1: 2014/02/21(金) 18:44:07 ID:bzHSpTQ2
苗木「そっか、ボクは宇宙人だったのか」

霧切「そのアンテナは間違いなく宇宙人の証よ」

舞園「ほへー」

霧切「そしてここは宇宙船の中よ」

苗木「希望ヶ峰学園じゃなかったのか」

霧切「ええ、間違いないわ」

舞園「じゃあ私達は宇宙にいるんですか?」

霧切「残念ながらここは地球よ。重力があるからね」

苗木「じゃあモノクマの正体は?」

霧切「あれはどう見てもロボットでしょ」

舞園「宇宙人の?」

霧切「江ノ島さんの」

苗木「じゃあ江ノ島さんが黒幕だったんだね」

霧切「そうよ」

2: 2014/02/21(金) 18:44:59 ID:bzHSpTQ2
舞園「でも今更黒幕が誰かなんてどうでもいいですよね」

霧切「苗木君が宇宙人だったという事実に比べれば些細なことね」

苗木「それに江ノ島さん槍に刺されて氏んじゃったしね」

霧切「え?そうだったかしら?」

舞園「それよりここから出る方法考えましょう」

苗木「あ、それならボク脱出スイッチ持ってるよ」

霧切「そんなものどこで手に入れたのよ?」

苗木「いや、普通に廊下に落ちてるの拾ったんだけど」

舞園「さすが超高校級の幸運ですね」

3: 2014/02/21(金) 18:45:31 ID:bzHSpTQ2
霧切「もしかしたら苗木君の幸運の秘訣はそのアンテナにあるのかもしれないわね」

舞園「なんか電波とかキャッチしそうですもんね」

苗木「は!そういえば妹にも同じアンテナがついてるのを思い出したよ」

舞園「ご両親はどうかしら?」

苗木「アンテナはついてないね」

霧切「つまり苗木兄妹が苗木家を洗脳していたというわけね」

苗木「どういうこと?」

舞園「とにかくその妹さんに会うためにもさっそくここを出ましょうか」

霧切「そうね、アンテナの力が本物ならこの扉は開くはずよ」

苗木「じゃあ押すよ」ポチッ

4: 2014/02/21(金) 18:46:20 ID:bzHSpTQ2
舞園「開きました!」

苗木「やったね!」

モノクマ「やったね!…じゃないよ!何してんのさ!?」

霧切「あなた誰?」

モノクマ「モノクマだよ!この学園の学園長!」

苗木「この学園は宇宙船でボクが艦長だよ」

モノクマ「なに言ってんの!?」

苗木「というか氏んだ江ノ島さんがどうやってモノクマ動かしてるの?」

モノクマ「江ノ島さん氏んでませんけど!?というか江ノ島さん黒幕ちゃうし」

5: 2014/02/21(金) 18:47:41 ID:bzHSpTQ2
舞園「もうここから出られるんですからモノクマさんなんてどうでもいいじゃないですか」

霧切「そうね、他のみんなもそのうち外に出られることに気がつくでしょうし」

モノクマ「いいから扉閉めてよ!外の空気は汚染されてるんだから!」

苗木「この宇宙船には空気清浄機がついてるから大丈夫」

モノクマ「いや、扉開けちゃったら意味ないからね?」

霧切「苗木君、行きましょう。あなたみたいな宇宙人と一緒なら私はむしろ楽しみよ」

舞園「ちなみに私は超能力者です」

モノクマ「ボクは未来クマだよ」

苗木「じゃあ霧切さんは未来人ということで」

モノクマ「え?ボクは無視?」

苗木「希望は前に進むんだ!」



第一部 完

6: 2014/02/21(金) 18:49:22 ID:bzHSpTQ2
こまる「あ、お兄ちゃん!おかえり!」

誠「ただいま、こまる」

響子「この子が妹さんなのね」

こまる「お兄ちゃん…もしかしてこの人たちは…」

誠「ボクのクラスメイトだよ。アイドルの舞園さんに???の霧切さん」

