1: 2011/10/19(水) 21:22:09.70 ID:4Zwtv5ba0
―京子の部屋―
京子「…」
あかり「京子ちゃん?何してるの?」
京子「…積み木」
あかり「そうなんだ。あっ」ユッリユッラッラユルユリ♪
あかり「…ちなつちゃんからメールだぁ」
京子「…!」ビクッ
あかり「どうしたの?京子ちゃん」
京子「い、いや…なんでも…」
京子「…」
あかり「京子ちゃん?何してるの?」
京子「…積み木」
あかり「そうなんだ。あっ」ユッリユッラッラユルユリ♪
あかり「…ちなつちゃんからメールだぁ」
京子「…!」ビクッ
あかり「どうしたの?京子ちゃん」
京子「い、いや…なんでも…」
2: 2011/10/19(水) 21:27:13.13 ID:4Zwtv5ba0
あかり「…」メルメル
京子「あ、あかり!」ガタッ
あかり「なに?」チラッ
京子「ち、ちなつちゃんは家に呼ばない…で…ね?」
あかり「え?何で」
京子「…」ガクガクブルブル
あかり「あっ」ウーウェイ♪
あかり「…結衣ちゃんから電話だぁ」
京子「…!?」ビクッ
あかり「あーもしもし結衣ちゃん?あかり?あかりは今―」
京子「わ、私の家にいることは言わないで!!」ガタガタッ
あかり「…京子ちゃん?え?なんで?」
京子「えっ、いや、な、なんでも!」
あかり「ふ~ん」
京子「あ、あかり!」ガタッ
あかり「なに?」チラッ
京子「ち、ちなつちゃんは家に呼ばない…で…ね?」
あかり「え?何で」
京子「…」ガクガクブルブル
あかり「あっ」ウーウェイ♪
あかり「…結衣ちゃんから電話だぁ」
京子「…!?」ビクッ
あかり「あーもしもし結衣ちゃん?あかり?あかりは今―」
京子「わ、私の家にいることは言わないで!!」ガタガタッ
あかり「…京子ちゃん?え?なんで?」
京子「えっ、いや、な、なんでも!」
あかり「ふ~ん」
5: 2011/10/19(水) 21:31:58.60 ID:4Zwtv5ba0
あかり「もしもし~?えっ~あー、い、今?今はあかり~…」
あかり「えっ?今京子ちゃんの声聞こえたって?え、全然そんなことないよ」
あかり「えっ?あっ、ご、ごめん…結衣ちゃん…」
京子「…あかり!」
あかり「…ん、何?京子ちゃん」
京子「か、帰って!」
あかり「えっ、何で?」
京子「…ゆ、結衣…」
あかり「…結衣ちゃんがどうかしたの?」
京子「い、いいから帰って!」バタン
あかり「…京子ちゃんにしめだされちゃったよぉ」ボソッ
あかり「あっ、それでね?結衣ちゃん。今日あかり掃除当番で―」
京子「…」ガクガクブルブル
あかり「えっ?今京子ちゃんの声聞こえたって?え、全然そんなことないよ」
あかり「えっ?あっ、ご、ごめん…結衣ちゃん…」
京子「…あかり!」
あかり「…ん、何?京子ちゃん」
京子「か、帰って!」
あかり「えっ、何で?」
京子「…ゆ、結衣…」
あかり「…結衣ちゃんがどうかしたの?」
京子「い、いいから帰って!」バタン
あかり「…京子ちゃんにしめだされちゃったよぉ」ボソッ
あかり「あっ、それでね?結衣ちゃん。今日あかり掃除当番で―」
京子「…」ガクガクブルブル
6: 2011/10/19(水) 21:36:07.37 ID:4Zwtv5ba0
京子「…」ガチャン
京子「…」
京子「…もういやなんだ結衣は結衣は結衣は…」
京子「もういやだ結衣はやめてくれやめてくれやめて…」ウルウル
京子「…」ポロポロ
京子「…」
京子「…」
京子「…!?」ミラクルユルクルクルリンパ♪
京子「…ゆ、結衣からメール…」ガクガク
京子「…?!」
京子「…」ポロポロ
京子「さ、削除…っと…」ポチポチ
京子「…」
京子「…」
京子「…もういやなんだ結衣は結衣は結衣は…」
京子「もういやだ結衣はやめてくれやめてくれやめて…」ウルウル
京子「…」ポロポロ
京子「…」
京子「…」
京子「…!?」ミラクルユルクルクルリンパ♪
京子「…ゆ、結衣からメール…」ガクガク
京子「…?!」
京子「…」ポロポロ
京子「さ、削除…っと…」ポチポチ
京子「…」
10: 2011/10/19(水) 21:40:06.37 ID:4Zwtv5ba0
―翌日・七森中―
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ!お、おはよー!!」バッキン
京子「あ、綾乃…お、おはよう…」ビクビク
綾乃「!!!!」カァー
綾乃「としっ…のう…きょう…こっ…」
千歳「こらこら綾乃ちゃん、鼻血でとるで?」フキフキ
綾乃「///」
京子「…」スタスタ
結衣「おっ。京子」
京子「なっ、何?結衣?」ビクッ
結衣「…いや、なんでもないよ」
京子「う、うん…」ビクビク
結衣「…」
京子「…」ビクビク
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ!お、おはよー!!」バッキン
京子「あ、綾乃…お、おはよう…」ビクビク
綾乃「!!!!」カァー
綾乃「としっ…のう…きょう…こっ…」
千歳「こらこら綾乃ちゃん、鼻血でとるで?」フキフキ
綾乃「///」
京子「…」スタスタ
結衣「おっ。京子」
京子「なっ、何?結衣?」ビクッ
結衣「…いや、なんでもないよ」
京子「う、うん…」ビクビク
結衣「…」
京子「…」ビクビク
13: 2011/10/19(水) 21:46:59.89 ID:4Zwtv5ba0
京子「…」カキカキ
京子「…」モクモク
千歳「歳納さん!」
京子「?! なっ、何…池田さん…」ビクン
千歳「池田じゃなくて、千歳でええで!」
京子「う、うん…ち、千歳…な、何?」ビクビク
千歳「綾乃ちゃん…知っとる?」
京子「う、うん」
千歳「綾乃ちゃんが、私と三人でお昼食べよーいうてたんやけど、どうかな?」
京子「う、うん…あっ!ご、ごめん…私…昼休み…用事が」ビクビクッ
千歳「そーかぁ。そやったらしゃーないわなぁ」
京子「う、うん。ごめん、池田さん!」スタタタ ガラガラ
千歳「…歳納さん…今日も一緒にお昼できんかったなぁ」
綾乃「…」
16: 2011/10/19(水) 21:51:00.18 ID:4Zwtv5ba0
―トイレ―
京子「…」ガチャッ
京子「…ふ、ふう…こ、怖かった…」グスン
京子「わ、私が誰かと…お昼なんて…そんな…そんなこと…」グスン
京子「…」ポロポロ
京子「い、池田さんと綾乃さんに嫌われた…かも」ビクビク
京子「…」ガクガク
京子「…」ポロポロ
京子「…友達…欲しいよぉ…」ポロポロ
京子「…うう…」グスン
京子「…」
京子「…」ガチャッ
京子「…ふ、ふう…こ、怖かった…」グスン
京子「わ、私が誰かと…お昼なんて…そんな…そんなこと…」グスン
京子「…」ポロポロ
京子「い、池田さんと綾乃さんに嫌われた…かも」ビクビク
京子「…」ガクガク
京子「…」ポロポロ
京子「…友達…欲しいよぉ…」ポロポロ
京子「…うう…」グスン
京子「…」
25: 2011/10/19(水) 21:57:40.39 ID:4Zwtv5ba0
―教室―
京子「…」ガラガラガラ
千歳「あ!歳納さーん!」
綾乃「い、一緒にお昼ど、どうからしらー!」バッキン
京子「…?!」ビクン
千歳「あっ、ごめん…いややった?」
結衣「…」イライラ
京子「あっ、あっ…」ビクビク
結衣「いいよ。京子はほっといて、食おうぜ」
千歳「で、でも…今日は歳納さんとお昼って…綾乃ちゃんが…」
綾乃「…」ションボリ
結衣「…」イライラ
京子「…」ガラガラガラ
千歳「あ!歳納さーん!」
綾乃「い、一緒にお昼ど、どうからしらー!」バッキン
京子「…?!」ビクン
千歳「あっ、ごめん…いややった?」
結衣「…」イライラ
京子「あっ、あっ…」ビクビク
結衣「いいよ。京子はほっといて、食おうぜ」
千歳「で、でも…今日は歳納さんとお昼って…綾乃ちゃんが…」
綾乃「…」ションボリ
結衣「…」イライラ
27: 2011/10/19(水) 21:58:25.86 ID:4Zwtv5ba0
結衣「…はぁ」
京子「??!」ビクビクッ
京子「(う…結衣…いる…)」ガクブルブル
京子「わ、私!お昼は一人で食べる主義なんだーっ!」
千歳「そ、そうなん?」
綾乃「そ、それならしかたないわね…」ガクシッ
京子「う、うん!ご、ごめんねー?!」スタスタスタ
結衣「…」イライライライラ
京子「??!」ビクビクッ
京子「(う…結衣…いる…)」ガクブルブル
京子「わ、私!お昼は一人で食べる主義なんだーっ!」
千歳「そ、そうなん?」
綾乃「そ、それならしかたないわね…」ガクシッ
京子「う、うん!ご、ごめんねー?!」スタスタスタ
結衣「…」イライライライラ
31: 2011/10/19(水) 22:04:42.43 ID:4Zwtv5ba0
京子「…」カパッ
京子「(は、はやく食べて図書室いかなきゃ…)」モグモグ
京子「…」パクパク
クラスメイトA「あっ。歳納さん」
京子「えっ、な、何?」ビクッ
クラスメイトA「えっ。あ、な、なんでもないよー」
京子「う、うん」
クラスメイトA「…w」スタスタ
京子「(はやくあっち行けよ…)」ウルウル
京子「(は、はやく食べて図書室いかなきゃ…)」モグモグ
京子「…」パクパク
クラスメイトA「あっ。歳納さん」
京子「えっ、な、何?」ビクッ
クラスメイトA「えっ。あ、な、なんでもないよー」
京子「う、うん」
クラスメイトA「…w」スタスタ
京子「(はやくあっち行けよ…)」ウルウル
34: 2011/10/19(水) 22:06:34.88 ID:4Zwtv5ba0
クラスメイトA「…歳納さん、また一人でご飯食べてる~」ヒソヒソ
クラスメイトB「杉浦さんに誘われてたのにね~?ね~?w」ヒソヒソ
クラスメイトA「まあ、あの杉浦さんと歳納さんなら…釣り合わないでしょww」ケタケタ
クラスメイトA「そうだよね~wwwとしーのーwwww」ケタケタ
京子「…」ウルウル
京子「(そうだ…早く弁当食べて…図書室いかなきゃ…)」モグモグ
京子「う、うえっ」
京子「(ちょっとのどにつまりかけた…お茶…お茶…)」
クラスメイトA「うわ~。歳納さんwお茶飲んでる~」 ヒソヒソ
京子「…?!」ビクッ
京子「(わ、私って…お、お茶飲んだら…馬鹿にされるのかな…)」
京子「(じゃあお茶飲むの…やめとこ…)」ウルウル
京子「…」モグモグ
クラスメイトB「杉浦さんに誘われてたのにね~?ね~?w」ヒソヒソ
クラスメイトA「まあ、あの杉浦さんと歳納さんなら…釣り合わないでしょww」ケタケタ
クラスメイトA「そうだよね~wwwとしーのーwwww」ケタケタ
京子「…」ウルウル
京子「(そうだ…早く弁当食べて…図書室いかなきゃ…)」モグモグ
京子「う、うえっ」
京子「(ちょっとのどにつまりかけた…お茶…お茶…)」
クラスメイトA「うわ~。歳納さんwお茶飲んでる~」 ヒソヒソ
京子「…?!」ビクッ
京子「(わ、私って…お、お茶飲んだら…馬鹿にされるのかな…)」
京子「(じゃあお茶飲むの…やめとこ…)」ウルウル
京子「…」モグモグ
49: 2011/10/19(水) 22:40:32.00 ID:4Zwtv5ba0
―図書室―
京子「はぁ…はぁ…」スタッタッタッタッ
京子「…」
千鶴「遅い」
京子「ご、ごめんなさい…」ウルウル
千鶴「って歳納さん、ご飯食べてきたの?」
京子「う、うん!と、図書委員会昼休みあるから昼食べる時間ないかな…って」
千鶴「…今日の図書委員会、ご飯食べながらやることになってたのよ」
京子「…!」
千鶴「…もう終わっちゃったけど。図書委員会」
京子「はぁ…はぁ…」スタッタッタッタッ
京子「…」
千鶴「遅い」
京子「ご、ごめんなさい…」ウルウル
千鶴「って歳納さん、ご飯食べてきたの?」
京子「う、うん!と、図書委員会昼休みあるから昼食べる時間ないかな…って」
千鶴「…今日の図書委員会、ご飯食べながらやることになってたのよ」
京子「…!」
千鶴「…もう終わっちゃったけど。図書委員会」
51: 2011/10/19(水) 22:42:17.03 ID:4Zwtv5ba0
京子「す、すみません…す、すみません…」ウルウル
千鶴「べ、別に泣かなくても…。はい、ほら、今日のプリント」
京子「あ、ありが…とう…」ポロポロ
千鶴「ま、まあ人間だれしもミスはある、と、思う、し」
京子「ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「そ、そんなに自分を責めなくても…」アセアセ
京子「ごめんなさい知らなかった私が悪いんです。ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「歳納さん…」
京子「…うう…ごめ…ん…な…さい…」ポロポロ
千鶴「つ、次からはちゃんと来てくれればいいから、ね?」チラッ
京子「ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「(…さすがにめんどくさくなってきたな。かわいそうだけど)」イラッ
千鶴「べ、別に泣かなくても…。はい、ほら、今日のプリント」
京子「あ、ありが…とう…」ポロポロ
千鶴「ま、まあ人間だれしもミスはある、と、思う、し」
京子「ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「そ、そんなに自分を責めなくても…」アセアセ
