1: 2009/08/27(木) 21:16:04.69 ID:YT6VZtyD0
JUM「好きだーーー!好きだー!!!」

JUM「……うおわあああああ!!な、なんだ…夢か。」

現在:AM10:00


4: 2009/08/27(木) 21:19:09.81 ID:YT6VZtyD0
真紅「あら、ようやくお目覚め?」

JUM「!!し、真紅!?い、いつからそこに…??」

真紅「いつって…あなたが二階で何か叫ぶから様子を見に聞いたのよ。
悪夢でも見てたのかしら?」

JUM「…いや、別に。」

真紅「もう皆朝ご飯は食べたのだわ。あなたのはラップに包んであるから。」

JUM「ん?ああ、わかったよ。」

真紅「……。」


6: 2009/08/27(木) 21:20:55.18 ID:YT6VZtyD0
1階 居間

JUM「おはよ…。」

雛「あ、JUMー!おはよーなの!」

翠「ようやく起きて来たですか、御飯が冷めちまうですよー。」

JUM「わかってる、わかってるって。」
ナデナデ
翠「!…さ、さわるなですう。」

8: 2009/08/27(木) 21:23:26.08 ID:YT6VZtyD0
午後2時

巴「こんにちは。」

JUM「…あ、悪いな。今日授業休んじゃって…。」

巴「はい、これ今日のプリント。来年は3年生なんだからしっかりしてね?」

JUM「わかってるさ。」

巴「…そういえば、雛苺は?」

JUM「お昼寝中。」

9: 2009/08/27(木) 21:28:15.88 ID:YT6VZtyD0
夕飯


全員「いただきまーす!」

真紅「…それで今度はくんくんの劇場を見に行きたいのだわ。
JUM連れてって頂戴。」

JUM「またか…なあ、姉ちゃん。こいつ用の服まだ残ってる??」

のり「んー??もう小さすぎるのばっかだから、あとで物置でも探してみて。」

JUM「…だとさ。」

真紅「仕方ないわね。」

翠「じゃあ翠星石は新しい服をJUMに作ってもらうです。」

真紅「ちょっと!どうしてあなただけ新品な訳!?」

ギャーギャーギャー!

JUM「あーうるせえな。」

15: 2009/08/27(木) 21:45:30.66 ID:YT6VZtyD0
物置

真紅「ちょっと、ホントにこんな所にあるんでしょうね?」

JUM「知るか。とにかく、劇場に行きたいなら我慢しろ。」

真紅「まったく、これだから…ブツブツ」

JUM「………」

鏡の前

JUM「あー、あったあった!」
目の前の段ボール箱を開く。

真紅「あら、なかなか良い服ね。さあ持ってって頂戴。」

JUM「へいへい。」

ピカ!!

二人「??」

17: 2009/08/27(木) 21:48:59.50 ID:YT6VZtyD0
JUM「な、鏡が光ってる!?まさかまた水銀燈じゃあないだろうな!?」

真紅「…待って。」

JUM「??」

真紅「…おかしいわ。今反応があったのは確かだけど……映ってるのは私よ。」

JUM「……?……!!お、おい真紅?」

真紅「どうしたの?」

JUM「…か、鏡に映ってるお前と『お前の』今の姿勢が違ってるぞ??」

真紅「何を言ってるの?そんなはずは…クル!」

鏡『ニコ』

真紅「…………パタン。」

18: 2009/08/27(木) 21:51:08.86 ID:YT6VZtyD0
JUM「オ、オイ真紅!?……気絶してる。」

鏡『……』

JUM「………」

鏡『フリフリ(鏡に映ってる真紅?は微笑みの表情でこちらに手を振っている。)』

JUM「う、うおわあああああああああ!!!!!」

鏡『………』

ピカ!ピカ!!

鏡『……!!』


19: 2009/08/27(木) 21:53:31.69 ID:YT6VZtyD0
部屋

JUM「…ということがさっきあったんだ!」

雛「それで真紅は気絶してるの??」

JUM「アア、でもさすがに僕もビックリするよアレは。」

翠「だだだだだらしがないですね。チビ人ゲンッはアハハア、そそそsんなこkrとで。」

JUM「オイ、落ち着け。目の焦点が合ってないぞ。」

20: 2009/08/27(木) 21:57:53.22 ID:YT6VZtyD0
JUM「結局、あれはなんだったんだろうか??真紅はあのまま寝ちゃうし、翠星石と
雛苺は僕の隣で寝てるし……。」

雛「スース-」
翠「スヤスヤ…」

JUM「ま、いっか。」



商店街のはずれの水たまり。

パア!

