749: 2014/04/10(木) 20:05:58.44 ID:F0UY9Qd+o
電「司令官さん、ちゃんと呼ばれた時間通りに来ました」
電「入ってもいいでしょうか?」
電「……」
電「んー……」
電「反応がありません……」
電「部屋のカギは、開いてる……」
電「失礼します。司令官さん、いますか?」
提督「すぅ……すぅ……」
電「……いましたけど……寝てます」
電「大事なお話があるって呼ばれたのに、司令官さんが寝てたらそのお話が聞けないのです」
電「起こしたほうがいいのかな……?」
提督「ん……」
電「くすっ……司令官さんの寝顔、かわいいです……」
電「起こすのは、よくないよね……」
提督「すぅ……」
電「あぅ……司令官さんのお顔がとても近くにあります……」
電「……」
電「少しだけ、なら……ばれないかな……?」
電「ん……司令官さん……んっ……」
提督「んー……」
電「っ……んんっ……ちゅっ……」
電「……んっ、はぁっ……キス、しちゃいました……」
提督「……いなず――」
電「はわわ……キスしちゃいましたー!」
提督「えっ!? あ、ちょ!」
提督「出て行ってしまった……」
提督「……」
提督「はぁー……ほっぺだけかぁ……」
754: 2014/04/11(金) 16:35:56.16 ID:IhZlEq5L0
鈴谷「艦隊が帰投しましたー、おつかれぃ」ガチャ
提督「…………」
鈴谷「って……提督寝てんじゃん」
鈴谷「おーい、提督ー?」
提督「……………………zzz」
鈴谷 (むー、この鈴谷が頑張ってきたのに寝てるなんて…… しかもご丁寧に腕組んで椅子にがっつりもたれて気持ち良さそうに……)
鈴谷 (まぁ、最近はいつも夜遅くまで仕事してるみたいだけど…………)
鈴谷「提督ー起きてよー!次の出撃しよーよ、しゅつげきぃ!」ユサユサ
提督「……んー…………zzz」
鈴谷 (ムカ……もしかして狸寝入りしてないよね……? よーし)
鈴谷「て・い・と・く♪ おーきて♪」
提督「ピクッ…………zzz」
鈴谷 (な!?耳元にこの鈴谷の甘い囁きをしてもほとんど動じないって!? ちょーっと自信なくすんですけどー……)
鈴谷「ふ、ふーん 提督本当に寝てるんだ……だったら」
提督「……zz」
鈴谷「今のうちに、キスしてもいいよね……?(ほら、どうせ狸寝入りでしょ?)」
提督「……z…………zz」
鈴谷「お、起きない提督が悪いんだからね(いつもならそろそろからかうなって怒られるけど、本当に寝てる……?)」
鈴谷 (後少し…… あー、提督の顔超近いし! 最近アラサーになったとか一部の駆逐にオジサンよばわりされて落ち込んでたけど、むしろそれくらいがいいっていうのに!男はやっぱ30前後だよ!おこちゃま達はわかってない! それに一番わかってないのはこの鈍感提督だぁ!人のアピールことごとくスルーして……確かに恥ずかしくて冗談のフリするけど、気付いてくれたっていいじゃん! あーもーテンション下がるー…… うん、冗談のつもりだったけど本当にキスしてやろうかなー……いーやしてやるもんね!狸寝入りしてる鈍感提督が悪い!!)
提督「…………zz……z」
鈴谷「んー 」フルフル
755: 2014/04/11(金) 16:37:08.91 ID:IhZlEq5L0
熊野「鈴谷?いつまで報告に時間がかかっておりますの?」ガチャ
鈴谷「うわっ!?」
提督「ビクッ……」
熊野「ん?今何を……」
鈴谷「いやー、提督が気持ち良さそうに寝てたからどうやって起こそうかなーって……アハハ(見られたかな……?)」
提督「…………」
熊野「……あらあら 提督ったら……こういう時は」
スパーン!!
提督「痛ぇっ!?何をするんだ!!」
熊野「何をするんだ!!じゃありませんわ。居眠りだなんて」
提督「でも、もうちょっと優しく起こすとかやり方がだな」
鈴谷「す、鈴谷が声かけても起きなかった提督が悪いしー(…………何しようとしてたか熊野にバレてないよね?バレてないよね?バレてないよね?)」ドキドキ
熊野「その通りですわ。それにしても、龍驤さんから寝てなら使うようにと渡されたこのハリセン……中々良いものですわね」ウットリ
提督「アイツか…… まぁ寝てた件はすまなかった」
鈴谷「提督も謝るくらいなら、普段からちゃんと寝た方がいいよ?(いつも無茶してんだから……)」
提督「あー……すまん」
熊野「こちらに置いてあるのが今回の報告書ですわ、今日はもうしばらく出撃を?」
提督「いや、今日はもう休んでもらって大丈夫だ。ゆっくり休んでくれ」
熊野「わかりましたわ 行きますわよ、鈴谷。 では提督、失礼いたします」
鈴谷「う、うん。じゃあ提督、お疲れー」バタン
ーーーー
熊野「では、私は先にお風呂を頂きますわ」
鈴谷「あ、鈴谷も一緒に行くよ」
熊野「先程はお邪魔してしまったみたいで申し訳ない故のお節介ですが、貴女は少し風に当たってきて来なさいな。顔が真っ赤に染まってましてよ。ではお先に」
鈴谷 (あちゃー、バレてた…… )
鈴谷 (でも、惜しかったな……)
756: 2014/04/11(金) 16:38:50.39 ID:IhZlEq5L0
提督「…………zzz」
アナウンス『艦隊が帰還しました』
提督 (……ん?しまったな、いつの間にか寝てたか 最近不規則な生活しすぎたか)
提督 (帰ってくるのは……確か鈴谷の艦隊だったか…… このまま寝たフリしてからかってみるか もう少し寝てたいし)
鈴谷「艦隊が帰投しましたー、おつかれぃ」ガチャ
提督「…………z(わざとらしくないようにしないとな)」
鈴谷「って……提督寝てんじゃん」
鈴谷「おーい、提督ー?」
提督「……………………zzz(提督はお疲れですよー寝てますよー)」
鈴谷「提督ー起きてよー!次の出撃しよーよ、しゅつげきぃ!」ユサユサ
提督「……んー…………zzz (今日の出撃は終わりだぞーっと よしよし、いつもからかわれてるしたまにわな)」
鈴谷「…………」
提督 (何か考えてる……のか? 流石に目を開けて見る訳にもいかんが)
鈴谷「て・い・と・く♪ おーきて♪」
提督「ピクッ…………zzz(な!? 耳元でこの甘い囁きは反則だろ!! ちょっと反応しちまったぞ……バレてないよな?)」
鈴谷「ふ、ふーん 提督本当に寝てるんだ……だったら」
提督「……zz(よし、バレてないよね)」
鈴谷「今のうちに、キスしてもいいよね……?」
提督「……z…………zz(……キス…………だと いや流石に冗談だよな?)」
鈴谷「お、起きない提督が悪いんだからね」
提督「…………zz……z(待て待てまてまてマテーーー!? え!?ガチなの?それとも狸寝入りバレてて冗談でか!? というか、鈴谷は最近こういう冗談多すぎだろ。こっちは駆逐の子等にオッサン認定されるようなアラサーだけど、年頃の男だぞ。ただでさえ可愛いうえに色気も伴ってきてるのにそういう勘違いをしそうな事をこいつは……よし、どうせここで起きたら冗談とか言うだろう。 こうなったら根比べだ。絶対に起きてやらん!)」
鈴谷「んー 」フルフル
757: 2014/04/11(金) 16:40:14.49 ID:IhZlEq5L0
熊野「鈴谷?いつまで報告に時間がかかっておりますの?」ガチャ
鈴谷「うわっ!?」
提督「ビクッ……(うわっ!?)」
熊野「ん?今何を……」
鈴谷「いやー、提督が気持ち良さそうに寝てたからどうやって起こそうかなーって……アハハ」
提督「…………(熊野か……確かにいつもの報告にしては時間がかかり過ぎてたな)」
熊野「あらあら提督ったら……こういう時は」
スパーン!!
提督「痛ぇっ!?何をするんだ!!」
熊野「何をするんだ!!じゃありませんわ。居眠りだなんて」
提督「でも、もうちょっと優しく起こすとかやり方がだな(今のもしかして見られたか?見られたのか!?いや青葉よりはマシか……?)」ドキドキ
鈴谷「す、鈴谷が声かけても起きなかった提督が悪いしー」
熊野「その通りですわ。それにしても、龍驤さんから寝てなら使うようにと渡されたこのハリセン……中々良いものですわね」ウットリ
提督「アイツか…… まぁ寝てた件はすまなかった(まな板にしてやろうか……)」
鈴谷「提督も謝るくらいなら、普段からちゃんと寝た方がいいよ?」
提督「あー……すまん(結局は、心配かける事になっちゃったのかな? 悪いことしちまったな)」
熊野「こちらに置いてあるのが今回の報告書ですわ、今日はもうしばらく出撃を?」
提督「いや、今日はもう休んでもらって大丈夫だ。ゆっくり休んでくれ」
熊野「わかりましたわ 行きますわよ、鈴谷。 では提督、失礼いたします」
鈴谷「う、うん。じゃあ提督、お疲れー」バタン
ーーーー
提督「はぁ…… (いいか、俺よ。相手は平和な世の中だったら高校通ってるような10くらいも離れた年齢の子なんだぞ。そんな童Oでもあるまいにここまで反応する事じゃないだろ)」
提督 (俺みたいなオジサンはからかわれているだけだ)
提督 (……だけだよな? 最後にチラッと薄め目をあきゃったけど、アイツも目瞑って顔赤くしてて……)
提督 (ちょっと惜しかったかな……)
758: 2014/04/11(金) 16:44:56.60 ID:IhZlEq5L0
以上。 ー艦ー
759: 2014/04/11(金) 17:01:27.94 ID:UnHWi8fjo
乙です
引用: 艦これSS投稿スレ
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