1: 2008/05/10(土) 00:13:47.47 ID:JUENx2Z30
水銀燈「この竿を使って釣りをするのねぇ」
真紅「そうだとJUMは言っていたわ」
水銀燈「ええっと、これをこうして…。よぉし、えいっ!」
真紅「! 水銀燈…」
水銀燈「! いきなりかかったわぁ! 引いてる引いてる!」
真紅「あなた」
水銀燈「か、からだがひっぱられるぅ! 手伝って真紅!」
真紅「針がスカートにかかっているのだわ」
真紅の目覚め

3: 2008/05/10(土) 00:17:39.96 ID:JUENx2Z30
水銀燈「ちょ、ちょっとぉ。とって、はやくとってぇ!」
真紅「じっとしていなさい。…ほら、とれたわ」
水銀燈「穴が開いちゃったじゃないのよぉ」
真紅「こんなものJUMが直してくれるのだわ」
水銀燈「つまんない感じぃ」
真紅「ちょっと、どこに行くの!」
水銀燈「釣りなんてあなた一人でやってなさぁい」
真紅「ちょっと! まったく…」

4: 2008/05/10(土) 00:23:22.64 ID:JUENx2Z30
蒼星石「やあ真紅。水銀燈はどこにいったんだい?」
真紅「ぶすくれてどこかにいってしまったのだわ。お陰で私自身の手で釣りをしなくてはならないの」
蒼星石「クス。それは大変だね」
真紅「あなたの方はどうなの?」
蒼星石「うん、いっぱいのキノコが見つかったよ」
真紅「キノコ? だめよ。JUMがくれた食べてはいけないものリストに入っているのだわ」
蒼星石「それはそうだけど考えてもごらんよ」
真紅「なにをかしら?」
蒼星石「僕たちはローゼンメイデンだ。人間にとって毒でも僕たちにとってはそうじゃないはずだ」
真紅「…一理はあるわ。さすが蒼星石」
蒼星石「フフ、ありがとう。ほら、証明に一つ食べてみるよ」パク
真紅「ウフフ、これで食料の心配はないわね」
蒼星石「そうだね。アハハハハ」
真紅「ウフフ」
蒼星石「アハハハハハハハ!」
真紅「……」
蒼星石「'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、」

7: 2008/05/10(土) 00:27:13.73 ID:JUENx2Z30
翠星石「どんどん、焼くですぅ!」ジュー
雛苺「焼くのー!」
水銀燈「あら、やってるわねぇ」
翠星石「肉を焼かないことにはキャンプは始まらないですぅ」
雛苺「ジュージューお肉ー!」
翠星石「そういえば水銀燈は真紅と釣りにいってたんじゃないですか?」
水銀燈「いろいろあって飽きちゃったぁ」

9: 2008/05/10(土) 00:29:42.75 ID:JUENx2Z30
翠星石「ならこっちに来て正解ですぅ!」
水銀燈「どうしてぇ?」
翠星石「今から薔薇乙女一の料理上手翠星石が必殺技を見せてやるですぅ!」
雛苺「一撃必殺なのー!」
翠星石「このお酒をフライパンにかけて…翠星石ファイヤー!」
ボアァ!!!

10: 2008/05/10(土) 00:31:57.61 ID:JUENx2Z30
水銀燈「わっ!」
雛苺「す、すごいの。火柱なのー!」
翠星石「ど、どんなもんですか」
水銀燈「すごいすごぉい! すごいわぁ翠星石ぃ」
翠星石(テレビで見たのよりずっとデケェですぅ)
雛苺「まだ燃えてるのよー」
水銀燈「熱くないのぉ?」
翠星石(熱いに決まってるですぅ!)

11: 2008/05/10(土) 00:35:32.84 ID:JUENx2Z30
翠星石「う、うう…」
水銀燈「がんばるわねぇ」
翠星石「し、知ってるですか水銀燈…」
水銀燈「なぁにぃ?」
翠星石「メラメラ燃える赤い炎より、冷たく燃える青い炎のが熱いんですぅ」
水銀燈「?」
翠星石「こんなもん持ってられるかですぅ!!!」ガシャン
水銀燈「ひっ!」
雛苺「食べ物に燃えうつったのよー!」
翠星石「ひひひ! 全て燃え尽きるがいいですぅ! ヒヒヒヒ!」

12: 2008/05/10(土) 00:39:32.03 ID:JUENx2Z30
真紅「焦げ臭いわね…」
蒼星石「フヒヒ」
水銀燈「真紅! 大変よぉ、火事になっちゃうわぁ!」
翠星石「みぢめなダイオキシンと灰になるがいいですぅ!」
真紅「石だらけの河原だもの、大丈夫よ。それより食料がなくなってしまったわ」
雛苺「八人もいるのに困ったことなのよー」
真紅「水銀燈、あなたは雛苺と一緒に森で食料をあつめてきて頂戴」
水銀燈「わかったわぁ」

14: 2008/05/10(土) 00:43:19.99 ID:JUENx2Z30
雛苺「水銀燈、あっちなのよー」
水銀燈「ちょっと」
雛苺「なんなの?」
水銀燈「人の頭の上に乗っからないでくれるかしら?」
雛苺「黙れなの」ピシィ
水銀燈「いたっ…!」
雛苺「ほら、進むのよ」
水銀燈「髪を引っ張らないで! 分かったから!」

15: 2008/05/10(土) 00:47:18.71 ID:JUENx2Z30
雛苺「水銀燈、いい木があるのよ」
水銀燈「だからどうしたっていうのよぉ」
雛苺「マーキングするといいの」
水銀燈「はぁ?」
雛苺「マ・ー・キ・ン・グ。さっさとするのよ」
水銀燈「……あなたって私のこと嫌いなのぉ?」
雛苺「どうしてなの?」
水銀燈「だってこんな風にぃ…」
雛苺「水銀燈、あなた犬を飼う時可愛くない犬を飼うの?」
水銀燈「そんなのカワイイほうがいいに決まってるじゃなぁい」
雛苺「そういうことなの」
水銀燈「?」

19: 2008/05/10(土) 00:55:21.78 ID:JUENx2Z30
雪華「黒薔薇姉様」
雛苺「!」
水銀燈「あら雪華綺晶。テント作りはもういいのぉ?」
雪華「雛苺、お腹減った…」
雛苺「ひ、ひなは戻るの! 二人で探してくればいいのー!」
水銀燈「あ、あら? どうしたのかしらぁ」
雪華「おなか減った…」
水銀燈「そう言われても食料は全部、ひゃ!?」
雪華「黒薔薇姉様おいしい…」カミカミ
水銀燈「指なんか噛んでも、ちょ、ちょっと甘噛みは…」

20: 2008/05/10(土) 00:57:46.85 ID:JUENx2Z30
雪華「おいしい…」
水銀燈「やめなさいってばぁ…」
薔薇「二人とも…なにをしてるんですか…」
水銀燈「薔薇水晶! 好きでやってるわけじゃないわよぉ」
薔薇「わ、わたしも…」
雪華シャプシャプ
薔薇「私もする…!」

21: 2008/05/10(土) 01:01:57.72 ID:JUENx2Z30
水銀燈「なんであなたまでするのよぉ!?」
薔薇「私が…私が薔薇乙女でないからやらせてくれないんですか…!?」
水銀燈「はぁ!?」
薔薇(  
   えんじゅ「あ! お、お師匠さま久しぶりです」
   「……」
   えんじゅ「い、いやだなぁ! お師匠様に喧嘩なんか…。よ! 世界一!」
   「……」
   えんじゅ「い、いやいや、あれは事故でして。へへへ…」
   「……」
   えんじゅ「そんな滅相もない! いわれれば靴だってなめますよ! ほら!」
   「……」
   えんじゅ「ぺろぺろぺろーってね! …だから」
   「……」
   えんじゅ「だから…だから…あの子だけはどうか…!」
                              )

23: 2008/05/10(土) 01:10:47.72 ID:JUENx2Z30
薔薇「うっ…うっ…ひっく…」
水銀燈「な、なにないてるのよぉ。ほ、ほぉら、いらっしゃぁい」
薔薇「うっ…う、うん…」
水銀燈「はいはぁい。もう泣きやんでぇ。雪華綺晶と同じ指よぉ、ん…」
薔薇「おいしい…」ちゅぱちゅぱ
水銀燈「はあ…あなたたちお腹壊すわよぉ…」
雪華「…こっちも…」
水銀燈「み、耳はだめ! はひゃっ!」
雪華 ハムハム
水銀燈「んあ。ふわぁあ…」
薔薇「わ、私も!」
水銀燈「ちょっとだめだって、ひひゃ! くしゅぐったい…ひう!」

24: 2008/05/10(土) 01:15:08.84 ID:JUENx2Z30


蒼星石「それで命からがら逃げてきたってわけだね」
水銀燈「そうよぉ。あの二人に囲まれてたらしゃぶりつくされるわぁ…」
蒼星石「アハハ。でも少しマジメにやらないと。翠星石のせいでご飯がないから」
水銀燈「ご飯がないとぐずりだすやつがでてくるわねぇ」
蒼星石「その通り」

25: 2008/05/10(土) 01:19:42.15 ID:JUENx2Z30
蒼星石「あ、なにか生き物がいるよ。これは食べられるかも」
水銀燈「それは蛭っていうのよぉ。人の血を吸っちゃうんだから」
蒼星石「よく知ってるね」
水銀燈「めぐが気持ち悪い生き物が好きで…。とても食べられたもんじゃないわぁ」
蒼星石「人間がお腹を壊しても僕たちなら大丈夫さ」
水銀燈「……試してみればいいじゃなぁい」
蒼星石「うん、さあどうぞ」
水銀燈「自分でやりなさいよ!」
ガサガサ
蒼星石「うん?」
水銀燈「うさぎかしらぁ?」
蒼星石「うさぎだったら食べられるね。容赦なく」
水銀燈「そうねえ。少し可哀想だけど捕まえましょお」

26: 2008/05/10(土) 01:21:06.28 ID:JUENx2Z30
no title

31: 2008/05/10(土) 01:31:19.86 ID:JUENx2Z30
クマ「……」
水銀燈「……」
蒼星石「……」
クマ「クマー…」
水銀燈「きゃあああああ!」
蒼星石「でたあああああ!」
クマ「クマー!!!」

34: 2008/05/10(土) 01:36:38.05 ID:JUENx2Z30
水銀燈「いやあああああ!」
蒼星石「誰かあぁぁぁぁ!」
翠星石「大変ですぅ! 二人がクマに追われているですぅ!」
雛苺「つられないのよー」
金糸雀「カナに任せるかしら!」
雪華「……」
クマ「クマー!」
金糸雀「クマさんクマさん!」
クマ「クマ?」
金糸雀「そんな二人を遊んでないでカナと遊ぶかしらー!
    クマさんはやっぱり蜂蜜が好きかしら? 蜂蜜といったら黄色!
    黄色といったらカナ! やっぱり二人は結ばれるべき運命なのかしらー!
    運命といえばクマさんは血液型占いを信じる方かしら?
    クマさんの血液型は何型かしら? カナの相性がしりたいのかしらー!
    でもでも、カナには血が流れてないかしら! てへっ♪」

35: 2008/05/10(土) 01:41:03.39 ID:JUENx2Z30
金糸雀「血が流れてないっていえばレイの台詞が有名かしらー!
    お前らの血は何色だー! ってそりゃ赤にきまってるかしら!
    黄色とか緑だったら宇宙人かしらー! さすがに酸の血液には辟易するかしら!
    そういえばクマさんエイリアンVSプレデター2見たかしら?
    カナは見たかしらー! 二匹目のドジョウ狙ったにしてはグロくてよかったかしら!」
クマ「うるせえ」
金糸雀「ぶふう! い、痛いかしら! 何するかしら!」
クマ「こうなりゃお前を食ってやるズラ」
金糸雀「や、やめるかしら! カナはおいしくないかしら!」
雪華「……」
金糸雀「きらきー! 助けに来てくれたかしら!」

37: 2008/05/10(土) 01:49:26.29 ID:JUENx2Z30
金糸雀「ひっ!」
クマ「く、くまぶっ!」
雪華「ウオォォォン! バリバリバリ」
クマ「ク、マごふう!」
金糸雀「や、やめるかしら! さすがに可哀想かしら!」
真紅「無駄よ」
金糸雀「真紅!」
真紅「あれが雪華綺晶の真の姿。彼女の普段の取り澄ました顔は拘束具でしかないのよ」
雪華「バリバリバリ、ムシャムシャ」
蒼星石「くまを……」
水銀燈「食ってる……」


おしまい

16: 2008/05/10(土) 00:51:16.05 ID:ge+wxTZdO
以外と嫌いじゃないぜ
もっとやれ

29: 2008/05/10(土) 01:23:33.80 ID:T96HIdSR0
なんだこの流れwwwwwww

引用: 真紅「みんな、キャンプに行くわよ」