909: 2014/06/03(火) 13:56:20.17 ID:LBlmmFDAO


前回はこちら

電「司令官、電がMVPだったのです!」

提督「あぁ、頑張ったな。何か欲しいものあるか?」

電「して欲しいこと、でもいいですか……?」

提督「出来る範囲ならな」

電「それじゃあ――」


――――提督執務室。

電「司令官、あーんなのです」

提督「ん、美味いぞ、クッキー」

電「作って良かったのです」

提督「コレじゃ俺がしてもらってるみたいだな」

電「ちゃんと膝に乗せてもらっているのです」

提督「寒いから人肌は暖かいし、それも嬉しいだけだがな」

電「電は湯タンポじゃないですよ……」

提督「拗ねるな拗ねるな。電みたいな可愛い子を膝に乗せて仕事するの、結構役得だと思うぞ?」

電「はわわ……可愛い……」

提督「どうした? 顔赤いぞ?」

電「司令官のせいなのです!」

提督「俺のせいか!?」

電「……でも、確かに司令官の身体も暖かくて……何だか……良い……気持ち……」

提督「電? クッキー落としちまう――」

提督(って寝てるし……)

電「すぅ……すぅ……」

提督「完全に寝入ってるし、朝からクッキー作って疲れてたんだろうな……ちょっと寝心地は悪いかもしれんが、このまま寝かせといてやるか」

提督(問題は仕事出来んな、この体勢……まぁいいや、俺も寝ちまおう)

提督「――お休み、電」


――――十分後。

加賀「提督、頼まれていたものをお持ち――あら」

提督「……ぐぅ……」

電「司令官……大好き……なので……すぅ」

加賀(書類は置いておいて、タオルケットを持ってきましょう)

加賀「お休みなさい、二人とも」



――――穏やかな冬の日。仲睦まじく身体を寄せ合い寝る二人の姿は、とても幸せそうだったという。

提督「おい待てどういう状況だコレ」

電「電だけだと不公平と言われたのです」

暁「一人前のレディーならベッドに一緒に入るのは当然よね」

雷「もーっと抱き締めてもいいのよ?」

響「ハラショー、腕枕は最高だ」

提督「暖かいが夜ぐらい一人で寝かせろ!」

第六駆逐隊「いや!」
艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 艦娘型録

910: 2014/06/03(火) 14:26:07.34 ID:LBlmmFDAO
陽炎「長門がA地点よりB地点に移動中。初春、準備は出来てる?」

初春「妾は何時でも準備出来ておる」

陽炎「じゃあ手筈通りに頼むわね」

初春「うむ」




――――長門、駆逐艦娘を追いかけ移動中。

長門「今日はかくれんぼか。この長門が全員を見事見つけ出して見せるぞ!」

長門(――駆逐艦娘の気配がここからするな)

長門「ここに居るのは分かっている。観念して大人しく出てくるのだ!」

初春「妾は逃げも隠れもせぬ」

長門「初春か。その古風な口調がとても似合う、品のある可愛らしさを持っているなお前は」

初春「褒めても何も出しはせんぞ?――コレ以外はな!」

長門(ビー玉!?)

初春「もし抱擁されるならば妾は愛しの君がよい、ではさらばじゃ」

長門「待て! ここは二階だぞ! くっ、ビー玉が邪魔で思うように歩けん……」

長門(窓から飛び降りるなど怪我でもしたら――カーテンで作ったロープだと……?)

長門「この長門を出し抜くとは、なかなかやるな。しかし、もう同じ手は通用せぬぞ!」




陽炎「初春、御苦労様」

初春「コレも皆の働きあってのことじゃ、妾を労うよりも次の作戦に気を配るがよい」

陽炎「分かったわ。長門はB地点からD地点へと移動中。舞風、頼んだわよ」

舞風「この舞風にまっかせなさーい」

~続く~

913: 2014/06/03(火) 15:45:35.31 ID:LBlmmFDAO
――――長門、廊下を進行中。

長門「早くあの愛らしい駆逐艦娘達を愛でたいな、頭を撫でるというのも良いかもしれん」

舞風「長門さーん!」

長門「どうした、隠れなくていいのか?」

舞風「私は長門さんと踊りに来ただけだよ」

長門「ダンスか……それもいいな、一緒に踊ろうではないか」

舞風「行くよ長門さん!」

長門「来い!」

舞風(ワン、ツー、スリー!)

長門「捕まえ――むっ!?」

舞風「高速スピン弾きからのジャンプでフィニッシュ! 今だよ、初風・谷風・浜風!」

初谷浜風「油爆弾投擲開始!」

長門(本命は後ろか!)

長門「待てお前達、このビッグセブンと情熱的なダンスを踊ろうでわっ!? くっ、床が滑ってうまく動けん……」

舞風「撤収ー!」

初谷浜風「了解!」



――――最終決戦。

陽炎「良くここまで来たわね、長門」

長門「ビー玉を投げられ油をかけられ燃やされ熱湯をかけられスライムまみれにされ氷漬けにされかけたが、このビッグセブンを見くびってもらっては困る」

陽炎「全部罠にはまるのはある意味称賛に値するわ、本当に」

長門「だが、もう後が無いぞ? 陽炎、その気の強さで皆をまとめるその手腕、このビッグセブンの胸の中で存分に誉め称えよう」

陽炎「心の底からお断りよ! 出来るもんならやってみなさい!」

長門(逃げ込んだ部屋に窓はない、コレで終わりだ!)

長門「陽炎! さぁ、私の胸の中に――」

龍田「いらっしゃーい」

大鳳「よく来たわね」

大和「どうぞ、ゆっくりしていって下さい」

陽炎「じゃ、そういうことで」

長門(むっ!? ドアの陰に隠れていたのか!)

長門「鍵を開けてくれ陽炎、私はただお前達への愛を伝えたいだけなんだ!」

陽炎「ノーサンキュー! そこのお三方にでも聞いてもらっといて!」

長門「――なぁお前達、話し合う気は無いか?」

お三方「無い」

長門「ふっ……私は絶対に諦めんぞぉぉぉぉぉ!」



――――やっぱり懲りないながもん。知らぬ間に耐久が何故か日に日に上がっているのは、彼女の愛が伝わらない証拠である。

長門「はっはっはっはっは!」

陽炎「演習弾じゃ全然効かないわ! 誰か実弾持ってきて!」

長門「もう遅い!」

陽炎「く、来るなぁぁぁぁ!」

915: 2014/06/03(火) 19:16:21.71 ID:LBlmmFDAO
提督「MVPは秋雲か。気合い入ってたのはいいが、中破してるから先に入渠を済ませて来い」

秋雲「そんなの後回しでいいから一緒に来て手伝って!」

提督「後回しってお前服ボロボロ――おい、引っ張るな!」




――――秋雲、作業部屋。

秋雲「提督、こことこことここ、ベタね」

提督「アシスタントするなんて俺は一言も――」

秋雲「早くしないと早割入稿日の締切に間に合わないの! いいからベタ!」

提督「はぁ……次からは前もって言いに来い。俺も仕事がある」

秋雲「終わったら好きなだけセクハラしていいから」

提督「いらん。明らかに鎮守府の誰かをモチーフにした同人の原稿手伝わされて、俺がセクハラ受けてる気分だ」

秋雲「今回は自分と夕雲型。拝み倒してちゃんと許可は得たよ、長波に物凄く呆れられたけど」

提督「お前度胸あるな」

秋雲「ちゃんとモチーフが分からないように、若干手を加えてるから大丈夫大丈夫」

提督(一応また加賀に検閲させとくか……)

秋雲「出来た?」

提督「あぁ、次は何したらいい? 早く終わらせてお前を入渠ドックにさっさとぶちこみたいんだが」

秋雲「ここにそこのトーン貼って。終わったらこっちにもベタ」

提督「分かった。それにしても、何で俺にアシスタント頼むんだ?」

秋雲「滅茶苦茶器用だから、頼りになるから、同人書くのを許してくれて手伝ってもくれる提督が好きだから」

提督「二つ目以外は世辞として受け取っておく」

秋雲「全部本当だって。そんな事するなって言われたり、腫れ物扱いされたりすることだってあるのに、提督はちゃんと認めてくれたし」

提督「出撃と遠征をしっかりこなしさえしていれば、趣味をやめろなんて言わんさ。こうやって手伝うのも、お前の事をもっと知って作戦に活かすためだ。何ら特別なことはしていない」

秋雲「――じゃあさ、次の同人の参考にしたいから、脱いでくんない?」

提督「協力にも限度があるわ、誰が脱ぐか」

秋雲「アタシの裸も見ていいよ?」

提督「いいからさっさと原稿書け」

秋雲「ちぇっ、何時かは絶対に提督の裸スケッチしてやる」

提督「嫌な決意を本人を目の前にしてするな!」




――――後に『提督とスケッチ艦娘の危ない関係』という同人が発売されたが、想像か実際にスケッチしたのかは、定かではない。

919: 2014/06/03(火) 19:48:08.34 ID:LBlmmFDAO
――――出す前。

加賀「あまりこういうものは感心しません」

――――出した後。

加賀「貴女の趣味は素晴らしいわね。次は私をモチーフに使いなさい、もちろん相手は提督です。流石に気分が高揚します」

920: 2014/06/03(火) 20:11:10.68 ID:LBlmmFDAO
漣「――マックス、一緒にメイド服着てみない?」

Z3「ふーん……バカなの?」

――――漣、説得中。

漣「――というわけで、ご主人様にいつも素っ気ない態度を取っているマックスも、このチャンスにグッと距離を詰めてみませんか?」

Z3「ふーん……まぁ、あの人に気に入ってもらえるのは悪くないわね」

漣「はい、きっとご主人様だってメイド服で一日接したらイチコロです」

漣(それに、マックスって物凄く似合いそうですから、着たところを純粋に見てみたいんですよね)

Z3「着るのはいいとしても、採寸などが必要ではないの?」

漣「その辺は大丈夫です。明石さんが入渠の度にチェックしてる艦娘のデータをちょっと拝借しちゃいましたから」

Z3「ふーん……個人情報を勝手に見るのは犯罪よ」

漣「悪用しなけりゃいいんです」

Z3「ふーん……まぁいいけど、もう作ってあるということ?」

漣「ちょっと待って下さいねー……じゃじゃーん! コレが私達のメイド服です!」

Z3「ふーん……ふーん……えっ、コレなの……?」




――――提督執務室。

漣「ご主人様、入ってもよろしいですか?」

提督「漣か? 入っていいぞ」

漣「では失礼しまーす」

提督「何か用――何……?」

漣「どうです? このメイド服、似合いますか?」

提督「ニーソにガーターベルトは認めてやるが着替えろ、何て恰好してんだ」

漣「鎖骨や背中も大胆に見せてみたんですが、良く考えたらご主人様は足フェチでしたね」

提督「何で知ってんだ――ってそうじゃない。とにかく早く着替えてこい」

漣「まぁまぁ待って下さいご主人様。本命が残ってますから」

提督「本命? まだ同じ恰好した奴が――」

Z3「ふーん……あなたは足が好きなのね、別にどうでもいいけど」

提督(本命ってマックスか!? いや、でもコレはなかなか……)

提督「――似合ってるな、そのメイド服」

Z3「足はおろか、何処も露出していないのだけれど」

提督「お前の雰囲気に良く合ってるよ、可愛いってより綺麗だな」

Z3「ふーん……お褒め頂き光栄です、ご主人様」

提督「っ!?」

漣(微かにはにかんだ笑顔からのご主人様呼び……マックス、なかなかやりますね)




――――その日以来、たまにメイド服を着ているマックスの姿が見かけられるようになったそうな……。

924: 2014/06/03(火) 21:13:11.66 ID:LBlmmFDAO
軍人らしい受け答え分からないんで、違和感あっても気にしないで下さい

~~~~

――――ある日の鎮守府。

提督「――面倒な奴が来る」

大鳳「えっ?」

提督「ちょうどいい、今回はお前に頼むとするか」

大鳳「いえ、あの、ちゃんと段階を踏んだ説明を……」

提督「客が来る。鎮守府の入口からここまで案内する。屋外と屋内でのギャップに堪えろ。以上」

大鳳(簡潔な説明から迸る嫌な予感はきっと間違いじゃないんでしょうね……)




――――鎮守府、入口。

大鳳「本日はこのような場所まで御足労頂きありがとうございます、元帥」

元帥「……出迎えに艦娘一人だけか、相変わらずアイツは礼儀というものを知らんな」

大鳳「申し訳ありません。提督は現在、重要な書類を作成中とのことで――」

元帥「言い訳はいい、さっさと案内しろ」

大鳳「承知致しました。では、こちらへ」

大鳳(歳は五十ぐらいかしら……凄い肩幅、重巡クラスとなら組み合っても勝てそうだわ。お付きの二人も提督と同じぐらいの年齢なのでしょうけど、元帥と一緒で熊みたいな体格ね)




――――鎮守府内、玄関ロビー。

大鳳(そういえばギャップがどうとか言ってたけど、どういう意味なのかしら……)

元帥「お前達、もう大丈夫だと思うか?」

お付き1「はい、ここの鎮守府に限っては間違いなく安全かと」

お付き2「元帥、もう結構ですよ」

元帥「うむ、では早速――お前は確か大鳳だったな! 生で見るのは初めてだ! どうだ、うちに来ないか? ここより金は弾むぞ? あのクソガキとのケッコンカッコカリなぞこっちで破棄してやるから安心せい!」

大鳳(ごめんなさい提督無理です顔が近いですドン引きします逃げたいです誰か助けて!)

~続く~

926: 2014/06/03(火) 21:48:01.56 ID:LBlmmFDAO
大鳳「提督! 元帥をお連れしました!」

提督「ご苦労さん、後は俺の後ろから動かなくていいぞ」

大鳳「はい!」

元帥「来てやったぞクソガキ」

提督「これはこれは遠路遥々このような場所まで御足労頂き真に痛み入ります元帥殿」

元帥「やめんか気色悪い、新しく着任した浦風とやらはどこだ。その子の顔を見るついでに、話を聞いてやると言っていただろう」

提督「後ろの大鳳に爆撃されんぞクソオヤジ」

元帥「ふん! まぁよいわ、お前達は間宮の食堂で何か食べてこい。楽しみにしていただろ」

お付き1「はい、ありがとうございます」

お付き2「間宮さんの作る料理は絶品だからなぁ……では元帥、また後ほど」

元帥「ゆっくり羽を伸ばしてこい、どうせ直ぐに終わるような話でも無さそうだしな」

大鳳「あの、提督……」

提督「何だ? 浦風なら遠征に出してるから心配ないぞ?」

大鳳「いえ、それもあるのですが……良いのですか? 暴言など吐いてしまうと、処罰されたりするのでは……」

提督「あぁそんなことか、それなら問題ない。一応こんなのでも俺の恩師だ、可愛い教え子を処罰するような外道じゃない」

元帥「誰が可愛い教え子だ、迎えに出て来もせんくせに」

提督「わざわざ出迎えてやったのに、アンタが艦娘の一人も連れて来んかと俺をぶん投げやがったからだろうが!」

大鳳(提督恨みます、絶対に後で埋め合わせしてもらいます)

元帥「大体加賀はどうした、何時も一緒に居ったじゃないか」

提督「“元帥の顔を見ると爆撃したくなるので、本日は自室に控えています”だとさ」

大鳳(逆に爆撃せずに我慢したのが凄いわね)

元帥「――それで、今日呼び出したのは例の件だな?」

提督「現実問題、何時になるかも分からない話ではあるが、アンタの力を全面的に貸して欲しい」

元帥「……最初は断ろうかと思っていたんだがな、幾らお前の頼みでもこの策はリスクが高すぎる。だが――息子同然のお前を慕う彼女達の為ならばやってやらんことはない」

提督「ありがとうございます……元帥……」

元帥「頭など下げるな馬鹿者が、仮にもこの世にも珍妙な鎮守府の長ならば、堂々としておれ」

提督「――はい!」




――――たった一つの鎮守府の力で、大本営の決定は覆らない。では、どうすればよいか……その答えは、これより幾つかの季節を跨いだ後に、明らかとなる。

930: 2014/06/03(火) 22:09:01.63 ID:LBlmmFDAO
~エピローグ~

?「――今、皆に話したような艦娘達が、世界を救ったのよ」

少年「へーすげぇじゃん」

少女「今もかんむすさん達はいるの?」

?「えぇ、いつまた深海棲艦が現れてもいいように、今日も皆の近くで見守っているわ」

少年「お姉さんは何でそんなに艦娘に詳しいの?」

?「さぁ、何故かしらね」

少女「お姉さんは街のどーぞーになってるかんむすのお姉ちゃんのことも知ってるの?」

?「“白雪像”のことね。もちろん良く知ってるわよ? 彼女みたいな艦娘達が街の皆の心を開いてくれたから、艦娘達は今もここに住んでいられるんですもの」

少年「ありがとうお姉さん、お話面白かった!」

少女「また来るからお話いっぱいきかせてね?」

?「えぇ、また何時でもいらっしゃい。暇な時はここに居るから」

?(子供に昔話を語るように私達の話を聞かせるなんて、かなり年を取ったみたいに感じるわね)

?「あっこんなところに居た。大鳳、次の秘書艦は貴女なんだから、引き継ぎしっかりしないとダメよ?」

大鳳「そういえばそうだったわね。大体年に二回しか回ってこないから、ついつい忘れてしまいそうになるわ」

?「本当はこれっぽっちも忘れてない癖に」

大鳳「……だって、何だか待っていたと思われると恥ずかしいじゃない」

?「恥ずかしがってる暇あったら、提督に甘える言葉でも考えといた方がいいんじゃない?」

大鳳「瑞鳳、貴女の時の事を参考に根掘り葉掘り聞いてもいいのね?」

瑞鳳「あっ、私は九九艦爆眺めないといけないからまたね!」

大鳳(逃げた……)

大鳳「――さて、そろそろ行きましょうか」

931: 2014/06/03(火) 22:12:15.52 ID:LBlmmFDAO
――――提督執務室。

加賀「大鳳、遅いわよ」

大鳳「ごめんなさい、子供達と話をしていたの」

加賀「危険人物として通報しましょうか?」

大鳳「やめて、私は純粋に遊技場の監視をしていただけなんだから」

加賀「まぁ、無駄話はこれぐらいにして――明日は貴女の日です。くれぐれも、提督をよろしく頼みます」

大鳳「えぇ、分かっているわ」




――――翌日、提督執務室。

大鳳「おはようございます、提督」

提督「おはよう、大鳳」

大鳳「今日一日、よろしくお願い致します」

提督「ははは、相変わらずだなお前も」

大鳳「提督も相も変わらず、小さい子から大人の女性まで取っ替え引っ替えして元気そうで何よりです」

提督「おいコラ、人が悩んでいる間に結託してとんでもない結論突き付けて来やがったのはお前等だろ」

大鳳「ふふ、冗談です……今日は私だけの提督なんですから、たくさん愛して下さいね?」

提督「また恥ずかしい事を……あぁ、愛してやるよ、こんな百股男を好きになったことを後悔したくなるぐらいにな」




――――あるところに、一つの鎮守府があった。

そこには変わった提督と変わった艦娘、変わった妖精、変わった施設が存在していた。

今では市民にも開放され、誰もが気軽に入れるその場所は、過去に艦娘達が冗談混じりにある通り名で呼んでいた。

大鳳「――目が覚めた? ここは私達艦娘が自由に過ごせる場所よ。建造されたばかりで色々戸惑うこともあるかもしれないけど、心配しないで。だってここは……」

――“一度入ったら抜け出せない鎮守府”、と。

~完~

932: 2014/06/03(火) 22:14:16.99 ID:LBlmmFDAO
お付き合い頂き誠にありがとうございました

重いの全部省いたらあっさり終了してしまいました

というわけで、ご質問ご要望等あればどうぞ、70レス残せましたし

933: 2014/06/03(火) 22:17:51.15 ID:0cemUiUq0

一日1レスでいいから続けてほしい。ここのキャラがすっげえ好みなの

935: 2014/06/03(火) 22:22:03.41 ID:cqL/GPFSO
乙でち!

このスレの世界観じゃなくても良いから>>1にはまた書いて欲しい

939: 2014/06/03(火) 23:37:26.32 ID:LBlmmFDAO
一応エピローグに至る経緯の説明

怨念を増長させ深海棲艦を具現化させていた結晶が発見される



大規模な艦隊決戦により破壊に成功



加賀さん一時行方不明(帰ってくるのをエピローグにしようかとも考えてました)



全艦娘解体阻止作戦開始



元帥が大丈夫と判断した鎮守府の提督の協力と、街の人間への根回しによる大々的な署名、報道機関からのバッシングにより世間を巻き込み阻止成功



深海棲艦が再度出現した際に迅速な対応が出来るよう鎮守府は存続しているものの、余りにも施設が豪華なので有事の際以外は一般に開放して運営資金を調達することに



各艦娘は何故か人間と同じように成長を始めるが、結婚自体は出来ないままとなる



結果、結婚出来ないし独占出来ないならいっそ全員で提督をシェアしようと“一日秘書艦交代制度”が作られ、その日の秘書艦が事実上の恋人として提督と過ごすようになる

流れとしてはこんな感じです

941: 2014/06/04(水) 00:13:20.48 ID:HXNAc5dAO
~ちょっとした後日談~

提督「……暇だ」

大鳳「そうですね」

提督「間宮のところで飯でも食うか?」

大鳳「あの、良ければ私が作ります」

提督「……爆発したりしないよな?」

大鳳「お望みなら口を爆撃しましょうか?」

提督「お前ちょっと加賀に似てきたぞ」

大鳳「……えいっ」

提督「何だよ、急に抱き着いてきて」

大鳳「今ぐらい加賀のことは忘れて下さい」

提督「……悪い」

大鳳「謝るなら誠意を見せてください」

提督「――んっ……」

大鳳「んっ!? んーーーぷはっ! キスじゃなくてデートとかそういうのを要求したつもりなんですが!?」

提督「何だ、不満だったか?」

大鳳「……コレじゃ足りないので、もう少し長く要求します」

提督「来た頃のガチガチに緊張していたお前に、今のお前を見せてみたいな」

大鳳「そんなこと言う暇があるなら――」

提督「大鳳、うちへ来てくれてありがとう。出会えて本当に良かった」

大鳳「……はい」

提督「じゃあ続きは夜だ。盗み聞きしてる奴等が居ない場所でな」

大鳳「えっ!?」

?「ヤバっバレてもうた!」

?「弱味を握るチャンスだったのに!」

大鳳「――提督、ちょっと友人二人とO・HA・NA・SHIしてきますね」

提督「程々になー」




――――鎮守府廊下。

大鳳「龍驤! 瑞鳳! 人の一番楽しみにしてる時間を邪魔すると顔にまな板って書いて鎮守府の壁に張り付けるわよ!」

龍驤「ちゃんとイチャラブしとるか気になって、ちょっと聞き耳立ててただけやんか!」

瑞鳳「奥手っぽかったから気にしてあげただけなのにー!」

大鳳「余計なお世話よ! せっかくの良い雰囲気ぶち壊したんだからさっさと爆撃されて胸に油性マジックでまな板って書かせなさい!」

龍驤「そんな屈辱的なんは嫌やー!」

瑞鳳「龍驤はまな板だけど私はちょっと成長したからまな板じゃないわよー!」

大鳳「私だって今はAカップよー!」




――――やっぱり今日も、鎮守府は賑やかです。

943: 2014/06/04(水) 00:48:19.60 ID:HXNAc5dAO
~第六駆逐隊~

電「暇なのです……」

雷「司令官に次に最初に会うのって誰?」

暁「暁じゃないわよ」

ヴェールヌイ「私だよ」

電「ベルなのですね」

ヴェールヌイ「人を鈴みたいに言わないでくれないか?」

雷「帽子無くしちゃったから不便ね、ベル」

暁「新しく作ってもらえばいいんじゃないの?」

ヴェールヌイ「アレでなきゃダメだったみたいでね、試しに似たものを作ってもらったが戻れなかった」

電「――でも、響でもベルでも何も変わらないのです」

雷「そうよ、だからこの雷に頼ってもいいのよ?」

暁「頼るんならこの一人前のレディーである暁に決まってるじゃない。ねぇベリュ」

ヴェールヌイ「……ありがとう。だが、名前は正しく呼んでもらえないか?」

電「ベル」

雷「ベル」

暁「ベリュ」

ヴェールヌイ「もういっそこの姿でも響と呼んでくれ、悲しくなってくる」




暁→一人前のレディーを目指して日々努力している。……が、その成果は全く見られない。

響(ヴェールヌイ)→最後の決戦時に帽子を紛失、今はベルとかベリュとか呼ぶ姉妹に日々悩まされている。

雷→司令官のお世話をする日が減ったので、最近は鎮守府に来る一般人にお茶を配ったりしている。

電→良いお嫁さんになるという目標は変わらず、今も日々何かを学んでいる。その成果は鳳翔と間宮が太鼓判を押すほど。

947: 2014/06/04(水) 01:25:08.65 ID:HXNAc5dAO
~長門型~

長門「陸奥、そっちは異常無いか?」

陸奥「えぇ、問題ないわよ」

長門「なぁ陸奥、いつも疑問に思うのだ。私達がここを警備する必要はあるのか?」

陸奥「私達“を”守る為じゃなくて、私達“から”守る為よ」
長門「……そっちか」

陸奥「絡んだ相手に怪我させない為に、私達みたいな警備員の恰好をした艦娘が居ると抑止力になるのよ」

長門「駆逐艦娘に手を出したら私はソイツを撃つぞ?」

陸奥「貴女ねぇ……」

長門「ふっ、冗談だ。あの子達はそんなに弱い存在ではない」

陸奥「でも、未だに抱き締めようとして逃げられてるわよね?」

長門「聞いて驚け、文月がなついてくれた」

陸奥「嘘!?」

長門「肩車している親子を見て羨ましがっていたから、肩車してやったんだ。それ以来会うと向こうから抱き着いてくる」

陸奥「……良かったわね」

長門「あぁ、お前の第三者砲塔が爆発しなくなったのも本当に良かった」

陸奥「えぇ、化粧ポーチ買い直すことも無くなって助かってるわ」

長門「――不審者発見、行くぞ陸奥」

陸奥「やり過ぎないようにね?」

長門「このビッグセブンに任せろ!」

陸奥「それが心配なんだけど……」




長門→鎮守府の警備を担当。最近は文月を肩車している姿を良く見かける。

陸奥→長門と同じく警備を担当。第三砲塔が何故か爆発しなくなって喜んでいる。最近の悩みは化粧品が高いこと。

950: 2014/06/04(水) 02:45:39.67 ID:HXNAc5dAO
~正規空母艦娘達~

加賀「赤城さんは何処ですか?」

蒼龍「また脱走して全国名産食べ尽くしの旅をしてると思うわよ?」

加賀「またですか……」

飛龍「蒼龍、明日は貴女が秘書艦でしょ? 今から勝負下着買いに行かない?」

瑞鶴(また際どいの選ばせる気だなあの人)

蒼龍「……飛龍、また選んでくれる?」

飛龍「いいわよ、似合うの選んであげる」

瑞鶴「えっ、あの二人何かあったんですか?」

加賀「提督に飛龍が選んだ下着を可愛いと言われたらしいです」

瑞鶴「あぁ、なるほど……」

翔鶴「瑞鶴には私が選んであげるわ」

瑞鶴「翔鶴姉、紐パン一択は勘弁して」

翔鶴「私が選ぶから大丈夫よ、ね、瑞鶴」

瑞鶴「爪、肩に爪食い込んでる翔鶴姉!」

加賀(提督が黒を好きなのは内緒にしておきましょう)




加賀→鎮守府運営全般を提督と共に取り仕切っている。秘書艦担当日以外に執務室へ近付くことを、唯一全員から許されている。未だに提督の懐刀であることに変わりはない。

赤城→鎮守府を抜け出しては全国の名産を食べ歩く日々。お土産に大量の名産品を買って帰ってきては、加賀にアイアンクローをされている。

蒼龍→鎮守府防空担当。最近は提督の前でもあまり恥じらわなくなった。飛龍を怒鳴る回数が最近減ったらしい。

飛龍→鎮守府防空担当。秘書艦担当日は提督に積極的にアプローチし、それ以外は蒼龍にベッタリな日々。決戦を経て、その仲は前より更に良好となっている。

瑞鶴→鎮守府近海定期偵察担当。加賀には未だに毎日挑み続けている。最近茶道も始めたらしい。金剛とはたまに互いの淹れた茶を飲む仲。

翔鶴→遠方定期偵察担当。瑞鶴だけでなく、最近は提督にも若干依存気味。しかし、今が幸福だとは感じているのか、特に現状に不満はない様子。

大鳳→遊技場監視担当。不幸な運命からは解放されたらしく、行方不明になった加賀が帰ってきて一晩泣き続けた。浦風とは未だに同室で、本当の姉妹のように暮らしている。胸はAAからAになった模様。

952: 2014/06/04(水) 03:12:18.18 ID:HXNAc5dAO
~島風&天津風~

島風「私には誰も追い付けないよ!」

少女「おねえちゃんはやーい!」

島風「そうでしょ! 私、速いでしょ!」

少女「うん! わたし、足おそいから走り方おしえて、おねえちゃん」

島風「いいよ、まずは一緒にかけっこしてみよ!」

少女「うん!」

天津風(私が居なくても、もう寂しくないかもしれないわね……)

島風「天津風ー走り方ってどう教えればいい?」

天津風「私に聞いてどうするのよ……やっぱり、島風には私がついてないとダメね」

島風「あーまーつーかーぜー!」

天津風「今行くからちょっと待って!」




島風→かけっこが速いお姉ちゃんとちびっこの人気者になる。毎日楽しそうに子供達と走り回っている姿を見る限り、もう寂しくはないようだ。

天津風→相も変わらず島風の保護者をしている。ちびっこ達に島風を取られるような感覚に陥っていたが、いつの間にか自分もその輪に混じるハメになり、そんな考えは何処かへ消えた模様。

953: 2014/06/04(水) 03:47:20.81 ID:HXNAc5dAO
~陽炎型(天津風除く)~

陽炎「暇ね……」

黒潮「飴食べへん?」

不知火「もう騙されません。ジンギスカン飴の味は生涯忘れられない最低最悪の味でした」

黒潮「コレ、不知火の好きなイチゴの飴やで?」

不知火「頂きます!」

陽炎「アタシもリンゴ欲しい」

浜風「オレンジで」

谷風「グレープちょうだい」

浦風「梅が欲しいんじゃ」

舞風「パイン飴!」

雪風「桃が欲しいです」

黒潮「ちょー待ってな、ほいほいほいほいほいほいっと」

不知火「美味しいです……」

陽炎「あー甘いもの食べてたらちょっとは気が紛れるわー」

谷風「たまにはどっか遊び行く?」

浦風「うちはこの前姉さんと出掛けたからパスじゃ」

舞風「いいよねー浦風には大鳳さん激甘だし」

雪風「雪風は出掛けたいです!――アレ? 浜風?」

浜風「うっ……うぁっ……うぅぅぅぅぅっ!?」

黒潮「浜風大当たりや、それオレンジやのうて、辛子味や」

陽炎「アンタえげつないもの食べさせるわね……」

浦風「ほれ、ジュース飲めば楽になるけぇ!」

浜風「んぐ……んぐ……はぁ、はぁ……氏ぬかと思いました」

黒潮「毎日ロシアン飴やればちょっとは退屈紛れるんとちゃう?」

犠牲者達「それだけは嫌」




陽炎→長門から狙われることが無くなり、最近は不完全燃焼気味。ちょっと文月を羨ましいと思っている。

黒潮→今日も飴を配っている。ロシアン飴の犠牲者は鎮守府内全員。ハリセンは三十八号で完成に至ったらしく、加古が良く餌食になっている。

不知火→最後の決戦では遂に重巡までも眼光で動きを封じることに成功。減っては来たものの、未だに落ち度は無くなっていないようだ。

浜風→更に胸が大きくなり、現在は肩凝りと足元が見えないことが一番の悩み。真面目な性格が災いしてか、最近は姉妹からイタズラの標的にされる日々を過ごしている。

谷風→とにかく遊び回っている。卯月と共謀して誰かにイタズラを仕掛けては、卯月共々弥生に無言で鉄拳制裁を喰らっている。

浦風→大鳳と仲良く暮らしており、今では名前すら省いて“姉さん”と呼ぶようになった。金剛ともたまにお茶を飲んだりして、可愛がられている。

雪風→他の仲間が建造されるのを待ち続けている。当然、スカートは履いていない。幸運艦の能力も最近は衰えてきたらしい。

956: 2014/06/04(水) 04:22:45.41 ID:HXNAc5dAO
~睦月型~

睦月「皆ー準備はいいかにゃー?」

ちびっこ達「はーい!」

如月「レディー……ゴー」

ちびっこ達「いっくよー!」

弥生「簡単には、捕まらない」

卯月「うーちゃんは絶対に捕まらないぴょん」

皐月「ボクの速さについてこれるかな?」

三日月「相手は普通の子供達です、本気を出してどうするんですか」

文月「文月はいつだって本気だよー?」

長月「あぁ、そうでなくては面白くない」

望月「あたしはここで捕まるから、後よろしく」

菊月「望月、ちょっとはお前もやる気を出せ」

望月「ダルい……」

卯月「望月のメガネゲットだぴょん!」

弥生「イタズラ、ダメ」

三日月「真面目にやりなさい」

望月「――卯月、ちょっとそこから動くな、その眼鏡は司令官が初めてあたしに買ってくれたヤツだ……壊したら、解体すんぞ?」

卯月「ぴっ!?」

長月(あの気迫……やはり望月も只者ではないな)

菊月「やる気さえあれば、私達の中では一番有能なんだがな」

文月「望月、ちょっと怖い……」

皐月「ぼ、ぼぼ、ボクは怖くないよ!?」

睦月(アレじゃ子供達怯えて近付けないのね……)

如月(後で日焼け止め塗り直さなきゃ)




睦月→睦月型の主催するちびっこ達との鬼ごっこ大会を取り仕切る。最近は“鬼ごっこのお姉ちゃん”と呼ばれることが多い。

如月→肌と髪の手入れは今でも欠かさない。何だかんだと睦月をサポートしながら、皆とずっと一緒に居られる時間を大事にしている。

弥生→卯月と谷風の監視役。イタズラには鉄拳制裁。最近は提督や卯月の前で笑顔を見せて驚かれている。

卯月→イタズラ、イタズラ、そしてイタズラ。弥生に鉄拳制裁を喰らうもめげず、今日も新しいイタズラを画策している。

皐月→睦月型の中では一番成長が早く、たまに可愛らしい洋服を着て“私”と言う練習をしている。ボクをやめてしまう日はそう遠くないかもしれない。

三日月→相変わらず暴走する皆のストッパー役。提督に貰った三日月のネックレスを肌身離さず身に付けている。最近は髪型をポニーテールに変えたようだ。

963: 2014/06/04(水) 09:58:30.04 ID:HXNAc5dAO
~長良型(五十鈴除く)~

長良「今日も走り込み行って来まーす!」

名取「お姉ちゃん、行ってらっしゃい」

由良「行ってらっしゃい」

鬼怒「阿武隈ーちょっと肩甲骨の辺りほぐしてー」

阿武隈「えっ、ヤダ」

鬼怒「昨日も一日両腕に子供がぶら下がってて、腕と肩パンパンなんだよぉ……」

名取「私がほぐしてあげようか?」

由良「私、やるよ」

鬼怒「名取姉ちゃんお願い、由良は加減知らないからダメ」

名取「分かったよ、洗濯物畳むからちょっと待ってね」

由良「……えいっ」

鬼怒「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!?」

阿武隈「うわっ!? 何て声出すのさ鬼怒」

由良「大袈裟」

鬼怒「大袈裟じゃない! あの単装砲モドキを撃てるの大和型の二人と由良だけだったじゃん!」

由良「コツ、分かれば鬼怒も撃てるよ?」

阿武隈「あんなの二人も使ってたら怖くて一緒に出撃したくない……」

名取「鬼怒、洗濯物畳んだからマッサージしてあげるね」

鬼怒「名取姉ちゃんありがと」

由良「……私、そんなに力強いかな?」

阿武隈「筋力だけなら大和型って桁外れだと思う」




長良→今でも走り込みは毎日欠かさない。島風とマラソンで勝負するのが毎月恒例になっている。戦績は三勝三敗十引き分け。

名取→長良型の家事担当。心優しい性格もあって、他の五人を実質的に一人で面倒見ている。暇な時は編物や小物作りをして、姉妹や駆逐艦達にあげる日々。

由良→決戦までに単装砲モドキを完全に制御することに成功、戦艦級の装甲を次々と撃ち抜いた。最近の悩みは強く握ると物が壊れること。

鬼怒→駆逐艦娘達からは解放されたが、今度はちびっこ達から両腕にぶら下がられている。いつの間にか名前で皆から呼ばれるようになり、密かに喜んでいるらしい。

阿武隈→子供達に名前を教えて回っている。良く来る子なら他の艦娘の名前は書けなくても、阿武隈は全員書けるらしい。

968: 2014/06/04(水) 11:09:22.43 ID:HXNAc5dAO
~金剛型~

金剛「ティータイムが自由に取れるのは嬉しいけど、毎日がホリデーなのはちょっと退屈ネー」

比叡「私はカレー以外の料理を覚える時間が出来て嬉しいです」

霧島「またあの地獄の日々が始まるのね……深海棲艦と戦う方が遥かに計算しやすくて楽だったわ……」

榛名「霧島、頑張って下さいね。榛名は陰から応援しています」

霧島「今度は榛名も協力してください。和食なら得意ですよね?」

榛名「それならいっそ金剛お姉様も退屈そうですのでご一緒に」

金剛「ティータイムハダイジニシナイトネー」

比叡「金剛お姉様、私の為に料理を教えて下さるのですか!?」

金剛「オーワタシニホンゴワカリマセーン」

霧島「金剛お姉様も協力してくれるんですね、助かります」

榛名「流石私達のお姉様ですね」

金剛「一言もそんなこと言ってないヨ!?」

霧島「一蓮托生」

榛名「生まれし時は違えども、氏す時は一緒に……」

比叡「お姉様と料理! 楽しみです!」

金剛「誰でもいいデース! プリーズヘルプミー!」




金剛→ティータイムを楽しむ日々。最近は瑞鶴の影響で日本茶にも手を広げたらしい。比叡の料理の犠牲者なのは相変わらずである。

比叡→カレーは作れるが卵焼きがうまく焼けない。焼いた卵焼きが勝手に動き出し、待機組総出で卵焼きを倒すという騒動を巻き起こした。最近作れるようになったのは目玉焼きとゆで卵。

霧島→今でも色々なデータ管理を加賀から任されこなしている。やっと解放されたと思ったらまた比叡に料理を教えることになり、あまりの予測不可能な結果ばかりを見る内、データに拘るのはやめたらしい。

榛名→決戦が終わって四姉妹が生き残っている事に安堵した瞬間、改二へと改造が可能になった。特に今は急を要する訳でもないので、そのお披露目は深海棲艦がまた現れでもしない限り無さそうだ。

971: 2014/06/04(水) 11:47:57.94 ID:HXNAc5dAO
~球磨型~

木曾「なぁ、あの二人知らないか?」

北上「球磨なら北海道に鮭捕りに行ったよー」

大井「多摩は屋根で昼寝中」

木曾「相変わらず完全に動物だなあの二人……」

北上「そういえば木曾ってさー提督の前でもそのまんまなの?」

大井「あっ私もちょっと気になる」

木曾「このままでいいって言われたからな。一緒に居て、“あぁ俺も女なんだな”って実感する時もあるにはあるが」

北上「へー木曾の乙女な部分とかちょっと見てみたい。ねぇ、大井っちもそう思わない?」

大井「私もそう思うわ。あんまり私達には甘えたりとかしない子だったし、提督にどんな可愛いところ見せてるのかしら」

木曾「……お姫様抱っこ、要求してみたりとか」

北上「なかなか乙女チックじゃん」

大井「たまに一般の女性からラブレター貰う子の発想とは思えないわね」

木曾「俺だって好きで貰ってる訳じゃないさ……」

北上「よし、今日は木曾に女の子らしい恰好させて遊ぼう」

大井「ゴス口リか猫耳メイド服、どっちがいいかしら?」

木曾「人で遊ぶのはやめろ。っていうか何でそんなもの持ってるんだよ」




球磨→時期になると北海道へ鮭狩りに出掛けている。現地の熊とは意志疎通に成功したらしい。

多摩→猫のような生活スタイルを満喫中。秘書艦日が近付くと発情期に入るとのこと。

北上→大井と毎日楽しく過ごしている。コンビニ等に行く際はかなり多目に購入し、群がる駆逐艦娘達にウザいと言いながらお菓子やアイスを配っている。実は満更でもないらしい。

大井→北上と提督への愛情の深さは今も凄まじい。だが、最近は木曾に可愛い恰好をさせて撮影するのにもハマっていて、木曾が若干怯えている。

木曾→球磨多摩が潜める謎技術マントを相変わらず愛用している。提督の前では少し乙女な一面を見せたりしているが、普段は全く前と変わらない。男より男らしい艦娘として、一部女性から大人気。

973: 2014/06/04(水) 12:45:58.86 ID:HXNAc5dAO
~天龍&龍田~

天龍「龍田ーピーマンこのぐらいでいいか?」

龍田「うん、そのぐらいあれば十分よー」

天龍「じゃあ次は……ゆで卵スライスしとくか」

龍田「お願いねー」

天龍「おぅ、任せときな!」

龍田(天龍ちゃん、最近はすっかり丸くなっちゃったわねー前は絶対料理なんてしなかったのに)

天龍「やってみると案外料理ってのもたのしいもんだな」

龍田「提督に食べてもらいたいから始めたんじゃないのかしらー?」

天龍「……否定はしねぇけどよ、戦い以外のことを覚えたいってのもあるんだ。もう敵を倒す技術なんて必要無いんだからよ」

龍田「天龍ちゃんが大人になっちゃったみたいで、私ちょっと寂しいわー」

天龍「そろそろ母親目線で物言うのやめてくれねぇか?」




天龍→龍田から教わって家事修行の真っ最中。今でも駆逐艦娘達には慕われており、部屋に遊びに来た子達に作った料理を振る舞っている。

龍田→天龍に家事を教える日々。戦っていた時より色々な面で成長している天龍を見ながら、毎日幸せそうにしている。

975: 2014/06/04(水) 20:59:58.74 ID:HXNAc5dAO
~ふぶ…白雪型?(朧以下四名除く)~

吹雪「ズルい!」

白雪「ズルいって言われても……」

深雪「吹雪はあんまり清掃は参加してなかったじゃんか」

初雪「基本手伝ってたの、私と深雪」

磯波「一応、私もたまに手伝ってました」

吹雪「だって、私は加賀さんに頼まれて執務室で出来ない仕事を手伝ったり、緊急時の補充要員で鎮守府で待機してること多かったし……」

叢雲「目立たないところで活躍してるわよね、吹雪って」

綾波「出撃と遠征に出た回数は一番だって霧島さんに聞きましたー」

敷波「街で銅像になったのは白雪だけど、吹雪だってちゃんと鎮守府の皆には慕われてるよ」

吹雪「みんな……ありがとう、そう言ってもらえてホントに嬉しい……」

吹雪以外一同「これからも一緒に頑張ろうね、フユキ!」

吹雪「わざと間違えるのはもうやめてよっ!」




吹雪→“白雪型”と誤認され、更に影が薄くなる。しかし、弄られキャラとして完全に定着したのか、鎮守府の皆からは愛されている。今も裏方として活躍中。

白雪→街に銅像が建てられた影の功労者。今でも街の清掃は続けており、帰って来る時には抱えきれないお土産を持たされている。

深雪→決戦では深雪スペシャル改を披露し、カットイン攻撃を連発し続けた。最近では好き故に突撃してくる電を受け止める事に成功。

初雪→磯波と共に、賑やかな姉妹を一歩引いた位置から眺めている。最近はTVゲームを皆でやるのが一番の楽しみ。

磯波→大人しい性格同士、初雪や名取と仲が良い。ガーデニングが趣味で、毎日ハーブの成長を眺めるのが何よりの楽しみ。

叢雲→吹雪をからかいながら然り気無くフォローする毎日。姉妹の中では一番吹雪を気にかけている。

綾波→ほんわかした雰囲気は今も全く変わらない。たまに鳥を追い掛けて隣町に居たりする。

敷波→目を離すと何処に行くか分からない綾波が心配で、ずっと一緒に行動している。それでも居なくなる綾波を探すのが彼女の日課。

981: 2014/06/04(水) 22:27:45.14 ID:HXNAc5dAO
~妙高型+初風~

那智「妙高姉さん、最近何時も機嫌がいいな」

足柄「初風が怯えなくなって、前よりもっと積極的に甘えるようになったからじゃない?」

羽黒「戦いが終わってから、ああやって毎日膝に乗せてますね」

妙高「初風、みかん食べる?」

初風「はい、妙高姉さん」

足柄「何かおばあちゃんと孫みたい」

那智「その表現は的を射ているかもしれんな」

羽黒「あの……多分、聞こえてます……」

足柄&那智「っ!?」

妙高「初風、ちょっと待っててね、妹二人に大事なお話があるから」

初風「はい、羽黒さんと一緒に待ってますね」

足柄「妙高姉さん、違うのよ?」

那智「姉妹艦の枠を超えた絆をあのような言葉で表現しただけで、他意はない。信じてくれ」

妙高「とりあえず、こっちでお話しましょうね。初風の教育に悪いから」

足柄「んに゛ゃあー! 許してー!」

那智「そんなつもりは無かったんだ、本当だ、信じてくれ妙高姉さん。私は妙高姉さんを年老いたなどと――」

羽黒「初風ちゃん、ジュース飲みますか?」

初風「頂きます」

羽黒「うん、ちょっと待っててね」

足柄&那智「――うわぁぁぁっ!?」




妙高→初風が首を気にしなくなり、前よりなついてくれてご満悦。最近は一日膝に乗せて過ごしている。何かあれば説教するのは、相変わらずである。

足柄→戦いが終わってからはすっかり大人しくなり、那智と買い物や映画など日常生活をエンジョイしている。ウェストが気になり始め、あれだけ食べていたカツは控えているようだ。

那智→足柄と買い物に出たり、軽空母組と飲み歩いたりしている。提督の前では以前に痛い目を見た酒を飲み、普段では出来ないようなことをしているらしい。

羽黒→数々の戦いを経て、常に全力で戦えるようになった。自信を身に付けることには成功したが、提督の前ではやはり恥じらってしまうようだ。何気に妙高の次に初風を甘やかしている。

初風→自分を庇い大破しながら戦う妙高の姿を見て、トラウマを乗り越えた。今では妙高の膝が彼女の定位置となっている。未だにキュウリは箸が進まない。

983: 2014/06/04(水) 23:37:10.24 ID:HXNAc5dAO
~阿賀野型~

能代「いい加減起きて阿賀野姉ぇ、もうお昼だよ」

阿賀野「んー後五時間……」

能代「夕方まで寝る気!?」

矢矧「酒匂、口にケチャップついてるわよ」

酒匂「ここ?」

矢矧「逆よ、じっとしてて」

酒匂「んー、ありがと」

能代「阿賀野姉ぇ、ハンバーガー作ったから早く起きて食べて、冷めちゃうから」

阿賀野「ごはん?……はんばっか……?」

能代「ハンバーガーだから、布団剥ぐよ」

阿賀野「ねーむーいー……」

矢矧「だらけすぎよ阿賀野、酒匂だってちゃんと起きてるのに」

酒匂「ごちそうさまー」

能代「あっ! 酒匂服にソース付いてる!」

酒匂「ぴゃあっ!? 何処!?」

矢矧「直ぐに染み抜きするから脱いで」

阿賀野「阿賀野のご飯はー?」

能代「ちょっと温めるから待ってね」




阿賀野→超マイペースなのは相変わらず、多分鎮守府で一番ダラダラしている。何だかんだと能代が世話を焼くのは、彼女に一切悪気が無くて憎めないからだろう。

能代→阿賀野担当。阿賀野取り扱い説明書。端から見たら完全に姉妹逆の関係である。しかし慣れすぎてしまったせいなのか、阿賀野が秘書艦で居ない日は逆に落ち着かないらしい。

矢矧→酒匂担当。最近は酒匂が阿賀野より手がかからなくなり、自分の時間も持てている。萩に矢のデザインの盃を提督から貰い、それで日本酒を飲むのが今の密かな楽しみらしい。

酒匂→決戦が終わってから少しずつではあるが、一人で色々な事を出来るようになってきている。今は多少のフォローは受けているが、いずれは阿賀野を酒匂が世話する姿というのも見られるかもしれない。

985: 2014/06/05(木) 01:16:44.72 ID:olkHiPeAO
~潜水艦娘+五十鈴~

168「普通の水着も良いわねー」

58「ビキニ着るの初めてでち」

19「イクはあえてワンピースなのね」

8「パレオとTシャツで完全防備です」

401「やっぱり全裸だよねー」

まるゆ「シオイは何か着てください」

五十鈴「あら? まるゆは何時もの水着なのね、私が買ってあげたのは着ないの?」

まるゆ「アレはちょっと……その……恥ずかしいです……」

五十鈴「胸も膨らんできたから似合うと思うわよ、次は着てらっしゃいな」

168「五十鈴さんに選んでもらうとサイズピッタリでビックリするわよね」

58「このビキニも選んでもらったのでち」

19「イクは自分で選んだのね」

8「パレオは選んでもらいました」

401「着ないのが一番!」

まるゆ「ちょっとは隠して!」




168→防水スマホ片手に綺麗な風景を探して全国を巡っている。夕張と明石がバッテリーを1週間継続使用可能なものに代えてくれたので、遠出も気軽に出来ると喜んでいる。

58→栽培しているゴーヤを販売して、利益を出すことに成功した。語尾の変化も“でち”だけでなく“なのね”タイプが増えている。別に危なくはないでち。

19→一般女性に向けたマッサージ店を鎮守府にオープンさせた。魚雷マッサージはかなり好評で、予約が二ヶ月先までびっしり詰まっているらしい。

8→レーベからドイツ語を学び、日常会話程度なら完璧に出来るようになった。今はヴェールヌイからロシア語を学んでいるようだ。

401→相変わらず全裸遊泳。イムヤと共に全国を巡り、運河を撮影してもらったりしている。水の抵抗が最近大きくなってきたのが悩みの種。

まるゆ→髪が伸び、体の凹凸が急激にはっきりし始める。目指しているのは木曾のような強い女性らしい。

五十鈴→決戦の際、鎮守府近海に押し寄せた潜水艦五百隻をたった一人で沈めた恐ろしい艦娘。今も潜水艦娘を愛でるのが何よりの至福らしく、毎日充実しているようだ。

986: 2014/06/05(木) 02:57:53.83 ID:olkHiPeAO
~航空戦艦~

伊勢「日向、何してるの?」

日向「ラジコンヘリ」

伊勢「面白いの?」

日向「なかなか自由に動かすのが難しい。そこが面白い」

伊勢「へー」

日向「お前はまた刀剣の写真を眺めているのか」

伊勢「えぇ、流石にもう振るう機会は無いだろうし、今度は見て楽しもうかなと思って」

日向「まぁ、健全だな」

伊勢「夕張と妖精さんなら凄いの作ってくれたりするかな?」

日向「夜な夜な血を啜りたくなるような刀を生み出しかねんからやめておけ」




伊勢→暇なときは各地に展示されている刀を見学して回っている。結局我慢できず夕張に作ってもらった刀には、何故か鏡と勾玉がセットで付いてきたらしい。

日向→子供が遊んでいるのを見て、ラジコンヘリに興味を持つ。今ではアクロバット飛行も出来るようになったらしく、たまに子供達が横で見学していたりする。




扶桑「山城、お茶淹れたわよ」

山城「ありがとう姉様」

扶桑「良いわね、平和って」

山城「そうですね……」

扶桑「山城、きっと私達、今幸せなのね」

山城「はい、幸せです」

扶桑「これまでの不幸な出来事なんて全て忘れるぐらい、今を楽しみましょう」

山城「きっとあの人が居るここなら、毎日を楽しめます」

扶桑「そうね……山城、時雨達を誘ってピクニックにでも行かない?」

山城「それはとても楽しそうです。扶桑姉様、私が誘って来ますからお弁当お願いできますか?」

扶桑「えぇ、分かったわ」




扶桑→妹共々幸せライフ満喫中。鎮守府に来る一般人から何度か交際を申し込まれるが、提督一筋の彼女が相手にするはずもなかった。

山城→負のオーラが無くなり、陽気な印象を受けるようになった。刺々しさも消え、美人姉妹の妹として姉同様男性に人気。但し、こちらも提督以外の男には一切興味がないらしく、玉砕して散った者は骨すら残してもらえないらしい。

987: 2014/06/05(木) 03:30:20.62 ID:olkHiPeAO
~川内型~

那珂「今日は那珂ちゃんのライブに来てくれてありがとー!」

ファン「那珂ちゃーん!」

ファン「今日も可愛いよー!」

那珂「ありがとー! じゃあ早速一曲目いくねー! 曲は――」




神通「照明オッケーです」

川内「警備も問題ないよ、皆マナーはきっちり守ってるし」

神通「――夜戦好きの血は、騒がなくなったんですね」

川内「今は那珂の夢だったアイドル活動をサポートするって戦いに忙しいから」

神通「実は相当姉バカですよね」

川内「最後まで私が夜戦夜戦言えてたのは、神通と那珂が私をサポートしてくれてたお陰って理解してるだけ」

神通「提督も、です」

川内「……提督の秘書艦の日は夜戦出来るってのも、確かに大きいかな」

神通「提督、姉さんに肩噛まれたって泣いてました」

川内「年に二回の夜戦日だし、提督には我慢してもらう」




川内→戦いが終わり、夜戦と騒がなくなった。今では良き姉として、神通と共に那珂のアイドル活動をサポートしている。だが、やはり秘書艦日だけは夜戦好きの血が騒ぐようだ。

神通→那珂のライブで照明を担当している。たまにバックダンサーをお願いされてステージに上がることもしばしば。神通を目当てに来ている人も、中には居るらしい。

那珂→鎮守府アイドルとしてデビュー。好きなのは提督と公言して握手も一切禁止な為、本当に那珂ちゃんの曲を聞いてライブを楽しみたいファンだけが集まっている。それでも毎回満員なのは、彼女の確かな実力によるものだろう。

988: 2014/06/05(木) 04:08:21.10 ID:olkHiPeAO
~軽空母~

祥鳳「鳳翔さん、熱燗もらえますか?」

鳳翔「はい、どうぞ」

千歳「私も、それと焼き鳥をお願いします」

千代田「私もお姉と同じのを」

鳳翔「ネギまとモモ、砂肝ね」

隼鷹「アタシは枝豆と冷や奴!」

飛鷹「タコわさお願いします」

鳳翔「うふふ、今日は全員揃って何だか賑やかね」

瑞鳳「私はカシスオレンジがいいかな」

RJ「うちはカルーアミルクで」

鳳翔「はいはい、今用意するわね」

隼鷹「じゃあせっかく集まったんだしさ、皆で乾杯しない?」

RJ「うちはえぇで」

鳳翔「私も参加した方がいいかしら」

祥鳳「鳳翔さんこそ参加するべきです」

瑞鳳「皆持った?」

千歳「持ったわよ」

千代田「じゃあいくよ」

飛鷹「せーの――」

軽空母一同「乾杯!」




祥鳳→鎮守府に弓道場を作り、そこでたまに教室を開いている。居酒屋鳳翔では決まって熱燗とだし巻き玉子を頼んでいる。

鳳翔→今も野菜を作ったり、服を縫ったり、縫いぐるみを作ったり、居酒屋をしたりと忙しい日々を過ごしている。秘書艦の日は提督に貸し切りで店を開き、雰囲気を楽しんでいるらしい。

千歳→最近は千代田と別行動も増え、那智と酒蔵巡りをしたりしている。しかし、夜はちゃんと千代田と二人で寝るのが約束らしく、仲の良さは健在のようだ。

千代田→姉離れという程でもないが、常に一緒でなくても大丈夫になった。千歳と別行動の日は、他の艦娘とケーキバイキングに行ったりしているらしい。

隼鷹→何かにつけては宴会している。酒を飲まない日は無いというぐらい毎日飲んでいるが、前みたいに暴走はしなくなったようだ。

飛鷹→隼鷹に付き合い毎日飲んでいる。たまに一人で出掛けて、港から出る船を眺めているらしい。

瑞鳳→部屋の九九艦爆の数が若干増えた。今でも可愛い足を眺めるのは欠かせない日課。胸は最近Bへとサイズアップしたとのこと。

龍驤→やっぱりまな板、救いは無かった。豊胸用の通販グッズを買い漁り、2ミリ大きくなったと大はしゃぎする姿は、涙を誘ったという。

993: 2014/06/05(木) 13:58:57.16 ID:olkHiPeAO
~朝潮型~

朝潮「荒潮、コレどうかな?」

荒潮「そうねぇ、いいんじゃないかしらー?」

大潮「小さな体に、大きめの服、どうでしょう?」

満潮「それもいいけど、こっちの方がいいと思うわ」

霰「コレ、良い」

霞「う、牛の着ぐるみ……まぁ霰がいいなら止めやしないわ」

荒潮「今度作る服はこのデザインを参考にしてみようかしらねぇ」

朝潮「その……また出来たら着せてもらえない?」

満潮「私も着てあげてもいいわよ」

霞「右に同じく」

霰「コレも、いい」

大潮「蛙の着ぐるみ、いいですね!」




朝潮→決戦が終わり、女の子らしい言動や行動をすることが更に増えた。提督に可愛いと言われ、恥ずかしさの余り左フックからの右アッパーでノックアウトしてしまったことがあるらしい。荒潮が作った服のモデルをたまにしている。

荒潮→自分が一番可愛く見える服を作るついでに、子供服ブランドを立ち上げた。提督に可愛いと言ってもらうのを生き甲斐にしており、来る秘書艦日に向け、一番今の自分に似合う服をデザインする日々。密かに姉妹に合わせたものもちゃんとデザインしていたりする。

満潮→相変わらず提督にはつっけんどんな態度。だが、その頬は常に紅潮しており、本音でないのは明らか。朝潮同様、荒潮の服のモデルを引き受けている。

大潮→姉妹の中で一番身長が小さくなった。最近は大きめの服を着て、ダボつかせるのがお気に入り。その服の中から魚雷が覗いているのは、多分気のせい。

霞→満潮同様、提督に対する態度は相変わらず。しかし、何も言わなくても望んだタイミングで飲み物や食事、手作りのお菓子等を用意して振る舞う等、秘書艦日は提督に尽くしている。モデルとしても自信満々な姿が人気。

霰→弥生並、というかそれ以上に無表情なので、提督にも未だに何を考えているのか掴めない艦娘。最近は着ぐるみにハマっている。秘書艦日はお気に入りの着ぐるみで提督に抱き着き、その時だけは笑顔を見せているらしい。

994: 2014/06/05(木) 15:16:02.25 ID:olkHiPeAO
~夕雲型+秋雲~

巻雲「ふぇーん、はみ出ちゃったよー」

秋雲「大丈夫、直ぐにホワイトで修正出来るから引き続き巻雲はベタ塗りね」

夕雲「トーン貼れたわよ」

秋雲「サンキュー、次こっちお願い」

長波「背景出来たぜ」

秋雲「流石長波、頼りになるよ!」

巻雲「秋雲ー締切はー?」

秋雲「明後日、この調子なら余裕」

夕雲「終わったら巻雲に大きいサイズの服着せて癒されたいわ」

長波「アタシは電にマッサージでもしてもらおうかな、腕が腱鞘炎になりそうだ」

秋雲「三人ともマジ助かったよ、ちょっと今回遅れててさ」

巻雲「まさか秋雲が少女漫画作家になるなんて、本当に予想外過ぎますよ」

夕雲「前から絵は上手だったものね、内容はアレだったけど……」

長波「二ヶ月に一度は手伝わされるのだけは勘弁して欲しいがな」




夕雲→通販で巻雲の服を選ぶ際、未だにワンサイズ大きく注文している。提督には駆逐艦らしからぬ色気で迫り、その艶っぽさは毎回進化しているらしい。秋雲を手伝う際はトーン張り担当。

巻雲→やっぱり何故か服が大きい。夏場だけは半袖を着ているが、夕雲のクーラー作戦により室内では長袖を着ることも多い。秋雲を手伝う際はベタ担当。

長波→夏に一度、白いワンピースに麦わら帽子を被り、提督にまるで別人のようだと言わせた。独特な色をした髪の手入れは大変であるものの、綺麗だと提督に言われた為、そのケアには余念がない。秋雲を手伝う際は背景担当。

秋雲→少女漫画家“aki”としてデビュー。『提督への愛は素手で龍をも頃す』が大ヒットし、締切に追われる毎日。秘書艦日は原稿を手伝ってもらった後、取材と称してデートをするのが彼女の原動力。

995: 2014/06/05(木) 16:22:46.09 ID:olkHiPeAO
~高雄型~

高雄「今日は皆でケーキバイキングにでも行きましょう」

愛宕「いいわねーちょうど甘いものが食べたかったのよー」

摩耶「……高雄姉ぇ、愛宕姉ぇ、最近ちょっと太――」

愛宕「うふふー私と高雄はむっちりしてるだけ、分かった?」

高雄「体型の維持には気を付けています」

鳥海(スカートが少しキツくなったと昨日言っていたような気が……)

摩耶「別にそう言い張るならいいけどよぉ……提督にプニプニの腹、見せていいのか?」

高雄「心配せずとも、秘書艦日は最高の状態で迎えます」

愛宕「一ヶ月あればどうとでもなるものよー?」

摩耶(やっぱり今はちょっと太ってるって自覚してんじゃんか……)

鳥海「それで、ケーキバイキングには行くのですか?」

高雄「行きます」

愛宕「行くわよー」

摩耶「アタシも行くの自体は賛成、食べ過ぎなきゃいいだけだしな」

鳥海「では、早速行きましょうか」




高雄→出撃しなくなり、少し太り気味。愛宕と共にウォーキングしたり、舞風のダンススクールに通ったりして、秘書艦日前には体型を戻している。秘書艦日の次の日は、少し痩せているらしい。

愛宕→プニプニポヨポヨタプンタプンバインバイン。高雄同様、秘書艦日前にはベストな体型へと戻している。チャイナやバニーガール姿で、秘書艦日は提督を誘惑しているそうだ。

摩耶→鎮守府に来たばかりの時にやらかした事件を、未だに気にしている。他に誰かが居ると喧嘩口調のままだが、提督と二人きりになると借りてきた猫のように大人しくなってしまう。普段は高雄と愛宕に痩せろとうるさく言い続けている。

鳥海→霧島の補佐をしながら、姉三人を見守る日々。高雄と愛宕の一ヶ月で出来るダイエットの秘訣は、彼女のダイエットプランにある。最近はコンタクトにしようか悩んでいるらしい。

996: 2014/06/05(木) 17:01:10.10 ID:olkHiPeAO
~古鷹型&青葉型~

古鷹「加古、いい加減立ったまま寝るのは危ないからやめてね?」

加古「分かってるって……ぐぅ」

古鷹「えいっ」

加古「痛っ!?」

古鷹「黒潮から貰ったの。寝たらコレ使うから」

加古「古鷹までそれはやめてよー……」

古鷹「加古が寝なければいいだけの話でしょ。ほら、映画に遅れちゃうから急ご?」

加古「分かった、分かったからそんなに腕引っ張んないでよ!」




古鷹→道でもいきなり立って寝る加古を、黒潮から貰ったハリセンで起こす日々。興奮すると目から光が出てしまうらしく、一度提督が悶絶することとなった。

加古→何処でも寝てしまうのは、戦いが終わった今も変わらない。秘書艦日に寝てしまい、提督からキスで起こされて以来、狸寝入りも使うようになった。




青葉「衣笠、取材行きますよー」

衣笠「はーい、準備出来てるわよ」

青葉「今日は街のグルメレポートですから、美味しい物が食べられちゃいますね」

衣笠「私にもちゃんと食べさせてよ?」

青葉「大丈夫ですよー衣笠に記事を書いてもらう予定ですから、ちゃんと食べてもらわなきゃ青葉困っちゃいます」

衣笠「それなら安心――ってえぇっ!? 私が書くの!?」

青葉「アレ? 言ってませんでしたっけ?」

衣笠「聞いてないわよっ!」

青葉「今言いましたから、問題ナッシングですね。それじゃあ取材にレッツゴー!」

衣笠「ちょっと青葉! 記事なんて私書けな――青葉ー!」




青葉→鎮守府から街へと取材の範囲を広げることにした。街でも販売されるようになった青葉新聞は、一般の読者からも大好評のようだ。秘書艦日は文字通り、提督に密着して取材しているらしい。

衣笠→青葉が新聞を作るのに協力することにしたようで、取材道具を抱え、街を駆け回る彼女の後を追いかける毎日を過ごしている。最近は一部の記事を任され、悪戦苦闘しながら文章を考えているそうだ。

997: 2014/06/05(木) 17:43:24.93 ID:olkHiPeAO
~ドイツ艦娘~

ビス子「レーベ、次焼けたわよ」

Z1「うん、分かった」

Z3「ズッペが足りなくなってきたから、追加作るわね」

ビス子「そう、お願いね」

Z1「こんなに繁盛するとは思わなかったよ」

Z3「まぁ、繁盛しないよりは確実にいいわね」

ビス子「ハチと漣とヴェールヌイも時間があれば協力してくれてるし、何とかやっていけそうね」

客「すいませーん」

Z1「はーい、今行くよ」

Z3「ふーん……まぁ、悪くない味に仕上がったわ」

ビス子「さぁ、どんどん焼くわよ!」




ビスマルク→ドイツのパンとスープを出す店を鎮守府内にオープンさせた。レーベとマックスにホールは任せ、彼女はひたすら毎日パンを焼いている。秘書艦日は提督の和食を毎回希望しているそうだ。

レーベ・リヒト・マース→ビスマルクの開いた店で働く日々。ホールで注文を取り、客にパンとスープを運ぶのがレーベの担当である。一部の女性客から絶大な人気を誇っており、たまに注文を取りに行った際、客に捕まっている。

マックス・シュルツ→他の二人と共に忙しい毎日を過ごす。ホールでレーベと共に注文を取りながら、足りなくなればスープを作り、厨房の中と外を行ったり来たりしている。たまにメイド服で漣と接客する日もあり、男性客がその日は激増するようだ。

998: 2014/06/05(木) 18:09:18.73 ID:olkHiPeAO
~朧・曙・漣・潮~

漣「曙、ご主人様をご主人様って呼んでみない?」

曙「く、クソ提督はクソ提督だからクソ提督でいいの!」

潮「そんなに連呼したら、提督がかわいそうです」

曙「うっ……」

朧「提督はクソ提督って言わなきゃ逆に心配すると思う……多分」

漣「クソご主人様にしてみる?」

潮「それじゃあんまり変わらない気が……」

曙「……クソ提督って呼んでないと、二人っきりだと恥ずかしくて話せないんだもん……」

朧「提督はそれも分かってるよ、きっと」

漣「私も試しにそう呼んでみたらどんな反応するか、気になりますね」

潮「やめようよ、わざわざそんなこと言うの……」




朧→暇があると蟹を捕ってきて、鎮守府の皆に振る舞っている。提督の為、秘書艦日の朝は蟹を捕ってから執務室へと出向き、蟹尽くしの昼食を用意して喜ばせているらしい。

曙→クソ提督呼びは今でも継続中。ただ、最近はようやく少し恥ずかしさを抑えられるようになったのか、提督と手を繋いで歩く笑顔の曙が秘書艦日には目撃されている。

漣→マックスの店だけでなく、メイド服姿で色々な店のヘルプを請け負っている。いずれは艦娘メイド喫茶を開こうと画策中。

潮→引っ込み思案なのは相変わらず。漣にメイド服を着せられ、一日手伝わされた時は、恥ずかしさの余りに熱を出して倒れた。洗濯機の中が回っているのをボーっと見ている時が、一番落ち着くらしい。

999: 2014/06/05(木) 18:39:32.93 ID:olkHiPeAO
~大和型~

大和「ここをこうして、こうです!」

武蔵「ふんっ! このように、分かっていれば受け身を取れる者も中にはいるが、大抵は一撃で撃退出来るはずだ」

大和「それでは実際に、ゆっくりと安全を確認しながらやってみましょうか」

女性達「はい!」

武蔵「――まさか、護身術教室を開くことになるとはな」

大和「“艦娘は強いというイメージが、強烈に世の女性達に印象付けられている。だから、女性達からの要望に応え、護身術を教えてやってくれないか”、そう提督に言われた時は、私も驚きました」

武蔵「まぁ、今となっては不要となった私達の力が、再び必要とされているのだ。不満はない」

大和「はい、大和も同じ気持ちです」

武蔵「……さっきのを一般人が受けたら、首が折れて氏ぬがな」

大和「普通の女性の力なら大丈夫です」




大和→武蔵と共に、提督から頼まれて護身術教室を開く。たまたま通りがかった工事現場で鉄骨の下敷きになった作業員を助け、市長から表彰された。流石にその怪力を恐れ、一般男性は寄り付かないようだ。

武蔵→大和と護身術教室を開き、女性に人体の急所を教えている。鎮守府の外を歩く時は服を着ろと提督に言われ、渋々上着を着ている。だが、夏は暑いと前を全開にしている為、あまり意味はない。

1000: 2014/06/05(木) 18:49:57.15 ID:olkHiPeAO
無事にこのスレを埋め、ひとまずの完結も迎えられました

まだ後日談も残っていますので、次スレでも引き続き書き進めていきます

ありがとうございました


引用: 【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」