224: 2014/05/16(金) 22:01:35.99 ID:pNTgMjVAO
前回はこちら
~シルエットクイズ~
提督「横向け――髪型変えてるけど龍驤だな」
提督「次は……飛んでみろ――飛べない? なら扶桑の方だな」
大鳳(判別方法に容赦がないわ……)
――――
日付変わるぐらいに投下予定です
225: 2014/05/17(土) 00:34:40.79 ID:vOSnbUPAO
足柄「次よ! 次の敵はどこ!?」
大鳳(凄い迫力ね……)
足柄「まだよ……まだ全然足りないわ!」
那智「相変わらずだな、足柄は」
大鳳「何時もあんな感じなの?」
那智「一度戦場に出れば、帰投するまではあのままだ」
大鳳「ずっとなのね……」
足柄「大鳳! まだ敵は見えないの!?」
大鳳「――前方、約50000。敵艦影6。艦種は……」
足柄「行くわよ! 勝利が私を呼んでいるわ!」
大鳳「えっ、ちょっと待って! 敵の艦種の確認ぐらい――」
那智「無駄だ。口を動かす暇があったら追いかけた方が早い」
大鳳(今度は戦闘狂か……)
足柄「艦隊帰投、今日も戦果は上々よ!」
提督「お疲れ、補給忘れんなよー」
大鳳「つ……疲れたわ……」
提督「大鳳は足柄と出撃するのは初めてだったな、アイツ凄いだろ」
大鳳「凄すぎてついていくのが大変で……」
提督「勝利に対する並々ならぬ執着心。うちの艦隊の中でも多分アイツが一番だ」
大鳳「勝利に拘るのはいいけど、敵に突っ込んで行くのはやめて欲しいわ」
提督「ちゃんとカバー出来るように艦隊は組ませた。背中を任せられる相手が居なけりゃ、足柄も突っ込んだりしないさ」
大鳳(とてもそうは見えなかったんだけど……)
足柄「大鳳、カツサンド作ったの、食べる?」
大鳳「え? えぇ、頂くわ」
足柄「カツで“勝つ”、ってね」
大鳳(本当に勝利のことを常に考えてるのね……)
足柄「私ね、英国で飾りっ気が無いからって“餓えた狼”なんて呼ばれたことがあるの。皮肉だったらしいんだけど、今はそれに感謝してるわ」
大鳳「どうして?」
足柄「日本では狼って強くてワイルドでカッコイイってイメージだもの。勝利に拘る私にはピッタリじゃない」
大鳳「足柄は……何でそこまで勝利に拘るの?」
足柄「たくさん勝てば、それだけ平和が近付く。傷付く仲間が減る。悲しむ人も少なくなる。――だから、勝ちたいの」
大鳳(ただの戦闘狂じゃなかったのね……だから、提督は止めたりせずにそれを活かす形で作戦を……)
足柄「たまーにやり過ぎて妙高姉さんに説教されるけど、私は負けないわ、絶対にね」
大鳳「……えぇ、勝ちましょうね、足柄」
足柄「今は……昼の満腹感から来る睡魔に……勝たない……と……」
大鳳(早速負けてるわよ足柄!?)
大鳳(凄い迫力ね……)
足柄「まだよ……まだ全然足りないわ!」
那智「相変わらずだな、足柄は」
大鳳「何時もあんな感じなの?」
那智「一度戦場に出れば、帰投するまではあのままだ」
大鳳「ずっとなのね……」
足柄「大鳳! まだ敵は見えないの!?」
大鳳「――前方、約50000。敵艦影6。艦種は……」
足柄「行くわよ! 勝利が私を呼んでいるわ!」
大鳳「えっ、ちょっと待って! 敵の艦種の確認ぐらい――」
那智「無駄だ。口を動かす暇があったら追いかけた方が早い」
大鳳(今度は戦闘狂か……)
足柄「艦隊帰投、今日も戦果は上々よ!」
提督「お疲れ、補給忘れんなよー」
大鳳「つ……疲れたわ……」
提督「大鳳は足柄と出撃するのは初めてだったな、アイツ凄いだろ」
大鳳「凄すぎてついていくのが大変で……」
提督「勝利に対する並々ならぬ執着心。うちの艦隊の中でも多分アイツが一番だ」
大鳳「勝利に拘るのはいいけど、敵に突っ込んで行くのはやめて欲しいわ」
提督「ちゃんとカバー出来るように艦隊は組ませた。背中を任せられる相手が居なけりゃ、足柄も突っ込んだりしないさ」
大鳳(とてもそうは見えなかったんだけど……)
足柄「大鳳、カツサンド作ったの、食べる?」
大鳳「え? えぇ、頂くわ」
足柄「カツで“勝つ”、ってね」
大鳳(本当に勝利のことを常に考えてるのね……)
足柄「私ね、英国で飾りっ気が無いからって“餓えた狼”なんて呼ばれたことがあるの。皮肉だったらしいんだけど、今はそれに感謝してるわ」
大鳳「どうして?」
足柄「日本では狼って強くてワイルドでカッコイイってイメージだもの。勝利に拘る私にはピッタリじゃない」
大鳳「足柄は……何でそこまで勝利に拘るの?」
足柄「たくさん勝てば、それだけ平和が近付く。傷付く仲間が減る。悲しむ人も少なくなる。――だから、勝ちたいの」
大鳳(ただの戦闘狂じゃなかったのね……だから、提督は止めたりせずにそれを活かす形で作戦を……)
足柄「たまーにやり過ぎて妙高姉さんに説教されるけど、私は負けないわ、絶対にね」
大鳳「……えぇ、勝ちましょうね、足柄」
足柄「今は……昼の満腹感から来る睡魔に……勝たない……と……」
大鳳(早速負けてるわよ足柄!?)
226: 2014/05/17(土) 01:29:20.37 ID:vOSnbUPAO
大鳳(そういえば、まだあの大和と話したことが無かったわね。探してみようかしら)
文月「わーい、たかいたかーい」
望月「おぉー。こりゃいいねー」
電「良い眺めなのです!」
響「ハラショー、これはいいな」
大和「落ちないように気を付けて下さいね」
大鳳(蟻装の上に駆逐艦娘があんなに……イ〇バ物置?)
大和「あら大鳳、大和に何か御用ですか?」
大鳳「私は特に用は無いのだけど、何してるの?」
大和「駆逐艦の子達と遊んでいるのですよ、どうせ暇ですから」
大鳳(物凄く平然としているけど、重くないのかしら……)
暁「電、響、二人だけズルいわよ。一人前のレディーとして大和さんに暁も乗せてもらいたいわ!」
雷「レディーかどうかは別にして、雷も乗せてもらっていい?」
大和「はい、構いませんよ」
大鳳「その……大丈夫なの?」
大和「大鳳も乗ってみますか?」
大鳳「わ、私は遠慮するわ」
大鳳(駆逐艦の子達に囲まれるのには惹かれるけど、羞恥心が……)
明石「あっ大和さーん! ちょっとお願いが!」
大和「あら、何かしら……ごめんなさい、ちょっと降りて待ってて下さいね。すぐ戻ってきますから」
駆逐艦娘一同「はーい!」
大鳳(ちょっと気になるわね……見に行こう)
明石「この木材なんですけど……クレーンが持って来にくい場所にあって、運ぶのお願い出来ますか?」
大和「はい、お安い御用です」
明石「じゃあアイテム屋の裏までお願いしますね、先に戻って待ってますから」
大鳳(どう見ても一人で持てなさそうな材木よね……いくら大和でもアレを一人では――)
大和「よいしょ」
大鳳「」
大和「駆逐艦の子達も待ってますし、急がないと」
大鳳(抱えて走ってる……大和型、恐ろしいわ……)
長門「皆、このビッグセブン、長門に乗りたくはないか?」
駆逐艦娘一同「大和さーん!」
大和「長門、貴女も懲りないですね」
長門「この前は不覚をとったが、大和が相手でもこのビッグセブンが本気を出せば――」
駆逐艦娘一同「龍田さーん!」
長門「用事を思い出した、また会おう!」
大鳳(ブレないわね長門……そこで大鳳さんと呼んでくれるようにならないかしら?)
文月「わーい、たかいたかーい」
望月「おぉー。こりゃいいねー」
電「良い眺めなのです!」
響「ハラショー、これはいいな」
大和「落ちないように気を付けて下さいね」
大鳳(蟻装の上に駆逐艦娘があんなに……イ〇バ物置?)
大和「あら大鳳、大和に何か御用ですか?」
大鳳「私は特に用は無いのだけど、何してるの?」
大和「駆逐艦の子達と遊んでいるのですよ、どうせ暇ですから」
大鳳(物凄く平然としているけど、重くないのかしら……)
暁「電、響、二人だけズルいわよ。一人前のレディーとして大和さんに暁も乗せてもらいたいわ!」
雷「レディーかどうかは別にして、雷も乗せてもらっていい?」
大和「はい、構いませんよ」
大鳳「その……大丈夫なの?」
大和「大鳳も乗ってみますか?」
大鳳「わ、私は遠慮するわ」
大鳳(駆逐艦の子達に囲まれるのには惹かれるけど、羞恥心が……)
明石「あっ大和さーん! ちょっとお願いが!」
大和「あら、何かしら……ごめんなさい、ちょっと降りて待ってて下さいね。すぐ戻ってきますから」
駆逐艦娘一同「はーい!」
大鳳(ちょっと気になるわね……見に行こう)
明石「この木材なんですけど……クレーンが持って来にくい場所にあって、運ぶのお願い出来ますか?」
大和「はい、お安い御用です」
明石「じゃあアイテム屋の裏までお願いしますね、先に戻って待ってますから」
大鳳(どう見ても一人で持てなさそうな材木よね……いくら大和でもアレを一人では――)
大和「よいしょ」
大鳳「」
大和「駆逐艦の子達も待ってますし、急がないと」
大鳳(抱えて走ってる……大和型、恐ろしいわ……)
長門「皆、このビッグセブン、長門に乗りたくはないか?」
駆逐艦娘一同「大和さーん!」
大和「長門、貴女も懲りないですね」
長門「この前は不覚をとったが、大和が相手でもこのビッグセブンが本気を出せば――」
駆逐艦娘一同「龍田さーん!」
長門「用事を思い出した、また会おう!」
大鳳(ブレないわね長門……そこで大鳳さんと呼んでくれるようにならないかしら?)
