408: 2014/05/21(水) 21:34:02.56 ID:b92NmJKAO
前回はこちら
ビス子「命令を! 命令をちょうだい!」
提督「いや、だから今日は金剛と長門が出撃でビスマルクは待機――」
ビス子「コンゴウ……? ナガト……? いえ、知らないわね。だから私に命令を!」
提督「朝に挨拶してたろお前等……と・に・か・く! ビスマルクは待機! 変更は無し!」
ビス子「そう……じゃあ提督、昼食を作って下さる?」
提督「どこをどう考えたらそうなる……」
ビス子「提督は謂わば私の御主人様でしょう? なら、食事を用意するのは御主人様の役目だわ」
提督「御主人様言うな、大体間宮のところに行けば食事は食べられるだろ」
ビス子「提督の作る食事が食べたいの……ダメ、なの?」
提督「ダメなものはダ――」
提督(何だ、この犬を虐めているような罪悪感は……)
ビス子「そう……私なんてどうせ対空が低くて使い勝手が悪い戦艦よね……」
提督「あぁもう分かった! 作るから待ってろ! その代わり文句言うなよ?」
ビス子「ダンケシェーン! 提督が作ってくれるのに文句なんて言わないわ!」
提督(……耳と尻尾が見える……)
提督「台所借りて作って来た。和食しか作れないからそれで我慢しろ」
ビス子「グート! 色彩に富んでいて綺麗ね!」
提督「玉子焼きと牛肉のしぐれ煮、漬け物、ほうれん草のお浸し、揚げ出し豆腐、ワカメの味噌汁。これだけありゃ十分だろ」
ビス子「早速頂くわ!」
提督「残すなよ……って言うまでもないか」
ビス子「これは日本風のザワークラウトかしら……こっちのも変わったズッペだけど美味しい、毎日でも食べたいわね」
提督「勘弁してくれ、俺はお前等の食事担当じゃない」
ビス子「ふふ、次の出撃は見てなさい、誰よりも活躍してみせるわ!」
提督「あぁ、頼りにしてるぞ、ビスマルク」
加賀「私は夕食をお願いします、出来れば肉じゃがを」
赤城「加賀さんと同じものをお願いします」
時雨「僕は明日でいいよ」
巻雲「巻雲はじーっと作ってもらえるまで待っています」
弥生「茶碗蒸し、食べたい、です」
提督(こうなる予感はしてたんだ……)
ビス子「なら私もまた食べられるわね!」
提督「お座り!」
ビス子「……?」
提督(……ノリで言ってはみたが、よく考えたら物凄く恥ずかしい!)
410: 2014/05/22(木) 00:02:22.94 ID:6nB+zcMAO
401「あー今日もいっぱい泳いだー」
168「シオイ、ちゃんとシャワー浴びないとダメよ?」
401「うん、晴嵐さんの整備してから浴びるー」
大鳳(ふぅ……最近暑くて汗を掻きやすいから、シャワー浴びたらスッキリするわね)
401「ふんふふーん」
大鳳「あら、シオイ。今日も泳いで来たの?」
401「うん、運河見に行くついでにいっぱい泳いできたよー」
大鳳「そう、じゃあ私は先に出るわね」
401「はーい、じゃあねー」
大鳳(いつも元気ねシオイは――ん? 良く考えたらシオイの日焼け跡、何かおかしかったような……)
168「シオイの日焼け跡?」
大鳳「そう、あの子の日焼けおかしくないかしら……普通、水着を着てたらその下は焼けないわよね?」
168「えぇ、私達はちゃんと日焼け止め塗ってるし、焼けても水着以外の部分だけだわ」
大鳳「じゃあ何であの子の日焼け跡、全身均一なの?」
168「それは――そうね、本人に聞くか、実際にあの子がここでどう過ごしてるか観察すれば分かるわ」
大鳳(観察……気は進まないけど、本人に聞くのは何だか気が引けるし、そうしてみようかしら)
401「海に直行! どぼーん!」
大鳳「」
401「やっぱり海はいいよねー」
大鳳(海はいいかもしれないけど、全裸で泳ぐのは風紀的によくないと思う……)
401「大鳳さんも泳がない? 気持ち良いよー?」
大鳳(バレてた!?)
大鳳「ねぇシオイ、何で今日は水着着てないの?」
401「出撃でも遠征でもないし、この方が素肌で海を感じられるからだよ」
大鳳「海、好きなのね」
401「うん、大好き!」
大鳳「そう……」
(ちょっと変わってるけど、この子は海が大好きなだけなのね)
401「ねぇ大鳳さん、今度一緒に運河行かない?」
大鳳「運河?」
401「見てると楽しいよー」
大鳳「そ、そうなの?」
401「うん、どう攻め落とすか考えるの楽しいよー実際に出来ないのがちょっと残念だけど」
大鳳(やっぱりちょっと危ないかも……)
168「シオイ、ちゃんとシャワー浴びないとダメよ?」
401「うん、晴嵐さんの整備してから浴びるー」
大鳳(ふぅ……最近暑くて汗を掻きやすいから、シャワー浴びたらスッキリするわね)
401「ふんふふーん」
大鳳「あら、シオイ。今日も泳いで来たの?」
401「うん、運河見に行くついでにいっぱい泳いできたよー」
大鳳「そう、じゃあ私は先に出るわね」
401「はーい、じゃあねー」
大鳳(いつも元気ねシオイは――ん? 良く考えたらシオイの日焼け跡、何かおかしかったような……)
168「シオイの日焼け跡?」
大鳳「そう、あの子の日焼けおかしくないかしら……普通、水着を着てたらその下は焼けないわよね?」
168「えぇ、私達はちゃんと日焼け止め塗ってるし、焼けても水着以外の部分だけだわ」
大鳳「じゃあ何であの子の日焼け跡、全身均一なの?」
168「それは――そうね、本人に聞くか、実際にあの子がここでどう過ごしてるか観察すれば分かるわ」
大鳳(観察……気は進まないけど、本人に聞くのは何だか気が引けるし、そうしてみようかしら)
401「海に直行! どぼーん!」
大鳳「」
401「やっぱり海はいいよねー」
大鳳(海はいいかもしれないけど、全裸で泳ぐのは風紀的によくないと思う……)
401「大鳳さんも泳がない? 気持ち良いよー?」
大鳳(バレてた!?)
大鳳「ねぇシオイ、何で今日は水着着てないの?」
401「出撃でも遠征でもないし、この方が素肌で海を感じられるからだよ」
大鳳「海、好きなのね」
401「うん、大好き!」
大鳳「そう……」
(ちょっと変わってるけど、この子は海が大好きなだけなのね)
401「ねぇ大鳳さん、今度一緒に運河行かない?」
大鳳「運河?」
401「見てると楽しいよー」
大鳳「そ、そうなの?」
401「うん、どう攻め落とすか考えるの楽しいよー実際に出来ないのがちょっと残念だけど」
大鳳(やっぱりちょっと危ないかも……)
411: 2014/05/22(木) 02:18:21.75 ID:6nB+zcMAO
また微妙にはみ出したので二話に分割します
~~~~
天津風「島風ーおやつ作ったから出てきなさーい」
島風「はーい」
天津風「手、洗ってきなさい」
島風「うん!」
大鳳(どう見ても友達っていうより、島風の保護者よね)
天津風「どう、美味しい?」
島風「美味しいよ! ありがとう、天津風!」
天津風「ふふ、いっぱい作ったからたくさん食べてね」
大鳳(……? スカート捲りの件では気にならなかったけど、天津風の頭の煙突から出てる煙の形――ハート?)
天津風「ほら、クリームが頬に付いてるわよ島風」
島風「んーくすぐったいよー」
大鳳(何か心なしかハートが大きくなってるような気が……ちょっと気になるわね)
天津風「初風、雪風、作ったお菓子が余ったの、食べない?」
初風「いいわね、もらうわ」
雪風「頂きます!」
天津風「えぇ、どうぞ」
大鳳(二重丸……? 器用な事出来るのね、あの煙突)
天津風「ねぇあなた、クリームドーナツ、好き?」
提督「くれ。書類仕事が続くと、甘いものなら何でもいいから欲しくなる」
天津風「もうっ、欲しいのならもう少し言い方ってものがあるんじゃない?」
提督「――ん、美味い」
天津風「……そう」
大鳳(島風と同じハートね……やっぱり好意の度合いが煙になって表れているのかしら?)
~続く~
~~~~
天津風「島風ーおやつ作ったから出てきなさーい」
島風「はーい」
天津風「手、洗ってきなさい」
島風「うん!」
大鳳(どう見ても友達っていうより、島風の保護者よね)
天津風「どう、美味しい?」
島風「美味しいよ! ありがとう、天津風!」
天津風「ふふ、いっぱい作ったからたくさん食べてね」
大鳳(……? スカート捲りの件では気にならなかったけど、天津風の頭の煙突から出てる煙の形――ハート?)
天津風「ほら、クリームが頬に付いてるわよ島風」
島風「んーくすぐったいよー」
大鳳(何か心なしかハートが大きくなってるような気が……ちょっと気になるわね)
天津風「初風、雪風、作ったお菓子が余ったの、食べない?」
初風「いいわね、もらうわ」
雪風「頂きます!」
天津風「えぇ、どうぞ」
大鳳(二重丸……? 器用な事出来るのね、あの煙突)
天津風「ねぇあなた、クリームドーナツ、好き?」
提督「くれ。書類仕事が続くと、甘いものなら何でもいいから欲しくなる」
天津風「もうっ、欲しいのならもう少し言い方ってものがあるんじゃない?」
提督「――ん、美味い」
天津風「……そう」
大鳳(島風と同じハートね……やっぱり好意の度合いが煙になって表れているのかしら?)
