1: 2008/04/27(日) 10:40:00.58 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「はぁ?」
真紅「ペットになれといっているのよ」
水銀燈「なにいってるのぉ? お馬鹿さぁん」
真紅「いいの私に逆らって?」

3: 2008/04/27(日) 10:43:04.34 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「なんであなたに逆らっちゃだめなのよぉ」
真紅「もうくんくんを見せないわよ」
水銀燈「うっ……」
真紅「めぐのところのテレビではくんくん見れないんじゃないの?」
水銀燈(たしかにめぐはいつも釣り番組を見てる。外に出ない癖に…)

5: 2008/04/27(日) 10:45:24.00 ID:/uYkj7bL0
真紅「くんくんが見れなくなってもいいの?」
水銀燈「べ、べつにぃ。それにあなたのペットになるなんてぇまっぴらだしぃ」
真紅「仕方ないわね」プシュ
水銀燈「さ、催涙ガス!?」
真紅「ゆっくり眠りなさい」

16: 2008/04/27(日) 10:58:01.92 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「う…ううん。はっ」
真紅「おはよう、水銀燈」
水銀燈「あなたよくも…首輪…?」
真紅「はーい、あなたにはいまからペットをしてもらいまーす。
   あなたの首輪は爆弾でーす。飼い主に逆らったら爆発しまーす」
水銀燈「え…?」
真紅「JUMの家から出ても爆発しまーす。めぐに助けを求めても爆発しまーす」
水銀燈「ええ!?」
真紅「つまりあなたはここでペットをするしかないということでーす」

21: 2008/04/27(日) 11:00:43.91 ID:/uYkj7bL0
真紅「質問は?」
水銀燈「…正気なの?」
真紅「勿論。さあ、こっちよ」ガチャ
ラプラス「ヒヒ。フヒヒ…」
真紅「間違えたわ」バタン
水銀燈「ラプラスの魔!?」
真紅「あなたの前に飼ってみたんだけど、キモくて…」

25: 2008/04/27(日) 11:03:26.17 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「ねえ、何をしたの真紅? ねえってば!?」
真紅「とりあえず私はまだあなたに用はないわ」
水銀燈「そ、そうなの?」
真紅「でもみんなペットを飼ってみてみたいらしいから」
水銀燈「みんなって…」
雛苺「まずは雛なのー」

29: 2008/04/27(日) 11:06:02.88 ID:/uYkj7bL0
雛苺「お絵かきするのよー」
水銀燈「……」
雛苺「これがJAMでこっちが巴なのよー」
水銀燈「へえ…」
雛苺「ペットのくせに生返事とは生意気なの」
水銀燈「!?」

34: 2008/04/27(日) 11:08:45.75 ID:/uYkj7bL0
雛苺「あーっ。手が滑っちゃったの」ガタン、ガシャー
水銀燈「びくっ!」
雛苺「水銀燈拾ってきてなの」
水銀燈「い、今わざと」
雛苺「ペットのくせに言葉つかうなんて生意気なのよ」
水銀燈「わ、わん…」
雛苺「良い子なの。また手が滑ったのよ」ガタン、ガシャー!
水銀燈「……」
雛苺「さっさと拾ってくるの」
水銀灯「わん……」

35: 2008/04/27(日) 11:11:03.54 ID:/uYkj7bL0
雛苺「なんで二足歩行なのー?」
水銀燈「え……」
雛苺「水銀燈はペットなのよ。四足歩行が当然なのー」
水銀燈「うぅ…」
雛苺「返事は?」
水銀燈「わん!」

41: 2008/04/27(日) 11:14:28.58 ID:/uYkj7bL0
雛苺「今度はおトイレするのよ」
水銀燈(これは猫用の……)
雛苺「はやく」
水銀燈「く、くぅ~ん」
雛苺「媚びれば許してもらえるわけじゃないのよ」