229: 2014/05/17(土) 02:52:13.33 ID:vOSnbUPAO
大鳳(何というか、世の中理不尽ね)
19「今日も良い天気なのー」
大鳳(“泳ぐ18禁”、確かにそうかもしれないわ)
19「イクの魚雷が……ウズウズするのー!」
大鳳「魚雷!? イク、急に発射なんてどうしたの?」
19「多分敵なの」
大鳳「えっ? そんなはずは――っ!? 敵艦捕捉、前方70000。敵影6、うち一隻はイクの魚雷直撃により轟沈!」
19「やったのねーじゃあ囮になってくるのー」
大鳳「えぇ、お願いするわ」
大鳳(私より先に気付くなんて……あの子、何者なの?)
19「今日も一杯泳いだのねー」
大鳳「ねぇイク、どうしてあの時、敵に気付けたの?」
19「魚雷がウズウズしたの、そういう時は必ず敵が近いのね」
大鳳「直感みたいなものなのね……でも、気付いただけじゃ当てられないわ」
19「イクのスナイパー魂が、あそこに撃てと囁くのね」
大鳳(気付いたのも直感なら、当てるのも直感……予知能力でもあるの?)
19「あっ提督なのね。提督ー!」
提督「イクか、お疲れ。抱き着くのはいいが……当たってるぞ」
19「提督、身体が何か固くなったのね。イクがマッサージしてあげるの」
提督「お前のそれはマッサージじゃなくて、単に柔らかいもの押し付けてるだけだろ」
19「じゃあやっぱりコレにするのね」
提督「毎回思うんだが、爆発しないようにしてるとはいえ魚雷でマッサージってやりづらくないか?」
19「一番コレが使いやすいのね、じゃあ掌のツボを押したげるの」
提督「ちょっ、腕を胸で挟むな」
19「にひひ、観念するのね、えいっ」
提督「痛い痛い痛い痛い痛いっ!?」
大鳳(陸でもあの子は18禁スレスレね、提督は天国と地獄ってところかしら)
加賀「提督、真っ昼間から破廉恥な行為は慎んで下さい」
提督「……すまん」
加賀「そんなに触りたいのなら、時間も時間ですし今から提督の部屋へ行きましょう」
提督「別に欲求不満ではないから安心してくれ肩を掴むな誰かー!」
加賀「防音機能をオンにしましたから、外からは何も聞こえませんよ?」
提督(いつの間に!?)
加賀(他の子には悪いですが、やはり提督は譲れません――?)
19「魚雷がウズウズしたから来てみたら、案の定なのね」
加賀「……今日のところは諦めます。覚えていなさい、イク」
19「イクだって負けないのね」
19「今日も良い天気なのー」
大鳳(“泳ぐ18禁”、確かにそうかもしれないわ)
19「イクの魚雷が……ウズウズするのー!」
大鳳「魚雷!? イク、急に発射なんてどうしたの?」
19「多分敵なの」
大鳳「えっ? そんなはずは――っ!? 敵艦捕捉、前方70000。敵影6、うち一隻はイクの魚雷直撃により轟沈!」
19「やったのねーじゃあ囮になってくるのー」
大鳳「えぇ、お願いするわ」
大鳳(私より先に気付くなんて……あの子、何者なの?)
19「今日も一杯泳いだのねー」
大鳳「ねぇイク、どうしてあの時、敵に気付けたの?」
19「魚雷がウズウズしたの、そういう時は必ず敵が近いのね」
大鳳「直感みたいなものなのね……でも、気付いただけじゃ当てられないわ」
19「イクのスナイパー魂が、あそこに撃てと囁くのね」
大鳳(気付いたのも直感なら、当てるのも直感……予知能力でもあるの?)
19「あっ提督なのね。提督ー!」
提督「イクか、お疲れ。抱き着くのはいいが……当たってるぞ」
19「提督、身体が何か固くなったのね。イクがマッサージしてあげるの」
提督「お前のそれはマッサージじゃなくて、単に柔らかいもの押し付けてるだけだろ」
19「じゃあやっぱりコレにするのね」
提督「毎回思うんだが、爆発しないようにしてるとはいえ魚雷でマッサージってやりづらくないか?」
19「一番コレが使いやすいのね、じゃあ掌のツボを押したげるの」
提督「ちょっ、腕を胸で挟むな」
19「にひひ、観念するのね、えいっ」
提督「痛い痛い痛い痛い痛いっ!?」
大鳳(陸でもあの子は18禁スレスレね、提督は天国と地獄ってところかしら)
加賀「提督、真っ昼間から破廉恥な行為は慎んで下さい」
提督「……すまん」
加賀「そんなに触りたいのなら、時間も時間ですし今から提督の部屋へ行きましょう」
提督「別に欲求不満ではないから安心してくれ肩を掴むな誰かー!」
加賀「防音機能をオンにしましたから、外からは何も聞こえませんよ?」
提督(いつの間に!?)
加賀(他の子には悪いですが、やはり提督は譲れません――?)
19「魚雷がウズウズしたから来てみたら、案の定なのね」
加賀「……今日のところは諦めます。覚えていなさい、イク」
19「イクだって負けないのね」
230: 2014/05/17(土) 02:57:35.54 ID:vOSnbUPAO
この鎮守府には駆逐艦好きがいっぱい、憲兵さんあの艦娘達です
夕立撫で回したい
安価↓1~3で艦娘指定よろしくです、状況指定や組み合わせ指定もありです
多分このまま寝るので、次回更新は朝か夕方になります
夕立撫で回したい
安価↓1~3で艦娘指定よろしくです、状況指定や組み合わせ指定もありです
多分このまま寝るので、次回更新は朝か夕方になります
234: 2014/05/17(土) 03:12:36.38 ID:vOSnbUPAO
予告だけ
~次回~
・酒は本音の蓋を叩いて壊す
・絶対完全ガード
・青葉、見ちゃいました!
の、三本でお送りします
お休みなさい
?(提督はまだ私が潜んでるのに気付いてないよ!)
~次回~
・酒は本音の蓋を叩いて壊す
・絶対完全ガード
・青葉、見ちゃいました!
の、三本でお送りします
お休みなさい
?(提督はまだ私が潜んでるのに気付いてないよ!)
235: 2014/05/17(土) 08:56:12.15 ID:vOSnbUPAO
瑞鶴「だから加賀さんはね、てーとくさんとぉ、ちょおぉぉぉっと一緒に居すぎだーって思うの」
加賀「そう」
瑞鶴「私だってね、てーとくさんと一緒に居たいよ? でもね、加賀さんに勝つまではちゃんと我慢しよーって思ってるの」
加賀「そう」
瑞鶴「ちょっろ、ちゃんと聞いてるのかぐさん!」
加賀「私は家具ではないけど、ちゃんと聞いているわ」
瑞鶴「ふふーん……そっか……ねぇかごさん」
加賀「籠でもないけど、何?」
瑞鶴「……わらし、まだ頼りないかな? 後どれだけ頑張っらら……一人前って認めれもらえる?」
加賀「提督はもう認めてくれているわよ、この前だってきっちりとピーコック島攻略作戦を完遂していたじゃない」
瑞鶴「てーとくさんは認めてくれらよ? でも、私が今認めれもらいらいのは……」
加賀「……来た頃は威勢がいいだけで、練度が全然足りていなかったわ。正直、全く使い物にはならなかった」
瑞鶴「……うん」
加賀「提督執務室を毎日のように爆撃してくるし、事ある毎に何かと張り合おうとしてきて、鬱陶しいことこの上無かったわ」
瑞鶴「……うん」
加賀「――けれど、諦めないで演習を繰り返し、日に日に練度を向上させて立ち向かってくるのが、いつの間にか待ち遠しくなっていたわ」
瑞鶴「……」
加賀「いつ頃からかは忘れてしまったけど、爆撃してきた後に“お茶を淹れる”って言い出した時には驚いたわ」
加賀「美味しかったことにも驚いたし、鳳翔さんにわざわざお茶の淹れ方を教わりに行っていたことにも驚いた」
加賀「……だから、簡単に認めてしまうともう来なくなってしまう気がして、まだまだだと言い続けてきたわ」
加賀「貴女が挑んで来るのも、お茶を淹れてくれるのも、私は毎日楽しみにしているのよ?」
加賀「安心しなさい瑞鶴、とうに私は貴女を認めているわ」
加賀「――と言っても、聞こえていないわね」
瑞鶴「すぅ……すぅ……」
加賀「全く、何時まで経っても手がかかる五航戦の子……ほら、部屋に戻るわよ」
瑞鶴「んー……加賀さん……好き」
加賀「……私もよ、瑞鶴」
瑞鶴「目標、提督執務室の加賀さん。爆撃隊、全機発艦!」
加賀「本当に懲りないわね――はい、お疲れ様」
瑞鶴「適当過ぎない!?……お茶、いる?」
加賀「えぇ、頂くわ」
瑞鶴「今日はね――」
――――喧嘩するほど仲が良い、そんな、お話。
加賀「そう」
瑞鶴「私だってね、てーとくさんと一緒に居たいよ? でもね、加賀さんに勝つまではちゃんと我慢しよーって思ってるの」
加賀「そう」
瑞鶴「ちょっろ、ちゃんと聞いてるのかぐさん!」
加賀「私は家具ではないけど、ちゃんと聞いているわ」
瑞鶴「ふふーん……そっか……ねぇかごさん」
加賀「籠でもないけど、何?」
瑞鶴「……わらし、まだ頼りないかな? 後どれだけ頑張っらら……一人前って認めれもらえる?」
加賀「提督はもう認めてくれているわよ、この前だってきっちりとピーコック島攻略作戦を完遂していたじゃない」
瑞鶴「てーとくさんは認めてくれらよ? でも、私が今認めれもらいらいのは……」
