1: 2009/11/20(金) 11:05:55.04 ID:4M1mgjvN0
真紅「パっと開かず、グっと握って…」

翠星石「…さっきから真紅は庭で何やってるんですか?」

雛苺「サッカーの練習って言ってたのー」

翠星石「さっかー?何ですかそれ?」

雛苺「真紅がいつも見てるサッカーのアニメがあるからそれ見ればいいのーちょうど録り溜めしてるの」

翠星石「まぁ暇つぶしがてら見てやるです」



真紅「うぅ…エネルギーがどうしても右手に集まらないわ…」

10: 2009/11/20(金) 11:16:52.30 ID:4M1mgjvN0
テレビ『アストロブレイク!』

テレビ『デスゾーン!』

テレビ『2!!』

テレビ『グングニル!』

テレビ『マジン・ザ・ハンド!!』

翠星石「え、これがサッカー?」

雛苺「そうなのー そして真紅はさっきからずっと究極奥義の練習をしてるの」

テレビ『正義の!鉄拳!!』

翠星石「は?きゅうきょくおうぎ?」


真紅「何度やってもテレビみたいに大きな手が出ないわ…」

真紅「でも努力は必ず実を結ぶって言ってたし諦めないわ!」

12: 2009/11/20(金) 11:31:54.95 ID:4M1mgjvN0
翠星石「それじゃ真紅はさっきから庭でペンギンとか大きな手を出す練習をしてたんですか…ぷぷっ」

雛苺「翠星石は超次元サッカーの可能性を信じてないのー!そんなんじゃあっという間にリストラされちゃうのー!」

翠星石「ちょうじげんさっかー?リストラ?」

真紅「ちょっと翠星石に雛苺!」

翠星石「おわっ な、なんですか真紅」

雛苺「究極奥義は完成したのー?」

真紅「残念ながらまだよ  その特訓も含めて、貴方達2人も一緒に特訓するわよ」

真紅「なんてったってこれから私達はチームメイトですものね」

翠星石「は?」

17: 2009/11/20(金) 11:56:56.31 ID:4M1mgjvN0
真紅「じゃあさっそくサッカーボール買ってきなさい」

雛苺「頼んだのー」

翠星石「え?」

真紅「どうしたの早く行きなさいよ ボールが無かったら練習が出来ないでしょ」

雛苺「ヒナたちはその間に特訓して基礎体力を上げるのー」

翠星石「わ、分かったです行って来るです 真紅たちも頑張っててくれです」



真紅「…行ったわね それじゃさっそくアニメを見直して必殺技の研究するわよ」

雛苺「カステラ持ってくるのー!」

22: 2009/11/20(金) 13:12:48.93 ID:4M1mgjvN0
真紅「それ!……手が出ないわね」

雛苺「ペンギンも出ないのー…」

翠星石「せっかくボール買ってきたのにこれじゃ意味ねーですぅ やっぱり超次元サッカーなんてありえないです」

真紅「…いや、きっと私達にはまだ足りないから必殺技が出来ないのよ」

翠星石「足りない?」

真紅「努力に根性、そして敵よ  彼は努力とサッカーへの熱意でゴッドハンドを習得したわ」

真紅「そして敵を倒すためにチームのみんなと強くなっていったわ」

雛苺「じゃあまず私達でもちょっと努力したら倒せそうな手ごろな敵を探さないといけないのー」

真紅「そうね それじゃお願いね翠星石」

翠星石「え?」

26: 2009/11/20(金) 13:34:05.19 ID:4M1mgjvN0
翠星石「手ごろな強さの敵っていったらやっぱり水銀燈しか考えられねーですぅ」

雛苺「確かに水銀燈くらいならちょっとやる気出したら倒せそうなのー」

真紅「考えたわね翠星石 それじゃ水銀燈さっさとかかってらっしゃい」

水銀燈「翠星石…何よこれ」

翠星石「だからサッカーで勝負してやってほしいってさっきも言ったです 大人しく真紅に倒されてやってくれです」

水銀燈「…バカバカしくて戦う気も失せたわ 何がサッカーよくだらない…帰るわ」

真紅「あ、水銀燈が逃げるわよ 捕まえなさい翠星石」

翠星石「まったく…疾風ダッシュ!」

水銀燈「ふん!ワープドライブ!!」

翠星石「くっ!」

真紅「え?」

29: 2009/11/20(金) 13:50:23.84 ID:4M1mgjvN0
翠星石「なら今度は…分身ディフェンス!」

水銀燈「遅い遅い!メテオシャワー!!」

真紅「ちょっと待ってちょっと待って!貴方達何で必殺技簡単に出しちゃってるの?」

翠星石「え?今のって必殺技なんですか?」

真紅「当たり前よ!しっかり技名言ってたじゃないの!」

真紅「大体どこで必殺技の特訓なんてしてたのよ!」

翠星石「特訓なんてしたことねーです!手を離すです手を!」

真紅「くぅぅ…何で私たちだけ必殺技が出」

雛苺「あ!ペンギンが出たのー!」

水銀燈「雛苺は飲み込みが早いわねぇ」

真紅「え?」

31: 2009/11/20(金) 15:03:01.49 ID:4M1mgjvN0
真紅「ちょ、ちょっと水銀燈何で貴女が皇帝ペンギン2号なんて知ってるのよ!」

真紅「それにさっき使ってた必殺技って全部エイリア学園のじゃないの!」

水銀燈「ごちゃごちゃうるさいわね…私の家の近くの中学校に行ってみなさいよ」

水銀燈「そこのサッカー部の練習を見て真似してたらなんか出来るようになったのよ」

雛苺「もしかしたらその学校はエイリアに乗っ取られっちゃったのかもしれないのー」

真紅「なら私もこっそり覗いてドリルスマッシャーとかワームホールとか盗んでくるわ!!」

翠星石「……行っちまったですぅ やれやれ、やっと静かになったですね」

雛苺「じゃあ今度はヒナ達3人でデスゾーン2を出すのー!」

水銀燈「えー…私それ知らないわよ」

33: 2009/11/20(金) 15:53:51.58 ID:4M1mgjvN0
翠星石「ふぅ…今日は必殺技打ちすぎて疲れたですぅ」

雛苺「結局デスゾーン2は出来なかったのー」

翠星石「水銀燈も帰ったことだし、そろそろボールはどこかに片」

真紅「翠星石ぃぃぃぃいいぃいいっぃぃぃぃぃいいっぃぃいぃぃいいぃぃぃい」

翠星石「あああああああああああああああ!! なな何ですか真紅いきなりボディダイブして!!」

雛苺「おかえりなの真紅ー  キーパー技はどうだったのー?」

真紅「そ…それが…うぅ」

翠星石「は、ははぁ 完成しなかった訳ですね 半日は見てたのに」

真紅「うぅ…何故なのよ…私には才能が無いのかしら…」

翠星石「まぁまぁ、とりあえず一緒に練習でもするですよ ボール蹴ってれば難しいことは考えられないですし」

翠星石「翠星石が今日一日で覚えたとっておきのシュート技を見せてやるですよ!」

真紅「…まぁお手並み拝見ね」

雛苺「翠星石のアレが見られるのー!」

34: 2009/11/20(金) 16:12:45.19 ID:4M1mgjvN0
翠星石「疾風ダッシュ!」

真紅「くっ!」

翠星石「必殺技無しでも追いついてくるですか!でもまだまだ!」

雛苺「やっぱり必殺技を持ってる翠星石の方が有利なのー」

真紅「まずい!」

翠星石「そろそろ決めるですよ!水銀燈との特訓で手にした必殺技!」

翠星石「エターナルブリザード!!」

雛苺「エイリアにも通用する強力なシュートなのー これは誰にも止」

真紅「ファイアトルネード!」

ブロック!

翠星石「え?」

真紅「キーパー技はまったく覚えれなかったけどシュート技はたくさん覚えてきたのよ」

雛苺「…真紅はフォワード向きの選手だったのー…」

終わり

引用: 真紅「超次元サッカーをやるわよ」