???「……ここは?どうやら、一応はここにこれたのだわ。
でも、行きたかった所とは違うし……それにお姉様達も来てるのかしら??」

ネコ「ニャー。」

???「!?あ、ネコちゃん…ニャーニャー。」



25: 2009/08/27(木) 22:09:33.22 ID:YT6VZtyD0
洗面所
真紅「昨日は散々だったはわ……翠星石にはバカにされるし雛苺も全然信じないし。」

真紅「はあ…」

ピカ!

水銀燈「……真紅!?」

真紅「…!あなた、いったいなにしn

水銀燈「よかったわ~!無事にこっちに付いたのね!ケガとかしてない??」

真紅「??…え、いったい何を言ってるの??あなたどこか様子が…。」

水銀燈「え?何ってそれは……あ、もしかしてあなたはこっちの真紅!?」

真紅「???」

33: 2009/08/27(木) 22:51:15.09 ID:P9N5Hbs70
真紅「どういうこと?」

水銀燈「よくわからないようだから説明するわ
私はこの世界の住人じゃないの」

真紅「どういうこと?」

水銀燈「私は、違う世界から来たのよ」

真紅「い、言ってる意味がわからないわ」

水銀燈「信じなくてもいいわ。だけどここで問題があるのよ
実は私のほかにもう1人来た人がいるのよ」

真紅「誰?」

水銀燈「あっちの世界のあなた」

34: 2009/08/27(木) 22:55:26.46 ID:P9N5Hbs70
真紅「…え?」

水銀燈「私としてはあの子を呼び戻してそのまま
帰りたいんだけどね」

真紅「なるほどね…そういうことなら協力してもいいわ
そっちの世界の真紅はどういう感じなの?」

水銀燈「妹みたいな感じで、私達には敬語
あとは…猫好きかしら?」

真紅「なるほど…雪華綺晶のような感じね
早速探しに行きましょう」

35: 2009/08/27(木) 22:58:39.87 ID:P9N5Hbs70
-商店街

真紅「どう? 見つかった?」

水銀燈「いいえ…見つからないわ…」

真紅「そういえば姿形は私と同じなのかしら?」

水銀燈「そうよ…性格は真逆だけどね」

真紅「真逆…?」

36: 2009/08/27(木) 23:01:38.68 ID:P9N5Hbs70
水銀燈「平行世界だから真逆の性格なのよ」

真紅(なるほど…だから違和感が…)

水銀燈「ところで次はどこを探す?」

真紅「そうね…ここは原点回帰としてJUMの家に
行ってみましょう」

39: 2009/08/27(木) 23:07:25.65 ID:P9N5Hbs70
-桜田家

真紅「マスター、紅茶をお淹れしましょうか?」

JUM「えっ…? あ、ああ、よろしく」

真紅「ふんふんふ~ん♪」

翠「…なんですかあれ」

雛「よくわからないけど…朝からこうなの…」

真紅「マスター、お淹れしました」

JUM「あ、ああ、ありがとう」

真紅「 」パアアア

翠(なんか…むかつきますね…)

