1: 2013/09/29(日) 21:41:06 ID:bihKnwh2
第1話 ドーナツの世界

~エルグの城~
王様「勇者はまだか」

勇者「遅れて申し訳ありません」

王様「勇者よ、よくぞ参った」

王様「お主もうわさには聞いておろう。はるか南の大地に、日が昇らぬ夜の世界があることを」

勇者「はい」

王様「近年は魔物の活動も激しさを増し、極南の村が魔王に支配されたと聞き及んでおる」

王様「このままではやがて世界は闇に呑まれ、光を失ってしまうだろう」

王様「その前に女神の加護を受けし若者よ、そなたに魔王の討伐を任命したい」

勇者「かしこまりました」

王様「おぉ、さすが勇者だ。よい報告を期待しておるぞ」
魔法の世界
2: 2013/09/29(日) 21:49:12 ID:bihKnwh2

~城下町~
勇者「はぁ、魔王なんているわけないのに……」

勇者「とりあえず成功報酬はかなりの額だし、派遣センターで女僧侶を誘うことにしよう」

勇者「もしかすると、もしかするかもしれないし♪」

局員「勇者さまですね。王様より伺っております。どの方を雇いますか?」

勇者「怪我や病気をしたら困るので、女僧侶をお願いします」

局員「えっ、戦士や魔法使いは・・・」

勇者「費用がかさむので、無駄な人員は必要ありません。だめですか?」

局員「い……いえ、大丈夫ですよ」

女僧侶「勇者さま、はじめまして。私は僧侶です。よろしくお願いします」えへっ

勇者「僕は勇者。これからよろしくね。では僧侶さん、装備を整えて行きましょうか」

僧侶「はいっ」

3: 2013/09/29(日) 22:01:15 ID:bihKnwh2

~北の大地・フィールド~
僧侶「勇者さま、私たちの旅の目的は極南の地なのですか?」

勇者「そうです。兵力を集めて討伐隊を組織し、極南の地に向かわせることは困難なのです」

勇者「だからといって、何もしないでは隣国の目がある。そこで僕たちが精鋭部隊という名目で、魔王の討伐に向かうわけです」

僧侶「わわわ、私たち二人だけなのに精鋭部隊なんですか」アセアセ

勇者「二人だけで充分だから、精鋭なんだよ。まあ、気楽に行こうよ」

僧侶「はい、勇者さま」

勇者「僧侶さん、ストップ。魔物の気配だ」チャキ

魔物「ガルルル……」

勇者「野犬か。僧侶さんは僕のサポートをお願いします」

僧侶「はい!」

4: 2013/09/29(日) 22:05:19 ID:bihKnwh2
鉄の剣を構え、野犬と向き合った。
殺気を感じたのか、牙をむいて唸り声を上げる。
そして地面を蹴り、飛び掛ってきた。


