1: 2012/04/20(金) 01:08:44.20 ID:79H6zJMjP
ほむら「ご、ごめん……でも」

まどか「わわわ……ほむらちゃん、そういう人だったの?」

ほむら「これはちょっとした手違いで……」

まどか「ええと、とりあえずさ、その手……」

ほむら(その手って……うわ、私ずっとまどかの胸を触ってたの!?)

ほむら「ご、ごめんなさいっ」サッ

まどか「ううん、別に……」

まどか「ほら、元はと言えば転んだ私が悪くて、謝るのは私の方なんだし」

まどか「その……」

まどか「いつまで私の上に乗っかってるの……?」

ほむら「……」

まどか「どいてくれないの?」

ほむら「……どきたくない」

まどか「やっぱり、そういう人だったの……?」

ほむら(今更否定出来ないわよ)
Chapter.1

6: 2012/04/20(金) 01:16:09.78 ID:79H6zJMjP
ほむら(……何を戸惑っているの、大体まどかを家に招いたときに覚悟はしたはずよ)

ほむら(転びそうになったまどかを支えて、そしたら馬乗りになってしまっただけじゃない)

ほむら(むしろ好都合よ、なぜ迷う必要があるの……)

まどか「あ、あのねっ、私ね、魔法少女~って騒いでたときからね、その
     ほむらちゃんが私のこと大切にしてくれてるってわかってたよ?」

まどか「でもその……やっぱりっていうか、そうなのかなっていうか」

ほむら「……」

まどか「嫌じゃないから、悲しそうな顔しないでよ……」

ほむら「ごめんなさい」

ほむら(ダメ、罪悪感が……)

ほむら(罪悪感はあるのに、どきたくない、まどかを逃したくないと思ってしまう)

まどか「ほむらちゃんって軽いね」

ほむら「そうかしら、あまり食生活は気にかけてないけど」

9: 2012/04/20(金) 01:23:26.08 ID:79H6zJMjP
まどか「ほむらちゃんは私にとって憧れなんだ、格好よくて綺麗で、なんでもできて、たまに怖いけど」

まどか「それに、私に教えてくれた魔法の話って、本当なんだよね
     私のためにずっと繰り返してきたっていうの」

ほむら(そんな事を言わないで……今の私は強がっているだけ
     本当は昔のまま何も変わっていないのに)

まどか「また悲しそう、どうしてそんな顔をするの?」

ほむら「……」

まどか「……だからね、私はほむらちゃんが好きなんだ」

まどか「でも、その、私同性同士とか全然わかんなくて、なんて答えたらいいか……」

ほむら「私はまだ何も言ってないわよ」

まどか「あ、そ、そっか」

12: 2012/04/20(金) 01:30:30.42 ID:79H6zJMjP
ほむら(ダメ……今更後にはひけない)

ほむら「まどか、あなたの予想通りよ」

まどか「そうなんだ……」

ほむら(言ってしまった……)

まどか「あのねっ」

ほむら(嫌っ、聞きたくない)

まどか「私嫌ったりとかしないからね」

ほむら(うぅ……こわい)

まどか「えっと、よく考えたらね、私って恋愛したことないっていうか……
     だからよくわかんなくて……」

まどか「もちろん嬉しいよ? でも、それだけじゃダメなんだろうなって……」

ほむら(よかった……)

ほむら「なら、これからも仲良くすればいいと思うわ」

ほむら「私は多くは望まないもの……」

まどか「それでいいのかなぁ」

13: 2012/04/20(金) 01:36:35.73 ID:79H6zJMjP
ほむら「それでいいわ、私も初めてだから」

まどか「そうなのっ? 私てっきり……」

ほむら「てっきり?」

まどか「経験してそうって思ってたから」

まどか「ほむらちゃん、綺麗だし」

ほむら「そんなことないわよ」

ほむら(……覚悟一つでこんなに印象が変わるのだから嫌よね)

まどか「でもよかった、私明日からほむらちゃんみたく出来る女にならなくちゃダメなのかなって思って」

ほむら「ど、どうしてそう思うの?」

まどか「うーん、パパがね、ママはいつも頑張ってるから、頑張らなきゃって言うから
     私もほむらちゃんに追いつかなきゃいけないのかなーって」

ほむら「その気持ちはとても嬉しいわ、好きな人のために自分を高める考えは素晴らしい」

ほむら「けど私の考えは同じよ、無理に変わろうとはしないで……そうなりたいと思ったらそうすればいいの」

まどか「ほむらちゃん、なんだかママみたい」

ほむら(……これは、良い方向に転がっているのかしら)

19: 2012/04/20(金) 01:43:19.44 ID:79H6zJMjP
まどか「それで……どいてくれないの?」

ほむら「どかない」

まどか「ん……もしかしてえOちなこと考えてる?」

ほむら「ええ」

ほむら「襟元がはだけていて、まどかの鎖骨が見えるわ」

まどか「さ、鎖骨て……」

ほむら「……ごめんなさい、ムードの作り方もあまり詳しくないの」

まどか「ムードて……」

まどか「触りたい……?」

ほむら「……いいの?」

まどか「だって考えてるんだよね?」

ほむら(……だから、どうして迷っているのよ)

ほむら「ええ」

まどか「いいよ」

23: 2012/04/20(金) 01:51:27.39 ID:79H6zJMjP
ほむら(首からに手を這わせて、肩へなぞる……鎖骨のラインを指先でくすぐってみる)

まどか「ん……」

ほむら(だめ……まどか、そんな声聞かせないで)

まどか「もっと、いいよ……」

ほむら(じゃ、じゃあ……手のひらで撫でてみるわよ……)

まどか「優しいのか、やらしいのか、わかんない……」

ほむら「だ、だって……」

まどか「だって?」

ほむら「……」

ほむら(怖がらせたくない、と言おうと思ったけど
     私が嫌われたくないからだって、自己中心的だって思われたくなくて、言葉が続かないわ……)

まどか「私も触りたいな」

ほむら「え……」

まどか「優しくしてあげたいな」

25: 2012/04/20(金) 01:56:42.39 ID:79H6zJMjP
まどか(ほむらちゃんが悪いんだよ?
     ちょっと触られただけなのに、大好きって伝わっちゃうんだもん……だから私からもしてあげる)

まどか(恥ずかしいから……ほっぺ撫でるだけだけど)

ほむら「ぁ……」

まどか「かわいい」

ほむら「ぅ……///」

ほむら(ダメ……甘えたくなるから、だめよまどか……)

ほむら(うぅっ……)

27: 2012/04/20(金) 02:02:49.31 ID:79H6zJMjP
まどか「その顔、もっと近くで見たいな……」

ほむら「え……」

まどか(えい、首に手回しちゃえ)

ほむら「まどか、そんな……」

まどか「どいてくれないほむらちゃんが悪いんだよ?」

まどか「それに、好きって言ってくれる人が、そういうことを考えてたら
     付き合ってあげたいって思うから……」

ほむら(だめよ……あなたの優しさを、こんな私に注いじゃ……)

ほむら(あれ、ならどうして私はまどかに告白なんてしようと……)

ほむら(うぅぅ……どうして、どうしてまどかの前じゃ弱くなってしまうのよ)

まどか「また、悲しそうな顔だよ
     どうして悲しいの? 教えてほしいな……少しでも助けになりたいって思うから」

ほむら(まどかぁ……)

30: 2012/04/20(金) 02:12:04.11 ID:79H6zJMjP
ほむら「まどかは……私が眼鏡をかけてて、三つ編みをして
     勉強も、運動もたいして出来ない子だったら、どう思う?」

まどか「……前に言ってた、変わる前のほむらちゃんのことだよね」

ほむら「ええ」

まどか「その時にも言ったよ
     いつのほむらちゃんだって、私は仲良くしたい」

ほむら(……)

まどか「私ね、昔から色んな人と仲良くしたいなーとか
     誰かの役に立ちたいなって思ってた」

まどか「でも私ってドジだし、空気よめないとこあるから
     逆に怒らせちゃうこともあったんだ」

まどか「今はね、ほむらちゃんと仲良くしてて、少しだけ人の気持ちに立てるようになったんだよ
     ほむらちゃんは……今よりもっとドジな私を好きになってくれたんでしょ?」

ほむら「……ええ」

まどか「じゃあ一緒だよ……どんなほむらちゃんだって友達だよ」

ほむら(どうして、私が欲しい言葉をくれるのよ……)

まどか「わ、泣かないで、私嫌な事言っちゃった?」

34: 2012/04/20(金) 02:20:42.25 ID:79H6zJMjP
ほむら「まどか……」

まどか「いいんだよ、弱いところも見せて……」

ほむら(あれほど覚悟をして家にまで招いたのに、私はまどかに慰められてしまうの……?)

まどか「おいで」

ほむら(頭を抱えるまどかの手に促されて、まどかの胸に収まってしまったわ……)

ほむら「ぅ……ぐすっ」

まどか「ちょっとわかったかも」

まどか「好きになるって、こういうことなんだね」

まどか「私もほむらちゃんが大切だよ……」

ほむら「うぅぅ……っ」

37: 2012/04/20(金) 02:28:18.34 ID:79H6zJMjP
まどか「私も言いたかったことがあるんだ、聞いて」

ほむら「ええ」

まどか「ごめんね……こんなにつらい思いさせて」

ほむら「どうして……?」

まどか「ここにいる私が言っても、ほむらちゃんを困らせちゃうと思うんだ
     でも言わないと苦しいから、言わせて」

ほむら「ええ、なんでも聞くわ」

まどか「ほむらちゃんに全部押し付けてごめんなさい」

ほむら「え……」

まどか「ほむらちゃんの話聞いてると、悪いのは私だから……」

ほむら「そんなことっ」

まどか「ううん、そうなんだよ」

まどか「つらいこと全部押し付けて……ごめん」

ほむら「私はまどかが好きだから……っ」

まどか「うん……だから、ありがとう」

まどか「あは、やっぱり困らせちゃった……聞いてくれてありがとう……」

39: 2012/04/20(金) 02:36:57.12 ID:79H6zJMjP
ほむら(私が勝手にやっていたことだもの、まどかに責任なんてないのに)

まどか「こうやって、心の距離を縮めるのが恋愛だって、私は思う」

ほむら(ん……)

ほむら「謝らなくていいわ、まどかは悪くない」

ほむら(顔を離して、今度は私がまどかをあやしてあげる……頬を、撫でればいいのよね……っ)

ほむら(あ……柔らかい)

まどか「んん……」

ほむら(またそんな声出して……)

まどか「そう言われるって思ってた……前にも言ってたよね」

まどか「だからね、今のは私のわがままなんだ
     謝らないと、いつまでもほむらちゃんと向き合えないと思ったから」

ほむら(うぅ……まどかの前だと、自分の小ささがわかってしまう……)

41: 2012/04/20(金) 02:43:51.70 ID:79H6zJMjP
まどか(ほむらちゃんのこと、少しわかってきた……)

まどか(好きって言われたんだから……今度は私がほむらちゃんを守ってあげたいな)

ほむら「まどか……また、抱きしめてもらっていい……?」

まどか「うん、おいで……」

ほむら「……ぐすっ」

まどか(ずっと弱い自分を隠して、抑えこんでたんだよね
     私と一緒のときは昔に戻れるような……そんな関係になりたいな)

ほむら「やっぱり……私はあなたに勝てない」

まどか「ん? なぁに?」

ほむら「……なんでもないわ」

まどか(聞こえなかった言葉は、まだ詮索しなくていいよね……きっとそのうち、教えてくれる)

47: 2012/04/20(金) 02:52:10.88 ID:79H6zJMjP
まどか「……あのね、ほむらちゃん」

ほむら「なに?」スリスリ

まどか「その、あのねっ……さっきの続き、しないの?」

ほむら(つ、続きって……)

ほむら「……触ってほしいの?」

まどか「うん……ほむらちゃん、ぜんぜんどいてくれないし」

ほむら「どかないわ、逃がさない、ふふ」

まどか「あ、やっと笑った」

ほむら「え……///」

まどか「は、恥ずかしがってないで、その……触って?」

ほむら「そ、そうね……」

ほむら(覚悟、覚悟を決めなさい……)

ほむら(黄色のパジャマはゆったりしてて、脱がそうと思わなくても指くらいなら忍ばせられそうね)

ほむら(襟元を指先でなぞって、少しずつ胸の方に……)

まどか「んぅ……っ」

49: 2012/04/20(金) 02:58:29.79 ID:79H6zJMjP
ほむら「っ……///」

ほむら(もっと声が聞きたい……パジャマが伸びないように触れるのは、胸の膨らみがわかるくらいのところね)
ほむら(く、くすぐるのは……有りなのかしら)

まどか「ん、んふ……いじわるしないで……」

ほむら(はうっ///)

ほむら「い、いじわるしたつもりじゃないの……えっと」

まどか「もう、どっちがしてるのかわかんないよ?」

ほむら(うぅ……)

まどか「ねえ……どうしてほしいの?」

ほむら(……なぜ迷うのよ、言ってやりなさい)

ほむら「上を……少し、まくって、ほし、い……」

ほむら(脱げなんて言えるわけないじゃない)

まどか「うん……おなか、触るの?」

ほむら「そ、そうね」

まどか「えへ、おなかって、ちょっとえOちだね」

ほむら(っっ……///)

53: 2012/04/20(金) 03:06:20.67 ID:79H6zJMjP
まどか「ほむらちゃん、腰浮かして」

ほむら「ええ///」

まどか「んしょ……ここまで、です」モジモジ

ほむら(うぐっ……ぎりぎり胸が見えないじゃないっ)

ほむら(……まどかのおなか……なでなでしてみようかしら)

まどか「あっ……」

ほむら「っ!?」

まどか「びっくりしちゃった、えへ」

ほむら(えへって……)

ほむら(柔らかくて、なんていうか……子供っぽい身体つきね、撫でてると気持いい……)

まどか「あ……///」

まどか「ほむらちゃん、私ぬいぐるみじゃないんだから……」

ほむら「ご、ごめんなさい……でも、その」

まどか「んうっ///」

まどか「それ、けっこうくすぐったいから……っ///」

57: 2012/04/20(金) 03:11:45.95 ID:79H6zJMjP
ほむら「まどかが可愛いから……」

まどか「……えOち」

ほむら「ええっ?」

まどか「私さっきから変な声しか出してないよ?
     それを可愛いって……えOちでしょ?」

ほむら「そ、そっ、それ、は……」

ほむら(うわぅぁぅ……っ)ワタワタ

まどか「わ、そんな取り乱さなくても
     させてる私も、その……えOちだから、おあいこだよ?」

ほむら(拒絶されたのかと思ったわ……)

まどか「これくらいで嫌ったりしないから……ね?」

ほむら(心を読まれてるのかしら……)

まどか「ほら……」

ほむら「っ!?」

ほむら(そ、そんなっ、そんな胸が見えるギリギリのラインで寸止めされたら……!)

ほむら(……でも、まどかは寝るときにブラをしないとわかっただけでも収穫ね)ホムッ

62: 2012/04/20(金) 03:18:09.86 ID:79H6zJMjP
まどか「あとは……ほむらちゃんにしてほしいなって、思うのでした……」

ほむら(……私は、なんなのよ)

ほむら(覚悟をして家に招いて、けど中途半端な告白で、それもまどかに促されて出来たようなもの)

ほむら(その上散々まどかに慰められて、今度は……えOちなことまでリードさせてしまうの?)

ほむら(ここは絶対に……譲れない)

ほむら(って、それじゃえOちなだけじゃない! ///)

まどか「ん……待ってるよ///」

ほむら「は、はぃ……」

ほむら(胸の……その、アンダーのところに手を乗せて、焦らすように撫でるわ)

ほむら(私だって焦らされ放題だもの……やり返してやる)

まどか「あ、あ……っ」

ほむら「……///」

まどか(ほむらちゃんの反応可愛いなぁ……)

ほむら(なんだか弄ばれてる気がするわ)

82: 2012/04/20(金) 04:05:19.98 ID:79H6zJMjP
ほむら(結局……こっちもまどかにリードされるのね)

まどか「あれ、嫌、だったのかな……」

ほむら「え?」

まどか「また悲しそう」

ほむら「ち、違うわ……自分が情けないと思って」

ほむら「私から誘っておいて、これだもの」

まどか「そっか……それを気にしてたんだ」

まどか「私ね、自分がしてもらったら、やっぱりお返ししてあげたいから」

ほむら「されるのが嫌じゃないのっ」

まどか「わ……///」

まどか「ほむらちゃん、いますっごく恥ずかしいこと言ったよ……」

ほむら「っっ……///」

まどか「うん、わかってる……ほむらちゃんが先輩さんとして頑張りたい気持ちはわかってるよ」

まどか「でもこれが私の愛し方なんだ……ごめんね」

ほむら(あ、愛し、って……///)

85: 2012/04/20(金) 04:14:19.12 ID:79H6zJMjP
まどか「ねえ、いいかな…………キス」

ほむら「え……///」

ほむら(うぅ、まどかがピュアで調子が狂うわ……)

ほむら「……///」コクコク

まどか「ほむらちゃんに好きって言われたときから、ずっとしたかったんだ……」

ほむら(わ……まどかが近くなる……だめ、目つむるっ///)

まどか「……ちゅ」

ほむら(ぁ……柔らかい……)

ほむら(うぅぅ、後からぞくぞくする……でも……それが終わると寂しくなる)

まどか「……しちゃいました///」

ほむら「……ええ」

まどか「えっとね……また、目閉じてほしいな」

ほむら「……わかったわ///」

まどか「ありがと……ほむらちゃん」

88: 2012/04/20(金) 04:23:37.15 ID:79H6zJMjP
まどか「ちゅ……ん……ん、ふぁ」

ほむら(ふにゃぅ……///)
ほむら(今度は、長かったわ……やっぱり重ねるだけのキスだけど、私達には丁度いいのかも知れないわね)

まどか「へへ……」

ほむら「まどか……」

ほむら(だめ……もっとしたくなる……)

まどか「キス、ほしそうな顔してるよ?」

ほむら「っ///」

まどか「ちゅ」

ほむら「ひゃっ!」

まどか「えへ……不意打ち」

ほむら(ほ、ほっぺにキスされただけなのにぃぃ……///)

まどか「すっごくかわいい……」

ほむら「……まどかのほうが///」

まどか「ちゅ」

ほむら「っっ!?」

91: 2012/04/20(金) 04:27:41.76 ID:79H6zJMjP
まどか「ほむらちゃんは可愛いんだよ」

ほむら「……でも」

まどか「そんなこと言ったらキスだよ?」

ほむら「……」

ほむら(……どっちでも恥ずかしいじゃないっ)

まどか「あ、キスほしくて言うのはダメ」

ほむら「え……///」

まどか「なぁに? キス、ほしい?」

ほむら「え、え……///」

まどか「……ほしいの?」

ほむら「……はぃ」

まどか「えっと……して、って……言ってくれたら、いいよ」

ほむら「っ///」

まどか「言わなきゃ、しない……///」

ほむら(じ、焦らすつもりなのっ?)

93: 2012/04/20(金) 04:35:30.78 ID:79H6zJMjP
ほむら「まどかの方が……したいんじゃないの?」

まどか「えい」コショコショ

ほむら「あぁっっ、ひゃっ!」

まどか「あははっ、今の反則……///」

ほむら(くぅぅ……///)

まどか「……私もしたいよ?」

ほむら「なら、すればいいんじゃないかしら」

まどか「ううん……ほむらちゃんにね、おねだりされたいな……///」

ほむら(ふえ……っ///)

まどか「ほむらちゃんにね、求められたいんだと思うな……///」

ほむら「……そう」

ほむら(まどか……)

ほむら「私も、まどかとキスしたいわ…………きて」

まどか「うん……」

ほむら(んん……頬、撫でられる……まどかったらキスの仕方まで、どこで覚えのよ)

104: 2012/04/20(金) 04:57:32.14 ID:79H6zJMjP
まどか「自然体になれたらいいね……私ね、ほむらちゃんがそうなれるまで、側で見てたいな」

ほむら「……まどかは、自分の時間を大切にして」

まどか「あ、またそういうこと言う…………ちゅ///」

ほむら「んぅ……っ///」

ほむら(まどか……)

まどか「私にもほむらちゃんの為に何かさせて……」

まどか「ほむらちゃんばっかり頑張ってて、これじゃ不公平だよ」

ほむら「それは……私が好きでやっていた事よ」

まどか「じゃあ私も好きでやるよ」

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃんが大切だから……自分をあげたいと思うんだ、違うかな……」

ほむら「……やっぱり、まどかには勝てないわ」

まどか「ううん、勝ち負けじゃないよ……支えあうってことだよ」

ほむら「……ぐすっ」

107: 2012/04/20(金) 05:08:26.65 ID:79H6zJMjP
まどか「泣かないで……ちゅ」

ほむら「だって、うぅ……」

まどか「ほむらちゃん、嬉しかったら……笑って」

ほむら(無理よ……まどかがこんなにしたのよ?)

まどか「ほむらちゃんが笑ってるとこ、もっと見たいよ……」

ほむら(もう笑い方なんて忘れてしまったもの……)

まどか「おねがい……(おでこぴた)」

ほむら「まどか…………ちゅ」

まどか「……///」

まどか「へへ、ほむらちゃんから、してもらっちゃった」

ほむら「あ……///」

まどか「えへ、あはははっ」

ほむら「……ふふ」

まどか「ん……笑顔、見れた」

ほむら(あ……)

109: 2012/04/20(金) 05:13:43.84 ID:79H6zJMjP
ほむら「……///」

まどか「私ね、魔法少女じゃないけど、一つだけ魔法が使えるんだ」

ほむら「え……?」

まどか「ママが言ってくれたんだ」

まどか「私の笑顔は、みんなを笑顔にするよって」

まどか「だから……これは笑顔の魔法なんだ」

ほむら「……そうね」

まどか「ほむらちゃん、もう一人で背負いこんじゃだめだよ」

ほむら「……ええ、わかってるわ」

まどか「またつらい事があったら私に言うんだよ」

ほむら「ええ」

まどか「うん……約束」

ほむら「……約束よ」

まどか「契約成立だね……私は、ほむらちゃんの魔法少女だよ」

まどか「笑顔の魔法少女」

112: 2012/04/20(金) 05:22:21.85 ID:79H6zJMjP
ほむら(それからは、ゆっくり時間をかけてお互いを分かり合っていったわ)

ほむら(私はネガティブだから、いつも怖がって悪い方に考えてしまうけど
     まどかはそれをすぐに見抜いて、元気づけてくれるのよ)

ほむら(まどかもまどかで、ドジで気が抜けないところがあるから、そこは私がフォローしている)

ほむら(お互い相性が良いって笑ってるわ)

ほむら(私はまだ魔法少女として使命を果たさないといけない)

ほむら(危険なこともあるし、いつかソウルジェムが穢れてしまうわ)

ほむら(それでも、もう以前のように絶望することはない)

ほむら(だって、私はまどかの魔法にかかってるもの)

ほむら(願いは魔法で叶えるものじゃない、努力や、愛や、あるいは協力だったり
     そういったもので叶えていくものだって、まどかは教えてくれた)

ほむら(だから私も……これからは自分の手で夢を叶えていくの)

ほむら(そうね、まずはナイスミドルな魔法少女を目指そうかしら……なんてね)



グッドエンド1 「笑顔の魔法」
ゲームクリアおめでとう! さすがだね!

EX出現! 謎の白い液体の正体とは!!

115: 2012/04/20(金) 05:29:19.42 ID:79H6zJMjP
転んだのも計画通りと言いそうなまどかさんでした
おやすみなさいませ

117: 2012/04/20(金) 05:31:17.01 ID:Ys8sss1J0
乙でした
すごく自分好みのまどほむでした、ごちそうさま!

おやすみなさいませ

142: 2012/04/20(金) 14:18:58.62 ID:79H6zJMjP
まだ残ってたっていう
真っ黒まどかはわたすです、他は知らぬ

引用: ほむら「だめ、こんな事いけないってわかってるのに」