蒼星石「雛苺そろそろ僕たちにも貸してよ」
翠星石「チビ苺ばっかり独占してずるいですぅ」
雛苺「…仕方ないのよー」

46: 2008/04/27(日) 11:17:51.28 ID:/uYkj7bL0
蒼星石「じゃあ僕からだね」
翠星石「しかたないですぅ」
蒼星石「水銀燈、僕はペットの醍醐味は散歩にあると思うんだ」
水銀燈「わ、わん」
蒼星石「やだなあ。そんな変な言葉使わなくて良いよ」
水銀燈(さ、さすが蒼星石。まともだわ)
蒼星石「返事は

48: 2008/04/27(日) 11:18:18.95 ID:/uYkj7bL0
はいご主人様でいいよ

52: 2008/04/27(日) 11:20:17.97 ID:/uYkj7bL0
蒼星石「むしろそれのみ。他は僕の許しがある時以外使っちゃだめだよ」
水銀燈「……」
蒼星石「返事は?」ピシィ
水銀燈「いっ……はい、ご主人様」
蒼星石「じゃあ家の中を探索にいこうか」

56: 2008/04/27(日) 11:26:05.92 ID:/uYkj7bL0
蒼星石「そう、四本足で歩いていやらしいね水銀燈」
水銀燈「…はいご主人様…」
蒼星石「階段を上ろうか。ゆっくりと」
水銀燈「はい……」
蒼星石「後ろから見た君はとてもはしたないよ。まるで卑しい獣だ」
水銀燈「は、い……」
蒼星石「はずかしいかい?」
水銀燈「はいご主人様……」

翠星石「蒼星石! そろそろ翠星石にもかしやがれですぅ!」
蒼星石「翠星石、いいところに来た。ちょっと

57: 2008/04/27(日) 11:26:50.19 ID:/uYkj7bL0
命令してくれないか。ゴミクズを扱うように。


63: 2008/04/27(日) 11:28:39.26 ID:/uYkj7bL0
翠星石「な、なにいってるですか!?」
蒼星石「さあ、はやく」

真紅(さすが

   真紅「蒼星石、あなたの夢はなんなの?」
   蒼星石「お父様一の召使いになってみんなを奴隷のように扱うことさ」
    
       といってただけはあるわね)

65: 2008/04/27(日) 11:32:54.06 ID:/uYkj7bL0
翠星石「翠星石の番ですぅ!」
水銀燈(姉妹たちがこんなに変O揃いだとはしらなかったわぁ…)
翠星石「こほん……翠星石のことはお姉様と呼ぶですぅ」
水銀燈(今度はそっち方面…)
翠星石「ではお菓子作りをするですぅ。こっちくるです水銀燈」
水銀燈「え……?」
翠星石「返事!」
水銀燈「は、はい、お姉様!」

68: 2008/04/27(日) 11:36:35.09 ID:/uYkj7bL0
翠星石「今日はケーキを作るですぅ」
水銀燈「お、おー?」
翠星石「まずはこれをかき混ぜるですぅ」
水銀燈「こ、こう…です、か?」
翠星石「ちがうですぅ。こうですぅ」
水銀燈「こう?」
翠星石「ちがうですぅ。まったく水銀燈はしょうがねーですぅ」
水銀燈「ご、ごめんなさいお姉様」
翠星石「いってことですぅ。姉に遠慮するなですぅ」

74: 2008/04/27(日) 11:39:02.53 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「あ、こぼしちゃった」
翠星石「翠星石が拭くから水銀燈は続けるですぅ」
水銀燈「ありがとうお姉様」
翠星石「い、いいからよそ見するなですぅ」

蒼星石「あれ、どういうこと? 妹なら僕がいるのに…」
真紅「ふふ。あなたはしっかりしすぎだもの」

79: 2008/04/27(日) 11:42:15.40 ID:/uYkj7bL0
翠星石「できたですぅ! さっそく食べるですぅ」
水銀燈「おいしい……」
翠星石「お姉様と水銀燈がつくったんだから当然ですぅ」
水銀燈「うん……そうねお姉様」
翠星石「ほ、ほらほっぺにクリームがついてるですぅ。拭いてやるですぅ」
水銀燈「ん、ありがとうお姉様」