加賀「……来た頃は威勢がいいだけで、練度が全然足りていなかったわ。正直、全く使い物にはならなかった」
瑞鶴「……うん」
加賀「提督執務室を毎日のように爆撃してくるし、事ある毎に何かと張り合おうとしてきて、鬱陶しいことこの上無かったわ」
瑞鶴「……うん」
加賀「――けれど、諦めないで演習を繰り返し、日に日に練度を向上させて立ち向かってくるのが、いつの間にか待ち遠しくなっていたわ」
瑞鶴「……」
加賀「いつ頃からかは忘れてしまったけど、爆撃してきた後に“お茶を淹れる”って言い出した時には驚いたわ」
加賀「美味しかったことにも驚いたし、鳳翔さんにわざわざお茶の淹れ方を教わりに行っていたことにも驚いた」
加賀「……だから、簡単に認めてしまうともう来なくなってしまう気がして、まだまだだと言い続けてきたわ」
加賀「貴女が挑んで来るのも、お茶を淹れてくれるのも、私は毎日楽しみにしているのよ?」
加賀「安心しなさい瑞鶴、とうに私は貴女を認めているわ」
加賀「――と言っても、聞こえていないわね」
瑞鶴「すぅ……すぅ……」
加賀「全く、何時まで経っても手がかかる五航戦の子……ほら、部屋に戻るわよ」
瑞鶴「んー……加賀さん……好き」
加賀「……私もよ、瑞鶴」
瑞鶴「目標、提督執務室の加賀さん。爆撃隊、全機発艦!」
加賀「本当に懲りないわね――はい、お疲れ様」
瑞鶴「適当過ぎない!?……お茶、いる?」
加賀「えぇ、頂くわ」
瑞鶴「今日はね――」
――――喧嘩するほど仲が良い、そんな、お話。
236: 2014/05/17(土) 09:02:56.71 ID:vOSnbUPAO
こんな感じのイチャラブで良かったのだろうか……
利根はもう少々お待ちを
利根はもう少々お待ちを
239: 2014/05/17(土) 10:29:00.42 ID:vOSnbUPAO
大鳳(ずっと気になっていたのだけど、今日こそは確認するわ)
大鳳「利根」
利根「何だ大鳳、我輩に何か用か?」
大鳳「貴女……下、履いてるの?」
利根「白昼堂々何を聞いとるのじゃお主は」
大鳳「白昼堂々聞きたくなるほど気になるのよ」
利根「まぁよい。特別に教えてやってもよいのだが、ただ教えるだけというのもつまらぬ――大鳳、自分で確認してみよ」
大鳳「……え?」
利根「というわけで、我輩は逃げる」
大鳳「いや、自分で確認するって――」
利根「確認出来なければお主には我輩と同じ格好で、鎮守府全体を行脚してもらうからそのつもりでな」
大鳳「やると一言も言ってないのに更に罰ゲーム追加!? ちょっと待って!」
利根「待たぬ!」
大鳳(コレどう考えても私にメリットほとんど無いのに強制的にとか……今だけは言いたい)
大鳳「――不幸だわ」
大鳳「白昼堂々とか言っていた本人が、スカートの中を確認しろっておかしいとは思わないの? 露出狂なの?」
利根「確認したいと言うから確認させてやると言ったまでじゃ。感謝されこそすれ、その様に言われる筋合いは無いぞ」
大鳳「だったら耳打ちするなり、物陰で確認させてくれればいいじゃない」
利根「物陰で確認するとか変Oじゃな」
大鳳「堂々と確認する方が変Oよ!」
利根「それで、確認せんのか?」
大鳳(罰ゲームのこともあるし、確認はしたいけど、鉄壁過ぎて全然確認出来ないわ……)
利根「大鳳がこのスリットの入ったスカートを履いて、鎮守府を練り歩く……皆がどのような好奇な視線で見るか楽しみじゃの」
大鳳「絶対に確認してみせるわ……あっ提督」
利根「その手には――」
提督「二人で睨み合って何やってんだー?」
利根(提督の声!? 真後ろの建物の二階に居たのか!?)
利根「うわっ、たっ、とっ、とっ、ぬおっ!?」
大鳳&提督「あっ……」
利根「不覚じゃった、まさか勢い良く振り向き過ぎて足がもつれるとはのぉ……我輩もまだまだ――?」
大鳳(確認……出来た、わね)
提督「」
利根「・・・・・・提督! 今見たものを忘れるのだ! 今すぐに!」
提督「待て! こんなとこで試作晴嵐飛ばす奴があるか!?」
利根「絶対に見失わんぞ、地の果てまで追いかけて記憶を抹消してやる!」
提督「そんなに取り乱すんだったらパンツぐらい履けぇぇぇぇっ!」
大鳳「利根」
利根「何だ大鳳、我輩に何か用か?」
大鳳「貴女……下、履いてるの?」
利根「白昼堂々何を聞いとるのじゃお主は」
大鳳「白昼堂々聞きたくなるほど気になるのよ」
利根「まぁよい。特別に教えてやってもよいのだが、ただ教えるだけというのもつまらぬ――大鳳、自分で確認してみよ」
大鳳「……え?」
利根「というわけで、我輩は逃げる」
大鳳「いや、自分で確認するって――」
利根「確認出来なければお主には我輩と同じ格好で、鎮守府全体を行脚してもらうからそのつもりでな」
大鳳「やると一言も言ってないのに更に罰ゲーム追加!? ちょっと待って!」
利根「待たぬ!」
大鳳(コレどう考えても私にメリットほとんど無いのに強制的にとか……今だけは言いたい)
大鳳「――不幸だわ」
大鳳「白昼堂々とか言っていた本人が、スカートの中を確認しろっておかしいとは思わないの? 露出狂なの?」
利根「確認したいと言うから確認させてやると言ったまでじゃ。感謝されこそすれ、その様に言われる筋合いは無いぞ」
大鳳「だったら耳打ちするなり、物陰で確認させてくれればいいじゃない」
利根「物陰で確認するとか変Oじゃな」
大鳳「堂々と確認する方が変Oよ!」
利根「それで、確認せんのか?」
大鳳(罰ゲームのこともあるし、確認はしたいけど、鉄壁過ぎて全然確認出来ないわ……)
利根「大鳳がこのスリットの入ったスカートを履いて、鎮守府を練り歩く……皆がどのような好奇な視線で見るか楽しみじゃの」
大鳳「絶対に確認してみせるわ……あっ提督」
利根「その手には――」
提督「二人で睨み合って何やってんだー?」
利根(提督の声!? 真後ろの建物の二階に居たのか!?)
利根「うわっ、たっ、とっ、とっ、ぬおっ!?」
大鳳&提督「あっ……」
利根「不覚じゃった、まさか勢い良く振り向き過ぎて足がもつれるとはのぉ……我輩もまだまだ――?」
大鳳(確認……出来た、わね)
提督「」
利根「・・・・・・提督! 今見たものを忘れるのだ! 今すぐに!」
提督「待て! こんなとこで試作晴嵐飛ばす奴があるか!?」
利根「絶対に見失わんぞ、地の果てまで追いかけて記憶を抹消してやる!」
提督「そんなに取り乱すんだったらパンツぐらい履けぇぇぇぇっ!」
245: 2014/05/17(土) 12:04:54.57 ID:vOSnbUPAO
青葉「何か良いネタは無いですかねぇ……おっアレは――」
時雨「また白露と村雨にズルいって言われそうだね」
夕立「時雨の膝枕、気持ち良いっぽい……」
青葉(“仲良し姉妹、昼下がりの穏やかな日常”ってところですかね。良いネタ頂きました!)
青葉「昔はもっと過激なスクープを求めていたのに、今はこういうのばっかり探すようになっちゃいましたねぇ……」
――――この鎮守府に来た頃の青葉。
提督「青葉ーまた何人かから苦情が来てるぞ?」
青葉「何かスクープを掴んだら書かずにはいられないんです。これだけは何と言われようと、自分の新聞を作りたい青葉としては止められません」
提督「書くなとは言わんさ。ただ、記事を面白くするのと、記事を面白く伝えるのは違う」
青葉「どういう意味ですか?」
提督「そうだな……試しに一緒にネタ探して、作ってみるか?」
青葉「構いませんが、提督は新聞作ったことあるんですか?」
提督「あるわけないだろ。でも、この鎮守府に居る艦娘達の事なら俺が一番詳しいぞ?」
青葉「……では、物は試しということで」
提督「おぅ、任せろ」
青葉「提督提督提督てーいーとーくー!」
提督「そんなに呼ばなくても聞こえてる、新聞のことか?」
青葉「はい! 物凄く好評で、皆さんからコレならまた作って欲しいって声をいっぱい頂きました!」
提督「読む側に立って考えてみた結果だ。元々記事を書くのは上手いんだ、そりゃ受けも良くなる」
青葉(読む側に立って考えてみる……青葉に欠けていたものは、それなんですね)
提督「次からもその調子で書いとけ、取材は出撃や遠征に支障をきたさない範囲でな」
青葉「はい、青葉これからも頑張っちゃいます!」
――――
青葉(アレからはたまに次号を催促されるような人気になりました、提督には感謝してもしきれません)
青葉「――あっ大鳳さーん! また取材させてもらっていいですかー!?」
大鳳「いいわよ、その代わり次号は真っ先に見せてね」
青葉「はい、それぐらいならお安い御用です!」
――――青葉、今日も明日も皆の笑顔を見ちゃいます!
時雨「また白露と村雨にズルいって言われそうだね」
夕立「時雨の膝枕、気持ち良いっぽい……」
青葉(“仲良し姉妹、昼下がりの穏やかな日常”ってところですかね。良いネタ頂きました!)
