1: 2011/12/15(木) 14:46:18.60 ID:3D7OZsIZ0
まる子「お母さん あたしハンター試験受けたい!」
母「なに言ってるのまるこ あんたその歳で受けて一体何するつもり?」
まる子「あたしゃ 一流のハンターになる!お母さん!お願い!」
母「わかったわ まる子 でもハンター試験はお母さんが20歳から受け続けて28歳でやっと合格したところなのよ 覚悟はできてるの?」
まる子「平気 平気! じゃあ明日の朝行ってくるね」
母「・・・まるこ・・・」

3: 2011/12/15(木) 15:44:14.94 ID:3D7OZsIZ0
翌日

まるこ「はー ここが試験会場かあ ずいぶん小さい建物だけど・・・大丈夫かな」
受付「なにか御用ですか?」
まるこ「あの今日ここでハンター試験が行われるそうですが・・・」
受付「ハンター試験は地下で行われます どうぞあちらのエレベーターで下りてください」
まるこ「地下でやるんだ・・・一体何人くらい受けるんだろ・・・」
ウィーン・・・ガシャン!プーン
まるこ「うわっ すごい人数だ!」
「あの・・・」
たまえ「まるちゃん!ここに来てたんだ!」
まるこ「たまちゃん!」
はまじ「なんだ お前達も来てたのか」
ブー太郎「俺達しか来てないと思って心配だったブー」
まるこ「はまじ!ブー太郎!」

4: 2011/12/15(木) 15:54:18.55 ID:3D7OZsIZ0
はまじ「お前 なんでこんなとこに来たんだ?」
まるこ「決まってるじゃん!一流のハンターになる為だよ」
ブー太郎「穂波は?ブー」
たまえ「私はハンターになって困ってる人を助けたいから・・・」
まるこ「はまじ達は?」
はまじ「俺達はただ試験のスリルを味わいにきたんだ」
ブー太郎「ここはとても恐ろしいところらしいんだブー」
まるこ「あんたらスリルって・・・ あたし生きて帰れるかなあ・・・」
たまえ「みんな もうすぐ説明が行われるよ 聞こう」

5: 2011/12/15(木) 16:04:50.81 ID:3D7OZsIZ0
「えー まずこの試験の説明をします」
「試験はすべて4つあり4つの試験をすべて合格したものがハンターになれます」
「4つの試験すべての説明はその試験が始まるときに説明します」
「なお 試験途中でのギブアップは認められます ただしギブアップした者は強制的にこの試験不合格になります」
「それでは最初の試験の説明です 今からあなた方にはこの螺旋階段を登っていただきます」
まるこ「えー?あんな高い階段を?」
はまじ「あの階段終わりが見えねえゼ まるで天まで繋がってるみたいだ・・・」
「階段の終わりに大きな扉があります その扉の奥が次の試験の会場になります」
「ただ 扉は時間経過と共に閉まっていきます 急いで昇ってください」
「では 試験開始!!」

7: 2011/12/15(木) 16:14:11.05 ID:3D7OZsIZ0
まるこ「はあはあ あたしこんなの登りきれるかなぁ ハアハア」

はまじ「何言ってるんだ!こんなできつくなってたら次の試験はどうなるんだ!」

ブー太郎「そうだブー弱音を吐くなブー」

たまえ「まるちゃん・・・頑張って!」

その頃・・・

「ねえ なんで今更こんな試験受けに来たんだい?」

「ふん 僕は邪魔なライバルを増やしたくないだけだよ。今のハンター試験は僕たちが合格したあの時と比べてかなりぬるくなっている。」

「つまりあいつらでも簡単に合格できちゃうから ぼく達で潰そうっていうわけだね」

「ぼく達?君が勝手についてきただけだろ?君がいると邪魔だからあまり僕の前をウロウロしないでくれよ」

「そんな・・・永沢くん」

8: 2011/12/15(木) 16:34:35.30 ID:3D7OZsIZ0
まるこ「はあはあ なんとか終わりが見えてきた・・・」

「それはどうかな?」

まるこ「あっ あなたは野口さんのお兄さん!」

フジオ「ここから先は通さない お前をここで潰す!」

まるこ「なんでそんな事すんのさ!」

フジオ「俺はここの試験官だからさ いくぞ!」

まるこ「うわーーーーーーーーー」

9: 2011/12/15(木) 20:01:06.26 ID:3D7OZsIZ0
フジオ「ぐっ! 何?こいつ俺が近づくのを気合いで吹き飛ばした?」

まるこ「なんだろ…今のは…」

はまじ「大丈夫か? よしここは俺に任せろ!」

はまじ「くらえ アロハリテ!」

フジオ「何?グワーーーーー!!!」

はまじ「ふう なんとか片付いたな みんな今のうちにいくぞ」

たまえ「まるちゃん さっきの衝撃波は一体…?」

まるこ「あたしにもわからない・・・」

11: 2011/12/15(木) 23:11:49.86 ID:3D7OZsIZ0
はまじ「よし あともうちょっとだぞ」

まるこ「はあはあ」

ブー太郎「やっと着いたブー」

たまえ「まるちゃん 大丈夫?」

まるこ「あたしゃ もう疲れたよ でもこれで一つ目の試験合格だね」

その頃・・・

「永沢君 あいつら始末しなくていいのかい?」
「早まるなよ 君じゃああいつにすら潰す事もできなさそうだからね」
「最後の試験では おそらくアレがある・・・奴らはそこでのお楽しみだよ・・・」