京子「ごめんなさい知らなかった私が悪いんです。ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「歳納さん…」
京子「…うう…ごめ…ん…な…さい…」ポロポロ
千鶴「つ、次からはちゃんと来てくれればいいから、ね?」チラッ
京子「ごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ
千鶴「(…さすがにめんどくさくなってきたな。かわいそうだけど)」イラッ
54: 2011/10/19(水) 22:47:48.83 ID:4Zwtv5ba0
―京子の部屋―
京子「…」ガチャン
京子「…はぁ。今日も疲れたな」ボソッ
京子「…」ゴロゴロ
京子「…! は、はやく宿題しなきゃ…」ビクッ
京子「またお母さんに叱られる…」ウルウル
京子「…」
京子「ま、で、でもこんなときくらい…少し絵描いて…も…」カキカキ
京子「いい…よね…?」カキカキ
京子「…」カキカキ
京子「…」ガチャン
京子「…はぁ。今日も疲れたな」ボソッ
京子「…」ゴロゴロ
京子「…! は、はやく宿題しなきゃ…」ビクッ
京子「またお母さんに叱られる…」ウルウル
京子「…」
京子「ま、で、でもこんなときくらい…少し絵描いて…も…」カキカキ
京子「いい…よね…?」カキカキ
京子「…」カキカキ
57: 2011/10/19(水) 22:53:40.31 ID:4Zwtv5ba0
京子母「京子ー?いるー?」ガチャン
京子「?! な、なに?お母さん」ビクッ
京子母「…」バッ
京子「お、お母さん?!」ビクッ
京子母「京子…何やってるんだ。宿題もやらないで」ギロッ
京子「ご、ごめん…きょ、今日ちょっと―」
京子母「言い訳するな。そんな言い訳が社会で通用すると思ってるのか?」ギロッ
京子「ご、ごめん…そ、そうだよね…」ウルウル
京子母「…ったく。紙の無駄遣いしやがって…」スタスタスタ
京子「…」
京子「…す、捨てられちゃった…絵…」ポロポロ
京子「そうだよね…宿題もしないで絵描いてる私が悪いんだ…」ポロポロ
京子「…」ポロポロ
京子「?! な、なに?お母さん」ビクッ
京子母「…」バッ
京子「お、お母さん?!」ビクッ
京子母「京子…何やってるんだ。宿題もやらないで」ギロッ
京子「ご、ごめん…きょ、今日ちょっと―」
京子母「言い訳するな。そんな言い訳が社会で通用すると思ってるのか?」ギロッ
京子「ご、ごめん…そ、そうだよね…」ウルウル
京子母「…ったく。紙の無駄遣いしやがって…」スタスタスタ
京子「…」
京子「…す、捨てられちゃった…絵…」ポロポロ
京子「そうだよね…宿題もしないで絵描いてる私が悪いんだ…」ポロポロ
京子「…」ポロポロ
60: 2011/10/19(水) 22:59:01.47 ID:4Zwtv5ba0
京子「宿題しなきゃ…」ポロポロ
京子「…」カリカリ
京子「あっ…うう…」グスン
京子「この問題…わかんないよ…」カリカリ
京子「…で、でもまたお母さんにやってなかったのばれちゃったら…」ビクビク
京子「また…叱られちゃう…」グスン
京子「…」カリカリ
京子「…ば、晩ご飯までに…泣いて目が赤いのなおしとかないと…」
京子「ま、またお母さんとお父さんに…心配かけちゃう…」ポロポロ
京子「…」グスン
京子「…」カリカリ
京子「あっ…うう…」グスン
京子「この問題…わかんないよ…」カリカリ
京子「…で、でもまたお母さんにやってなかったのばれちゃったら…」ビクビク
京子「また…叱られちゃう…」グスン
京子「…」カリカリ
京子「…ば、晩ご飯までに…泣いて目が赤いのなおしとかないと…」
京子「ま、またお母さんとお父さんに…心配かけちゃう…」ポロポロ
京子「…」グスン
62: 2011/10/19(水) 23:04:40.92 ID:4Zwtv5ba0
京子「…」モグモグ
京子母「…」モグモグ
京子父「…京子」
京子「な、何?お父さん」ビクッ
京子父「…この前のテスト、90点だったらしいじゃないか」
京子「う、うん…」ビクッ
京子父「何で100点じゃなかったんだ?おまえは頭がいいから、100点くらいとれるだろ?」ギロッ
京子「う、うん…ご、ごめん…あの時は調子が悪くて―」
京子父「…お母さん、こんなやつに、ご飯ださなくていい」
京子母「そうね」
京子「ちょ、ちょっと?!お父さん?!お母さん?!」
京子母「…養ってあげてるんだから、ね?京子?」
京子「で、でもぉ…ほんとにあのときは…」ポロポロ
京子父「言い訳するな。そんな言い訳が、社会で通用すると思ってるのか?」
京子母「…」モグモグ
京子父「…京子」
京子「な、何?お父さん」ビクッ
京子父「…この前のテスト、90点だったらしいじゃないか」
京子「う、うん…」ビクッ
京子父「何で100点じゃなかったんだ?おまえは頭がいいから、100点くらいとれるだろ?」ギロッ
京子「う、うん…ご、ごめん…あの時は調子が悪くて―」
京子父「…お母さん、こんなやつに、ご飯ださなくていい」
京子母「そうね」
京子「ちょ、ちょっと?!お父さん?!お母さん?!」
京子母「…養ってあげてるんだから、ね?京子?」
京子「で、でもぉ…ほんとにあのときは…」ポロポロ
京子父「言い訳するな。そんな言い訳が、社会で通用すると思ってるのか?」
65: 2011/10/19(水) 23:09:18.09 ID:4Zwtv5ba0
―京子の部屋―
京子「…」ガチャン
京子「…」グー
京子「…はぁ。今日はご飯食べさてもらえなかったな…」グスン
京子「…」ポロポロ
京子「…そ、そうだ…宿題やら…ないと…また…ご飯抜きにされる…」
京子「…」カリカリ
京子「…」グスン
京子「…」カリカリ
京子「…」ガチャン
京子「…」グー
京子「…はぁ。今日はご飯食べさてもらえなかったな…」グスン
京子「…」ポロポロ
京子「…そ、そうだ…宿題やら…ないと…また…ご飯抜きにされる…」
京子「…」カリカリ
京子「…」グスン
京子「…」カリカリ
69: 2011/10/19(水) 23:14:16.83 ID:4Zwtv5ba0
―学校―
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ!お、おはよー!!」バッキン
京子「あ、綾乃…お、おはよう」ビクビクッ
千歳「歳納さん!おはよう!」
京子「あ、池田さん…おはよう」ビクッ
京子「…」スタスタスタ
結衣「…」
京子「ゆ、結衣…そ、そこ私の席なんだけど…」ビクビク
結衣「…結衣じゃなくて、船見さん だろ?」イラッ
京子「ふ、船見さん…船見さん…そこ…私の…席…」ビクビク
結衣「へぇそうなの?それで?」イラッ
京子「ど、どいてほしいな、って…」
結衣「…」
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ!お、おはよー!!」バッキン
京子「あ、綾乃…お、おはよう」ビクビクッ
千歳「歳納さん!おはよう!」
京子「あ、池田さん…おはよう」ビクッ
京子「…」スタスタスタ
結衣「…」
京子「ゆ、結衣…そ、そこ私の席なんだけど…」ビクビク
結衣「…結衣じゃなくて、船見さん だろ?」イラッ
京子「ふ、船見さん…船見さん…そこ…私の…席…」ビクビク
結衣「へぇそうなの?それで?」イラッ
京子「ど、どいてほしいな、って…」
結衣「…」
75: 2011/10/19(水) 23:21:35.26 ID:4Zwtv5ba0
京子「ふ、船見さん…ど、どいてほしいな、なーんて…」
結衣「…誰に口きいてるの?おまえ」ギロッ
京子「あ、うん…ご、ごめん…」
結衣「…」イライラ
京子「…」ウルウル
綾乃「ちょ、ちょっと船見さん?!と、としのーきょーこが―」
京子「あっ、と、トイレいってくるね」スタタタッ
綾乃「…ちょ、ちょっと船見さん?」
結衣「あ。京子逃げた。w」クスクス
綾乃「…」
千歳「…」
結衣「…誰に口きいてるの?おまえ」ギロッ
京子「あ、うん…ご、ごめん…」
結衣「…」イライラ
京子「…」ウルウル
綾乃「ちょ、ちょっと船見さん?!と、としのーきょーこが―」
京子「あっ、と、トイレいってくるね」スタタタッ
綾乃「…ちょ、ちょっと船見さん?」
結衣「あ。京子逃げた。w」クスクス
綾乃「…」
千歳「…」
78: 2011/10/19(水) 23:26:56.31 ID:4Zwtv5ba0
―トイレ―
京子「…」ガチャン
京子「…」グスン
京子「…結衣…こわかった…」ガクガク
京子「…」ポロポロ
京子「…」
京子「…家に帰っても、学校でも」
京子「私にトイレ以外の居場所なし、か…」ウルウル
京子「…」ポロポロ
京子「…」ガチャン
京子「…」グスン
京子「…結衣…こわかった…」ガクガク
京子「…」ポロポロ
京子「…」
京子「…家に帰っても、学校でも」
京子「私にトイレ以外の居場所なし、か…」ウルウル
京子「…」ポロポロ
89: 2011/10/19(水) 23:38:48.16 ID:4Zwtv5ba0
―教室―
京子「…」カリカリ
結衣「あっ。京子」
京子「ゆ、…船見さん?!」ビクッ
結衣「私のかわりに、日直の仕事してきてよ」
京子「う、うん。こ、黒板とか消すん…だよね?」ビクッ
結衣「うん。じゃ」スタスタ
京子「…」
京子「…」カリカリ
結衣「あっ。京子」
京子「ゆ、…船見さん?!」ビクッ
結衣「私のかわりに、日直の仕事してきてよ」
京子「う、うん。こ、黒板とか消すん…だよね?」ビクッ
結衣「うん。じゃ」スタスタ
京子「…」
91: 2011/10/19(水) 23:40:15.81 ID:4Zwtv5ba0
クラスメイトA「あっ。歳納さんw」
京子「な、なに?」ビクッ
クラスメイトA「シャーペン貸してよ」
京子「えっ、あ、で、でも前貸したのがまだかえってきて―」
クラスメイトA「貸してよ」ギロッ
京子「う、うん。はい、これ」
クラスメイトA「ありがとっ」ニヤッ
京子「…」
京子「…」グスン
京子「…あれ…最後のシャーペンだったのに…」ウルウル
京子「あとは…ボールペンと赤ペンしか…書くものない…」ボソッ
クラスメイトA「(うわっ。歳納さん泣いてるwww)」
クラスメイトB「w」
京子「な、なに?」ビクッ
クラスメイトA「シャーペン貸してよ」
京子「えっ、あ、で、でも前貸したのがまだかえってきて―」
クラスメイトA「貸してよ」ギロッ
京子「う、うん。はい、これ」
クラスメイトA「ありがとっ」ニヤッ
京子「…」
京子「…」グスン
京子「…あれ…最後のシャーペンだったのに…」ウルウル
京子「あとは…ボールペンと赤ペンしか…書くものない…」ボソッ
クラスメイトA「(うわっ。歳納さん泣いてるwww)」
クラスメイトB「w」
94: 2011/10/19(水) 23:45:18.07 ID:4Zwtv5ba0
クラスメイトA「おし、こうだったっけ」カチャカチャ
クラスメイトB「ってあんたwそこのバネとっちゃだめっしょw」
クラスメイトA「うわwほんとだw何か元に戻らなくなったw」
クラスメイトB「どうすんのw借りものなんでしょ?ww」プークスクス
クラスメイトA「いやw歳納から借りたシャーペンだしww」
クラスメイトB「まあw歳納のならいいよねwww」
クラスメイトA「うんうんww」
京子「…」ウルウル
綾乃「…」ガラガラガラッ
綾乃「今日も元気に罰金バッキンガムよー!」バッキン
クラスメイトB「ってあんたwそこのバネとっちゃだめっしょw」
クラスメイトA「うわwほんとだw何か元に戻らなくなったw」
クラスメイトB「どうすんのw借りものなんでしょ?ww」プークスクス
クラスメイトA「いやw歳納から借りたシャーペンだしww」
クラスメイトB「まあw歳納のならいいよねwww」
クラスメイトA「うんうんww」
京子「…」ウルウル
綾乃「…」ガラガラガラッ
綾乃「今日も元気に罰金バッキンガムよー!」バッキン
99: 2011/10/19(水) 23:52:23.12 ID:4Zwtv5ba0
綾乃「としのーきょーこ、どうしたの?」チラッ
京子「え、あ…いや…」ポロポロ
綾乃「…」ジロッ
クラスメイトA「…!」ビクッ
クラスメイトB「…」
綾乃「…壊したのね?歳納さんのシャーペン」ジロッ
クラスメイトA「え、いや、これは、借りてたらたまたま壊れた、っていうか」
クラスメイトB「ね、ねー?歳納さん」
京子「う、うん…」
綾乃「…謝りなさい。歳納さんに」ギロッ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい」
クラスメイトB「…わ、わざとじゃなかったんですぅ」
綾乃「…」
京子「え、あ…いや…」ポロポロ
綾乃「…」ジロッ
クラスメイトA「…!」ビクッ
クラスメイトB「…」
綾乃「…壊したのね?歳納さんのシャーペン」ジロッ
クラスメイトA「え、いや、これは、借りてたらたまたま壊れた、っていうか」
クラスメイトB「ね、ねー?歳納さん」
京子「う、うん…」
綾乃「…謝りなさい。歳納さんに」ギロッ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい」
クラスメイトB「…わ、わざとじゃなかったんですぅ」