青葉「昔はもっと過激なスクープを求めていたのに、今はこういうのばっかり探すようになっちゃいましたねぇ……」
――――この鎮守府に来た頃の青葉。
提督「青葉ーまた何人かから苦情が来てるぞ?」
青葉「何かスクープを掴んだら書かずにはいられないんです。これだけは何と言われようと、自分の新聞を作りたい青葉としては止められません」
提督「書くなとは言わんさ。ただ、記事を面白くするのと、記事を面白く伝えるのは違う」
青葉「どういう意味ですか?」
提督「そうだな……試しに一緒にネタ探して、作ってみるか?」
青葉「構いませんが、提督は新聞作ったことあるんですか?」
提督「あるわけないだろ。でも、この鎮守府に居る艦娘達の事なら俺が一番詳しいぞ?」
青葉「……では、物は試しということで」
提督「おぅ、任せろ」
青葉「提督提督提督てーいーとーくー!」
提督「そんなに呼ばなくても聞こえてる、新聞のことか?」
青葉「はい! 物凄く好評で、皆さんからコレならまた作って欲しいって声をいっぱい頂きました!」
提督「読む側に立って考えてみた結果だ。元々記事を書くのは上手いんだ、そりゃ受けも良くなる」
青葉(読む側に立って考えてみる……青葉に欠けていたものは、それなんですね)
提督「次からもその調子で書いとけ、取材は出撃や遠征に支障をきたさない範囲でな」
青葉「はい、青葉これからも頑張っちゃいます!」
――――
青葉(アレからはたまに次号を催促されるような人気になりました、提督には感謝してもしきれません)
青葉「――あっ大鳳さーん! また取材させてもらっていいですかー!?」
大鳳「いいわよ、その代わり次号は真っ先に見せてね」
青葉「はい、それぐらいならお安い御用です!」
――――青葉、今日も明日も皆の笑顔を見ちゃいます!
247: 2014/05/17(土) 12:08:29.91 ID:vOSnbUPAO
>>243
あっ……御指摘感謝、素で間違えてました
>>
246
ありがとうございます!(えOちぃのはいけません!)
安価↓1~3で艦娘指定よろしくです、状況指定や組み合わせ指定もありです
電池が無いから更新は夕方になります
あっ……御指摘感謝、素で間違えてました
>>
246
ありがとうございます!(えOちぃのはいけません!)
安価↓1~3で艦娘指定よろしくです、状況指定や組み合わせ指定もありです
電池が無いから更新は夕方になります
254: 2014/05/17(土) 12:40:56.32 ID:vOSnbUPAO
書いてなかったですね、連取りは一応無しの方向で…
~次回~
・真お嬢様決定戦
・段階的アピールの向上
・氏神と呼ばないで
の、三本でお送りします
~次回~
・真お嬢様決定戦
・段階的アピールの向上
・氏神と呼ばないで
の、三本でお送りします
258: 2014/05/17(土) 18:44:02.94 ID:vOSnbUPAO
思いの外長くなったんで、二話に分けます
ネタが提供されたのでいっそ追加してみます
――――
大鳳「真お嬢様決定戦……?」
鈴谷「そうそう、何か急に熊野が言い出してさー三隈の方が私よりお嬢様らしいっていう風潮がどうとか」
大鳳「何で暁が混ざってるの?」
鈴谷「一人前のレディーなら私も出るべきよねってオマケで、二人も快く参加オッケーしたし」
大鳳(オマケ扱いなのね暁……)
三隈「それで、どうやって決めるのかしら?」
熊野「そんなの決まってますわ、ねぇ暁」
暁「一人前のレディーなら、当然分かるわ」
三隈「そうなんですの? 三隈はこだわってるわけではありませんから、勝負の方法は二人にお任せします」
熊野「随分と余裕がおありですのね……」
暁「暁だって自信たっぷりよ」
熊野「私達に相応しい勝負方法、それは――」
~続く~
ネタが提供されたのでいっそ追加してみます
――――
大鳳「真お嬢様決定戦……?」
鈴谷「そうそう、何か急に熊野が言い出してさー三隈の方が私よりお嬢様らしいっていう風潮がどうとか」
大鳳「何で暁が混ざってるの?」
鈴谷「一人前のレディーなら私も出るべきよねってオマケで、二人も快く参加オッケーしたし」
大鳳(オマケ扱いなのね暁……)
三隈「それで、どうやって決めるのかしら?」
熊野「そんなの決まってますわ、ねぇ暁」
暁「一人前のレディーなら、当然分かるわ」
三隈「そうなんですの? 三隈はこだわってるわけではありませんから、勝負の方法は二人にお任せします」
熊野「随分と余裕がおありですのね……」
暁「暁だって自信たっぷりよ」
熊野「私達に相応しい勝負方法、それは――」
~続く~
259: 2014/05/17(土) 18:55:23.85 ID:vOSnbUPAO
初春……初春はなんというか個人的には姫様というイメージが……個人によってイメージが違うので難しいですね、その辺は
~~~~
――――サーモン海域。
暁「暁だってやれば出来るんだから!」
熊野「とおぉぉぉぉっ!」
大鳳(どこをどう考えたらこうなるのよ)
暁「軽巡洋艦程度なら私だって倒せるわ」
熊野「その程度ではまだまだでしてよ」
大鳳「判断基準が謎過ぎてどう突っ込めばいいのか分からないから、帰っていいかしら?」
鈴谷「最後まで付き合ってよ大鳳、鈴谷だって処理しきれないよ」
三隈「みっ、くまっ!」
暁「三隈さんもなかなかやるわ、でも駆逐艦なら暁だって――」
熊野「いいえ暁、やはり三隈は只者ではないわ……彼女の服を良く見て御覧なさい」
暁「服?……ぜ、全然濡れてないわ!?」
熊野「優雅で可憐になお激しく……私の負けですわね」
三隈「くまりんこっ」
大鳳「決まったなら早く帰りましょ、何もしてないのに疲れたわ」
鈴谷「鈴谷も早く戻ってカレー食べたい」
大鳳「三人も早く帰る準備を――っ!? タ級フラグシップ2隻、こちらへ接近中!」
暁「三人も一人前のレディーが居れば問題ないわ!」
熊野「やってやりますの」
三隈「三隈もまだまだ大丈夫ですわ」
大鳳「やる気満々ね……ん? 待って、もう一隻近付いてくる艦影が――」
綾波「皆さーん、何してるんですかー?」
大鳳(綾波!? そういえば今日の東京急行作戦の旗艦は彼女だったわ)
大鳳「綾波! 今来たら危ない!」
綾波「? わぁ、タ級が居ますねー……えいっ、とおっ、やあっ」
大鳳「――タ級2隻の、撃沈を確認……」
大鳳(忘れてたわ、あの子の二つ名)
綾波「やーりまーしたー」
熊野「――三隈」
三隈「はい、あの動き……彼女がナンバーワンですわ」
暁「悔しいけど勝ちは譲るわ、素直に負けを認めるのも一人前のレディーとして当然よね」
綾波「? 綾波のドラム缶がどうかしましたー?」
~~~~
――――サーモン海域。
暁「暁だってやれば出来るんだから!」
熊野「とおぉぉぉぉっ!」
大鳳(どこをどう考えたらこうなるのよ)
暁「軽巡洋艦程度なら私だって倒せるわ」
熊野「その程度ではまだまだでしてよ」
大鳳「判断基準が謎過ぎてどう突っ込めばいいのか分からないから、帰っていいかしら?」
鈴谷「最後まで付き合ってよ大鳳、鈴谷だって処理しきれないよ」
三隈「みっ、くまっ!」
暁「三隈さんもなかなかやるわ、でも駆逐艦なら暁だって――」
熊野「いいえ暁、やはり三隈は只者ではないわ……彼女の服を良く見て御覧なさい」
暁「服?……ぜ、全然濡れてないわ!?」
熊野「優雅で可憐になお激しく……私の負けですわね」
三隈「くまりんこっ」
大鳳「決まったなら早く帰りましょ、何もしてないのに疲れたわ」
鈴谷「鈴谷も早く戻ってカレー食べたい」
大鳳「三人も早く帰る準備を――っ!? タ級フラグシップ2隻、こちらへ接近中!」
暁「三人も一人前のレディーが居れば問題ないわ!」
熊野「やってやりますの」
三隈「三隈もまだまだ大丈夫ですわ」
大鳳「やる気満々ね……ん? 待って、もう一隻近付いてくる艦影が――」
綾波「皆さーん、何してるんですかー?」
大鳳(綾波!? そういえば今日の東京急行作戦の旗艦は彼女だったわ)
大鳳「綾波! 今来たら危ない!」
綾波「? わぁ、タ級が居ますねー……えいっ、とおっ、やあっ」
大鳳「――タ級2隻の、撃沈を確認……」
大鳳(忘れてたわ、あの子の二つ名)
綾波「やーりまーしたー」
熊野「――三隈」
三隈「はい、あの動き……彼女がナンバーワンですわ」
暁「悔しいけど勝ちは譲るわ、素直に負けを認めるのも一人前のレディーとして当然よね」
綾波「? 綾波のドラム缶がどうかしましたー?」
262: 2014/05/17(土) 19:49:38.79 ID:vOSnbUPAO
※ゲームの実際の音声とは異なります、画像については多分調べてもらえば分かるかと
ちょっとビスマルク自体の出番が少なかったかもしれません
――――
大鳳(この鎮守府には海外艦もいるのよね……)
ビス子「戦艦ビスマルク、抜錨! 出撃するわ!」
大鳳「規律とかにも厳しそうな印象だし、彼女はまともそうね……」
青葉「そう思いますか?」
大鳳「違うの?」
青葉「こちらが来た頃の彼女の声です」
ビス子『ダンケシェーン!』
青葉「それとこちらが中破した時の画像」