14: 2011/12/16(金) 10:56:07.79 ID:6/jsNq/x0
「ここまで来れた君たちは一次試験合格です さて次の試験です」

「この試験はハンターになるために必須な『念』の習得です」

「念とは体からあふれ出すオーラとよばれる生命エネルギーを自在に操る能力のことです」

「念を習得できた者はこちらで水見式を行いどの系統の念能力か見せてください」

「水見式で水や葉に変化が出た者を合格とします」

15: 2011/12/16(金) 11:03:26.71 ID:6/jsNq/x0
まるこ「ねえ はまじ念能力ってどうやって習得すんの?」

はまじ「なんだ お前念も知らないのか?俺が教えてやるよ」

・・その頃・・・

「ねえ 永沢くん 前の試験で念の習得なんてあったかい?」

「なかったはずだ チッ あんな奴らに念の習得をもうさせるなんて甘くなったな」

「僕たちは天空闘技場で裏ハンター試験という形で念を習得したのに・・・ずるいよな」

17: 2011/12/16(金) 14:27:17.52 ID:6/jsNq/x0
キートン「そしてそれぞれの念能力の修行が始まった・・・」

はまじ「お前まだ念能力が見についてないのか?」

ブー太郎「俺達もう合格しちまったブー」

たまえ「まるちゃん・・・」

まるこ「うるさいなあ 習得しようと頑張ってるよ もー。ところでさ みんなどの系統の能力だった?」

はまじ「俺は強化系だよ」

ブー太郎「俺は操作系だブー」

たまえ「私は変化形・・・」

18: 2011/12/16(金) 14:39:30.53 ID:6/jsNq/x0
「ねえ 永沢君 君はどの系統だっけ?」
「僕は具現化系さ・・・君はたしか操作系だったな・・・」

キートン「そして・・・」

まるこ「よし水見式やろう はぁーー」

はまじ「おお! 水の量が増えた!」

試験官「つまりあなたは強化系に属してます」

まるこ「やったー!これで試験突破だあ いえい!」

試験官「さて念を習得した者はこちらへ 次の試験を開始したいと思います」

ブー太郎「ついに試験も半分か・・・ここから何が待ってるんだブー」

19: 2011/12/16(金) 20:37:46.58 ID:6/jsNq/x0
まるこ「うっ!まぶしい」

たまえ「何?ここ 急に外に出たみたい・・・」

試験官「次の試験はサバイバルです さあこの船に乗って島へ出発です」

試験官「今から制限時間内にこの島から抜け出してください」

「この島はもともと戦争で使われた要塞です 何か道具も落ちてるでしょうから」

「では検討を祈ります・・・」

はまじ「サバイバルか おもしろうそうじゃん」

ブー太郎「でもこれからどうやって脱出するんだブー 地図もないんだし」

はまじ「手当たり次第で行こう 食料も落ちてるかもしれないしな」

まるこ「ひえ~あたしゃこんな島怖くて一歩も動く気しないよ・・・」

20: 2011/12/16(金) 20:49:06.79 ID:6/jsNq/x0
その頃・・・

「くっくっくさばいばるだってさ おもしろそうだね」

「言っておくがいくらお前が戦闘狂だからって奴を[ピーーー]なよ」

「くっくっく わかってるよ・・・奴はあんたのお気に入りだからね・・・」

「いいかい 二人ともここからはチームプレイだ 協力する事が勝利の近道だ」

「わかってるよ こんなとこさっさと合格しようぜ」


はまじ「おお!こんなとこにライフルが落ちてるぜ!」

ブー太郎「弾はあるのかブー?」

はまじ「一応10発な・・・数は少ない・・・無駄撃ちは禁物だな」

うぁ―!!!!

たまえ「今悲鳴が聞こえてたよ・・・」

はまじ「悲鳴が聞こえてきた方向へ行こう!!」

22: 2011/12/16(金) 22:26:48.54 ID:6/jsNq/x0
まるこ「あっ!人が氏んでる・・・」

はまじ「お前は野口!永沢!藤木!」

野口「くっくっく バレちゃしょうがないね」

ブー太郎「何をしてるんだブー!」

永沢「僕たちは少しでもハンターを減らそうとしてるんだよ こうやってね」

たまえ「みんな逃げようよ!」

はまじ「よーし みんな逃げるぞ!」


藤木「あいつら行っちゃったね・・・どうする?」

野口「どうせ お前は止めるんだろ?私があいつをやるのを。クックック」

永沢「藤木くん 悪いがあいつ以外だけでもやらせてやってくれ 僕たちが殺人を犯したなんて知ってると厄介だかな」

23: 2011/12/16(金) 23:22:33.33 ID:6/jsNq/x0
まるこ「はあはあ・・・ひい・・・ここまでくれば永沢たち追ってこないよね・・・」

「逃げられないよ・・・・」

まるこ「!?」

野口「あなた達・・・私の罠にかかった・・・」

たまえ「いけない!みんな逃げよう!」

ブー太郎「!?どうしてはまじ逃げようとしないんだブー!」

はまじ「俺の体が・・・動かない・・・?」

野口「クックック 見てごらん 自分の影を」

はまじ「俺の影が・・・野口の影に重なってる・・・」

野口「その通り・・・これが私の能力『影で笑う者(シャドウユーモア)』・・・自分の影を他人の影に重ね影に重なった者の動きを封じる能力・・・」

はまじ「くそっ念能力か・・・うかつだったぜ・・・だがこれはどうだ!」
バン!バン!
野口「くっ銃か・・なるほどそれなら遠くからでも攻撃できるわけか・・・だが甘いね!」
キーン!
はまじ「なんだ?俺と野口の影が針みたいになって・・・うぁ――!」

まるこ「はまじィ!!」

野口「クックック 動きを封じる以外の能力もあるんだよ・・・さて銃を奪うとするか・・・これでお前は何もできない・・・」

野口「ありがたく思うんだね 自分の使ってた銃で[ピーーー]ることを・・・」
バーン!
野口「何!?」

はまじ「悪いけどな・・・こっちはこんなとこで氏ぬわけにゃいかねえんだよ!!」

野口「クックック・・・こいつ銃弾を素手で止めるとは思ったよりやるみたいだね・・・」

30: 2011/12/17(土) 12:00:52.54 ID:omzMSvHa0
野口「くらえ!!」
ジュキューン!!パシ!
野口「クックック まだ銃弾を止める力があったか・・・だがこれで終わりだね・・・」
パン!
野口「なっ・・・!弾切れ・・・?」

