遡ること30分前

くんくん 「さぁて今日はどんなパOツを盗もうかなぁ！」

くんくん 「ん！あそこの家の庭に洗濯物が干してあるぞ！」

くんくん 「よぉーし偵察だぁーくんくん！！」

くんくん 「な、なんてこったぁ・・・・これは明らかに、ようじょのパOツじゃ
ないか！！今日は運がいいぞ！！」


くんくん 「とりあえずこのパOツをかぶって・・・・・。しかしこの家にようじ
ょたんがいるのは間違いない。」

くんくん 「見た感じ留守みたいだなぁ・・・」

ガタガタ

くんくん 「やっぱり窓は閉まってるかぁ。しかしこの機を逃すわけにはいかない
！よーし玄関にまわろう！」

くんくん 「このくんくんをなめてもらっては困るよ！！くんくん！！」

玄関

くんくん 「くーんくんくんくんくん。くーんくんくんくん」

カチャカチャ
カチャカチャ

くんくん 「もうちょっとだ」

カチャカチャ

ガチャッ

くんくん 「！！ちょろいちょろい！！！」

ソーッ

くんくん 「おじゃましまぁ～す・・・・」

キョロキョロ

くんくん 「誰もいないのは間違いないな。さて、ようじょたんの部屋はどこかな
ぁ・・・」

くんくん 「一階にはなさそうだなぁ」


くんくん 「そうすると二階だな！んーくんくん！！」

テトテトテト

くんくん 「この部屋が怪しいなぁ。」

ガチャ

くんくん 「ビンゴォオオオオ！！！！！！！！！！！！！！！！！」

くんくん 「学習机にベット。そして棚にあるぬいぐるみ！」

くんくん 「間違いなくようじょたんの部屋だぞーくんくん！」

くんくん 「ん？よく見るとあれは僕のぬいぐるみじゃないか。僕のファンなのか
なぁ。ふふふ」

くんくん 「とりあえずどこから漁ろうかな」


JUM 「あれ？鍵があいてるぞ？ねーちゃん帰ってるのかな？」

翠 「閉め忘れてただけじゃねーですか？」

JUM 「たしかに閉めたんだけどな。まっいっか。ただいまぁと」

くんくん「！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

真 「それにしてもいっぱい買ったのだわ」

雛 「はやく買ってきたケーキ食べたいのー」

JUM 「先に他の荷物僕の部屋に置いてきてからな。」

雛 「はいなのー！」


くんくん (まずい！！！！！！部屋に来る！！！！！！！！！)

くんくん (考えろ！！！！！考えるんだ！！！！！！くそぅ！！！！隠れそうな
とこがない！！！！！いや落ちつけ！！！！)


トタトタトタトタ

くんくん (くっ！！来た！！！窓から逃げようか！？いや無理だよ！！！そんな
超人じゃないよぼく！！！！！)

くんくん (！！！！そうだ！！！このぬいぐるみを外に放り投げて、ひとまずぼ
くがぬいぐるみのフリをしてよう！！！！)

くんくん 「えいっ」

ぽーん

くんくん 「よし！！あとは棚に座ってほとぼりが冷めるのを待とう！！」

ガチャ

JUM 「よいしょっと。ほら、真紅の荷物も置いてやるから貸しな」

くんくん (ふぅ・・・セーフ)

真 「ありがとうJUM・・・え？」

現在に戻る


くんくん (うわー！！！！！！！！！なんとゆーニアミス！！！！！！！なんと
ゆーハプニン！！！！！！！！！！)


真 「どーゆことこれは！？」

JUM 「まぁ落ち着けよ真紅」

くんくん (そうか、あの子のパOツか・・・金髪ツインとはなかなか・・・それ
にしてもようじょたんが３人も！なんて家なんだ！とゆーかあの男の子はなんて
ゆーハーレムなんだ！・・・・・ん？あれ？なんかピンクのドレスの子にずっと
見られてる気が・・・・)


雛 「・・・・・・」
ジーッ

くんくん (なんかすごい見られてるぞ・・・なんだあの子・・・・・なんかこわ
いな・・・・)

雛苺 「・・・・・」
ジーッ

翠「どーせチビ苺の仕業に決まってるです。」

真紅 「そうなの雛苺？あなたのイタズラなの？」

雛 「・・・・・・」

トテトテ・・・・

くんくん (うわっめっちゃ近づいて来てる・・・どうしよう・・・・・)

雛 「・・・・・」

くんくん (・・・・・ゴクリ)

雛 「そうなのよ真紅ー。ヒナがイタズラしたのー。ごめんなさいなのー」

くんくん (え？)

翠 「ほーらいったです。ホントお子ちゃまですぅ」

真 「雛苺あなたイタズラにもほどがあるのだわ！」

JUM 「まぁまぁ。とりあえずパOツはとっとくぞ」

くんくん (あぁ・・・・)

雛 「ごめんなさいなの真紅。ほんの出来心だったのよ。もうしないから許してな
のー」

くんくん (僕をかばっただと・・・・・！？)

JUM 「雛苺もこう言ってるんだし、許してやれよ真紅」

真 「わかったわ。今回だけよ!もしまた同じようなことしたら・・・・」

雛 「わかったのー！もうしないのー！」

翠 「まったくチビ苺は世話が焼けるです。それより早く下でケーキ食べるです！
」

JUM 「そうだな！おい真紅と雛苺もいくぞ！」

真 「ええ。雛苺行くのだわ」

雛 「・・・・・」
ジーッ

真 「雛苺？もう許してあげるから早く行きましょう。」

雛 「あ！うんあの・・・・ヒナちょっと腕立てしてから行くから先行ってていい
のー！すぐ行くの！」

真 「あらそう？変な子ね。まぁ早くくるのよ」

ガチャ

くんくん (ふぅ・・・助かった・・・・のかな？)

ジーッ
雛 「・・・・・・」

くんくん (・・・・・・)

ジーッ
雛「・・・・・・」


くんくん (・・・・・・・)

ジーッ
雛 「・・・・・・・」

くんくん (・・・・・・・緊張して氏にそう・・・・)

くんくん (間違いなくこの子僕に気づいてるよな・・・・・でもわざと自分のせ
いにしてかばってくれたし・・・・もしかしたら味方してくれるかも・・・・)

雛 「・・・・・」
ジーッ

くんくん (でもなんでわざわざ二人きりになったのに黙ってるんだ・・・・？僕
から話しかけたほうがいいのか？)

くんくん (なんか怖くて話しかけられないぞ・・・・・まだずっと見てるし・・
・・)

雛 「・・・・・」

ポテ

くんくん (ん・・・？なんかうつ伏せに寝転んだぞ？・・・何を考えてるんだ？)


雛 「・・・・・」
ジーッ

くんくん (・・・ゴクリ)

雛 「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンッッ
ッ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

くんくん (！！！！！！！！！！！！！！！！)

くんくん (腕立てだ！！この子腕立てしてるんだ！！！！！！！！)


雛 「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンッッ
ッ！！！！！！！！！！！！！！」

くんくん (しかも一切僕から視線をずらさないぞ！！！！！！！)

↑


くんくん (なんだ！！わからない！！！！僕はいったいどうしたらいいんだ！！
！)

くんくん (それにしてもようじょたんの腕立てもなかなかいいなぁ・・・・んー
くんくん！！)

水銀燈 「こんにちわぁ・・・ってあれ雛苺しかいないじゃない」

くんくん (！！！！！！！！！！)

銀 「雛苺あなたなにやってるの？」


雛 「あっ水銀燈こんにちわなのおおお！！！！！！！見てのとおり腕立てふせし
てるのよおおおおお！！！！！！！！！！」

銀 「あらそう。それより外の木にくんくん人形が引っかかってたからもってきた
わよぉ。これ真紅のよねぇ？ホントだらしないわ・・・ってあれ？あるじゃない
・・？」



くんくん (まずい！！まさか放り投げたぬいぐるみが見つかってしまうとは！！)


ギョッ！

くんくん (ピンクの子がすごい形相でこっちを見てる・・・！！！)

銀 「おかしいわねぇ・・・・真紅に聞いたほうがいいかしらぁ」

雛 「水銀燈それヒナのなのー！ヒナも同じのもっててなくなって困ってたとこな
のー！」

銀 「あらそうなの？はい。次はなくしちゃダメよぉ」

雛 「ありがとうなのー！あ、今真紅達下でケーキ食べてるから一緒にどう？」

銀 「あらいいの？」

雛 「ちょっと聞いてみるの！しぃぃんくぅぅ！！！！！！！！！」

真 「なぁぁぁにぃ！！」

雛 「水銀燈来てるんだけどぉぉ！！ケーキ水銀燈の分もあるうぅ！！？」

真 「あら、いっぱいあるからどうぞ水銀燈もいらっしゃぁああい！！！！！！」

雛 「いっぱいあるから大丈夫みたいなのー！」

銀 「あら、嬉しいわぁ。じゃあいただいてこようかしらぁ。雛苺あなたはいかな
いの？」

雛 「ヒナは腹筋してから行くから先下降りててなのー」

銀 「あらそうなの？わかったわぁ。あなたも早くきなさいよぉ」

雛 「わかったのー！」

ガチャ

バタバタバタ


くんくん (ふー助かった・・・・やっぱりこの子僕をかばってくれてるのか・・
・)

くんくん (それにしてもあの黒い子いい乳してたなぁ。んーくんくん！)

くんくん (あっまた僕のこと見てる・・・・)

くんくん (あのぬいぐるみはどうするんだろう・・・・ん？ぬいぐるみを足元に
起き出したぞ？)

くんくん (なにを・・・・・ゴクリ)


雛 「フンヌッフンヌッフンヌッフンヌッフンヌッフンヌッ！！！！！！！！！！
！！！！！」

くんくん (腹筋だ！！ぬいぐるみを支えに腹筋してるんだ！！！！！！！！！！
！！！)

くんくん (あーでも全然支えになってない！！ただ足元に転がってるだけだ！！)

くんくん (すごい勢いで腹筋してるなぁ・・・いい加減こっち見るのやめてくん
ないかなぁ・・・・)

蒼星石 「こんにちはー」

金糸雀 「こんにちはかしらー」

くんくん (また誰か来たぞ)

雛 「蒼星石にっ！金糸雀っ！こんにちはーなのおっ！どうしたのーっ？！」

蒼 「やぁ雛苺。翠星石においしいケーキがあるからってお呼ばれしたんだ。」

金 「カナも真紅にお呼ばれしてきたかしらー。それより雛苺はなにしてるかしら
？」

雛 「見てのとおりっ！腹筋してるのよぉおっ！！」

金 「すごいかしらー」

雛 「真紅たちは下にいるのよー」

蒼 「雛苺はケーキ食べないのかい？」

雛 「ヒナはちょっとスクワットしてからいくのー！先行ってていいのー！」

蒼 「じゃあ僕達はお先に行ってるよ。」

金 「お先かしらー」

雛 「はいなのー！」

くんくん (ん！？僕っ子！！？嘘だろ！！！！！僕っ子！！！！！やばい！！！
！！僕っ子はやばいよ！！！！！かわいい！！！！僕っ子かわいいよ！！！！！
！)

くんくん (それにしてもよくようじょたんの来る家だなぁ・・・・さっきの男の
子が羨ましーくんくん！)

くんくん (あ、あの子が今度はぬいぐるみを肩に乗せたぞ)


雛 「てやってやってやってやってやってやっ！！！！！！！！！！」


くんくん (やっぱりスクワットやるんだ・・・)



くんくん (まだ見てるなーもう話しかけてきてよー)

雛 「・・・・・・」
ジーッ






雛 (おかしいの・・・・パOツはちゃんとはずしといたばずなの)

雛 (なんでまたかぶってたの・・・まさかヒナが真紅のくんくんに真紅のパOツ
かぶせて遊んでたのが誰かにバレてたの！？)

雛 (それで嫌がらせに真紅にバレるように・・・・・そしたらやっぱり翠星石の
仕業なの・・・・・もう二度とくんくんにパOツかぶせて遊べないの)


雛 (でもさっきの翠星石のリアクションは素だったの・・・・・)


雛 (そうすると真紅・・・・いやわざわざ真紅が遠まわしにあんなことする意味
ないの・・・・知ってたなら普通にヒナに怒ればいいだけなの)


雛 (そーいえば水銀燈・・・・なんでもう一つくんくんもってたの？とりあえず
欲しかったからヒナのってことにしといたけど・・・・意味深だけどヒナの頭じ
ゃわからないの)

