」
向日葵(将来私がいないときとかどうしますの!?)
櫻子「そんときはそんときー」
向日葵「もう……」
向日葵(……ま、これから何年かけてでもできるようにしてみせますわ)
櫻子「腹減ったー! ごはんー!」
向日葵「仕方ありませんわね」
38: 2012/05/01(火) 23:22:09.28 ID:xyKtPpuE0
――――――
『のめやうたえ』
撫子「…………」ウトウト
花子「ねーちゃん眠いなら部屋いけば?」
撫子「……いやいや、まだ呑めるよ」
花子「それお酒!? 水かと思った……ていうかねーちゃん自分の年わかってんの!?」
撫子「わかってるよ。私も水かと思ってたら酒だったんだよ。天然は裁かれないからこの手を覚えとくといいよ」
花子「なにいってるかわかんないし……とりあえずこれはもう飲んじゃだめ!」ぱっ
撫子「うわー……あーあ、花子昔はもっと優しかったのになぁ……」
花子(うっ……///)
『のめやうたえ』
撫子「…………」ウトウト
花子「ねーちゃん眠いなら部屋いけば?」
撫子「……いやいや、まだ呑めるよ」
花子「それお酒!? 水かと思った……ていうかねーちゃん自分の年わかってんの!?」
撫子「わかってるよ。私も水かと思ってたら酒だったんだよ。天然は裁かれないからこの手を覚えとくといいよ」
花子「なにいってるかわかんないし……とりあえずこれはもう飲んじゃだめ!」ぱっ
撫子「うわー……あーあ、花子昔はもっと優しかったのになぁ……」
花子(うっ……///)
39: 2012/05/01(火) 23:26:13.20 ID:xyKtPpuE0
撫子「どこにいくにも私についてきてさー……夜は怖いから一緒にトイレいったりさー……」いじいじ
花子「知らない知らない知らないー!///」ダッ
バタン
撫子「あーあー行っちゃった」
~
撫子「…………」ウトウト
櫻子「あれ? ねーちゃん寝てんの?」
撫子「現世と微睡みの境界をフラフラしてんのさ」
櫻子「…………は?」
撫子「あーあんたにはわかんないよ」
花子「知らない知らない知らないー!///」ダッ
バタン
撫子「あーあー行っちゃった」
~
撫子「…………」ウトウト
櫻子「あれ? ねーちゃん寝てんの?」
撫子「現世と微睡みの境界をフラフラしてんのさ」
櫻子「…………は?」
撫子「あーあんたにはわかんないよ」
41: 2012/05/01(火) 23:29:28.94 ID:xyKtPpuE0
櫻子「ていうか眠いならベッドいきなよ」
撫子「実はシーツ干して取り込んだままつけてなくてさー……櫻子ちょっとつけてきてくれる?」
櫻子「なんで!? 自分でやりなよ!」
撫子「私今うまく動けそうにないからさー……やってくれたらキスしてあげるよ」
櫻子「いいよキスはべつに! まったく……///」しぶしぶ
櫻子(ほんとねーちゃん眠いときは人格変わるな……)
バタン
撫子「実はシーツ干して取り込んだままつけてなくてさー……櫻子ちょっとつけてきてくれる?」
櫻子「なんで!? 自分でやりなよ!」
撫子「私今うまく動けそうにないからさー……やってくれたらキスしてあげるよ」
櫻子「いいよキスはべつに! まったく……///」しぶしぶ
櫻子(ほんとねーちゃん眠いときは人格変わるな……)
バタン
42: 2012/05/01(火) 23:34:06.32 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「よっしょ……」
櫻子(……ん? なんだろこのにおい)
くんくん
櫻子「え……/// ねーちゃんの布団なんでこんなにいいにおいなわけ……」
櫻子「うちの洗剤? いや違うな……でもこのにおい好き!」
櫻子(うそなにこれやばい……癖になる)
櫻子(ちょ、ちょっと寝てみようかな……///)
ガチャッ
櫻子「うわっ!!」
撫子「え……なにしてんの」
櫻子「いっ、いやこれは違くてっ……!///」
櫻子「よっしょ……」
櫻子(……ん? なんだろこのにおい)
くんくん
櫻子「え……/// ねーちゃんの布団なんでこんなにいいにおいなわけ……」
櫻子「うちの洗剤? いや違うな……でもこのにおい好き!」
櫻子(うそなにこれやばい……癖になる)
櫻子(ちょ、ちょっと寝てみようかな……///)
ガチャッ
櫻子「うわっ!!」
撫子「え……なにしてんの」
櫻子「いっ、いやこれは違くてっ……!///」
43: 2012/05/01(火) 23:38:41.25 ID:xyKtPpuE0
撫子「……ああ。準備オッケーってわけ?」
櫻子「は?」
撫子「キスだけじゃ嫌ってことでしょ? まったく櫻子はいつまでたっても甘えんぼなんだから……」ゴソゴソ
櫻子「え!? いや違うよ! ちょっとどこ触ってん……あっ!?」
櫻子(このにおいだ! ねーちゃんのにおいだ!)