はまじ「その時を待ってたぜ!」
ビーン!ビーン!
野口「ちっ!こいつ弾を中指で飛ばしてきた・・・!」
ドス!ドス!
野口「ぐっ!念で弾を強くしたか・・・!なかなか効いたよ・・・」

永沢「野口!!遊びはそこまでにしろ!それ以上遊ぶとお前がくたばるぞ!」

野口「はいはい・・・わかりましたよ・・・ックックック命拾いしたね・・・」

はまじ「あいつら・・・逃げていった・・。そういやまるこ達は?」

まるこ「はまじー!」

ブー「よくあいつらに勝ったなブー!」

たまえ「すごいよ!」

はまじ「へへっまあな・・・それで出口は見つかったのか?」

ブー太郎「ちょうど最初に船で着いた場所の反対側にあったブー」

はまじ「よし!そこまでいこうぜ!」

32: 2011/12/17(土) 15:39:17.44 ID:omzMSvHa0
「まて!!」
まるこ「あっ!あなたは川田さん!」

川田「ここから先は通さねえ」

はまじ「どうして川田さんが?」

川田「俺はここの試験官のようなものだ・・・」

ブー太郎「あっ!!周りに人がバラバラになってるブー・・・」

川田「この島で俺は釣りをしていた・・・だがそいつらは釣りの邪魔だから頃した」

たまえ「あっあの人・・・」

まるこ「どうしたの?たまちゃん・・・」

たまえ「あの人と戦ってはダメ!!」

解体屋川田
清水市犯罪最強の大量殺人犯
狙われた人間に関連は皆無 老若男女わけへだてなく少なくとも146人が彼の手によって無残な肉塊に変えられた
哀れな被害者の体はある者は幾千もの肉片に分けられある者は部分的に持ち去られ残りは殺人現場に放置された
生きながらにして内蔵をえぐり出されたのはまだ11歳の少年であった
氏体には共通項があった 氏体は必ず最低でも50以上のパーツに分解されている
そしてその作業は全て素手によって行われた!!!
逮捕された時川田は一切抵抗する気配を見せなかった
しかし彼を乗せたパトカーにいた警官がエンジンキーを回そうとした際 自分の左腕の異常に気がついた

彼の得意技は素手で人の肉をすばやくむしりとること!!!

そしてそれを可能にしてるのが異常なまでの指の力!!

33: 2011/12/18(日) 19:34:50.36 ID:ytBXsWzu0
まるこ「勝負の方法は?」

川田「勝負?勘違いするな。これから行われるのは一方的な惨殺さ 試験も恩赦もオレには興味が無い・・・。この手で肉をつかみたい・・・それだけだ。お前はただ泣き喚いていればいい。」

まるこ「へえ。じゃあ氏んだほうが負けでいいね。」

川田「ああ お前が」
ビュン!!!
川田「あ ああ ああ かっ返・・・」
グシャ!
川田「う・・・あ」

まるこ「なんだたいした事ないじゃん」

たまえ「まるちゃん・・・一体」

はまじ「とりあえずに船に乗ってこの島から出ようぜ」

35: 2011/12/19(月) 19:52:10.72 ID:Tl1RIh6l0
ブー太郎「ふう やっと島から出れたブー」

まるこ「次の試験が楽しみだね」

たまえ「まるちゃん・・・・・・・」

試験官「よくここまで辿りつきましたね 正直言ってこの量は今までで一番です」

試験官「次の試験はこのコロシアムで1対1の決闘をしてもらいます。対戦の組み合わせはくじ引きで決めたいと思います。戦いに勝ったものがこのハンター試験の合格者となります。」

はまじ「現在人数は8人・・・という事は合格者は4人ってわけか・・・」

まるこ「みんなちょうど4人全員合格しよ!」

はまじ「いや・・・それは出来ない・・・対戦相手はくじで決まる・・俺対ブー太郎だってありえるんだ・・・」

まるこ「じゃあ・・・あたし対たまちゃんも?どうしよう・・・」

試験官「さて準備できました くじを引いてください」

まるこ「ドクン ドクン ドックン」

まるこ「えい!あっ Aだ!えーとAの人は~」

藤木「ぼくだよ」

まるこ「あ 藤木か いっとくけど手加減しないよ」

藤木「ぼくこそ」

はまじ「野口 今度こそ決着をつけてやる!」

野口「クックック むだむだ・・・」

ブー太郎「小杉 いい試合しようブー」

小杉「・・・・・・」

ブー太郎「小杉?まあいいブー」

永沢「なんだ 穂波が相手か これは楽勝だね」

たまえ「今なんだって!?永沢!」

36: 2011/12/21(水) 11:28:53.36 ID:taPYKTFI0
試験官「でははまじVS野口 はじめ!」

はまじ「野口!いくぞおおお!」

のぐち「っクックック 雑魚が・・・」

はまじ「ぐっ!またこれか・・・」

野口「自分からやられにくるなんて・・・わざわざご苦労なこった」

はまじ「うっせええええ!これをくらえええ!」
ゴン!
野口「ぐっ!やはりお前・・・強化系か・・・そのパンチただのパンチじゃなさそうだね・・・」
ズパ!
はまじ「っぐ!くそ どうすれば・・・近づいても奴は影で攻撃してくる・・・」

野口「くらえ! !?」

はまじ「見切ったぜ!お前のその影の針を出したとき影ふみの能力が消えるみたいだな!」

野口「っクック ばれちゃしょうがない・・・・」

はまじ「終わりだな これで」
ガン!
野口「ックアアア!」

試験官「KO!はまじ選手の勝利!」

はまじ「やった!これで合格だ・・・!」

まるこ「はまじーやったね!」

ブー太郎「すごいブー!」

たまえ「私達も続かなきゃ!」


永沢「どうしてわざと負けた?」

野口「わざと?ックックック・・・相手が強いから負けた・・・それだけだよ・・・別に私はハンターライセンスなんていらないしね・・・」

38: 2011/12/21(水) 12:35:07.04 ID:taPYKTFI0
試験官「さて 次はブー太郎vs小杉です それではバトル・・・ はじめ!」

ブー太郎「小杉の様子がおかしいブー・・・一体何があったブー・・・」

小杉「・・・・・・・・・・・・うおら!!!!!!」

ブー太郎「うわっ!小杉が巨大化したブー!?」

野口「あいつ・・・初めからフルパワーでやるみたいだね・・・」

小杉「・・・もっと食わせろ・・・」
ガブ! シャリシャリ
ブー太郎「小杉が・・・ステージの床を食ってるブー・・・」

たまえ「何あれ!?常人にできないことだよ!」

永沢「ふっ あれが小杉君の能力『巨人の食事(ジャイアントザグルメ)』さ 彼の体はなんでも食べれる肉体に変えられ・・・そしてそれが小杉君の異常な食欲で最高のポテンシャルを生むわけさ つまり小杉君は・・・食べるほど強くなる・・・!」

