136: 2014/08/02(土) 01:12:43.90 ID:WjxPm3NY0

前回:【艦これ】提督「任務、提督Loveな艦娘を集めよ」


青葉「はいはい、今日もはじめますよー!!」

北上「三隈からお礼言われたよ~、楽しめました。だってさ。」

長門「息抜きになったようで良かったな、このゲームもわりと悪くかもしれん。」

青葉(三隈さん、艶々してましたねぇ、スクープ撮れなくて残念でしたが。)



長門「今回の任務は何なんだ?」

青葉「はい! 今回の任務はですね。」

青葉「……覚悟は良いですか?」

北上「え?」

長門「は?」

青葉「今回は血を見るかもしれません……長門さん頼りにしてます。」

長門「頼りにするのは構わないが、一体なんなんだ…。」

北上「聞きたいような、聞きたくないような…。」

137: 2014/08/02(土) 01:41:03.45 ID:WjxPm3NY0

青葉「次の任務は、、、"ヤンデレな艦娘を集めよ"です。」

北上「うわぁ~……」

長門「……」

青葉「今回の任務の危険度がお分かりいただけたでs……。」

長門「ヤンデレとは何だ?」

青葉「あー、長門さん知りませんでしたか…。」

青葉「そうですねぇ。」

青葉「簡単にいうと誰に対する好意が強過ぎて、直接的な原因、または間接的な原因となって精神的に病んでいってしまう。。という状態ですね。」

長門「…鬱なようなものか?」

青葉「うーん、違いますね。病むという意味では一緒かもしれませんが、
そもそもヤンデレの原因が誰かに対する好意がなので、その人の事を思うあまり、
冷静な判断が出来ず常識を逸した行為を働いてしまう。というがヤンデレの特徴です。」
青葉「大体、理解してもらえたでしょうか。」

長門「対象が自分以外である事と、相手の周囲に与える影響も考えると厄介そうではあるが…。」

北上「ちなみに参加する艦娘は?」

青葉「はい、参加艦娘は荒潮さん、雷さん、大和さんの3人です。」

長門「何……? 大和だと!? それに駆逐艦の子達が2人もいるのか…。」

北上(も、、勿論、大井っちは居ないね。。。よかった~)

138: 2014/08/02(土) 07:47:41.66 ID:WjxPm3NY0

荒潮「あらぁ、、、ごきげんよう、雷さん。」

雷「こんにちは、荒潮。久しぶりね。」

荒潮「お久しぶり~…司令官さんはまだかしら?」

雷「まだ来てないわね。本当、だらしないわねぇ。」

荒潮「……あらぁ、普段はそうでもないと思うけど?」

雷「そお? だってこの前なんて……って事があって……」ペラペラ

荒潮「あらぁ、、そうなのぉ?」

雷「本当よ。まったく心配ばかりかけるのよね、司令官は。困っちゃうわ。」

荒潮(ふーん……)

140: 2014/08/02(土) 08:11:44.85 ID:WjxPm3NY0

提督「よっ、お前ら。」

荒潮「司令官さん、こんにちはぁ~。」

雷「あっ、司令官。やっと来たわね。」

提督「あれ、そうか? すまん、時間通りだと思ったんだが。」

提督「ちなみに、大和は演習中でな。少しばかり遅れるそうだ。」

荒潮「大和さんも一緒なのね。」

雷「私、あんまり大和さんと話したこと無いわね。」

提督「しょうがないさ。大和はここぞという時以外は、演習をメインに活動してもらっているからな。」

提督「ま、息抜きするためのゲームだし、良い機会だ。気軽に交流を深めてくれ。」

雷「…ええ、もちろんよ。」

荒潮「…ふふ、あまり関わらない艦娘さんとの交流は楽しみ、よ。」

142: 2014/08/02(土) 08:47:38.43 ID:WjxPm3NY0

長門「今のところ、特に問題はないようだが……。」

青葉「始まったばかりですからね。」

北上「でも、なんとなぁく、変な雰囲気も感じるんだけどね~。」

長門「…いざとなったらこの長門が止めにはいるさ。」

長門(そうだな、大和は提督に任せるとして、他の2人は私に任せろ。)


