1: 2011/10/23(日) 21:38:02.82 ID:kpDUuKnF0
~ごらく部~
ガラッ

あかり「くくく…」

結衣「お。あかり、遅かったね?」

あかり「はーっはっはっはっはっ!!!」

ちなつ「ひぇっ!?」ビクッ

あかり「はははははははは!!!驚かせたかなぁ!?」ニヤニヤ

京子「な…なんじゃこりゃ!あかりが狂ったぁ!?」

あかり「しゃべるな、下僕ども…くくく…」
ゆるゆり: 22【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
8: 2011/10/23(日) 21:41:46.36 ID:kpDUuKnF0
結衣「だ、大丈夫?保健室に行くか?」

あかり「くくく…」

あかり「はーっはっはっはっはっ!!」

ちなつ「ひ…ひぇぇ…」

あかり「その必要はない!私はいたって健康なのだからなぁ!!」

京子「あかり…影が薄いからって無理しなくていいんだよ…?」

あかり「…ふっ。そういうことではない…そろそろ」

あかり「貴様らにも、認識するべき時が来た…それだけだ…くくっ…」

あかり「はーっはっはっはっは!!」

14: 2011/10/23(日) 21:45:41.58 ID:kpDUuKnF0
京子&ちなつ&結衣「…」ジー

あかり「…話を聞いていたか?」

ちなつ「なに?それ、面白いと思ってやってるの?」

あかり「なっ…!?」

結衣「あかり、不憫な子」

あかり「貴様っ…不憫だと…っ!?あろうことk」

京子「あー…私が目立ち過ぎたのがダメだった?」

あかり「…くくく…」

あかり「はーっはっはっはっはっは!!」

あかり「まだ分かっていないようだ!!ならば教えてやろう!!」

16: 2011/10/23(日) 21:50:08.12 ID:kpDUuKnF0
あかり「…聞いて驚くな」

京子「うーん宿題終わらん!」ポリポリ

あかり「私は今日より…」

結衣「あーあ。いつもサボって溜め込んでるからだぞ、京子」

あかり「黒座あかりに転生した!!」

ちなつ「…あかりちゃん、私は見てるよ。白い目で」ジー

あかり「そして!!今っ!!」

あかり「私はごらく部を支配する!!主役として!!」

あかり「…七森中の覇者としてなぁ!!…くくく…」

あかり「はーっはっはっはっはっ!!!」

19: 2011/10/23(日) 21:54:56.18 ID:kpDUuKnF0
京子「あー結衣。あかりの相手してくれない?宿題終わらないし…」

結衣「ああ…流石に心配になってきた」

ちなつ「あかりちゃん…ごめん、ごめんね…そんなに悩んでたんだ…」ウルウル

あかり「…はっ!何を言っている?まさか貴様らはこう言いたいのか?」

「目立ちたいがためにキャラを作っている」

あかり「…と!」

ちなつ「…あかりちゃん…もういいよ…」ウルウル

結衣「無理しなくていいんだ、あかりは…良い子だから」

22: 2011/10/23(日) 21:58:57.23 ID:kpDUuKnF0
あかり「…貴様ら、本来に分かっていないのか?」

あかり「ごらく部の危機を!今、お前らは氏の直前に立っている!」

ちなつ「もう、目も当てられない…葉っぱ仮面よりヒドイです…」

あかり「…ほう。どうやら貴様らは…証拠が見たいようだ」

あかり「私が転生した証拠…今、見せてやろう…くくっ…」スー…

結衣「…消えた!?」

ちなつ「あかりちゃん!?し、氏んだ!?氏んじゃったの!?」

26: 2011/10/23(日) 22:04:14.06 ID:kpDUuKnF0
あかり「…見たか?これは我が能力のほんの一部…」パッ

結衣「っ!いつのまに…」

結衣(これは…本物かもしれない…!)

あかり「…さて。次は私の頭に、ついている…双暗黒団子だ」

ちなつ(つまりお団子…)

あかり「…気をつけろ……はっ!!!!」バシュ

結衣「うわぁ!?……ん?」

あかり「これは光の速さで動く衛星レーダーだ。いずれ覇者となる私には欠かせないモノだ…くくっ」

ちなつ(お…お団子が浮いてる…!?)

33: 2011/10/23(日) 22:09:50.35 ID:kpDUuKnF0
京子「うわ!?お団子が浮いてるぅ!?」

あかり「ふっ…今さら気付いたのか?躍動する金の使者よ…」

京子「え、まさか私のこと?」

あかり「もちろんだ。直々に私が付けた名前だ…光栄だろう?」

京子「ああ…そうっすか…」

結衣「で、でも…スゴイな、あかり」

ちなつ「確かに…スゴイねあかりちゃん!」

あかり「ふっ。冷たき母性。黒きピンクよ。ようやく認めたか…くくく…」

結衣&ちなつ(え、私のこと…?)

36: 2011/10/23(日) 22:14:59.59 ID:kpDUuKnF0
あかり「では…分かったな?これからは私を敬い崇め…」

京子「もっと見せてよあかり!他にも能力があるんでしょ!?」

あかり「…むっ?」

結衣「それは私も気になる」

ちなつ「私もー!」

あかり「…ふっ。下僕の望みに応えるのも一興…では見せてやる。よく見ておけ」

あかり「くくく…」

あかり「はーっはっはっはっはっは!!」

・・・・
・・・
・・

39: 2011/10/23(日) 22:22:01.18 ID:kpDUuKnF0
~一時間後~

京子「あかり!もっともっと!」 ワクワク

あかり「…もう、終焉だ」

結衣「…えっ?」

京子「…マジ?」

あかり「はっ!何を言っている!?十分に見ただろう!?私の禍々しき能力を!?」

ちなつ「いや…今まで見た能力って」

「透明になる(アッカリ~ン)」
「お団子レーダー(双暗黒団子)」
「人を優しくする(精神を支配する者)」
「料理を美味しくする(神の創造)」
「アリなどの小さい虫の活性化(奴隷どもの四重奏)」

ちなつ「…だよね?まさか、これで終わり…?」ジッ

40: 2011/10/23(日) 22:27:14.23 ID:kpDUuKnF0
あかり「黒きピンクよ。これだけで十分だろう?…くくく…」

ちなつ「…」ジッ

結衣「あかり、一つ質問していいか?」

あかり「ふむ。冷たき母性よ。一度断りを入れてから問うのは良き事だ。許可する」

結衣「その能力でどうやって七森中の覇者になる気なんだ?」

京子「あ、結衣…流石、ズバッと言うねー」

あかり「む…?…はっ!?」

あかり「くっ…盲点だった…っ!!」ガクガク

41: 2011/10/23(日) 22:32:01.77 ID:kpDUuKnF0
結衣「…おっちょこちょいだな」

ちなつ「ですね」

あかり「…はっ!アッカリ~ン!」スー…

京子「っ!」

あかり「…この状態になれば、お前らの生命は私の手中だ…」

結衣「…!」

あかり「くくく…さぁ、弁解しろ。黒座様、申し訳ありませんでした…と!」

京子「い…嫌だ!」

あかり「…では、罰を与える事になるが…」

43: 2011/10/23(日) 22:36:31.50 ID:kpDUuKnF0
京子「ここは、私達4人のごらく部だ!あかりだけのモノにするなんて嫌だ!」

あかり「…では、痛い目を…」

結衣「京子の言う通りだ!目を覚ませ、京子!」

あかり「だから、言う事を聞かないなら…」

ちなつ「あかりちゃん!こんなの誰も喜ばないよ!」

あかり「そんなに強情を張るようなら…罰を与えるぞ覚悟しろ!」

京子「…っ…の、望むところだ」

あかり「…な、なに…?」

44: 2011/10/23(日) 22:37:03.13 ID:kpDUuKnF0
>>43結衣のセリフミスった

投下し直す

45: 2011/10/23(日) 22:37:20.64 ID:kpDUuKnF0
京子「ここは、私達4人のごらく部だ!あかりだけのモノにするなんて嫌だ!」

あかり「…では、痛い目を…」

結衣「京子の言う通りだ!目を覚ませ、あかり!」

あかり「だから、言う事を聞かないなら…」

ちなつ「あかりちゃん!こんなの誰も喜ばないよ!」

あかり「だから言う事を聞かなきゃ罰を与えるんだってば…ごほん」

あかり「そんなに強情を張るようなら罰を与えるぞ覚悟しろ!」

京子「…っ…の、望むところだ」

あかり「…な、なに…?」

46: 2011/10/23(日) 22:41:39.93 ID:kpDUuKnF0
京子「あかりに全て譲るくらいなら、耐えてやる!」

結衣「そ…そうだ!かかってこい!」

ちなつ「…う…き、来なさいよ…」

あかり「……おい、貴様ら…痛いぞ?まるで地獄の中で苦しみ悶えるような…」

京子「もういい!かかってこい!」

あかり「…くくく…はははは!!今日の所は見逃してやる!また明日だ!」パッ

結衣「え」

あかり「では、さらばだ!また明日会おう、下僕どもよ!」

バタンッ

53: 2011/10/23(日) 22:45:38.31 ID:kpDUuKnF0
京子「行っちゃったよ…」

結衣「でも、明日がヤバイな…」

ちなつ「…初めて、あかりちゃん怖いと思いました…」

~~~~~

あかり「ちっ…まさか、あそこまで抵抗するとはな…」

あかり「…くく…だが、この黒座あかり。冷酷に徹する覇者は!」

あかり「…そう、明日からは本気を出す…くくく…見ていろ…」

あかり「はーっはっはっはっはっ!!」

55: 2011/10/23(日) 22:49:31.07 ID:kpDUuKnF0
~翌日~

あかり「…ふっ。今日の朝は下僕どもの出迎えも無しか」

あかね「あかり~?遅れるわよ~?」

あかり「む…そうだな。では、行ってくる。裏表の天変地異よ」

あかね「…裏表の天変地異…?まぁいいわ、いってらっしゃい」

ガチャ…バタンッ

あかり(…少しネーミングセンスが衰えたか…?)

あかり(…いやいや、私が全てなのだ。私に間違いはない…)

57: 2011/10/23(日) 22:55:59.48 ID:kpDUuKnF0
~放課後、ごらく部~

あかり(…結局、今日は黒きピンクとは一言も交わさず…)

あかり(無を象徴する胸、巨大な何かを有する貴婦人…この二人も、終始顔を引きつらせていた)

あかり(何が原因なのだ…?)

結衣(…何か考え事してるぞ)ボソッ

京子(今はスルーだよ。とにかく様子見…)ボソッ

ちなつ(うぅ…怖いですぅ…)

あかり「…む?先程から、何をコソコソとしているのだ…貴様ら」

59: 2011/10/23(日) 22:59:52.64 ID:kpDUuKnF0
ちなつ「ひっ…!」

結衣「い、いや。何でもないよ」

あかり「…そうだ。私はのうのうと座っている場合ではなかった…」

京子「…!」

あかり「ごらく部の支配。今日こそは…覚悟しろ」

結衣「ちょ、あかり。落ち着け」

あかり「…アッカリ~ン…」スー…

京子「…あ、あかり!落ちついてぇ…!」

あかり「…今、私が何を持っているか分かるか?」

あかり「…包丁だ」

61: 2011/10/23(日) 23:04:01.51 ID:kpDUuKnF0
ちなつ「はわわわわ…」ガクガク

あかり「さて…逆らったらどうなるか…分かるな?」

結衣「ど…どうする気だ…!?」

あかり「…話が分かるようまで、切り傷をつけていく。もちろん浅い傷ではない」

京子「…へん!あかりにそんな事、出来るワケ…」

あかり「…果たしてそうかな?」ピトッ

京子「きゃっ!冷たっ…」

あかり「躍動する金の使者よ。今、お前に触れているのが…包丁だ」

64: 2011/10/23(日) 23:08:13.07 ID:kpDUuKnF0
京子「ほ…本気なの…」ブルブル

あかり「ふっ。今さら何を言っている…?くくく…」

京子「…や…やれるもんならやってみろ!」

結衣「きょ…京子…!」

あかり「…では。どこが切られるのか分からない恐怖を味わうがいい…」

京子「…!」

あかり「…」スッ

(ダメだよ!黒座ちゃん!)

あかり「…む…?」

66: 2011/10/23(日) 23:14:06.67 ID:kpDUuKnF0
(赤)あかり(約束したよねっ!?誰も傷つけずに、あかりを目立せるって!)

(黒)あかり(…貴様…だから貴様は影が薄いんだ。引っ込んでいろ)

(赤)あかり(ダメッ!)

(黒)あかり(…まさか昨日も、お前が邪魔したのか?罰の執行を…)

(赤)あかり(…私とあなたは2分の1。心もね)

(黒)あかり(ちっ…愚かな裏切りだ。二日前に私に完璧に身を委ねると言っただろう?)

(赤)あかり(とにかく、やめてっ!)

(黒)あかり(貴様は甘すぎる…)

京子「…?」プルプル

78: 2011/10/24(月) 00:32:10.74 ID:nWXP2WVgO
ガラッ!!

『そこまでだよ!!』

黒座「何奴!?」

青座「私だ!」
黄座「あたいだよ!」
緑座「わたくしですわ!」
白座「ぼ、ぼくだよ!」

黒座「ぬぅ!! 貴様らは!!」

京子「あ、あかりーズ!!」

ちなつ「え、何ですか、これ」

結衣「説明しよう。あかりーズとは(中略)なのだ!!」

ちなつ「ごめんなさい、まったくわからないです」

結衣「だよね」

おしまい

72: 2011/10/23(日) 23:51:17.70 ID:1lEVw9XO0
終わった・・・のか・・・?

73: 2011/10/23(日) 23:59:42.18 ID:GhUSIB7mO
若本で再生された

引用: あかり「黒座あかり…です…よろし…くくくっ…」