ブー太郎「でもその体じゃ・・・まともに動けないみたいだな・・・食らえ!」
コン!
小杉「なんだあ・・今の蚊に刺されたみたいな弱い攻撃は…」

ブー太郎「全然効いてないブー・・・」

キートン「でかいボディに効くわけないだろう 後半へつづく」

40: 2011/12/21(水) 13:07:07.19 ID:taPYKTFI0
小杉「ガブガブガブガブ・・・そろそろ潰す時間だな・・・」
グオオォ! ガン!!
小杉「・・・今のはわざとはずしてやったんだぜ・・・お前を恐怖に陥れるためになあ・・・感謝しろ・・・少し生きれる時間が延びた事をな・・・・・・・・・・」

ブー太郎「あ・・・あ・・・あ・・・あ・・・あ・・・あ・・・あ。。。」

永沢「ブー太郎の奴 ビビって漏らしてるよ 情けない奴だな・・・」

小杉「さてそろそろ・・・食事のじかんだああ!」

ブー太郎「あ・・・あ」

はまじ「ブーたろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
グブッ!!ムシャムシャムシャ・・・

はまじ「そんな・・・ブー太郎・・・」

藤木「いつもの食事の時間以外は食べること禁じられてるのに。小杉君ーっ太っても知らないよー!」

野口「ックックックあいつ人頃した・・・小杉君はハンター試験無条件で不合格だね・・・」

永沢「あんな食欲バカにハンター試験なんてもともと無理な話だ・・・まあ小杉君にハンターライセンスなんか持たせて何になるんだって話だけどね」

小杉「永沢ァ!今の勝負俺の勝ちだよな!」

永沢「・・・いきなり元の体に戻るなよ・・・びっくりしたじゃないか・・確かに勝負は君の勝ちみたいな物だ。でも君は人を頃した・・・君はこの試験不合格だ」

小杉「うわあああああん!せっかくハンター試験に来たのにいいいい!ハンター証取ってうめえモンたくさん食えると思ったのにいいいい!」

42: 2011/12/21(水) 19:08:00.67 ID:taPYKTFI0
試験官「次の試合はたまえVS永沢です・・・ではどうぞ・・・」

永沢「ふっ 穂波・・・実力の差を見せてあげよう」
シュン!
たまえ「あれ 永沢が消えた!?気配も感じないよ・・・」
シュッ!
永沢「こっちだよ まったく『絶』も知らないのかい?本当はもっと一瞬で出来るが・・・まあ少し遊ぶか・・・」

たまえ「いつの間に後ろに!?くっ!」

永沢「ふっ 穂波・・・今なら降参するのもいいよ・・・君は戦うことを何より嫌ってるはずだからね・・・」

たまえ「いや私は戦う・・・!」

永沢「チッ!しょうがない奴だな・・・そこまで言うなら遊んであげるよ!・・・!?」

永沢「なんだ・・・?このメルヘンな空間は・・・ウッ!なんだこのげっそりする感覚はぁーー!」

たまえ「これが私の能力・・・『架空の世界(メルヘンワールド)』よ!覚悟しなさい永沢!」

永沢「ちっ・・・どうやら僕の頭の中で幻覚が起こってるのか・・・くそ!こうなったら・・・いでよ!」
ブワワン
たまえ「何!?あれ・・・永沢そっくりのたまねぎが出てきた・・・」

永沢「これが僕の能力『狂乱の玉葱畑(オニオンカーニバル)』さ・・・さあ僕のしもべよ 僕の頭を殴れ!」
ゴン!
永沢「ふう・・・やっと目が覚めたよ・・・さてそろそろ始めようか」

たまえ「そんな・・・私の能力が効かない・・・?」

キートン「果たしてこの勝負どちらが勝つのか 後半へつづく」

43: 2011/12/22(木) 13:26:51.64 ID:6N9wUgvp0
永沢「穂波。遊びは終わりだ・・・いくよ!」
ブオーン
たまえ「このオニオンどもを潰さなきゃ!」

たまえ「くっ 当たらない・・・」

永沢「食らえ!!『浄化の玉葱焼(オニオンファイア)』!!!!!」
永沢の下僕の玉葱が燃えていく!!!そしてその炎の塊はたまえの元へ飛んでいく!!
たまえ「きゃああああああああ!!!」
ボオオオオオオオ・・・・
永沢「ふん・・・僕に勝とうなんて10年早いね」

試験官「勝者永沢選手!!」

まるこ「たまちゃーーん!!!」

たまえ「まるちゃん・・・」

まるこ「たまちゃん!生きてた!」

たまえ「私・・・勝てなかった・・・まるちゃん・・・次だよ・・・ブー太郎や私の分も・・・がんばって」

まるこ「わかったよ・・・たまちゃん・・・あたし勝ちに行く!」

試験官「次はまるこ選手vs藤木選手です」

まるこ「藤木・・・悪いけどこの勝負・・・あたしが勝つ!」

藤木「久しぶりだね まるこ」

まるこ「!?」
スー スッ シュ バサ!!
まるこ「お・・・お・・・お姉ちゃん!?」

44: 2011/12/22(木) 13:47:51.46 ID:6N9wUgvp0
さきこ「や・・」

はまじ「まるこの姉貴・・・?」

さきこ「母さんを刺したんだって?」

まるこ「まあね・・・」

さきこ「母さん泣いてたよ」

はまじ「そりゃそうだろうな 息子にそんなひでー目にあわされちゃ」

さきこ「感激してた「あのこが立派に成長しててうれしい」って」

さきこ「「でもやっぱりまだ外に出すのは心配だから」ってそれとなく様子を見てくるように頼まれたんだけど・・・奇遇だね。まさかまるこがハンターになりたいと思ってたなんてね・・・実は俺も次の仕事の関係上資格を取りたくてさ」