さやか「はじめまして、私は超高校級のアイドル舞園さやかです」

響子「私の名前は霧切響子よ、よろしくね」

モノクマ「ボクは希望ヶ峰学園学園長のモノクマ!この世界を絶望に染め上げた張本人だよ!」

こまる「私はお兄ちゃんの妹の苗木こまるです!いつもお兄ちゃんがお世話になってます!」

7: 2014/02/21(金) 18:50:12 ID:bzHSpTQ2
誠「こまる、ここまで来る途中変な仮面を付けてた連中がいたけどあれなに?」

こまる「超高校級の絶望ってやつらしいよ。今は私がアンテナつけて洗脳してるから害はないと思うけど」

誠「やっぱりあのアンテナはこまるだったのか」

さやか「じゃああのDVDに映っていたのは…私の仲間は無事なんでしょうか?」

こまる「よくわからないけど世界は平和だよ?」

モノクマ「」



第二部 完

8: 2014/02/21(金) 18:51:43 ID:bzHSpTQ2
こまる「それよりお兄ちゃん自分が宇宙人だってこと忘れてたでしょ?」

誠「あ、やっぱりボクたちって宇宙人なんだね」

こまる「そうだよ。お兄ちゃんたちテレビに映ってたからそのこと全世界にバレちゃったから」

誠「そっかー、これからどうしようか」

こまる「でも私が全人類の記憶操作しておいたからもう大丈夫だよ」

誠「そっか、ありがとう」

モノクマ「え?え?なにそれこわい」

こまる「ただ問題がひとつあるんだよね」

誠「問題?」

10: 2014/02/21(金) 18:52:56 ID:bzHSpTQ2
こまる「ほら、宇宙船が乗っ取られちゃったじゃん」

誠「ああ、希望ヶ峰学園か。そもそもあれってどうなってるんだ?」

こまる「なんかカムクライズルっていう宇宙人が宇宙船を学園に改造したみたいなんだよね」

誠「なるほど、ボクの船ってわけじゃなかったんだ」

こまる「本来宇宙人にしか宇宙船を制御できないはずなんだけど…」

こまる「なんか宇宙人の血を継いでる誰かが学園を奪っちゃたみたいなの」

モノクマ「ボクって宇宙人だったんだ…」

11: 2014/02/21(金) 18:53:47 ID:bzHSpTQ2
響子「まったく話についていけないわね」

さやか「そうですね」

響子「そもそも宇宙人なんて冗談で言ったのに」

さやか「冗談だったんですか?」

響子「ええ、もちろん宇宙船のことも黒幕が江ノ島さんってこともね」

さやか「もしかして霧切さんて超高校級の占い師なんじゃないですか?」

響子「それは…ちょっと嫌ね」

さやか「霧切さんはどんな才能を持ってるんでしょうね?」

響子「超高校級の…魔法少女とか?」

さやか「宇宙人がいるならそれもありえるかもしれませんね」

響子「魔法少女…いいかもしれない」

さやか「名前が杏子だったらよかったんですけどね」

響子「いえ、それはどうかしら」

12: 2014/02/21(金) 18:54:52 ID:bzHSpTQ2
誠「そういうわけで江ノ島さんから宇宙船を取り戻すことにしたよ」

響子「どういうわけなのよ」

こまる「どうやら宇宙船の洗脳装置によってみんなの記憶が消されたみたいなの」

さやか「記憶…ですか?別に消えてないと思いますけど…」

誠「どうやらボクたちの2年間の記憶が消されてるみたいなんだよね」

響子「なるほど…それならすべて合点がいくわ」

さやか「そうなんですか?」

誠「そうみたいだよ。それでボクたちの記憶を取り戻すには宇宙船を取り戻さなきゃならないんだ」

13: 2014/02/21(金) 18:56:08 ID:bzHSpTQ2
モノクマ「まさかそんなことになってたなんて…」

さやか「あの…この話、江ノ島さんに筒抜けだと思うのですが大丈夫ですか?」

こまる「大丈夫ですよ、江ノ島さんはまだ力に目覚めてないみたいですし」

響子「力?」

こまる「アンテナパワーです。このアンテナで宇宙からパワーを拾うんです」

響子「あの…いいかげん私たちにもわかるように話をまとめてもらえないかしら?」

さやか「まず苗木君が宇宙人うんたらのところからお願いします」

こまる「じゃあ最初から説明するね」

14: 2014/02/21(金) 18:57:11 ID:bzHSpTQ2
こまる「母星が他の惑星の宇宙人に襲われて地球へと逃げてきた私とお兄ちゃん」

こまる「乗ってきた宇宙船が壊れたから苗木家その他もろもろを洗脳して地球に住むことにした私たち」

こまる「やがてお兄ちゃんは希望ヶ峰学園へ入学することとなった」

こまる「しかし希望ヶ峰学園の正体は宇宙船の成れの果てだった」

こまる「そこに目をつけた宇宙人が希望ヶ峰学園を乗っ取り世界を絶望に染め上げようとしたの」

こまる「でも私が洗脳したからそれも失敗に終わったね」

こまる「でも宇宙船が絶望の手の中にある限りまたいつ事件が起きるかわからないからね」

こまる「宇宙人の名誉のためにも宇宙船を取り戻すことにしたの」

こまる「私もよくわからないことだらけだけど…だいたいそーんなかーんじーだよ」

響子「まったく話についていけないわ」

さやか「話の規模がいきなり大きくなりすぎです」

モノクマ「ボクって宇宙人だったんだ…」

誠「神奈川県民」



第三部 完

15: 2014/02/21(金) 18:57:58 ID:bzHSpTQ2
誠「そういうわけで希望ヶ峰学園に戻ってきました」

響子「扉が閉まってるわね」

さやか「どうしましょうか?」

モノクマ「ボクはオマエラを中に入れるつもりはないからね」

こまる「こまるー」

誠「中に入れないんじゃしかたがないし帰ろうか」

響子「そうね、別に記憶がなくても困らないし」

さやか「過去を振り返るよりこれからどう生きるかが大切ですよね」

モノクマ「え?」

こまる「まあ勝手に中に引きこもってくれるならそれでもいいかな」

誠「帰ろう…ボクたちの家に!」



第四部 完

16: 2014/02/21(金) 19:05:41 ID:bzHSpTQ2
こまる「舞園さんって歌以外はさっぱりなんですね!」

響子「ふふん、これなら私の方が料理できるんじゃないのかしら?」

さやか「でもラー油作りなら負けませんよ」

こまる「しょうがないから私が料理というものを教えてあげますよ」

こまる「お兄ちゃん好みの料理を一番良く作れるのは私だからね」

響子「期待してるわ」

さやか「いったいどんな料理になるんでしょうか」

モノクマ「生鮭が一番だと思うけどね」

誠「ボクもそう思うよ」

モノクマ「あれ?苗木君もそう思うの?」

誠「うん」

17: 2014/02/21(金) 19:06:57 ID:bzHSpTQ2
誠「妹の料理は殺人級なんだよ…」

モノクマ「殺人級って…どれくらい?」

誠「【マッシュポテト】妹のメシがまずい【マックロポテト】 」

モノクマ「え?」

誠「【腐った食材も】妹のメシがまずい【塩で復活】 」

誠「【フランベで】妹のメシがまずい【家が全焼】 」

誠「【お好み焼き?チジミ?ガレット?】妹のメシがまずい【バナナクレープ】 」

誠「【エスカルゴ料理】妹のメシがまずい【なめくじで代用】 」

誠「…こんな感じかな」

モノクマ「苗木君…」

18: 2014/02/21(金) 19:08:22 ID:bzHSpTQ2
誠「なんでだろう…宇宙人だからかな?」

モノクマ「そうかもね」

誠「このままじゃボク氏ぬかもしれない…」

モノクマ「いっそのこと自分で料理作ればいいじゃん。今は男が料理する時代だよ」

誠「…!それだ!さっそく作ってくるよ!」

モノクマ「頑張ってね」

20: 2014/02/21(金) 19:09:05 ID:bzHSpTQ2
響子「まさか苗木君が料理できるとは思ってもいなかったわ」

こまる「でもお兄ちゃんが料理するところみたことないよ」

さやか「私たちの料理よりおいしかったらどうしましょう」

モノクマ「いや、どう考えても苗木君の料理の方がまともだと思うよ」

こまる「そんなことないよ!さっきの坦々麺なんてよくできてたじゃん」

モノクマ「え?イカ墨ラーメンじゃなくて?」

誠「できた!なかなか良い出来だと思わない?」

さやか「これは…カレーですか?」

響子「いえ、きっとラーメンよ」

こまる「漫画で見たことあるよ!ジャイアンシチューだね!」

誠「いや、シナモンロールだよ」

モノクマ「オマエもかよ」



第五部 完

21: 2014/02/21(金) 19:16:52 ID:bzHSpTQ2
響子「唐突に思い出したのだけど…」

誠「なにかな?」

響子「私って父と絶縁するためにあの学園に入学したのよ」

さやか「そうだったんですか?」

響子「そう、だから学園に戻って絶縁してきたいのよ」

誠「でも扉閉まってるから入れないよ」

こまる「どうにかならないかな?」

モノクマ「しょうがないなぁボクが開けてあげるよ」

誠「あ、そういえば脱出スイッチ持ってるんだった」

響子「そういえばそんなのもあったわね」

さやか「それじゃあ行きましょうか」

22: 2014/02/21(金) 19:17:36 ID:bzHSpTQ2
誠「脱出スイッチで中に入るなんて変な気分だね」

さやか「みなさんはまだ中で暮らしているのでしょうか?」

モノクマ「残念ながらみんな元気だよ…一人を除いてね」

響子「一人…それっていったい誰のことかしら?」

モノクマ「葉隠君だよ!彼はグングニルの槍で串刺しになっちゃいました!」

こまる「葉隠さんって誰?」

誠「さあ?」

さやか「誰のことでしょうか?」

響子「それより父を探すことが先決よ」

モノクマ「ええー」

23: 2014/02/21(金) 19:18:18 ID:bzHSpTQ2
誠「ねえ、霧切さん。どうして学園長室に来たの?」

響子「…学園長は私の父よ」

こまる「え!?そんなことって!?」

誠「霧切さんはそのお父さんの実の娘なんだよね?」

響子「ええ…認めたくはないけどそうなるわね」

さやか「霧切さんのお父さんが学園長だと何か問題でもあるんですか?」

誠「大ありだよ…まさか霧切さんが…」

こまる「私たちと同じ宇宙人だったなんて…」

響子「え」

24: 2014/02/21(金) 19:19:34 ID:bzHSpTQ2
こまる「だって学園長になれるのは宇宙人だけだもん。霧切さんも間違いなく宇宙人だよ」

響子「さすがにそんなこと…何かの間違いじゃないかしら」

誠「いや、間違いないよ。まだ覚醒してないみたいだけど霧切さんは宇宙人だよ」

響子「…まあいいわ。それより父よ」

さやか「どこにいるんでしょうね?」

モノクマ「ボクに聞けばわかるんじゃないかな?」

誠「黒幕を捕まえて聞き出すっていうのはどうかな?」

響子「それでいきましょうか」

こまる「グッドアイデアだよ、お兄ちゃん!」

25: 2014/02/21(金) 19:20:21 ID:bzHSpTQ2
――学級裁判開廷!


響子「生物室にあるはずの氏体が一体もなかった」

さやか「学園を支配できるのは宇宙人だけ…」

誠「葉隠クンは宇宙人じゃない」

こまる「でも人工的にアンテナをたくさんつけることによって宇宙からパワーを手に入れていた」

さやか「占いを必ず3割当てていたことは宇宙から力を得ていた証拠です」

響子「つまり黒幕は葉隠康比呂よ!」

モノクマ「うぷぷぷ、バレちゃったみたいだね」

葉隠「何を隠そうこの俺が黒幕だったんだべ!」

26: 2014/02/21(金) 19:21:13 ID:bzHSpTQ2
響子「前学園長がどこにいるのか教えなさい」

葉隠「宇宙旅行に行っちまったべ」

響子「そんな…宇宙ですって?」

さやか「う、宇宙を探すなんて無理ですよ」

誠「行き先はわからないの?」

葉隠「行き先はニュートカシス・ティト・ピュラ星だべ」

こまる「それって…!」

誠「ボクたちの母星だ!」

27: 2014/02/21(金) 19:21:51 ID:bzHSpTQ2
響子「さっそくその星に行きましょう」

さやか「でもどうやって行くんですか?」

こまる「そりゃあこの宇宙船を使ってじゃないかな?」

誠「そういえばこの学園って宇宙船だったね」

響子「まだ宇宙船として機能するのかしら?」

こまる「洗脳装置が生きてるってことは大丈夫なんじゃないですかね?」

葉隠「ふっふっふ、この学園はまだ宇宙船として使うことはできるべ」

誠「じゃあさっそくボクたちの星に行こうか」

さやか「この星ともしばらくの間お別れですね」

葉隠「さらば地球よ」



第六部 完

28: 2014/02/21(金) 20:12:49 ID:bzHSpTQ2
葵「私が誰かわかる?」

誠「え?」

葵「やっぱりわからないんだ…」

誠「いや、わかるよ。朝日奈さんだよね」

葵「本当に?」

誠「え?」

葵「本当に私は朝日奈さんなのかなって思って…」

誠「たぶんそうだよ」

葵「たぶんかー」

誠「うん、たぶん」

29: 2014/02/21(金) 20:14:09 ID:bzHSpTQ2
葵「ところでさ」

誠「なにかな?」

葵「他のみんなが見当たらないんだけどどこに行ったんだろう?」

誠「え?」

葵「え?」

誠「他のみんななら地球を飛び立つ前に学園から出てったよ」

葵「え?」

誠「というかなんで朝日奈さんがいるの?」

葵「待って、地球を飛び立つって何?」

誠「そこからかー」

30: 2014/02/21(金) 20:14:52 ID:bzHSpTQ2
響子「私の父を追いかけるために苗木君の母星に向かっているのよ」

葵「苗木の母性?苗木って女の子だったの!?」

さやか「宇宙人らしいですよ」

葵「そっか…苗木は宇宙人だったんだ…」

さやか「霧切さんも宇宙人ですよ」

葵「霧切ちゃんも!?じゃあ舞園ちゃんは?私は?」

さやか「残念ながら私たちは地球人ですね」

葵「そっかー」

31: 2014/02/21(金) 20:15:47 ID:bzHSpTQ2
響子「それでどうしてあなたはここに残ってるのかしら?」

葵「え?いや、そう言われても最初からいたしなぁ」

さやか「大神さんから声かけられなかったんですか?」

葵「そういえばさくらちゃんに何か言われてた気がする」

誠「なんて?」

葵「忘れちゃった」

誠「そっかー」

葵「うん、そうなの」

さやか「でも用事が済めば帰れるので大丈夫ですよ」

葵「そうなの?」

誠「たぶんね」

32: 2014/02/21(金) 20:18:10 ID:bzHSpTQ2
こまる「お兄ちゃーん!もうすぐ私たちの星に着くよ」

誠「もうすぐ…ボクたちの故郷か」

響子「ここに父がいるのね…」

さやか「この星って征服されてるんですよね?このまま降りてもいいんですか?」

響子「そもそも地球の人間がこの星に降り立っても大丈夫なの?」

こまる「うーん、大丈夫だとは思うけど地球人はこの中にいた方がいいかもしれないね」

誠「じゃあ舞園さんと朝日奈さんは留守番だね」

さやか「そうですか、残念です」

葉隠「じゃあ俺も留守番だな」

葵「あ、葉隠いたんだ」

33: 2014/02/21(金) 20:19:23 ID:bzHSpTQ2
葉隠「やっぱり宇宙はいいもんだべ」

誠「今更だけど宇宙船飛ばしてよかったの?」

葉隠「宇宙の意思が俺を突き動かしたんだべ」

誠「宇宙の意思?」

葉隠「そうだべ。そもそもコロシアイ学園生活なんてのを始めたのも宇宙の意思だべ」

誠「宇宙の…?」

葉隠「だべ」

響子「もしかしたら黒幕は他にいるのかもしれないわね」

こまる「たぶんこの星を征服したのが黒幕だよ」

さやか「江ノ島さんあたりでしょうか?」

誠「ま、行ってみればわかるよ」

こまる「行こう、私たちの故郷へ!」



第七部 完

34: 2014/02/21(金) 21:04:40 ID:bzHSpTQ2

仁「お、響子じゃないか!こんなところで会えるとは思ってもみなかったぞ!」

響子「親子の縁を切らせてもらうわ、さようなら」

仁「え?」



第八部 完

35: 2014/02/21(金) 21:05:33 ID:bzHSpTQ2
誠「あっという間に地球に戻ってきちゃったね」

響子「あくまで目的は学園長に会うことだったからね」

仁「おかげで地球に帰ってくることができたよ。ありがとう、響子」

響子「気安く名前を呼ばないでちょうだい」

さやか「でも母星のことはよかったんですか?」

誠「別に未練も愛着もないからね」

こまる「私たちの帰る場所は地球だよ!」

響子「黒幕もあの星に置いてきたし万事解決よ」

葵「さーて、地球に戻ってきたしドーナツ食べまくるよ!」

こまる「どっちが多く食べられるか勝負だよ!」

こまる「希望は前に進むんだ!」



最終部 完

36: 2014/02/21(金) 21:06:30 ID:bzHSpTQ2
終里

37: 2014/02/21(金) 22:37:57 ID:NnXCmJmQ
おつ

引用: 霧切「宇宙人を捕まえた」苗木「え?」舞園「可愛いです」