大鳳(特にこれといっておかしいところは無いわね……)
大鳳「というか青葉、コレ盗撮と盗聴じゃ――」
青葉「ちゃんと許可取りましたよ。ドイツ語講座用(最初だけ)の音声と、装甲の何処が耐久性に欠けているかを確認する為の検証(最初だけ)写真です」
大鳳「それならいいんだけど……次は?」
青葉「こちらが改になった音声」
ビス子『ダンケ、助かるわ』
青葉「そして中破画像」
大鳳(声に少し柔らかさが出たかしら……中破画像には特にさっきと違いが見受けられないけれど)
青葉「じゃあ最後に改二の音声」
ビス子『ダンケ、次は演習? 出撃? 何でも命令してくれていいわよ! だから、私から目を離さないでね?』
青葉「そして最後に中破画像」
大鳳「ちょっと待ってこの改と改二の間に何があったの」
青葉「最初はツンデレのツンが多かったんですが、今ではすっかりデレが前面に出ちゃってますね」
大鳳「それも気になるけど、そもそもどうして改二になったのに中破時に破ける面積が増えてるのよ」
青葉「気付かなかったでしょうが、改になった時も若干破ける面積増えてます。恐らく提督に合法的に豊満な身体を見せ付ける為じゃないですかね」
大鳳(むしろ自ら規律を破壊しかねないやり方で提督にアピールしているわね……)
提督「ビスマルク、中破してるならさっさと入渠してこい」
ビス子「……もっと脱がないと、私を見てもらえないの?」
提督「それ以上はやめてくれ、心臓に悪い、三重の意味で」
ビス子「出撃だって演習だって何だって頑張るわ、だから……放置だけは、しないでね?」
――――
放置ボイスがツンデレ可愛かった
ちょっとビスマルク自体の出番が少なかったかもしれません
――――
大鳳(この鎮守府には海外艦もいるのよね……)
ビス子「戦艦ビスマルク、抜錨! 出撃するわ!」
大鳳「規律とかにも厳しそうな印象だし、彼女はまともそうね……」
青葉「そう思いますか?」
大鳳「違うの?」
青葉「こちらが来た頃の彼女の声です」
ビス子『ダンケシェーン!』
青葉「それとこちらが中破した時の画像」
大鳳(特にこれといっておかしいところは無いわね……)
大鳳「というか青葉、コレ盗撮と盗聴じゃ――」
青葉「ちゃんと許可取りましたよ。ドイツ語講座用(最初だけ)の音声と、装甲の何処が耐久性に欠けているかを確認する為の検証(最初だけ)写真です」
大鳳「それならいいんだけど……次は?」
青葉「こちらが改になった音声」
ビス子『ダンケ、助かるわ』
青葉「そして中破画像」
大鳳(声に少し柔らかさが出たかしら……中破画像には特にさっきと違いが見受けられないけれど)
青葉「じゃあ最後に改二の音声」
ビス子『ダンケ、次は演習? 出撃? 何でも命令してくれていいわよ! だから、私から目を離さないでね?』
青葉「そして最後に中破画像」
大鳳「ちょっと待ってこの改と改二の間に何があったの」
青葉「最初はツンデレのツンが多かったんですが、今ではすっかりデレが前面に出ちゃってますね」
大鳳「それも気になるけど、そもそもどうして改二になったのに中破時に破ける面積が増えてるのよ」
青葉「気付かなかったでしょうが、改になった時も若干破ける面積増えてます。恐らく提督に合法的に豊満な身体を見せ付ける為じゃないですかね」
大鳳(むしろ自ら規律を破壊しかねないやり方で提督にアピールしているわね……)
提督「ビスマルク、中破してるならさっさと入渠してこい」
ビス子「……もっと脱がないと、私を見てもらえないの?」
提督「それ以上はやめてくれ、心臓に悪い、三重の意味で」
ビス子「出撃だって演習だって何だって頑張るわ、だから……放置だけは、しないでね?」
――――
放置ボイスがツンデレ可愛かった
266: 2014/05/17(土) 22:38:05.76 ID:vOSnbUPAO
大鳳(あの子は確か……)
大鳳「雪風、こんなところでどうしたの?」
雪風「あっ大鳳さん、昔の写真を見てたんです」
大鳳「写真?」
大鳳(コレ、ひょっとして……)
雪風「はい、雪風と一緒に居て、沈んだ方達の写真です」
大鳳「そう、なの……」
雪風「今でも、夢に見る日があるんです。雪風があの時こうしていれば私は沈まなかった、ちゃんと敵艦かどうか確認していれば沈まずに済んだのに、お前は氏神なんだ――って、夢の中で皆さんが言うんです」
大鳳(数多くの仲間の最後を見届けた上、自分は生き残ってしまったという呵責の念に苛まれているのね……)
大鳳「でも、それは貴女だけのせいじゃ――」
雪風「弾が、味方に飛んでいくんです」
大鳳「……どういうこと?」
雪風「出撃する度、雪風だけは無傷なんです。他の皆さんがどれだけ傷付いていても、雪風だけは一度も被弾しないまま帰投するんです」
大鳳(大戦を生き残った豪運の影響……喜ばしいはずのことなのに、今なおその豪運が彼女を苦しめているというの?)
雪風「実際ここに来るまでに、氏神だと何度も呼ばれました。でも、この鎮守府で島風に出会ってこう言われたんです。“当たらなければいいんでしょ? 私は速いからそんなの関係無いよ”って」
大鳳「あの子が言いそうなことだわ」
雪風「はい、そしてしれぇにはこう言われました。“五艦分の回避行動だけ指示すればいいのか、楽で良い”って」
大鳳(提督のも本気でそう思ったから言っただけなんでしょうね……)
雪風「それに、雪風は敵にとっての氏神であって、味方から見れば幸運の女神に愛された勝利をもたらす駆逐艦なんだって、鎮守府の皆が言ってくれたんです」
大鳳「良かったわね、雪風」
雪風「はい! 今でも確かに夢を見てうなされたりもします……でも、辛い過去から逃げたりしません。艦娘として皆さんが帰ってきた時に胸を張れるよう、雪風は頑張ります!」
大鳳「えぇ、頑張りましょうね」
雪風「雪風には当たらないし沈みません。皆さんだって絶対に沈みません。幸運の女神にキスをされた雪風がいます。だから、深海棲艦なんかに、負けません!」
大鳳「雪風、こんなところでどうしたの?」
雪風「あっ大鳳さん、昔の写真を見てたんです」
大鳳「写真?」
大鳳(コレ、ひょっとして……)
雪風「はい、雪風と一緒に居て、沈んだ方達の写真です」
大鳳「そう、なの……」
雪風「今でも、夢に見る日があるんです。雪風があの時こうしていれば私は沈まなかった、ちゃんと敵艦かどうか確認していれば沈まずに済んだのに、お前は氏神なんだ――って、夢の中で皆さんが言うんです」
大鳳(数多くの仲間の最後を見届けた上、自分は生き残ってしまったという呵責の念に苛まれているのね……)
大鳳「でも、それは貴女だけのせいじゃ――」
雪風「弾が、味方に飛んでいくんです」
大鳳「……どういうこと?」
雪風「出撃する度、雪風だけは無傷なんです。他の皆さんがどれだけ傷付いていても、雪風だけは一度も被弾しないまま帰投するんです」
大鳳(大戦を生き残った豪運の影響……喜ばしいはずのことなのに、今なおその豪運が彼女を苦しめているというの?)
雪風「実際ここに来るまでに、氏神だと何度も呼ばれました。でも、この鎮守府で島風に出会ってこう言われたんです。“当たらなければいいんでしょ? 私は速いからそんなの関係無いよ”って」
大鳳「あの子が言いそうなことだわ」
雪風「はい、そしてしれぇにはこう言われました。“五艦分の回避行動だけ指示すればいいのか、楽で良い”って」
大鳳(提督のも本気でそう思ったから言っただけなんでしょうね……)
雪風「それに、雪風は敵にとっての氏神であって、味方から見れば幸運の女神に愛された勝利をもたらす駆逐艦なんだって、鎮守府の皆が言ってくれたんです」
大鳳「良かったわね、雪風」
雪風「はい! 今でも確かに夢を見てうなされたりもします……でも、辛い過去から逃げたりしません。艦娘として皆さんが帰ってきた時に胸を張れるよう、雪風は頑張ります!」
大鳳「えぇ、頑張りましょうね」
雪風「雪風には当たらないし沈みません。皆さんだって絶対に沈みません。幸運の女神にキスをされた雪風がいます。だから、深海棲艦なんかに、負けません!」
275: 2014/05/17(土) 23:00:25.48 ID:vOSnbUPAO
戦闘妖精雪風は沈みません
~次回~
・島風の保護者役
・願うのはただ姉妹四人で
・飛鷹であり出雲丸であり
の、三本でお送りします
それではまた明日、お休みなさい
~次回~
・島風の保護者役
・願うのはただ姉妹四人で
・飛鷹であり出雲丸であり
の、三本でお送りします
それではまた明日、お休みなさい
281: 2014/05/18(日) 08:24:52.84 ID:GuxGDBCAO
※どっちなのかはご想像にお任せします
――――
大鳳「――スカート捲り?」
加賀「えぇ、かなりの数の被害報告が」
大鳳「念の為に聞くけど長門じゃないわよね?」
加賀「駆逐艦以外にも被害報告を受けているわ」
大鳳「なら違うわね」
加賀「まぁ犯人は分かっていますし、そろそろあの子が遠征任務担当週間を終えるから大丈夫でしょう」
大鳳(犯人は私も分かるけど……あの子って誰かしら?)
電「はにゃあっ!?」
響「コレは流石に、恥ずかしいな……」
古鷹「きゃっ!?」
蒼龍「今度は下!?」
夕雲「あら、いたずらっ子ねぇ」
如月「今日は勝負下着だから、見られても困らないわ」
島風「皆の下着、かっわいーい!」
?「島風、私が居ないからって何してるの?」
島風「お゛ぅっ!? 天津風!?」
天津風「遠征終わったら遊んであげるから大人しく待ってなさいって、言ったよね?」
島風「いや、あの、今週は長波も遠征に行ってるし、連装砲ちゃんと遊ぶのも飽きてきて……」
天津風「友達との約束守れない子とは遊んであげない」
島風「ごめん天津風、もう皆にイタズラしたりしないから……」
天津風「本当に?」
島風「うん……」
天津風「――じゃあ、かけっこしましょうか?」
島風「あっ……天津風ー!」
天津風「きゃっ!? 急に飛び付かないでよ、寂しいなら最初からイタズラせずに皆と遊べばいいのに……」
島風「他の遊びは出来ても、一緒にかけっこ出来るのは天津風ぐらいなんだもん」
天津風「もうっ、本当に手のかかる友達ね、島風は」
島風「天津風大好き!」
天津風「……うん」
大鳳(仲が良いのね、あの二人。スカート捲りの件もこれで無事に解決したし、何も問題は無さそうね)
翔鶴「あの子、前の私と同じ匂いがするわ」
大鳳「翔鶴? どういう意味?」
翔鶴「あぁして皆から距離を取るように密かに仕向けて、自分も常に一緒に居るのではなく時折距離を置き、寂しさが一定値まで来たらまた近付く。こうすれば、依存度が増すのよ?」
大鳳(そんな子には見えなかったし、翔鶴の気のせいよね……そう思いたい、っていうか思わせて)
――――
大鳳「――スカート捲り?」
加賀「えぇ、かなりの数の被害報告が」
大鳳「念の為に聞くけど長門じゃないわよね?」
加賀「駆逐艦以外にも被害報告を受けているわ」
大鳳「なら違うわね」
加賀「まぁ犯人は分かっていますし、そろそろあの子が遠征任務担当週間を終えるから大丈夫でしょう」
大鳳(犯人は私も分かるけど……あの子って誰かしら?)
電「はにゃあっ!?」
響「コレは流石に、恥ずかしいな……」
古鷹「きゃっ!?」
蒼龍「今度は下!?」
夕雲「あら、いたずらっ子ねぇ」
如月「今日は勝負下着だから、見られても困らないわ」
島風「皆の下着、かっわいーい!」
?「島風、私が居ないからって何してるの?」
島風「お゛ぅっ!? 天津風!?」
天津風「遠征終わったら遊んであげるから大人しく待ってなさいって、言ったよね?」
島風「いや、あの、今週は長波も遠征に行ってるし、連装砲ちゃんと遊ぶのも飽きてきて……」
天津風「友達との約束守れない子とは遊んであげない」
島風「ごめん天津風、もう皆にイタズラしたりしないから……」
天津風「本当に?」
島風「うん……」
天津風「――じゃあ、かけっこしましょうか?」
島風「あっ……天津風ー!」
天津風「きゃっ!? 急に飛び付かないでよ、寂しいなら最初からイタズラせずに皆と遊べばいいのに……」
島風「他の遊びは出来ても、一緒にかけっこ出来るのは天津風ぐらいなんだもん」
天津風「もうっ、本当に手のかかる友達ね、島風は」
島風「天津風大好き!」
天津風「……うん」
大鳳(仲が良いのね、あの二人。スカート捲りの件もこれで無事に解決したし、何も問題は無さそうね)
翔鶴「あの子、前の私と同じ匂いがするわ」
大鳳「翔鶴? どういう意味?」
翔鶴「あぁして皆から距離を取るように密かに仕向けて、自分も常に一緒に居るのではなく時折距離を置き、寂しさが一定値まで来たらまた近付く。こうすれば、依存度が増すのよ?」
大鳳(そんな子には見えなかったし、翔鶴の気のせいよね……そう思いたい、っていうか思わせて)
283: 2014/05/18(日) 10:16:07.82 ID:GuxGDBCAO
今回も二話に分けます、プラズマなんて居ない
――――
大鳳「何度も話したり遊んだことはあるけれど、電がここに来た理由を聞いたことが無かったわね」
電「ここに来た理由……あまり、面白い話じゃないですよ?」
大鳳「無理にとは言わないわ。出来ればでいいから」
電「……電は、戦いたくなかったのです。深海棲艦を倒すことが私達の使命だと分かっていても、出来れば戦うことなく平和にならないかなと、いつも考えていました」
大鳳(確かに、電は争いを好むような子には到底見えないものね)
電「毎日毎日戦うのが本当に辛くて、いっそ沈んでしまおうかと思った時、ここの噂を聞いたのです。“毎日楽しそうに遊んでいる艦娘達がいるらしい”、それを聞いてすぐ司令官さんに、そこへ電を行かせて欲しいとお願いしました」
大鳳「それで、許可されたの?」
電「“あんな問題児が多いところに行きたいなんて物好きだな”って言われましたが、許可はしてもらえました。前の司令官さんも、悪い人とかでは無かったのです」
大鳳(気持ちは理解していても、手を差し伸べるだけのことは出来なかったということね……)
電「来てみてびっくりしたのです。暁も響も雷も居たのです。それに、本当にかくれんぼをしたりして遊んでいたのです」
大鳳(私も最初は本当に驚いたわ、普通ならあり得ないもの)
電「ここなら戦わなくてもいいかもしれない、そう思って司令官さんに気持ちを伝えたら……“そんな気持ちで出撃されたら邪魔だし出撃はさせない。但し、遠征には行かせるし、気が変わったら何時でも言いに来い”と怒られちゃったのです」
大鳳「オンとオフの切り替えがきっちりしているだけで、ここの子達は遊び呆けている訳ではないものね」
電「そうなのです。司令官さんは怖い人だったけど、これで姉妹四人で仲良く遊んでいられる……そんな風に考えていた自分のことが、今では恥ずかしいのです」
大鳳「それから、どうしたの?」
電「着任してから2~3日は、ただ楽しいだけだったのです。鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり、とても楽しかったのです。……でも、暁達と電の間に見えない壁を感じ始めたのです」
~続く~
――――
大鳳「何度も話したり遊んだことはあるけれど、電がここに来た理由を聞いたことが無かったわね」
電「ここに来た理由……あまり、面白い話じゃないですよ?」
大鳳「無理にとは言わないわ。出来ればでいいから」
電「……電は、戦いたくなかったのです。深海棲艦を倒すことが私達の使命だと分かっていても、出来れば戦うことなく平和にならないかなと、いつも考えていました」
大鳳(確かに、電は争いを好むような子には到底見えないものね)
電「毎日毎日戦うのが本当に辛くて、いっそ沈んでしまおうかと思った時、ここの噂を聞いたのです。“毎日楽しそうに遊んでいる艦娘達がいるらしい”、それを聞いてすぐ司令官さんに、そこへ電を行かせて欲しいとお願いしました」
大鳳「それで、許可されたの?」
電「“あんな問題児が多いところに行きたいなんて物好きだな”って言われましたが、許可はしてもらえました。前の司令官さんも、悪い人とかでは無かったのです」
大鳳(気持ちは理解していても、手を差し伸べるだけのことは出来なかったということね……)
電「来てみてびっくりしたのです。暁も響も雷も居たのです。それに、本当にかくれんぼをしたりして遊んでいたのです」
大鳳(私も最初は本当に驚いたわ、普通ならあり得ないもの)
電「ここなら戦わなくてもいいかもしれない、そう思って司令官さんに気持ちを伝えたら……“そんな気持ちで出撃されたら邪魔だし出撃はさせない。但し、遠征には行かせるし、気が変わったら何時でも言いに来い”と怒られちゃったのです」
大鳳「オンとオフの切り替えがきっちりしているだけで、ここの子達は遊び呆けている訳ではないものね」
電「そうなのです。司令官さんは怖い人だったけど、これで姉妹四人で仲良く遊んでいられる……そんな風に考えていた自分のことが、今では恥ずかしいのです」
大鳳「それから、どうしたの?」
電「着任してから2~3日は、ただ楽しいだけだったのです。鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり、とても楽しかったのです。……でも、暁達と電の間に見えない壁を感じ始めたのです」
~続く~
284: 2014/05/18(日) 10:49:11.48 ID:GuxGDBCAO
電「出撃していく暁達を見送る度に、胸がチクチク痛んだのです。電だけがずっと近海の遠征に出ていることや、鎮守府で遊んでいることに、耐えられなくなったのです。だから、司令官さんのところに行きました」
大鳳「提督は何て言ったの?」
電「“戦いたくないって気持ちは大事だ。でも、戦わなきゃ得られない平和がある。戦わなきゃ脅かされる平和もある。人から何と罵られようと、俺達はそれらを守る為に戦うんだ”、そう言っていたのです」
大鳳「そう……」
電「それだけじゃないのです。沈んだ船の恨みや妬み、憎しみ、色んな負の感情から深海棲艦達は生まれたと聞いたのです。彼女達を救うには、倒してそれらから解放してあげることだと教えてもらったのです」
大鳳「確かに、そういう話もあるわね」
大鳳(事実かどうかは確認されていないはずだけれど……)
電「実際に、解放されて艦娘になった子がこの鎮守府には居るのです」
大鳳「っ!? 初耳だわ……」
電「だから電は、暁達と四人で頑張るのです。遊ぶのも、遠征に行くのも、出撃するのも、お昼寝するのも、四人一緒がいいのです」
大鳳「姉妹の気持ちは一つ、というわけね」
電「そうなのです!」
大鳳(本当に、仲が良い子達だわ)
暁「むにゃ……電……」
響「ハラショー……そのパンツは可愛い……」
雷「電……もっと雷に頼っても……いいのよ……」
電「響だけ寝言がおかしいのです……」
大鳳「提督は何て言ったの?」
電「“戦いたくないって気持ちは大事だ。でも、戦わなきゃ得られない平和がある。戦わなきゃ脅かされる平和もある。人から何と罵られようと、俺達はそれらを守る為に戦うんだ”、そう言っていたのです」
大鳳「そう……」
電「それだけじゃないのです。沈んだ船の恨みや妬み、憎しみ、色んな負の感情から深海棲艦達は生まれたと聞いたのです。彼女達を救うには、倒してそれらから解放してあげることだと教えてもらったのです」
大鳳「確かに、そういう話もあるわね」
大鳳(事実かどうかは確認されていないはずだけれど……)
電「実際に、解放されて艦娘になった子がこの鎮守府には居るのです」
大鳳「っ!? 初耳だわ……」
電「だから電は、暁達と四人で頑張るのです。遊ぶのも、遠征に行くのも、出撃するのも、お昼寝するのも、四人一緒がいいのです」
大鳳「姉妹の気持ちは一つ、というわけね」
電「そうなのです!」
大鳳(本当に、仲が良い子達だわ)
暁「むにゃ……電……」
響「ハラショー……そのパンツは可愛い……」
雷「電……もっと雷に頼っても……いいのよ……」
電「響だけ寝言がおかしいのです……」
285: 2014/05/18(日) 11:57:03.88 ID:GuxGDBCAO
大鳳「出雲丸」
飛鷹「何?」
大鳳「飛鷹」
飛鷹「どうしたの?」
大鳳「いえ、本当にどちらで呼んでも全く反応が変わらないのね……」
飛鷹「自己紹介で間違えたのを皆にからかわれ続けるうちに、気にならなくなったわよ」
大鳳「隼鷹もそうだけど、そう呼ばれることで辛い気持ちになったりしない?」
飛鷹「貨客船になるはずが、当初から計画されていたとはいえ空母にされたのには驚いたわよ? でも、そのお陰でこうしてまた命を貰えたわ」
大鳳「未練は無いの?」
飛鷹「全く無い、と言えば嘘になるわね。だけど、私は今でも“出雲丸”としての自分を忘れてはいない……それで十分よ」
大鳳「忘れていない――その結果が、この酒盛り?」
隼鷹「ヒャッハー!」
千歳「千代田、そっちの日本酒取って」
千代田「千歳お姉ぇ、口移しで飲ませてあげる!」
隼鷹「いいねぇちとちよ、もっとやれー!」
飛鷹「二人は商船改造空母じゃないわよ?」
大鳳「そういう問題じゃないから」
飛鷹「まぁ細かいことはいいじゃない。今が楽しいんならそれで」
大鳳「楽しむのはいいけど、脱いで吐いて絡んで駆逐艦の子達にキスするのだけはやめて」
飛鷹「そんなはしたない事をした覚えはございません」
大鳳「今更取り繕っても無駄よこの酒乱姉妹」
飛鷹「チッ……あっ大鳳、あそこ」
大鳳「えっ?――むぐっ!?」
飛鷹「んーぷはぁっ……駆逐艦じゃなきゃ、いいわよね?」
大鳳「……ヒック」
飛鷹「大鳳だって酒を飲んだら楽しく――」
大鳳「烈風、流星、この編隊が見たかっらのよぉぉぉぉっ!」
飛鷹「ちょっ、大鳳!? こんなとこで艦載機飛ばしたらわきゃあっ!?」
大鳳「あはははははははっ!」
飛鷹(酒弱っ! 飲んだ口でキスしただけで顔真っ赤になるってどんな酔い方よ!?)
大鳳「そこにあるろはおっOい! 揉ませらさい! ってか脱げ!」
飛鷹「大鳳落ち着いて、まずは艦載機を着艦――待って破かないで私そっちの趣味は千代田じゃないから誰か助けてぇぇぇぇっ!?」
大鳳「痛っ……何か頭が痛いわ……」
飛鷹「」
大鳳「……飛鷹? 裸でこんなところでどうしたの?」
飛鷹「出雲丸のままが、良かった……」
大鳳「えっ何? 何で泣いてるの?」
飛鷹「絶対に大鳳は酒飲んじゃダメよ? 犠牲者は私だけで十分……」
大鳳(一体私が何をしたの!?)
飛鷹「何?」
大鳳「飛鷹」
飛鷹「どうしたの?」
大鳳「いえ、本当にどちらで呼んでも全く反応が変わらないのね……」
飛鷹「自己紹介で間違えたのを皆にからかわれ続けるうちに、気にならなくなったわよ」
大鳳「隼鷹もそうだけど、そう呼ばれることで辛い気持ちになったりしない?」
飛鷹「貨客船になるはずが、当初から計画されていたとはいえ空母にされたのには驚いたわよ? でも、そのお陰でこうしてまた命を貰えたわ」
大鳳「未練は無いの?」
飛鷹「全く無い、と言えば嘘になるわね。だけど、私は今でも“出雲丸”としての自分を忘れてはいない……それで十分よ」
大鳳「忘れていない――その結果が、この酒盛り?」
隼鷹「ヒャッハー!」
千歳「千代田、そっちの日本酒取って」
千代田「千歳お姉ぇ、口移しで飲ませてあげる!」
隼鷹「いいねぇちとちよ、もっとやれー!」
飛鷹「二人は商船改造空母じゃないわよ?」
大鳳「そういう問題じゃないから」
飛鷹「まぁ細かいことはいいじゃない。今が楽しいんならそれで」
大鳳「楽しむのはいいけど、脱いで吐いて絡んで駆逐艦の子達にキスするのだけはやめて」
飛鷹「そんなはしたない事をした覚えはございません」
大鳳「今更取り繕っても無駄よこの酒乱姉妹」
飛鷹「チッ……あっ大鳳、あそこ」
大鳳「えっ?――むぐっ!?」
飛鷹「んーぷはぁっ……駆逐艦じゃなきゃ、いいわよね?」
大鳳「……ヒック」
飛鷹「大鳳だって酒を飲んだら楽しく――」
大鳳「烈風、流星、この編隊が見たかっらのよぉぉぉぉっ!」
飛鷹「ちょっ、大鳳!? こんなとこで艦載機飛ばしたらわきゃあっ!?」
大鳳「あはははははははっ!」
飛鷹(酒弱っ! 飲んだ口でキスしただけで顔真っ赤になるってどんな酔い方よ!?)
大鳳「そこにあるろはおっOい! 揉ませらさい! ってか脱げ!」
飛鷹「大鳳落ち着いて、まずは艦載機を着艦――待って破かないで私そっちの趣味は千代田じゃないから誰か助けてぇぇぇぇっ!?」
大鳳「痛っ……何か頭が痛いわ……」
飛鷹「」
大鳳「……飛鷹? 裸でこんなところでどうしたの?」
飛鷹「出雲丸のままが、良かった……」
大鳳「えっ何? 何で泣いてるの?」
飛鷹「絶対に大鳳は酒飲んじゃダメよ? 犠牲者は私だけで十分……」
大鳳(一体私が何をしたの!?)
294: 2014/05/18(日) 12:18:16.76 ID:GuxGDBCAO
~次回~
・パンパカパーン
・響の帽子
・バカめと言ってあげる
の、三本でお送りします
まだ出してない艦娘が何人居るか把握しとかないと…
・パンパカパーン
・響の帽子
・バカめと言ってあげる
の、三本でお送りします
まだ出してない艦娘が何人居るか把握しとかないと…
295: 2014/05/18(日) 14:21:44.08 ID:GuxGDBCAO
愛宕「パンパカパーン」
大鳳「前から気になっていたのだけど、そのパンパカパーンって何?」
愛宕「物が入らない時とか乗らない時に使うのよ?」
大鳳「具体的には?」
愛宕「兵装が乗らない時とか胸がブラに収まらない時よー」
大鳳(予想外のタイミングでダメージを受けたわ……)
愛宕「肩も凝るし、すぐに下着を買い直さないといけなかったり、可愛いのがサイズ的に無かったりするのよねー」
大鳳「もういいわ、四連撃とかオーバーキルされても困る」
愛宕「それじゃあ私は提督に用があるから失礼するわね?」
大鳳「えぇ、それじゃあまた」
愛宕「提督ーパンパカパーン」
提督「急に来ていきなりどうした」
愛宕「収まりきらなくなったから、楽にして下さる?」
提督「何をだよ」
愛宕「提督への愛情よー」
提督「適当に捨ててこい、そしたら収まるだろ」
愛宕「嫌よ、全部受け止めてもらわないと」
提督「いい加減にしろ愛宕、お前には俺の脇腹をつねる加賀が見えんのか!」
加賀「胸を三秒凝視していました、頭に来ました」
愛宕「見たかったら何時でも見せてあげるわよー?」
提督「加賀千切れる、脇腹の肉千切れる!」
愛宕「うふふー」
提督「笑ってる暇があったら助けるか部屋から出ていくかしてくれ、紫色に腫れた俺の脇腹が黒く変色する前に」
愛宕「提督が愛してるって言ってくれたら、出ていくか助けてあげるわよ?」
加賀「そのセリフは私専用です」
提督「デッド・オア・デッドって何だよ、二人とも愛してるって言えば助かるのか?」
愛宕「今のもう一回」
加賀「二人ともではなく加賀のことをと言い換えて下さい」
夕立「抜け駆けは禁止っぽい!」
北上「私もそれはちょっと見逃せないかなー」
金剛「提督ー! 言う相手とタイミングを考えるネー!」
榛名「抜け駆けは! 榛名が! 許しません!」
青葉「青葉、見逃せなくなっちゃいました」
58「潜むのは潜水艦の専売特許でち」
提督(提督執務室の壁も床も天井も改造し過ぎだろ妖精!)