まるこ「別になりたかったわけじゃないよ・・・ただなんとなく受けてみただけさ」

さきこ「そうか 安心したよ・・・心おきなく忠告できる。お前はハンターに向いてないよ。お前の天職は頃し屋なんだから」

さきこ「お前は熱をも持たない闇人形だ。自身は何も欲しがらず何も望まない。影を糧に動く お前が唯一歓びを抱くのは人の氏に触れたとき。お前は俺と親父にそう育てられた。そんなお前が何を求めてハンターになると?」

まるこ「確かに・・・ハンターにはなりたいと思ってる訳じゃない・・・だけどあたしにだって欲しいものくらいある」

さきこ「ふーん 言ってごらん 何が望みか?」

まるこ「たまちゃんと・・・友達になりたい。もう人頃しなんてうんざりだ。たまちゃんと友達になって普通に過ごして普通に遊びたい・・・」

48: 2011/12/26(月) 15:03:09.67 ID:9qNMZz+/0
さきこ「お前が友達が欲しいと言うと思わなかったよ・・・わがゾルディック家に友達なだ必要ない・・・」

はまじ「友達になりたいだあ!もうお前達は友達だろ!少なくともたまちゃんはそう思ってるぜ!」

さきこ「へえ むこうはもう友達のつもりなんだ・・・よし たまちゃんを殺そう」

試験官「ちょっと待ってください・・・試験は」
グググギ
さきこ「どこにいる?」

試験官「むこうの部屋に・・・」さきこ「ありがとう」
ザザッ
さきこ「なんだ お前達も友達には手をだすなってか・・・こまるなあ俺は仕事の関係上ここで人を頃すわけにはいかないし・・・よし合格してからたまちゃんを殺そう」

まるこ「!!!!」

さきこ「まるこ・・・お前は俺を止めるために戦うしかないんだよ・・・」

まるこ「まいった・・・あたしの負けだ・・・だけどたまちゃんだけは・・・」

さきこ「はははは よしこれで戦闘解除だね。たまちゃんを頃すなんて嘘さ ただお前の度胸を試したかっただけ。でもこれでわかったよ。お前に友達は必要ない・・・・」

試験官「これですべての試験終了です!合格したものはこちらへ」

49: 2011/12/31(土) 12:44:55.99 ID:aq1b+H+x0
まるこ「・・・・・・・・・・・・・」

たまえ「まるちゃん・・・・」

はまじ「気を落とすなよ あいつに勝つなんて俺でも無理なことだったし」

まるこ「・・・・・あたし・・・弱いのかな・・・」

たまえ「まるちゃんは弱くなんかないよ!」

まるこ「もういいよ・・・・たまちゃん・・・あたし帰る・・・」

たまえ「あっ まるちゃん・・・・・・」

はまじ「ほっとけ・・・少しはあいつを一人にさせてやれ」

たまえ「うん・・・はまじはこれからどうするの?」

はまじ「俺はハンター証とったしこれからはあいつらを追う・・・ブー太郎を頃しやがったあいつらを」

たまえ「そう・・・わたしは天空闘技場に行ってみる」

はまじ「あそこへ?お前あそこがどんなとこだかわかってるのか?」

たまえ「わかってるよ 私は・・・もっと強くなりたいから・・・だから行くの」

はまじ「ふっ そうか じゃあな・・・がんばれよ」

50: 2012/01/06(金) 21:10:05.82 ID:5W0Kj6po0
ゾルディック家では

母「まるこ・・・」

まるこ「お母さん あたしにはやっぱ無理なんだよ ハンターになるなんて」

母「お姉ちゃんはどうだったの?」

まるこ「あたしに余裕で勝って合格。はーあ あたしにはゾルディック家の血は流れてないのかな・・・」

母「あんた!お姉ちゃんと戦ったの!?それは勝てるわけないわよ」

まるこ「でも・・・あたし・・・一歩も動けなかった」

母「まるこ・・・もう今日は寝なさい 過ぎたことを考えても意味ないわよ」

まるこ「・・・・・・・・・・・・・・・」

その頃ファーストフード店では・・・

永沢「ふふふ 僕たちもこれで少しは任務が楽になるんじゃないかな?」

野口「ックックック 確かに・・・さくらさんは私に取っても邪魔だったね・・・」

小杉「へん!!ゾルディック家なんて俺らにかかれば余裕ってわけだ!あーハンバーガーうめええ!」

永沢「だがまさかさくらの姉が藤木くんに変装してるとはね・・・あれは誤算だったよ」

野口「できれば私達が始末してやりたいが・・・あいつはやりづらそうだね」

永沢「でも特に重要な情報を盗まれたわけじゃないからね・・・スルーしても構わないだろう・・・うん?なんだこのハンバーガー たまねぎが入ってるじゃないか!僕を本気で怒らせたいみたいだね・・・このたまねぎは! ふん!やっぱハンバーガーなど食べにわざわざ都会に行くんじゃなかったよ・・・」