綾乃「…」
102: 2011/10/19(水) 23:57:29.03 ID:4Zwtv5ba0
クラスメイトA「(杉浦さんやっぱりうざいわ…)」ボソッ
クラスメイトB「(ほんと、生徒会の副会長だからって…調子に乗るなっつーの)」ボソッ
綾乃「…」
綾乃「と、としのーきょーこ?!だ、大丈夫だった?」チラッ
京子「…ご、ごめん綾乃…め、迷惑かけて…」ウルウル
綾乃「って、あっ」
綾乃「…シャーペンがもうないじゃない…」
京子「…」ポロポロ
綾乃「こ、これ使いなさい…シャーペン…」スッ
京子「あ、ありがとう…綾乃…」
結衣「(綾乃やっぱうざいわ)」
クラスメイトB「(ほんと、生徒会の副会長だからって…調子に乗るなっつーの)」ボソッ
綾乃「…」
綾乃「と、としのーきょーこ?!だ、大丈夫だった?」チラッ
京子「…ご、ごめん綾乃…め、迷惑かけて…」ウルウル
綾乃「って、あっ」
綾乃「…シャーペンがもうないじゃない…」
京子「…」ポロポロ
綾乃「こ、これ使いなさい…シャーペン…」スッ
京子「あ、ありがとう…綾乃…」
結衣「(綾乃やっぱうざいわ)」
107: 2011/10/20(木) 00:06:56.69 ID:taAJUKiG0
クラスメイトA「…!」ドン
結衣「…ん?」ギロッ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい…ちょ、ちょっとよそ見してたもんで…」ガクガク
結衣「…うざっ」ドシン(お腹にキック)
クラスメイトA「う…あ…船見さん…ごめ…んなさ…い…」ウルウル
結衣「あ?」
クラスメイトB「ふ、船見さん!に、2000円!」バッ
結衣「…しょうがないなぁ。今日のところはこれで許してやるよ」ニタァ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい!」タタタッ
クラスメイトB「ごめんなさい!」タタタッ
京子「(…やっぱ結衣こわい)」ガクガク
結衣「…ん?」ギロッ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい…ちょ、ちょっとよそ見してたもんで…」ガクガク
結衣「…うざっ」ドシン(お腹にキック)
クラスメイトA「う…あ…船見さん…ごめ…んなさ…い…」ウルウル
結衣「あ?」
クラスメイトB「ふ、船見さん!に、2000円!」バッ
結衣「…しょうがないなぁ。今日のところはこれで許してやるよ」ニタァ
クラスメイトA「ご、ごめんなさい!」タタタッ
クラスメイトB「ごめんなさい!」タタタッ
京子「(…やっぱ結衣こわい)」ガクガク
111: 2011/10/20(木) 00:13:39.12 ID:taAJUKiG0
結衣「あっ。京子」チラッ
京子「な、何?結衣?」
結衣「…ん?」
京子「あ、ご、ごめん…船見さん…」ウルウル
結衣「…まあいいよ。呼び捨てにするの。そのかわり」
京子「…?!」ビクッ
結衣「この学校で唯一私を呼び捨てにしてんだ、わかってんだろな?」ギロッ
京子「ご、ごめん船見さん…でも、お、お金は―」
結衣「いや、別におまえのお金とろうだなんていつもいってないよ?」ニコッ
京子「そんなぁ…でももうお母さんの財布からお金盗るのは…」グスン
結衣「できないのか?」
京子「う、うん…」ウルウル
結衣「じゃあ私が盗りにいってやろうか。京子の家までw」クスクス
京子「そ、それだけはやめてよぉ…結衣…」ポロポロ
結衣「w」
京子「な、何?結衣?」
結衣「…ん?」
京子「あ、ご、ごめん…船見さん…」ウルウル
結衣「…まあいいよ。呼び捨てにするの。そのかわり」
京子「…?!」ビクッ
結衣「この学校で唯一私を呼び捨てにしてんだ、わかってんだろな?」ギロッ
京子「ご、ごめん船見さん…でも、お、お金は―」
結衣「いや、別におまえのお金とろうだなんていつもいってないよ?」ニコッ
京子「そんなぁ…でももうお母さんの財布からお金盗るのは…」グスン
結衣「できないのか?」
京子「う、うん…」ウルウル
結衣「じゃあ私が盗りにいってやろうか。京子の家までw」クスクス
京子「そ、それだけはやめてよぉ…結衣…」ポロポロ
結衣「w」
115: 2011/10/20(木) 00:21:33.70 ID:taAJUKiG0
結衣「だってさw京子おまえw月おこづかい500円?なんだろ?ww」
京子「そ、そうだけど…」ウルウル
結衣「500円しかもらってないやつからカツアゲしてどーすんだよww」ケタケタ
京子「…」ポロポロ
結衣「つかさ、おまえの親もひどくない?w女子中学生に月500円だろ?www」
京子「…」ポロポロ
結衣「wwww」
結衣「とにかく、明日中に、だぞ?5000円以上。親の財布からとってくるんだ」
京子「で、でもぉ」
結衣「…さっきのやつみたいに、蹴られたいの?てかおまえ、またいじめられたいの?」クス
京子「ご、ごめん…で、できる限りは…」ポロポロ
結衣「ああ。はやくしろよ」ギロッ
京子「そ、そうだけど…」ウルウル
結衣「500円しかもらってないやつからカツアゲしてどーすんだよww」ケタケタ
京子「…」ポロポロ
結衣「つかさ、おまえの親もひどくない?w女子中学生に月500円だろ?www」
京子「…」ポロポロ
結衣「wwww」
結衣「とにかく、明日中に、だぞ?5000円以上。親の財布からとってくるんだ」
京子「で、でもぉ」
結衣「…さっきのやつみたいに、蹴られたいの?てかおまえ、またいじめられたいの?」クス
京子「ご、ごめん…で、できる限りは…」ポロポロ
結衣「ああ。はやくしろよ」ギロッ
117: 2011/10/20(木) 00:26:16.81 ID:taAJUKiG0
―京子の部屋―
京子「…」ガチャン
京子「はぁ…今日も疲れたな…って、えっ?!」
京子「わ、私の部屋…また勝手にもようがえされてる…」ゾワァ
京子「…」キョロキョロ
京子「お、おこづかい貯めて買った…ミラクるんの…フィギュアが…ない…」ポロポロ
京子「どうしてだよぉ…なんでお母さん捨てちゃうんだよぉ…」ポロポロ
京子「…はぁ…」ポロポロ
京子「…」ガチャン
京子「はぁ…今日も疲れたな…って、えっ?!」
京子「わ、私の部屋…また勝手にもようがえされてる…」ゾワァ
京子「…」キョロキョロ
京子「お、おこづかい貯めて買った…ミラクるんの…フィギュアが…ない…」ポロポロ
京子「どうしてだよぉ…なんでお母さん捨てちゃうんだよぉ…」ポロポロ
京子「…はぁ…」ポロポロ
118: 2011/10/20(木) 00:31:58.30 ID:taAJUKiG0
京子「あっ…そうだ…お金…」グスン
京子「盗らない…と…また結衣に…いじめられちゃう…」グスン
京子「…」スタスタスタ
京子「…確かここに、ちょっとお金はいってるんだよね…」ボソッ
京子「今お母さん買い物に行ってていないし、ちょっとくらいなら…ばれ」
ピンポ~ンガチャガチャ
京子母「京子ー?今帰ったわよー?」スタスタ
京子「あ、お、おかえり!お母さん」ビクビク
京子母「って何であんたがそこにいるのよ」ギロッ
京子「え、あ、い、いや…ちょっとカレンダーみにき―」
京子母「あんたまたお金盗ろうとしたの??!!」
京子「え、いや、そ、そんなわけじゃ―」
京子母「ほんと!!!あんたは駄目人間ね!きちがいよ!!!」
京子「お、お母さん…」ポロポロ
京子「盗らない…と…また結衣に…いじめられちゃう…」グスン
京子「…」スタスタスタ
京子「…確かここに、ちょっとお金はいってるんだよね…」ボソッ
京子「今お母さん買い物に行ってていないし、ちょっとくらいなら…ばれ」
ピンポ~ンガチャガチャ
京子母「京子ー?今帰ったわよー?」スタスタ
京子「あ、お、おかえり!お母さん」ビクビク
京子母「って何であんたがそこにいるのよ」ギロッ
京子「え、あ、い、いや…ちょっとカレンダーみにき―」
京子母「あんたまたお金盗ろうとしたの??!!」
京子「え、いや、そ、そんなわけじゃ―」
京子母「ほんと!!!あんたは駄目人間ね!きちがいよ!!!」
京子「お、お母さん…」ポロポロ
121: 2011/10/20(木) 00:37:00.44 ID:taAJUKiG0
―晩ご飯―
京子「…」シクシク
京子母「でね?京子がね、またお金を盗ろうとしてね?」ジロジロ
京子「お、お母さん…わ、私のご飯…」
京子母「ないわよ!そんなの!甘ったれるんじゃない!」
京子「お、お母さん…で、でもこれが結衣が…」ポロポロ
京子母「また船見さんのせいにするの?!また人のせい?!」ガタッ
京子母「…まったくもう!ほんと京子は駄目人間ね!氏ね!」
京子父「…うむ」モグモグ
京子「おか…あさん…ねえ、お父さんもなんとかいってよぉ…」ポロポロ
京子父「…京子」ガタッ
京子「お、お父さん?」チラッ
京子「…」シクシク
京子母「でね?京子がね、またお金を盗ろうとしてね?」ジロジロ
京子「お、お母さん…わ、私のご飯…」
京子母「ないわよ!そんなの!甘ったれるんじゃない!」
京子「お、お母さん…で、でもこれが結衣が…」ポロポロ
京子母「また船見さんのせいにするの?!また人のせい?!」ガタッ
京子母「…まったくもう!ほんと京子は駄目人間ね!氏ね!」
京子父「…うむ」モグモグ
京子「おか…あさん…ねえ、お父さんもなんとかいってよぉ…」ポロポロ
京子父「…京子」ガタッ
京子「お、お父さん?」チラッ
122: 2011/10/20(木) 00:43:11.81 ID:taAJUKiG0
京子父「…泣いてるやつがいると、飯がまずくなる」ガタン
京子「お・・とうさん?」シクシク
京子母「そうよ!京子!」
京子「…うう…ねぇ、なんで?なんでお父さんとお母さん…こんなに私に…」ポロポロ
京子父「いや、な?京子、お父さんはおまえのことを思って言ってあげてるんだ」ドヤァ
京子「おまえのため、おめのため、って…どこが私のためなのよ!」ガタッ
京子母「京子!うるさい!」
京子「ご、ごめん…」シュン
京子母「…今日のちくわ、おいしく炊けたわ」モグモグ
京子父「そうだな。母さん」モグモグ
京子「…」ポロポロ
京子「(お腹空いた…)」
京子「お・・とうさん?」シクシク
京子母「そうよ!京子!」
京子「…うう…ねぇ、なんで?なんでお父さんとお母さん…こんなに私に…」ポロポロ
京子父「いや、な?京子、お父さんはおまえのことを思って言ってあげてるんだ」ドヤァ
京子「おまえのため、おめのため、って…どこが私のためなのよ!」ガタッ
京子母「京子!うるさい!」
京子「ご、ごめん…」シュン
京子母「…今日のちくわ、おいしく炊けたわ」モグモグ
京子父「そうだな。母さん」モグモグ
京子「…」ポロポロ
京子「(お腹空いた…)」
125: 2011/10/20(木) 00:51:30.98 ID:taAJUKiG0
―京子の部屋―
京子「…」ガチャン
京子「…晩ご飯、食べさせてもらえなかった…」ポロポロ
京子「…そりゃ…お金盗ろうとしたのは…私が…悪い…けど」ポロポロ
京子「お父さんとお母さん、私の話も聞いてくれ…ない…」ポロポロ
京子「…」シクシク
京子「…」
京子「えへへ…。泣いたとき、声だすとまたお母さんに叱られちゃう…」グスン
京子「…声押し頃して泣かなくちゃ…」ポロポロ
京子「…って、これって…」ポロポロ
京子「…なんだかペット…みたい…えへへ」ポロポロ
京子「…」ガチャン
京子「…晩ご飯、食べさせてもらえなかった…」ポロポロ
京子「…そりゃ…お金盗ろうとしたのは…私が…悪い…けど」ポロポロ
京子「お父さんとお母さん、私の話も聞いてくれ…ない…」ポロポロ
京子「…」シクシク
京子「…」
京子「えへへ…。泣いたとき、声だすとまたお母さんに叱られちゃう…」グスン
京子「…声押し頃して泣かなくちゃ…」ポロポロ
京子「…って、これって…」ポロポロ
京子「…なんだかペット…みたい…えへへ」ポロポロ
129: 2011/10/20(木) 00:58:45.96 ID:taAJUKiG0
―学校―
京子「…」ガラガラガラ
ガヤガヤガヤガヤガヤ
京子「って、あれ?なんか教室騒がしい…って、えっ」
綾乃「だから!何で歳納さんの席にこんなことしたのよ!」バッキン
クラスメイトA「えっ」
クラスメイトB「いや、歳納さんクラスで空気だから、氏んでるのと同じかなーって思って」クスクス
クラスメイトA「そうそうwそれで机に花瓶とかおいて、あと、何したっけ?w」
クラスメイトB「あと歳納さんの机の中、ゴミ箱と間違えちゃってw」クスクス
クラスメイトB「ゴミ箱の中身、歳納さんの机の中にぶちまけちゃったんだっけw」
綾乃「ちょっと!あなた?!どういうつもりなの?!!」
クラスメイトA「え、いやwわざとじゃないしw」
クラスメイトB「おっ!歳納さ~ん!おはよ~」
京子「…!」ビクッ
京子「…」ガラガラガラ
ガヤガヤガヤガヤガヤ
京子「って、あれ?なんか教室騒がしい…って、えっ」
綾乃「だから!何で歳納さんの席にこんなことしたのよ!」バッキン
クラスメイトA「えっ」
クラスメイトB「いや、歳納さんクラスで空気だから、氏んでるのと同じかなーって思って」クスクス
クラスメイトA「そうそうwそれで机に花瓶とかおいて、あと、何したっけ?w」
