482: 2009/03/08(日) 18:25:35 ID:yQtTggP0
はんっ、もきゅもきゅ……。
朝食のジャガイモを咀嚼しながら。
これまた隣でジャガイモをパクつくエーリカを見る。
……今日の寝起きの良さは異常だ、いや良いにこした事はないんだが。
もしや心機一転、規律を守るカールスラント軍人になるのだろうか?
もしそうなら日頃から口を酸っぱくして怒鳴りつづけた甲斐もあるというものだ。
こいつの技量の高さ、実績は誰もが知るところ。
普段のだらしなさを克服したのなら名実共にカールスラント軍のトップエースと認めてやろう。
でも、なんだか……あ、べ、別に寂しくなんかないんだからな!
「どったの?トゥルーデ
食べないんならもらっちゃうよー!」
言うや否や私は返答する隙さえ無く、フォークに刺されたジャガイモを攫われてしまう。
ってこらっ、ハルトマン!
何時ものように怒鳴ると何時ものようにエーリカやシャーリーにからかわれる。
エーリカは一通り話し終えると食器を片付け私を急かした。
「こるぁ!トゥルーデ
早く食べるのも仕事だぞ!」
むぅぅ、今日は朝から調子が狂いっぱなしだ。
私は最後のジャガイモを水で流し込み食器を片付けた後エーリカの後を追った。
先日撃退したネウロイに関する報告書を作成しているわけだがどうにも進まない。
何か集中できないというか……。
暇そうにしているペン先で机を二、三度叩くと同時にエーリカが入ってきた。
ん?今ノックしたか……?
「なにしてんのさ
早く行くぞぉ」
楽しげに言うエーリカに何処へだ?と質問する。
今の私の顔はなかなかに間抜けだろうな。
扉に寄りかかっていたエーリカはというと信じられないといった表情を作り頬を膨らませた。
不機嫌さを漂わせ始めた彼女に、私はもう1度質問を重ねた。
「あ、あのエーリカ。何処へ行くのか?と聞いているんだ、が?」
「ぇー、トゥルーデ……一昨日約束したよね
わざわざ早起きしたんだぞー」
約束?
私がエーリカとの約束を忘れることがあるだろうか?
エーリカは私と約束をしたと言っている。今日早く起きたのもどうやらそのためのようだ。
しかし……。
少しの間沈黙が漂う、それを破ったのはエーリカだった。
すぅぅ、と大きく息を吸い留める。
「ピクニック行くぞー!!」
朝食のジャガイモを咀嚼しながら。
これまた隣でジャガイモをパクつくエーリカを見る。
……今日の寝起きの良さは異常だ、いや良いにこした事はないんだが。
もしや心機一転、規律を守るカールスラント軍人になるのだろうか?
もしそうなら日頃から口を酸っぱくして怒鳴りつづけた甲斐もあるというものだ。
こいつの技量の高さ、実績は誰もが知るところ。
普段のだらしなさを克服したのなら名実共にカールスラント軍のトップエースと認めてやろう。
でも、なんだか……あ、べ、別に寂しくなんかないんだからな!
「どったの?トゥルーデ
食べないんならもらっちゃうよー!」
言うや否や私は返答する隙さえ無く、フォークに刺されたジャガイモを攫われてしまう。
ってこらっ、ハルトマン!
何時ものように怒鳴ると何時ものようにエーリカやシャーリーにからかわれる。
エーリカは一通り話し終えると食器を片付け私を急かした。
「こるぁ!トゥルーデ
早く食べるのも仕事だぞ!」
むぅぅ、今日は朝から調子が狂いっぱなしだ。
私は最後のジャガイモを水で流し込み食器を片付けた後エーリカの後を追った。
先日撃退したネウロイに関する報告書を作成しているわけだがどうにも進まない。
何か集中できないというか……。
暇そうにしているペン先で机を二、三度叩くと同時にエーリカが入ってきた。
ん?今ノックしたか……?
「なにしてんのさ
早く行くぞぉ」
楽しげに言うエーリカに何処へだ?と質問する。
今の私の顔はなかなかに間抜けだろうな。
扉に寄りかかっていたエーリカはというと信じられないといった表情を作り頬を膨らませた。
不機嫌さを漂わせ始めた彼女に、私はもう1度質問を重ねた。
「あ、あのエーリカ。何処へ行くのか?と聞いているんだ、が?」
「ぇー、トゥルーデ……一昨日約束したよね
わざわざ早起きしたんだぞー」
約束?
私がエーリカとの約束を忘れることがあるだろうか?
エーリカは私と約束をしたと言っている。今日早く起きたのもどうやらそのためのようだ。
しかし……。
少しの間沈黙が漂う、それを破ったのはエーリカだった。
すぅぅ、と大きく息を吸い留める。
「ピクニック行くぞー!!」
483: 2009/03/08(日) 18:27:01 ID:yQtTggP0
ゆらゆらと揺れる葉を通して柔らかな陽が降り注ぎ。
木々の梢がさやさやと音色を奏でている。
ふわふわのピクニックシートの上で本を読む私と膝枕で眠るエーリカ。
太股の上にある確かな暖かさが心地良くて私まで眠くなってきた。
思えば此処のところ忙しくこういう時間を取れなかった。
寂しかったのか?と問いかけるも返事はない、当たり前だ。
自分の行動が気恥ずかしくて誤魔化そうとエーリカの髪を手で梳いてみる。
さらさらとした指通りが気持ちよくて、やはり気恥ずかしい。
いよいよ眠さが勝ってきた私は栞を挟んで本を置き一つ伸びをした。
久しぶりに良く眠れそうだ。もしかして私を気遣ってくれたのか?
と心の中で言うとエーリカが微笑んだ気がした。
「おやすみ……フラウ」
「ようやく眠ったね、トゥルーデ
やっぱり約束覚えてなかった罰はしっかり与えないとね♪」
木々の梢がさやさやと音色を奏でている。
ふわふわのピクニックシートの上で本を読む私と膝枕で眠るエーリカ。
太股の上にある確かな暖かさが心地良くて私まで眠くなってきた。
思えば此処のところ忙しくこういう時間を取れなかった。
寂しかったのか?と問いかけるも返事はない、当たり前だ。
自分の行動が気恥ずかしくて誤魔化そうとエーリカの髪を手で梳いてみる。
さらさらとした指通りが気持ちよくて、やはり気恥ずかしい。
いよいよ眠さが勝ってきた私は栞を挟んで本を置き一つ伸びをした。
久しぶりに良く眠れそうだ。もしかして私を気遣ってくれたのか?
と心の中で言うとエーリカが微笑んだ気がした。
「おやすみ……フラウ」
「ようやく眠ったね、トゥルーデ
やっぱり約束覚えてなかった罰はしっかり与えないとね♪」
484: 2009/03/08(日) 18:31:19 ID:yQtTggP0
一応ここで終了しておきます、続きはまた機会があれば。
エーリカとトゥルーデいいですよね、いいですよね!では。
エーリカとトゥルーデいいですよね、いいですよね!では。
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