51: 2012/01/06(金) 21:28:48.64 ID:5W0Kj6po0
そして・・・

山根「旅団が全員揃うなんてのは何年ぶりだっけな・・・」

山田「あはは 三年と二ヶ月だじょー!でもその時とは二人メンツが違うじょー!4番と8番別の人に代わったじょー!」

杉山「おい みぎわ 花輪の野郎は本当にくんのか」

みぎわ「知らないね あたしに聞くな」

山田「おいら 花輪くん嫌いだじょー!なんで団長あいつのわがまま聞くのかな あははは」

山根「腕がいいからだろ・・・あいつのバンジーガムはやりづれえぜ正味な話・・・」

みぎわ「団長 どこ狙うんだろ」

山田「そりゃ おいら達盗賊 物盗むに決まってるんだじょー」

みぎわ「どこ狙うと思う?私は古書全般だと思う 団長本好きだし」

山田「いや これきっと三輪車だじょー!」

みぎわ「三輪車?」

山田「世界一高い三輪車何台か売りに出されるじょー しかもこれ世界一危険な三輪車らしいんだじょー!」

みぎわ「でもしょせんは三輪車でしょ」

山田「まあ何取るかは行けばわかるじょー!」

52: 2012/01/10(火) 12:10:41.54 ID:IoUH9wcL0
まるこ「はーあ 明日から学校かあ そういえばあたしがハンター試験に行ってる間みんな何してたんだろ・・・」

キートン「翌日」

まるこ「さて今日から学校・・・」

たまえ「まるちゃん!」

まるこ「あ たまちゃん おはよう」

たまえ「まるちゃん あの後は・・・」

まるこ「あの後もうお姉ちゃんとは会ってない・・・おじいちゃんとお父さんは仕事だし・・・」

たまえ「そう・・・じゃあ早く行こう 遅刻しちゃうよ」

まるこ「うん」

その頃

小杉「本気かよ 団長・・・みつやには今元陸上自衛隊がウロウロしてるらしいぜ・・・」

戸川先生「怖いのか?」

小杉「怖くなんかねえよ・・・久々に暴れたくて嬉しくて振るえてんだ・・・」

戸川先生「俺が許す 殺せ」

小杉「うわーっつはっははっはあはははあははああははははh」

53: 2012/01/10(火) 12:21:20.75 ID:IoUH9wcL0
まるこ「はーやっと着いた・・・あれなんで先生や小杉外に出てるんだろ・・・」

杉山「うっ!あいつは・・・ゾルディック家のまるこ・・・やばい」

杉山「団長!早く行きましょう!」

戸川先生「わかってます・・・もうすぐローラースルーゴーゴーが我々の手に・・・」

花輪「興奮しちゃうじゃないか・・・♥」

まるこ「あれ?みんなどっか行っちゃったよ」

たまえ「変だね まるちゃん追いかけてみよう・・・」

「よせっ!」

はまじ「あいつらについて行ったら殺されちまう・・・」

まるこ「はまじっ!!どうしたの・・・その傷」

はまじ「永沢達を尾行していたんだ・・・ブー太郎の敵討ちのために・・・しかし奴らは強すぎる・・・幻影旅団は」

まるこ「何そのげんえいりょだんって!?」

たまえ「知ってる・・・確か最近新聞でよく見る盗賊団だよね」

はまじ「ああ・・・しかしその実態はわが校の生徒・・・そしてそこのボスは俺達の担任の戸川先生なんだ!」

まるこ「なっ なんだってーーーーーーーーーーーー!」

55: 2012/01/11(水) 15:06:37.72 ID:npuK5ui80
まるこ「そんな・・・それでうちのクラスの何人がそこに・・」

はまじ「多分13人・・・永沢 藤木 山田 小杉 野口 花輪 杉山 みぎわ 山根 大野 長山 城ヶ崎 丸尾 だ・・・」

たまえ「そんな・・・ことって」

まるこ「それで・・・その幻影旅団は今から何しに外へ・・・」

はまじ「恐らく奴らはいろんな店のものを盗もうとしてる・・・多分みつやに行ったな・・・」

まるこ「ええっ!そんな店の人達が危ないよ!助けに行こう!」

はまじ「無理だ・・・今の俺達が戦ったところで奴らに勝てるわけな・・・っておい!」

たまえ「まるちゃん!行っちゃった・・・」

はまじ「たく しょうがない奴だ・・・穂波行くぞ!」

たまえ「え?行くの!?そんな・・・」

その頃・・・

戸川先生「ほう・・・これがローラースルーゴーゴーですか・・・」

山田「早くこれで遊ぶじょー!」

店員「くっそ・・・貴様ら・・・幻影旅団だな・・・」

大野「だったらどうする?」

店員「お前らの事はもうすべて警察に連絡してある・・・つまり盗むのも時間の問題だぜ」

杉山「あのなあ 警察ごとき俺達の敵じゃねえんだよ」

丸尾「ズバリ やられるのは警察のほうでしょう!」

藤木「団長・・・もうこいつ頃してもいいかい?」

戸川「ふむ・・・聞ける情報もなさそうだし・・・頃してもいいでしょう」

「まて!」

56: 2012/01/11(水) 15:24:31.91 ID:npuK5ui80
まるこ「店員に手をだすな!」

野口「っくっくっく まだお前私達にはむかうのかい・・・無謀だね」

はまじ「俺達もいるぜ!お前達の野望を止めてやる!」

穂波「一体みんなどうしちゃったの!?」

永沢「ふん!アリが三匹も来た所で特に問題ないね・・・失せろ」
永沢「『浄化の玉葱焼(オニオンファイア)』!!!!!」
ぶうおおおお

まるこ&はまじ&たまえ「うわああああああああああ!」

戸川「ふっ あなた達・・・我々に何か用ですか?」

はまじ「はあ・・・はあ・・・俺はブー太郎の敵を討ちにきたんだ!」

戸川「ブー太郎の敵・・・・?なんですかそれは」

永沢「ふん 団長・・・ハンター試験で小杉君がブー太郎を食べてしまったんですよ・・・きっとそのことでしょう」

戸川「たいした理由になりませんね・・・さてみなさん・・・学校へ帰りましょう」

長山「あの・・・先生・・・あいつらは・・・」

戸川「放っておきなさい・・・あの程度の実力ではもう二度と我々にはむかわないと思いますからね・・・」

城ヶ崎「ふふん もう少し遊びたかったけど仕方ないわね・・・」

小杉「はまじ・・・ ブー太郎を食ったことなんて俺は覚えてないぜ・・・ひゃーーはhっはははっはあ」



まるこ「うう・・・・」

はまじ「あいつら・・・許せねえ・・・」

たまえ「これから そうするの・・・もう学校へは行けないし」

はまじ「あのさあ 明日まるこの家行ってもいいか?作戦会議をしたいんだ」

たまえ「ああそれいいね!私も行く!」

まるこ「うん・・・わかったよ・・・私だってあいつら許せないからね・・・必ずやってみせる」

店員「あのー・・・・」

はまじ「あっみつやの店員さん なんのようだ?」

店員「私もその作戦会議とやらに参加してもいいかな?私もあいつらに恨みがあるんでね・・・」

まるこ「もちろんオーケーだよ!じゃあ明日の午後みんなあたしの家ね!」

はまじ「ああ わかってる おっさんも穂波も頼んだぜ!」

57: 2012/01/25(水) 10:52:44.61 ID:HfkkI58O0
翌日
まる子「よしみんな集まったね」

はまじ「俺からまず言わせてもらうと奴等は盗賊だ。つまり何か金目の物でおびきよせてそのスキに捕らえるってのはどうだ?」

たまえ「ああ!それいいね」

店員「だが捕らえると言っても我々で捕らえれるのか?奴等が大人数で来たらどうする?」

はまじ「俺さっき偵察してたから知ってるんだ どうやらあいつら基本3人くらいのチームで行動してるんだと」

まるこ「3人ならあたしたちでも勝てるかも・・・」

店員「あとおびきよせる為の金目の物だが・・・私は一応想像した物を実体化させる能力なんだ。この能力で数十年前の名画とかを作れば・・・」

たまえ「それならやつら 絶対にくるよ!」

はまじ「おっさん!都合のいい能力持ってるじゃねえか!」

まる子「よしじゃあ 明日あたりその名画をみつやで売れば・・・」

店員「ああ あとこの能力を使う上での作戦がまだある。」

店員「ごにょごにょ」

はまじ「よし じゃあ明日はみつやに集合だ!例の作戦を開始するからな!」

58: 2012/02/05(日) 22:11:46.43 ID:VbyzCMlG0
大野「ちっまさか俺らに見回りの仕事任せるなんてな・・・団長のやつ」

杉山「何か感づいたんだろ。まったく今日は俺達みつやに行く予定なんかねえのにな」

野口「それはどうかな・・・くくく今日はおもしろい事が起こるかもよ・・・」

大野「そうかい・・・そうかい・・・さてみつやに着いたぞ」

杉山「どうせロクなの売ってないだろ・・・・・・・・!!?」

大野「どうした?杉山」

野口「ックッククこれはこれは・・・ずいぶん古い絵だね・・・しかもコレ普通売られてるもんじゃないね。間違いなく非売品だね」

杉山「俺達はとんでもないお宝に遭遇してしまったみたいだな・・・よしコレ盗んで団長のとこ持っていこうぜ!」

???「ちょっとまった!!!」

大野「・・・なんだ人がいたのか・・・」

店員「お前達・・・今間違いなく聞こえたぞ・・・「盗んで」ってな」

杉山「お前みたいな雑魚を相手には聞こえてもどうってことはないからな・・・だが今日は何か秘策がある感じがするな」

野口「確かにそんな気がするね・・・こいついつもはこんな隠れて出てくる奴ではなかった・・・」

大野「どうせ仮に誰かとつるんでてもこいつとつるむのはあの雑魚3人くらいだろう・・・・問題ないなまったく」

杉山「さておっさんそこをどいてもらうか・・・」

はまじ「いまだ!!!!」

ゴン!!!

大野「いって!!!!誰だたらいを俺の頭に落としたやつは!!!」

まるこ「はーい!」

たまえ「お前達の勝手にはさせないよ!」

はまじ「いいかてめえら!俺はお前達を倒す!覚悟しろよ!」

59: 2012/02/05(日) 22:27:37.32 ID:VbyzCMlG0
杉山「なんなんだ!?このゴミども・・・なぜこうもわざわざ氏ににくる!?」

大野「俺達を倒す自信だけは一人前ってことだろ・・・この前やられたのにまた実力の違い見せられたいのか!?」

野口「私にも理解不能だね・・・こいつらの警戒心のなさは・・・」

まるこ「いくよ!はまじ!」

はまじ「おお!」

杉山「ゴミはいくら自信があってもゴミ・・・消えうせろ」
シューン・・・パキン!
はまじ「ぐわああああああああ!」

まるこ「はまじ!」

杉山「これが俺の能力。静かなる風(サイレントウインド)だ・・・!」

たまえ「ただの風がまるで刃のような鋭さを・・・」

大野「穂波!!!解説してる場合じゃ・・・・ねーだろ!!!!!!」
バキ!!!!
たまえ「きゃああああああああ」

まるこ「たまちゃん!あれ・・・殴られたたまちゃんの足元が固まってる」

大野「俺の能力絶対氷結(オーバーフリーズ)だ・・・攻撃した者の動きを封じそして時間が経てばそいつは完全に氷つく!」

たまえ「まるちゃん!助けて!」

まるこ「たまちゃん!安心して!すぐにこいつらやっつけて助けるから!」

杉山「それはどうかな!?ここでお前は消えるんだよ!」

はまじ「消えるのはてめえええだ!!!!!」
バキャ!!!
杉山「かはっ・・!!!!くそ強化系の癖になまいきな真似を・・・」

はまじ「いまだ!まるこ!」

まるこ「うおおおおおおおおおおおお!!!!」

大野「何だ!?この輝きは!」

60: 2012/02/05(日) 22:41:34.63 ID:VbyzCMlG0
杉山「眩しい!」

大野「くそっ!目が!」

まるこ「これがあたしの能力さ・・・名前はまだ決めてないけどね」

杉山「ふん!ただの眼くらましならたいした事ねえな!」

まるこ「それだけじゃないんだよね・・残念だけど!はあああああ!」
ビュン!!!!
大野「具和あああああああああああああああああああ!」

杉山「大野!くそ・・・あいつ自分の念を全て放出しやがった・・・なんなんだあの能力は」

はまじ「ふっ俺にもわからねえな あの能力は・・・あいつだけがなんか特別な感じはするけどな・・・」

大野「うっ・・・こしゃくな・・・真似を・・・杉山アレをやるぞ・・・」

杉山「よし・・・やっとアレを使うときか・・・・いくぞ!!!!」

大野杉山「突風吹雪(ハリケーンブリザード)!!!!!!!!」
ヒュン!ヒュンヒュン!ブオオオオオオオオオオ!
たまえ「なんて強い風なの!きゃあ!」

まるこ「はまじ・・・」

はまじ「なんだ・・・?」

まるこ「勝てるよ・・・きっと」

はまじ「ああ! いくぜ!これが俺達の最後の技だ!!!!」

まるこはまじ「最終奥義(ファイナルストライク)!!!!!!!!!」
ピーン・・・・・・・ゴーーーーーーーーーーン!