86: 2008/04/27(日) 11:45:22.61 ID:/uYkj7bL0
水銀燈(悪くないかも…ペット…)
真紅「いいもの見せてもらったわ。水銀燈、次は私よ」
翠星石「ま、まつですぅ。ま、まだ」
真紅「頼ってくれる妹は消えないわよ翠星石」
翠星石「な、なにいってるですか!」
真紅「上にいくわよ水銀燈」
水銀燈(ついに真紅……)

90: 2008/04/27(日) 11:49:19.84 ID:/uYkj7bL0
ガチャ、トコトコ、ポス
真紅「さあ」
水銀燈「さあって……なぁにぃ?」
真紅「ペットのくせに察しが悪いわね。夕焼けが差し込む部屋で
   ソファに座りながら膝にペットを乗せて読書をする。これこそ優雅じゃないかしら?」
水銀燈(何か間違ってるわぁ……)
真紅「はやくしなさい。ご飯の時間になってしまうじゃない」
水銀燈「はいはい」
真紅「はいは1回」
水銀燈「はぁ~い」

99: 2008/04/27(日) 11:54:15.83 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「よいしょ……重くないのぉ?」
真紅「全然」
水銀燈(薔薇のにおい…真紅の匂い…)
真紅「ずいぶん身体が強ばってるのね。照れてるの?」
水銀燈「べつにぃ……」
真紅「めぐといつも同じようなことしてるじゃない」
水銀燈「なっ……!? しっ……!!」
真紅「あら、図星?」

104: 2008/04/27(日) 11:59:53.05 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「…あんたって、ほんとぉにいじわる…」
真紅「そうね、いじわるだわ。でも危害を加える気はないのよ」
水銀燈「こんな首輪つけといてよくいうわ……」
真紅「たしかにね。でもあなたが綺麗なのがいけないのよ」
水銀燈「な、なにいって、ひゃ……」
真紅「この銀髪。さらさらしていていつも光ってる。私も金髪を自慢にしているけど…」
水銀燈「…あなたのほうがきれいじゃない」
真紅「そうかしら。第一ドールが、あなたが何故銀髪に作られたのか近くで見ればよく分かるわ」

108: 2008/04/27(日) 12:03:22.41 ID:/uYkj7bL0
真紅「あんまり綺麗なもんだからつい欲しくなっちゃうのよ」
水銀燈「……」
真紅「だから、もっとリラックスして。私の膝の上で寝ている限り」
水銀燈「……」
真紅「あなたの身体は私が守るわ」
水銀燈「……」
真紅「そう、良い子ね。おやすみなさい」
水銀燈(ペットも…わるくないかもぉ…?)

112: 2008/04/27(日) 12:06:50.03 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「ん…むにゃむにゃ…めぐ。はっ!」
真紅「すーすー……」
水銀燈「二人して寝ちゃったのねぇ…」
真紅「ん、水銀燈……」
水銀燈「真紅が私のことあんな風に思ってたなんて…」
真紅「この本に……」
水銀燈「本? そういえば何よんでたのかしらぁ?」

117: 2008/04/27(日) 12:09:18.85 ID:/uYkj7bL0
ペット堪能計画

まず連れてくる。←拘束が必要。生半可では逃げられる

仲良くなる。←いじめているだけではペットは堪能できない。

病気になったペットを看病する。←楽しかったころの思い出がフラッシュバック。

氏に別れ。←重要!!! 氏という別れがあってこそペットは完結する。

122: 2008/04/27(日) 12:13:07.46 ID:/uYkj7bL0
真紅「う~水銀燈、水銀燈、どうしてこんなことに……」ニヤリ
水銀燈(こ、このままでは確実に殺られる!)
水銀燈「なんとかして逃げないと。でもこの首輪が……」
水銀燈「待って…。ちょっと待って。機械に苦手な真紅がこんなもの扱えるかしら?」
水銀燈「よし……」

126: 2008/04/27(日) 12:17:16.78 ID:/uYkj7bL0
真紅「ん……水銀燈? 雛苺にでもとられたのかしら」
雛苺「大変なのよー! 水銀燈が逃げたのー!」
真紅「なんですって!?」
バタン カッカッカッ
真紅「雛苺! 本当に水銀燈は逃げたの!?」
雛苺「ほんとうなのよー。この窓を割って逃げたのー」
真紅「あの子に命を賭けるような根性はない…。ブラフだと気づかれた!?」

「く、くくく」

132: 2008/04/27(日) 12:21:46.06 ID:/uYkj7bL0
ざわざわ…… ざわざわ……
真紅「す、水銀燈……っ!」
水銀燈「聞かせてもらった…! この檻の致命的欠陥…!
    人の魂を吸い…肉を食らう牢獄の穴…っ!」
ざわ……
真紅「ば、ばかな…! 雛苺が…!」
水銀燈「雛苺は、買収…っ! うにゅーで、買収した……っ!
    ドールズが全て味方だと思った貴様の奢り……っ!」
真紅「……」
水銀燈「くくく…っ! 私の勝ち…!」
真紅「ふん」ピシイ
水銀燈「あうっ!」
蒼星石「捕まえたよ」

144: 2008/04/27(日) 12:28:18.47 ID:/uYkj7bL0
真紅「さて困ったことになったわね」
水銀燈「うう……」
蒼星石「こうなったらそこの柱に縄でくくりつけておくしかないね」
雛苺「排泄物の掃除は翠星石がするのよー。なんたってお姉様なのー。」
翠星石「え……」
蒼星石「そうだね。それがいい」
真紅「ほんとうに馬鹿ね。大人しくしれいれば快楽の中で墜ちていたものを」
水銀燈「ひっ……」
真紅「ここからは楽ではないわよ」

155: 2008/04/27(日) 12:33:02.76 ID:/uYkj7bL0
JUM「こら」
真紅「いた」
JUM「また水銀燈をいじめて。お前らやめろよな」
真紅「下僕のくせに意見する気? JUM」
JUM「いいのか? テレビを解約したっていいんだぞ」
真紅「っ……!!!」
JUM「さあ、帰れよ。ミーディアムが心配してるぞ」
水銀燈「あ、ありがとうJUM」
JUM「べ、別に僕は性悪人形が増えて食費がかさむと困るから」
水銀燈「ありがとう。ほんとうにありがとうー!」

165: 2008/04/27(日) 12:38:20.80 ID:/uYkj7bL0
水銀燈「めぐー! 今帰ったわぁ!」
めぐ「ごふぅ! お、お帰り水銀燈」
水銀燈「本当に今日は長い一日だったわぁ…」
めぐ「ねえねえ水銀燈」
水銀燈「なぁにぃめぐ?」
めぐ「ネコ耳ペットセットが届いたんだけどつけてみない?」
水銀燈「……!」
めぐ「あ、やっぱだめ? そうよねえ……」
水銀燈「……べ、べつに……」ドキドキ
めぐ「ん?」
水銀燈「べ、べつにせっかく届いたんだからつけてあげてもいいわよぉ……」
めぐ「ほんと! 私本気にしちゃうんだからね!?」
水銀燈「い、いいから早くしなさいよぉ……」
めぐ「うふふ。楽しくなりそう」
                        お わ り

167: 2008/04/27(日) 12:39:38.88 ID:DLLHLTZ60
終わり?

177: 2008/04/27(日) 13:01:21.66 ID:T+BgD0b00
乙!

引用: 真紅「水銀燈、ペットになって頂戴」