~続く~
412: 2014/05/22(木) 02:20:11.28 ID:6nB+zcMAO
天津風「煙突から出ている煙?」
大鳳「形が変わっているの、気付いてないの?」
天津風「頭の上なんて、普段見えないもの」
大鳳「確かに、それもそうね」
天津風「それで、どう変なの?」
大鳳「ハートだったり、二重丸だったり――今はただの丸ね」
天津風「つまり、判別が付くぐらいに私を観察してたってこと?」
大鳳「あっ……き、気になったからつい、ごめんなさい」
天津風「別にいいわよ、気にしてないから」
大鳳「そう言ってもらえると有り難いわ」
天津風「――それで、島風と未来の旦那様以外にハートは出てなかったのよね?」
大鳳(だ、旦那様!?)
大鳳「え、えぇ、その二人以外には出てなかったわ」
天津風「なら、問題ないわ。島風とあの人が特別だって、再確認出来たんだもの」
大鳳「二人の事、そんなに大事なの?」
天津風「寂しがり屋なあの子と、その寂しさを埋める為に私を全力で探してくれたあの人。二人共かけがえのない、とても大事な存在よ」
大鳳(保護者みたいに見えたのは、そういう経緯があったからなのね……)
天津風「もしも島風を泣かせるような子が居たら……ふふ」
大鳳(過保護多すぎないかしらこの鎮守府)
大鳳「形が変わっているの、気付いてないの?」
天津風「頭の上なんて、普段見えないもの」
大鳳「確かに、それもそうね」
天津風「それで、どう変なの?」
大鳳「ハートだったり、二重丸だったり――今はただの丸ね」
天津風「つまり、判別が付くぐらいに私を観察してたってこと?」
大鳳「あっ……き、気になったからつい、ごめんなさい」
天津風「別にいいわよ、気にしてないから」
大鳳「そう言ってもらえると有り難いわ」
天津風「――それで、島風と未来の旦那様以外にハートは出てなかったのよね?」
大鳳(だ、旦那様!?)
大鳳「え、えぇ、その二人以外には出てなかったわ」
天津風「なら、問題ないわ。島風とあの人が特別だって、再確認出来たんだもの」
大鳳「二人の事、そんなに大事なの?」
天津風「寂しがり屋なあの子と、その寂しさを埋める為に私を全力で探してくれたあの人。二人共かけがえのない、とても大事な存在よ」
大鳳(保護者みたいに見えたのは、そういう経緯があったからなのね……)
天津風「もしも島風を泣かせるような子が居たら……ふふ」
大鳳(過保護多すぎないかしらこの鎮守府)
417: 2014/05/22(木) 02:39:03.56 ID:6nB+zcMAO
~次回~
・予備弾
・服のサイズ
・鈴谷のカレー講座(初級お子様用)
の、三本でお送りします
・予備弾
・服のサイズ
・鈴谷のカレー講座(初級お子様用)
の、三本でお送りします
424: 2014/05/22(木) 10:17:13.40 ID:6nB+zcMAO
応援ありがとうございます、これからも頑張ります
まだ出れてない子も少しずつ出番あげたいと思います
?「うぅ……出番はまだなんですね……」
?「主人公(影薄い)型はスルーされまくりですか?」
?「公式四コマ、あるし……いい」
?「電と出すのはやめてくれよな」
?「綾波だけ出れていいなぁ……」
?「影薄い型とかやめてよ、私のせいで出番無いみたいじゃない……」
1は主人公型も好きです、でも今ちょうどムカデ退治したんで出すなら虫ネタかも
?「いやぁぁぁぁぁぁっ!?」
まだ出れてない子も少しずつ出番あげたいと思います
?「うぅ……出番はまだなんですね……」
?「主人公(影薄い)型はスルーされまくりですか?」
?「公式四コマ、あるし……いい」
?「電と出すのはやめてくれよな」
?「綾波だけ出れていいなぁ……」
?「影薄い型とかやめてよ、私のせいで出番無いみたいじゃない……」
1は主人公型も好きです、でも今ちょうどムカデ退治したんで出すなら虫ネタかも
?「いやぁぁぁぁぁぁっ!?」
425: 2014/05/22(木) 12:47:01.71 ID:6nB+zcMAO
またまた微妙に収まらなかったので分割
~~~~
大鳳(出撃に遅れてしまうわ、急がないと!)
大和「あら、大鳳」
大鳳(大和!? 勢いが付きすぎてて止まれ――)
大和「きゃっ!」
大鳳「痛っ!?」
大和「大丈夫ですか? あまり急いで廊下を走ると危ないですよ?」
大鳳「ごめんなさい、出撃に遅れそうで急いでいたものだから……大和は大丈夫?」
大和「大和は大丈夫ですから、気にしないで下さい。それより、出撃に遅れそうなのでしょう?」
大鳳「あっそうだったわ! 誰かにぶつからないように急ぐわね、それじゃ!」
大和「はい、お気をつけて」
大鳳(気になることはあったけど、今は急がないと!)
――――艦隊帰投後。
大鳳(大和はどこかしら、確かめたいことがあるんだけど……)
RJ「どないしたんや大鳳、誰か探しとるんか?」
大鳳「龍驤、大和見なかった?」
RJ「大和ならあっちの中庭の木陰で読書しとったで?」
大鳳「ありがとう、じゃあまたね」
RJ「ちょい待ち、うちも行くわ。何の用なんか気になるし」
~続く~
~~~~
大鳳(出撃に遅れてしまうわ、急がないと!)
大和「あら、大鳳」
大鳳(大和!? 勢いが付きすぎてて止まれ――)
大和「きゃっ!」
大鳳「痛っ!?」
大和「大丈夫ですか? あまり急いで廊下を走ると危ないですよ?」
大鳳「ごめんなさい、出撃に遅れそうで急いでいたものだから……大和は大丈夫?」
大和「大和は大丈夫ですから、気にしないで下さい。それより、出撃に遅れそうなのでしょう?」
大鳳「あっそうだったわ! 誰かにぶつからないように急ぐわね、それじゃ!」
大和「はい、お気をつけて」
大鳳(気になることはあったけど、今は急がないと!)
――――艦隊帰投後。
大鳳(大和はどこかしら、確かめたいことがあるんだけど……)
RJ「どないしたんや大鳳、誰か探しとるんか?」
大鳳「龍驤、大和見なかった?」
RJ「大和ならあっちの中庭の木陰で読書しとったで?」
大鳳「ありがとう、じゃあまたね」
RJ「ちょい待ち、うちも行くわ。何の用なんか気になるし」
~続く~
426: 2014/05/22(木) 12:54:55.73 ID:6nB+zcMAO
大和「すぅ……すぅ……」
大鳳「寝てるわね……」
RJ「えぇ天気やからなぁ、あんなとこで本読んどったら眠たくもなるわ。で、どないすんの? 起きるまで待つんか?」
大鳳「いえ、コレはむしろ好都合かもしれないわ。今のうちに確認すれば、結果がどうあれ大和を傷付けずに済むもの」
RJ「何やよう分からんけど、何かするなら起こさんようにな」
大鳳(あの硬い感触、気のせいじゃなければアレはブラに何かを詰めているということ……つまり、大和は私達の同士かもしれない!)
大鳳「服の上からだとしっかり確認出来ないし、今日は提督も眠っている日だから、少し捲るぐらい問題ないわよね……」
大和「すう……すう……」
大鳳(細心の注意を払いながら少しずつ……少しずつ……よし、後ちょっとで――)
――――ゴロン、ゴロン。
大鳳「・・・え?」
大鳳(九一式徹甲弾!? 何でこんなものが大和の服の下から!? っていうかコレがブラ代わりなの!?)
大和「――大鳳、何を、しているの?」
大鳳「あっ……おはよう大和、その、大きさも形も綺麗で美乳、ね……?」
大和「そうですか、お褒め頂きありがとうございます。――お覚悟は?」
大鳳「……えぇ、出来てるわ」
大鳳(修復材ってどのぐらいなら治せるのかしら……)
――――大鳳、大和に投げ飛ばされ大破。龍驤、巻き添えにより中破。
大和「これは予備の弾です。万が一に備えて服の下に仕込んでいるんです」
大鳳「そうだったの……」
大和「全くもう、大和だって怒るときは怒るんですから、二度とこんな恥ずかしいことしないで下さいね!」
大鳳(妹の武蔵には仕込めないわね……)
大和「ちょっと、聞いてます?」
大鳳「えぇ、二度としないから安心して」
大鳳(やっぱり戦艦は皆そこそこ大きいのね……はぁ、羨ましいわ)
大鳳「寝てるわね……」
RJ「えぇ天気やからなぁ、あんなとこで本読んどったら眠たくもなるわ。で、どないすんの? 起きるまで待つんか?」
大鳳「いえ、コレはむしろ好都合かもしれないわ。今のうちに確認すれば、結果がどうあれ大和を傷付けずに済むもの」
RJ「何やよう分からんけど、何かするなら起こさんようにな」
大鳳(あの硬い感触、気のせいじゃなければアレはブラに何かを詰めているということ……つまり、大和は私達の同士かもしれない!)
大鳳「服の上からだとしっかり確認出来ないし、今日は提督も眠っている日だから、少し捲るぐらい問題ないわよね……」
大和「すう……すう……」
大鳳(細心の注意を払いながら少しずつ……少しずつ……よし、後ちょっとで――)
――――ゴロン、ゴロン。
大鳳「・・・え?」
大鳳(九一式徹甲弾!? 何でこんなものが大和の服の下から!? っていうかコレがブラ代わりなの!?)