青葉「なんとなぁく、素直に信頼してはいけないような気がしました」ボソボソ

北上「でも、駆逐艦絡みのながもんは凄いから、大丈夫じゃない?方向性はどうなるかわかんないけど。」ボソボソ

147: 2014/08/02(土) 14:59:18.84 ID:WjxPm3NY0
提督「それは良かった。」

荒潮「司令官さん、、私、たった今遠征から帰ってきたの。」

提督「報告は聞いたよ、お疲れ様。」

提督「雷も遠征帰りだよな、お疲れ様。」

荒潮「労を労ってくれないかしら。」

提督「はは、そうだ。間宮さんからアイスをもらったから後で食べようか。」

荒潮「それも良いけど…」

荒潮「私は、こっちの方が良いわねぇ。」ヒザチョコン

荒潮「~♪」

雷「なっ……!」

雷「し、、、司令官! 私も!」

148: 2014/08/02(土) 15:07:22.90 ID:WjxPm3NY0
提督「はは、お前等、間宮さんアイスは要らn……」

提督「…ッ!避けろッ」ドンッ

荒潮「ッ! 急になn……」

雷「……!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!


提督「」プシュー

荒潮「……え?」

雷「……え?」



大和「……泥棒猫さん達に威嚇のつもりで最少範囲で狙ったのだけど、、、」

大和「咄嗟に庇うなんて、、優しいですね。提督らしいです。」

大和「さて、、、私の提督に手を出そうとしてるのはどこのどなたかしら……。」

149: 2014/08/02(土) 15:09:44.89 ID:WjxPm3NY0

北上「うわぁぁぁぁ司令室が……。」

長門「馬鹿者……やりすぎだ大和。」

青葉「これは酷いですね…」

青葉「幸い司令室を夏だからの一言で砂浜仕様にしていたアホ提督のおかげで被害という被害はないですが」

長門「先に家具職人には依頼を出しておくか…。」

151: 2014/08/02(土) 15:17:04.33 ID:WjxPm3NY0

荒潮「あらあらぁ、大和さん、さすがにいきなりは危ないんじゃないかしら?」

大和「ごめんなさいね。私の提督に群がる障害が見えたので、、つい。」

大和「そこは私の指定席なの。」

大和「だから私の許可を得てくれないかしら。ま、未来永劫、許可を与えるつもりはありませんが」

荒潮「ふふ、演習帰りで疲れているんじゃないですかぁ? 言ってることが理解できません。」

152: 2014/08/02(土) 15:19:32.84 ID:WjxPm3NY0
大和「貴方……駆逐艦だしまだ子供でしょう? もう夜だし、戻って寝た方が良いんじゃないかしら。」