61: 2012/02/05(日) 22:52:55.33 ID:VbyzCMlG0
たまえ「・・・・・・あっ!私眠ってたのか・・・・あ!まるちゃんとはまじはどうなったの!?」

たまえ「・・・あ・・・・・」



まるこ「はまじ・・・・あたしらぼろぼろだけど・・・一応勝ったのかな・・・」

はまじ「勝ったさ・・・俺達のファイナルストライクは完全に決まってた・・・」

大野「馬鹿な・・・・・俺達二人のコンビは最強のはずなのに・・・・・なんでこんなことに・・」

杉山「お前達は・・・・なぜ・・・・俺達に・・・・勝てたんだ・・・実力は圧倒的に俺達のほうが上なのに・・・」

まるこ「簡単なことだよ・・・お前達には優しさがないから」

大野杉山「!!!!」

はまじ「そんな感じだな・・・戦いなんて基本は実力がすべてだけど・・・時には優しさみたいな感情ってもんも必要な時がある・・・・・お前達にはそれがない」

大野「なるほど・・・そういうことか・・・優しさ・・・か」

杉山「なあ この傷が治ったら・・・お前達と一緒に・・・旅団を倒しに行ってもいいか?」

まるこ「!・・・まさか杉山君がそんなこと言うなんて・・・なんだか昔に戻ったみたいだね・・・」

大野「杉山が行くんだったら俺も協力する・・・お前達に優しさというものを教えてもらったしな・・・」

???「その必要はないよ・・・・・」

一同「!!!!?????」

62: 2012/02/05(日) 23:04:00.09 ID:VbyzCMlG0
たまえ「あっ!野口さん!そういえば野口さんのことすっかり忘れてた・・・」

野口「大野 杉山・・・お前達はここで消えてもらう」

はまじ「野口てめえ!・・・あっかっ体がうごかねえ!」

野口「私の能力忘れたのかい・・・影で動きを封じる・・」

大野「野口・・・貴様裏切るつもりか・・」

野口「裏切る・・・いや違うな・・・見限るんだよ・・・あれあれ あんた能力のある人間なんだろ?だったら自力でなんとかしなよ」

杉山「野口・・・てめえ・・・くそっ・・・・体が動かない…」

野口「さて・・おしゃべりは終わりね・・くらえ!黒き影の剣(シャドウソード)!!!!!」
ズシャン!ズシャン!
杉山大野「あ・・・・あ・・・あ・・・ぁ・・・ぁ・・・・」ガクン

はまじ「おおのー!!!!すぎやまー!!!!!」

まるこ「せっかく友達になれたのに・・・・なんてことを・・・くそおお!ファイナ・・・う・・・体がうごか・・ない」

野口「あんたたちはもう少し楽しめそうだからね・・・今日は生かしておくよ・・・またね」

はまじ「ちくしょう・・・あいつ絶対にゆるさねえ!」

たまえ「許さないなら・・・あいつらを倒すしかないよね」

まるこ「あたしもさ・・・あいつらを倒してやる・・・・」

63: 2012/02/05(日) 23:12:06.29 ID:VbyzCMlG0
キートン「・・・しかし・・・その後まるこたちは2週間ほど旅団を探したが・・・旅団は見つからなかった・・・まるこ達は他の地方へもう旅立ったのと予想する・・・こうしてまるこ達のハンター試験・・・そして旅団との戦いはひとまずここで終わりということになる・・・だがまるこ達の戦いはまだ完全に終わったわけではなかったのだ・・・」

まるこ「はーあ つらいことばっかで嫌になっちゃうよもう」

母「まるこー仕事先のお姉ちゃんから手紙よ・・・」

まるこ「お姉ちゃんから!?ええとなになに・・・」

さきこ「まるこへ 一ヶ月後東京で待ってる」

まるこ「東京?なんで東京で・・・」

母「きっと世界最大のオークションのことじゃないかしら・・・」

まるこ「世界・・・最大の・・・オークション・・・?」

64: 2012/02/05(日) 23:20:45.65 ID:VbyzCMlG0
トガワ「ふー・・東京につくのにこんなに時間がかかるとは・・」

山田「おいら都会好きだじょー!」

山根「ああ・・東京に着いたら胃腸が・・・」

小杉「はやくうまいもん食いてえな」

丸尾「ずばり!人がたくさんでしょう!」

みぎわ「素敵だわ ねえ花輪くん

花輪「え?ああ;そうだねベイビー・・・」

城ヶ崎「一度でいいからこんなとこに住んでみたいわね」

永沢「藤木君・・金は持ってるかい・・」

藤木「なんでそんなこと聞くんだい・・・」

野口「おもしろうなところだね・・・・クックック」

長山「早く夜景が見たいな」

トガワ「いいですかみなさん・・・一ヶ月後のオークション・・・競売品全部盗みますよ・・・」

一同「おおおおおお!!!!」


             END

65: 2012/02/05(日) 23:21:56.71 ID:VbyzCMlG0
これで一応このSSは終わりです
また暇だったらこれの続編を書くかもしれません では

66: 2012/02/06(月) 11:11:30.87 ID:3pCr20dRo
乙!
ここから第二部か

引用: もしまる子がハンター試験受けたら