勇者「はあぁぁぁ!!」

キュィーン

野犬「ばうッ!」


野犬はすばやく身をかわし、さらに飛びついてくる。
しかし、それがあだになる。
振り下ろした剣を反し、風をまとわせて振り上げた。


勇者「疾風斬り!」

野犬「キャイン……」

勇者「よし、とどめだ!」

ザスッ!
肉をえぐると、野犬は力つきた。

5: 2013/09/29(日) 22:08:44 ID:bihKnwh2
僧侶「勇者さま、すごいです! 今、回復しますね」

勇者「ありがと」

僧侶「いえいえ、お仕事ですから♪」

勇者「はは……、そうだね。獣たちが血の臭いを嗅ぎつけたみたいだし、僕たちはここを離れようか」

僧侶「はい。野犬さんの命、みんなに繋がりますように」ペコリ

6: 2013/09/29(日) 22:25:15 ID:bihKnwh2

~西の村~
僧侶「勇者さま~。村が見えてきましたよ」

勇者「馬なら1時間程度なのに、歩くと半日もかかるのか……」

僧侶「日が暮れてきたし、宿を探さないとですね。あそこなんてどうですか?」

勇者「民宿って感じだな。今夜はあそこにしよう」

主人「これはこれは勇者さま。王様より伝令が来ております」

主人「特別料金で、お二人120Gになりますが、いかがされますか?」

勇者「割引きとは助かります」

主人「では、こちらのお部屋にお願いします」

7: 2013/09/29(日) 22:43:57 ID:bihKnwh2

僧侶「山に沈む夕日がすごくきれいですよ。なんだか、自然に囲まれていると癒されますね」

勇者「そうだね。ここがもう少し城下に近ければ、住みたいんだけどな」

僧侶「ところで勇者さまぁ……。わ、私たちは同じ部屋なのですか?」

勇者「ごめん、やっぱり男性と同じ部屋なんて困るよね」

僧侶「は、はい……」

勇者「でも、これから長い旅をするわけだし、お互いに信頼関係を築いていかないといけないと思うんだ」

勇者「部屋を分けると金銭的に苦しくなるし、無理にとは言わないけど理解してほしい」

僧侶「そ、そうですよね。私のほうが意識していたみたいで、恥ずかしいです//」

勇者「とりあえず、旅の計画を立てようよ。この村は何がおいしいか知ってますか?」

僧侶「旅の計画って、食べ物ですか?!」

僧侶「今の季節は冬野菜がおいしいですよ。この村は冬になると白菜の収穫が盛んなので、お鍋がおすすめです」

勇者「そうなんだ。じゃあ、今夜は温かいものを食べよう」

僧侶「はいっ。夕食も勇者割引きが付きますかねえ」ジュルル

8: 2013/09/29(日) 22:47:56 ID:bihKnwh2

勇者「えっ、白菜なべを食べられないんですか?」

主人「はい。近頃、魔物が山から下りてきて畑を荒らすようになったのです。先日は農夫が襲われて怪我をしまして、みな困り果てています」

僧侶「勇者さま、残念でしたね」ショボン

勇者「僧侶さん、明日、その魔物を退治しに行きましょう!」

僧侶「本当ですか?! さすが勇者さまです。村の方も困ってらっしゃるようですし、人を襲うようになっては見過ごせませんよね」

勇者「その通り! 食べ物の恨み、思い知らせてやりましょう」

僧侶(あ、そっちなんだ……)

