学者「それじゃあボクは出かけてくるから、留守は任せたよ。知らない人が訪ねてきても、扉を開けちゃあ駄目だからね。」

学者「うん？……ふふふ。それはそうだよ。だってキミ、頼りないもん。子供に言い聞かせるように伝えないと、分からないかなーって。」

学者「キミの頭脳はボクにとっては赤ん坊同然。本当はそんな赤ん坊なキミを一人きりにしておきたくないんだけどね。でも仕方ないんだ。ボクにもお付き合いってものがあるからね。」

学者「うん。今日は世界各国から頭のいい人たちがたくさん集まって食事をするんだよ。ボクもそこで済ませてくるから、今日はボクのご飯は用意しなくていいからね。」

学者「……ふふ。ふふふふ。」

学者「ねぇねぇ、一人きりだと、やっぱり寂しいかな？ボクと一緒じゃないと、やっぱり嫌かな？ねぇ、教えてよ。どうなの？んん？」

学者「……素直じゃないなぁ。やっぱりキミは子供だね。まったく、仕方ない子だなぁ。よしよし、寂しくないからね。うんうん。」

学者「本当はそんなキミのためにお手伝いさんの一人でも雇っておきたいところなんだけど、ボクにはそんな余裕もないからね。キミを一人きりにしたくないんだけどね。ふふふ。」

学者「……え？……うん、と……どういうこと？それってつまり、外で働いてみたいって、そう言いたいの？」

学者「そんなの駄目に決まっているだろ。馬鹿じゃないのか。なんでキミをわざわざ働きに出さなきゃいけないんだ。キミにはここの留守を守ってもらわなくちゃいけないって言ってるだろう。普通分かるよね。分かると思うんだけど。」

学者「……合間の時間とか、そういうの、関係ないよ。キミは子供なの。ボクが守らなくちゃ生きていけないんだから、あんまり調子に乗らないでね。勘弁してよ、馬鹿のくせに。」

学者「……じゃあ、ボクはそろそろ行くからね。馬鹿なことを考えている暇があるなら……そうだな。資料のファイリングを頼むよ。そうすれば暇じゃなくなるだろう？」

学者「あと片付けも頼もうかな。しばらく篭もりっきりだったから、色んなものがあちこちに散乱していてね。頼めるかい？」

学者「ああでも、ボクの私室に関しては無用だよ。いくらキミでも、そこは任せられないから。開けちゃ駄目だよ。開けたら許さないからね、本当に。分かった？」

学者「……うんうん、いい子だね。それじゃあ行ってくるから。よろしく頼んだよ。ばいばい。」

独り言シリーズ長い

わりぃ

勝手に逃げたらどうなるの

前似たようなの書いてたよな

最近ネタ切れ起こしてないか？