大和「――大鳳、何を、しているの?」
大鳳「あっ……おはよう大和、その、大きさも形も綺麗で美乳、ね……?」
大和「そうですか、お褒め頂きありがとうございます。――お覚悟は?」
大鳳「……えぇ、出来てるわ」
大鳳(修復材ってどのぐらいなら治せるのかしら……)
――――大鳳、大和に投げ飛ばされ大破。龍驤、巻き添えにより中破。
大和「これは予備の弾です。万が一に備えて服の下に仕込んでいるんです」
大鳳「そうだったの……」
大和「全くもう、大和だって怒るときは怒るんですから、二度とこんな恥ずかしいことしないで下さいね!」
大鳳(妹の武蔵には仕込めないわね……)
大和「ちょっと、聞いてます?」
大鳳「えぇ、二度としないから安心して」
大鳳(やっぱり戦艦は皆そこそこ大きいのね……はぁ、羨ましいわ)
429: 2014/05/22(木) 17:38:14.36 ID:6nB+zcMAO
巻雲「司令官さまー新しい巻雲の服届きましたー?」
提督「いや、まだだ」
巻雲「おかしいですねー頼んだのもう半年も前なのに……」
加賀(届く前に何者かに全部燃やされるからもう発注していないし、届くわけないわ)
夕雲「大丈夫よ巻雲。今のその大きめの服の方が可愛いから、新しい服なんて無くてもいいわ」
巻雲「うぅー……夕雲姉さんがそう言うなら……」
夕雲「この袖が余っているのがラブリーなのよね、提督もそう思うでしょ?」
提督「ラブリーかどうかは知らんが、今ので見慣れてるし、今更普通サイズ着てたら違和感あるかもな」
巻雲「じぃー、じぃー」
提督「……何だ?」
巻雲「巻雲、可愛いですか?」
提督「夕雲に聞いとけ、幾らでも言ってくれ――痛い、地味に痛いって、袖で叩くな巻雲」
夕雲「今のは提督が悪いわね」
加賀「あの流し方は流石に無いかと」
巻雲「司令官さまは巻雲の袖アタックで手元が狂って書類に“駆逐艦最高”って書いちゃえばいいんです」
提督「そんな書類を大本営に送ったら大問題になるからやめろ。憲兵の世話になるのは御免だ」
夕雲「でも、駆逐艦が最高なのは間違いないわ」
加賀「最高は空母に決まっています」
提督「変なところで張り合うなお前等。それと巻雲はいい加減袖で叩くのやめないか?」
巻雲「可愛いって言ってくれない司令官さまはずっと叩き続けます」
提督「はいはい分かった分かった可愛い可愛い……言ったのに何で叩かれ続けてんだ?」
巻雲「心が籠ってないです」
提督「――何時も皆の役に立とうと頑張ってて、小さな体で大きな袖振り回しながら走る姿は可愛いんじゃないか?」
巻雲「はわわわわ、不意打ちでそんなこと言うのは卑怯ですよー」
提督「結局叩かれるんならどうしたらいいんだよ……」
夕雲「巻雲のあの袖は至高の可愛さだわ」
加賀「瑞鶴の素直じゃないところは、ずっと一緒に居ると本音が見えてきて癖になります」
提督(加賀も何か熱く語ってるし、今日はもう仕事にならんな……)
巻雲「司令官さまー巻雲ずっとお役に立ちますよー」
夕雲「巻雲の袖が絶対に至高よ」
加賀「瑞鶴のたまに褒めたら顔を真っ赤にするところも可愛いわ」
提督(明日の出撃どうするかなー……)
瑞鶴(は……入れない……)
提督「いや、まだだ」
巻雲「おかしいですねー頼んだのもう半年も前なのに……」
加賀(届く前に何者かに全部燃やされるからもう発注していないし、届くわけないわ)
夕雲「大丈夫よ巻雲。今のその大きめの服の方が可愛いから、新しい服なんて無くてもいいわ」
巻雲「うぅー……夕雲姉さんがそう言うなら……」
夕雲「この袖が余っているのがラブリーなのよね、提督もそう思うでしょ?」
提督「ラブリーかどうかは知らんが、今ので見慣れてるし、今更普通サイズ着てたら違和感あるかもな」
巻雲「じぃー、じぃー」
提督「……何だ?」
巻雲「巻雲、可愛いですか?」
提督「夕雲に聞いとけ、幾らでも言ってくれ――痛い、地味に痛いって、袖で叩くな巻雲」
夕雲「今のは提督が悪いわね」
加賀「あの流し方は流石に無いかと」
巻雲「司令官さまは巻雲の袖アタックで手元が狂って書類に“駆逐艦最高”って書いちゃえばいいんです」
提督「そんな書類を大本営に送ったら大問題になるからやめろ。憲兵の世話になるのは御免だ」
夕雲「でも、駆逐艦が最高なのは間違いないわ」
加賀「最高は空母に決まっています」
提督「変なところで張り合うなお前等。それと巻雲はいい加減袖で叩くのやめないか?」
巻雲「可愛いって言ってくれない司令官さまはずっと叩き続けます」
提督「はいはい分かった分かった可愛い可愛い……言ったのに何で叩かれ続けてんだ?」
巻雲「心が籠ってないです」
提督「――何時も皆の役に立とうと頑張ってて、小さな体で大きな袖振り回しながら走る姿は可愛いんじゃないか?」
巻雲「はわわわわ、不意打ちでそんなこと言うのは卑怯ですよー」
提督「結局叩かれるんならどうしたらいいんだよ……」
夕雲「巻雲のあの袖は至高の可愛さだわ」
加賀「瑞鶴の素直じゃないところは、ずっと一緒に居ると本音が見えてきて癖になります」
提督(加賀も何か熱く語ってるし、今日はもう仕事にならんな……)
巻雲「司令官さまー巻雲ずっとお役に立ちますよー」
夕雲「巻雲の袖が絶対に至高よ」
加賀「瑞鶴のたまに褒めたら顔を真っ赤にするところも可愛いわ」
提督(明日の出撃どうするかなー……)
瑞鶴(は……入れない……)
430: 2014/05/22(木) 20:22:45.26 ID:6nB+zcMAO
やっぱりはみ出したので二分割
~~~~
鈴谷「カレー大好き鈴谷のー!」
朝潮型+1「カレー講座ー!」
鈴谷「今日はおっきいお友達が混じってるけど、基本的には簡単なの作るからねー」
比叡「わ、私は別に教えてもらわなくても――」
鈴谷「他の誰が許しても、この鈴谷がアレをカレーだと言い張るのは許さないし」
比叡「ヒェー! 毎回頑張って作ってるのにー!」
鈴谷「じゃあ早速始めるよー」
――――調理開始。
朝潮「この人参は何センチぐらいに切ればいいですか?」
鈴谷「朝潮が食べるときどのぐらいの大きさ? それに合わせたらいいよ」
大潮「大潮は小さな人参に大きなじゃがいもがいいです!」
鈴谷「好き嫌いは良くないぞ大潮ーそれにあんまり大きいと均一に火が通りにくいし、なるべく大きさを揃えた方が見栄えもするよー」
荒潮「隠し味にこの魔法の薬を……」
鈴谷「荒潮、入れるなら飲み物にしな。カレーに入れるのはアタシが許さないし」
満潮「何で私がこんなこと……」
鈴谷「とか言いつつ結構真剣じゃん。手際もそこそこいいし」
満潮「べ、別に普段も一人で作ってるから慣れてるだけよ!」
~続く~
~~~~
鈴谷「カレー大好き鈴谷のー!」
朝潮型+1「カレー講座ー!」
鈴谷「今日はおっきいお友達が混じってるけど、基本的には簡単なの作るからねー」
比叡「わ、私は別に教えてもらわなくても――」
鈴谷「他の誰が許しても、この鈴谷がアレをカレーだと言い張るのは許さないし」
比叡「ヒェー! 毎回頑張って作ってるのにー!」
鈴谷「じゃあ早速始めるよー」
――――調理開始。
朝潮「この人参は何センチぐらいに切ればいいですか?」
鈴谷「朝潮が食べるときどのぐらいの大きさ? それに合わせたらいいよ」
大潮「大潮は小さな人参に大きなじゃがいもがいいです!」
鈴谷「好き嫌いは良くないぞ大潮ーそれにあんまり大きいと均一に火が通りにくいし、なるべく大きさを揃えた方が見栄えもするよー」
荒潮「隠し味にこの魔法の薬を……」
鈴谷「荒潮、入れるなら飲み物にしな。カレーに入れるのはアタシが許さないし」
満潮「何で私がこんなこと……」
鈴谷「とか言いつつ結構真剣じゃん。手際もそこそこいいし」
満潮「べ、別に普段も一人で作ってるから慣れてるだけよ!」
~続く~
431: 2014/05/22(木) 20:32:09.54 ID:6nB+zcMAO
霞「玉葱は大きめにスライスしたのと炒めてペースト状にしたのを用意して……」
鈴谷「うわっ、それ初級ってレベルじゃないじゃん。霞は何で来たの?」
霞「あのクズに全員持って行くつもりだろうし、私だけ除け者にされたくなかったから」
鈴谷「つまりは提督に食べて欲しいってことだねー可愛いとこあるじゃーん」
霞「うっさいわよ!」
鈴谷「霰は……何で一人だけキーマカレー?」
霰「食べたかったから……ダメ?」
鈴谷「そんなことないない、全然いいって。上手に出来てるからオッケーだよ」
霰「うん……キーマカレー、好き」
鈴谷「――で、比叡は何してんの?」
比叡「何って、隠し味にチョコとコーヒーを入れると美味しくなると聞いたので入れようかと……」
鈴谷「マーブルチョコとコーヒー牛乳なんか入れたって全然美味しくならないし、隠すどころかガッツリ主張してくるし、比叡はまず普通に作ることから覚えるようにって言ったじゃん。――カレー作り、舐めてんの?」
比叡「ヒェッ……」
鈴谷「皆ーちょっと鈴谷は比叡と二人でお話あるから、出来たら提督に持っていっていいからねー」
朝潮型一同「はーい」
比叡「あぁしたら美味しくなるって聞いたんですってばー!」
鈴谷「だからまずはレシピ通りに作れって言ったじゃんか! 何回同じこと言わせんのさ!」
比叡「ヒェー! ただ美味しいのが作りたいだけなんですよー!」
鈴谷「途中まではちゃんと出来てるんだから、余計なことしなきゃアレで十分美味しく食べれるんだってば!」
比叡「ひ、一工夫で更に美味しく……」
鈴谷「一工夫で台無しにしてどうすんのさ! 次に余計な手を加えたら、一生カレー作るの鈴谷が許さないからね!」
比叡「ヒ、ヒェー……」
鈴谷「うわっ、それ初級ってレベルじゃないじゃん。霞は何で来たの?」
霞「あのクズに全員持って行くつもりだろうし、私だけ除け者にされたくなかったから」
鈴谷「つまりは提督に食べて欲しいってことだねー可愛いとこあるじゃーん」
霞「うっさいわよ!」
鈴谷「霰は……何で一人だけキーマカレー?」
霰「食べたかったから……ダメ?」
鈴谷「そんなことないない、全然いいって。上手に出来てるからオッケーだよ」
霰「うん……キーマカレー、好き」
鈴谷「――で、比叡は何してんの?」
比叡「何って、隠し味にチョコとコーヒーを入れると美味しくなると聞いたので入れようかと……」
鈴谷「マーブルチョコとコーヒー牛乳なんか入れたって全然美味しくならないし、隠すどころかガッツリ主張してくるし、比叡はまず普通に作ることから覚えるようにって言ったじゃん。――カレー作り、舐めてんの?」
比叡「ヒェッ……」
鈴谷「皆ーちょっと鈴谷は比叡と二人でお話あるから、出来たら提督に持っていっていいからねー」
朝潮型一同「はーい」
比叡「あぁしたら美味しくなるって聞いたんですってばー!」
鈴谷「だからまずはレシピ通りに作れって言ったじゃんか! 何回同じこと言わせんのさ!」
比叡「ヒェー! ただ美味しいのが作りたいだけなんですよー!」
鈴谷「途中まではちゃんと出来てるんだから、余計なことしなきゃアレで十分美味しく食べれるんだってば!」
比叡「ひ、一工夫で更に美味しく……」
鈴谷「一工夫で台無しにしてどうすんのさ! 次に余計な手を加えたら、一生カレー作るの鈴谷が許さないからね!」
比叡「ヒ、ヒェー……」
439: 2014/05/22(木) 20:55:12.33 ID:6nB+zcMAO
カレー絡むとヒェー言わせたくなってしまうんですよねぇ…
~次回~
・胸?容姿?
・よろしくね、フユキ!
・乗り気3、羞恥心1、実は乗り気1
・ドジッ娘系ヒロイン五月雨&江戸っ子系涼風着任
の、四本でお送りします
ちょっとまだ出てない艦娘の場合、書けそうならランダムに拾うことにします
島風と翔鶴は今回はごめんなさい
RJが居なかったのはあの画像からのネタだからかな…?
~次回~
・胸?容姿?
・よろしくね、フユキ!
・乗り気3、羞恥心1、実は乗り気1
・ドジッ娘系ヒロイン五月雨&江戸っ子系涼風着任
の、四本でお送りします
ちょっとまだ出てない艦娘の場合、書けそうならランダムに拾うことにします
島風と翔鶴は今回はごめんなさい
RJが居なかったのはあの画像からのネタだからかな…?
442: 2014/05/22(木) 23:08:03.03 ID:6nB+zcMAO
――――移動中。
大鳳「瑞鳳とはここに来てから長い付き合いになるけど、一緒に買い物に行くのは何気に初めてよね」
瑞鳳「遠征だったり、出撃だったり、お互いに他の用事入れてたりしてすれ違い続けてたもん」
大鳳「明石さんに頼めば大抵は手に入るけど、全部が全部揃う訳じゃないし、たまにはこうして誰かと買い物するのも良いものだわ」
瑞鳳「どうしても鎮守府に居ると整備とかそっちに気が行っちゃいそうになるから、たまには離れるのも必要だもんね」
大鳳「今日はどうするの?」
瑞鳳「服見て、食事して、後は適当にブラブラしたらいいんじゃない?」
大鳳「えぇ、そうしましょうか」
――――ショッピング中。
大鳳「この服可愛いわね」
瑞鳳「でも……」
大鳳「えぇ、分かってるから言わないで……」
――――食事中。
大鳳「……間宮さんって、改めて思うと凄いのね」
瑞鳳「うん、夕食は外じゃなくて帰ってからの方がいいかな」
――――帰宅中。
少女「あーかんむすのお姉ちゃんだー」
大鳳「あの子、瑞鳳の知り合い?」
瑞鳳「知り合いじゃないわよ? 多分、私達の活動圏には全員の顔写真が配布されてるから、それで知ってるんじゃない?」
少女「いつもおそうじしてくれてありがとー」
大鳳「え? え、えぇ……どういうこと?」
瑞鳳「有志を募ってボランティアで街の清掃してるの、近くに私達みたいなのが居るのを怖がられない為のアピールにって」
大鳳(そんなことまでしてたのね……)
少女「お母さんがあぶないからちかづいちゃダメって言ってたけど、大丈夫だからもういいよって、やっとありがとうって言えた!」
大鳳「……そう、ありがとう」
瑞鳳「お姉ちゃん達もそう言ってもらえて嬉しいよ」
少女「えへへ、じゃあまたね、くちゅくかんのお姉ちゃんたち」
大鳳「えぇ、またね」
瑞鳳「バイバーイ」
大鳳(凄く良い子ね……ん? くちゅくかん――駆逐艦!?)
大鳳「ねぇ、瑞鳳……」
瑞鳳「小さい女の子の悪意無い間違いよ、気にしちゃいけない、いけないのよ……」
大鳳「……帰りましょうか」
瑞鳳「……うん」
――――何が判断基準となったのかは、少女のみぞ知る。
大鳳「瑞鳳とはここに来てから長い付き合いになるけど、一緒に買い物に行くのは何気に初めてよね」
瑞鳳「遠征だったり、出撃だったり、お互いに他の用事入れてたりしてすれ違い続けてたもん」
大鳳「明石さんに頼めば大抵は手に入るけど、全部が全部揃う訳じゃないし、たまにはこうして誰かと買い物するのも良いものだわ」
瑞鳳「どうしても鎮守府に居ると整備とかそっちに気が行っちゃいそうになるから、たまには離れるのも必要だもんね」
大鳳「今日はどうするの?」
瑞鳳「服見て、食事して、後は適当にブラブラしたらいいんじゃない?」
大鳳「えぇ、そうしましょうか」
――――ショッピング中。
大鳳「この服可愛いわね」
瑞鳳「でも……」
大鳳「えぇ、分かってるから言わないで……」
――――食事中。
大鳳「……間宮さんって、改めて思うと凄いのね」
瑞鳳「うん、夕食は外じゃなくて帰ってからの方がいいかな」
――――帰宅中。
少女「あーかんむすのお姉ちゃんだー」
大鳳「あの子、瑞鳳の知り合い?」
瑞鳳「知り合いじゃないわよ? 多分、私達の活動圏には全員の顔写真が配布されてるから、それで知ってるんじゃない?」
少女「いつもおそうじしてくれてありがとー」
大鳳「え? え、えぇ……どういうこと?」
瑞鳳「有志を募ってボランティアで街の清掃してるの、近くに私達みたいなのが居るのを怖がられない為のアピールにって」
大鳳(そんなことまでしてたのね……)
少女「お母さんがあぶないからちかづいちゃダメって言ってたけど、大丈夫だからもういいよって、やっとありがとうって言えた!」
大鳳「……そう、ありがとう」
瑞鳳「お姉ちゃん達もそう言ってもらえて嬉しいよ」
少女「えへへ、じゃあまたね、くちゅくかんのお姉ちゃんたち」
大鳳「えぇ、またね」
瑞鳳「バイバーイ」
大鳳(凄く良い子ね……ん? くちゅくかん――駆逐艦!?)
大鳳「ねぇ、瑞鳳……」
瑞鳳「小さい女の子の悪意無い間違いよ、気にしちゃいけない、いけないのよ……」
大鳳「……帰りましょうか」
瑞鳳「……うん」
――――何が判断基準となったのかは、少女のみぞ知る。
447: 2014/05/23(金) 00:18:27.78 ID:7E+OUsXAO
吹雪「フユキって誰ですか! 私はふ・ぶ・き、です!」
大鳳「ごめんなさい、皆から一度は間違えた方が面白いって聞いていたからつい……」
吹雪「もう! これでも私はこの鎮守府で最初の艦娘なんですからね!」
白雪「すぐに私が着任したので、大して意味は無いですけどね」
吹雪「白雪、気分の問題だからそんな言い方しなくても……」
初雪「私も、わりと、すぐ……」
深雪「深雪も初雪と一緒に着任したぜ!」
吹雪「二人も何で追い討ちかけようとするの!?」
磯波「あの……」
吹雪「磯波は優しい良い子だよね?」
磯波「三人目、私です」
叢雲「そもそも初期艦を五人から選ぶ時、一番書類の上になってた艦娘に決めたって、アイツに聞いたわよ?」
吹雪「……うぅ……しれいかぁぁぁぁん!」
大鳳(あっ泣きながら提督執務室の方に……)
大鳳「ちょっと皆、流石にいじめ過ぎじゃないの?」
白雪「大丈夫です、司令官がちゃんとフォローします」
初雪「手間、かかる、姉……」
深雪「ホントだぜ」
磯波「あぁでもしないと、提督に会いに行かなくなっちゃいましたから……」
叢雲「別に艦娘が増えたり秘書艦じゃなくなったからって、吹雪だけを蔑ろにするような奴じゃないのに」
大鳳(本当はあの子、かなり愛されてるのね……)
吹雪「しれいかぁぁぁぁん!」
提督「うわっ!? どうした、泣きながら飛び込んできて」
吹雪「私、どうでもいい艦娘ですか……? 名前すら覚えていませんか? 居ても居なくても変わりませんか……?」
提督「何言ってんだ吹雪。一番最初にうちに来て、今までずっと頑張ってきたお前をどうでもいいだなんて思う訳無いだろ」
吹雪「ぐすっ……じれ゛い゛がん……」
提督「あぁもう涙と鼻水で顔ぐしゃぐしゃじゃねぇか……ほれ、拭いてやるからじっとしてろ」
吹雪「ん……んぅ……」
提督「――よし、後はさっさと泣き止め。暫く胸貸してやるから」
吹雪(司令官……二人っきりで居れたのは少しの間だったけど、あの時のこと、絶対に忘れませんから)
提督「コラ、あんまり鼻水擦り付けんなよ? って言ってる側から余計に擦り付けんな!……はぁ、もう好きにしてくれ」
吹雪(秘書艦の座は譲っても、提督とのラブロマンスの主人公の座は譲らないんだから!)
大鳳「ごめんなさい、皆から一度は間違えた方が面白いって聞いていたからつい……」
吹雪「もう! これでも私はこの鎮守府で最初の艦娘なんですからね!」
白雪「すぐに私が着任したので、大して意味は無いですけどね」
吹雪「白雪、気分の問題だからそんな言い方しなくても……」
初雪「私も、わりと、すぐ……」
深雪「深雪も初雪と一緒に着任したぜ!」
吹雪「二人も何で追い討ちかけようとするの!?」
磯波「あの……」
吹雪「磯波は優しい良い子だよね?」
磯波「三人目、私です」
叢雲「そもそも初期艦を五人から選ぶ時、一番書類の上になってた艦娘に決めたって、アイツに聞いたわよ?」
吹雪「……うぅ……しれいかぁぁぁぁん!」
大鳳(あっ泣きながら提督執務室の方に……)
大鳳「ちょっと皆、流石にいじめ過ぎじゃないの?」
白雪「大丈夫です、司令官がちゃんとフォローします」
初雪「手間、かかる、姉……」
深雪「ホントだぜ」
磯波「あぁでもしないと、提督に会いに行かなくなっちゃいましたから……」
叢雲「別に艦娘が増えたり秘書艦じゃなくなったからって、吹雪だけを蔑ろにするような奴じゃないのに」
大鳳(本当はあの子、かなり愛されてるのね……)
吹雪「しれいかぁぁぁぁん!」
提督「うわっ!? どうした、泣きながら飛び込んできて」
吹雪「私、どうでもいい艦娘ですか……? 名前すら覚えていませんか? 居ても居なくても変わりませんか……?」
提督「何言ってんだ吹雪。一番最初にうちに来て、今までずっと頑張ってきたお前をどうでもいいだなんて思う訳無いだろ」
吹雪「ぐすっ……じれ゛い゛がん……」
提督「あぁもう涙と鼻水で顔ぐしゃぐしゃじゃねぇか……ほれ、拭いてやるからじっとしてろ」
吹雪「ん……んぅ……」
提督「――よし、後はさっさと泣き止め。暫く胸貸してやるから」
吹雪(司令官……二人っきりで居れたのは少しの間だったけど、あの時のこと、絶対に忘れませんから)
提督「コラ、あんまり鼻水擦り付けんなよ? って言ってる側から余計に擦り付けんな!……はぁ、もう好きにしてくれ」
吹雪(秘書艦の座は譲っても、提督とのラブロマンスの主人公の座は譲らないんだから!)
454: 2014/05/23(金) 12:17:59.26 ID:7E+OUsXAO
最近多いですがまた二分割で
~~~~
?「ふっふっふーついにこの時が来たクマ」
?「えっと、私は何で呼ばれたのかしら……」
?「北上さんは居ない、よね?」
?「何だか楽しそうな集まりね」
?「全く、何で私がこのような珍妙な集いに……」
?「今回集まってもらったのは他でもないクマ。これを見るクマ!」
?「こ、これは――」
大鳳(と、取れない……)
?「何かお困りの様子クマねー」
大鳳「えぇ、指輪がタンスの裏――に?」
球磨「そんな時はクマレンジャーにお任せクマ! 実は白身のサーモン大好き、皆のリーダークマレッド!」
筑摩「み、緑は癒しのチャイナスタイル、スリットで悩殺クマグリーン……やっぱりコレ凄く恥ずかしいです……」
阿武隈「黄色は元気で明るい印、名前は漢字で書いてねクマイ工口ー!」
三隈「お嬢様は優雅に清楚にゴージャスに、ちょっと豪華にイメチェンしましたくまりんこゴールド!」
熊野「銀のドラム缶は皆の希望、ドラム艦娘クマシルバーですわ!」
クマレンジャー『五人揃って、クマレンジャー!』
~続く~
~~~~
?「ふっふっふーついにこの時が来たクマ」
?「えっと、私は何で呼ばれたのかしら……」
?「北上さんは居ない、よね?」
?「何だか楽しそうな集まりね」
?「全く、何で私がこのような珍妙な集いに……」
?「今回集まってもらったのは他でもないクマ。これを見るクマ!」
?「こ、これは――」
大鳳(と、取れない……)
?「何かお困りの様子クマねー」
大鳳「えぇ、指輪がタンスの裏――に?」
球磨「そんな時はクマレンジャーにお任せクマ! 実は白身のサーモン大好き、皆のリーダークマレッド!」
筑摩「み、緑は癒しのチャイナスタイル、スリットで悩殺クマグリーン……やっぱりコレ凄く恥ずかしいです……」
阿武隈「黄色は元気で明るい印、名前は漢字で書いてねクマイ工口ー!」
三隈「お嬢様は優雅に清楚にゴージャスに、ちょっと豪華にイメチェンしましたくまりんこゴールド!」
熊野「銀のドラム缶は皆の希望、ドラム艦娘クマシルバーですわ!」
クマレンジャー『五人揃って、クマレンジャー!』
~続く~
456: 2014/05/23(金) 12:21:01.06 ID:7E+OUsXAO
大鳳「……物差しか何かで取れないかしら?」
球磨「全スルーしないで欲しいクマ!」
大鳳「筑摩、貴女止めなかったの?」
筑摩「利根姉さんが面白いから絶対にやれって……」
大鳳(頭にウサ耳バンドならぬクマ耳バンド付けただけの筑摩は、何か恥じらいも合わさって色々間違ってるわね)
球磨「球磨は皆のリーダーなんだクマ!」
大鳳「そのピンクの熊の着ぐるみは作ったの? 買ったの?」
球磨「鳳翔さんに鮭届けたら全員に合わせて作ってくれたクマ」
大鳳(意外な協力者が居たのね……)
阿武隈「阿武隈は皆にこうやって漢字を覚えてもらおうとしてるんです」
大鳳「お腹に大きく阿武隈と筆で書いてあるんでしょうけど、それ草書体よ?」
阿武隈「え!? ひょっとしてコレじゃ覚えてもらえない?」
三隈「三隈は面白そうだから参加しましたわ」
大鳳(何かここまで金だと凄いわね……)
三隈「金箔を全身に貼り付けてあるらしくってよ?」
熊野「エレガンスさなら私だって負けていませんわよ」
大鳳「予想通り過ぎて突っ込む気にもならないわ」
熊野「何でですの!? このドラム缶を抱いた私の何処に非の打ち所があると言いますの!?」
大鳳「……いいからこのタンス動かすの、手伝ってくれない?」
クマレンジャー『あっ、はい』
――――明日は君の鎮守府に現れるかもしれない。頑張れクマレンジャー、負けるなクマレンジャー、世界の平和は(多分)君達の手にかかっている!
球磨「重くて動かないクマー……」
大鳳(何しに来たのよ貴女達……)
球磨「全スルーしないで欲しいクマ!」
大鳳「筑摩、貴女止めなかったの?」
筑摩「利根姉さんが面白いから絶対にやれって……」
大鳳(頭にウサ耳バンドならぬクマ耳バンド付けただけの筑摩は、何か恥じらいも合わさって色々間違ってるわね)
球磨「球磨は皆のリーダーなんだクマ!」
大鳳「そのピンクの熊の着ぐるみは作ったの? 買ったの?」
球磨「鳳翔さんに鮭届けたら全員に合わせて作ってくれたクマ」
大鳳(意外な協力者が居たのね……)
阿武隈「阿武隈は皆にこうやって漢字を覚えてもらおうとしてるんです」
大鳳「お腹に大きく阿武隈と筆で書いてあるんでしょうけど、それ草書体よ?」
阿武隈「え!? ひょっとしてコレじゃ覚えてもらえない?」
三隈「三隈は面白そうだから参加しましたわ」
大鳳(何かここまで金だと凄いわね……)
三隈「金箔を全身に貼り付けてあるらしくってよ?」
熊野「エレガンスさなら私だって負けていませんわよ」
大鳳「予想通り過ぎて突っ込む気にもならないわ」
熊野「何でですの!? このドラム缶を抱いた私の何処に非の打ち所があると言いますの!?」
大鳳「……いいからこのタンス動かすの、手伝ってくれない?」
クマレンジャー『あっ、はい』
――――明日は君の鎮守府に現れるかもしれない。頑張れクマレンジャー、負けるなクマレンジャー、世界の平和は(多分)君達の手にかかっている!
球磨「重くて動かないクマー……」
大鳳(何しに来たのよ貴女達……)
465: 2014/05/23(金) 14:13:03.43 ID:7E+OUsXAO
ヒロイン属性てんこ盛りには出来なかったです……やっぱり二話に分割
~~~~
五月雨「今日からここが私達のお世話になる鎮守府……」
涼風「あたい達のこと、受け入れてくれるといいんだけど」
五月雨(前のところでもドジばっかりしてたし、今度こそ頑張らないと!)
涼風(また五月雨に間違われてお尻触られるのだけはヤダなー……)
五月雨「すいませーん! 誰か居ませんかー?」
涼風「……返事無いね、歓迎されてないのかも」
五月雨「そ、そんなー……」
涼風「――ん? あの落ちてるのビー玉?」
五月雨「ビー玉? 何でこんなところに……あっ! 蹴飛ばしちゃった!」
涼風「ちょっと五月雨! 知らない場所で走ったら危ないって!」
五月雨「誰かが踏んで転けたら危ないもん、拾ってくるだけだから!」
涼風(また何かやらかさなきゃいいんだけど……)
五月雨(ビー玉止まってくれないよー……よし、もう少しで追い付――)
?「何かさっきこっちで物音が……」
五月雨「えっ!? わわわっ!?」
比叡「誰かそこに隠れげふっ!?」
五月雨「きゃっ! ごめんなさいごめんなさい、大丈夫ですか?」
比叡「き……気合い、入れれば…………やっぱダメ」
五月雨「しっかりして下さい! すぐに誰か呼んできますから!」
比叡(何か昔の記憶が蘇って……はっ! コレが走馬灯!?)
~続く~
~~~~
五月雨「今日からここが私達のお世話になる鎮守府……」
涼風「あたい達のこと、受け入れてくれるといいんだけど」
五月雨(前のところでもドジばっかりしてたし、今度こそ頑張らないと!)
涼風(また五月雨に間違われてお尻触られるのだけはヤダなー……)
五月雨「すいませーん! 誰か居ませんかー?」
涼風「……返事無いね、歓迎されてないのかも」
五月雨「そ、そんなー……」
涼風「――ん? あの落ちてるのビー玉?」
五月雨「ビー玉? 何でこんなところに……あっ! 蹴飛ばしちゃった!」
涼風「ちょっと五月雨! 知らない場所で走ったら危ないって!」
五月雨「誰かが踏んで転けたら危ないもん、拾ってくるだけだから!」
涼風(また何かやらかさなきゃいいんだけど……)
五月雨(ビー玉止まってくれないよー……よし、もう少しで追い付――)
?「何かさっきこっちで物音が……」
五月雨「えっ!? わわわっ!?」
比叡「誰かそこに隠れげふっ!?」
五月雨「きゃっ! ごめんなさいごめんなさい、大丈夫ですか?」
比叡「き……気合い、入れれば…………やっぱダメ」
五月雨「しっかりして下さい! すぐに誰か呼んできますから!」
比叡(何か昔の記憶が蘇って……はっ! コレが走馬灯!?)
~続く~
468: 2014/05/23(金) 14:20:03.50 ID:7E+OUsXAO
五月雨(誰か、誰かここの人を見付けないと!)
?「遠征から帰投! 一番先に提督に報告!」
五月雨(見付けた!)
五月雨「あの、すいません! 向こうでお腹を抱えて蹲っている人がっ!?」
五月雨(ビー玉踏んじゃった!? 突っ込んじゃう!)
白露「えっ、五月雨? 久しぶり――ってちょっ、今回は別に何も避けてる訳じゃぐへっ!」
五月雨(あっ……このままだと私も壁にぶつか――)
?「うわっと、遊ぶのはいいが怪我すんな――ん? お前は今日から着任の五月雨か? 一人で何やってるんだよ、案内の不知火と涼風はどうした?」
五月雨「――っ! あの、えっと、まずは下ろしてもらえませんか……?」
提督「おっと、悪い悪い。まずは挨拶だな、俺がここの鎮守府の提督だ、よろしく頼む」
五月雨(お姫様抱っこ……初めてされた……)
提督「どうした五月雨、まさか涼風の方だったか……?」
五月雨「へ!? いえ、私が五月雨です、間違いないです。どうぞよろしくお願いします」
提督「そうか、間違えてないなら良かった。それで、不知火と涼風はどこだ?」
五月雨「しらぬい?ちゃんは知りませんが、涼風なら玄関ロビーに居るはずです」
提督「あー……また時間間違えたな……仕方ない、涼風迎えに行くから一緒に行くぞ五月雨」
五月雨「はい!」
五月雨(良い人そうだなぁ……良かった、ここに来て)
吹雪(お姫様抱っこ……私だってされたことないのに!)
白露「頭が……頭が痛いよー……」
比叡(私、何時までここで待ってればいいんだろ……?)
?「遠征から帰投! 一番先に提督に報告!」
五月雨(見付けた!)
五月雨「あの、すいません! 向こうでお腹を抱えて蹲っている人がっ!?」
五月雨(ビー玉踏んじゃった!? 突っ込んじゃう!)
白露「えっ、五月雨? 久しぶり――ってちょっ、今回は別に何も避けてる訳じゃぐへっ!」
五月雨(あっ……このままだと私も壁にぶつか――)
?「うわっと、遊ぶのはいいが怪我すんな――ん? お前は今日から着任の五月雨か? 一人で何やってるんだよ、案内の不知火と涼風はどうした?」
五月雨「――っ! あの、えっと、まずは下ろしてもらえませんか……?」
提督「おっと、悪い悪い。まずは挨拶だな、俺がここの鎮守府の提督だ、よろしく頼む」
五月雨(お姫様抱っこ……初めてされた……)
提督「どうした五月雨、まさか涼風の方だったか……?」
五月雨「へ!? いえ、私が五月雨です、間違いないです。どうぞよろしくお願いします」
提督「そうか、間違えてないなら良かった。それで、不知火と涼風はどこだ?」
五月雨「しらぬい?ちゃんは知りませんが、涼風なら玄関ロビーに居るはずです」
提督「あー……また時間間違えたな……仕方ない、涼風迎えに行くから一緒に行くぞ五月雨」
五月雨「はい!」
五月雨(良い人そうだなぁ……良かった、ここに来て)
吹雪(お姫様抱っこ……私だってされたことないのに!)
白露「頭が……頭が痛いよー……」
比叡(私、何時までここで待ってればいいんだろ……?)
478: 2014/05/23(金) 14:41:05.75 ID:7E+OUsXAO
~次回~
・電、師事する相手を間違える
・優しく見守る妹
・休日の鈴熊
・いじける千代田
の、四本でお送りします
電の獲得率にびっくり
・電、師事する相手を間違える
・優しく見守る妹
・休日の鈴熊
・いじける千代田
の、四本でお送りします
電の獲得率にびっくり
485: 2014/05/23(金) 19:57:23.13 ID:7E+OUsXAO
電「よろしくお願いするのです」
五十鈴「えぇ、私に任せなさい」
大鳳(私何で呼ばれたんだろ……)
電「五十鈴さん、どうすれば電も五十鈴さんみたいに活躍出来ますか?」
五十鈴「そうね……まずは相手のことをよく知ることから始めましょう」
電「はいなのです!」
五十鈴「手始めに、大鳳が今何に悩んでいるかを当ててみなさい」
大鳳「え? どうしてそうなるの?」
電「頑張るのです! んー……背が小さいこと?」
大鳳(小首を傾げる姿は可愛いけど、容赦無く心を抉ってくるなんて、電は小悪魔ね……)
大鳳「ち、違う、わよ……?」
電「間違えてしまったのです……」
五十鈴「答えは同士である瑞鳳の胸が、最近少し大きくなったことよ」
大鳳「五十鈴、貴女は私の心をハンマーか何かで叩き壊すために呼んだの? 開始一分で大破してたら身も心も持たないんだけど」
五十鈴「大丈夫よ、電が居れば癒されるでしょ?」
電「大鳳さん、具合が悪いのですか……? ごめんなさいなのです、電のワガママに付き合わせてしまって……」
大鳳「いえ、大丈夫よ。早く続けましょう」
五十鈴「と、本人も言ってるから続けるわね。次は潜水艦についてだけど、あの子達もそれぞれ考えてることはバラバラよ。それをいかに読み取るかが大事なの」
電「はいなのです!」
五十鈴「深海棲艦も人語を話す種も居るぐらいだし、それぞれ意思を持っていても不思議じゃないわ。だから、艦種やクラス、こちらの対潜要員の数なんかによって敵の行動もその都度変わると思っておいて」
電「勉強になるのです」
五十鈴「じゃあ初級の特訓として――大鳳、スク水着てプールの中で電から逃げ回りなさい」
大鳳「――え?」
――――後日、青葉新聞の一面にはこう載っていた。“装甲空母大鳳、潜水艦になる!? 電とのスク水プールデート!”、と。
電「少しコツを掴んだのです!」
大鳳「そう……良かったわね……」
電「はいなのです! コレで次の出撃もバッチリなのです!」
大鳳(願わくば、五十鈴の領域まで到達しませんように……)
――――大鳳の願いが届くかどうかは、彼女の運次第である。
五十鈴「えぇ、私に任せなさい」
大鳳(私何で呼ばれたんだろ……)
電「五十鈴さん、どうすれば電も五十鈴さんみたいに活躍出来ますか?」
五十鈴「そうね……まずは相手のことをよく知ることから始めましょう」
電「はいなのです!」
五十鈴「手始めに、大鳳が今何に悩んでいるかを当ててみなさい」
大鳳「え? どうしてそうなるの?」
電「頑張るのです! んー……背が小さいこと?」
大鳳(小首を傾げる姿は可愛いけど、容赦無く心を抉ってくるなんて、電は小悪魔ね……)
大鳳「ち、違う、わよ……?」
電「間違えてしまったのです……」
五十鈴「答えは同士である瑞鳳の胸が、最近少し大きくなったことよ」
大鳳「五十鈴、貴女は私の心をハンマーか何かで叩き壊すために呼んだの? 開始一分で大破してたら身も心も持たないんだけど」
五十鈴「大丈夫よ、電が居れば癒されるでしょ?」
電「大鳳さん、具合が悪いのですか……? ごめんなさいなのです、電のワガママに付き合わせてしまって……」
大鳳「いえ、大丈夫よ。早く続けましょう」
五十鈴「と、本人も言ってるから続けるわね。次は潜水艦についてだけど、あの子達もそれぞれ考えてることはバラバラよ。それをいかに読み取るかが大事なの」
電「はいなのです!」
五十鈴「深海棲艦も人語を話す種も居るぐらいだし、それぞれ意思を持っていても不思議じゃないわ。だから、艦種やクラス、こちらの対潜要員の数なんかによって敵の行動もその都度変わると思っておいて」
電「勉強になるのです」
五十鈴「じゃあ初級の特訓として――大鳳、スク水着てプールの中で電から逃げ回りなさい」
大鳳「――え?」
――――後日、青葉新聞の一面にはこう載っていた。“装甲空母大鳳、潜水艦になる!? 電とのスク水プールデート!”、と。
電「少しコツを掴んだのです!」
大鳳「そう……良かったわね……」
電「はいなのです! コレで次の出撃もバッチリなのです!」
大鳳(願わくば、五十鈴の領域まで到達しませんように……)
――――大鳳の願いが届くかどうかは、彼女の運次第である。
489: 2014/05/23(金) 22:39:07.09 ID:7E+OUsXAO
やーりまーしたーが可愛い、ほっぺむにむにしたい、とねちくも可愛い
~~~~
利根「何? 遠征中に綾波とはぐれた?」
敷波「うん、綾波なら大丈夫だとは思うんだけど……」
利根「すぐに迎えをやろうにも、今主力は概ね出撃やら買い物やらで出払ってしまっておるからなぁ……よし! 加賀に一言断ってから吾輩が迎えに行くとするか」
敷波「いいの?」
利根「たまには出撃せんと体が鈍るしな。武蔵辺りには後から文句を言われそうではあるが……まぁよい」
筑摩「利根姉さん、私も一緒に」
利根「うむ、そうじゃな、筑摩も来てくれ。一人だと何かあっては動けんからな」
――――サーモン海域周辺。
利根「はぐれたのはこの辺だと聞いたのじゃが……そもそも、何ではぐれたのだ?」
筑摩「何か他のことに気を取られていると、周りが見えなくなる節があるそうです。“鬼神”とまで言われた実力もあり、特に問題は無いらしいのですが……」
利根「困った娘っ子じゃのぅ……さて、近くに居ないか探るとしよう」
筑摩「私も手伝います」
利根「――――見付けた! やはり敵と交戦中のようじゃな、すぐに救援に向かうぞ」
筑摩「はい!」
――――敵と交戦中の綾波。
綾波(鳥を追っていたはずなんですが、いつの間にか艦載機に追われてますねー……)
綾波「ドラム缶じゃ流石に落とせませんし、ちょっと困りました」
利根「おーい綾波ー無事かー?」
綾波「あっ利根さーん、筑摩さーん。どうしたんですかーこんなところまで来てー」
筑摩「貴女を迎えに来たんですよ」
利根「敷波がかなり心配しておったぞ、早く帰って安心させてやらんとな」
綾波「そうでしたかー……ご心配をおかけしましたー」
筑摩「――姉さん」
利根「うむ、空母姫とヲ級じゃな。任せて構わぬから、綾波と先行して退却するがよいぞ」
筑摩「大丈夫とは思いますが、お気をつけて」
利根「いいから早く行かぬか、帰るのが遅れる」
筑摩「そういえば今日は姉さんの好物が出る日でしたね……分かりました。綾波、帰りましょう」
綾波「帰りましょー」
利根「間宮の作るだし巻き玉子は絶品なのじゃ、早く帰らぬと無くなっておるかもしれぬ――さて、御主達、楽しい追いかけっこは終わりじゃぞ?」
~続く~
~~~~
利根「何? 遠征中に綾波とはぐれた?」
敷波「うん、綾波なら大丈夫だとは思うんだけど……」
利根「すぐに迎えをやろうにも、今主力は概ね出撃やら買い物やらで出払ってしまっておるからなぁ……よし! 加賀に一言断ってから吾輩が迎えに行くとするか」
敷波「いいの?」
利根「たまには出撃せんと体が鈍るしな。武蔵辺りには後から文句を言われそうではあるが……まぁよい」
筑摩「利根姉さん、私も一緒に」
利根「うむ、そうじゃな、筑摩も来てくれ。一人だと何かあっては動けんからな」
――――サーモン海域周辺。
利根「はぐれたのはこの辺だと聞いたのじゃが……そもそも、何ではぐれたのだ?」
筑摩「何か他のことに気を取られていると、周りが見えなくなる節があるそうです。“鬼神”とまで言われた実力もあり、特に問題は無いらしいのですが……」
利根「困った娘っ子じゃのぅ……さて、近くに居ないか探るとしよう」
筑摩「私も手伝います」
利根「――――見付けた! やはり敵と交戦中のようじゃな、すぐに救援に向かうぞ」
筑摩「はい!」
――――敵と交戦中の綾波。
綾波(鳥を追っていたはずなんですが、いつの間にか艦載機に追われてますねー……)
綾波「ドラム缶じゃ流石に落とせませんし、ちょっと困りました」
利根「おーい綾波ー無事かー?」
綾波「あっ利根さーん、筑摩さーん。どうしたんですかーこんなところまで来てー」
筑摩「貴女を迎えに来たんですよ」
利根「敷波がかなり心配しておったぞ、早く帰って安心させてやらんとな」
綾波「そうでしたかー……ご心配をおかけしましたー」
筑摩「――姉さん」
利根「うむ、空母姫とヲ級じゃな。任せて構わぬから、綾波と先行して退却するがよいぞ」
筑摩「大丈夫とは思いますが、お気をつけて」
利根「いいから早く行かぬか、帰るのが遅れる」
筑摩「そういえば今日は姉さんの好物が出る日でしたね……分かりました。綾波、帰りましょう」
綾波「帰りましょー」
利根「間宮の作るだし巻き玉子は絶品なのじゃ、早く帰らぬと無くなっておるかもしれぬ――さて、御主達、楽しい追いかけっこは終わりじゃぞ?」
~続く~
491: 2014/05/23(金) 23:23:36.19 ID:7E+OUsXAO
――――利根、装甲空母姫1、ヲ級フラグシップ1と交戦開始。
利根「んー久しぶりじゃのー。前に時雨の救援に赴いて以来か……しかし、ちと歯応えが足りぬぞ」
――――利根、試製晴嵐発艦。敵、艦載機によりコレの迎撃を開始す。
利根「遅い遅い、瑞鶴の烈風にも劣る。それでは吾輩の晴嵐を落とせぬな――だからといって、吾輩自身を捉えるのは更に難しいぞ?」
――――敵艦載機による利根への爆撃。利根、コレを回避しつつ敵の無力化を開始。
筑摩(楽しそうな姉さん。あんなに生き生きして……)
綾波「急にニコニコして、どうしたんですかー?」
筑摩「姉さんがストレス発散が出来ているのを確認できて、嬉しいんです」
綾波「そうなんですかー良かったですねー」
筑摩「えぇ」
筑摩(帰ったら姉さんに、だし巻き玉子を一切れあげようかしら)
利根「うむ、ヲ級はもう艦載機は飛ばせぬな。時に姫よ、もうコレで退いてはくれんか?……そうか、退かぬか――なら、海に還るがよい」
――――ヲ級フラグシップ大破、装甲空母姫撃沈。交戦は続行不可能と判断。先行する二隻を追い、利根、帰投開始す。
利根「よし、これなら夕飯には間に合うな」
筑摩「ヲ級を残してきて良かったんですか?」
利根「よいよい、最優先は綾波の保護であって、敵の殲滅ではない」
綾波「お腹空きましたー……」
利根「うむ、吾輩も運動したから空腹じゃぞ。早く帰るとしよう」
綾波「はいー」
筑摩「姉さん、今日は頑張りましたからだし巻き玉子を一切れあげますね」
利根「何!? ならば筑摩の気が変わらぬうちに帰らねばいかんな。二人共最大船速、吾輩に続くのじゃ!」
綾波「急ぎましょー」
筑摩「ふふ、了解しました」
――――自由な姉と見守る妹。二人の仲は、誰の目にも明らかである。
利根「んー久しぶりじゃのー。前に時雨の救援に赴いて以来か……しかし、ちと歯応えが足りぬぞ」
――――利根、試製晴嵐発艦。敵、艦載機によりコレの迎撃を開始す。
利根「遅い遅い、瑞鶴の烈風にも劣る。それでは吾輩の晴嵐を落とせぬな――だからといって、吾輩自身を捉えるのは更に難しいぞ?」
――――敵艦載機による利根への爆撃。利根、コレを回避しつつ敵の無力化を開始。
筑摩(楽しそうな姉さん。あんなに生き生きして……)
綾波「急にニコニコして、どうしたんですかー?」
筑摩「姉さんがストレス発散が出来ているのを確認できて、嬉しいんです」
綾波「そうなんですかー良かったですねー」
筑摩「えぇ」
筑摩(帰ったら姉さんに、だし巻き玉子を一切れあげようかしら)
利根「うむ、ヲ級はもう艦載機は飛ばせぬな。時に姫よ、もうコレで退いてはくれんか?……そうか、退かぬか――なら、海に還るがよい」
――――ヲ級フラグシップ大破、装甲空母姫撃沈。交戦は続行不可能と判断。先行する二隻を追い、利根、帰投開始す。
利根「よし、これなら夕飯には間に合うな」
筑摩「ヲ級を残してきて良かったんですか?」
利根「よいよい、最優先は綾波の保護であって、敵の殲滅ではない」
綾波「お腹空きましたー……」
利根「うむ、吾輩も運動したから空腹じゃぞ。早く帰るとしよう」
綾波「はいー」
筑摩「姉さん、今日は頑張りましたからだし巻き玉子を一切れあげますね」
利根「何!? ならば筑摩の気が変わらぬうちに帰らねばいかんな。二人共最大船速、吾輩に続くのじゃ!」
綾波「急ぎましょー」
筑摩「ふふ、了解しました」
――――自由な姉と見守る妹。二人の仲は、誰の目にも明らかである。
494: 2014/05/24(土) 11:07:34.74 ID:if+48YxAO
鈴谷「熊野ー」
熊野「何ですの?」
鈴谷「鈴って熊避けに使われたりするじゃん?」
熊野「えぇ、それがどうかしましたの?」
鈴谷「そう考えたら名前的には“鈴”谷と“熊”野って相性いいのかな? 悪いのかな?」
熊野「そんなの知りませんわよ」
鈴谷「熊野冷たーい」
熊野「私には興味が無いことですもの」
鈴谷「……鈴谷のこと、嫌い?」
熊野「な、何でそうなりますのよ?」
鈴谷「あんまり熊野って鈴谷の事を誰かと話してるの聞いたこと無いし、姉妹艦ってだけで鈴谷に興味無いのかなって」
熊野「姉妹艦だからといって、誰かとの会話に必ず名前を出すわけじゃなくってよ」
鈴谷「それはそうだけどさー……」
熊野「貴女、そんなことを気にしてうじうじするような子でしたの?」
鈴谷「だって、鈴谷は熊野の事大好きだし、不公平じゃん」
熊野「なっ!? 急に何を言い出しますのよ!?」
鈴谷「熊野って下品な兵装は嫌とか言いながらドラム缶振り回すし、変な奇声は発するし、面白いんだもん」
熊野「……人を馬鹿にしてますの?」
鈴谷「でも、ちゃーんと任された仕事はこなすし、皆が敬遠しがちなドラム缶担当って言われても嫌がらないじゃん?」
熊野「そ、それはまぁ私達も仕事ですし……」
鈴谷「あっ熊野ひょっとして照れてんの? そういうとこ可愛いよねぇ」
熊野「てっ照れてなんかいませんわ! 私は純粋にドラム缶が好きなだけでしてよ!」
鈴谷「ふっふー、じゃあそういうことにしといたげる」
熊野(全くもう……誰でも貴女みたいに思ったことを言えるわけではありませんのよ……)
熊野「――コンビニ、付き合って下さる?」
鈴谷「行くのはいいけど、急にどうしたのさ」
熊野「貴女の方がコンビニは詳しいですし、こういう話にはあのような場所のお菓子の方がお似合いでしょう?」
鈴谷「ほっほぉー、ようやく熊野もポテチとかポッキーの良さが分かるようになったんだねー、んじゃ早速しゅっぱーつ!」
熊野(しょぼくれていたかと思えばこのハイテンション……本当に浮き沈みの激しい子ですわね)
鈴谷「何してんのさ熊野ー! 早く行こうよー!」
熊野「急がなくてもコンビニは逃げませんわよ、今行きますからお待ちなさいな」
鈴谷「今月鈴谷ピンチだから、熊野の奢りねー」
熊野「ちょっ聞いてませんわよ!?」
――――鎮守府内に熊出没注意、鈴を好みます。
熊野「何ですの?」
鈴谷「鈴って熊避けに使われたりするじゃん?」
熊野「えぇ、それがどうかしましたの?」
鈴谷「そう考えたら名前的には“鈴”谷と“熊”野って相性いいのかな? 悪いのかな?」
熊野「そんなの知りませんわよ」
鈴谷「熊野冷たーい」
熊野「私には興味が無いことですもの」
鈴谷「……鈴谷のこと、嫌い?」
熊野「な、何でそうなりますのよ?」
鈴谷「あんまり熊野って鈴谷の事を誰かと話してるの聞いたこと無いし、姉妹艦ってだけで鈴谷に興味無いのかなって」
熊野「姉妹艦だからといって、誰かとの会話に必ず名前を出すわけじゃなくってよ」
鈴谷「それはそうだけどさー……」
熊野「貴女、そんなことを気にしてうじうじするような子でしたの?」
鈴谷「だって、鈴谷は熊野の事大好きだし、不公平じゃん」
熊野「なっ!? 急に何を言い出しますのよ!?」
鈴谷「熊野って下品な兵装は嫌とか言いながらドラム缶振り回すし、変な奇声は発するし、面白いんだもん」
熊野「……人を馬鹿にしてますの?」
鈴谷「でも、ちゃーんと任された仕事はこなすし、皆が敬遠しがちなドラム缶担当って言われても嫌がらないじゃん?」
熊野「そ、それはまぁ私達も仕事ですし……」
鈴谷「あっ熊野ひょっとして照れてんの? そういうとこ可愛いよねぇ」
熊野「てっ照れてなんかいませんわ! 私は純粋にドラム缶が好きなだけでしてよ!」
鈴谷「ふっふー、じゃあそういうことにしといたげる」
熊野(全くもう……誰でも貴女みたいに思ったことを言えるわけではありませんのよ……)
熊野「――コンビニ、付き合って下さる?」
鈴谷「行くのはいいけど、急にどうしたのさ」
熊野「貴女の方がコンビニは詳しいですし、こういう話にはあのような場所のお菓子の方がお似合いでしょう?」
鈴谷「ほっほぉー、ようやく熊野もポテチとかポッキーの良さが分かるようになったんだねー、んじゃ早速しゅっぱーつ!」
熊野(しょぼくれていたかと思えばこのハイテンション……本当に浮き沈みの激しい子ですわね)
鈴谷「何してんのさ熊野ー! 早く行こうよー!」
熊野「急がなくてもコンビニは逃げませんわよ、今行きますからお待ちなさいな」
鈴谷「今月鈴谷ピンチだから、熊野の奢りねー」
熊野「ちょっ聞いてませんわよ!?」
――――鎮守府内に熊出没注意、鈴を好みます。
496: 2014/05/24(土) 12:25:58.49 ID:if+48YxAO
千代田「お姉ーどこー?」
千歳「何、どうかしたの?」
千代田「あっこんなところに居た。提督の膝枕で寝たってホント?」
千歳「えぇ、二人で鳳翔さんのところで晩酌してたらついウトウトしちゃって、気付いたら提督の膝枕で寝てたわ」
千代田「むー……提督ズルい、ついでにお姉も……」
千歳「千代田はよく私を枕にして寝てるじゃない」
千代田「そういうのじゃなくってさぁ……」
千歳「じゃあ提督に膝枕してもらえば?」
千代田「ヤダ、提督はライバルだもん」
千歳「今さっき私にズルいって言ってたじゃない」
千代田「うっ……とにかく二人共ズルいの!」
千歳「あれだけ嫌われてたのに、提督も良く千代田を手懐けられたものだわ」
千代田「今でも嫌いよ。すぐにお姉とどっか行くし、私放置するし、その癖お土産買ってきたり、お姉を好きな私を認めてくれたり……とにかく嫌い!」
千歳(何か最近大きい子供みたいになってきてるわね……)
千代田「ケッコンカッコカリの時だって二人同時に指輪手渡すし、お姉を私から取り上げたりしないから安心しろとか言い出すし、人の気持ちを汲み取りすぎなのよ提督は……」
千歳「さっきから褒め言葉しか出てないわよ?」
千代田「うー……お姉だってよく提督のこと口にするじゃない」
千歳「私個人も見てくれるし、千代田の事もしっかり面倒見てくれるし、提督として信頼も出来る。女としても、姉としても、艦娘としても、好ましい人だと思ってるわよ?」
千代田「――だから、心配なの。ライバルも多いし、私だけじゃなくてお姉の事もいずれは置いてっちゃうんじゃないかって……」
千歳(置いていかれるのが寂しいのは知ってるから、最近何かと提督に私の事で突っ掛かってたのね……)
千歳「――この前の晩酌でね、提督がこう言ってたの。“千代田一人に寂しい思いさせないように、今度からはなるべく三人で時間を合わせるか”って。だから、心配しなくても大丈夫よ。私達を置いて居なくなるなんて、提督は絶対にしない人だもの」
千代田「……うん」
千歳「何なら今日三人で寝ましょうって、提督に言ってみる? 加賀さんがちょっと怖いけど」
千代田「――お姉がそうしたいなら、加賀さん相手でも頑張る」
千歳(ホント、素直じゃないわね……)
千代田「お姉、行くよ!」
千歳「えぇ、準備は出来てるわ」
ちとちよ『提督、川の字で一緒に寝ましょう!』
千歳「何、どうかしたの?」
千代田「あっこんなところに居た。提督の膝枕で寝たってホント?」
千歳「えぇ、二人で鳳翔さんのところで晩酌してたらついウトウトしちゃって、気付いたら提督の膝枕で寝てたわ」
千代田「むー……提督ズルい、ついでにお姉も……」
千歳「千代田はよく私を枕にして寝てるじゃない」
千代田「そういうのじゃなくってさぁ……」
千歳「じゃあ提督に膝枕してもらえば?」
千代田「ヤダ、提督はライバルだもん」
千歳「今さっき私にズルいって言ってたじゃない」
千代田「うっ……とにかく二人共ズルいの!」
千歳「あれだけ嫌われてたのに、提督も良く千代田を手懐けられたものだわ」
千代田「今でも嫌いよ。すぐにお姉とどっか行くし、私放置するし、その癖お土産買ってきたり、お姉を好きな私を認めてくれたり……とにかく嫌い!」
千歳(何か最近大きい子供みたいになってきてるわね……)
千代田「ケッコンカッコカリの時だって二人同時に指輪手渡すし、お姉を私から取り上げたりしないから安心しろとか言い出すし、人の気持ちを汲み取りすぎなのよ提督は……」
千歳「さっきから褒め言葉しか出てないわよ?」
千代田「うー……お姉だってよく提督のこと口にするじゃない」
千歳「私個人も見てくれるし、千代田の事もしっかり面倒見てくれるし、提督として信頼も出来る。女としても、姉としても、艦娘としても、好ましい人だと思ってるわよ?」
千代田「――だから、心配なの。ライバルも多いし、私だけじゃなくてお姉の事もいずれは置いてっちゃうんじゃないかって……」
千歳(置いていかれるのが寂しいのは知ってるから、最近何かと提督に私の事で突っ掛かってたのね……)
千歳「――この前の晩酌でね、提督がこう言ってたの。“千代田一人に寂しい思いさせないように、今度からはなるべく三人で時間を合わせるか”って。だから、心配しなくても大丈夫よ。私達を置いて居なくなるなんて、提督は絶対にしない人だもの」
千代田「……うん」
千歳「何なら今日三人で寝ましょうって、提督に言ってみる? 加賀さんがちょっと怖いけど」
千代田「――お姉がそうしたいなら、加賀さん相手でも頑張る」
千歳(ホント、素直じゃないわね……)
千代田「お姉、行くよ!」
千歳「えぇ、準備は出来てるわ」
ちとちよ『提督、川の字で一緒に寝ましょう!』
497: 2014/05/24(土) 12:27:47.41 ID:if+48YxAO
お断り勢…? いえ、知らない子ですね…
次に大鳳の話を書いてから安価は取ります
次に大鳳の話を書いてから安価は取ります
499: 2014/05/24(土) 13:04:36.76 ID:P8fgrnKR0
やっぱりちとちよは最高だぜ!
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります