1: 2009/11/16(月) 22:28:26.62 ID:v+xgS6nHO
唯「がんばるぞ~」

憂「お姉ちゃん頑張って!!」

2: 2009/11/16(月) 22:33:22.10 ID:v+xgS6nHO
『このように昔は人の肉を食べる習慣があり……』

唯「人の肉か~…憂に作ってもらえないかな」

唯「う~い~」

憂「何?お姉ちゃん」

唯「お肉食べたい」

憂「いいよ、何肉がいいの?」

唯「えへへ~」
けいおん!
3: 2009/11/16(月) 22:34:45.00 ID:v+xgS6nHO


唯「えへへ~お姉ちゃんもたまには料理しないとね」

憂「いや!来ないで!!お姉ちゃん包丁置いて!!危ないよ」

唯「も~逃げちゃダメだよ!!プンプン!!」

唯「今日は私が料理するんだからっ!!」フォン

6: 2009/11/16(月) 22:37:26.94 ID:v+xgS6nHO
憂「きゃああああああ」ザシュ

ポタポタ ポタポタ

憂「いたい…痛いよ…」

唯「あれ?失敗しちゃった、よ~し今度こそちゃんと切るぞ~」

ザシュ グシュグシュ グシュグシュ

憂「ひぎっ!!も゛うやべで~お姉ちゃんやべふぇ~」

唯「お料理~お料理~楽しいな~ギーコギーコ」
グシュグシュガリガリガリガリガリガリグシュグシュ

唯「お!この子の名前はギー娘にしよう」

憂「………………」

唯「憂寝ちゃった?しょうがないな~…」


9: 2009/11/16(月) 22:42:33.95 ID:v+xgS6nHO
唯「えっと…材料をまず腕、足、胴体、頭に分けますっと…よ~し!」

唯「頭はもう分けたから後は腕と足だね…ギーコギーコ」

グシュグシュグシュグシュガリガリガリガリグシュグシュ

唯「……ふぅ、料理は大変だよ」


唯「次は足っと…ギーコギーコ」

グシュグシュグシュガリガリガリガリグシュグシュグシュ

唯「……ふぅ、一休みし~ようっと」

14: 2009/11/16(月) 22:48:49.77 ID:v+xgS6nHO
唯「そうだ!!せっかく私が料理するんだからみんなも誘おう」

唯『もしもしあずにゃん?』

梓『唯先輩ですか?』

唯『そうだよ~ねぇあずにゃん、今日晩御飯食べた?』

梓『まだですけどどうしたんですか?』

唯『良かったら私の家で食べない?』

梓『あ~…でも』

唯『私の手料理なんだ~』

梓『唯先輩の手料理!?行きます!行くです!行ってやるです!!』

唯『ほいじゃ待ってるね~』

17: 2009/11/16(月) 22:53:25.53 ID:v+xgS6nHO

唯「次は誰にしようかな~」











唯「ぶ~!!結局あずにゃんしか来てくれないや」

唯「こうなったらあずにゃんにはとびきり美味しい料理をご馳走しちゃうぞ」

19: 2009/11/16(月) 22:57:31.37 ID:v+xgS6nHO

唯「今日料理するのは右腕にして残りはきちんと冷蔵庫にしまわないと」

唯「今日の献立は右腕手の炒め物、右腕のソテー、右型の煮付けにしよう」

唯「まずは腕と手を切り離さないとね」
グシュグシュガリガリグシュグシュ

唯「次は指っと」

グシュグシュ ガリガリ グシュグシュ ガリガリ グシュグシュ ガリガリ グシュグシュ ガリガリ グシュグシュ ガリガリ グシュグシュ

唯「よ~し、次は味付けだね!この味付け次第で美味しさが決まっちゃうから慎重にしないと」

23: 2009/11/16(月) 23:02:06.92 ID:v+xgS6nHO
唯「味付けはシンプルに塩、コショウ、血でいいよね」

唯「初心者はむやみにアレンジをしない!えへへ~私だってこれぐらいは知ってるんだから」

唯「まずはフライパンを温めて…」

唯「次に油をひく、そろそろいいかな」

唯「よ~し!それじゃあ指を中に入れてっと」

ジュー ジュー パチパチ ジュー ジュー

唯「うわっ!あちっ!あちっ!」

唯「う~…ここで逃げちゃ美味しい料理が出来ない」

28: 2009/11/16(月) 23:09:02.49 ID:v+xgS6nHO
だから男和って何だよ、そんなのあんのかよ

唯「そろそろ味付けだね、塩をパッパッ、コショウをパッパッと」

唯「そして血をとぽとぽ~」

唯「あ!?入れすぎちゃった」

唯「えへへ~しょうがないや」

グツグツ グツグツ

唯「これじゃあ炒め物じゃなくてスープだよ」

唯「どれ、味見っと」ペロリ

唯「うまい!!」

29: 2009/11/16(月) 23:14:03.42 ID:v+xgS6nHO
唯「次は腕のソテーだね」

唯「まずは腕に小麦粉をまんべんなくつけてっと」

唯「そして余分な小麦粉を落とす」パンパン

唯「それじゃあフライパンを温めて……」

唯「そろそろいいかな、油をひいてっと」

唯「腕をフライパンに投入!」

ジュー

32: 2009/11/16(月) 23:18:49.34 ID:v+xgS6nHO
唯「今回は素材の味を楽しみたいから味付けをしないでおこう」

ジュー

唯「えへへ~憂の腕美味しいんだろうな~」

唯「じゅるり…おっとよだれが」

ジュー ジュー

唯「おっと危ない危ない、焦げちゃう所だったよ」

唯「ひっくり返したら火は弱火にしてっと」

ジュー

34: 2009/11/16(月) 23:24:38.86 ID:v+xgS6nHO

唯「次は右肩の煮付けだけど煮付けってどう作るんだろう」

唯「料理本どこだっかたな~」

唯「あれ~?見つかんないや」

唯「う~ん……そうだ!右肩のフライにしよう」

唯「あ~るふぁ~るふぁ~」

37: 2009/11/16(月) 23:31:17.39 ID:v+xgS6nHO

唯「小麦粉、卵、パン粉をつけて」

唯「油へゴー」

パチパチ パチパチ パチパチ パチパチ
唯「おふ~香ばしい香り、食欲をそそる音だ」

パチパチ パチパチ
唯「そろそろだね……おぉ~!こんがりキツネ色だ」

唯「よ~し!後は皿に盛り付ける作業だ」

39: 2009/11/16(月) 23:35:40.36 ID:v+xgS6nHO
唯「我ながらいいセンスしてるよ」

ピンポーン ピンポーン

唯「お!ちょうど良いときにあずにゃん来たね」

唯「今あけるよ~」

梓「こんばん唯先輩」

唯「あずにゃん上がって上がって」

梓「お邪魔します」

42: 2009/11/16(月) 23:40:04.13 ID:v+xgS6nHO
梓「あれ?なんか臭いませんか?」

唯「そう?気のせいだよ」

梓「そうですよね、すみませんなんか臭うだなんて」

唯「いいよいいよ、きっと料理の匂いだよ」

梓「確か唯先輩の手料理なんですよね!私楽しみです」

唯「えへへ~ありがとうあずにゃん」

44: 2009/11/16(月) 23:44:34.44 ID:v+xgS6nHO
唯「じゃーん!!これが私の料理だよあずにゃん」

梓「うわぁ~凄いです唯先輩」

梓「赤いのはトマトベースですか?」

唯「えへへ~秘密だよあずにゃん」

梓「なら早く食べたいです唯先輩」

唯「じゃあ食べようか」

唯梓「「いただきます」」

46: 2009/11/16(月) 23:49:47.95 ID:v+xgS6nHO
梓「もぐもぐ、美味しいです唯先輩!」

唯「でしょ~私って料理の才能あるかも」

梓「もぐもぐ、本当に美味しいです」

唯「いっぱい食べてねあずにゃん」

梓「食べてやるです!!」






梓「もうお腹いっぱいです唯先輩」

唯「あずにゃんいっぱい食べたね」

48: 2009/11/16(月) 23:54:26.15 ID:v+xgS6nHO
梓「あれ?そう言えば憂はどこですか?」

唯「憂ならそこにいるよ」

梓「そこって…あるのは冷蔵庫ですよ?」

唯「だからそこだよ、あずにゃん冷蔵庫開けてみて」

梓「…はぁ、わかりました」









唯「あはははははははははは!!次はあずにゃんをお料理しちゃうぞぉぉぉぉ」フォン グシャ




49: 2009/11/16(月) 23:57:30.87 ID:aIE2Jk60O
泣きそうになった

ザオラル…ザオラル…

引用: 唯「お料理」