クラスメイトB「あと歳納さんの机の中、ゴミ箱と間違えちゃってw」クスクス
クラスメイトB「ゴミ箱の中身、歳納さんの机の中にぶちまけちゃったんだっけw」
綾乃「ちょっと!あなた?!どういうつもりなの?!!」
クラスメイトA「え、いやwわざとじゃないしw」
クラスメイトB「おっ!歳納さ~ん!おはよ~」
京子「…!」ビクッ
131: 2011/10/20(木) 01:06:50.17 ID:taAJUKiG0
クラスメイトB「おっ!歳納さ~ん!おはよ~」
京子「…!」ビクッ
綾乃「と、としのーきょーこ!」
京子「あ、あはは…わ、私の席…こんなになっちゃった…は、はは」
綾乃「ちょっとあんた!としのーきょーこに謝りなさいよ!」ガタッ
クラスメイトA「えっwあ、ごめ~んww歳納さ~んwww」プークスクス
クラスメイトB「わざとじゃないんだwwわざとじゃww」
京子「あっ、え、いや、あっ」
綾乃「ちょっと!あなたたち!?いったいどういうつもりなの?!」
クラスメイトA「…」ギロッ
クラスメイトB「…どうなるかわかってんだろな、歳納」ボソッ
京子「えっ、あっ、い、いや…わ、わざとじゃないなら…ま、まあ私は別に…」
京子「に、人間だれしも間違いは…あ、あはは…」
綾乃「ちょっと?! としのーきょーこはそれでいいの?!」
京子「…綾乃、もういいよぉ…」グスン
京子「…!」ビクッ
綾乃「と、としのーきょーこ!」
京子「あ、あはは…わ、私の席…こんなになっちゃった…は、はは」
綾乃「ちょっとあんた!としのーきょーこに謝りなさいよ!」ガタッ
クラスメイトA「えっwあ、ごめ~んww歳納さ~んwww」プークスクス
クラスメイトB「わざとじゃないんだwwわざとじゃww」
京子「あっ、え、いや、あっ」
綾乃「ちょっと!あなたたち!?いったいどういうつもりなの?!」
クラスメイトA「…」ギロッ
クラスメイトB「…どうなるかわかってんだろな、歳納」ボソッ
京子「えっ、あっ、い、いや…わ、わざとじゃないなら…ま、まあ私は別に…」
京子「に、人間だれしも間違いは…あ、あはは…」
綾乃「ちょっと?! としのーきょーこはそれでいいの?!」
京子「…綾乃、もういいよぉ…」グスン
135: 2011/10/20(木) 01:11:33.25 ID:taAJUKiG0
京子「…綾乃、もういいよぉ…」グスン
綾乃「でも…!でも……!」グギギギギ
クラスメイトA「(やっぱ杉浦さんうざいわ)」
クラスメイトB「(船見さんと友達じゃなきゃ、こんなやつ…今頃いじめ倒してたのに…)」イライラ
京子「ね?あ、綾乃…わ、私はもう別に…」
綾乃「…いいわけないじゃない!と、としのーきょーこが…こんなことされて…」グスン
京子「綾乃…」
綾乃「でも…!でも……!」グギギギギ
クラスメイトA「(やっぱ杉浦さんうざいわ)」
クラスメイトB「(船見さんと友達じゃなきゃ、こんなやつ…今頃いじめ倒してたのに…)」イライラ
京子「ね?あ、綾乃…わ、私はもう別に…」
綾乃「…いいわけないじゃない!と、としのーきょーこが…こんなことされて…」グスン
京子「綾乃…」
136: 2011/10/20(木) 01:16:44.41 ID:taAJUKiG0
千歳「な?船見さん!はよきてーや!」
結衣「えっ。いや、でもまだ朝のホームルームまで時間あるし」
千歳「…船見さん、歳納さんの元友達なんやろ?!」
結衣「うん。そうだけど。今は友達じゃないし」
千歳「元友達…そやったら、な?助けてあげてーな、なー!」
結衣「…先生どうせ来るんでしょ?それで解決じゃん(千歳めんどくさいな…)」
千歳「…でも、それでまた歳納さんが、余計ひどくいじめられたらどうするん?!」ガタッ
結衣「えっ。いや。元友達だし、関係ないわw」
千歳「…」
結衣「…はぁ」
138: 2011/10/20(木) 01:23:25.00 ID:taAJUKiG0
千歳「…船見さんは、何で歳納さんと友達やなくなったん?」チラッ
結衣「…あいつの親がさ、うざかったんだよ」
結衣「…小学校の時、たまたま京子が宿題忘れてた日に、一緒に遊んでたらさ」
千歳「…うん」
結衣「…京子の親にさ、私の事、きちがい呼ばわりされたんだ」
千歳「…そ、それはほんまなん?!」ヒヤァ
結衣「うん。それで、京子もともと泣き虫でむかつくやつだったから、いじめてやったw」
結衣「それで京子とは元友達になったんだよw」
千歳「…そうなんか。そやったら、歳納さん本人は、わるないよね?」チラッ
結衣「は?あんな親の子供とか、むかつくだけだわww」
千歳「…なあ船見さん!もう一度歳納さんと―」
結衣「…うざい。そういうの、千歳、うざいよ」
千歳「船見さん…」
結衣「…あいつの親がさ、うざかったんだよ」
結衣「…小学校の時、たまたま京子が宿題忘れてた日に、一緒に遊んでたらさ」
千歳「…うん」
結衣「…京子の親にさ、私の事、きちがい呼ばわりされたんだ」
千歳「…そ、それはほんまなん?!」ヒヤァ
結衣「うん。それで、京子もともと泣き虫でむかつくやつだったから、いじめてやったw」
結衣「それで京子とは元友達になったんだよw」
千歳「…そうなんか。そやったら、歳納さん本人は、わるないよね?」チラッ
結衣「は?あんな親の子供とか、むかつくだけだわww」
千歳「…なあ船見さん!もう一度歳納さんと―」
結衣「…うざい。そういうの、千歳、うざいよ」
千歳「船見さん…」
140: 2011/10/20(木) 01:30:09.35 ID:taAJUKiG0
千歳「…」バッ
結衣「千歳、そこ、邪魔」
千歳「…どかへんで!船見さんが歳納さん助けに行くまで!」
結衣「(ああもう…めんどくさい)」
結衣「…行けばいいんだろ?行けば?」ペッ
千歳「ああもう船見さん!こんなとこでつば吐いたらあかんで?!」
千歳「ちょっとは掃除する人の身にも―」
結衣「…はぁ。めんどくさいわー」
千歳「ほな、いくで?!」スタスタ
結衣「ああ(うわ…階段上りがけで千歳のパンツ見えたわ…)」
結衣「(…今日は黒かぁ…)」スタスタ
結衣「千歳、そこ、邪魔」
千歳「…どかへんで!船見さんが歳納さん助けに行くまで!」
結衣「(ああもう…めんどくさい)」
結衣「…行けばいいんだろ?行けば?」ペッ
千歳「ああもう船見さん!こんなとこでつば吐いたらあかんで?!」
千歳「ちょっとは掃除する人の身にも―」
結衣「…はぁ。めんどくさいわー」
千歳「ほな、いくで?!」スタスタ
結衣「ああ(うわ…階段上りがけで千歳のパンツ見えたわ…)」
結衣「(…今日は黒かぁ…)」スタスタ
142: 2011/10/20(木) 01:38:34.04 ID:taAJUKiG0
―教室―
結衣「うわっ」
千歳「綾乃ちゃん…!」
クラスメイトA「きもいんだよレO野郎が!」
綾乃「そ、そんな…わ、私は…ただ…としのーきょーこが…」グスン
クラスメイトB「生徒会副会長が…レOwww」
京子「ねぇ綾乃、もういいよぉ…」ポロポロ
綾乃「いいわけ…ないっ…でしょ…?」グスン
千歳「…ちょっと!あんたら綾乃ちゃんに何言うてんねん!」
クラスメイトA「うわ池田さんww」
クラスメイトB「鼻血ww」
結衣「うわっ」
千歳「綾乃ちゃん…!」
クラスメイトA「きもいんだよレO野郎が!」
綾乃「そ、そんな…わ、私は…ただ…としのーきょーこが…」グスン
クラスメイトB「生徒会副会長が…レOwww」
京子「ねぇ綾乃、もういいよぉ…」ポロポロ
綾乃「いいわけ…ないっ…でしょ…?」グスン
千歳「…ちょっと!あんたら綾乃ちゃんに何言うてんねん!」
クラスメイトA「うわ池田さんww」
クラスメイトB「鼻血ww」
145: 2011/10/20(木) 01:46:31.11 ID:taAJUKiG0
結衣「…」ガラガラガラッ
クラスメイトA「!」ビクビクッ
クラスメイトB「!」ビクン
結衣「うわっ。京子の席、ひどいことなってる」
京子「ゆ、結衣…」
結衣「…京子は私の、元友達ってこと、わかってんの?」
クラスメイトA「!! で、でもこれはわざとじゃ…」ビクビク
クラスメイトB「も、元友達だったら、べ、別に問題が」
結衣「…はぁ」ギロッ
クラスメイトA「!」ビクビクッ
クラスメイトB「!」ビクン
結衣「うわっ。京子の席、ひどいことなってる」
京子「ゆ、結衣…」
結衣「…京子は私の、元友達ってこと、わかってんの?」
クラスメイトA「!! で、でもこれはわざとじゃ…」ビクビク
クラスメイトB「も、元友達だったら、べ、別に問題が」
結衣「…はぁ」ギロッ
147: 2011/10/20(木) 01:47:35.70 ID:taAJUKiG0
クラスメイトA「さ、か、片づけよ!ね、歳納さん!」ビクビク
クラスメイトB「そ、そうよそうよ」
京子「…」グスン
結衣「…」チラッ
結衣「…まてよ。何で京子も片づけることなってんの?」ピキッ
結衣「…」ギロッ
クラスメイトA「ひ、ひい」ガクガク
クラスメイトB「(船見さん…こんなに怖いなんて…)」ビクビク
結衣「おう。さっさと片付けろよ。はやくしろよな」
京子「ゆ、結衣…」
結衣「…京子。朝から災難だったな」
153: 2011/10/20(木) 01:55:44.81 ID:taAJUKiG0
―昼休み―
京子「…」ポツン
結衣「…おい、京子。こっちこい」ガバッ
京子「えっ、いや、あ、ゆ、結衣…?」ビクビク
結衣「…」ニタァ
綾乃「と、としのーきょーこおお!」ガタッ
千歳「歳納さん!今日は一緒にお昼食べれるね!」
京子「…ゆ、結衣?」チラッ
結衣「…座れよ」
京子「う、うん!」
千歳「歳納さ~ん!」
綾乃「さあみんなで、お昼食べるわよ!」
京子「う、うん!」ニコッ
結衣「…」
京子「…」ポツン
結衣「…おい、京子。こっちこい」ガバッ
京子「えっ、いや、あ、ゆ、結衣…?」ビクビク
結衣「…」ニタァ
綾乃「と、としのーきょーこおお!」ガタッ
千歳「歳納さん!今日は一緒にお昼食べれるね!」
京子「…ゆ、結衣?」チラッ
結衣「…座れよ」
京子「う、うん!」
千歳「歳納さ~ん!」
綾乃「さあみんなで、お昼食べるわよ!」
京子「う、うん!」ニコッ
結衣「…」
159: 2011/10/20(木) 02:02:17.31 ID:taAJUKiG0
千歳「…なあ船見さん、いい加減歳納さんと友達、なってくれへんの?」パクパク
結衣「…嫌だ」
千歳「…そうかあ。残念やなぁ」シュン
結衣「千歳…」チラッ
京子「わ、私は、こ、こうやってお昼ご飯一緒に食べれるだけで…」グスン
結衣「…知り合い、じゃ、駄目か?千歳。こいつの親とか許せそうにないわ」
千歳「うんええんとちゃう?でも船見さん、歳納さんの親と歳納さんは…別…やで?」チラッ
結衣「…そう、だけど。なんか、それってむかつく」ギロッ
京子「ゆ、結衣…」ビクッ
綾乃「としのーきょーこと…お昼…お昼…!」ブハァ
千歳「もう綾乃ちゃん。また鼻血だしてしもて」フキフキ
綾乃「余裕有馬温泉よ!」バッキン
結衣「…嫌だ」
千歳「…そうかあ。残念やなぁ」シュン
結衣「千歳…」チラッ
京子「わ、私は、こ、こうやってお昼ご飯一緒に食べれるだけで…」グスン
結衣「…知り合い、じゃ、駄目か?千歳。こいつの親とか許せそうにないわ」
千歳「うんええんとちゃう?でも船見さん、歳納さんの親と歳納さんは…別…やで?」チラッ
結衣「…そう、だけど。なんか、それってむかつく」ギロッ
京子「ゆ、結衣…」ビクッ
綾乃「としのーきょーこと…お昼…お昼…!」ブハァ
千歳「もう綾乃ちゃん。また鼻血だしてしもて」フキフキ
綾乃「余裕有馬温泉よ!」バッキン
163: 2011/10/20(木) 02:08:10.10 ID:taAJUKiG0
―京子の部屋―
京子「♪」ガチャン
京子「ふぅ…何か今日は学校楽しかったな~」♪
京子「何か結衣が体育の時間、二人組でペア組んでくれるし!」
京子「バレーだったけど、今日は誰からも顔にボールぶつけられないし!」
京子「なにせ、今日は綾乃と千歳と結衣と!ずっと一緒に居られたし!」
京子「なんか学校楽しいな~!」
京子母「…京子」ガチャン
京子「ん?何?お母さん」
京子母「…ちょっとこっち来なさい」
京子「♪」ガチャン
京子「ふぅ…何か今日は学校楽しかったな~」♪
京子「何か結衣が体育の時間、二人組でペア組んでくれるし!」
京子「バレーだったけど、今日は誰からも顔にボールぶつけられないし!」
京子「なにせ、今日は綾乃と千歳と結衣と!ずっと一緒に居られたし!」
京子「なんか学校楽しいな~!」
京子母「…京子」ガチャン
京子「ん?何?お母さん」
京子母「…ちょっとこっち来なさい」
168: 2011/10/20(木) 02:14:30.49 ID:taAJUKiG0
京子母「…京子、今、学校楽しいって、言わなかった?」
京子「えっ。あ、うん」
京子母「はぁ…あのね、あんたみたいな親からお金盗るような人間が」
京子母「幸せに生きてちゃだめなの?わかる?」チラッ
京子「で、でも…お母さん…」
京子母「…将来、京子は、何になりたいんだっけ?」チラッ
京子「ま、まんがk」
京子母「京子!!」
京子「お、お母さん?!」ビクッ
京子母「…京子、あなた、漫画家がどれだけ大変な職業か、わかってるの?」
京子「で、でも…!」
京子母「どうせ京子には慣れっこないから、やめときなさい?そんなの」
京子「おか・・あさん…」ウルウル
京子母「…」
174: 2011/10/20(木) 02:20:53.75 ID:taAJUKiG0
京子母「ねえ京子?あなたは漫画家が、どんな職業ってほんとにわかってるの?」
京子「えっ、いや、そ、それは…」グスン
京子母「売れっ子の漫画家なんて、一握りなの。それにね?収入も不安定なのよ?」
京子母「しかも人気商売よ?人気がなくなればそれで終わりなの」
京子母「後の人生は、泥水をすすって、ひもじく生きるしかないのよ?」
京子「…」グスン
京子母「それにね?京子。あなたがそんな仕事についたら、お母さんたちはどうなるの?」
京子母「介護とかは、してくれるの?面倒みてくれるの?」
京子「えっ…あっ…いや…それは…まだ…」グスン
京子母「…京子は、育ててもらった親の恩を、あだで返すの?」
京子「…」ポロポロ
京子「えっ、いや、そ、それは…」グスン
京子母「売れっ子の漫画家なんて、一握りなの。それにね?収入も不安定なのよ?」
京子母「しかも人気商売よ?人気がなくなればそれで終わりなの」
京子母「後の人生は、泥水をすすって、ひもじく生きるしかないのよ?」
京子「…」グスン
京子母「それにね?京子。あなたがそんな仕事についたら、お母さんたちはどうなるの?」
京子母「介護とかは、してくれるの?面倒みてくれるの?」
京子「えっ…あっ…いや…それは…まだ…」グスン
京子母「…京子は、育ててもらった親の恩を、あだで返すの?」
京子「…」ポロポロ
178: 2011/10/20(木) 02:28:26.58 ID:taAJUKiG0
京子母「…今まで京子がこうして生きてるまで、どれくらい」
京子母「お母さんや、お父さんががんばってたと思うの?ねえ」
京子「…お母さん…もういいよぉ…」
京子母「良くない。京子が、漫画家あきらめるまで、お母さんはずっと言い続けるからね?」
京子「…」グスン
京子母「そう!だからね?京子!あんたは公務員になりなさい!」ニコッ
京子母「…京子は…そう、そう!事務が良いと思うわ!事務よ事務!」ハワワ
京子母「そうして京子は結婚して…そうね、孫の顔もみたいわね?」
京子「そんな…そんなのって…」ポロポロ
京子母「…お母さんも、お父さんも!みんな京子のためを思って、言ってるのよ?!」
京子母「どうしてそれがわからないの????!!!」壁ドン
京子「ひ、ひぃ…おかあ・・さん…」ポロポロ
京子母「お母さんや、お父さんががんばってたと思うの?ねえ」
京子「…お母さん…もういいよぉ…」
京子母「良くない。京子が、漫画家あきらめるまで、お母さんはずっと言い続けるからね?」
京子「…」グスン
京子母「そう!だからね?京子!あんたは公務員になりなさい!」ニコッ
京子母「…京子は…そう、そう!事務が良いと思うわ!事務よ事務!」ハワワ
京子母「そうして京子は結婚して…そうね、孫の顔もみたいわね?」
京子「そんな…そんなのって…」ポロポロ
京子母「…お母さんも、お父さんも!みんな京子のためを思って、言ってるのよ?!」
京子母「どうしてそれがわからないの????!!!」壁ドン
京子「ひ、ひぃ…おかあ・・さん…」ポロポロ
185: 2011/10/20(木) 02:34:51.04 ID:taAJUKiG0
京子母「…はい、京子。これ、書いてよ」
京子「な、なに…これ…?」グスン
京子母「…この紙にね、もう漫画家の夢はあきらめます って書くのよ?」
京子「そ、そんな…なんで…」ポロポロ
京子母「…書かないと、もうずっとご飯、抜きだからね?」イライラ
京子「そんな…それじゃ…私…何のために…今まで…学校…がんばって…いって…」ポロポロ
京子母「いいから。書くの?書かないの?」イライラ
京子「うう…」グスン
京子母「…はやくしなさい、京子!」
京子「な、なに…これ…?」グスン
京子母「…この紙にね、もう漫画家の夢はあきらめます って書くのよ?」
京子「そ、そんな…なんで…」ポロポロ
京子母「…書かないと、もうずっとご飯、抜きだからね?」イライラ
京子「そんな…それじゃ…私…何のために…今まで…学校…がんばって…いって…」ポロポロ
京子母「いいから。書くの?書かないの?」イライラ
京子「うう…」グスン
京子母「…はやくしなさい、京子!」
188: 2011/10/20(木) 02:44:16.73 ID:taAJUKiG0
―京子の部屋―
京子「…」ガチャン
京子「…私は…書かない。だって、あんなの書いたら…私…私…」ウルウル
京子「…あんなの書いちゃったら…今まで私…何のために…」ウルウル
京子「いじめとか辛いのがまんして…歯をくいしばって…学校行って…」ウルウル
京子「お母さんとお父さんに怒られ…ないように…泣いて声だすのも…我慢…して」
京子「…でも…漫画家にはなりたかった…から…必氏に絵は練習…して…」ポロポロ
京子「なのに…なのに…なんで…私が…公務員…なん…かに…」ポロポロ
京子「うう…あああ…」ポロポロ
京子「…」ポロポロ
京子「…せっかく…お昼も4人で食べれた、って…思ってたのに…」
京子「なんだよ…なんでこんなんばっかりなんだよ…私の人生…」ポロポロ
京子「…」ガチャン
京子「…私は…書かない。だって、あんなの書いたら…私…私…」ウルウル
京子「…あんなの書いちゃったら…今まで私…何のために…」ウルウル
京子「いじめとか辛いのがまんして…歯をくいしばって…学校行って…」ウルウル
京子「お母さんとお父さんに怒られ…ないように…泣いて声だすのも…我慢…して」
京子「…でも…漫画家にはなりたかった…から…必氏に絵は練習…して…」ポロポロ
京子「なのに…なのに…なんで…私が…公務員…なん…かに…」ポロポロ
京子「うう…あああ…」ポロポロ
京子「…」ポロポロ
京子「…せっかく…お昼も4人で食べれた、って…思ってたのに…」
京子「なんだよ…なんでこんなんばっかりなんだよ…私の人生…」ポロポロ
193: 2011/10/20(木) 02:51:28.96 ID:taAJUKiG0
―深夜3時・京子の部屋―
京子「…」グスン
京子「えへへ…ティッシュ、泣きすぎて…もう一箱もなくなっちゃった…」
京子「…」ポロポロ
京子母「…京子?まだ起きてるの?」ガチャン
京子「お、お母さん…」ビクッ
京子母「…早く寝なさい。いったい何時だと思ってるの?」
京子「お母さん!やっぱり…私…漫画家に…公務員にはなりたく…」グスン
京子母「…わかったから、はやく寝なさい」ガチャン
京子「…」
京子「…お母さん、全然私の話…きいてくれなかった…」グスン
京子「…夢じゃないかなぁ…これ…」ポロポロ
京子「お願い…夢であってよ…ねぇ…」グスン
京子「うう…」ポロポロ
京子「…」グスン
京子「えへへ…ティッシュ、泣きすぎて…もう一箱もなくなっちゃった…」
京子「…」ポロポロ
京子母「…京子?まだ起きてるの?」ガチャン
京子「お、お母さん…」ビクッ
京子母「…早く寝なさい。いったい何時だと思ってるの?」
京子「お母さん!やっぱり…私…漫画家に…公務員にはなりたく…」グスン
京子母「…わかったから、はやく寝なさい」ガチャン
京子「…」
京子「…お母さん、全然私の話…きいてくれなかった…」グスン
京子「…夢じゃないかなぁ…これ…」ポロポロ
京子「お願い…夢であってよ…ねぇ…」グスン
京子「うう…」ポロポロ
200: 2011/10/20(木) 02:58:34.17 ID:taAJUKiG0
―船見家(実家)―
結衣「(腹減ったな…)」トボトボ
結衣「(…おっ!ツナサンドあるじゃん!)」ブウォーン ブウォーン
結衣「(へへ…やっぱり実家の冷蔵庫は違うなぁ…サンドイッチ入ってる)」ガサゴソ
結衣母「…ん?結衣…?まだ起きてたの…?」
結衣「…(うざいな)」イライラ
結衣母「…」フラッ
結衣「わっ、ちょっと、お母さん、今柱にぶつかりかけてたじゃん。コンタクトしないと…危ないよ?」
結衣母「…結衣」チラッ
結衣「ん?」ムシャムシャ
結衣母「…結衣が…心配…してくれた…お母さんのこと…」
結衣「えっ、いや、べ、別にそんなつもりじゃ」
結衣母「結衣…ありがとう…。ありがとう…お母さん、うれしいよ…」ポロポロ
結衣「お母さん…」
結衣「(腹減ったな…)」トボトボ
結衣「(…おっ!ツナサンドあるじゃん!)」ブウォーン ブウォーン
結衣「(へへ…やっぱり実家の冷蔵庫は違うなぁ…サンドイッチ入ってる)」ガサゴソ
結衣母「…ん?結衣…?まだ起きてたの…?」
結衣「…(うざいな)」イライラ
結衣母「…」フラッ
結衣「わっ、ちょっと、お母さん、今柱にぶつかりかけてたじゃん。コンタクトしないと…危ないよ?」
結衣母「…結衣」チラッ
結衣「ん?」ムシャムシャ
結衣母「…結衣が…心配…してくれた…お母さんのこと…」
結衣「えっ、いや、べ、別にそんなつもりじゃ」
結衣母「結衣…ありがとう…。ありがとう…お母さん、うれしいよ…」ポロポロ
結衣「お母さん…」
203: 2011/10/20(木) 03:07:50.54 ID:taAJUKiG0
結衣父「ん…母さん、なんだ?」ムニャムニャ
結衣母「結衣が…結衣がね?コンタクトつけなきゃ母さん危ないからって…」
結衣母「心配…してくれたの」ポロポロ
結衣父「おおそうか…結衣が…結衣が…」ウルウル
結衣「(なんかめんどくさそうだし、早く部屋もどろ)」スタスタスタ
結衣父「結衣?あんまり夜更かしは…からだに…」ポロポロ
結衣「うん。わかってる」スタスタスタ
結衣母「結衣が…結衣がね?コンタクトつけなきゃ母さん危ないからって…」
結衣母「心配…してくれたの」ポロポロ
結衣父「おおそうか…結衣が…結衣が…」ウルウル
結衣「(なんかめんどくさそうだし、早く部屋もどろ)」スタスタスタ
結衣父「結衣?あんまり夜更かしは…からだに…」ポロポロ
結衣「うん。わかってる」スタスタスタ
204: 2011/10/20(木) 03:12:32.34 ID:taAJUKiG0
―結衣の部屋(実家)―
結衣「…」ピコピコ ナモナモ
結衣「(もしかして…私…お父さんとお母さんに…)」ピコ
結衣「(不良になったんじゃないかって、心配されてたんじゃないだろか…)」ピコピコ
結衣「(まあ…何度か学校にもお母さん呼び出されたし、まあ…ね)」ピコピコ
結衣「(…ツナサンドうめぇわ…)」パクパク
結衣「(何か…親孝行とか…するのはあんまりキャラじゃない…気がするけど)」ピコピコ
結衣「(…不良の親とか言われて、親に迷惑…かけたくない…しね)」ピコピコ
結衣「(…ツナサンドうめぇ)」パクパク
結衣「…」ピコピコ ナモナモ
結衣「(もしかして…私…お父さんとお母さんに…)」ピコ
結衣「(不良になったんじゃないかって、心配されてたんじゃないだろか…)」ピコピコ
結衣「(まあ…何度か学校にもお母さん呼び出されたし、まあ…ね)」ピコピコ
結衣「(…ツナサンドうめぇわ…)」パクパク
結衣「(何か…親孝行とか…するのはあんまりキャラじゃない…気がするけど)」ピコピコ
結衣「(…不良の親とか言われて、親に迷惑…かけたくない…しね)」ピコピコ
結衣「(…ツナサンドうめぇ)」パクパク
209: 2011/10/20(木) 03:22:48.19 ID:taAJUKiG0
―次の日・歳納家―
京子「…」グゥ
京子母「…京子?漫画家にならないの紙書くまで、お母さんはご飯作らないからね?」モグモグ
京子「じゃ、じゃあ自分で―」
京子母「駄目!火なんて使っちゃ、危ないでしょ!!」ガタッ
京子「へへ…でもトースターでパン焼くくらいなら…」
京子母「冷蔵庫をあさるなんて、意地汚い子!」
京子「ひ、ひぃ」
京子「…」グゥ
京子母「…京子?漫画家にならないの紙書くまで、お母さんはご飯作らないからね?」モグモグ
京子「じゃ、じゃあ自分で―」
京子母「駄目!火なんて使っちゃ、危ないでしょ!!」ガタッ
京子「へへ…でもトースターでパン焼くくらいなら…」
京子母「冷蔵庫をあさるなんて、意地汚い子!」
京子「ひ、ひぃ」
210: 2011/10/20(木) 03:24:32.65 ID:taAJUKiG0
京子母「お母さん、京子をそんな意地汚い子に育てた覚えはありません!」キリッ
京子「…」グスン
京子「(これじゃあ何にも食べれないじゃん…)」グスン
京子「い、行ってきます」
京子母「京子?朝ご飯は?」イライラ
京子「あ、あはは…私の分もあるんならちょっとぐらい食べても問題は―」
京子母「駄目!あの紙書くまでご飯なし!の約束だったでしょ?約束も守れないの?!」 ガタン
京子「…い、行ってきます…」グスン
京子「…」グスン
京子「(これじゃあ何にも食べれないじゃん…)」グスン
京子「い、行ってきます」
京子母「京子?朝ご飯は?」イライラ
京子「あ、あはは…私の分もあるんならちょっとぐらい食べても問題は―」
京子母「駄目!あの紙書くまでご飯なし!の約束だったでしょ?約束も守れないの?!」 ガタン
京子「…い、行ってきます…」グスン
214: 2011/10/20(木) 03:33:52.32 ID:taAJUKiG0
―学校―
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ! お、おはよー!」バッキンガム!