雛 (あーまずいの！！！！！テンパってるの！！テンパって筋トレとかしちゃっ
てるの！！！！！！なんなの！！！！！！やっぱりバレてたの！？あーわかんないの！！！！誰かの嫌がらせなの！！！！！？)

くんくん (んーなんで話しかけてこないんだろう・・・・・警戒してるのかな？)


くんくん (でもかばってくれたのは事実だし・・・敵ではないはず・・・)

雛 (金糸雀って線はどうかしらなの。でもローゼンメイデン1の頭脳派の金糸雀な
らもっと手の込んだことするに違いないの・・・てか金糸雀一緒に住んでないし
ヒナに嫌がらせする必要なんてないの)


くんくん (様子を見てるのかな？まぁそりゃあパOツかぶってたしな。警戒する
よなぁ)


雛 (蒼星石？いや蒼星石は僕っ子だしありえないの。あーまじわかんないの！て
か僕っ子だしありえないとか意味不明なの！！てかももきつくなってきたの！！
あー！！氏ぬの！？ヒナ氏ぬの！！！！！？)

くんくん (よし！思い切って僕から話しかけてみよう！行くぞ・・・)


くんくん 「あのー助けてくれてありがとう!」

雛 「へ？」

くんくん 「え？」

雛 「・・・・・・」

くんくん 「あれ？」

雛 「あ・・・・・あ・・・・」

「のぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」





くんくん 「え？え！？」


雛 「のーおおおおお！！！！のーおおおおお！！！のーおおおおおぉぉぉおおお
おお！！！！！！！！！！！！！！！」

ドタドタドタドタ

ガチャッ！

JUM 「なんだなんだ！？」

真 「どうしたの雛苺！？」

翠 「なにがあったですぅ！？」

蒼 「雛苺！？」

金 「かしらー!？」

銀 「？？？？？？」

くんくん (えぇ！？え！？えええぇ！！！！！！！！！！！！？？？？？？？)

雛 「くんくんが・・・・くんくんが・・・・・しゃべったのぉおお！！！」

真 「へ？」

翠 「へ？」

蒼 「は？」

金 「へ？」

銀 「モグモグ・・ゴクン。はぁ？」

真 「なに言ってるの雛苺？ぬいぐるみがしゃべるわけないのだわ」

翠 「まぁだイタズラしたりねーですか？」

蒼 「さすがにそれはないよ」

金 「雛苺ぬいぐるみはしゃべるわけないかしら」

銀 「筋トレしすぎじゃなぁい？」

JUM (こいつらわざと言ってるのか)



雛 「ほんとなのー！！」

真 「雛苺いい加減にしなさい」

雛 「確かに聞いたのー！！」

くんくん (え！！もしかしてこの子気づいてなかったの！！？やっちゃったー！
！！！！！！！！！！！！！)

翠 「もうつきあってらんねーです。早くくんくんのDVDの続きみるです」

金 「カナもそうしたいかしらー」

蒼 「雛苺もちょっと筋トレしすぎちゃっただけだよ。一緒にケーキ食べながら見
よう？」


くんくん (ん？この子たち僕のファンなのか？赤い子はぬいぐるみもってるくら
いだしな・・・。待てよ・・・ファンならなんとかなるかも！ピンクの子もこの
ままじゃかわいそうだしな)

くんくん 「いやー驚かせてごめんよ。そう、僕は本物のくんくんだよ！よろしー
くんくん！」


一同 「・・・・・・・」


一同 「いぎゃああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！
！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

くんくん (・・・・・)

真 「い・・・いま！！！！」

雛 「だ、だから言ったの！！」

蒼 「そんな・・・ぬいぐるみが・・・・・」

翠 「・・・・・・ブクブク」

銀 「これは夢よ夢よ夢よ夢よ夢よ！！！」

JUM (だからおまえらも人形だろーが)

真 「呪いだわ・・・・呪いなのだわ・・・・・」

翠 「・・・・・・・・ダラー」

蒼 「あははは・・・・あははは」

雛 (ヒナがいつもあんなことしてたからくんくんが怒ったの・・・・・)