42: 2009/08/27(木) 23:12:37.10 ID:P9N5Hbs70
-廊下

水銀燈「ん? あれ…真紅じゃない?」

真紅「本当ね…捕まえる?」

水銀燈「そうしたほうがよさそうね…」

-リビング

翠「真紅! どうしちまったですか!」

真紅「どうかしましたか? 翠星石姉様」

翠「真紅はこんな雪華綺晶みてーな性格じゃなかったはずです!」

真紅「そ、そういわれましても…」

雛「翠星石、ちょっと落ち着くの」

翠「チビ苺はだまってろですぅ!」

雛「ひいっ!」 

43: 2009/08/27(木) 23:16:46.61 ID:P9N5Hbs70
-廊下

真紅「翠星石が何か真紅に言い寄ってるみたいね」

水銀燈「そろそろ種明かしをしたほうがよさそうね」

-リビング

翠「目を覚ますです真紅! 真紅はこんな…」

水銀燈「はぁい」

翠「お、おめーは水銀燈! と、真紅…!?」

真紅「残念だけど、その私は偽者よ」

翠「へっ…?」

45: 2009/08/27(木) 23:21:10.66 ID:P9N5Hbs70
JUM「ど、どういうことだ…? 真紅が2人…?」

水銀燈「そこの真紅は平行世界から来たの
私と同じようにね」

翠「ああ~…なるほど…だから性格が真逆だったんですね」

真紅(平)「イヤです! 私は帰りたくありません!」

真紅「そもそもどうしてこの世界に来たの?」

47: 2009/08/27(木) 23:26:04.90 ID:P9N5Hbs70
真紅(平)「私は…いつも平行世界のJUMに可愛がられて
きました」

真紅「いいことじゃない」

真紅(平)「でも、私は…可愛がられるんじゃなく
可愛がりたいんです!」

水銀燈「?」

真紅(平)「だからこうやってツンツンした方のJUMを
可愛がる為にこの世界へ…」

翠「一途ですねぇ…この真紅にも見習って欲しいものです」

真紅「あら、それはどういうこと?」

48: 2009/08/27(木) 23:29:03.38 ID:P9N5Hbs70
真紅「いい? 真紅(平)。愛っていうのはね…」クドクド

翠「…」

雛「説教が長いの」

水銀燈「真紅、そろそろその辺でやめてあげて…」

JUM(それにしても平行世界の僕はなんでそんな…
あっ、真逆だからか)

49: 2009/08/27(木) 23:32:49.40 ID:P9N5Hbs70
真紅(平)「…わかりました…もといた世界に帰ります…」

JUM「一応平行世界の僕によろしくいっといてくれ」

真紅(平)「はい…わかりました…」

水銀燈「さあ、行くわよ」

真紅(平)「はい…」

翠「あっ! ちょっと待ちやがれです!」

真紅(平)「なんでしょうか?」

翠「おみやげです、さっき焼いたスコーンです
JUMに食べさせてやってください」

真紅(平)「あ、ありがとうございます…」

52: 2009/08/27(木) 23:36:23.91 ID:P9N5Hbs70
-平行世界

真紅「ただいま…」

JUM「おお真紅! 怪我はないか?」

真紅「はい、お気遣いありがとうございます」

JUM「ふふっ! 真紅! 大好きだ!」

-元の世界

JUM「真紅、これでよかったのか?」

真紅「ええ」

JUM「真紅…大好きだ…」ボソッ

真紅「えっ? なにかしら?」

JUM「いや、なんでもない」


54: 2009/08/27(木) 23:40:11.31 ID:P9N5Hbs70
おまけ的ななにか

-平行世界

真紅「で、私は違う世界に言ったんですよ」

翠「へえ、そうなんだ。不思議ね」

雛「そんなことより真紅、お茶入れて欲しいのよ」

紅「は、はい。わかりました」

翠「私も行ってみたいなぁ…」

56: 2009/08/27(木) 23:45:30.54 ID:P9N5Hbs70
-草笛家

みつ「カナ、今日の昼ごはんはどうだった?」

金「おいしかったかしら、でも、もうちょっと塩加減を
調節するといいかしら」

みつ「へぇ~。わかった! カナは何でも知ってて助かるなぁ~
あっちょっと手伝って!」

金「わかったかしら」

-薔薇屋敷

蒼「一葉、紅茶を淹れて」

一葉「かしこまりました蒼星石さま」

57: 2009/08/27(木) 23:50:02.82 ID:P9N5Hbs70
-柿崎家

めぐ「さあ! 今日も頑張って生きるわよ!」

水銀燈「おー!」

-nのフィールド

雪華綺晶「ふふっ」

今度こそ終わり

58: 2009/08/27(木) 23:51:10.54 ID:P9N5Hbs70
終わり!

じゃあな!

59: 2009/08/28(金) 00:06:27.73 ID:2x0VbAJE0
おつ

引用: JUM「真紅ーーーー!!好きだーーーーー!!!」