愛宕「執務室の中がパンパカパーン。提督、皆が貴方を愛していること、覚えておいて下さいね?」
大鳳「前から気になっていたのだけど、そのパンパカパーンって何?」
愛宕「物が入らない時とか乗らない時に使うのよ?」
大鳳「具体的には?」
愛宕「兵装が乗らない時とか胸がブラに収まらない時よー」
大鳳(予想外のタイミングでダメージを受けたわ……)
愛宕「肩も凝るし、すぐに下着を買い直さないといけなかったり、可愛いのがサイズ的に無かったりするのよねー」
大鳳「もういいわ、四連撃とかオーバーキルされても困る」
愛宕「それじゃあ私は提督に用があるから失礼するわね?」
大鳳「えぇ、それじゃあまた」
愛宕「提督ーパンパカパーン」
提督「急に来ていきなりどうした」
愛宕「収まりきらなくなったから、楽にして下さる?」
提督「何をだよ」
愛宕「提督への愛情よー」
提督「適当に捨ててこい、そしたら収まるだろ」
愛宕「嫌よ、全部受け止めてもらわないと」
提督「いい加減にしろ愛宕、お前には俺の脇腹をつねる加賀が見えんのか!」
加賀「胸を三秒凝視していました、頭に来ました」
愛宕「見たかったら何時でも見せてあげるわよー?」
提督「加賀千切れる、脇腹の肉千切れる!」
愛宕「うふふー」
提督「笑ってる暇があったら助けるか部屋から出ていくかしてくれ、紫色に腫れた俺の脇腹が黒く変色する前に」
愛宕「提督が愛してるって言ってくれたら、出ていくか助けてあげるわよ?」
加賀「そのセリフは私専用です」
提督「デッド・オア・デッドって何だよ、二人とも愛してるって言えば助かるのか?」
愛宕「今のもう一回」
加賀「二人ともではなく加賀のことをと言い換えて下さい」
夕立「抜け駆けは禁止っぽい!」
北上「私もそれはちょっと見逃せないかなー」
金剛「提督ー! 言う相手とタイミングを考えるネー!」
榛名「抜け駆けは! 榛名が! 許しません!」
青葉「青葉、見逃せなくなっちゃいました」
58「潜むのは潜水艦の専売特許でち」
提督(提督執務室の壁も床も天井も改造し過ぎだろ妖精!)
愛宕「執務室の中がパンパカパーン。提督、皆が貴方を愛していること、覚えておいて下さいね?」
298: 2014/05/18(日) 16:32:38.53 ID:GuxGDBCAO
響「どうしてヴェールヌイじゃないのか、だって?」
大鳳「ケッコンカッコカリをしているなら、練度は十分なはずよ。なのにどうして響のままなの?」
響「説明するのが難しいな……実は、改二にはなっているんだ」
大鳳「え? 今は響よね?」
響「そうだよ、姉妹の皆と居る時にはこの姿の方が落ち着くからね」
大鳳「……どういうこと?」
響「百聞は一見に如かずだ。次のカスガダマ沖海戦で分かると思うよ」
――――カスガダマ沖海戦。
大鳳「本当に対潜装備は響だけでいいの?」
響「大丈夫だ、問題ない」
夕立「夕立は潜水艦は無視するっぽい」
赤城「敵艦発見! 前方約50000、装甲空母姫1、浮遊要塞2、ニ級エリート2、ヨ級フラグシップ1」
響「じゃあそろそろ――」
大鳳(帽子を脱いだ……?)
ヴェールヌイ「行くよ、Ура!」
大鳳「帽子を黒から白に変えるだけで改二になれるってどういう理屈か誰か説明して」
鈴谷「そういうもんなんだよ、気にしたら負け負けー」
響「じゃあ、帰ろうか」
大鳳「一瞬で戻れるのね……」
響「あの姿も嫌いじゃない。でも、やっぱり皆と居る時はこっちがいいんだよ」
大鳳(一人で生き残るっていうのは、やっぱり寂しかったのかしら……)
響「ヴェールヌイのままだと、暁達が発音できなくて噛むんだ」
大鳳「かなりどうでもいい理由だった」
響「ベルボーイとか呼ばれたら流石に困惑するよ」
大鳳(結構本気で困った顔をしているのが何か切ないわ……)
響「不知火にも“ぬい”は一人で十分だと睨まれるしね」
大鳳「あの子もあの子でどこで張り合ってるのよ」
大鳳「ケッコンカッコカリをしているなら、練度は十分なはずよ。なのにどうして響のままなの?」
響「説明するのが難しいな……実は、改二にはなっているんだ」
大鳳「え? 今は響よね?」
響「そうだよ、姉妹の皆と居る時にはこの姿の方が落ち着くからね」
大鳳「……どういうこと?」
響「百聞は一見に如かずだ。次のカスガダマ沖海戦で分かると思うよ」
――――カスガダマ沖海戦。
大鳳「本当に対潜装備は響だけでいいの?」
響「大丈夫だ、問題ない」
夕立「夕立は潜水艦は無視するっぽい」
赤城「敵艦発見! 前方約50000、装甲空母姫1、浮遊要塞2、ニ級エリート2、ヨ級フラグシップ1」
響「じゃあそろそろ――」
大鳳(帽子を脱いだ……?)
ヴェールヌイ「行くよ、Ура!」
大鳳「帽子を黒から白に変えるだけで改二になれるってどういう理屈か誰か説明して」
鈴谷「そういうもんなんだよ、気にしたら負け負けー」
響「じゃあ、帰ろうか」
大鳳「一瞬で戻れるのね……」
響「あの姿も嫌いじゃない。でも、やっぱり皆と居る時はこっちがいいんだよ」
大鳳(一人で生き残るっていうのは、やっぱり寂しかったのかしら……)
響「ヴェールヌイのままだと、暁達が発音できなくて噛むんだ」
大鳳「かなりどうでもいい理由だった」
響「ベルボーイとか呼ばれたら流石に困惑するよ」
大鳳(結構本気で困った顔をしているのが何か切ないわ……)
響「不知火にも“ぬい”は一人で十分だと睨まれるしね」
大鳳「あの子もあの子でどこで張り合ってるのよ」
300: 2014/05/18(日) 18:18:36.44 ID:GuxGDBCAO
提督「高雄が夜戦だと性格が変わる?」
大鳳「えぇ、急にバカめって言いだしたの……」
提督「あー……うん、触れるな」
大鳳「提督、そんな笑顔で流されたら逆に気になります」
提督「忘れたいんだよ、色々」
――――少し前、提督指揮の元夜戦突入した高雄。
高雄「バカめ! と言って差し上げますわ!」
提督(性格変わるとは聞いてたが、ここまでとはな……)
高雄「何人たりとも、この高雄の前に立ち塞がることは許しません!」
愛宕「もう、高雄ったら張り切っちゃって」
高雄「何かが私の中で開放されるこの感じ……全艦まとめて相手して差し上げます!」
提督(愛宕共々そこまで激しい気性じゃないと思ってたんだが……凄まじいな)
高雄「提督に私の活躍をお披露目するこの機会、無駄にはしませんわ!」
提督「もう十分敵に壊滅的打撃を与えてるんだが……あの様子じゃ終わるまで止まらんな」
高雄「提督、貴方の為に全力で頑張りました。この高雄に勲章などではない褒美を下さいませんか?」
提督「何だ? どういうのが欲しいんだ?」
高雄「婚約指輪と書類へのサインです」
提督「ケッコンカッコカリならもう既に――」
高雄「いえ、そっちではなく本物の」
提督「待てそれどっから持ってきた」
高雄「夜も更けてきました。さぁ、早くここにサインを」
提督「加賀ー! 加ー賀ー!」
高雄「恥ずかしがらなくてもいいのですよ、一緒にペンを握って書きましょう。共同作業です」
提督「加ぁぁぁぁぁ賀ぁぁぁぁぁ!」
――――
提督(もう少し加賀が気付くのが遅かったらマジで書かされてたからな……思い出したくない)
高雄「提督、書類をお持ちしました」
提督「っ!? あ、あぁ、お疲れ様」
高雄「はい、それでは失礼します」
大鳳「昼は普通なのよね……」
提督「良い奴で働き者なんだが、夜には会いたくない」
大鳳「えぇ、急にバカめって言いだしたの……」
提督「あー……うん、触れるな」
大鳳「提督、そんな笑顔で流されたら逆に気になります」
提督「忘れたいんだよ、色々」
――――少し前、提督指揮の元夜戦突入した高雄。
高雄「バカめ! と言って差し上げますわ!」
提督(性格変わるとは聞いてたが、ここまでとはな……)
高雄「何人たりとも、この高雄の前に立ち塞がることは許しません!」
愛宕「もう、高雄ったら張り切っちゃって」
高雄「何かが私の中で開放されるこの感じ……全艦まとめて相手して差し上げます!」
提督(愛宕共々そこまで激しい気性じゃないと思ってたんだが……凄まじいな)
高雄「提督に私の活躍をお披露目するこの機会、無駄にはしませんわ!」
提督「もう十分敵に壊滅的打撃を与えてるんだが……あの様子じゃ終わるまで止まらんな」
高雄「提督、貴方の為に全力で頑張りました。この高雄に勲章などではない褒美を下さいませんか?」
提督「何だ? どういうのが欲しいんだ?」
高雄「婚約指輪と書類へのサインです」
提督「ケッコンカッコカリならもう既に――」
高雄「いえ、そっちではなく本物の」
提督「待てそれどっから持ってきた」
高雄「夜も更けてきました。さぁ、早くここにサインを」
提督「加賀ー! 加ー賀ー!」
高雄「恥ずかしがらなくてもいいのですよ、一緒にペンを握って書きましょう。共同作業です」
提督「加ぁぁぁぁぁ賀ぁぁぁぁぁ!」
――――
提督(もう少し加賀が気付くのが遅かったらマジで書かされてたからな……思い出したくない)
高雄「提督、書類をお持ちしました」
提督「っ!? あ、あぁ、お疲れ様」
高雄「はい、それでは失礼します」
大鳳「昼は普通なのよね……」
提督「良い奴で働き者なんだが、夜には会いたくない」
307: 2014/05/18(日) 18:34:53.73 ID:GuxGDBCAO
~次回~
・第一ヤーカマッシイ艦隊
・曲がり角には御用心
・変な対抗意識
・第一ヤーカマッシイ艦隊
・曲がり角には御用心
・変な対抗意識
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります