1: 2012/04/18(水) 22:47:05.07 ID:2XR6MjA2i
ダンシコーコーセーノニチジョーッ! アーオォッ!
男子高校生と春
~通学路~
ヒデノリ「最近、暖かくなったよなぁ。」
ヨシタケ「そうだな、やっと春がやってきた感じだよな。」
ヒデノリ「周りを見てみろ、桜満開で、入学したての初々しい学生達が溢れ返ってるだろ。俺らも
去年はあんな感じだったよな。」
ヨシタケ「去年…だっけ?何か入学してから5、6年は経ってる気が…。」
ヒデノリ「そこは気にしちゃダメだヨシタケ。ぐるぐる系の日常漫画のタブーだぞ。」
タダクニ「そういうメタな発言をするなよお前等!」
男子高校生と春
~通学路~
ヒデノリ「最近、暖かくなったよなぁ。」
ヨシタケ「そうだな、やっと春がやってきた感じだよな。」
ヒデノリ「周りを見てみろ、桜満開で、入学したての初々しい学生達が溢れ返ってるだろ。俺らも
去年はあんな感じだったよな。」
ヨシタケ「去年…だっけ?何か入学してから5、6年は経ってる気が…。」
ヒデノリ「そこは気にしちゃダメだヨシタケ。ぐるぐる系の日常漫画のタブーだぞ。」
タダクニ「そういうメタな発言をするなよお前等!」
3: 2012/04/18(水) 22:49:23.50 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ「そういえば、今年は転校生とかいなかったな」
ヨシタケ「まあ、来てもうちは男子校だから、ヤローだろ。」
ヒデノリ「普通だったら新展開として、三周ぐらいは新キャラで話を引っ張るけどな」
ヨシタケ「入学式の時期じゃなくても、この漫画はいきなり新キャラ出したりするから関係ねーよ」
タダクニ「お前等さっきの俺の話聞いてないだろ!?」
ヨシタケ「まあ、来てもうちは男子校だから、ヤローだろ。」
ヒデノリ「普通だったら新展開として、三周ぐらいは新キャラで話を引っ張るけどな」
ヨシタケ「入学式の時期じゃなくても、この漫画はいきなり新キャラ出したりするから関係ねーよ」
タダクニ「お前等さっきの俺の話聞いてないだろ!?」
4: 2012/04/18(水) 22:51:47.10 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ「……。」ピタリ
ヨシタケ「…ん?どうしたいきなり立ち止まって?」
ヒデノリ「もし……さ、そこの曲がり角で女の子とぶつかったら……俺にも春がくるかな?」
タダクニ「いきなり何言ってんの!?もうお前の頭の中に春が来てるよ!」
ヨシタケ「遅刻遅刻ぅ~とか言いながら、パンを咥えた女の子とか?」
タダクニ「そんな漫画みたいなことあるわけ…」
ヒデノリ「え…?だってこれ、漫画じゃん」
タダクニ「だからメタ発言やめろって!」
ヨシタケ「違うだろ!これは二次創作SSだ!」
タダクニ「…もうツッコミいれるの辞めていい?」
ヨシタケ「…ん?どうしたいきなり立ち止まって?」
ヒデノリ「もし……さ、そこの曲がり角で女の子とぶつかったら……俺にも春がくるかな?」
タダクニ「いきなり何言ってんの!?もうお前の頭の中に春が来てるよ!」
ヨシタケ「遅刻遅刻ぅ~とか言いながら、パンを咥えた女の子とか?」
タダクニ「そんな漫画みたいなことあるわけ…」
ヒデノリ「え…?だってこれ、漫画じゃん」
タダクニ「だからメタ発言やめろって!」
ヨシタケ「違うだろ!これは二次創作SSだ!」
タダクニ「…もうツッコミいれるの辞めていい?」
5: 2012/04/18(水) 22:53:28.77 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ「おいおい、お前からツッコミを盗ったらさらに出番減るぞ…。」
ヨシタケ「だからタダクニの妹の兄って呼ばれるんだよ」
タダクニの妹の兄「いいよそれは…自覚あるし…。それに、今回は俺が主役だからいいの!」
ヨシタケ「自覚あるのかよ…しかもメタ発言してるし。」
ヒデノリ「とりあえず、ちょっとそこの角までダッシュしてみるわ。」
ヨシタケ「健闘を祈る!」b ビシッ
タダクニ「ちょ、辞めとけって!女子高生とも限らないし、男だったらどうすんだよ!」
ヒデノリ「その時は男と付き合う!」キリッ
ヨシタケ「腐女子歓喜!」
タダクニ「そういう事言うな!大事なファンなんだから!」
ヨシタケ「だからタダクニの妹の兄って呼ばれるんだよ」
タダクニの妹の兄「いいよそれは…自覚あるし…。それに、今回は俺が主役だからいいの!」
ヨシタケ「自覚あるのかよ…しかもメタ発言してるし。」
ヒデノリ「とりあえず、ちょっとそこの角までダッシュしてみるわ。」
ヨシタケ「健闘を祈る!」b ビシッ
タダクニ「ちょ、辞めとけって!女子高生とも限らないし、男だったらどうすんだよ!」
ヒデノリ「その時は男と付き合う!」キリッ
ヨシタケ「腐女子歓喜!」
タダクニ「そういう事言うな!大事なファンなんだから!」
7: 2012/04/18(水) 22:59:19.53 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ「行くぜ!待ってろマイハニー!」ダッ
タダクニ「おい!車とかだったら冗談じゃすまないぞ!危ないって!」
ヨシタケ「大丈夫だ、問題ない。これはギャグ漫画だから。」
タダクニ「アホな事行ってる場合か!止めないと!」
ヒデノリ「うおりゃあぁーっ!ちこくちこくぅぅーッ!」ムタタタタタ
タダクニ「止まれって!しかもまだ遅刻するような時間帯じゃないし!」
ヨシタケ「さすが、こんな時でもツッコミを忘れない。必氏だな」プッ
タダクニ「お前ぶっ飛ばすぞ!」
タダクニ「おい!車とかだったら冗談じゃすまないぞ!危ないって!」
ヨシタケ「大丈夫だ、問題ない。これはギャグ漫画だから。」
タダクニ「アホな事行ってる場合か!止めないと!」
ヒデノリ「うおりゃあぁーっ!ちこくちこくぅぅーッ!」ムタタタタタ
タダクニ「止まれって!しかもまだ遅刻するような時間帯じゃないし!」
ヨシタケ「さすが、こんな時でもツッコミを忘れない。必氏だな」プッ
タダクニ「お前ぶっ飛ばすぞ!」
10: 2012/04/18(水) 23:04:57.46 ID:2XR6MjA2i
?「はっ、はぁ……遅刻しちゃう…。」ダッダッ
曲がり角まで後1m。
ヒデノリ「さぁ来い!俺の未来のお嫁さん!結婚してください!」
タダクニ「そこまで言っちゃうの!?」
?「えっ!?(結婚!?)」
ドン!
ヒデノリ「ぶべらっ!」
ヨシタケ「おいっ!マジであいつ女の子とぶつかったぞ!先越されたぜ!」
タダクニ「あのセーラー服は真田西高校の子だね。二人とも怪我してなければいいけど…。」
ヨシタケ「タダクニはセーラー服似合いそうだよな。腐女子歓喜!」
タダクニ(もう無視しよう…。)
曲がり角まで後1m。
ヒデノリ「さぁ来い!俺の未来のお嫁さん!結婚してください!」
タダクニ「そこまで言っちゃうの!?」
?「えっ!?(結婚!?)」
ドン!
ヒデノリ「ぶべらっ!」
ヨシタケ「おいっ!マジであいつ女の子とぶつかったぞ!先越されたぜ!」
タダクニ「あのセーラー服は真田西高校の子だね。二人とも怪我してなければいいけど…。」
ヨシタケ「タダクニはセーラー服似合いそうだよな。腐女子歓喜!」
タダクニ(もう無視しよう…。)
13: 2012/04/18(水) 23:10:56.10 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ(よし!幸運な事にセーラー服の女の子とぶつかったぞ!)
?「う~ん………」
ヒデノリ(きっと可愛い子に違いない!)「…すみません、遅刻しそうだったもので…大丈夫ですか?可愛いお嬢さん?」
文学少女「…はいっ、大丈夫です!私こそ走っててすいま…せ……」
ヒデノリ「……。」
文学少女「…ん……。」
~♪(例のBGM)
ヒデノリ(いやあああぁぁーッ!)
文学少女(……けっこん……。)(*゚∀゚)=3ムッハー
?「う~ん………」
ヒデノリ(きっと可愛い子に違いない!)「…すみません、遅刻しそうだったもので…大丈夫ですか?可愛いお嬢さん?」
文学少女「…はいっ、大丈夫です!私こそ走っててすいま…せ……」
ヒデノリ「……。」
文学少女「…ん……。」
~♪(例のBGM)
ヒデノリ(いやあああぁぁーッ!)
文学少女(……けっこん……。)(*゚∀゚)=3ムッハー
21: 2012/04/18(水) 23:19:13.19 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ(なんでロマンチックな事はこいつとばっかり!?ここは河原じゃねーぞ!)シカモナンカウレシソーダシ
タダクニ「二人とも、大丈…」
ヨシタケ「行くぞタダクニ、学校に悪い風が吹くまえに…。」
(風を読めよお前…!)ダダッ
タダクニ「え…?ちょ…ヨシタケ!」
(つうかあの子この前の暴力女…)
ヒデノリ(行くなお前等ー!戻ってこーい!頼むから!)
文学少女「………///。」(遠い目)
ヒデノリ(ちくしょう…もうどうにでもなーれ☆)
タダクニ「二人とも、大丈…」
ヨシタケ「行くぞタダクニ、学校に悪い風が吹くまえに…。」
(風を読めよお前…!)ダダッ
タダクニ「え…?ちょ…ヨシタケ!」
(つうかあの子この前の暴力女…)
ヒデノリ(行くなお前等ー!戻ってこーい!頼むから!)
文学少女「………///。」(遠い目)
ヒデノリ(ちくしょう…もうどうにでもなーれ☆)
22: 2012/04/18(水) 23:22:25.67 ID:2XR6MjA2i
ダッダッダッ
タダクニ「ちょっ、ヨシタケ!いつまで走るんだよ、もういいだろ!」ハァハァ
ヨシタケ「俺も!可愛い女の子と!ぶつかりてぇんだ!」ハァハァ
タダクニ「そんな偶然、起こるわけないだろ!もう歩いて行こうぜ!」ハァハァ
ヨシタケ「いやだ!ここで辞めたら!誰かさんみたいにチャンスを無駄にしてしまう気がするんだ!」
~グラウンド~
ミツオ君「…へぶしっ!」
ラグビー部員「どうした?風邪か?」
ミツオ君「いや…大丈夫だよ。…誰か噂でもしてるのかな?」
ラグビー部員「それならいいけど…大会も近いんだから、健康管理頼むぜ?」
タダクニ「ちょっ、ヨシタケ!いつまで走るんだよ、もういいだろ!」ハァハァ
ヨシタケ「俺も!可愛い女の子と!ぶつかりてぇんだ!」ハァハァ
タダクニ「そんな偶然、起こるわけないだろ!もう歩いて行こうぜ!」ハァハァ
ヨシタケ「いやだ!ここで辞めたら!誰かさんみたいにチャンスを無駄にしてしまう気がするんだ!」
~グラウンド~
ミツオ君「…へぶしっ!」
ラグビー部員「どうした?風邪か?」
ミツオ君「いや…大丈夫だよ。…誰か噂でもしてるのかな?」
ラグビー部員「それならいいけど…大会も近いんだから、健康管理頼むぜ?」
23: 2012/04/18(水) 23:26:47.93 ID:2XR6MjA2i
ヨシタケ「うおぉーっ!ヒデノリが羨ましーっ!」ギューン
タダクニ「まだスピードがあがる…だと…?…ハァハァ…ダメだもう限…」
?「…早くしないと遅刻して…」
ドスドス
第二の曲がり角まで1m
タダクニ「あ…」
?(ぶつかる…!)キキーッ!
ドカーン!
タダクニ「おうふっ!」
タダクニ「まだスピードがあがる…だと…?…ハァハァ…ダメだもう限…」
?「…早くしないと遅刻して…」
ドスドス
第二の曲がり角まで1m
タダクニ「あ…」
?(ぶつかる…!)キキーッ!
ドカーン!
タダクニ「おうふっ!」
25: 2012/04/18(水) 23:31:01.16 ID:2XR6MjA2i
ヨシタケ「あれは中央高校の制服…まさかタダクニまでが…何か5mくらい吹っ飛んでたけど……
ちくしょおおぉっー!」ズババババ
※ ヨシタケは無事に時間通り学校に着きました。
?「ちょっとあなた…大丈夫?」ドタドタドタ
タダクニ「…………」氏ーン
奈古さん「……タダクニ君…?」
タッビーダツユメヲカナデハジメ♪サイショノページヒライテ♪
ちくしょおおぉっー!」ズババババ
※ ヨシタケは無事に時間通り学校に着きました。
?「ちょっとあなた…大丈夫?」ドタドタドタ
タダクニ「…………」氏ーン
奈古さん「……タダクニ君…?」
タッビーダツユメヲカナデハジメ♪サイショノページヒライテ♪
27: 2012/04/18(水) 23:36:12.99 ID:2XR6MjA2i
男子高校生と膝枕
タダクニ「……ん…。」パチリ
タダクニ(……あれ?…俺は寝てたのか?……確か朝はヨシタケ達と登校してて…)
奈古さん「……Zzz…。」
タダクニ(……今の状況を簡単に説明すると…俺は今、公園のベンチに寝そべっている…バイト仲間の
奈古さんに膝枕してもらいながら!!何で!?俺は確か朝……そうだ!ヨシタケを追いかけていたら
交差点で……たしか、車に跳ねられたんだ!!……って事はここは…天国か?でも何故奈古さん!?
とりあえず今言える事は……。)
タダクニ「…奈古さんの膝枕、スゲー気持ちいい……」スリスリ
タダクニ「……ん…。」パチリ
タダクニ(……あれ?…俺は寝てたのか?……確か朝はヨシタケ達と登校してて…)
奈古さん「……Zzz…。」
タダクニ(……今の状況を簡単に説明すると…俺は今、公園のベンチに寝そべっている…バイト仲間の
奈古さんに膝枕してもらいながら!!何で!?俺は確か朝……そうだ!ヨシタケを追いかけていたら
交差点で……たしか、車に跳ねられたんだ!!……って事はここは…天国か?でも何故奈古さん!?
とりあえず今言える事は……。)
タダクニ「…奈古さんの膝枕、スゲー気持ちいい……」スリスリ
29: 2012/04/18(水) 23:41:07.74 ID:2XR6MjA2i
奈古さん「……ん…?」パチリ
タダクニ(どうせここは天国なんだろ?何で奈古さんがいるのか分からないけど……とりあえず、深く
考えるのがどうでもよくなるくらい奈古さんの太ももは柔らかくて…スゲーいい匂い…)スーハースーハー
奈古さん「……タダクニ君?気付いた?」
タダクニ「……!?奈古さん!?」ガバッ
タダクニ(どうせここは天国なんだろ?何で奈古さんがいるのか分からないけど……とりあえず、深く
考えるのがどうでもよくなるくらい奈古さんの太ももは柔らかくて…スゲーいい匂い…)スーハースーハー
奈古さん「……タダクニ君?気付いた?」
タダクニ「……!?奈古さん!?」ガバッ
30: 2012/04/18(水) 23:42:49.45 ID:2XR6MjA2i
奈古さん「朝、私と曲がり角でぶつかって…気絶してたのよ?大丈夫?痛い所はないかしら?」
ちなみに、奈古さんはタダクニをお姫様抱っこして公園まで運びました。
タダクニ「朝……あー!あれ奈古さんとぶつかったのか!てっきり車かと……。」
奈古さん「誰が車よ!相変わらずあんたはデリカシーがないわね!」ゴゥッ
タダクニ「なんでっ!?」バチン
ちなみに、奈古さんはタダクニをお姫様抱っこして公園まで運びました。
タダクニ「朝……あー!あれ奈古さんとぶつかったのか!てっきり車かと……。」
奈古さん「誰が車よ!相変わらずあんたはデリカシーがないわね!」ゴゥッ
タダクニ「なんでっ!?」バチン
31: 2012/04/18(水) 23:44:55.18 ID:2XR6MjA2i
奈古さん「とりあえず怪我はなさそうね。良かったわ。」
タダクニ「俺も最初、氏んだかと思ったし、ここが天国じゃなくて良かったよ。」
奈古さん「アンタねぇ……まぁ、私が見通しが悪いところを走っていたのに原因があるし…
ごめんなさい、悪かったわね。」
タダクニ「いやいや、俺も友達追いかけてたから…お互い様だよ!それに、奈古さんは俺の介抱してくれたし…ありがとう!」
奈古さん「……知り合いを放っておける訳ないでしょ。人として当たり前よ。」
タダクニ「それでも、だよ。」ニコ(膝枕気持ちよかったし…。)
奈古さん「……ふん…。」
タダクニ「俺も最初、氏んだかと思ったし、ここが天国じゃなくて良かったよ。」
奈古さん「アンタねぇ……まぁ、私が見通しが悪いところを走っていたのに原因があるし…
ごめんなさい、悪かったわね。」
タダクニ「いやいや、俺も友達追いかけてたから…お互い様だよ!それに、奈古さんは俺の介抱してくれたし…ありがとう!」
奈古さん「……知り合いを放っておける訳ないでしょ。人として当たり前よ。」
タダクニ「それでも、だよ。」ニコ(膝枕気持ちよかったし…。)
奈古さん「……ふん…。」
33: 2012/04/18(水) 23:47:07.72 ID:2XR6MjA2i
タダクニ「……それより、これからどうする?学校へ行こうにも、もう11時過ぎてるし……。」
奈古さん「そうね……私は病欠って事にして学校休むわ。アンタは?」
タダクニ「俺も学校休むって事で家に帰るよ。……あ、……」
奈古さん「何?」
タダクニ「…せっかくだしさ、どっかに遊びに行こうよ。」
奈古さん「……は?」
タダクニ「俺達さ、バイトでしか話したことないし…せっかくだから、学校サボって遊ぼうよ。」
奈古さん「そんな不良みたいな事……みっともないじゃない。それに私達制服だし、補導されたら…」
タダクニ「そん時はそん時。むしろ一回くらい補導されてみたいし。行こう行こう!」グイグイ
奈古さん「ちょ…コラ!分かった、分かったから!手を引っ張るな!」
奈古さん「そうね……私は病欠って事にして学校休むわ。アンタは?」
タダクニ「俺も学校休むって事で家に帰るよ。……あ、……」
奈古さん「何?」
タダクニ「…せっかくだしさ、どっかに遊びに行こうよ。」
奈古さん「……は?」
タダクニ「俺達さ、バイトでしか話したことないし…せっかくだから、学校サボって遊ぼうよ。」
奈古さん「そんな不良みたいな事……みっともないじゃない。それに私達制服だし、補導されたら…」
タダクニ「そん時はそん時。むしろ一回くらい補導されてみたいし。行こう行こう!」グイグイ
奈古さん「ちょ…コラ!分かった、分かったから!手を引っ張るな!」
34: 2012/04/18(水) 23:50:02.40 ID:2XR6MjA2i
男子高校生とナンパ
ヒデノリ(…もうこの子に気を使うのもやめだ。風使いとしてでなく、人として普通に接すればいいんだ。)
文学少女「……。」ウズウズ
ヒデノリ「た、立てる?」スッ
文学少女(…手……。)「…ありがとう。」
ヒデノリ「……。」ジー
文学少女「……。」ジー
ヒデノリ&文学少女(き、気まずい…)
ヒデノリ(…もうこの子に気を使うのもやめだ。風使いとしてでなく、人として普通に接すればいいんだ。)
文学少女「……。」ウズウズ
ヒデノリ「た、立てる?」スッ
文学少女(…手……。)「…ありがとう。」
ヒデノリ「……。」ジー
文学少女「……。」ジー
ヒデノリ&文学少女(き、気まずい…)
36: 2012/04/18(水) 23:53:20.90 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ(…やっぱりこの子、頭の中はお花畑だけど、けっこう…いや、かなり顔立ちが良くて美人だな…
じゃなくて!何だこれ!?何でお互いに向き合って見つめ合ってるの!?しかも何故か、目線を外し
したくても本能的に目を離せない!……くそ、ここで照れたら余計変な空気に………)
文学少女(な、何か言わなきゃいけないんだろうけど、何も言葉が浮かんでこない…どうしよう…
向こうも真剣な顔をしてるし…何か緊張して…体が…熱い…。)カァ///
ヒデノリ(顔を赤らめるなぁーッ!こっちも恥ずかしくなってくるだろうがっ!何でこの子と絡むと必ず変な空気になるんだよ…!)カァ///
ヒデノリ(…もう駄目だ!このままだとまたこの子の世界に飲み込まれちまう!この状況を打破する
ために言うぞ!!ただ一言、『それじゃ学校あるんで失礼しますね。』とッ!!)
文学少女「……///。」ドキドキ
ヒデノリ(やべぇ、スゲー可愛いよマジで……じゃなくてッ!散々苦しめられたが、これで終わりだ!行くぜ!)
じゃなくて!何だこれ!?何でお互いに向き合って見つめ合ってるの!?しかも何故か、目線を外し
したくても本能的に目を離せない!……くそ、ここで照れたら余計変な空気に………)
文学少女(な、何か言わなきゃいけないんだろうけど、何も言葉が浮かんでこない…どうしよう…
向こうも真剣な顔をしてるし…何か緊張して…体が…熱い…。)カァ///
ヒデノリ(顔を赤らめるなぁーッ!こっちも恥ずかしくなってくるだろうがっ!何でこの子と絡むと必ず変な空気になるんだよ…!)カァ///
ヒデノリ(…もう駄目だ!このままだとまたこの子の世界に飲み込まれちまう!この状況を打破する
ために言うぞ!!ただ一言、『それじゃ学校あるんで失礼しますね。』とッ!!)
文学少女「……///。」ドキドキ
ヒデノリ(やべぇ、スゲー可愛いよマジで……じゃなくてッ!散々苦しめられたが、これで終わりだ!行くぜ!)
40: 2012/04/18(水) 23:59:29.61 ID:2XR6MjA2i
ヒデノリ「あ、あの!」
文学少女「は、はいっ!?」ビクッ
ヒデノリ「もしよければ、少しお茶でもしませんか?」キリリ
(なに言ってるんだ俺はーッ!?)
文学少女「は、はいっ!?」ビクッ
ヒデノリ「もしよければ、少しお茶でもしませんか?」キリリ
(なに言ってるんだ俺はーッ!?)
41: 2012/04/19(木) 00:01:18.61 ID:CKohcPk4i
文学少女「あ…は、はっはいっ!!」
ヒデノリ(やった…!じゃなくて了承するんじゃねーよ!学校どうするんだよこらやべーちょーうれしー!)
ヒデノリ「じゃあ、行きましょうか。」スッ
(何手を差し出してんの俺?バカなの氏ぬの?)
文学少女「はいッ!」ギュッ
(あ……つい…繋いじゃった…///)
ヒデノリ(うっひょー手ーやわらけーテンション上がってきたマジで!…もうどうにでもなーれ☆)
ヒデノリ(やった…!じゃなくて了承するんじゃねーよ!学校どうするんだよこらやべーちょーうれしー!)
ヒデノリ「じゃあ、行きましょうか。」スッ
(何手を差し出してんの俺?バカなの氏ぬの?)
文学少女「はいッ!」ギュッ
(あ……つい…繋いじゃった…///)
ヒデノリ(うっひょー手ーやわらけーテンション上がってきたマジで!…もうどうにでもなーれ☆)
45: 2012/04/19(木) 00:08:13.14 ID:CKohcPk4i
男子高校生とデート1
奈古さん「それで?繁華街に来たのはいいけど、どこに行く気なの?」
タダクニ「そうだなぁ…。とりあえずお腹空いたし、お昼を食べに行こうよ。マoクでいい?」
奈古さん「マoクって…あんたねぇ、仮にもデートなんだからもっとマシな選択肢はないの?」
タダクニ「え……で、デート?」
奈古さん「男女二人きりで遊んでるだから…デートでしょうが。///」
タダクニ(デートって……あのリア充がよくやる…マジか、俺今デートしてるのか…?奈古さんと!?)
奈古さん「どうしたの?顔赤いけど…?」
タダクニ「えっと…ごめん……デートだと思ったら……何をしたらいいか分からなくなっちゃった…」ガチガチ
奈古さん「それで?繁華街に来たのはいいけど、どこに行く気なの?」
タダクニ「そうだなぁ…。とりあえずお腹空いたし、お昼を食べに行こうよ。マoクでいい?」
奈古さん「マoクって…あんたねぇ、仮にもデートなんだからもっとマシな選択肢はないの?」
タダクニ「え……で、デート?」
奈古さん「男女二人きりで遊んでるだから…デートでしょうが。///」
タダクニ(デートって……あのリア充がよくやる…マジか、俺今デートしてるのか…?奈古さんと!?)
奈古さん「どうしたの?顔赤いけど…?」
タダクニ「えっと…ごめん……デートだと思ったら……何をしたらいいか分からなくなっちゃった…」ガチガチ
47: 2012/04/19(木) 00:12:19.66 ID:xx2l4dQji
奈古さん「はぁ!?アンタ自分から強引に誘っといて…それに!デートって行ったって、付き合ってる
とか…そんなんじゃ…///」
タダクニ「ごめん……その、遊びを誘ったのも友達感覚で…いつも仲のいい奴らと遊ぶのと同じノリで…///」
奈古さん「はぁ…どうりで積極的だと思ったら…。私も異性として意識するよりか、その方が楽でいいけど…」
タダクニ「さっき、手も繋いじゃったよね…?ごめん…///」モジモジ
奈古さん「言うな!私まで恥ずかしくなる!もうマoクでいいからさっさと行くわよ!///」
タダクニ「わ…分かったよ」オドオド
とか…そんなんじゃ…///」
タダクニ「ごめん……その、遊びを誘ったのも友達感覚で…いつも仲のいい奴らと遊ぶのと同じノリで…///」
奈古さん「はぁ…どうりで積極的だと思ったら…。私も異性として意識するよりか、その方が楽でいいけど…」
タダクニ「さっき、手も繋いじゃったよね…?ごめん…///」モジモジ
奈古さん「言うな!私まで恥ずかしくなる!もうマoクでいいからさっさと行くわよ!///」
タダクニ「わ…分かったよ」オドオド
48: 2012/04/19(木) 00:15:45.31 ID:xx2l4dQji
~マoク~
タダクニ「席は窓際にいこうか?」
奈古さん「別に、どこでもいい。」
タダクニ「…じゃあ、せっかく空いてるから窓際に行こうよ。」
奈古さん「…。」
タダクニ「どうぞ」ガタッ
奈古さん「…わざわざ椅子なんか引かなくていい。」
タダクニ「いや、まぁ…やっぱりデートだし、女性に気を使わなきゃなって思って…///。」
奈古さん「…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわ。ありがとう。」
タダクニ「……。」ジーッ
奈古さん「…何?どうしたの?」
タダクニ「席は窓際にいこうか?」
奈古さん「別に、どこでもいい。」
タダクニ「…じゃあ、せっかく空いてるから窓際に行こうよ。」
奈古さん「…。」
タダクニ「どうぞ」ガタッ
奈古さん「…わざわざ椅子なんか引かなくていい。」
タダクニ「いや、まぁ…やっぱりデートだし、女性に気を使わなきゃなって思って…///。」
奈古さん「…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわ。ありがとう。」
タダクニ「……。」ジーッ
奈古さん「…何?どうしたの?」
50: 2012/04/19(木) 00:18:10.28 ID:xx2l4dQji
タダクニ「いや、意外に奈古さんって食べないんだなって思って…」
奈古さん「私は一人前で充分なのよッ!」
タダクニ「ひっ…ごめんなさい…。」
奈古さん「あんたね…本当言葉に気をつけないと、彼女できた時にすぐフられるわよ。」
タダクニ「…すいませんでした。」
奈古さん「…もう気にしなくていいわよ。さ、食べましょうか。」
タダクニ「…う、うん。…じゃあ、気を取り直して、いただきまーす。」アーン
奈古さん「ご馳走様」ドン
タダクニ「えぇッ!?はやッ!」
51: 2012/04/19(木) 00:24:09.73 ID:xx2l4dQji
男子高校生とチョコレートパフェ
~喫茶店~
ヒデノリ「…何を頼むか決めました?」
文学少女「えっと…はい。決まりました。」
ヒデノリ「じゃ、店員さん呼びますね…すいませーん。」
店員「何すか?」
ヒデノリ「ブレンドコーヒーと…」
文学少女「…チョコレートパフェをお願いします。」
店員「マジちょー良いチョイスじゃないスか。じゃ、お持ちしますね。ウィッシュ☆」
~喫茶店~
ヒデノリ「…何を頼むか決めました?」
文学少女「えっと…はい。決まりました。」
ヒデノリ「じゃ、店員さん呼びますね…すいませーん。」
店員「何すか?」
ヒデノリ「ブレンドコーヒーと…」
文学少女「…チョコレートパフェをお願いします。」
店員「マジちょー良いチョイスじゃないスか。じゃ、お持ちしますね。ウィッシュ☆」
53: 2012/04/19(木) 00:29:11.63 ID:xx2l4dQji
ヒデノリ(…この子の手…柔らかくて暖かかったたな、また繋ぎたい……じゃなくて!
とりあえず、喫茶店に来たはいいが、緊張して何を話したらいいか全然分からん…
何か…何か話題をふらなきゃつまらない男と思われてしまう…)
文学少女「あ…あの!」
ヒデノリ「は、はい!?何でしょう!?」
文学少女「あの…その、敬語はやめませんか?」
ヒデノリ「…!…そうだね、じゃあお互い敬語はナシって事で。」
(気を使わせてしまったか…)
文学少女「うん!」
店員「おまたせしました~ブレンドコーヒーと~うふふ☆チョコレートパフェだよ~☆わぁ、おいしそー!」
ヒデノリ(チョコレートパフェか…また乙女なモノを…
はっ!?これは…まさか)
とりあえず、喫茶店に来たはいいが、緊張して何を話したらいいか全然分からん…
何か…何か話題をふらなきゃつまらない男と思われてしまう…)
文学少女「あ…あの!」
ヒデノリ「は、はい!?何でしょう!?」
文学少女「あの…その、敬語はやめませんか?」
ヒデノリ「…!…そうだね、じゃあお互い敬語はナシって事で。」
(気を使わせてしまったか…)
文学少女「うん!」
店員「おまたせしました~ブレンドコーヒーと~うふふ☆チョコレートパフェだよ~☆わぁ、おいしそー!」
ヒデノリ(チョコレートパフェか…また乙女なモノを…
はっ!?これは…まさか)
59: 2012/04/19(木) 00:33:56.25 ID:xx2l4dQji
文学少女(やっぱり、スプーンが二つ…一緒に食べたいな…私、こういうのを男の子と食べるのが
夢だったんだよね…)
ヒデノリ(…一緒にたべよう…って事なのか!?やっぱりこの子は漫画みたいな事に憧れを抱いてる子
なんだな…何かだんだんこの子の事が分かってきたぞ。)
文学少女(頑張れ私!ここは緊張せずに普通に言うのよ。キョどったら変な女と思われちゃう!)
文学少女「い…一緒に…食べよ?」キャッルーン☆
(何かぶりっ子みたいな感じになってしまった!)
ヒデノリ「好きです。」
文学少女「えぇっ!?」
夢だったんだよね…)
ヒデノリ(…一緒にたべよう…って事なのか!?やっぱりこの子は漫画みたいな事に憧れを抱いてる子
なんだな…何かだんだんこの子の事が分かってきたぞ。)
文学少女(頑張れ私!ここは緊張せずに普通に言うのよ。キョどったら変な女と思われちゃう!)
文学少女「い…一緒に…食べよ?」キャッルーン☆
(何かぶりっ子みたいな感じになってしまった!)
ヒデノリ「好きです。」
文学少女「えぇっ!?」
60: 2012/04/19(木) 00:37:44.71 ID:xx2l4dQji
ヒデノリ「あ、いっいや!チョ、チョコレート、ぱ、パフェがさぁッ!」
(あぶねー!愛しすぎて、何か精神が一巡して変なこと言っちまったよ!)
文学少女「な、何だ、そうだったんだ!」
(勘違いするところだった…)
ヒデノリ「じゃ、じゃあ、遠慮なくいただきまーす!」
文学少女「い、いただきまーす。」
文学少女「…甘くて美味しいね」モグモグ
ヒデノリ「そうだね、二人で食べてるから余計にね。」
(マジ何言ってんの俺!?氏にてー!)
文学少女「フーッ!フーッ!」カァッ///
ヒデノリ(何かすんごい興奮してるー!?)
(あぶねー!愛しすぎて、何か精神が一巡して変なこと言っちまったよ!)
文学少女「な、何だ、そうだったんだ!」
(勘違いするところだった…)
ヒデノリ「じゃ、じゃあ、遠慮なくいただきまーす!」
文学少女「い、いただきまーす。」
文学少女「…甘くて美味しいね」モグモグ
ヒデノリ「そうだね、二人で食べてるから余計にね。」
(マジ何言ってんの俺!?氏にてー!)
文学少女「フーッ!フーッ!」カァッ///
ヒデノリ(何かすんごい興奮してるー!?)
61: 2012/04/19(木) 00:40:09.46 ID:xx2l4dQji
男子高校生とデート2
タダクニ「さてと、ご飯も食べ終わったし、どこに行こうか?」
奈古さん「…今日はどこに行っても文句は言わないから、タダクニ君の行きたい所でいいわよ。」
タダクニ「そう?それじゃあ…」
~映画館~
タダクニ「どう?何かデートっぽいでしょ?」
奈古さん「別にデートって言葉にこだわらなくていいじゃない。まぁ、無難なところね。」
タダクニ「さてと、今は何がやってるのかな…」
(えーっと今からすぐ上映されるのは…恋愛モノとアニメ映画か…やっぱり女の子は恋愛モノ好きだよな…)
奈古さん「今やってる映画は全部見たことないから何でもいいわよ。」
タダクニ(デートでアニメも何か変な感じするし、恋愛モノで行くか…。)
「すみません、『恋するアークデーモン』を高校生二枚で。」
タダクニ「さてと、ご飯も食べ終わったし、どこに行こうか?」
奈古さん「…今日はどこに行っても文句は言わないから、タダクニ君の行きたい所でいいわよ。」
タダクニ「そう?それじゃあ…」
~映画館~
タダクニ「どう?何かデートっぽいでしょ?」
奈古さん「別にデートって言葉にこだわらなくていいじゃない。まぁ、無難なところね。」
タダクニ「さてと、今は何がやってるのかな…」
(えーっと今からすぐ上映されるのは…恋愛モノとアニメ映画か…やっぱり女の子は恋愛モノ好きだよな…)
奈古さん「今やってる映画は全部見たことないから何でもいいわよ。」
タダクニ(デートでアニメも何か変な感じするし、恋愛モノで行くか…。)
「すみません、『恋するアークデーモン』を高校生二枚で。」
62: 2012/04/19(木) 00:43:14.58 ID:xx2l4dQji
奈古さん「それにしても、普通に制服で遊んでるのに、意外に声をかけられないわね」
タダクニ「所詮、俺たちお客様だし、あまり関心はないんじゃないかな?」
奈古さん「そういうものかしら。
そういえば、今から見るのはどんな映画なの?」
タダクニ「えーっと…昔アークデーモンって呼ばれてたいじめっ子の女の子が、昔いじめていた
男の子に恋をする話…らしいよ。」
奈古さん「…何かどっかで聞いたことあるストーリーね…」
タダクニ「原作は人気ネットコミックらしいからね、多分面白いと思うよ。」
奈古さん「それじゃあ、期待させてもらおうかしら。タダクニ君のチョイスに。」ニヤ
タダクニ「そう言われるとすごいプレッシャーが…つまんなかったらごめんね。」
奈古さん「…せっかくデートしてるのに、文句を言うわけないでしょ。私はそんな女じゃないわ。」
タダクニ「奈古さん…。」
奈古さん「そろそろ始まりそうだし、静かにしましょうか。」
タダクニ「…うん。」
ヒデノリ「すいません、『文学少女と風使い』高校生二枚で。」
文学少女「~♪」
タダクニ「所詮、俺たちお客様だし、あまり関心はないんじゃないかな?」
奈古さん「そういうものかしら。
そういえば、今から見るのはどんな映画なの?」
タダクニ「えーっと…昔アークデーモンって呼ばれてたいじめっ子の女の子が、昔いじめていた
男の子に恋をする話…らしいよ。」
奈古さん「…何かどっかで聞いたことあるストーリーね…」
タダクニ「原作は人気ネットコミックらしいからね、多分面白いと思うよ。」
奈古さん「それじゃあ、期待させてもらおうかしら。タダクニ君のチョイスに。」ニヤ
タダクニ「そう言われるとすごいプレッシャーが…つまんなかったらごめんね。」
奈古さん「…せっかくデートしてるのに、文句を言うわけないでしょ。私はそんな女じゃないわ。」
タダクニ「奈古さん…。」
奈古さん「そろそろ始まりそうだし、静かにしましょうか。」
タダクニ「…うん。」
ヒデノリ「すいません、『文学少女と風使い』高校生二枚で。」
文学少女「~♪」
64: 2012/04/19(木) 00:45:48.65 ID:xx2l4dQji
『としゆきの…あったかい…やっと一つなれたね』
『う…オェぇぇっ!……すまん羽原、やはりトラウマのせいで…』
『いいの…それは私の責任だし…このまま、二人でゲロまみれでぐちゃぐちゃのめちゃくちゃになって…
いっぱい気持ちよく…なろ…?』
『は、羽原ぁッ!好きだおぇぇっ!』
『んはぁ!とひゆきのゲロおいひいよぉっ!わらひももらいゲロしちゃうよぉぉおオエぇぇっ!』
タダクニ(何だよこの映画!ベッドシーンが過激すぎないか!?これでR15指定なの!?)
奈古さん「……///。」
タダクニ「…何かすごい映画だったね…。」ハハハ
奈古さん「そうね…でもなかなか面白かった。」
タダクニ「マジで!?」
『う…オェぇぇっ!……すまん羽原、やはりトラウマのせいで…』
『いいの…それは私の責任だし…このまま、二人でゲロまみれでぐちゃぐちゃのめちゃくちゃになって…
いっぱい気持ちよく…なろ…?』
『は、羽原ぁッ!好きだおぇぇっ!』
『んはぁ!とひゆきのゲロおいひいよぉっ!わらひももらいゲロしちゃうよぉぉおオエぇぇっ!』
タダクニ(何だよこの映画!ベッドシーンが過激すぎないか!?これでR15指定なの!?)
奈古さん「……///。」
タダクニ「…何かすごい映画だったね…。」ハハハ
奈古さん「そうね…でもなかなか面白かった。」
タダクニ「マジで!?」
66: 2012/04/19(木) 00:47:18.67 ID:xx2l4dQji
男子高校生と心の変化
ヒデノリ「映画どうだった?」
文学少女「すごく面白かったけど、ヒデノリ君は?」
ヒデノリ「…まぁ、想像以上に面白かったかな」
文学少女「河原のシーンがやっぱり1番良かったかな。」
ヒデノリ「やっさんは本当に河原が好きだな。」
文学少女「ヒデノリ君は好きじゃないの?」
ヒデノリ「まぁ、嫌いでもないかな?」
文学少女「本当は好きな癖に。」
ヒデノリ「映画どうだった?」
文学少女「すごく面白かったけど、ヒデノリ君は?」
ヒデノリ「…まぁ、想像以上に面白かったかな」
文学少女「河原のシーンがやっぱり1番良かったかな。」
ヒデノリ「やっさんは本当に河原が好きだな。」
文学少女「ヒデノリ君は好きじゃないの?」
ヒデノリ「まぁ、嫌いでもないかな?」
文学少女「本当は好きな癖に。」
68: 2012/04/19(木) 00:49:31.78 ID:xx2l4dQji
恋するアークデーモン→恋愛、R15指定
文学少女と風使い→アニメ、能力バトルもの
文学少女と風使い→アニメ、能力バトルもの
69: 2012/04/19(木) 00:51:36.20 ID:xx2l4dQji
ヒデノリ(…大分打ち解けたから、ぎこちなさもなくなって普通に会話ができるようになったな。
もしかしたら本当の彼女は、気さくで友達も多いのかもしれないな。)
文学少女「ヒデノリ君、次は本屋に行ってもいいかな?読みたい本があるの。」
ヒデノリ「いいよ、ついでに俺も新しい本を買おうかな。何かオススメとかある?」
文学少女「私が良く読むのは…」
ヒデノリ(なんだろう、今は別の意味で、人生が充実してる気がする…俺は今、幸せだ…。)
もしかしたら本当の彼女は、気さくで友達も多いのかもしれないな。)
文学少女「ヒデノリ君、次は本屋に行ってもいいかな?読みたい本があるの。」
ヒデノリ「いいよ、ついでに俺も新しい本を買おうかな。何かオススメとかある?」
文学少女「私が良く読むのは…」
ヒデノリ(なんだろう、今は別の意味で、人生が充実してる気がする…俺は今、幸せだ…。)
71: 2012/04/19(木) 00:53:14.17 ID:xx2l4dQji
男子高校生とデート3
~ゲームセンター~
タダクニ「奈古さんってやっぱりあんまりゲームセンターって来ない?」
奈古さん「そうね…友達とたまに少し寄る…くらい。」
タダクニ「ここは2人用のゲームが多いんだ。俺がカバーするから奈古さんは楽しんでね。」
奈古さん「それじゃあよろしく頼むわ。」
タダクニ「まずはガンシューティングから!」
タダクニ「やべ!ゲームオーバーに…。」
奈古さん「……。」スドドドドド
ラスボス『ぬわーっ!』
スゲーアノポッチャリノコゼンクリシタゾ!
アレッテベリーハードダヨナ?
奈古さん「なかなかおもしろいわね。」フゥ
タダクニ「マジで…?」
~ゲームセンター~
タダクニ「奈古さんってやっぱりあんまりゲームセンターって来ない?」
奈古さん「そうね…友達とたまに少し寄る…くらい。」
タダクニ「ここは2人用のゲームが多いんだ。俺がカバーするから奈古さんは楽しんでね。」
奈古さん「それじゃあよろしく頼むわ。」
タダクニ「まずはガンシューティングから!」
タダクニ「やべ!ゲームオーバーに…。」
奈古さん「……。」スドドドドド
ラスボス『ぬわーっ!』
スゲーアノポッチャリノコゼンクリシタゾ!
アレッテベリーハードダヨナ?
奈古さん「なかなかおもしろいわね。」フゥ
タダクニ「マジで…?」
73: 2012/04/19(木) 00:55:17.97 ID:xx2l4dQji
タダクニ「次は音ゲーをやろうか!」
奈古さん「…リズムに乗ればいいのね…。」
パーフェクト!
パーフェクト!
パーフェクトゥゥーッ!
奈古さん「ちょっと張り切りすぎちゃったわ
///。」
タダクニ「ぐ…次はレースゲーム!」
奈古さん「タダクニ君はやらないの?」ギュイーン
タダクニ「もうゲームオーバーになっちゃったの!」
奈古さん「…リズムに乗ればいいのね…。」
パーフェクト!
パーフェクト!
パーフェクトゥゥーッ!
奈古さん「ちょっと張り切りすぎちゃったわ
///。」
タダクニ「ぐ…次はレースゲーム!」
奈古さん「タダクニ君はやらないの?」ギュイーン
タダクニ「もうゲームオーバーになっちゃったの!」
75: 2012/04/19(木) 00:58:38.34 ID:xx2l4dQji
タダクニ「奈古さん!あのぬいぐるみ欲しいでしょ!?とってあげるよ!デートだし!俺UFOキャッチャー得意なんだ!」ダダッ
奈古さん「別に欲しくないけど…」
タダクニ「あれ?おかしいな?今日はうまくいかない…」←1200円使ってる
奈古さん「…ちょっと私にやらせて。」
タダクニ「…え?」
スゲーイッパツデレンゾク2コ!
テンサイカアノコ!?
奈古さん「はい、タダクニ君の分」スッ ←200円使った
タダクニ「あ…ありがとう。」
奈古さん「あれは何?」
タダクニ「ん…あれ?アレはパンチングマシーンだけど…」ズーン
ズガンッ!!
ベストスコアダ!
イマノパンチミエナカッタ…
オトヲオキザリニシテタナ…
タダクニ「うわあぁ~ん!もうやだこの子ぉ!」
奈古さん「別に欲しくないけど…」
タダクニ「あれ?おかしいな?今日はうまくいかない…」←1200円使ってる
奈古さん「…ちょっと私にやらせて。」
タダクニ「…え?」
スゲーイッパツデレンゾク2コ!
テンサイカアノコ!?
奈古さん「はい、タダクニ君の分」スッ ←200円使った
タダクニ「あ…ありがとう。」
奈古さん「あれは何?」
タダクニ「ん…あれ?アレはパンチングマシーンだけど…」ズーン
ズガンッ!!
ベストスコアダ!
イマノパンチミエナカッタ…
オトヲオキザリニシテタナ…
タダクニ「うわあぁ~ん!もうやだこの子ぉ!」
78: 2012/04/19(木) 01:02:09.64 ID:xx2l4dQji
タダクニ「う…くそぉ……格闘ゲームで…勝負だ…。」グスン
奈古さん「……いいわ。」
タダクニ「うおぉりゃああっ!!」ガチャガチャガチャガチャ
奈古さん「……。」
ユーウィン!
タダクニ「やったあぁーッ!勝った!勝ったよ奈古さーん!」ギュー
奈古さん「…良かったわね」ナデナデ
タダクニ「…。」
奈古さん「タダクニ君、どうしたの?」
タダクニ「えっと、やっぱりその、デートの定番だし、思い出になるから…プリクラとか…。」
奈古さん「……遠慮しとくわ。」
タダクニ「…!…そうだね!俺も何か小っ恥ずかしいし…。やめとこうか!」
奈古さん「……。」
奈古さん「……いいわ。」
タダクニ「うおぉりゃああっ!!」ガチャガチャガチャガチャ
奈古さん「……。」
ユーウィン!
タダクニ「やったあぁーッ!勝った!勝ったよ奈古さーん!」ギュー
奈古さん「…良かったわね」ナデナデ
タダクニ「…。」
奈古さん「タダクニ君、どうしたの?」
タダクニ「えっと、やっぱりその、デートの定番だし、思い出になるから…プリクラとか…。」
奈古さん「……遠慮しとくわ。」
タダクニ「…!…そうだね!俺も何か小っ恥ずかしいし…。やめとこうか!」
奈古さん「……。」
79: 2012/04/19(木) 01:05:23.54 ID:xx2l4dQji
男子高校生と帰り道
タダクニ「…結局、補導もされずに遊び尽くしたね。」
奈古さん「柄にもなくはしゃぎ過ぎて、疲れたわ。」
タダクニ「あれで!?はしゃいでたの!?」
奈古さん「あんなに楽しかったは久しぶりだったからね」ニコ
タダクニ「…!…奈古さん、じゃあ今日のデートは…」
奈古さん「まだそんな事気にしてたの?…そうね…初めてにしては上出来なんじゃない?」
タダクニ「よっしゃあっ!やったぜ!」グッ
奈古さん「…そんなに嬉しい?」
タダクニ「え?…いや…まぁ…何か嬉しいんだよね。
また、予定が合ったら遊びに行こうよ。」
奈古さん「…いいわよ。…今日は…ありがとう///」
タダクニ「…え…?…あ……うん///」
タダクニ「…結局、補導もされずに遊び尽くしたね。」
奈古さん「柄にもなくはしゃぎ過ぎて、疲れたわ。」
タダクニ「あれで!?はしゃいでたの!?」
奈古さん「あんなに楽しかったは久しぶりだったからね」ニコ
タダクニ「…!…奈古さん、じゃあ今日のデートは…」
奈古さん「まだそんな事気にしてたの?…そうね…初めてにしては上出来なんじゃない?」
タダクニ「よっしゃあっ!やったぜ!」グッ
奈古さん「…そんなに嬉しい?」
タダクニ「え?…いや…まぁ…何か嬉しいんだよね。
また、予定が合ったら遊びに行こうよ。」
奈古さん「…いいわよ。…今日は…ありがとう///」
タダクニ「…え…?…あ……うん///」
81: 2012/04/19(木) 01:08:43.78 ID:xx2l4dQji
タダクニ「…あ、そういえば今日は運が良かったな。」
奈古さん「なんで?」
タダクニ「今日行ったゲーセンは良くうちの学校の奴らが来るからね。はち合わせしなくて良かった
よ。」
奈古さん「…それは、私といたのを見られたくなかった……って事?」
タダクニ「うん、見つかると厄介なんだよな~この前なんか囲まれちゃってさ、ただの道案内だったのに…」
奈古さん「……。」
タダクニ「…奈古さん?」
奈古さん「…何でもない、気にしないで…」
タダクニ「……?」
奈古さん「なんで?」
タダクニ「今日行ったゲーセンは良くうちの学校の奴らが来るからね。はち合わせしなくて良かった
よ。」
奈古さん「…それは、私といたのを見られたくなかった……って事?」
タダクニ「うん、見つかると厄介なんだよな~この前なんか囲まれちゃってさ、ただの道案内だったのに…」
奈古さん「……。」
タダクニ「…奈古さん?」
奈古さん「…何でもない、気にしないで…」
タダクニ「……?」
82: 2012/04/19(木) 01:12:23.80 ID:xx2l4dQji
ヒデノリ「あっという間に夕方だ~。」
文学少女「うん、楽しい時間が過ぎるのは早いからね。」
ヒデノリ「…ああ、そうだな…///。」
(無自覚で言ってるとしたら…なんて恐ろしい子なんだろう…。)
タダクニ「あ」
ヒデノリ「ん?」
タダ&ヒデ(うわああぁぁっ!出会っちまったぁー!知り合いと!)
タダクニ(しかし、幸運な事に、相手も女の子を連れている!)
ヒデノリ(無難に言い訳すれば、簡単に回避できる!)
奈古さん「……。」
文学少女「ひっ!」ビクッ
文学少女「うん、楽しい時間が過ぎるのは早いからね。」
ヒデノリ「…ああ、そうだな…///。」
(無自覚で言ってるとしたら…なんて恐ろしい子なんだろう…。)
タダクニ「あ」
ヒデノリ「ん?」
タダ&ヒデ(うわああぁぁっ!出会っちまったぁー!知り合いと!)
タダクニ(しかし、幸運な事に、相手も女の子を連れている!)
ヒデノリ(無難に言い訳すれば、簡単に回避できる!)
奈古さん「……。」
文学少女「ひっ!」ビクッ
83: 2012/04/19(木) 01:14:24.67 ID:xx2l4dQji
ヒデノリ(まずは先制する!)
「…おーす、タダクニ。俺は今、知り合いの子とたまたま会って、途中まで一緒に帰ってるんだけど…
お前は?隣にいる人は…彼女?」
タダクニ(やられた!先制をとられた!しかも分かりやすい説明口調で若干の違和感も感じるが
状況が状況なだけに下手に言及すると自爆するおそれがある…しかし、これがお互いの幸せのための最善策…
テンプレ通りの言い訳をするのがベター…!)
「はは…何言ってんだよ、この人はバイト仲間、ヒデノリと一緒で、途中まで一緒に帰ってるんだよ。」
ヒデノリ「そっか…じゃあ、一応俺、彼女を送っていかなきわゃ行けないから、また明日な!」
タダクニ「うん、じゃあな~。」
(ふぅ、何とか危機は去ったな。)
奈古さん「…。」
タダクニ「…奈古さん、俺たちも帰ろうか…。」
奈古さん「…タダクニ君、私の家こっちだから。それじゃ、またバイトで。」ダッダッダ
タダクニ「あ、奈古さん!……
何か、俺…マズイこと言っちゃったかな……分からない…」
奈古さん(ごめんなさい…タダクニ君…。)ダッダッダ
タダクニ(……奈古さん…。)
「…おーす、タダクニ。俺は今、知り合いの子とたまたま会って、途中まで一緒に帰ってるんだけど…
お前は?隣にいる人は…彼女?」
タダクニ(やられた!先制をとられた!しかも分かりやすい説明口調で若干の違和感も感じるが
状況が状況なだけに下手に言及すると自爆するおそれがある…しかし、これがお互いの幸せのための最善策…
テンプレ通りの言い訳をするのがベター…!)
「はは…何言ってんだよ、この人はバイト仲間、ヒデノリと一緒で、途中まで一緒に帰ってるんだよ。」
ヒデノリ「そっか…じゃあ、一応俺、彼女を送っていかなきわゃ行けないから、また明日な!」
タダクニ「うん、じゃあな~。」
(ふぅ、何とか危機は去ったな。)
奈古さん「…。」
タダクニ「…奈古さん、俺たちも帰ろうか…。」
奈古さん「…タダクニ君、私の家こっちだから。それじゃ、またバイトで。」ダッダッダ
タダクニ「あ、奈古さん!……
何か、俺…マズイこと言っちゃったかな……分からない…」
奈古さん(ごめんなさい…タダクニ君…。)ダッダッダ
タダクニ(……奈古さん…。)
85: 2012/04/19(木) 01:16:16.01 ID:xx2l4dQji
男子高校生と一大決心
文学少女「ありがとう、ヒデノリ君。今日はとても楽しかった。」
ヒデノリ「こちらこそ、俺も普段友達と遊ぶのと違う楽しさがあって…すごく楽しかったよ。」
文学少女「…わ、私も…。」
ヒデノリ「……あ、あのさ!最後に…番号とアドレス交換しよう…よ…。」
文学少女「…うん!いいよ!」
ヒデノリ(良かった~断られたら割腹自頃するところだったわ…)
「じゃあ、赤外線で受信して…」
文学少女「え?Bumpじゃなくて?」
ヒデノリ「スマホかよ!?」
文学少女「ありがとう、ヒデノリ君。今日はとても楽しかった。」
ヒデノリ「こちらこそ、俺も普段友達と遊ぶのと違う楽しさがあって…すごく楽しかったよ。」
文学少女「…わ、私も…。」
ヒデノリ「……あ、あのさ!最後に…番号とアドレス交換しよう…よ…。」
文学少女「…うん!いいよ!」
ヒデノリ(良かった~断られたら割腹自頃するところだったわ…)
「じゃあ、赤外線で受信して…」
文学少女「え?Bumpじゃなくて?」
ヒデノリ「スマホかよ!?」
86: 2012/04/19(木) 01:19:32.59 ID:xx2l4dQji
文学少女「登録よし…と。」
ヒデノリ「……帰ったらまた連絡するよ。」
文学少女「うん。」
ヒデノリ「メールもいっぱいしよう!電話も!」
文学少女「…うん!…///」
ヒデノリ「そしてまた!一緒に出かけよう!俺と二人で!」
文学少女「うん!」
ヒデノリ「…じゃ、また!」ダダダ
文学少女「気を付けて帰ってねー!さようならーっ!」
ヒデノリ(…俺はもう、決意した。クサイ台詞を言いまくっても、全然恥ずかしくない。
いつか俺は…あの子に告白して…あの子の彼氏になる!)
ヒデノリ「……帰ったらまた連絡するよ。」
文学少女「うん。」
ヒデノリ「メールもいっぱいしよう!電話も!」
文学少女「…うん!…///」
ヒデノリ「そしてまた!一緒に出かけよう!俺と二人で!」
文学少女「うん!」
ヒデノリ「…じゃ、また!」ダダダ
文学少女「気を付けて帰ってねー!さようならーっ!」
ヒデノリ(…俺はもう、決意した。クサイ台詞を言いまくっても、全然恥ずかしくない。
いつか俺は…あの子に告白して…あの子の彼氏になる!)
88: 2012/04/19(木) 01:25:47.88 ID:xx2l4dQji
男子高校生とバイト仲間
~ピザ屋~
タダクニ「ちーっす。」
奈古さん「…ちーす。」
タダクニ「…あれ?ヤスノリは?」
奈古さん「まだ来てないわ。遅刻じゃない?」
タダクニ「…そ、そっか。」
奈古さん「……今日は結構忙しいから配達に行って。私が厨房をやるから。」サクッサクッ
タダクニ「……うん、準備するね。」
(いつも通りの…奈古さん…だよな?)
奈古さん「……。」トントントントン
~ピザ屋~
タダクニ「ちーっす。」
奈古さん「…ちーす。」
タダクニ「…あれ?ヤスノリは?」
奈古さん「まだ来てないわ。遅刻じゃない?」
タダクニ「…そ、そっか。」
奈古さん「……今日は結構忙しいから配達に行って。私が厨房をやるから。」サクッサクッ
タダクニ「……うん、準備するね。」
(いつも通りの…奈古さん…だよな?)
奈古さん「……。」トントントントン
89: 2012/04/19(木) 01:29:15.57 ID:xx2l4dQji
タダクニ「…ねぇ、奈古さん。」
奈古さん「……何?」
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに…」
奈古さん「ごめんなさい、両方予定が入ってるの。」
タダクニ「……じゃあ、来週は?」
奈古さん「……来週も。」
タダクニ「…再来週。」
奈古さん「無理ね。
タダクニ「…ねぇ、予定って何?そんなに忙しいの?」
奈古さん「…何であなたに私のプライベートを詮索されなきゃいけないの?そんなんだから彼女できないのよ。」
奈古さん「……何?」
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに…」
奈古さん「ごめんなさい、両方予定が入ってるの。」
タダクニ「……じゃあ、来週は?」
奈古さん「……来週も。」
タダクニ「…再来週。」
奈古さん「無理ね。
タダクニ「…ねぇ、予定って何?そんなに忙しいの?」
奈古さん「…何であなたに私のプライベートを詮索されなきゃいけないの?そんなんだから彼女できないのよ。」
90: 2012/04/19(木) 01:31:10.86 ID:xx2l4dQji
タダクニ「…ぐ…確かにそうかもしれない。悪かったよ。じゃあ、何でこの前遊んだ日から…
…怒ってるの?」
奈古さん「…別に怒ってない。」
タダクニ「俺、何か悪いことした?」
奈古さん「だから、怒ってないから。」
タダクニ「もし、俺が失礼な事したなら謝るよ。ごめん。」
奈古さん「…!…怒ってないから謝らないで…!」
タダクニ「怒ってるじゃないか!」
奈古さん「怒ってないって言ってるでしょっ!!」バンッ!
タダクニ「…分かった、それならもういい…。」
奈古さん「……ぁ…。」
タダクニ「……配達に行ってくる。」バタン
…怒ってるの?」
奈古さん「…別に怒ってない。」
タダクニ「俺、何か悪いことした?」
奈古さん「だから、怒ってないから。」
タダクニ「もし、俺が失礼な事したなら謝るよ。ごめん。」
奈古さん「…!…怒ってないから謝らないで…!」
タダクニ「怒ってるじゃないか!」
奈古さん「怒ってないって言ってるでしょっ!!」バンッ!
タダクニ「…分かった、それならもういい…。」
奈古さん「……ぁ…。」
タダクニ「……配達に行ってくる。」バタン
92: 2012/04/19(木) 01:33:47.38 ID:xx2l4dQji
奈古さん「……ま…待って…!違うの……!」
タダクニ(……くそっ…つい熱くなってしまった……。)
奈古さん「……悪いのは……全部私なのに……。」
タダクニ(……。)
奈古さん(…ごめんなさい……。)
タダクニ「次の日から突然、奈古さんはバイトを辞めた。」
タダクニ(……くそっ…つい熱くなってしまった……。)
奈古さん「……悪いのは……全部私なのに……。」
タダクニ(……。)
奈古さん(…ごめんなさい……。)
タダクニ「次の日から突然、奈古さんはバイトを辞めた。」
97: 2012/04/19(木) 02:00:30.55 ID:xx2l4dQji
男子高校生と自分を磨く少女
奈古さん「……。」
ーーーーーーー
タダクニ「えっと、やっぱりその、デートの定番だし、思い出になるから…プリクラとか…。」
奈古さん「……遠慮しとくわ。」
タダクニ「…!…そうだね!俺も何か小っ恥ずかしいし…。やめとこうか!」
ーーーーーーー
プリクラを撮りたくなかったのは、自分に自信がなかったから。
奈古さん「……。」
ーーーーーーー
タダクニ「えっと、やっぱりその、デートの定番だし、思い出になるから…プリクラとか…。」
奈古さん「……遠慮しとくわ。」
タダクニ「…!…そうだね!俺も何か小っ恥ずかしいし…。やめとこうか!」
ーーーーーーー
プリクラを撮りたくなかったのは、自分に自信がなかったから。
98: 2012/04/19(木) 02:06:56.49 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
タダクニ「…あ、そういえば今日は運が良かったな。」
奈古さん「なんで?」
タダクニ「今日行ったゲーセンは良くうちの学校の奴らが来るからね。はち合わせしなくて良かった
よ。」
奈古さん「…それは、私といたのを見られたくなかった……って事?」
タダクニ「うん、見つかると厄介なんだよな~この前なんか囲まれちゃってさ、ただの道案内だったのに…」
ーーーーーーー
彼が、私なんかと一緒にいたらバカにされる…という意味で言ったわけではないのは分かってる。
でも…彼が友人達にバカにされるのは…目に見えている。
タダクニ「…あ、そういえば今日は運が良かったな。」
奈古さん「なんで?」
タダクニ「今日行ったゲーセンは良くうちの学校の奴らが来るからね。はち合わせしなくて良かった
よ。」
奈古さん「…それは、私といたのを見られたくなかった……って事?」
タダクニ「うん、見つかると厄介なんだよな~この前なんか囲まれちゃってさ、ただの道案内だったのに…」
ーーーーーーー
彼が、私なんかと一緒にいたらバカにされる…という意味で言ったわけではないのは分かってる。
でも…彼が友人達にバカにされるのは…目に見えている。
99: 2012/04/19(木) 02:09:13.76 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
奈古さん「……。」
文学少女「ひっ!」ビクッ
ーーーーーーー
彼の友人が連れていた女の子…
凄く可愛かった…。
私なんかよりも全然…!
奈古さん「……。」
文学少女「ひっ!」ビクッ
ーーーーーーー
彼の友人が連れていた女の子…
凄く可愛かった…。
私なんかよりも全然…!
101: 2012/04/19(木) 02:11:16.88 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに…」
奈古さん「ごめんなさい、両方予定が入ってるの。」
タダクニ「……じゃあ、来週は?」
奈古さん「……来週も。」
タダクニ「…再来週。」
………
……
…
ーーーーーーー
せっかく彼が私を気にかけてくれたのに…
私は彼の気持ちを無下にしてしまった。
奈古さん「……私って…ぅ…本当に……最低だ…。」ポロポロ
タダクニ君…。
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに…」
奈古さん「ごめんなさい、両方予定が入ってるの。」
タダクニ「……じゃあ、来週は?」
奈古さん「……来週も。」
タダクニ「…再来週。」
………
……
…
ーーーーーーー
せっかく彼が私を気にかけてくれたのに…
私は彼の気持ちを無下にしてしまった。
奈古さん「……私って…ぅ…本当に……最低だ…。」ポロポロ
タダクニ君…。
102: 2012/04/19(木) 02:13:55.89 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
タダクニ「いやいや、俺も友達追いかけてたから…お互い様だよ!それに、奈古さんは俺の介抱してくれたし…ありがとう!」
タダクニ「…せっかくだしさ、どっかに遊びに行こうよ。」
タダクニ「さっき、手も繋いじゃったよね…?ごめん…///」モジモジ
ーーーーーーー
タダクニ君……!
タダクニ「いやいや、俺も友達追いかけてたから…お互い様だよ!それに、奈古さんは俺の介抱してくれたし…ありがとう!」
タダクニ「…せっかくだしさ、どっかに遊びに行こうよ。」
タダクニ「さっき、手も繋いじゃったよね…?ごめん…///」モジモジ
ーーーーーーー
タダクニ君……!
103: 2012/04/19(木) 02:16:35.03 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
タダクニ「いや、まぁ…やっぱりデートだし、女性に気を使わなきゃなって思って…///。」
タダクニ「奈古さん!あのぬいぐるみ欲しいでしょ!?とってあげるよ!デートだし!
俺UFOキャッチャー得意なんだ!」ダダッ
タダクニ「やったあぁーッ!勝った!勝ったよ奈古さーん!」ギュー
ーーーーーーー
謝りたい…!
タダクニ「いや、まぁ…やっぱりデートだし、女性に気を使わなきゃなって思って…///。」
タダクニ「奈古さん!あのぬいぐるみ欲しいでしょ!?とってあげるよ!デートだし!
俺UFOキャッチャー得意なんだ!」ダダッ
タダクニ「やったあぁーッ!勝った!勝ったよ奈古さーん!」ギュー
ーーーーーーー
謝りたい…!
104: 2012/04/19(木) 02:19:51.34 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
奈古さん「…そんなに嬉しい?」
タダクニ「え?…いや…まぁ…何か嬉しいんだよね。
また、予定が合ったら遊びに行こうよ。」
奈古さん「…いいわよ。…今日は…ありがとう///」
タダクニ「…え…?…あ……うん///」
ーーーーーーー
会いたい!
タダクニ君に…会って謝りたい
奈古さん「…そんなに嬉しい?」
タダクニ「え?…いや…まぁ…何か嬉しいんだよね。
また、予定が合ったら遊びに行こうよ。」
奈古さん「…いいわよ。…今日は…ありがとう///」
タダクニ「…え…?…あ……うん///」
ーーーーーーー
会いたい!
タダクニ君に…会って謝りたい
107: 2012/04/19(木) 02:25:53.38 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
タダクニ「俺が思うに…奈古さんはもっと自分を磨いた方がいいな。」
ヤスノリ「そうだな。せめてな。」
タダクニ「もっと努力しようぜ、奈古さん!」
ヤスノリ「努力が足りない。」
奈古さん(クソうぜー!こいつら!)
ーーーーーーー
奈古さん「……はっ…!」
タダクニ「俺が思うに…奈古さんはもっと自分を磨いた方がいいな。」
ヤスノリ「そうだな。せめてな。」
タダクニ「もっと努力しようぜ、奈古さん!」
ヤスノリ「努力が足りない。」
奈古さん(クソうぜー!こいつら!)
ーーーーーーー
奈古さん「……はっ…!」
108: 2012/04/19(木) 02:27:16.41 ID:xx2l4dQji
ーーーーーーー
ヤスノリ「なぁ、タダクニ。鏡の中のあの子に、もう一度会えねーかな…。」
タダクニ「…不可能だろ…だが…俺はあきらめないぜ…!」
奈古さん「さっさと行けぇーッ!」
ーーーーーーー
奈古さん「……もう泣いてる場合じゃない……。」ニヤ
ヤスノリ「なぁ、タダクニ。鏡の中のあの子に、もう一度会えねーかな…。」
タダクニ「…不可能だろ…だが…俺はあきらめないぜ…!」
奈古さん「さっさと行けぇーッ!」
ーーーーーーー
奈古さん「……もう泣いてる場合じゃない……。」ニヤ
109: 2012/04/19(木) 02:33:53.13 ID:xx2l4dQji
男子高校生と鏡の中の少女
奈古さんがバイトを辞めて半年後。
俺にとって奈古さんは過去の人となっていた。
ヨシタケ「はー!やっと授業が終わったぜ!」
タダクニ「今日は何か一日が長く感じたなぁ~。放課後、どっか遊びに行こうぜ。」
唐沢「今日は生徒会が休みなんだ、俺も付きあわせてくれ。」
モトハル「じゃ、俺も。」
ヒデノリ「…悪い、俺はパスな…。」
奈古さんがバイトを辞めて半年後。
俺にとって奈古さんは過去の人となっていた。
ヨシタケ「はー!やっと授業が終わったぜ!」
タダクニ「今日は何か一日が長く感じたなぁ~。放課後、どっか遊びに行こうぜ。」
唐沢「今日は生徒会が休みなんだ、俺も付きあわせてくれ。」
モトハル「じゃ、俺も。」
ヒデノリ「…悪い、俺はパスな…。」
111: 2012/04/19(木) 02:37:50.27 ID:xx2l4dQji
ヨシタケ「でたっ!お前皆で遊びに行こうって時に…」
モトハル「どうせ彼女だろ?…行ってこいよ。」
唐沢「早く行け。彼女を待たせるな。」
ヒデノリ「ごめん皆!また次回誘ってくれ!」ダダ
タダクニ「ヒデノリと遊ぶ回数…結構減ったな…。」
モトハル「仕方ないだろ、彼女ができるってそういう事だ。俺達にだって、いつできるか分からないんだ、お互い様だろ。」
ヨシタケ「…過去に童O力を高めろとか言ってた奴の台詞とは思えねーな。」
唐沢「確かに。」
モトハル「うるせーな…そういえば唐沢、お前、隣の家の女の子と仲いいんだろ?付き合わないのか?」
唐沢「…面白い冗談だな、モトハル。」
モトハル「どうせ彼女だろ?…行ってこいよ。」
唐沢「早く行け。彼女を待たせるな。」
ヒデノリ「ごめん皆!また次回誘ってくれ!」ダダ
タダクニ「ヒデノリと遊ぶ回数…結構減ったな…。」
モトハル「仕方ないだろ、彼女ができるってそういう事だ。俺達にだって、いつできるか分からないんだ、お互い様だろ。」
ヨシタケ「…過去に童O力を高めろとか言ってた奴の台詞とは思えねーな。」
唐沢「確かに。」
モトハル「うるせーな…そういえば唐沢、お前、隣の家の女の子と仲いいんだろ?付き合わないのか?」
唐沢「…面白い冗談だな、モトハル。」
113: 2012/04/19(木) 02:42:35.31 ID:xx2l4dQji
ヨシタケ「…ん?うちの校門の前に…女の子がいるぞ!?」
タダクニ「……あれは…!?」
モトハル「分析しろ…あれは中央高校の制服。細いフレームの眼鏡、髪を後ろで縛っているな。
身長は170cmくらい、体格はスレンダーだが、肩幅があるな。おそらく、スポーツをやっている子だろう。」
唐沢「あの頃と比べ、分析力が上がったな、モトハル。」
ヨシタケ「なんか的確過ぎて気持ち悪いな…。」
モトハル「いちいちうるせーなヨシタケ…どうした?タダクニ?」
タダクニ(…間違いない!)ダッ
ヨシタケ「あ、おい!タダクニ!」
タダクニ「……あれは…!?」
モトハル「分析しろ…あれは中央高校の制服。細いフレームの眼鏡、髪を後ろで縛っているな。
身長は170cmくらい、体格はスレンダーだが、肩幅があるな。おそらく、スポーツをやっている子だろう。」
唐沢「あの頃と比べ、分析力が上がったな、モトハル。」
ヨシタケ「なんか的確過ぎて気持ち悪いな…。」
モトハル「いちいちうるせーなヨシタケ…どうした?タダクニ?」
タダクニ(…間違いない!)ダッ
ヨシタケ「あ、おい!タダクニ!」
115: 2012/04/19(木) 02:46:26.20 ID:xx2l4dQji
なぜか俺は、無意識のうちに走りだしていた。急がなきゃいけないような気がして。
タダクニ「…はっ…ハァ……ハァ…」
?「別に…そんなに走らなくても良かったのに。」
この低くて……やさぐれた感じの声…やっぱり……!
タダクニ「奈古さん!!」
タダクニ「…はっ…ハァ……ハァ…」
?「別に…そんなに走らなくても良かったのに。」
この低くて……やさぐれた感じの声…やっぱり……!
タダクニ「奈古さん!!」
116: 2012/04/19(木) 02:48:56.58 ID:xx2l4dQji
奈古さん「…久しぶり。
…今日はタダクニ君にどうしても伝えたい事があるの。着いて来て。」
タダクニ「…うん、分かった。」
半年ぶりにあった奈古さんは…全体的にスリムになっていて…雰囲気は一緒なんだけど、なんとなく
…明るくなった様な気がした。
タダクニ「それで奈古さん…話って?」
奈古さん「……私がバイトをやめた前日の事…覚えてる?」
タダクニ「うん…覚えてる。」
…今日はタダクニ君にどうしても伝えたい事があるの。着いて来て。」
タダクニ「…うん、分かった。」
半年ぶりにあった奈古さんは…全体的にスリムになっていて…雰囲気は一緒なんだけど、なんとなく
…明るくなった様な気がした。
タダクニ「それで奈古さん…話って?」
奈古さん「……私がバイトをやめた前日の事…覚えてる?」
タダクニ「うん…覚えてる。」
119: 2012/04/19(木) 02:55:03.86 ID:xx2l4dQji
奈古さん「私はあの時…自分の容姿に……コンプレックスがあって…自分にタダクニ君と遊ぶ資格
は…ないと思っていた。」
タダクニ「……。」
奈古さん「タダクニ君が私の容姿なんか気にせず、遊んだり、優しく接してくれてたのは…分かってた。
でも、それが私には申し訳なく感じて…惨めな気持ちになって…貴方に当たってしまった。」
タダクニ「…うん。」
奈古さん「だから、どうしてもタダクニ君に謝りたくて…今日、会いに来たの…ごめんなさい。」
タダクニ「俺の方こそ…奈古さんの気持ち分かってなかった…俺も…怒鳴ったりしてごめん。」
奈古さん「いい…悪いのは全部私だから…ごめんなさい…。」
は…ないと思っていた。」
タダクニ「……。」
奈古さん「タダクニ君が私の容姿なんか気にせず、遊んだり、優しく接してくれてたのは…分かってた。
でも、それが私には申し訳なく感じて…惨めな気持ちになって…貴方に当たってしまった。」
タダクニ「…うん。」
奈古さん「だから、どうしてもタダクニ君に謝りたくて…今日、会いに来たの…ごめんなさい。」
タダクニ「俺の方こそ…奈古さんの気持ち分かってなかった…俺も…怒鳴ったりしてごめん。」
奈古さん「いい…悪いのは全部私だから…ごめんなさい…。」
120: 2012/04/19(木) 02:58:35.36 ID:xx2l4dQji
タダクニ「…もう気にしなくていいから…謝るはやめて、いつもの奈古さんに戻ってよ。」ギュ
やば…つい抱きしめちゃったけど…いいよね…。
それにしても…奈古さんスリムになったけど…筋肉質だなぁ…
奈古さん「……ありがとう、タダクニ君のそういう所…私は好きよ。」
タダクニ「…えぇっ!?」
やば…つい抱きしめちゃったけど…いいよね…。
それにしても…奈古さんスリムになったけど…筋肉質だなぁ…
奈古さん「……ありがとう、タダクニ君のそういう所…私は好きよ。」
タダクニ「…えぇっ!?」
122: 2012/04/19(木) 03:02:39.22 ID:xx2l4dQji
奈古さん「…あと、今日私がタダクニ君に会いに来たのにはもう一つ理由があるの…」バッ
タダクニ「え?…もしかして、俺まだ何かやらかしてた!?」ビクゥ
奈古さん「ある意味ね…。」
そう言って奈古さんは、いつもの赤い三角巾を頭に巻き、縛っていた髪をほどいた。
奈古さん「…今からやる事は…目が疲れるから滅多にやらない。良く、目に刻み込みなさい。」
タダクニ「…奈古さん?一体何を…」
タダクニ「え?…もしかして、俺まだ何かやらかしてた!?」ビクゥ
奈古さん「ある意味ね…。」
そう言って奈古さんは、いつもの赤い三角巾を頭に巻き、縛っていた髪をほどいた。
奈古さん「…今からやる事は…目が疲れるから滅多にやらない。良く、目に刻み込みなさい。」
タダクニ「…奈古さん?一体何を…」
123: 2012/04/19(木) 03:04:52.85 ID:xx2l4dQji
奈古さんは目を閉じて、眼鏡を外した…そして
奈古さん「あの時…貴方がどうしても会いたいってって言うから…やって来たのよ。
鏡の中から……。」
俺は確かに見た。あの時、凸面鏡の中に見た…あの美少女を…現実で!!
奈古さん「あの時…貴方がどうしても会いたいってって言うから…やって来たのよ。
鏡の中から……。」
俺は確かに見た。あの時、凸面鏡の中に見た…あの美少女を…現実で!!
124: 2012/04/19(木) 03:09:12.71 ID:xx2l4dQji
奈古さん「…どうだった?」スチャ
タダクニ「間違いなく…あの時の子だったよ…。」
奈古さん「あの時、あんた達に自分を磨けって言われてかなり努力したのよ?」フフン
タダクニ「今の奈古さんも素敵だけど…俺は凸面鏡の奈古さんも、髪を縛っている奈古さん、三角巾を巻いてる奈古さん、バイトしてる時の奈古さん…」
タダクニ「後、怒ったり、笑ったり、恥ずかしがったり、泣いたり、はしゃいだりしている奈古さん…そして」
タダクニ「初めて会った時の仏頂面した奈古さんも、素敵だと思うよ。」
奈古さん「…最初から…悩む事なんてなかったか…。」
タダクニ「間違いなく…あの時の子だったよ…。」
奈古さん「あの時、あんた達に自分を磨けって言われてかなり努力したのよ?」フフン
タダクニ「今の奈古さんも素敵だけど…俺は凸面鏡の奈古さんも、髪を縛っている奈古さん、三角巾を巻いてる奈古さん、バイトしてる時の奈古さん…」
タダクニ「後、怒ったり、笑ったり、恥ずかしがったり、泣いたり、はしゃいだりしている奈古さん…そして」
タダクニ「初めて会った時の仏頂面した奈古さんも、素敵だと思うよ。」
奈古さん「…最初から…悩む事なんてなかったか…。」
125: 2012/04/19(木) 03:13:44.91 ID:xx2l4dQji
タダクニ「…ねぇ、奈古さん。」
奈古さん「……何?」
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに行こうよ。」
奈古さん「……またちゃんと、エスコートしなさいよ。
……デートなんだから。」
タダクニ「…もちろん。」
やっぱり奈古さんは最高です!
カナシイヨールッガ♪ボクラヲツッツーム♪
奈古さん「……何?」
タダクニ「…今度の土日…暇?また遊びに行こうよ。」
奈古さん「……またちゃんと、エスコートしなさいよ。
……デートなんだから。」
タダクニ「…もちろん。」
やっぱり奈古さんは最高です!
カナシイヨールッガ♪ボクラヲツッツーム♪
128: 2012/04/19(木) 03:21:41.63 ID:xx2l4dQji
ヘイッ!
~♪
ハイ!ハイ!ハーイッ!
ジョシッコーオッセーハ!イジョッオーッ!フゥー☆
女子高生は異常 ~彼氏~
ヤナギン「名護おぉっ!ここで会ったが百年目!勝負だ!」
名護「……また貴女なの。」
羽原「もうやめておいた方が…。」
生島「止めたって無駄だよ、あいつは氏なない限り、勝つまで何度でも挑み続ける…柳はそんな奴さ。」
羽原「ヤナギンはどうなってもいいけど…相手の人に迷惑じゃ…」
ヤナギン「コラァッ!聞こえてんぞフラットチェストがッ!!」
~♪
ハイ!ハイ!ハーイッ!
ジョシッコーオッセーハ!イジョッオーッ!フゥー☆
女子高生は異常 ~彼氏~
ヤナギン「名護おぉっ!ここで会ったが百年目!勝負だ!」
名護「……また貴女なの。」
羽原「もうやめておいた方が…。」
生島「止めたって無駄だよ、あいつは氏なない限り、勝つまで何度でも挑み続ける…柳はそんな奴さ。」
羽原「ヤナギンはどうなってもいいけど…相手の人に迷惑じゃ…」
ヤナギン「コラァッ!聞こえてんぞフラットチェストがッ!!」
129: 2012/04/19(木) 03:24:46.85 ID:xx2l4dQji
名護「…今日は私、彼氏とデートだから忙しいの。さよなら。」
ヤナギン「は!彼氏だぁ!?あんたみたいな仏頂面の女に彼氏なんか…」
彼氏「ごめん、ナゴさん!遅れちゃって…。」
名護「全然待ってないわ。いきましょ。」ギュッ
生島「うわ…腕組んでる…。」
羽原(真田北高の男子か…いいなぁ……私もいつか…としゆきと……///。)
彼氏「ナゴさん、今日はどこに行きたい?」
名護「貴方が自由に決めていいわ。私は、せっかくデートしてるのに文句を言う様な女じゃないわ。」
彼氏「…前も似たような事言ってなかった?」
名護「さぁ?どうかしらね。」クスクス
ヤナギン「は!彼氏だぁ!?あんたみたいな仏頂面の女に彼氏なんか…」
彼氏「ごめん、ナゴさん!遅れちゃって…。」
名護「全然待ってないわ。いきましょ。」ギュッ
生島「うわ…腕組んでる…。」
羽原(真田北高の男子か…いいなぁ……私もいつか…としゆきと……///。)
彼氏「ナゴさん、今日はどこに行きたい?」
名護「貴方が自由に決めていいわ。私は、せっかくデートしてるのに文句を言う様な女じゃないわ。」
彼氏「…前も似たような事言ってなかった?」
名護「さぁ?どうかしらね。」クスクス
130: 2012/04/19(木) 03:28:25.24 ID:xx2l4dQji
生島「あーあ…イチャ付き始めたよ…もう私達なんか眼中にないね。」
羽原(あの二人を私と、としゆきにしたら…ふわぁぁ……///)
ヤナギン「ちくしょおぉっ!!名護のヤローッ!!」
生島「もうやめろって…惨めなだけだぞ…」
羽原「ん…んあ…///ダメだよとしゆき…私達まだ…高校生なんだよ……///」
ヤナギン「なー。どうやったら彼氏ってできるんだろうな?」
生島「…は?」
ヤナギン「なー、彼氏って…」
生島「みっともねぇ事言ってんじゃねえぇぇーッ!」バキッ!
ヤナギン「…グガァッ…!」ブッシャァアァァ
~終~
羽原(あの二人を私と、としゆきにしたら…ふわぁぁ……///)
ヤナギン「ちくしょおぉっ!!名護のヤローッ!!」
生島「もうやめろって…惨めなだけだぞ…」
羽原「ん…んあ…///ダメだよとしゆき…私達まだ…高校生なんだよ……///」
ヤナギン「なー。どうやったら彼氏ってできるんだろうな?」
生島「…は?」
ヤナギン「なー、彼氏って…」
生島「みっともねぇ事言ってんじゃねえぇぇーッ!」バキッ!
ヤナギン「…グガァッ…!」ブッシャァアァァ
~終~
133: 2012/04/19(木) 03:32:23.93 ID:xx2l4dQji
実は名護さんは、奈古さんが自分を磨いた後の姿だったらなーと思って。
男子高校生の日常のSS、もっと増えたらいいな。
ここまでお付き合いありがとうございました。
男子高校生の日常のSS、もっと増えたらいいな。
ここまでお付き合いありがとうございました。
134: 2012/04/19(木) 03:33:03.01 ID:JZMYILFoO
おつ~
マジもんの男子高校生の日常見てるみたいで楽しかったよ
マジもんの男子高校生の日常見てるみたいで楽しかったよ
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