1: 2012/04/21(土) 01:01:03.75 ID:AdviVKnV0
勅使河原「さ、サカキ…元気出せよ…な?」

恒一「……あぁ」

望月「そうだよ!見崎さん以外にも可愛い子はいっぱい居るしさ…」

恒一「……見崎の代わりはいないよ…」

勅使河原「そ、そうだ!イノヤ行こうぜ!何か奢ってやるよ!」

望月「あの、ほら、ハワイアンエクスタシーみたいな名前の珈琲飲もうよ!」

恒一「……そんな新手のドラッグみたいな珈琲いらないよ…」

勅使河原「サカキェ…」

望月「……」
Facetoface<二人>

4: 2012/04/21(土) 01:07:13.37 ID:AdviVKnV0
勅使河原「逆に考えたらまだ三日だろ…?」

望月「そうだよ!まだ完全に嫌われたわけでもないよ!」

恒一「…そうかな…」

勅使河原「あぁ!まだまだ大丈夫だろ!」

望月「うん、見崎さん良い子だからきっと大丈夫だよ」

恒一「……でも氏ねって言われたからなぁ…」

勅使河原「…えぇー…」

望月「…そこまでか…」


8: 2012/04/21(土) 01:13:42.13 ID:AdviVKnV0
恒一「やっぱ尾行してたのが不味かったのかな…」

勅使河原「尾行したのか…」

恒一「週に二回のペースで尾行してたよ…」

望月「週に二回もか…」

勅使河原「なんで尾行なんかしたんだよ…」

恒一「なんとなく、見崎の後ろ姿見ると追いたくなっちゃうんだよ…」

望月「それが原因でなの?」

恒一「うーん…違うと思うよ」

勅使河原「どうしてそう思うんだ?」

恒一「バレた事なかったからね…細心の注意を払ってたよ」

望月(こいつこえぇ…)

10: 2012/04/21(土) 01:19:56.38 ID:AdviVKnV0
恒一「もう無理かもわかんねぇな…」

勅使河原「嫌われた理由は分んないのか?」

恒一「うーん…一つだけあるなぁ…」

望月「なに?」

恒一「ぼくは見崎をストーキングする時は必ず家の前までつけていくんだけど」

恒一「一回だけサムターン回し使って部屋まで侵入しちゃったんだよね…」

恒一「欲望を抑えきれずに」

勅使河原「それ自業自得だろ…」

望月「むしろよく無視されるだけですんだね…」

12: 2012/04/21(土) 01:25:21.07 ID:AdviVKnV0
恒一「でもバレてなかった筈なんだよなぁ…」

望月「すごい自信だね」

恒一「その後も学校では普通に接してたしね」

勅使河原「自分の部屋に侵入してきた奴が学校では友達って怖いなオイ…」

恒一「だから明確な理由は実際のところ、分んないんだよね…」

望月「うーん、会話の中で知らず知らずに傷つけてしまったとかはないの?」

勅使河原(あんまり協力したくなくなってきた…)

