1: 2008/05/08(木) 20:40:18.53 ID:a8IpKd130
水銀燈「Gは剥がして虫籠に入れといて、なかなかおいしいから」

真紅「貴方にもう誇りはないの・・・?」

水銀燈「誇りで飯は食えないわ。御託はいいからさっさと籠に入れなさい」

真紅「水銀燈・・・・・」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

5: 2008/05/08(木) 20:43:39.55 ID:a8IpKd130
真紅「貴女マスターはどうしたの?養ってもらってたじゃない」

水銀燈「ああ、あのお馬鹿さん。先週氏んじゃったわ」

真紅「あ・・ごめんなさい。無神経で・・」

水銀燈「いいのよ。事実だもの」

7: 2008/05/08(木) 20:47:29.54 ID:a8IpKd130
水銀燈「養ってもらったってわけじゃないわ。病室で寝泊りしただけだから」

真紅「でも感謝してるんでしょう」

水銀燈「そうね、彼女優しかったから。ベッドもたまに使わせてもらって」

真紅「ずいぶん良い人だったのね」

水銀燈「でもちょっと頭抜けてたわ」

10: 2008/05/08(木) 20:51:37.25 ID:a8IpKd130
水銀燈「彼女ね、私が力を使いすぎたから氏んだのよ」

真紅「貴女の攻撃はいつも大掛かりだったわ」

水銀燈「私が蒼星石のミスティカを取った時には既に限界だった」

真紅「・・・・・」

水銀燈「名前めぐって言うんだけど、めぐったら私のこと天使だって言うのよ。黒いのに」

14: 2008/05/08(木) 20:57:53.08 ID:a8IpKd130
水銀燈「彼女、最後の時苦しんでるのに看護婦を呼ばないでずっと私の名前を呟いてた」

水銀燈「そばに行ってやったら、抱きついてきて氏ぬまで離さなかった」

真紅「それほど貴女は思われてたのね」

水銀燈「氏んでから大切だったって分かるのよ。その時私ったら嫌がって押しのけようとしたわ」

水銀燈「彼女。離さない、ずっと一緒だって言ってた。私もそうよ。彼女が好きだって気がついたわ」

18: 2008/05/08(木) 21:02:08.66 ID:a8IpKd130
水銀燈「めぐは氏ぬ直前に私に口付けしてきた。お父様にだってされたことないのに」

真紅「ねぇ・・・、水銀燈・・・」

水銀燈「一晩考えたのよ私。彼女は何を考えてあんな事をしたんだって、分からないわ」

真紅「落ち着いたほうがいいわよ・・、貴女大丈夫なの・・」

21: 2008/05/08(木) 21:06:49.67 ID:a8IpKd130
水銀燈「朝戻った時、まだめぐは片付けられてなかった」

水銀燈「だから私、彼女をさらった。真紅貴女の傍の布、そこに彼女がいる」

真紅「嘘でしょ、水銀燈・・・ローゼンメイデンがこんなことしないわよね?」

水銀燈「嘘じゃないわ。めくってみたら分かる」

真紅「嘘・・・、本当に・・・・」

水銀燈「彼女よ。とても綺麗でしょう」

24: 2008/05/08(木) 21:12:07.77 ID:a8IpKd130
水銀燈「私ね。まだめぐの思いがまだ分からない。でも彼女はどんどん腐っていく」

真紅「早く遺族に返しなさい!」

水銀燈「嫌よ・・。めぐと約束したんだから、ずっと一緒に居るって」

真紅「このままでは完全に腐ってしまうわ、そのまえに・・・」

水銀燈「そうよ、彼女はどんどん腐っていく。あの美しい顔まで腐ると思うと気が狂いそうになる」

水銀燈「ミーディアムのいない私じゃ、力が足りなくてどうにも出来ない」

水銀燈「だから真紅、めぐをどうにかして。めぐを元にもどして」

29: 2008/05/08(木) 21:16:00.22 ID:a8IpKd130
真紅「それより早く火葬して骨に返したほうが彼女のためよ」

水銀燈「真紅・・・、私が頼んでるのよ。言うこと聞けないの?」

真紅「これは道徳の問題よ。こればっかりは聞けないわ」

水銀燈「嫌、めぐを腐らないようにして。蝿が集るのよ。その籠全部めぐによってきたお馬鹿さんよ」

33: 2008/05/08(木) 21:20:50.92 ID:a8IpKd130
真紅「貴女・・・どうかしちゃってるわ」

水銀燈「いけないの?もう氏んでるのよ」

真紅「また・・・明日来るわ」

水銀燈「そう・・・、また明日ね。早く決めてくれないと、めぐに触れることすらできなくってしまうから」

34: 2008/05/08(木) 21:26:41.70 ID:a8IpKd130
桜田家

翠星石「どうだったですか!水銀燈の野郎を始末できましたか!?」

真紅「私には出来なかったわ」

翠星石「どうしてですか?蒼星石が殺されたんですよ」

真紅「彼女のミーディアムが氏んでたのよ」

翠星石「絶好の機会ですぅ。あの馬鹿でっかい羽根を多様出来ないとなると、赤子の手をひねるようなもんです」

真紅「出来ないわよ!ミーディアムの氏体を傍に置いて、腐っても抱きしめてずっと一緒だって・・・出来るわけ・・・」

翠星石「そんな・・・、ローゼンメイデンの風上にも置けんです。氏体で遊ぶなんて」

37: 2008/05/08(木) 21:30:58.89 ID:a8IpKd130
真紅「彼女だって悩んでるのよ。ずっと強い子だと思ってた」

翠星石「それとこれとは話が別です。蒼星石の報復は果たすのですぅ」

真紅「しばらくそっとしてあげましょう。下手に刺激しないほうが・・」

翠星石「嫌です。腹の虫が収まらんです。明日、翠星石がいってくるです」

41: 2008/05/08(木) 21:34:22.98 ID:a8IpKd130
雛苺「なにしてるのー、真紅顔色悪いの」

真紅「いえ・・、なんでもないのよ。雛苺は部屋に戻ってジュンの相手をしてあげて」

雛苺「ジュンにも同じこと言われたの。勉強するって言ってたの」

翠星石「今は大事な話をしてるです。チビチビはどっかいくです」

雛苺「ぶぅー、のりに言いつけてやるんだからぁー!」

42: 2008/05/08(木) 21:38:03.88 ID:a8IpKd130
翠星石「邪魔が入ったです。御託はいいです、翠星石は明日行きます」

真紅「分かったわ。私はもう何も言わないわ。でも、彼女を下手に刺激しないで」

翠星石「どうしてです?奴はいつも最高にハイってやつですぅ」

真紅「深くは言えないわ。でも忠告しておいたのだわ」

43: 2008/05/08(木) 21:42:49.01 ID:a8IpKd130
明日

真紅「しまった寝過ごしたのだわ・・、くんくん・・・」

雛苺「お早うなの真紅」

真紅「あら、貴女が早いとは以外ね。翠星石は?」

雛苺「報復するっていってたのヴぇんでったなのよー。雛は止めたの」

真紅「まさか本当に行くなんて・・・、あ・・ぇと・・・、留守番頼むのだわ!」

雛苺「行ってらっしゃいなのー」

46: 2008/05/08(木) 21:46:40.01 ID:a8IpKd130
水銀燈宅

水銀燈「あら、真紅。いいところに来たわね。今私機嫌がいいわよぅ」

真紅「翠星石が来なかったかしら?」

水銀燈「ああ、あのですぅだよチビっ子のこと?そこに転がってるんじゃなぁい?」

真紅「まさか・・・これ・・翠星石なの?」

水銀燈「これじゃぁ分からないわよねぇ。粉々にしちゃったから」

51: 2008/05/08(木) 21:50:54.59 ID:a8IpKd130
真紅「どういうことよ。説明しなさい水銀燈!!」

水銀燈「言ったとおりよ。簡単だったわぁ。ミスティカを使えばよかったのよぉ」

水銀燈「あの馬鹿ったら、奇襲なんかしかけてきて、めぐの腕を折っちゃったのよ」

真紅「まさか貴女・・・」

水銀燈「その通り。めぐを見て完全に驚いちゃったのか、後は嬲り頃しだったわ」

真紅「どうしてよ・・・いきなり・・」

水銀燈「何言ってるのよ。昨日貴女もそのつもりで来たんでしょ?」

55: 2008/05/08(木) 21:56:27.85 ID:a8IpKd130
真紅「分かってたのね」

水銀燈「許してあげる。もう私は幸せだから。めぐはずっと私の傍にいてくれるのよぉ」

水銀燈「もうめぐは腐らないのよぅ。綺麗なままで傍に居てくれるの」

真紅「私・・もう・・帰・・」

水銀燈「何ボソボソ呟いてるのよ!!!まさか、貴女も邪魔する気ぃ?」


真紅はそのまま立ち去り、以降水銀燈に会うことはなかった。
そして数ヶ月後、アリスゲームは雪華埼晶の手によって終了した。

めでたしめでたし

57: 2008/05/08(木) 21:57:37.34 ID:DAqKPZhs0
ふむふむ・・・え?

62: 2008/05/08(木) 22:01:16.85 ID:JSJ7mfsY0
ゴキブリどこ行ったんだよwwww

乙wwwwww

引用: 水銀燈「大丈夫よ真紅。まだ食べられるわ」