大和「これからは大人の世界だし、提督は大和自慢のホテルで1日の疲れを癒す予定ですから。」

荒潮「あらあらぁ、、艦種でしか人格を判断出来ないんですかぁ?」

荒潮「大戦艦様となると、戦闘の事しか考えなくなって、まともな思考が出来なくなるんですねぇ。」

荒潮「それに大和さんの方が夜、気を付けた方が良いと思いますけどぉ、、、お肌、大丈夫ですか?」

大和「……確かに駆逐艦という事だけで決めつけたのには謝ります。」

大和「が、それ以降の台詞はさすがに寛容できませんね……いくら大和でも、怒りますよ?」

荒潮「ふふふ、怖いわぁ~。」

大和「…」

荒潮「…」



荒潮「…ちょっとまって。」

大和「…そうね。」

大和「雷さんと提督が居ない…、油断したわ。」

荒潮「面白いじゃない。」

荒潮「この私と追いかけっこかしら? ふふ、私って相当しつこいわよ、逃げ切れると思ったのかしら。」

大和「戦艦大和、もう何も奪われたりはしません……。絶対に見つけて助け出します、提督。」

153: 2014/08/02(土) 15:21:55.46 ID:WjxPm3NY0


提督「」キゼツ

雷「ふふふ、司令官。まだ寝てるの?」

雷「やっぱり司令官は私がいないと駄目ね。」

雷「……私が居ないと駄目……司令官はそうじゃないといけないの……」

雷「……」

雷「もうっ、3日と1時間24分59秒ぶりに会えたのに」

雷「もっと私にかまってよね。」

雷「ううん、きっと皆の目があったからなのよね。だから2人っきりになれるように雷、頑張ったの。」

154: 2014/08/02(土) 15:24:18.07 ID:WjxPm3NY0

雷「…」

雷「司令官…どうして……」

雷「…」

雷「まったく、私無しじゃ、艦隊だって成り立たないでしょ?」

雷「…」

雷「もっともっともっともっともっと私を頼ってよ。」

雷「もっともっともっともっともっと私にお世話させてよ……。」

雷「…」

雷「司令官は……駄目なままで……よかったのに……。」

雷「私だけが司令官を、見ていればよかったのに……。」

雷「もう雷は……司令官にとって要らない子になっちゃったの………?」

155: 2014/08/02(土) 15:58:23.70 ID:WjxPm3NY0
提督「…」

提督「そんな事はないさ。」

雷「…ッ!? 司令官、起きてたのね…。」

提督「俺は今でも雷の事、大切に思ってるよ。」

雷「……でも私の事を放っておいてるのは、事実じゃない!!」

雷「もう興味なくなったんでしょ……。」

156: 2014/08/02(土) 16:02:19.81 ID:WjxPm3NY0

提督「俺がさ、新米提督な時に、」

提督「雷が俺の為に、、皆の為に、、練度をあげるために無理して頑張ってた日々を知ってるよ。」

提督「最初はうまくいかなくって、夜、悔し涙を流して泣いてくれたね。」

提督「俺はそんな頑張ってる雷を知っている。」

雷「…」



提督「段々と練度があがって、大規模攻略に参加した際に雷が大破したことがあったけどさ。」

提督「あの時に油断した、って言ってたけど。」

提督「でもあれ、電を庇って大破したんだよな。」

提督「ちゃんと気付てるよ、妹思い、仲間思いの雷だってこと。」

提督「そんな雷が俺の誇りだよ。」

雷「…」



提督「昨日の遠征でも。」

提督「護衛艦が目視される前に、イ級を撃退したんだよな。」

提督「本当はあの時褒めてやりたかったんだけど。。。遅れて、ごめんな。」

提督「護衛した人達もすごい褒めてくれたよ。さすが俺の雷だ。」

雷「…」



提督「雷、背も伸びたよな。」

提督「配属当初から2cmは伸びたかな?」

提督「周囲も、ここ1ヶ月で0.5cm膨r……」

雷「わわわっ……そんなこと、いいからっ!!」

157: 2014/08/02(土) 16:03:47.27 ID:WjxPm3NY0
提督「本当にさ、最近の雷は頼もしくって。」

提督「自分から積極的に任せてほしい。って言ってくる雷が物凄く嬉しくって。」

提督「雷が頼りになるからって色々な事任せ過ぎててさ。」

提督「俺自身、あんまり構ってやれなかったね。」

提督「ごめんな。」

雷「…」

提督「でも、忘れないで欲しいんだ。」

提督「色々な部分、全部ひっくるめて俺は雷の事、大好きってこと。」ギュッ

提督「まだまだダメ提督だから、新米の時からずっと支えてきてくれている雷だからこそ。」

提督「これからも俺の事を支えてくれると嬉しいな。」ナデナデ


雷「…」


提督「青葉、聞こえてるだろ?」

青葉『…はい、なんでしょう。』

提督「今俺が話したこと、全艦放送で流しちゃって。」

青葉『宜しいのですか?』

提督「まぁちょっと恥ずかしいけどさ。」

提督「前回まで不甲斐ない結果だったし、罰ゲームだと思ってさ、気にしなくていいよ。」

青葉『……了解しました。』

提督「よろしく。」


雷「…」

提督「勿論、これで全部信用しろ、なんて言わないよ。」

提督「だけど、少しでも良いからさ。また俺の事、信じてもらえないかな。」

158: 2014/08/02(土) 16:05:01.10 ID:WjxPm3NY0

雷「……うぅ。。。。」

雷「提督のこと、疑ってごめんなさい!!!」

提督「…うん。」

雷「本当に本当に、不安だったの…!!」

提督「…」ヨシヨシ

雷「うぅぅぅ、、、うわぁあああん」ギュッ

提督「…」ポンポン



提督「雷……? 眠っちまったか…。」

雷「…」zZZ



提督「ふぅ…。」ナデナデ

提督「もちろん、お前等についても語れるぞ?」

大和「……バレてましたか。」

荒潮「あらあらぁ、、、楽しみですが、今はやめとくわ~。」

大和「……同じく。」

159: 2014/08/02(土) 16:07:40.15 ID:WjxPm3NY0


長門(提督から雷を預かってきた。)

長門(今は泣きつかれてぐっすり眠ってる。)ヒザマクラ

青葉「泣きつかれて寝ちゃってますね……長門さんの膝枕でぐっすりですね。」

北上「…残念だけど、、雷はリタイヤだねぇ。」

長門「あぁ、、まぁしょうがないさ。」ナデナデ

北上(…雷のヤンデレが治ったわけではないんだよねぇ~。)

北上(ま、これからも提督がフォローするだろうけど、ちょっと気に掛けてやるかな。)

北上(はぁ~まったく、これだから駆逐艦はうざいのよねぇ~…)

北上(…)チラッ

雷「」zZZ

北上(…)ナデナデ

長門「…ふふっ」

北上「ハッ…」///

青葉(北上さんもなんだかんだって言って面倒見が良いですからねぇ、、、
今の表情はスクープしておきたいぐらい良い顔してましたよ。ふふ)

166: 2014/08/02(土) 16:42:06.32 ID:WjxPm3NY0
荒潮「ふぅ……、興が覚めたわぁ。」

荒潮「大和さん、、答え感付いているのでしょう? お先にどうぞ。」

大和「、、何のつもりかしら?」

荒潮「そんな怖い顔で睨まないでください。。他意はありません、言葉通りの意味です。」

大和「……なら、先にいかせてもらいます。」

荒潮「ふふ、勿論、大和さんが間違ったら遠慮なく解答権を頂きますからね?」



荒潮(おそらく一度おねだりしてしまうとこの任務に参加する事は出来ない…。)

荒潮(せっかく、司令官さんと任務戦闘以外で関われるこの空間を、活用しない手はないわ。)

荒潮(最後になってから任務で司令官さんにおねだり出来るのが、一番美味しいもの。)

荒潮(ふふふ、、最後に提督を手に入れるのは私よ。)

169: 2014/08/02(土) 16:55:47.06 ID:WjxPm3NY0


大和「ごきげんよう、みなs……」

長門「」シー

雷「…」zzZ

大和「あら…ごめんなさい。」


青葉「では、大和さん、答えをどうぞ」

大和「提督が好き過ぎて、見境がなくなる艦娘達……でしょうか?」

青葉「正解です!」

北上「うん、これは正解でよいね。」

長門「」ナデナデ

青葉「ご褒美は決まっていますか?」

大和「一か月秘書艦をお願いするわ。」

青葉「了解しました!」

北上「1ヶ月秘書艦かぁ~、よろしくね~。」

青葉(さっきの見てると正直、もっとえぐいのが来るかとヒヤヒヤしてました…。)

北上(おなじく…)

長門「」ナデナデ

172: 2014/08/02(土) 17:07:33.02 ID:WjxPm3NY0
青葉『お集まりの皆様にご連絡です。』

青葉『見事に大和さんがお題を正解しました!』

青葉『ご褒美は"一か月秘書艦"です。』

青葉『提督、よろしくお願いします!』


提督「ぉ、やっぱり正解をあてたか…さすが大和だな。」

提督(今回の答え……知りたいような知りたくないような……)

荒潮(正解しちゃいましたか、まぁ良いです。)


荒潮「司令官さん、、、さっきのつ・づ・き、しませんか?」ヒザチョコン


青葉『キャー!!大和さん暴れないでください。』

北上『ちょっとぉ、、落ち着いて。』

長門『静かにしろッ!大和!!!! 煩くするなら今すぐここから出ていけッ!!!』


荒潮「~♪」

174: 2014/08/02(土) 17:25:35.12 ID:WjxPm3NY0
今回の任務"ヤンデレな艦娘を集めよ"はこれにて終了です。
ヤンデレ、、特に荒潮と大和は病み具合が書ききれず申し訳ないです。
※特に大和の扱いが…ご褒美エピソードで頑張るので許してください。

荒潮、大和は自覚しているヤンデレ、攻撃的、常に障害を排除しようとするタイプ。
雷は自覚の無いヤンデレ、内向的に貯め込んで爆発するタイプ。というイメージで書いてみました。


あと大和のご褒美なんですが、
一か月の秘書官なので、次の任務は進めつつ、投稿続けたいと思います。
※司会側にチラホラ大和を出そうかと思います。チョイ役になりますが。
 大和のご褒美エピソードは来週になると思いますが書きます。


次の任務と艦娘を決める安価を、後で出します。
その際、タイミングよくご覧になっている方がいましたら、お付き合いくださいませ。


引用: 【艦これ】提督「任務、○○○な艦娘を集めよ」