千歳「おはよー歳納さ~ん」ニコッ
京子「お、おはよう綾乃、千歳…」
結衣「…」スタッ
京子「…ゆ、結衣?」ビクッ
結衣「京子、おはよう」
京子「う、うん!」
結衣「うんじゃなだろおいこら」
京子「ゆ、結衣!おはよう!」
結衣「うんうん」ニコッ
京子「…」ガラガラガラ
綾乃「と、としのーきょーこ! お、おはよー!」バッキンガム!
千歳「おはよー歳納さ~ん」ニコッ
京子「お、おはよう綾乃、千歳…」
結衣「…」スタッ
京子「…ゆ、結衣?」ビクッ
結衣「京子、おはよう」
京子「う、うん!」
結衣「うんじゃなだろおいこら」
京子「ゆ、結衣!おはよう!」
結衣「うんうん」ニコッ
217: 2011/10/20(木) 03:42:52.39 ID:taAJUKiG0
~ワイワイ ガヤガヤ~
クラスメイトC「あの船見さんが…今日は誰も人蹴らなかったのってほんとうなの?」ヒソヒソ
クラスメイトD「そうらしいよ…しかも船見さん、今日は歳納さんにシャーペン貸してたし…」ヒソヒソ
クラスメイトC「えっ?まじ?船見さんちょー優しい」ヒソヒソ
クラスメイトE「てか船見さん、前から思ってたけど、かっこいいよね?!」ヒソヒソ
クラスメイトD「うんうん。あのちょっと悪っぽいところがまた…」ヒソヒソ
~ワイワイガヤガヤ
結衣「(…ふう。これで少しは…不良…いや…問題児っぽくは…みえなく…)」
結衣「(うわ…この銀のネックレス…やめとくんだったなぁ…首からかけてたらまさに不良じゃないか)」
結衣「(まあいい…か…カツサンドうめぇ)」ムシャムシャ
219: 2011/10/20(木) 03:49:20.32 ID:taAJUKiG0
綾乃「ちょ、ちょっととしのーきょーこ?!お、お弁当は…」
京子「つ、作ってきてもらってないんだ…」ゲソッ
綾乃「じゃ、じゃあお金とかは…」
京子「あ、あはは…」グスン
綾乃「と、としのーきょーこ」
千歳「と、歳納さん?卵焼き食べる?」
京子「うん…あっ、おいしい」ヒョイパクッ
結衣「…京子の親ってさ、ほんとどうかしてるよな」カツサンドムシャムシャ
綾乃「…としのーきょーこの親が、どうかしたの?」
京子「あ、綾乃…結衣…それは…その話は…」グスン
221: 2011/10/20(木) 03:54:27.58 ID:taAJUKiG0
京子「…」グスン
綾乃「と、としのーきょーこ?」
千歳「歳納さん…」
結衣「…言えよ、京子」ギロッ
京子「うう…昨日…お母さん…に…」ポロポロ
京子「漫画家の夢あきらめな…きゃ…一生ご飯抜き…って…」
綾乃「?!」
千歳「?!」
結衣「えっ」
京子「えへへ…そう…言われちゃ…った…」ポロポロ
綾乃「と、としのーきょーこ?」
千歳「歳納さん…」
結衣「…言えよ、京子」ギロッ
京子「うう…昨日…お母さん…に…」ポロポロ
京子「漫画家の夢あきらめな…きゃ…一生ご飯抜き…って…」
綾乃「?!」
千歳「?!」
結衣「えっ」
京子「えへへ…そう…言われちゃ…った…」ポロポロ
223: 2011/10/20(木) 03:57:14.06 ID:taAJUKiG0
京子「私は…私は…」ポロポロ
綾乃「ちょ、ちょっととしのーきょーこ?!」
千歳「…歳納さん?ちょっと保健室とか、行く?」
京子「うう…うん」グスン
綾乃「としのー…きょーこぉ…」ウルウル
結衣「(何か京子とうちの親って、大違いだな)」ムシャムシャ
結衣「(うちの親なんて…私がただ生きてくれたらいいって感じだけど…)」ムシャムシャ
綾乃「ちょ、ちょっととしのーきょーこ?!」
千歳「…歳納さん?ちょっと保健室とか、行く?」
京子「うう…うん」グスン
綾乃「としのー…きょーこぉ…」ウルウル
結衣「(何か京子とうちの親って、大違いだな)」ムシャムシャ
結衣「(うちの親なんて…私がただ生きてくれたらいいって感じだけど…)」ムシャムシャ
236: 2011/10/20(木) 04:16:14.52 ID:taAJUKiG0
―保健室―
京子「え、えへへ…」ゲソッ
綾乃「ちょ、ちょっととしのーきょーこ?」
京子「…」スースー
千歳「寝てしもた…」
綾乃「…としっのー…きょーこ…」
綾乃「こんなに…目赤くして…もしかして…一晩中泣いてたんじゃ…」ウルウル
綾乃「…」ウルウル
千歳「…」ウルッ
結衣「(何かこの雰囲気、さぼれそうだな。私一人で保健室行くっていったら)」
結衣「(先生にさぼり認定されるけど…綾乃と千歳もいるし…)」
結衣「(さぼりにはならなさそう…ここにいとこう)」ガバッ
綾乃「ちょ、ちょっと船見さん?」
結衣「ん?あ、ベッド余ってるから、私も眠たいから、寝る」
結衣「おやすみっ」グースカピー
京子「え、えへへ…」ゲソッ
綾乃「ちょ、ちょっととしのーきょーこ?」
京子「…」スースー
千歳「寝てしもた…」
綾乃「…としっのー…きょーこ…」
綾乃「こんなに…目赤くして…もしかして…一晩中泣いてたんじゃ…」ウルウル
綾乃「…」ウルウル
千歳「…」ウルッ
結衣「(何かこの雰囲気、さぼれそうだな。私一人で保健室行くっていったら)」
結衣「(先生にさぼり認定されるけど…綾乃と千歳もいるし…)」
結衣「(さぼりにはならなさそう…ここにいとこう)」ガバッ
綾乃「ちょ、ちょっと船見さん?」
結衣「ん?あ、ベッド余ってるから、私も眠たいから、寝る」
結衣「おやすみっ」グースカピー
238: 2011/10/20(木) 04:22:19.15 ID:taAJUKiG0
―京子の夢の中―
京子「うう…お母さん…お母さん…」ポロポロ
京子母「どうしたの?京子?」
京子「わ、私…そっちの服じゃなくてこっちの…」ポロポロ
京子母「わがまま言わないの。それに、ほら」
京子母「こっちのほうが京子に似合ってるって、思うし、安いし!」キリッ
京子「おかあ…さん…」ポロポロ
京子母「…はい京子!今日はいっぱい作ったから、た~んと食べなさい!」ドンッ
京子「お母さん…これ…ネギ…嫌い…なんだけど…」ウルウル
京子母「はぁ?!好き嫌いはするんじゃありません!京子!」ガバッ
京子「あう?! あうああ…」ゴックン
京子父「お母さんに食べさせてもらわないと、京子はネギも食べれないのか?」ニカッ
京子「うう…うう…」グスン
京子「(うっ…ネギ食べたから…ちょっと…吐き気がっ)」オエエ…
京子「うう…お母さん…お母さん…」ポロポロ
京子母「どうしたの?京子?」
京子「わ、私…そっちの服じゃなくてこっちの…」ポロポロ
京子母「わがまま言わないの。それに、ほら」
京子母「こっちのほうが京子に似合ってるって、思うし、安いし!」キリッ
京子「おかあ…さん…」ポロポロ
京子母「…はい京子!今日はいっぱい作ったから、た~んと食べなさい!」ドンッ
京子「お母さん…これ…ネギ…嫌い…なんだけど…」ウルウル
京子母「はぁ?!好き嫌いはするんじゃありません!京子!」ガバッ
京子「あう?! あうああ…」ゴックン
京子父「お母さんに食べさせてもらわないと、京子はネギも食べれないのか?」ニカッ
京子「うう…うう…」グスン
京子「(うっ…ネギ食べたから…ちょっと…吐き気がっ)」オエエ…
240: 2011/10/20(木) 04:28:19.76 ID:taAJUKiG0
―京子の夢の中―
京子母「…もう!知らないわよ!京子なんて!」キィーッ
京子「ちょっと?!お母さん?!お母さん?!」ウルウル
京子「ご、ごめん…は、吐いたところはそ、掃除するから…」ウルウル
京子母「当たり前でしょ?!晩ご飯時に!京子!あんたなんてことを…!!」キィ
京子「ご、ごめん…お母さん…ぞ、ぞうきん…」ガサゴソ
京子母「きいい!早くしなさい!汚らしい!!」
京子「ご、ごめんなさい…(うう…吐いたあとだから胸が苦しい…)」ガサゴソ
京子父「京子」
京子「な、何?!お父さん?!」ビクッ
京子父「…京子は、食事のマナーがなってない」ビクッ
京子「わ、わかった…ぜ、全部京子が…悪い…の」ポロポロ
京子「だから…怒らないで…よ…ねえ…ねえ…」ポロポロ
京子母「…もう!知らないわよ!京子なんて!」キィーッ
京子「ちょっと?!お母さん?!お母さん?!」ウルウル
京子「ご、ごめん…は、吐いたところはそ、掃除するから…」ウルウル
京子母「当たり前でしょ?!晩ご飯時に!京子!あんたなんてことを…!!」キィ
京子「ご、ごめん…お母さん…ぞ、ぞうきん…」ガサゴソ
京子母「きいい!早くしなさい!汚らしい!!」
京子「ご、ごめんなさい…(うう…吐いたあとだから胸が苦しい…)」ガサゴソ
京子父「京子」
京子「な、何?!お父さん?!」ビクッ
京子父「…京子は、食事のマナーがなってない」ビクッ
京子「わ、わかった…ぜ、全部京子が…悪い…の」ポロポロ
京子「だから…怒らないで…よ…ねえ…ねえ…」ポロポロ
243: 2011/10/20(木) 04:31:13.17 ID:taAJUKiG0
>>240
京子父「…京子は、食事のマナーがなってない」ビクッ
ミス
ビクッ なし
京子父「…京子は、食事のマナーがなってない」ビクッ
ミス
ビクッ なし
244: 2011/10/20(木) 04:34:41.29 ID:taAJUKiG0
―保健室―
京子「…はっ!」ビクッ
京子「こ、ここは…」
京子「あれ、隣のベッド…ゆ、結衣?」チラッ
結衣「…つだにゃんにゃん…」グースカピー
京子「…そっか。昼休みのあと…倒れちゃったか…」
京子「…」ポロポロ
京子「…お腹空いたよぉ…」ポロポロ
京子「…はっ!」ビクッ
京子「こ、ここは…」
京子「あれ、隣のベッド…ゆ、結衣?」チラッ
結衣「…つだにゃんにゃん…」グースカピー
京子「…そっか。昼休みのあと…倒れちゃったか…」
京子「…」ポロポロ
京子「…お腹空いたよぉ…」ポロポロ
246: 2011/10/20(木) 04:42:16.14 ID:taAJUKiG0
―ごらく部―
ちなつ「ウーロン茶おいしい!」ズズズーッ
あかり「あっ。そうだちなつちゃん」
ちなつ「なーに?あかりちゃん」ズズズー
あかり「今日結衣ちゃんがね、京子ちゃ…歳納先輩、ごらく部連れてくるって」
ちなつ「ほ、ほんと?!やったー!やっと歳納先輩見れるよ!」
ちなつ「ねえあかりちゃん、歳納先輩ってどういう…」
あかり「うん。京子ちゃんはね、髪が長くて、きれいで、足が細くて」
ちなつ「うんうん!」ズズーッ
あかり「とっても女の子っぽいんだよー?」
ちなつ「へぇー!そうなんだぁ!」ズズーッ
ちなつ「(これは期待できそう…」ジュルリ
ちなつ「ウーロン茶おいしい!」ズズズーッ
あかり「あっ。そうだちなつちゃん」
ちなつ「なーに?あかりちゃん」ズズズー
あかり「今日結衣ちゃんがね、京子ちゃ…歳納先輩、ごらく部連れてくるって」
ちなつ「ほ、ほんと?!やったー!やっと歳納先輩見れるよ!」
ちなつ「ねえあかりちゃん、歳納先輩ってどういう…」
あかり「うん。京子ちゃんはね、髪が長くて、きれいで、足が細くて」
ちなつ「うんうん!」ズズーッ
あかり「とっても女の子っぽいんだよー?」
ちなつ「へぇー!そうなんだぁ!」ズズーッ
ちなつ「(これは期待できそう…」ジュルリ
249: 2011/10/20(木) 04:45:33.19 ID:taAJUKiG0
京子「こ、ここにちなつちゃんが?!」ビクッ
結衣「うん。あかりもいるよ」
京子「ち、ちなつちゃん…名前しか…聞いたことない…」ビクビクッ
結衣「…ちなつちゃんは、もふもふかわいいよ」ニコッ
京子「も、もふもふ…もふ…」ビクビクッ
結衣「…おい京子、行くのか、行かないのか。おいこら」
京子「う、うん…い、行くよ…」
結衣「…そうか」
京子「…」ガラガラガラ
251: 2011/10/20(木) 04:51:10.81 ID:taAJUKiG0
京子「み、みみみんな…こ、こんにちは…」ビクビクッ
ちなつ「あっ!歳納先輩!吉川ちなつ、一年です!よろしくお願いします!」ニコッ
京子「あ、う、うん…よ、よろしく…」
あかり「ねぇ結衣ちゃん、どうして京子ちゃんがごらく部入ってるの?」チラッ
結衣「う~ん。まあなんていうか。京子は、一年からの幽霊部員なんだ」
あかり「へぇ。そうなんだ。知らなかった」ズズズーッ
ちなつ「(歳納先輩も…悪くないかも…)」ジュルリ
京子「あ、あはは…よ、よろしく…」ビクビク
結衣「おっ。そうだ。京子。今お茶入れるから、待ってて」スタッ
京子「う、うん…ありが…と」ビクッ
あかり「…」
ちなつ「あっ!歳納先輩!吉川ちなつ、一年です!よろしくお願いします!」ニコッ
京子「あ、う、うん…よ、よろしく…」
あかり「ねぇ結衣ちゃん、どうして京子ちゃんがごらく部入ってるの?」チラッ
結衣「う~ん。まあなんていうか。京子は、一年からの幽霊部員なんだ」
あかり「へぇ。そうなんだ。知らなかった」ズズズーッ
ちなつ「(歳納先輩も…悪くないかも…)」ジュルリ
京子「あ、あはは…よ、よろしく…」ビクビク
結衣「おっ。そうだ。京子。今お茶入れるから、待ってて」スタッ
京子「う、うん…ありが…と」ビクッ
あかり「…」
254: 2011/10/20(木) 04:57:59.56 ID:taAJUKiG0
結衣「はい、お茶」
京子「う、うん…ありがっ」フラッ
ちなつ「歳納先輩?大丈夫ですか?」ガバッ
京子「う、うん…」
結衣「…何か京子さ、昨日から、親に漫画家ならないって紙書くまで」ズズズーッ
結衣「何かご飯食べさせてもらえないらしいんだって、京子」ズズズーッ
京子「あ、ははは…」ズズズーッ
ちなつ「…と、歳納さん!それは、ひどいと思い…ます…」ウルウル
京子「え、えへへ…ううう…ああ…」ウルウル
京子「…うんうん…ちなつちゃん…慰めてくれて…ありがっ…と…」ポロポロ
京子「はぁ…なんで私ばっかり…私ばっかり…」ポロポロ
ちなつ「歳納先輩…」ウルウル
あかり「…」
あかり「京子ちゃんだけがつらいわけじゃないと思うんだけど『なんで私ばかり』って甘えじゃない?」
京子「う、うん…ありがっ」フラッ
ちなつ「歳納先輩?大丈夫ですか?」ガバッ
京子「う、うん…」
結衣「…何か京子さ、昨日から、親に漫画家ならないって紙書くまで」ズズズーッ
結衣「何かご飯食べさせてもらえないらしいんだって、京子」ズズズーッ
京子「あ、ははは…」ズズズーッ
ちなつ「…と、歳納さん!それは、ひどいと思い…ます…」ウルウル
京子「え、えへへ…ううう…ああ…」ウルウル
京子「…うんうん…ちなつちゃん…慰めてくれて…ありがっ…と…」ポロポロ
京子「はぁ…なんで私ばっかり…私ばっかり…」ポロポロ
ちなつ「歳納先輩…」ウルウル
あかり「…」
あかり「京子ちゃんだけがつらいわけじゃないと思うんだけど『なんで私ばかり』って甘えじゃない?」
259: 2011/10/20(木) 05:06:17.12 ID:taAJUKiG0
あかり「…はぁ。私は、京子ちゃん、甘えって思うんだけど、どうかな?」テヘヘ
京子「あ、あ、あかり…?」グスン
ちなつ「ちょっとあかりちゃん…?」
結衣「おいこら」
あかり「なんていうかさー、京子ちゃんは、生み育ててくれた人の、感謝ってものがないよね」
あかり「養育費とかさ、ひとり何千万もかかるとかさ、京子ちゃん、知ってる?」
京子「そ、それは…」ポロポロ
あかり「なのに、自分からは働きもせず…ご飯だけ食べさせてもらって…」クドクド
あかり「それでいて文句だけ言う…ってさ、甘えじゃない?」チラッ
京子「あ…そ、それは…」ポロポロ
結衣「あかり」
あかり「なーに?結衣ちゃん」
結衣「言い過ぎ」
京子「あ、あ、あかり…?」グスン
ちなつ「ちょっとあかりちゃん…?」
結衣「おいこら」
あかり「なんていうかさー、京子ちゃんは、生み育ててくれた人の、感謝ってものがないよね」
あかり「養育費とかさ、ひとり何千万もかかるとかさ、京子ちゃん、知ってる?」
京子「そ、それは…」ポロポロ
あかり「なのに、自分からは働きもせず…ご飯だけ食べさせてもらって…」クドクド
あかり「それでいて文句だけ言う…ってさ、甘えじゃない?」チラッ
京子「あ…そ、それは…」ポロポロ
結衣「あかり」
あかり「なーに?結衣ちゃん」
結衣「言い過ぎ」
261: 2011/10/20(木) 05:11:17.43 ID:taAJUKiG0
京子「えへへ…そうだ…甘えだ…甘え…だ…よね」スタスタスタ
結衣「おい、京子?!おいこら」
京子「~~~~~~~~~~!」スタスタスタ
結衣「うわっ。行っちゃった」
ちなつ「ちょっとあかりちゃん、言い過ぎじゃ…」
あかり「…ん?あかりは、別に普通のこと言っただけだけど」ドヤァ
あかり「てかさぁ。甘えだよね?w親のせいにするとかw」
結衣「あかり…」
結衣「おい、京子?!おいこら」
京子「~~~~~~~~~~!」スタスタスタ
結衣「うわっ。行っちゃった」
ちなつ「ちょっとあかりちゃん、言い過ぎじゃ…」
あかり「…ん?あかりは、別に普通のこと言っただけだけど」ドヤァ
あかり「てかさぁ。甘えだよね?w親のせいにするとかw」
結衣「あかり…」
267: 2011/10/20(木) 05:18:53.09 ID:taAJUKiG0
京子「…うう…」スタスタスタ
京子「そうだ…甘えなんだ…あかりの言う通りなんだ…」グスン
京子「…住むとこも…食べ物も…うう」ウルウル
京子「ぜん…ぶ…保障され…てて…わがままばっか…言う…」ポロポロ
京子「…でも私…漫画家になるのあきらめろとか…そんな…そんなことって…」ポロポロ
京子「それじゃあ…私…今まで一体なんのため…に…」ポロポロ
京子「…私…公務員なんて…なりたく…ない…っ…」ポロポロ
京子「そんな…の…ぜんっぜん…私の…人生なんか…じゃ…」ウルウル
京子「…」グズン
京子「そうだ…甘えなんだ…あかりの言う通りなんだ…」グスン
京子「…住むとこも…食べ物も…うう」ウルウル
京子「ぜん…ぶ…保障され…てて…わがままばっか…言う…」ポロポロ
京子「…でも私…漫画家になるのあきらめろとか…そんな…そんなことって…」ポロポロ
京子「それじゃあ…私…今まで一体なんのため…に…」ポロポロ
京子「…私…公務員なんて…なりたく…ない…っ…」ポロポロ
京子「そんな…の…ぜんっぜん…私の…人生なんか…じゃ…」ウルウル
京子「…」グズン
270: 2011/10/20(木) 05:25:47.27 ID:taAJUKiG0
京子「…どう…せ…私…の…人生…なんて…」ポロポロ
京子「こんな…こと…ばっかり…で…」ポロポロ
京子「私…幸せになっちゃ…いけない…のかなぁ…」ポロポロ
ザッ
京子「あ、あかり?!」
あかり「あっかり~ん。ここじゃないかって思って行ったら」
あかり「あたっちゃったね~」ニコッ
京子「あ、あかり?!」ビクッ
京子「こんな…こと…ばっかり…で…」ポロポロ
京子「私…幸せになっちゃ…いけない…のかなぁ…」ポロポロ
ザッ
京子「あ、あかり?!」
あかり「あっかり~ん。ここじゃないかって思って行ったら」
あかり「あたっちゃったね~」ニコッ
京子「あ、あかり?!」ビクッ
273: 2011/10/20(木) 05:29:22.33 ID:taAJUKiG0
―屋上―
あかり「あっかり~ん」ニコニコ
京子「あ、あかり?!」
あかり「…京子ちゃんは、学校のみんなから、嫌われて、いじめられて」
京子「あかり…もうそれ以上は…言う…な…」ポロポロ
あかり「えー?なんで?じゃあ続けるよー?」ミカシー
京子「…」グスン
あかり「そんないじめられっ子で?!結衣ちゃんに脅されてぇー…!」
あかり「お母さんの財布から、お金を盗っちゃう京子ちゃん!」
あかり「駄目だね~筋金入りの駄目人間だよ~」ニコニコ
京子「…」ポロポロ
あかり「えへへ」
あかり「あっかり~ん」ニコニコ
京子「あ、あかり?!」
あかり「…京子ちゃんは、学校のみんなから、嫌われて、いじめられて」
京子「あかり…もうそれ以上は…言う…な…」ポロポロ
あかり「えー?なんで?じゃあ続けるよー?」ミカシー
京子「…」グスン
あかり「そんないじめられっ子で?!結衣ちゃんに脅されてぇー…!」
あかり「お母さんの財布から、お金を盗っちゃう京子ちゃん!」
あかり「駄目だね~筋金入りの駄目人間だよ~」ニコニコ
京子「…」ポロポロ
あかり「えへへ」
276: 2011/10/20(木) 05:34:29.72 ID:taAJUKiG0
あかり「いじめられっ子…それで京子ちゃん、コミュ障、だよ、ね?!」チラッ
京子「うう…」ビクッ
あかり「あはは~。それでお母さんとお父さんにまで嫌われてるとか」クスッ
あかり「京子ちゃん、もう救いようがないよぉ」
京子「あかり、あかり…もう…やめてくれよぉ…」ポロポロ
あかり「あはは。そんな駄目人間京子ちゃんが?漫画家?」
あかり「笑っちゃうよね。甘ったれてる証拠だよぉ」アッカリ~ン
京子「…」ポロポロ
あかり「でもさ、そんな京子ちゃんでも!ひとつだけ幸せになる方法があるんだよ?」
京子「あ、あかり…?」
あかり「氏ね」
京子「うう…」ビクッ
あかり「あはは~。それでお母さんとお父さんにまで嫌われてるとか」クスッ
あかり「京子ちゃん、もう救いようがないよぉ」
京子「あかり、あかり…もう…やめてくれよぉ…」ポロポロ
あかり「あはは。そんな駄目人間京子ちゃんが?漫画家?」
あかり「笑っちゃうよね。甘ったれてる証拠だよぉ」アッカリ~ン
京子「…」ポロポロ
あかり「でもさ、そんな京子ちゃんでも!ひとつだけ幸せになる方法があるんだよ?」
京子「あ、あかり…?」
あかり「氏ね」
277: 2011/10/20(木) 05:40:30.75 ID:taAJUKiG0
あかり「京子ちゃん!氏ねば楽になるんだよぉ」
京子「あかり…あかり…」ポロポロ
あかり「でね?あかり、京子ちゃんみたいな人に一番ダメージくる言葉、知ってるよぉ」ニタァ
あかり「もっと努力しろ」
京子「~~~~~!!!」ポロポロポロポロ
あかり「あはは~。じゃあね~。あかりはごらく部に戻るから~」スタスタスタ
京子「~~~~~~~~~!!!!!」ポロポロ
京子「~~~~~!!!!」ポロポロ
京子「あかり…あかり…」ポロポロ
あかり「でね?あかり、京子ちゃんみたいな人に一番ダメージくる言葉、知ってるよぉ」ニタァ
あかり「もっと努力しろ」
京子「~~~~~!!!」ポロポロポロポロ
あかり「あはは~。じゃあね~。あかりはごらく部に戻るから~」スタスタスタ
京子「~~~~~~~~~!!!!!」ポロポロ
京子「~~~~~!!!!」ポロポロ
279: 2011/10/20(木) 05:43:46.31 ID:taAJUKiG0
京子「ああああああああああああああああああああああああ」ポロポロ
京子「ううあああううあうああうあうあう」ポロポロ
ドサッ
ピチャッ
(物陰)
あかり「おっ♪ この音は!京子ちゃん!」スタスタ
あかり「わっ」
あかり「京子ちゃんが氏んじゃった」
あかり「あっかり~ん」
京子「ううあああううあうああうあうあう」ポロポロ
ドサッ
ピチャッ
(物陰)
あかり「おっ♪ この音は!京子ちゃん!」スタスタ
あかり「わっ」
あかり「京子ちゃんが氏んじゃった」
あかり「あっかり~ん」
284: 2011/10/20(木) 05:51:12.26 ID:taAJUKiG0
―京子お葬式会場―
京子父「ええ、今回は、このような場に、京子のためにお集まりいただき―」シクシク
京子母「きょおこ…。きづいて、あげられなかった…あの子のっ心のっ闇をっ」シクシク
結衣「…(なんなんだあの母と父)」ボソッ
ちなつ「(ええ…さもありげなこと言ってますけど、実際はあの二人が…)」ボソッ
ちなつ「(歳納先輩を…自殺に…)」ボソッ
結衣「(ああ…)」
あかり「あっかり~ん」ボソッ
京子父「ええ、今回は、このような場に、京子のためにお集まりいただき―」シクシク
京子母「きょおこ…。きづいて、あげられなかった…あの子のっ心のっ闇をっ」シクシク
結衣「…(なんなんだあの母と父)」ボソッ
ちなつ「(ええ…さもありげなこと言ってますけど、実際はあの二人が…)」ボソッ
ちなつ「(歳納先輩を…自殺に…)」ボソッ
結衣「(ああ…)」
あかり「あっかり~ん」ボソッ
286: 2011/10/20(木) 05:57:25.88 ID:taAJUKiG0
―ごらく部―
結衣「(京子が氏んで一か月…か…)」グスン
ちなつ「結衣先輩?」
結衣「京子…」
ちなつ「何か歳納先輩って、親にいっぱい保険金、かけられてたみたいですよ?」
結衣「えっ」ゾワァ
ちなつ「な、なんだかそのお金で…お母さんとお父さんはうはうはだとか…」
結衣「はぁ?なんて親だ!」ガタッ
結衣「あかり?あかりは何か聞いてるか?」
あかり「ん?何も~」
あかり「…お茶菓子おいしい!」パクパク
結衣「あかり…」
ちなつ「あかりちゃん…倫理観なさすぎすよ…」
結衣「(京子が氏んで一か月…か…)」グスン
ちなつ「結衣先輩?」
結衣「京子…」
ちなつ「何か歳納先輩って、親にいっぱい保険金、かけられてたみたいですよ?」
結衣「えっ」ゾワァ
ちなつ「な、なんだかそのお金で…お母さんとお父さんはうはうはだとか…」
結衣「はぁ?なんて親だ!」ガタッ
結衣「あかり?あかりは何か聞いてるか?」
あかり「ん?何も~」
あかり「…お茶菓子おいしい!」パクパク
結衣「あかり…」
ちなつ「あかりちゃん…倫理観なさすぎすよ…」
291: 2011/10/20(木) 06:04:22.32 ID:taAJUKiG0
~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~
おしまい!