恒一「普通だったと思う…」

15: 2012/04/21(土) 01:30:54.62 ID:AdviVKnV0
恒一「…………見崎ェ…」

望月「目が腐ってる…」

勅使河原「まぁ…なんだ?元気出せよ…」

望月「赤沢さんも心配してたよ?」

恒一「……食ザー?」

勅使河原「せめてアカザーって言えよ」

望月「まぁ、みんな心配してると思うよ?」

勅使河原「シカトされ続けても一人で延々と見崎に質問続けるお前の姿が目に焼き付いて離れないんだよ…」

恒一「…ごめん」

16: 2012/04/21(土) 01:37:04.56 ID:AdviVKnV0
勅使河原「なぁ…中尾もそう思うよな?」

中尾「うわッ、びっくりしたぁー」

望月「驚き過ぎでしょ」

中尾「いやー、まさかこの面子に俺が含まれてるとは夢にも思わなかったんだよ…」

中尾「普通に帰ろうとしてたわ」

恒一「……。」

中尾「ま、まぁドンマイだろ…榊原はイケメンだから何とかなるって…」

18: 2012/04/21(土) 01:42:29.68 ID:AdviVKnV0
勅使河原「見崎とサカキ…すっげぇ仲良かったのにな…」

望月「にわかに信じがたい話だよね」

中尾「てっきり付き合っているものかとさえ思ってたよな」

恒一「ぼくだって…いつか見崎をさらって、口付けあって、彼氏になってって思ってたよ」

勅使河原「桑田か」

望月「やがて二人連れなくなって、心変わって、愛はどこってなっちゃうよね…」

恒一「くそっ…クッソ…」

中尾「…」

21: 2012/04/21(土) 01:47:24.79 ID:AdviVKnV0
中尾「そんなに好きなのか」

恒一「ウルトラメガトン級に好きだったよ…」

勅使河原「それってどのぐらい好きなんだよ」

恒一「…」

恒一「ぼく、見崎のウOコなら多分食えるくらい好きだよ…」

望月「スゲー」

中尾「スゲーのかそれ…」

勅使河原「サカキお前そんな趣味があったのかよ!」

恒一「…あくまでモノの例えだよ?」

勅使河原「聞いといてアレだけどお前よくその例え考え付いたな…」

22: 2012/04/21(土) 01:52:31.36 ID:AdviVKnV0
恒一「……」

勅使河原「まぁ何にしろなんらかの対策が必要だな…サカキの為にも」

中尾「あっ…」

望月「言ってしまったね…」

勅使河原「え?何が?」


ガララ…


赤沢「話は聞かせてもらった!対策係の出番のようね!」

恒一「……。」

25: 2012/04/21(土) 02:00:00.92 ID:AdviVKnV0
勅使河原「まぁどうせ遅かれ早かれ来るだろーなと思ってたよ」

赤沢「大体の話の筋書きは聞かせてもらってたわ!!」

赤沢「要約すると、恒一君は見崎さんのウOコを食べたいってわけね?」

中尾「え?」

望月「よりによってそこの話を聞いてたんだ…」

赤沢「でも安心しなさい。対策係の命令なら、見崎さんといえど合意してくれるはずだわ」

勅使河原「いやぜってー無理だって」

恒一「なんか女子に好きな子の事聞かれるのって恥かしいね…///」

勅使河原「いやサカキ恥かしがる所そこじゃねーだろ」

26: 2012/04/21(土) 02:05:33.96 ID:AdviVKnV0
中尾「そもそも赤沢さん話聞いてないでしょ」

赤沢「え?違うの?」

恒一「ぼくはそんな上級者向けな性的嗜好に悩んでる訳じゃないんだよ…」

赤沢「じゃあどうしたの恒一君?お腹痛いの?」

勅使河原「もう一回説明したほうが良さそうだな」

望月「ちょっと面倒だけどね…」


29: 2012/04/21(土) 02:17:08.99 ID:AdviVKnV0
五分後

赤沢「なるほどね…つまり見崎さんは無視されているのね、可哀想に…」

恒一「違うんだよ、無視されてるのは僕なんだ」

赤沢「え?恒一君いじめられてるの?居ない者なの?」

勅使河原「違うんだよ赤沢、サカキが見崎に無視されてるんだよ!」

赤沢「どうして?」

恒一「それは分らないんだよ」イライラ…

赤沢「ふぅん、なるほどね…じゃあなんでウOコの話が出てきたの?」

恒一「ウOコはあくまでモノの例えであって直接関係ないんだよ」イライラ

赤沢「で、結局何に悩んでるの?」

恒一「ああああああああああああああああああああああああああああああああ」ブチッ

勅使河原「サカキ落ち着け!!キレんなよ!!」


中尾「人がカレー食ってる時にウOコの話すんのやめろよ…」

望月「中尾君の弁当…カレーってすごいね」

中尾「杉浦が作ってくれた」

33: 2012/04/21(土) 02:28:21.29 ID:AdviVKnV0
十分後

赤沢「わかったわ!恒一君は見崎さんの事が好きだけど、何らかの尋常ならざる理由で無視されてるってことね!」

勅使河原「そうだ…やっと理解したか」

恒一「まさかホワイトボードを使うまでになるとはね…」

中尾「これ返してきた方が良いのか?」

望月「また使うかも知れないから取っておきなよ」

赤沢「そんなの直接本人に理由を教えてもらえば良いじゃない」

恒一「どうせ無視されるしなぁ…」

赤沢「じゃあ私が聞いてきてあげるわ」

勅使河原「あー…うーん、それは」

中尾「もう聞きに行って貰えよ…」

恒一「若干不安だけどね」

36: 2012/04/21(土) 02:35:49.73 ID:AdviVKnV0
望月「勅使河原君が聞きに行くのはどうだろう?」

中尾「案外、榊原の次に仲が良いのは勅使河原だったりするよな」

赤沢「確かによくよく考えたら私、見崎さんとそんなに仲良くないわね…」

恒一「そうなるよね…勅使河原、頼んでも良い?」

勅使河原「よっし!サカキの頼みなら仕方ねーしなぁ!!いっちょ行ってくるか!」

恒一「…ありがとう…」

望月「でも見崎さんって一人の時はどこにいるのかな?屋上?」

赤沢「そういえば、保健室に行くって聞いたわね」

恒一「本当に?」

赤沢「ええ」

38: 2012/04/21(土) 02:43:54.24 ID:AdviVKnV0
赤沢「なんでも新しい眼帯を貰いに行くとかなんとか言ってたわ…」

中尾「へぇーあの眼帯は保健室で貰ってたのか」

恒一「でも赤沢さんの言う事だしなぁ…」

赤沢「でも確かに本人の口から聞いた情報だから間違いないわ!!」

望月「役に立たないかと思われた赤沢さん大活躍だね」

勅使河原「よっし、じゃあ赤沢を信じてひとっ走りしてきますか!」

恒一「あっ…ちょっと待って」

勅使河原「何だよ」


恒一「もしも僕が見崎に嫌われているからってフラグを立てたらその時は勅使河原を憎しみで頃すからね」

勅使河原「お、おう…」

中尾「必氏だな」

39: 2012/04/21(土) 02:52:30.47 ID:AdviVKnV0
勅使河原「じゃ、じゃあ行ってくるから」タッタッタ…

望月「勅使河原君って良いヤツだよね」

中尾「時々、なんでモテねーか不思議に感じるよな…」

恒一「…」

恒一「…ねぇ赤沢さん…」

赤沢「なぁに恒一君?有能な対策係へのお礼なら別に後でもいいわよ」

恒一「違うよ…一つ聞きたい事があってさ…」

赤沢「?」

恒一「見崎から保健室に行くって聞いたの…いつ?」

赤沢「えーと…一昨日の放課後かしらね」

中尾「!?」

望月「一昨日って…」



保健室

勅使河原「いねぇ…」

42: 2012/04/21(土) 02:59:35.91 ID:AdviVKnV0



恒一(結局、あの後は下校時間過ぎて解散になっちゃったな…)

恒一(一昨日じゃあ意味ないもんなぁ…)

恒一(いつもなら見崎と一緒に帰ってたはずの道だ…)

恒一(……ん?)

恒一「あのアホ毛は…」

見崎「…」スタスタ…




43: 2012/04/21(土) 03:04:21.89 ID:AdviVKnV0






恒一「見崎!!」

見崎「…」ビクッ

恒一「あ…あのさ」

見崎「…」タッタッタ…

恒一「ちょっと!待って!!」ガシッ

見崎「…」

恒一「逃げる事ないだろ…」

見崎「…離して」


44: 2012/04/21(土) 03:10:08.02 ID:AdviVKnV0
恒一「駄目だよ…ちゃんと理由を教えてくれるまでは離さない」

見崎「…」

恒一「ぼくが何か見崎の気に障る様な事をいったなら謝るからさ…」

見崎「…」

恒一「…」(これ訴えられたらどうしよう…)

見崎「…覚えてないの?」

恒一「えっ?何を?」

見崎「…三日前の昼休み…」

恒一「…昼休み?」

見崎「…」

恒一「何だっけ…?」

58: 2012/04/21(土) 05:46:00.03 ID:AdviVKnV0
回想(三日前の昼休み)

勅使河原「なぁ…」

恒一「うん?」

勅使河原「赤沢って乳でかいよな…」

恒一「・・・」

望月「確かに大きいね、中学生にしては、はっちゃけた大きさだよね」

高林「フェアだね」

勅使河原「そうだよなぁ…やっぱ巨Oは良いよなぁ」

望月「そうだねぇ…杉浦さんも結構あるよね」

勅使河原「あぁ…いいよなぁ…巨O」

恒一「…」

高林「フェアだね」

59: 2012/04/21(土) 05:52:19.91 ID:AdviVKnV0
勅使河原「挟んでもらいたいよなぁ…」

望月「…憧れちゃうよね、特に三神先生」

高林「フェアだね」

恒一「…」

勅使河原「こう…挟んでもらってからの…アレしてもらいたいよな…」

望月「ゴクリ…」

高林「フェラだね」

恒一「…」

勅使河原「あぁーいいよなぁー…」

望月「うん」

恒一「…そこまでだ」ボソ…

勅使河原「え?なんて?」

60: 2012/04/21(土) 06:06:14.93 ID:AdviVKnV0
恒一「見崎の悪口はそこまでだ!!!!!!」ガタンッ

勅使河原「え?なんだサカキどうした?」ビクッ

望月「…」

恒一「馬鹿にすんなよ!!!!!!」

恒一「見崎の胸は確かに他の女子と比べたら小さいさ!!!!!!!」

恒一「でも中学生ではアレくらいが年相応なんだよ!!!!!」

勅使河原「いや…別に馬鹿にしてない」

恒一「なにが巨Oだよ!!赤沢さん育ち過ぎだよ!!!!!!」

恒一「中学であんな事になってるとか!!!胸の小さい女子に威圧感を与えてるやろ!!!!」

恒一「本人に合わせて大きくならない乳なんてな!!!!!不良だよ!!!不良!!!!」

勅使河原「えぇ…」

望月「じゃあ三神先生最強じゃん」

恒一「その点見崎はな!!!本人の成長に合わせて!!!!等身大の大きさを維持してるんだよ!!!!」

恒一「優等生だよ!!!!優等生!!!!!!」

61: 2012/04/21(土) 06:16:59.07 ID:AdviVKnV0
恒一「そうゆう影で努力している人達を評価しなくなったから!!!!!!この国はおかしくなったんや!!!!!!!!」

恒一「日本の教育の現場では!!!ついつい目立つ生徒にばかり目が付きがちだけど!!!!!!!」

勅使河原「サカキ…」

恒一「実は大人しくて真面目な生徒のなかにも!!!!!!!問題を抱えている子はたくさんいるんだよ!!!!!!!」

恒一「それと同じだよ!!!!!えぇ!!!!」

望月「ちょっとわけわかんなくなってきてるよ」

恒一「何が言いたいかって言うと!!!!!見崎は良い子でその見崎の成長に合わせているおっOいも良いものだって事!!!!」

恒一「以上!!!!!!!解散!!!!!!!!」ガタンッ







見崎「」

63: 2012/04/21(土) 06:26:17.70 ID:AdviVKnV0
見崎「…という事があったの。覚えてない?」

恒一「えっ」

恒一「でもその時見崎居なかった筈じゃ」

見崎「…いたよ」

恒一「え?」

見崎「途中から…高林君がつまんない事言ったあたりから…」

見崎「…一緒にご飯食べようと思って教室まで来たの」

恒一(なんてこったい…)

見崎「…正直」

恒一「…」

見崎「…引いた」

見崎「そういうわけだから…しばらく話しかけてこないでね」

恒一「」

見崎「…それじゃ」スタスタ

67: 2012/04/21(土) 06:32:02.56 ID:AdviVKnV0
それから恒一は、鳴ちゃんと口を聞いてもらえませんでした。

けれどもめげずに、出会い頭に必ず土下座をするという誠意に満ちた行動のおかげで、
二週間後には普通に口を聞いてもらえるようになりました。

女性の人を、胸の大きさで判断するのは良くない事ですよ。



解散!!!!!!!!!!

69: 2012/04/21(土) 06:33:47.58 ID:NUSDLxc0O
終わり?

70: 2012/04/21(土) 06:34:31.66 ID:NHd224tBP
えっ

引用: 恒一「見崎にシカトされ続けてはや三日、死にたい」