9: 2013/09/29(日) 22:51:37 ID:bihKnwh2

~翌朝~
村長「勇者殿、お待ちください」

勇者「あなたは?」

村長「私はこの村の村長です。宿の主人から勇者殿が魔物退治に行かれると聞きましたが、それは本当ですか?」

勇者「はい。畑が荒らされてはお困りでしょう」

村長「おお、それは助かります。それではぜひ、この娘も連れて行ってはくれないでしょうか? 魔物退治の話を聞き、志願されまして」

僧侶「あの、村長さん。お言葉ですが、年端も行かないお嬢さんを一緒に連れて行くのは、大変危険だと思います」

村長「いえいえ、こう見えても彼女は、この村で一番の魔法使いです。勇者殿といれば安心ですし、よい経験になるでしょう」

魔法使い「魔法使いです。お願いします」ペコ

勇者「分かりました。無事に連れて帰ります」

10: 2013/09/29(日) 23:02:49 ID:bihKnwh2

~裏の山~
僧侶「へぇ~、魔法使いちゃんは来年からお城で研修することが決まってるんだぁ」

魔法使い「はいっ!」

僧侶「ということは、6歳下なんだね。城下の人でも入学できない狭き門なんだよ」

魔法使い「私、勉強がんばりました。あっ、勇者さま、その洞窟です」

勇者「これはグリズリーの巣になってるね」

僧侶「ひえぇぇ、グリズリーですかぁ」

勇者「とりあえず、魔法使いちゃんは僕について来て。外で待っててもらっても、逆に危ないかもしれないから」

魔法使い「はい」

勇者「で、魔法使いちゃんは、どんな魔法が使えるの?」

魔法使い「魔術書は一通り目を通しているので、精霊魔法をすべて使えます」

僧侶「そうなんだ。私が同じ歳のときは、毎日怒られてばっかりだったよぉ」テヘッ

勇者「じゃあ、魔法使いちゃん。洞窟の深部では、火炎魔法と爆発魔法は禁止だから。酸欠したり崩落が発生すると、僕たちも危ないからね」

勇者「とりあえず、命大事にで無理をしなければいいから」

魔法使い「はい、分かりました」

11: 2013/09/29(日) 23:06:43 ID:bihKnwh2

僧侶「うぅ……、勇者さま。うす暗くて怖いです」ビクビク

勇者「しっ、いたぞ」

魔物「ガルルル……」

グリズリーは大きく立ち上がり、威嚇した。

勇者「そうとう気が立っているな。僕が引き付けるから、僧侶さんは回復。魔法使いちゃんは、必要に応じて支援魔法。それでお願いします」

勇者は下段で剣を構える。そして駆け出した。
繰り出される熊パンチを避け、足元にもぐりこむ。

勇者「大地斬っ!」ザシュッ

右足を斬りつけると、グリズリーは倒れた。
怒りの咆哮を上げ、再び立ち上がる。

魔物「グオオオォォっ!」ブンッ

熊パンチが直撃し、勇者は壁に激しく叩きつけられた。

12: 2013/09/29(日) 23:09:28 ID:bihKnwh2
勇者「くそっ!!」

僧侶「勇者さま! 回復魔法!」

魔法使い「伏せてください! 凍結魔法、行きます」

大気中の水分が凍りつき、グリズリーは氷付けになった。
しかし、動きを完全に封じるほどの力はない。
だがその一瞬の隙は、勇者にとって十分なものだった。

勇者「兜割り!」

刀身を全力で振り下ろす。
そして中段から畳み掛けると、グリズリーは力尽きた。

僧侶「やりましたね、勇者さまぁ」

勇者「魔法使いちゃん、ありがとう。あそこで凍結魔法とは、すごいね」

魔法使い「勇者さまの指示がなければ、きっと火炎魔法で攻撃してました」テレ

勇者「いい判断だったよ。さて、今夜は熊なべだ~。後で農夫に運ばせて、振舞ってもらおう」

僧侶「わぁい。グリズリーは、熊パンチの手が美味らしいです♪」

13: 2013/09/29(日) 23:21:16 ID:bihKnwh2
魔法使い「えっ……食べるんですか」

僧侶「この熊さんは、生きるために畑を荒らしていたんだと思います。そして私たち人間は、その熊さんを狩りました」

僧侶「ならばその氏は、命を繋ぐものでなければなりません。決して、命を無駄にしてはならないのです」

魔法使い「命を繋ぐ……か」

勇者「さすが、僧侶さん。いいことを言いますねえ」

僧侶「えへへ。当たり前ですよぉ」

14: 2013/09/29(日) 23:23:41 ID:bihKnwh2
10
魔法使い「何だろ? この気配は……」

勇者「魔法使いちゃん、どうかしたの?」

魔法使い「いえ、この奥から魔力を感じるんです」

僧侶「言われてみれば、かすかに感じますね。行ってみますか?」

勇者「そうだな。気をつけて進もう」

魔法使い「魔力のもとは、これみたいですね」

魔法使いは、たくさんの数字が書かれたプレートを手に取った。

僧侶「この数列は……」

魔法使い「ユピテル魔方陣です」

15: 2013/09/29(日) 23:38:17 ID:bihKnwh2
勇者「ユピテル魔方陣?」

魔法使い「はい。縦横斜め、それぞれの列の合計が、いずれも女性数の最初の素数2と男性素数17を掛け合わせた34になるものです」

魔法使い「しかもこれ、完全方陣ですよ」


6、12、7、9
15、1、14、4
10、8、11、5
3、13、2、16


勇者「ちょっと貸してみて」

勇者が手に取ると、魔方陣が光に包まれた。

僧侶「勇者さま、16が消えましたよ! 魔法使いちゃん、これって、15パズルじゃないかな」

僧侶「ほら、開いた空間に隣の数字を動かすことができるし」サッサッ

勇者「あ、おい。勝手に触るなよ。まだ分かってないことも多いのに」

僧侶「ごめんなさい」シュン

17: 2013/09/30(月) 00:15:46 ID:/OBZxBP2
魔法使い「でも僧侶さん。これが15パズルだとしたら、大変なことになりますよね」

僧侶「そうだね」

勇者「それはどういう?」

僧侶「15パズルは神の遺産なんです。その昔、この世界はひとつの巨大な大陸だったと言われています」

僧侶「だけど神様の力により、その巨大なパンゲア大陸は少しずつ動いて割れてしまい、海や島ができて今の世界になったとされています」
勇者「パンゲア大陸? 何だか、すごく壮大な話だな……」

僧侶「それが15パズルの伝説として、この世界に伝えられているのです」

18: 2013/09/30(月) 00:17:28 ID:/OBZxBP2
魔法使い「この15パズルは順番に並んでいませんよね。しかも、完全なユピテル魔方陣を形成して、魔力を放っています」

勇者「つまり、世界が闇の力に包まれようとしている……ということか」

魔法使い「はい。15パズルは世界の在り方に関わる神聖な神具だから、誰も作ろうとしないし、まして動かそうなんて恐れ多くてできることではないんです」
魔法使い「うわさ通り、世界に異変が起きつつあるのではないでしょうか」

勇者「ふぅん。世界の在り方か。で、僧侶さんはこれを気軽に動かした……と」

僧侶「あわわ、すみません。とっさに、戻さないといけない気がして」アセアセ

勇者「じゃあ、明日までに戻しておいて。僧侶は神に仕える者だ。その職につく僧侶さんが戻すべきと思ったなら、それが正しいのかもしれないね」

僧侶「はい、がんばります!」

21: 2013/09/30(月) 20:52:29 ID:/OBZxBP2
11
~西の村~
勇者「村長さん、ただいま戻りました!」

村長「おぉ、勇者殿。魔物はいかがなさいましたか」

勇者「見事、退治してまいりました。農夫を派遣して肉を持ち帰り、今夜はみんなで熊なべにいたしましょう」

村長「そうですな。今から農夫を向かわせます」

勇者「それにしても、魔法使いちゃんは素晴らしいですね。的確な判断で、逆に助けられてしまいましたよ」

村長「そうでしょう。この子は村一番の期待の星ですからな」

魔法使い「えへへ//」

勇者「ところで村長さん。明日ですが、馬を一頭借りることはできませんか? 城に戻り、王様に報告しないといけないことができまして」

村長「分かりました。用意させます」

22: 2013/09/30(月) 21:11:27 ID:/OBZxBP2
12
~宿、夜~
僧侶「勇者さまぁ、熊なべ、おいしかったですね~」

勇者「ほんと、どうやって臭みを消したんだろ。やわらかくて、こってりで」

僧侶「熊パンチ、とろとろでしたね。明日はぷるぷるになっちゃいますよ」

僧侶「勇者さまぁ、ぷるぷるおっOい触りたいですか//」

勇者「えっ、マジで!?」

僧侶「……。冗談に決まってるじゃないですか。そんなことをしたら、本気で怒りますからね」

勇者「あぁ……、そうだよね」

勇者(はぁ、釘を刺されたな)

23: 2013/09/30(月) 21:22:28 ID:/OBZxBP2
トントン

勇者「どうぞ。開いてますよ」

魔法使い「こんばんは」ペコ

勇者「あぁ、魔法使いちゃん。こんばんは」

僧侶「いらっしゃい♪ 遊びに来たの?」

魔法使い「いえ……、あの、僧侶さん。15パズルは完成しましたか?」

僧侶「できましたよ。ほらっ」

勇者「16の数字、また出てきたんだ」

僧侶「はい。完成したら、結界が張られて動かせなくなりました。もっと遊びたかったのに……」ショボン

勇者(動かすのは恐れ多いものじゃなかったのか? これって……)

24: 2013/09/30(月) 22:13:34 ID:/OBZxBP2
魔法使い「ところで勇者さま。完全なユピテル魔方陣について、思い出したことがあるんです」

勇者「思い出したこと?」

魔法使い「はい。普通の魔方陣は縦横斜めが34になるだけですが、完全方陣はそれだけではないのです」

魔法使い「端と端をつなげて筒状にしても、その斜めの合計が34になるんです」

勇者「筒状に?」

魔法使い「はい。上下を繋げて、さらに右と左を繋げると、その平たいプレートはどんな形になると思いますか?」

勇者「上と下を繋いで、右と左を繋いだらドーナツ型になるね」

僧侶「!! それって……」

魔法使い「まずいですよね」

勇者「?」

25: 2013/09/30(月) 22:25:22 ID:/OBZxBP2
僧侶「世界は球形をしていますよね。神様が大陸を移動させるときに反対側が見えなかったので、世界を平面的に捉えることができる地図を創造しました」

僧侶「それが世界地図で、この15パズルだと言われています」

勇者「ということは、魔方陣は球形の世界がドーナツ型に歪められることを暗示している?」

魔法使い「……かもしれませんね」

勇者(しかし仮に魔王がいたとして、世界を歪めることができるのか?)

勇者「わかった。今日は本当にありがとう。きみは立派な魔道師になれそうだね」

魔法使い「ありがとうございます//」

魔法使い「それでは、おうちに帰ります。おやすみなさい」

26: 2013/09/30(月) 22:53:39 ID:/OBZxBP2
13
~翌日、エルグの城~
勇者「というわけで、世界に何かが起こりつつあるのは間違いないようです」

王様「なるほど。して、その神具に掛けられた闇の力は僧侶が解放してくれたのだな」

勇者「はい。仮結界のようなので、正規の封印を施すほうが良いと言っておりました」

王様「承知した。極南の闇にばかり目が向けられていたが、極北でも異変が起きているやもしれんな」

王様「極北の地への調査団は別に出すゆえ、勇者は引き続き任務を頼む」

勇者「かしこまりました」

27: 2013/09/30(月) 23:01:48 ID:/OBZxBP2
14
~西の村~
勇者「というわけで、褒美が出ましたよ」

僧侶「わ~い。山の向こうに都があるはずだから、お買い物が楽しみです。魔法使いちゃんは、都で何が欲しい?」

魔法使い「新しい魔術書が欲しいです」

勇者「えっ、それって、どういうこと?!」

魔法使い「私も勇者さまに付いて行くことにしました♪」

28: 2013/09/30(月) 23:05:02 ID:/OBZxBP2
勇者「子供の遊びじゃないんだ、僕は認められない!」

僧侶「妹ができたみたいで、私はうれしいな~」

勇者「いやいや、それは違うでしょ!」

村長「うちの村から勇者殿のパーティーに入れるものが出るとは、とても光栄です。彼女は村で一番の魔法使いです。よろしくお願いします」

勇者「魔道師が必要ならば、城下で人材を選びますし……」

父「まあ、そうおっしゃらずに。勇者さまが魔王を倒せたならば、娘を差し上げてもいいですよ」

勇者「何だか、腹黒い思惑が見え隠れしてますが……」

魔法使い「勇者さま! お邪魔にならないよう、がんばります!」

29: 2013/09/30(月) 23:11:44 ID:/OBZxBP2
第1話 おわり

・魔方陣
・15パズル
・トーラス

30: 2013/09/30(月) 23:34:11 ID:/OBZxBP2
キリが良いので、ここまでにします。


次回:第2話 バラバラの絆



引用: 勇者「ドーナツの世界?!」