綾乃「ち、千歳…こ、こんなのって…」ウルウル
千歳「どう?綾乃ちゃん。ssっていうやつ、書いてみたんやけど…」
綾乃「こんな親は、罰金バッキンガムよ!」
~~~~~~~~~~~
おしまい!
綾乃「ち、千歳…こ、こんなのって…」ウルウル
千歳「どう?綾乃ちゃん。ssっていうやつ、書いてみたんやけど…」
綾乃「こんな親は、罰金バッキンガムよ!」
300: 2011/10/20(木) 06:09:50.70 ID:taAJUKiG0
綾乃「大体…!この『あかり「京子ちゃんが氏んじゃった」』で、でてくる…」
綾乃「こんな親なんて…ありえないわ!」
千歳「…そやな。でもな、おんねん」
綾乃「い、いるの?!こ、こんな親が?!」
千歳「うん。こういう親は子供にとって毒のある親…毒親ってよばれてんねん」
綾乃「へぇ…そうなの…」ウルウル
千歳「うんうん。この歳納さんの親みたいにな?」
千歳「子供を…ペット…っていうか綾乃ちゃん、愛玩具って言葉わかる?」
綾乃「ええ、おもちゃみたいなものよね」
千歳「そう…子供を愛玩具としか見てない親!もおんねん」グギギギ
綾乃「何よ…そんな親!バッキンガムよ!」バッキン
綾乃「こんな親なんて…ありえないわ!」
千歳「…そやな。でもな、おんねん」
綾乃「い、いるの?!こ、こんな親が?!」
千歳「うん。こういう親は子供にとって毒のある親…毒親ってよばれてんねん」
綾乃「へぇ…そうなの…」ウルウル
千歳「うんうん。この歳納さんの親みたいにな?」
千歳「子供を…ペット…っていうか綾乃ちゃん、愛玩具って言葉わかる?」
綾乃「ええ、おもちゃみたいなものよね」
千歳「そう…子供を愛玩具としか見てない親!もおんねん」グギギギ
綾乃「何よ…そんな親!バッキンガムよ!」バッキン
301: 2011/10/20(木) 06:15:51.84 ID:taAJUKiG0
千歳「で、そういう毒親で育った子供は、なかなか自分の親が毒親って気付かん勝ったりするねん」
綾乃「で、でも…だったら逃げちゃえば…」
千歳「…毒親が、子供の経済力とかを奪って…子供の脱出を阻害してる…場合もあんねん」
綾乃「! だ、だったら…どうにもならないんじゃ…」
千歳「…そうやね。場合によっては、ほんとどうにもならんことも…」
綾乃「…」ウルウル
千歳「でな?綾乃ちゃん。これもっと怖いことがあんねん」
綾乃「ど、どういうこと?」
千歳「…こんなこと子供にしたない!って思って、結婚して子供産んでも…」
千歳「また自分の子供に、こんなことしてることがようあんねん…」
綾乃「!」
綾乃「で、でも…だったら逃げちゃえば…」
千歳「…毒親が、子供の経済力とかを奪って…子供の脱出を阻害してる…場合もあんねん」
綾乃「! だ、だったら…どうにもならないんじゃ…」
千歳「…そうやね。場合によっては、ほんとどうにもならんことも…」
綾乃「…」ウルウル
千歳「でな?綾乃ちゃん。これもっと怖いことがあんねん」
綾乃「ど、どういうこと?」
千歳「…こんなこと子供にしたない!って思って、結婚して子供産んでも…」
千歳「また自分の子供に、こんなことしてることがようあんねん…」
綾乃「!」
303: 2011/10/20(木) 06:22:26.85 ID:taAJUKiG0
綾乃「そんな…そんなのって…」ポロポロ
千歳「…で、綾乃ちゃん、冒頭に、…というか>>1に、歳納さんが積み木するシーンあったやろ?」
綾乃「ええ」
千歳「…おかしいと思わへん?中学生にもなって積み木なんて…」
綾乃「え、ええ…でも歳納京子の趣味かと…」
千歳「…積み木は、ほんまは小さいころにするもんやねん」
綾乃「ええ。そうよね」
千歳「それが…中学生になってもしてる、ってことは…」
千歳「…歳納さんの親が、歳納さんの成長を認めてへん!ってことやねん」
綾乃「!」
千歳「…子供の成長を認めてへん!ってことは…」
綾乃「せ、生理とか…そういうのも、隠さなきゃいけないってこと?!」ガタッ
千歳「…まあ、そういう場合もあるねん」
千歳「…で、綾乃ちゃん、冒頭に、…というか>>1に、歳納さんが積み木するシーンあったやろ?」
綾乃「ええ」
千歳「…おかしいと思わへん?中学生にもなって積み木なんて…」
綾乃「え、ええ…でも歳納京子の趣味かと…」
千歳「…積み木は、ほんまは小さいころにするもんやねん」
綾乃「ええ。そうよね」
千歳「それが…中学生になってもしてる、ってことは…」
千歳「…歳納さんの親が、歳納さんの成長を認めてへん!ってことやねん」
綾乃「!」
千歳「…子供の成長を認めてへん!ってことは…」
綾乃「せ、生理とか…そういうのも、隠さなきゃいけないってこと?!」ガタッ
千歳「…まあ、そういう場合もあるねん」
304: 2011/10/20(木) 06:31:24.49 ID:taAJUKiG0
千歳「…綾乃ちゃん、ペットって飼ったことある?」
綾乃「ええ!子猫ちゃんが今では大猫ちゃんに!」バッキン
千歳「…成長を認めへん、ってのは簡単に言うと、その猫さんに」
千歳「ずっと子猫のままでいろ!っていうのと同じやねん」
綾乃「そんなの無理に決まってるじゃない!」
千歳「…だから、いつまでも毒親は子供のことを赤ちゃんとか小さい子やおもてたりすんねん」
綾乃「な、なにそれっ」ゾクッ
千歳「あと、毒親は、人生で子供に自分のできひんかったことを、全部押し付けたりすることもあんねん」
綾乃「そ、そうなの?!」
綾乃「ええ!子猫ちゃんが今では大猫ちゃんに!」バッキン
千歳「…成長を認めへん、ってのは簡単に言うと、その猫さんに」
千歳「ずっと子猫のままでいろ!っていうのと同じやねん」
綾乃「そんなの無理に決まってるじゃない!」
千歳「…だから、いつまでも毒親は子供のことを赤ちゃんとか小さい子やおもてたりすんねん」
綾乃「な、なにそれっ」ゾクッ
千歳「あと、毒親は、人生で子供に自分のできひんかったことを、全部押し付けたりすることもあんねん」
綾乃「そ、そうなの?!」
305: 2011/10/20(木) 06:37:36.34 ID:taAJUKiG0
千歳「…お母さんがピアノできんかったから、ピアノ習わせるとか…そういうレベルやなくて」
千歳「自分がいけへんかった大学とかを…子供に無理矢理受験させたり…」
千歳「…とか、子供の人生を左右するレベルのことを…無理矢理させたりすんねん」
綾乃「…何よそんな親…。子供の人生も牛耳ってるじゃない…!」バッキン
千歳「…そうやね。でも、こういうのは、虐待みたいに傷とかができて」
千歳「見た目でもわかりにくいケースやないから…ssの歳納さんみたいなのは特に…」
綾乃「…毒親は!罰金バッキンガムよ!」
千歳「そうやね。まあ綾乃ちゃん、毒親とかについては、もっと調べたらでてくると思うけど…」
綾乃「こ、このほかにもまだあるの?!ひどいわよ!」
千歳「…そうやね。残念やね。いっぱいあるんは」
千歳「自分がいけへんかった大学とかを…子供に無理矢理受験させたり…」
千歳「…とか、子供の人生を左右するレベルのことを…無理矢理させたりすんねん」
綾乃「…何よそんな親…。子供の人生も牛耳ってるじゃない…!」バッキン
千歳「…そうやね。でも、こういうのは、虐待みたいに傷とかができて」
千歳「見た目でもわかりにくいケースやないから…ssの歳納さんみたいなのは特に…」
綾乃「…毒親は!罰金バッキンガムよ!」
千歳「そうやね。まあ綾乃ちゃん、毒親とかについては、もっと調べたらでてくると思うけど…」
綾乃「こ、このほかにもまだあるの?!ひどいわよ!」
千歳「…そうやね。残念やね。いっぱいあるんは」
307: 2011/10/20(木) 06:43:06.34 ID:taAJUKiG0
千歳「…それはそう…として、綾乃ちゃん?このピンクの箱…」チラッ
綾乃「! そ、それは…よ、吉川さんに誕生日プレゼントに、ってー」
千歳「うわっ」
ブーンブーン
千歳「…綾乃ちゃん、こういうの、お母さんにばれても何か言われへんの?//」
綾乃「り、リビングで床オO中に寝落ちしたときも…お母さん何も言わなかったわよ!」
綾乃「お、お父さんも!///」
千歳「そうか~。ええお母さんお父さんやな~?うちちょっとうらやましいで~」
綾乃「///」
綾乃「さあ今日も歳納京子抱き枕で、スるわよ!」バッキン
千歳「綾乃ちゃん///」
おしまい!
綾乃「! そ、それは…よ、吉川さんに誕生日プレゼントに、ってー」
千歳「うわっ」
ブーンブーン
千歳「…綾乃ちゃん、こういうの、お母さんにばれても何か言われへんの?//」
綾乃「り、リビングで床オO中に寝落ちしたときも…お母さん何も言わなかったわよ!」
綾乃「お、お父さんも!///」
千歳「そうか~。ええお母さんお父さんやな~?うちちょっとうらやましいで~」
綾乃「///」
綾乃「さあ今日も歳納京子抱き枕で、スるわよ!」バッキン
千歳「綾乃ちゃん///」
おしまい!
308: 2011/10/20(木) 06:48:02.53 ID:taAJUKiG0
長々とありがとうございました!睡眠代行乙!
綾乃すきー!ちなつちゃんすきー!
綾乃すきー!ちなつちゃんすきー!
309: 2011/10/20(木) 06:52:27.38 ID:Czx+G9ic0
ちなもふ
313: 2011/10/20(木) 07:05:56.99 ID:tsV/bNPc0
伏線っぽいの全部無視して終わったな
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります