1: 2009/12/10(木) 22:10:39.38 ID:JQ3QT2fz0

ある晴れた昼下がり、真紅はいつものようにくんくんを見てたが
庭にJUMがいるのに気づいた。

真紅「いったいそこで何してるの?」

真紅は窓からその小さな体をのり出していった。

JUM「花に水をやってるんだよ。見たことない花でさ、綺麗だから育てようと
  思ったんだ。」

JUMが庭に来るように言った。
真紅
4: 2009/12/10(木) 22:13:36.43 ID:JQ3QT2fz0
真紅「(こんな花庭にあったかしら。)確かにきれいね。」

JUM「だろ?この花なんて名前かな?」

真紅「わからないわ。翠星石なら知ってるかもしれないわ。」

JUM「あいつ、いまどこにいるんだ?」

真紅「蒼星石の家にいるわ。」

JUM「ちょっと行って来る。」

6: 2009/12/10(木) 22:17:11.82 ID:JQ3QT2fz0

真紅「珍しいわね、あなたが何かに固執するなんて。」

JUM「そうかな?ただこの花に愛着わいてきてさ。」

JUM「じゃあそろそろ行くよ。有言実行の男なんだ僕は。」

そういうとJUMは普段見せない笑顔と機敏さで家を出た。

真紅「・・・きもいのだわ。」

7: 2009/12/10(木) 22:18:44.23 ID:JQ3QT2fz0
~~蒼星石宅~~

JUM「おっす。」

蒼星石「やぁJUM君、あいかわらず元気そうだね。」

翠星石「チビ人間・・・。なんでここに。」

JUM「じつはかくかくしかじか」

翠星石「なるほど、まるまるウマウマですね。」

翠星石「しかし見てみないことにはわからないですぅ。」

蒼星石「じゃあJUM君の家に行ってみようか。僕も興味わいてきた。」

8: 2009/12/10(木) 22:19:54.08 ID:JQ3QT2fz0
~~JUM宅~~

JUM「ただいま。」

真紅「おかえりなさいなのだわ。」

翠星石「しかしこの翠星石を頼りにしたのはいい判断ですぅ。」

蒼星石「それで例の花はどこだい?」

JUM「庭の隅だ。踏むんじゃないぞ。」

真紅「あなたじゃないんだから・・・。」

蒼星石「注意はしとくよ、注意はね。」

翠星石「(なんか意味深ですぅ。)」

JUM「じゃあ僕は一発抜いてくる。」

12: 2009/12/10(木) 22:21:58.01 ID:JQ3QT2fz0
翠星石「それにしても綺麗な花ですねえ。見たことないですぅ。」

蒼星石「僕もだよ。もう踏んでいい?」

真紅「まだよ。この花の名を知ってからにしなさい。」

蒼星石「水銀燈にでも聞いてみる?」

真紅「そうね。あの子苦手だけど他に打つ手なさそうね。」

水銀燈「あたしもあなた嫌いよ。」

14: 2009/12/10(木) 22:24:36.33 ID:JQ3QT2fz0
翠星石「いつの間に・・・?」

水銀燈「今よ。暇だしアリスゲームしようと思ってきたらみんな庭にいるんだもの。」

水銀燈「それにその花はあたしもしらないわ。」

翠星石「つかえねぇ奴ですぅ。」

水銀燈「だまりなさい。・・・ところでJUMは?」

真紅「・・・・・・二階よ・・・。」

蒼星石「僕行ってくるよ。」

16: 2009/12/10(木) 22:27:21.91 ID:JQ3QT2fz0

JUM「ウッ!・・・もうそろそろ逝きそう・・・。」

コンコン

蒼星石「入るよ、JUM君。」

JUM「あぁ。」

18: 2009/12/10(木) 22:30:14.20 ID:JQ3QT2fz0
蒼星石「!!!」

蒼星石「JUM君、なにやってるの!?」

シコシコ

JUM「言って欲しいのか?変Oめ。今僕は自分の限界蒼星石「別にいいよ。」

JUM「それに抜いてくるっていっただろ。」

蒼星石「・・・水銀燈も来たよ。しらないって。」

JUM「いくぅ~~~!!」

22: 2009/12/10(木) 22:32:21.62 ID:JQ3QT2fz0
~~しばらくして庭で~~

真紅「水銀燈も知らないらしいわ。」

JUM「らしいな。気にすることはない。我々は皆無知の罪に惑わされた天使だからな。」

翠星石「どっちかっていうと賢者ですぅ。」

水銀燈「見たことすらないのよ。どうやって名前なんて調べるのかしらぁ?」

蒼星石「やっぱり人に聞くのが一番だよ。」

JUM「その必要は無い。」

23: 2009/12/10(木) 22:34:17.41 ID:JQ3QT2fz0
水銀燈「どういう意味なのよぉ?」

真紅「もしかしてもう調べたの?」

JUM「いや、さっきお告げがあった。その花の名は・・・」

一同「ゴクリッ」

JUM「・・・・・・・」

翠星石「もったいぶんなですぅ。」ドカッ

JUM「アンッ////」

25: 2009/12/10(木) 22:35:00.84 ID:JQ3QT2fz0
JUM「魔界のオジギソウだ。」

水銀燈「お告げとか魔界とか・・・でたらめいわないで。」

JUM「証拠を見せてやる。蒼星石、今日のお前の下着の色は赤だろ?」

蒼星石「やるねぇ・・・。」

JUM「な?」

真紅「なんの証拠にもならないし、うさんくさいのだわ。」

翠星石「一応信用してやるですぅ。」

28: 2009/12/10(木) 22:40:49.85 ID:JQ3QT2fz0
水銀燈「で、一体魔界のオジギソウってなんなのよ?」

JUM「さぁ・・・。」

翠星石「さぁじゃねーですぅ!」

JUM「ただ言える事は一つ。」

真紅「なんなの?」

JUM「魔界のオジギソウは気が荒い。」

一同「えっ!?」

29: 2009/12/10(木) 22:44:38.31 ID:JQ3QT2fz0
JUM「ちょったした刺激に反応して攻撃してくる。」

JUM「かつてはこれを戦いに活かした者もいる。」

蒼星石「戦闘に使うってことはそうとう強力なんだね。」

翠星石「よくわからんですぅ。」

金糸雀「かしら~」

真紅「急すぎて理解できないわ。」

水銀燈「よくわからないけど踏めばいいのね♪」

一同「!!!!!!!!!」

チュッドーーン!!グチャリ!

おわり


32: 2009/12/10(木) 22:49:56.77 ID:JQ3QT2fz0
なんかgdgdしててすまん。
SS初めてで・・・。

ほんとはもっと長いの書きたかったけど、
これ以上gdgdになったらまずいんで。

閲覧してくれたひとthx。
もっと精進して出直してくる。

36: 2009/12/10(木) 22:58:36.19 ID:JQ3QT2fz0
おまけ

雛苺「なんか庭がさわがしいのぉ~。」

雛苺「うにゅーは至高なの~。」

雛苺「あれは水銀燈?なにか踏んでチュッドーーン!!グチャリ!

引用: 真紅「JUM・・・?」