銀 「覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ」


金 「みんな落ち着くかしらー！！！」

金 「ぬいぐるみがしゃべるわけないかしら！」


真 「でも金糸雀あなたも確かに聞いたでしょ！？」

金 「確かに聞いたかしら・・・・・でもあれは多分くんくんの声じゃないかしら
！」


蒼 「どういうこと？」

真 「翠星石起きるのよ！」

翠 「にぇ・・・？」

金 「雛苺！！さっき真紅からくんくんがパOツかぶってたという一連の話を聞い
たかしら。ホントにあなたのイタズラかしら？」

雛 「え？それはその・・・・」

金 「もしイタズラしてたのがホントだとしても、今日のはおかしいかしら！お買
い物には雛苺も一緒だったのになぜ出掛ける前にはかぶってなかったパOツを雛
苺がかぶせることができるの？」

真 「そ、それもそうねぇ」

JUM 「あーそいえば確かに」

雛 「ホントはヒナじゃないの・・・でもくんくんのぬいぐるみにパOツをかぶせ
てたのはホントにやってたの・・・だからバレたと思って白状したの！でもヒナ
はいつもちゃんとバレないようにパOツはとってるのよ！」

金 「やっぱり犯人は他にいるかしら！」

蒼 「でもそれがどうしたの？」

銀 「銀ちゃーん朝よぉ起きなさーい。こんな夢見てる場合じゃないわぁ。早く起
きなさぁい」

金 「つまりこういうことかしら！」



金 「犯人はたまたま真紅達の留守中に家の前を通った」

金 「そして庭にある真紅のパOツを見て『これは、明らかにようじょのパOツ』
とでも思ったかしら！」

くんくん (・・・・・・)

金 「そしてパOツで物足りなかった犯人は『とりあえずパOツはかぶって家を物
色しよう』とか思って家に忍び込んだかしら！」

JUM 「あー！そういえば閉めたはずの鍵が開いてたな！」


金 「そして２階のこの部屋に来て、真紅の部屋だと思いビンゴーとか叫んだに違
いないかしら！」

くんくん (・・・・・)

金 「部屋を漁ろうとしたところに真紅達が帰ってきて、焦った犯人は『窓から逃
げようか？でも俺そんな超人じゃないしー』とかどうでもいいくだりをしたあと
、とりあえずパOツを近くにあったくんくんにかぶせて隠れたかしら！」


真 「え？じゃあ・・・・」

金 「そう！犯人はまだこの部屋にいるかしら！！！」


くんくん (99％あってるな・・・・)


蒼 「じゃあさっきの声は犯人の・・・」

金 「そうに違いないかしら・・・・」

雛 「こわいのー・・・」

真 「出てきなさい犯人！」

銀 「まったく困った変Oもいるものねぇ」

JUM (こいつ相手が人間だとわかった瞬間・・・・)

金 「みんな油断しちゃだめかしら！」


雛 「犯人でてくるのー！」

蒼 「いつでも来い！」
シャキーン

くんくん (なにあの鋏・・・・・出てったら殺されるでしょ)


くんくん (どうしよう・・・・・・もう取り返しつかない・・・)


くんくん (まぁでも僕自体に気づいてないんだ・・・黄色の子が言ってたことは
ほぼあってたけど、他に犯人がいるって思ってくれたおかけでまだ逃げるチャン
スはありそうだ)

JUM 「そういえば雛苺。その手に持ってるくんくんはどうしたんだ？」


雛苺 「これは水銀燈にもらったのよー」

銀 「あら？それあなたのじゃなかったの？」

雛 「あ、やらかした」

真 「どうゆうこと雛苺？」

雛 「実は水銀燈が木にひかかってたって持ってきて、ヒナほしかったからヒナの
って言っちゃったの」

銀 「あらそうなの？じゃあそれは誰のかしら？」

翠 「それ真紅のじゃないですか？その右手のシミは真紅のよだれです」

雛 「でも真紅のはそこにあるのー」

真 「おかしいわね・・・・でも私のだったら尻尾めくったとこに真って書いてあ
るはずよ」


くんくん (あれ・・・なんか・・・またまずい感じに・・・・)

雛 「めくってみるの！」

ペラ

金 「あ・・・・書いてあるかしら」

真 「あら・・それわたしのだわ・・・・」

翠 「え？じゃあそこにあるのは誰のです？」

一同 「・・・・」


くんくん (・・・・やべぇ)

金 「もしかして犯人の？」

蒼 「てことはわざわざ犯人はこの真紅のくんくん人形を外に放り投げて、あれを
置いたってこと？」

翠 「意味不明です。」

真 「そうね・・・・」

雛 「犯人に聞けばわかるの！犯人さーん！出てくるの！」

銀 「と言って出てくるバカはいないわぁ。」

JUM 「あのー一ついいかな？」

真 「どうしたのJUM？」

JUM 「その犯人がそこにいるくんくんじゃないのか？」


一同 「！！！！！！！！！！？」

JUM 「てかさっき明らかにくんくん喋ってたじゃん。明らかによろしくんくん言
ってたじゃん」

金 「だからそれは隠れてる犯人が！」

真 「そうよ！その話は終わったのよ！ぬいぐるみが喋るなんて現実的におかしい
でしょ！？」

蒼 「そうだよ！それに付け加えぬいぐるみが動くなんてもっとありえないよ！」

雛 「そうよー！JUMはバカなのー！」

銀 「この世に幽霊いるとか思っちゃう派なのあなたは！？」

翠 「もうくだらん冗談はよすです！！」

JUM 「いや・・・・おまえら人形なのに喋って動いてんじゃん」


金・銀・真・翠・蒼・雛 「！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！確か
に！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

JUM 「おまえら絶対わざとだろ」

JUM 「てかおまえらくんくんは実在すると思ってたんじゃないのか？」

真 「あなた何を言ってるの！？今はくんくんの話をしてるんじゃないわ！！くん
くんのぬいぐるみの話をしてるのだわ！！」

翠 「そうです！！くんくんとくんくん人形はちげーです！！」

雛 「なんで本物のくんくんの話がでてくるかイミフメーなのー！」

蒼 「確かにその質問は的ハズレだね」

銀 「くんくんが実在するって、なにあたりまえなこと言ってるのぉ？」

金 「さすがにカナもなにが言いたいかわからないかしらー」

JUM 「いやだからくんくん自体が人形劇なんだから実在するならそこにいるよう
なくんくん人形と同じ姿してるに決まってるだろ？」


金・銀・真・翠・蒼・雛 「！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
！！！！確かに！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

JUM 「おまえらバカにしてるだろ？」

金 「確かにあれが本物のくんくんだとして、さっきの推理に当てはめるとなんと
なく辻褄があうかしら」

真 「でも決定的に矛盾してるとこがあるのだわ」

JUM 「矛盾？」

真 「くんくんはそんな変Oじゃないのだわ！！！！！！！！！！！！！！！！！
！！！！！！！！」


くんくん (いや変Oだよ)


JUM 「どうもおまえらは現実を受け止めようとしないみたいだなぁ」

JUM 「くんくんどうするんだ？」

くんくん (おぉい！！！！話を振るなぁ！！！！！)

JUM 「もう、いいだろ？おまえもずっとそうしてるの疲れただろ？」

くんくん (た、確かに・・・・・・もう逃げれそうにもないしな、よし・・・)


くんくん 「あははは・・・やあみんな！会えて嬉しいよ！そうだよ僕が本物のくんくんさ！よろしーくんくん！！！！！！！」

真 「うわ、まじだったのだわ」

翠 「うわーひくですぅ」

蒼 「幻滅だね」

雛 「最低なの」

金 「キモイかしら」

銀 「しねばいいのにぃ」

くんくん 「・・・・・・」

JUM (こいつら2000％わざとだろ)

くんくん 「・・・・・・・・・」

真 「無駄な時間だったわ」

翠 「さ、ケーキ食べるです」

蒼 「あ、見てたDVD捨てないとね」

金 「DVDなんて見てたかしら？記憶にないかしら」

銀 「それよりぷよぷよしましょう」

雛 「てめーのせいでヒナまで巻き沿い食らったじゃねーかこの変O駄犬！！」

くんくん 「・・・・・・・・・・・・」

JUM 「まぁしょうがないな。おまえが悪い」

くんくん 「・・・・・・」

JUM 「もう２度とするなよ」

ガチャ




くんくん 「・・・・・・・・・・・」


くんくん 「あきらめない。なんどだってこの家にきてやるんだ！！！！！んーくんくん！！！！！！」



おわり

乙

くんくん出てるSSがあまりないなとおもって
書いてみました

見てくれた人ありがとう