撫子「ちょっとなにさ……そんなとこに顔うずめて。嫌味?」
櫻子「いやうずめてるっていうかそっちがおしつけてるの! 胸無いのはおなじだし! いやー潰れるー!」
櫻子「は?」
撫子「キスだけじゃ嫌ってことでしょ? まったく櫻子はいつまでたっても甘えんぼなんだから……」ゴソゴソ
櫻子「え!? いや違うよ! ちょっとどこ触ってん……あっ!?」
櫻子(このにおいだ! ねーちゃんのにおいだ!)
撫子「ちょっとなにさ……そんなとこに顔うずめて。嫌味?」
櫻子「いやうずめてるっていうかそっちがおしつけてるの! 胸無いのはおなじだし! いやー潰れるー!」
44: 2012/05/01(火) 23:41:51.28 ID:xyKtPpuE0
ガチャッ
花子「ねーちゃんどしたのっ!?」
櫻子「あっ」
撫子「ん?」
花子「…………」
花子「ばかーーー!!!///」バタン
櫻子「待って花子! 違うから!」
撫子「あーあ櫻子が花子泣かしたー」
櫻子「ひどいなねーちゃん! うわー酒くさ!」
撫子「まだまだ夜は長いよ」フッ
花子「ねーちゃんどしたのっ!?」
櫻子「あっ」
撫子「ん?」
花子「…………」
花子「ばかーーー!!!///」バタン
櫻子「待って花子! 違うから!」
撫子「あーあ櫻子が花子泣かしたー」
櫻子「ひどいなねーちゃん! うわー酒くさ!」
撫子「まだまだ夜は長いよ」フッ
45: 2012/05/01(火) 23:45:01.65 ID:xyKtPpuE0
――――――
『うぇでぃんぐ』
櫻子「うわー足疲れたー」
向日葵「街の方に出てくるの久しぶりですもんね。ちょっとどこか座れるとこにいきません?」
櫻子「ここの喫茶店でいっか」
店員「いらっしゃいませー……あら?」
櫻子「あれっ!? なんだここ!」
向日葵「ちょっとここブライダルショップですわよ!? 全然休めるとこじゃありませんわ!」
店員(……!)
店員「あの、ご利用なされなくてもいいんですよ。座って休めるスペースはありますから。それにこの辺りは大人しか入れないような喫茶店しかないと思いますし」ニコニコ
櫻子「えっ……ほんとにいいんですか?」
向日葵「いやそんな悪いですし……」
店員「どうぞどうぞ。私も暇でしたので」
『うぇでぃんぐ』
櫻子「うわー足疲れたー」
向日葵「街の方に出てくるの久しぶりですもんね。ちょっとどこか座れるとこにいきません?」
櫻子「ここの喫茶店でいっか」
店員「いらっしゃいませー……あら?」
櫻子「あれっ!? なんだここ!」
向日葵「ちょっとここブライダルショップですわよ!? 全然休めるとこじゃありませんわ!」
店員(……!)
店員「あの、ご利用なされなくてもいいんですよ。座って休めるスペースはありますから。それにこの辺りは大人しか入れないような喫茶店しかないと思いますし」ニコニコ
櫻子「えっ……ほんとにいいんですか?」
向日葵「いやそんな悪いですし……」
店員「どうぞどうぞ。私も暇でしたので」
46: 2012/05/01(火) 23:48:11.80 ID:xyKtPpuE0
櫻子「わーありがたいなー」
向日葵「本当にすみません……私たちみたいな子供が」
店員「いえいえいいんですよ。……今日はデートですか?」
櫻子「」ゲフンゲフン
向日葵「でででデートなんてそんな! ただのショッピングですから……!///」アセアセ
店員「あらあら」
櫻子「この写真綺麗だなー……」
店員「ふふ……やっぱりウェディングドレスには興味ありますか?」
向日葵「ええ……憧れちゃいますわね」
向日葵「本当にすみません……私たちみたいな子供が」
店員「いえいえいいんですよ。……今日はデートですか?」
櫻子「」ゲフンゲフン
向日葵「でででデートなんてそんな! ただのショッピングですから……!///」アセアセ
店員「あらあら」
櫻子「この写真綺麗だなー……」
店員「ふふ……やっぱりウェディングドレスには興味ありますか?」
向日葵「ええ……憧れちゃいますわね」
47: 2012/05/01(火) 23:51:17.66 ID:xyKtPpuE0
店員「……ちょっと着てみます? 簡単なものなら今すぐでも用意できるんですよ?」
櫻子「えっ、着れちゃうんですか!?」
向日葵「そ、そんな……私たちお金もありませんし、ドレスなんて……!///」
店員「大丈夫ですよ、お金はいりません。思い出作りに、写真の一枚でもいかがですか?」
櫻子「着なよ向日葵! こんな機会ないよ!」
向日葵「いや恥ずかしいですわ! それにあなたがこの店を選んだんだからあなたが着るべきですわ!」
店員「えーっと……あ、合いそうなのが二着ありますね。ちょっとメイクとかまではできないかもしれませんけど、どうです?」
向日葵「二着……」
櫻子「それならまあ、ちょっとだけ着てみたいかな?」
店員「ふふ、こちらへどうぞ」
櫻子「えっ、着れちゃうんですか!?」
向日葵「そ、そんな……私たちお金もありませんし、ドレスなんて……!///」
店員「大丈夫ですよ、お金はいりません。思い出作りに、写真の一枚でもいかがですか?」
櫻子「着なよ向日葵! こんな機会ないよ!」
向日葵「いや恥ずかしいですわ! それにあなたがこの店を選んだんだからあなたが着るべきですわ!」
店員「えーっと……あ、合いそうなのが二着ありますね。ちょっとメイクとかまではできないかもしれませんけど、どうです?」
向日葵「二着……」
櫻子「それならまあ、ちょっとだけ着てみたいかな?」
店員「ふふ、こちらへどうぞ」
50: 2012/05/01(火) 23:54:55.57 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「おわぁ……!」
向日葵「す、すご……///」
店員「二人ともよくお似合いですね。 大人っぽいですよ」
櫻子「向日葵やっぱり似合うなー……背もあるし、スタイルもいいから……」
向日葵「い、いや櫻子の方が似合ってますわ! なんというか……すごいお姫様っぽいというか!」
櫻子「いやいや向日葵の方が……!」
向日葵「でも櫻子の方が……!」
店員「おふたりとも、とても可愛いですよ? それじゃ二人一緒に撮っちゃいましょう!」
櫻子「まさかこんな形で着れるとは思ってなかったなぁ……」
向日葵(今日は特別な日ですわね……///)
店員「撮りますね? 3…2…1…」カシャリ
櫻子「おわぁ……!」
向日葵「す、すご……///」
店員「二人ともよくお似合いですね。 大人っぽいですよ」
櫻子「向日葵やっぱり似合うなー……背もあるし、スタイルもいいから……」
向日葵「い、いや櫻子の方が似合ってますわ! なんというか……すごいお姫様っぽいというか!」
櫻子「いやいや向日葵の方が……!」
向日葵「でも櫻子の方が……!」
店員「おふたりとも、とても可愛いですよ? それじゃ二人一緒に撮っちゃいましょう!」
櫻子「まさかこんな形で着れるとは思ってなかったなぁ……」
向日葵(今日は特別な日ですわね……///)
店員「撮りますね? 3…2…1…」カシャリ
52: 2012/05/01(火) 23:58:00.64 ID:xyKtPpuE0
~
櫻子「みよ! ハート型のクッキーだ!」
向日葵「厚さを均一にしないと火の通りにムラができますわよ? ちゃんと揃えてから焼きましょう」
撫子「ねえ櫻子、なんかあんた宛にきてるんだけど」
櫻子「あ! これあのときの写真だ!」
向日葵「えっ!? 私も見たいですわ!」
櫻子「おー結構綺麗にとれてるー!!」
撫子「えっ、なにこれ!? あんたたちいつのまにこんなことやってたの?」
向日葵「うふふ……ちょっといろいろありまして」
撫子(百合ウェディング実現しやがったこいつら……! しかも私より早く……)
櫻子「みよ! ハート型のクッキーだ!」
向日葵「厚さを均一にしないと火の通りにムラができますわよ? ちゃんと揃えてから焼きましょう」
撫子「ねえ櫻子、なんかあんた宛にきてるんだけど」
櫻子「あ! これあのときの写真だ!」
向日葵「えっ!? 私も見たいですわ!」
櫻子「おー結構綺麗にとれてるー!!」
撫子「えっ、なにこれ!? あんたたちいつのまにこんなことやってたの?」
向日葵「うふふ……ちょっといろいろありまして」
撫子(百合ウェディング実現しやがったこいつら……! しかも私より早く……)
53: 2012/05/02(水) 00:02:36.27 ID:Imort0Ej0
櫻子「ん、なんか手紙も入ってるよ」
撫子「なになに……? [お二人とも、とてもよくお似合いでしたね。よければまた遊びにいらしてください。お二人がご結婚なさるときは、是非うちをごひいきに]……だってよ」
向日葵「結婚……」
櫻子「…………」
向日葵(……私たちのウェディングは)
櫻子(こんな形だけど、立派に叶ったのかもしれない)
櫻子「これここに飾ろうかなー///」
向日葵「ちょっと、恥ずかしいですわよ……!」
撫子「そうだよ。破りたくなるからどっか他のとこにしてよ」
櫻子「破るなよ!」
撫子「なになに……? [お二人とも、とてもよくお似合いでしたね。よければまた遊びにいらしてください。お二人がご結婚なさるときは、是非うちをごひいきに]……だってよ」
向日葵「結婚……」
櫻子「…………」
向日葵(……私たちのウェディングは)
櫻子(こんな形だけど、立派に叶ったのかもしれない)
櫻子「これここに飾ろうかなー///」
向日葵「ちょっと、恥ずかしいですわよ……!」
撫子「そうだよ。破りたくなるからどっか他のとこにしてよ」
櫻子「破るなよ!」
56: 2012/05/02(水) 00:07:23.50 ID:Imort0Ej0
――――――
『いんてりさくらこのばあい』
櫻子「期末テスト総合、674点で私の勝ちだな!」
向日葵「くっ・・・またしても櫻子に・・・」
櫻子「向日葵は詰めがあまいんだよねー。それじゃいつまでたっても私には勝てないから!」ニヒヒ
向日葵「次!次こそは絶対に勝って見せますから!」
櫻子「楽しみにしてるよー」キャハハ
向日葵(絶対負けない・・・!)
~
櫻子「楓、向日葵は? これ今日学校に忘れ物してたみたいだから届けにきてやったんだけど」
楓「おねえちゃんお勉強してるの!櫻子おねえちゃんに負けたくないからって」
櫻子「ふーん・・・じゃあ渡しにいってやるか。上がるね?」
『いんてりさくらこのばあい』
櫻子「期末テスト総合、674点で私の勝ちだな!」
向日葵「くっ・・・またしても櫻子に・・・」
櫻子「向日葵は詰めがあまいんだよねー。それじゃいつまでたっても私には勝てないから!」ニヒヒ
向日葵「次!次こそは絶対に勝って見せますから!」
櫻子「楽しみにしてるよー」キャハハ
向日葵(絶対負けない・・・!)
~
櫻子「楓、向日葵は? これ今日学校に忘れ物してたみたいだから届けにきてやったんだけど」
楓「おねえちゃんお勉強してるの!櫻子おねえちゃんに負けたくないからって」
櫻子「ふーん・・・じゃあ渡しにいってやるか。上がるね?」
59: 2012/05/02(水) 00:12:13.22 ID:Imort0Ej0
~
櫻子「おーい向日葵、忘れ物届けにきてやったぞー。まったくおっちょいなんだから・・・」
ガチャ
櫻子「あっ・・・」
向日葵「・・・・・」スゥスゥ
櫻子(・・・まったく)
櫻子(こんなとこで寝てたら風邪引くっての。頭にも入らないから効率悪いっていつも言ってんのになー)
櫻子「よっ・・・と」ぽすん
櫻子「おやすみ向日葵。次は頑張れよ?」パタン
向日葵(・・・・・ばか///)
櫻子「おーい向日葵、忘れ物届けにきてやったぞー。まったくおっちょいなんだから・・・」
ガチャ
櫻子「あっ・・・」
向日葵「・・・・・」スゥスゥ
櫻子(・・・まったく)
櫻子(こんなとこで寝てたら風邪引くっての。頭にも入らないから効率悪いっていつも言ってんのになー)
櫻子「よっ・・・と」ぽすん
櫻子「おやすみ向日葵。次は頑張れよ?」パタン
向日葵(・・・・・ばか///)
60: 2012/05/02(水) 00:15:38.31 ID:Imort0Ej0
――――――
『サクラッコ・ホームズ』
櫻子「これはなかなか面白い事件だよ。ひまちゃんくん」
向日葵「その呼び方やめてくれません?」
櫻子「どうしてあの荒野の大地、それも周りは化け物だらけの魔の地と呼ばれているのに、だ。あそこの主人は殺されたのだろう」
向日葵「ここ日本の田舎町なんですけど」
櫻子「犯行のために出入りしようにも、あの魔の地を切り抜けられるのはただ一人、殺されたあの人にしかできない芸当だと聞いたが」
向日葵「そういえば櫻子宿題は終わりましたの? あなた明日の数学で指名されるかもしれませんわよ」
櫻子「しかしね、私にはすでに粗方の見当はついているよ。まだ言わないがね。ここで、参考までにひまちゃんくんの意見を聞いておきたいのだが、どうかな?」
向日葵「今日夕飯何にします? そろそろ作り始めないと遅くなっちゃいますけど」
櫻子「役に徹しろよひまちゃんくん!」グー
向日葵「自分のお腹の状態も把握できてない人に探偵はつとまりませんわよ? さーちゃんくん」
『サクラッコ・ホームズ』
櫻子「これはなかなか面白い事件だよ。ひまちゃんくん」
向日葵「その呼び方やめてくれません?」
櫻子「どうしてあの荒野の大地、それも周りは化け物だらけの魔の地と呼ばれているのに、だ。あそこの主人は殺されたのだろう」
向日葵「ここ日本の田舎町なんですけど」
櫻子「犯行のために出入りしようにも、あの魔の地を切り抜けられるのはただ一人、殺されたあの人にしかできない芸当だと聞いたが」
向日葵「そういえば櫻子宿題は終わりましたの? あなた明日の数学で指名されるかもしれませんわよ」
櫻子「しかしね、私にはすでに粗方の見当はついているよ。まだ言わないがね。ここで、参考までにひまちゃんくんの意見を聞いておきたいのだが、どうかな?」
向日葵「今日夕飯何にします? そろそろ作り始めないと遅くなっちゃいますけど」
櫻子「役に徹しろよひまちゃんくん!」グー
向日葵「自分のお腹の状態も把握できてない人に探偵はつとまりませんわよ? さーちゃんくん」
62: 2012/05/02(水) 00:19:22.67 ID:Imort0Ej0
『こどくの』
櫻子「最近ねーちゃんの手伝いとかやってお小遣い溜めてさ、このあたりのご飯の美味しそうな店を探しては、行ったりしてるんだよね」
向日葵「それはすごいですけど……一人で?」
櫻子「そりゃもちろん。今流行りの孤独のグルメってやつだよ! 私あれ好きなんだー」
向日葵「へぇ……あなたそういうの好きでしたのね。意外ですわ」
櫻子「いやまあ最近始めたばっかりなんだけどさ。この間あそこいったよ、駅前の食堂みたいなとこ」
向日葵(あそこは昼休みのサラリーマンとかが行くところなんですけど……そこに女子中学生が単身乗り込むなんて、ちょっと危なくありません?)
櫻子「でもなんでだろうね、歳納先輩がいた」
向日葵「え?」
櫻子「最近ねーちゃんの手伝いとかやってお小遣い溜めてさ、このあたりのご飯の美味しそうな店を探しては、行ったりしてるんだよね」
向日葵「それはすごいですけど……一人で?」
櫻子「そりゃもちろん。今流行りの孤独のグルメってやつだよ! 私あれ好きなんだー」
向日葵「へぇ……あなたそういうの好きでしたのね。意外ですわ」
櫻子「いやまあ最近始めたばっかりなんだけどさ。この間あそこいったよ、駅前の食堂みたいなとこ」
向日葵(あそこは昼休みのサラリーマンとかが行くところなんですけど……そこに女子中学生が単身乗り込むなんて、ちょっと危なくありません?)
櫻子「でもなんでだろうね、歳納先輩がいた」
向日葵「え?」
63: 2012/05/02(水) 00:22:56.79 ID:Imort0Ej0
櫻子「なんか先輩も来ててさ、一緒に食べたんだよ。あと映画館の近くのスイーツ食べ放題のとこ? あそこには杉浦先輩と、ちなつちゃんと、ちなつちゃんのお姉さんががいたよ」
向日葵「そ、そんなに!?」
櫻子「結構みんな来てるんだなーって思った。いやー外出って楽しいよね」
向日葵(意外すぎますわ……私そんなに外に行くことないんですけど、それが普通だと思ってた……)
櫻子「それともあれかな? 私に人を引きつける力があるのかな! でもこれだと孤独にならないからさ、ちょっと複雑なんだよねー」
向日葵「…………」
櫻子「あれ、向日葵?」
向日葵「櫻子、次は私も連れて行きなさい!」
櫻子「いやだからそれじゃ孤独にならないじゃん」
向日葵「そ、そんなに!?」
櫻子「結構みんな来てるんだなーって思った。いやー外出って楽しいよね」
向日葵(意外すぎますわ……私そんなに外に行くことないんですけど、それが普通だと思ってた……)
櫻子「それともあれかな? 私に人を引きつける力があるのかな! でもこれだと孤独にならないからさ、ちょっと複雑なんだよねー」
向日葵「…………」
櫻子「あれ、向日葵?」
向日葵「櫻子、次は私も連れて行きなさい!」
櫻子「いやだからそれじゃ孤独にならないじゃん」
64: 2012/05/02(水) 00:26:16.47 ID:Imort0Ej0
『いもうと』
花子「ねーちゃん、なんかお菓子買っていい?」
撫子「うん、ひとつね」
花子「わーい」トコトコ
撫子「…………」
撫子(あっぶな……もう少しで鼻血出るところだった)
撫子(もうやばい。最近花子が可愛すぎて仕方ない。なんでこんなに好きなのか自分でもわからないけど……胸が痛い)
撫子(……まずいよね。こんな小さい子に、それも自分の実の妹に……こんな感情を抱くなんてさ)
撫子(でももう結構いろいろやっちゃってるんだよね……ボディタッチ増やしたり、寝てるときに髪のにおい嗅いだり、パンツ頭にかぶったり、食べ終わった食器舐めたり……)
撫子(あーあ……私はもう人としてダメだ)
撫子(でも一回だけ……一回だけ花子をめちゃめちゃにしたい……!///)
花子「ねーちゃん、なんかお菓子買っていい?」
撫子「うん、ひとつね」
花子「わーい」トコトコ
撫子「…………」
撫子(あっぶな……もう少しで鼻血出るところだった)
撫子(もうやばい。最近花子が可愛すぎて仕方ない。なんでこんなに好きなのか自分でもわからないけど……胸が痛い)
撫子(……まずいよね。こんな小さい子に、それも自分の実の妹に……こんな感情を抱くなんてさ)
撫子(でももう結構いろいろやっちゃってるんだよね……ボディタッチ増やしたり、寝てるときに髪のにおい嗅いだり、パンツ頭にかぶったり、食べ終わった食器舐めたり……)
撫子(あーあ……私はもう人としてダメだ)
撫子(でも一回だけ……一回だけ花子をめちゃめちゃにしたい……!///)
66: 2012/05/02(水) 00:29:15.88 ID:Imort0Ej0
花子「ねーちゃん、お菓子じゃなくてこれにした」
撫子「うぁっ……え、なに?」
花子「これにしたの。コーンフレーク」
撫子「しっ、シスコーン!?」
花子「えっ……だめだった?」
撫子(だ、ダメじゃないけど……/// シスコンとか言わないで……)
撫子「あー、今日はフロスティにすれば?」
花子「? なんで?」
撫子「いや、まあ……私フロスティ派なんだよね」
花子「へぇ……じゃあ替えてこようかな」
撫子(びっくりした……花子に私の気持ちがばれたのかと思った)
撫子「うぁっ……え、なに?」
花子「これにしたの。コーンフレーク」
撫子「しっ、シスコーン!?」
花子「えっ……だめだった?」
撫子(だ、ダメじゃないけど……/// シスコンとか言わないで……)
撫子「あー、今日はフロスティにすれば?」
花子「? なんで?」
撫子「いや、まあ……私フロスティ派なんだよね」
花子「へぇ……じゃあ替えてこようかな」
撫子(びっくりした……花子に私の気持ちがばれたのかと思った)
68: 2012/05/02(水) 00:32:51.53 ID:Imort0Ej0
『いもうと2』
撫子「花子、お風呂入ろう?」
花子「えっ、今日も一緒に?」
撫子「いいじゃん。その方が早いしさ」
花子「まあ別にいいけど……」
櫻子「…………」
~
櫻子(やっぱり。ちょっと前からねーちゃんの様子がおかしい)
櫻子(花子にかなりべたべたするようになったというか……今だって一緒にお風呂行ったし。ちょっと前までは一緒に入ってなかったのに)
櫻子(それに他にも見ちゃったんだよね……パンツ頭に被ってたり、花子のベッドで泳いでたり……この前なんて花子の靴下食べてなかった?)
櫻子(とにかくあれはもう真性の変Oさんだよ。我が姉ながらなんという……)
櫻子(……なんとか、なんとかしなきゃ)
撫子「花子、お風呂入ろう?」
花子「えっ、今日も一緒に?」
撫子「いいじゃん。その方が早いしさ」
花子「まあ別にいいけど……」
櫻子「…………」
~
櫻子(やっぱり。ちょっと前からねーちゃんの様子がおかしい)
櫻子(花子にかなりべたべたするようになったというか……今だって一緒にお風呂行ったし。ちょっと前までは一緒に入ってなかったのに)
櫻子(それに他にも見ちゃったんだよね……パンツ頭に被ってたり、花子のベッドで泳いでたり……この前なんて花子の靴下食べてなかった?)
櫻子(とにかくあれはもう真性の変Oさんだよ。我が姉ながらなんという……)
櫻子(……なんとか、なんとかしなきゃ)
70: 2012/05/02(水) 00:36:02.04 ID:Imort0Ej0
~
コンコン
撫子「あっ、花子!?」
櫻子「わたしです」ガチャ
撫子「なんだ櫻子か……」
櫻子「花子が来て欲しかったのか」
撫子「いや、そういうことじゃないけどさ」
櫻子「ねーちゃんさぁ……花子のこと好きなんだよね?」
撫子「なっ!? 何言って……?///」
櫻子「私にはもうばれてるよ。いろいろ見ちゃったもん。パンツ被ってるとことか」
撫子「それはっ、違くて……!///」
コンコン
撫子「あっ、花子!?」
櫻子「わたしです」ガチャ
撫子「なんだ櫻子か……」
櫻子「花子が来て欲しかったのか」
撫子「いや、そういうことじゃないけどさ」
櫻子「ねーちゃんさぁ……花子のこと好きなんだよね?」
撫子「なっ!? 何言って……?///」
櫻子「私にはもうばれてるよ。いろいろ見ちゃったもん。パンツ被ってるとことか」
撫子「それはっ、違くて……!///」
73: 2012/05/02(水) 00:39:04.99 ID:Imort0Ej0
櫻子「いやいやわかる。わかるよそういうの。私も向日葵にやってたもん」
撫子「そうなの……?」
櫻子「パンツ食べたり、リコーダーなめたり、あと朝学校に早く行って向日葵のうわばきに水入れてそれ飲んだりしたね」
撫子「やってんねーあんたも!」
櫻子「うちにはそういう血が流れてるのかもね!」
櫻子「…………」
撫子「…………」
櫻子「……おほん。で、なんで花子なの?」
撫子「……そんなの、わかんないよ……」
撫子「好きなんだもん……」
櫻子「な、なにそれ……ねーちゃん女の子みたい」
撫子「女の子だよ」
撫子「そうなの……?」
櫻子「パンツ食べたり、リコーダーなめたり、あと朝学校に早く行って向日葵のうわばきに水入れてそれ飲んだりしたね」
撫子「やってんねーあんたも!」
櫻子「うちにはそういう血が流れてるのかもね!」
櫻子「…………」
撫子「…………」
櫻子「……おほん。で、なんで花子なの?」
撫子「……そんなの、わかんないよ……」
撫子「好きなんだもん……」
櫻子「な、なにそれ……ねーちゃん女の子みたい」
撫子「女の子だよ」
75: 2012/05/02(水) 00:42:42.59 ID:Imort0Ej0
櫻子「じゃあ好きなのはしょうがないけど、あんまり変なことばっかりやっちゃだめだよ。もし花子が気づいたら泣いちゃうよ」
撫子「わかってるけどさ……」
櫻子「なんとかならないの?」
撫子「ならない」キッパリ
櫻子「じゃ、じゃあ……」
櫻子「私でも、いいよ?///」
撫子「……は?」
櫻子「ねーちゃんが我慢できなくて、それで爆発寸前だったら……そしたら、私が花子の代わりになってあげてもいいって言ってんの!」
撫子「そ、そんなの……だって櫻子が……」
櫻子「私、ちょっとぐらいなら我慢できるもん! 花子が泣くくらいなら私が代わりになる!」
撫子「いやだからそうじゃなくて……」
撫子「わかってるけどさ……」
櫻子「なんとかならないの?」
撫子「ならない」キッパリ
櫻子「じゃ、じゃあ……」
櫻子「私でも、いいよ?///」
撫子「……は?」
櫻子「ねーちゃんが我慢できなくて、それで爆発寸前だったら……そしたら、私が花子の代わりになってあげてもいいって言ってんの!」
撫子「そ、そんなの……だって櫻子が……」
櫻子「私、ちょっとぐらいなら我慢できるもん! 花子が泣くくらいなら私が代わりになる!」
撫子「いやだからそうじゃなくて……」
77: 2012/05/02(水) 00:46:31.56 ID:Imort0Ej0
櫻子「ねーちゃん妹好きなんでしょ!? 私だって、ねーちゃんの妹なんだよ……?///」ずいっ
撫子(あっ……///)
撫子「櫻子……目元のあたりが結構花子に似てるね……///」すっ
櫻子「うわっ……え、も、もうなんかするの……??」とさっ
撫子「すごい。髪のにおいも……おなじだ」すんすん
櫻子「わーっ! 待って待って……まだ私の心の準備が……///」
撫子「…………」すりすり
櫻子「ちょっ!! そんなとこ触るの!?///」
撫子「花子……」かぷ
櫻子「うひゃあああ! ねーちゃん目覚まして……っ!」
花子「ねーちゃんどしたの? なんか騒がしいけど」ガチャ
花子「えっ」
撫子「あっ」
櫻子「あ……///」
撫子(あっ……///)
撫子「櫻子……目元のあたりが結構花子に似てるね……///」すっ
櫻子「うわっ……え、も、もうなんかするの……??」とさっ
撫子「すごい。髪のにおいも……おなじだ」すんすん
櫻子「わーっ! 待って待って……まだ私の心の準備が……///」
撫子「…………」すりすり
櫻子「ちょっ!! そんなとこ触るの!?///」
撫子「花子……」かぷ
櫻子「うひゃあああ! ねーちゃん目覚まして……っ!」
花子「ねーちゃんどしたの? なんか騒がしいけど」ガチャ
花子「えっ」
撫子「あっ」
櫻子「あ……///」
79: 2012/05/02(水) 00:50:02.31 ID:Imort0Ej0
『いもうと3』
撫子「ちがうんだよ、ちがうんだよ花子!」
花子「…………」
撫子「櫻子は関係なくて、これは私が、あの、その……」アタフタ
花子「…………」
花子「ねーちゃんは……櫻子の方が好きなの?」
撫子「えっ?」
花子「だって、花子にはそういうことしたことないじゃん……」
撫子「な、何言って……」
花子「花子の気持ちも考えてよ!」バタン
撫子「あ、待って!!」
撫子「ちがうんだよ、ちがうんだよ花子!」
花子「…………」
撫子「櫻子は関係なくて、これは私が、あの、その……」アタフタ
花子「…………」
花子「ねーちゃんは……櫻子の方が好きなの?」
撫子「えっ?」
花子「だって、花子にはそういうことしたことないじゃん……」
撫子「な、何言って……」
花子「花子の気持ちも考えてよ!」バタン
撫子「あ、待って!!」
81: 2012/05/02(水) 00:53:29.96 ID:Imort0Ej0
撫子「どうしよ……どうしよ……」
櫻子「行ってあげなよ」
撫子「えっ……」
櫻子「今の花子見てわからなかったの? ……花子も、ねーちゃんのこと好きなんだよ」
櫻子「女を……見せてこい……!」ぐっ
撫子「櫻子……!」
撫子「ありがとう!」
だっ!
バタン
櫻子(……幸せになれ、ねーちゃん)
櫻子「行ってあげなよ」
撫子「えっ……」
櫻子「今の花子見てわからなかったの? ……花子も、ねーちゃんのこと好きなんだよ」
櫻子「女を……見せてこい……!」ぐっ
撫子「櫻子……!」
撫子「ありがとう!」
だっ!
バタン
櫻子(……幸せになれ、ねーちゃん)
82: 2012/05/02(水) 00:57:02.24 ID:Imort0Ej0
~
撫子「花子!」ガチャッ
花子「…………」
撫子「聞いて! さっきのは違うの! 本当は……本当は私は、世界で一番花子が好きなんだ!」
花子「じゃあ……じゃあなんで櫻子には……っ」
撫子「嫌われたくなかったから!」
撫子「花子……ねーちゃんはどうしようもない変Oなんだ。花子のことが好きすぎて、花子の靴下食べたり、花子のパンツ被ったりするような人なんだ!」
撫子「そういうのがばれたくないから……さっきだって、櫻子と花子が似てたから、ちょっと触ったりしちゃっただけなんだ!」
撫子「引いてくれていい……気持ち悪いと思ってくれていい! 私も花子のことは諦めなきゃいけないって思ってたから!」
撫子「こんなねーちゃんで……ごめんっ……!」ゲザァ
花子「…………」
撫子「花子!」ガチャッ
花子「…………」
撫子「聞いて! さっきのは違うの! 本当は……本当は私は、世界で一番花子が好きなんだ!」
花子「じゃあ……じゃあなんで櫻子には……っ」
撫子「嫌われたくなかったから!」
撫子「花子……ねーちゃんはどうしようもない変Oなんだ。花子のことが好きすぎて、花子の靴下食べたり、花子のパンツ被ったりするような人なんだ!」
撫子「そういうのがばれたくないから……さっきだって、櫻子と花子が似てたから、ちょっと触ったりしちゃっただけなんだ!」
撫子「引いてくれていい……気持ち悪いと思ってくれていい! 私も花子のことは諦めなきゃいけないって思ってたから!」
撫子「こんなねーちゃんで……ごめんっ……!」ゲザァ
花子「…………」
83: 2012/05/02(水) 01:00:44.26 ID:Imort0Ej0
すっ
花子「ばかなねーちゃん……」
撫子「はっ、花子……何して……??///」
花子「……知ってたし。ねーちゃんがどうしようもない変Oだってこと」
撫子「……えっ」
花子「見ちゃったんだもん! ねーちゃんが花子の枕におまた擦り付けてたこととか、花子の使ってる歯ブラシなめてるとことか!」
撫子(うっ……!)
花子「でもそんなのどうでもよかった! だって、花子だって……!」バッ
花子「ねーちゃんのパンツ被ってるからぁー!!」ドーン
撫子「そっ、そのパンツ! 最近見ないと思ったら……!」
花子「ばかなねーちゃん……」
撫子「はっ、花子……何して……??///」
花子「……知ってたし。ねーちゃんがどうしようもない変Oだってこと」
撫子「……えっ」
花子「見ちゃったんだもん! ねーちゃんが花子の枕におまた擦り付けてたこととか、花子の使ってる歯ブラシなめてるとことか!」
撫子(うっ……!)
花子「でもそんなのどうでもよかった! だって、花子だって……!」バッ
花子「ねーちゃんのパンツ被ってるからぁー!!」ドーン
撫子「そっ、そのパンツ! 最近見ないと思ったら……!」
86: 2012/05/02(水) 01:03:52.26 ID:Imort0Ej0
花子「いつも持ち歩いてた! 一人のときはかぶってた! 私もねーちゃんと同じ変Oさんなのー!」
撫子「花子、それって!」
花子「花子もねーちゃんのことだいすきー!!」
ぱちぱちぱち……
撫子「櫻子!?」
櫻子「おめでとうねーちゃん! 二人は両思いだったってことだよ! これでもう大っぴらにイチャイチャできるね!」びしっ
撫子「大っぴらに……」
花子「イチャイチャ……!」
撫子「はなこー!!」だきっ
花子「ねーちゃーん!!」がしっ
撫子「花子、それって!」
花子「花子もねーちゃんのことだいすきー!!」
ぱちぱちぱち……
撫子「櫻子!?」
櫻子「おめでとうねーちゃん! 二人は両思いだったってことだよ! これでもう大っぴらにイチャイチャできるね!」びしっ
撫子「大っぴらに……」
花子「イチャイチャ……!」
撫子「はなこー!!」だきっ
花子「ねーちゃーん!!」がしっ
85: 2012/05/02(水) 01:02:20.10 ID:w+CgAmnD0
86:2012/05/02(水) 01:03:52.26 ID:Imort0Ej0
花子「いつも持ち歩いてた! 一人のときはかぶってた! 私もねーちゃんと同じ変態さんなのー!」
撫子「花子、それって!」
花子「花子もねーちゃんのことだいすきー!!」
ぱちぱちぱち……
撫子「櫻子!?」
櫻子「おめでとうねーちゃん! 二人は両思いだったってことだよ! これでもう大っぴらにイチャイチャできるね!」びしっ
撫子「大っぴらに……」
花子「イチャイチャ……!」
撫子「はなこー!!」だきっ
花子「ねーちゃーん!!」がしっ
88:2012/05/02(水) 01:05:43.16 ID:Imort0Ej0
~
どたっ
撫子「うわっ……いたたた……あれ、夢……??」
撫子「あれっ、うそ!? どこから!? 私と花子は、両思いで……大っぴらにイチャイチャできて……」
コンコン
花子「ねーちゃんいるー?」ガチャ
撫子「あっ、花子!」
花子「え……ねーちゃんそれ何被ってるの……??」
撫子「あ、しまった! 被ったまま寝てた!」
花子「それ花子のパンツじゃーん! 何やってんのー!!///」
撫子「うわああああああああああああ!!!」
~
櫻子「うぅっ……ねーちゃん激しすぎぃ……///」ビクッ
~fin~
花子「いつも持ち歩いてた! 一人のときはかぶってた! 私もねーちゃんと同じ変態さんなのー!」
撫子「花子、それって!」
花子「花子もねーちゃんのことだいすきー!!」
ぱちぱちぱち……
撫子「櫻子!?」
櫻子「おめでとうねーちゃん! 二人は両思いだったってことだよ! これでもう大っぴらにイチャイチャできるね!」びしっ
撫子「大っぴらに……」
花子「イチャイチャ……!」
撫子「はなこー!!」だきっ
花子「ねーちゃーん!!」がしっ
88:2012/05/02(水) 01:05:43.16 ID:Imort0Ej0
~
どたっ
撫子「うわっ……いたたた……あれ、夢……??」
撫子「あれっ、うそ!? どこから!? 私と花子は、両思いで……大っぴらにイチャイチャできて……」
コンコン
花子「ねーちゃんいるー?」ガチャ
撫子「あっ、花子!」
花子「え……ねーちゃんそれ何被ってるの……??」
撫子「あ、しまった! 被ったまま寝てた!」
花子「それ花子のパンツじゃーん! 何やってんのー!!///」
撫子「うわああああああああああああ!!!」
~
櫻子「うぅっ……ねーちゃん激しすぎぃ……///」ビクッ
~fin~
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