547: ◆6RLd267PvQ  24/11/24(日) 16:09:43 ID:QUgU
保奈美「平和な世界の死神戯曲」【ぷちかれシリーズ】
ぷちかれ・ぷちみお・ぷちなかの・P&ヒロミシリーズ
ほなみん掘り下げ回。更新。

548: 24/11/24(日) 16:09:56 ID:QUgU
~夜の街・上空~

奏「………」

保奈美「奏さん」ストッ

奏「今日は静かね。最近諸々ごたついて慌ただしかったけれど」

保奈美「こうなるとそれはそれで少し物足りない……って顔かしら」

奏「まさか……と言いたいけど、まぁ、遠からず当たっているのかもね」

保奈美(私達の仕事は「氏神」。世に彷徨う魂をあるべき在処へと送り、鎮め、時にはその奔流に迷う人の助けになる…そんな仕事)
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546: 24/11/24(日) 08:15:40 ID:QUgU
>>545
ありがとうございます。
たまには息抜きも大事。

今後もちょくちょく来るでしょう
仲良しのジャックフロストは住み着いてますし。

549: 24/11/24(日) 16:10:07 ID:QUgU
保奈美(奏さんは人間年齢では一歳年上だけれど、氏神のキャリアでなら私とはそれ以上に離れている。そして……)

奏「けど、同じ境遇で歳が近い相方がいるお陰で、少し気が楽なのよ。もしかしたらあなたもそうかもしれないわね」

保奈美「ええ、お互い年齢以上に見られることも多いから…実際は、長く存在してる事はさておき、普通の女の子のつもりなんだけど」

保奈美(享年16の魂。氏神として、永遠に若さが約束された身ではあるけれど、その行動基準、理由、意味…全ては役目によって縛られる。奏さんは、そんな中でも色々上手く立ち回っていると思うけど)

保奈美「私は上手くやれているのかな…」

~~~

550: 24/11/24(日) 16:10:19 ID:QUgU
~レッスンスタジオ~

P「1、2、3、4……よし、一度止まってくれ」

楓「はいっ」ピタッ

奏「……」ピタッ

P「……これはどっちだ…?」

奏「私の方がテンポとしては正確な筈よ?時間の概念そのものに於いて、氏神の私より上は存在しないわ」

楓「確かにタイミングではぴったりですけど、基本に忠実過ぎてオータムが来ちゃいます」

P「じき冬だよ」

551: 24/11/24(日) 16:11:01 ID:QUgU
奏「楓ちゃんは遊びを入れすぎ。余計なアドリブや感情を入れるから、ほんの少しだけタイミングがズレちゃうのよね」

P「でもズレは本当に少しだからな…多分傍目からはそういうダンスだとしか思わないだろ」

楓「えへん♪褒めてください」

P「…俺らだけだと調子に乗るんだよなこいつ」

奏「まぁ、長い付き合いだしね…よしよし、いい子いい子」

楓「奏ちゃんはいつも優しいですねー。それにひきかえピー君と来たら、8年前のアレ以来夜の方はずっとご無沙汰なんですから」

P「言っとくけど寝込みを襲ったのはお前の方だからな…?」

楓「ああすれば男の子は元気になるって本に書いてあったので」ドヤ

奏「はいはい、のろけはそこまで。そんなに盛りたいなら後で2人でご自由に」

P「いや…流石に今はお互い立場が」

楓「こうして器用に逃げるんですよこの男」

552: 24/11/24(日) 16:11:33 ID:QUgU
P「うるさいな、バレたら事だろバレたら」

奏「絶対にバレない空間が1つだけあるけれど」

楓「どこですか!?」

奏「ぷちこずちゃんに頼んで…」

P「反夢界かよ、却下だ却下、あそこ他の人の夢とも繋がっちまうからとんでもないことになるぞ」

楓「いっそそれでも私は…」

P「そんなになの…?」

楓「寂しいんだもん」イジイジボソボソ

奏「プロデューサーはいずれ地獄に堕ちるわね、このままだと」

P「Pとして正しい選択しかしてないと思うんだけど」

奏「男として正しくないんだもの」

P「どうしろってんだよ…」

※互いに過去を知る3人、集まると大体楓が幼児退行します。まぁ、この中では一番幼いですからね。

楓「結局あの時だって外にしちゃうんですもん」

P「お前は今でも俺にゲロぶち撒けるけどな」

奏(いっそサッサと廃業すれば良いのに2人とも辞めないんだもの、自業自得よね)

~~~

553: 24/11/24(日) 16:11:48 ID:QUgU
~少しして、事務所屋上~

保奈美「ふっ!」シュッ

あやめ「っとと!」スイッシュッ スイッ

保奈美「剣での攻めでは距離が近すぎる、か…仕方ないわね」クルンッ……パシッ

あやめ「む、お次は長槍ですか…!流石、あらゆる武器の扱いに長けておられる…」

保奈美「大体は見真似でね。昔歌劇をやっていたから、殺陣程度なら!」ヒュッヒュッ

P「おーい、そろそろおやつだと」

ちゃまんばち「サシイレ アリマスワヨ♪」ブーン

保奈美「あ、Pさん、ちゃまさんも」

554: 24/11/24(日) 16:12:00 ID:QUgU
P「保奈美はちゃまの蜂蜜欲しがってただろ、持ってきてくれたってさ」

あやめ「蜂蜜……うっ、忘れていました……保奈美殿には武器だけでなく喉がありましたな…」

保奈美「本当はあまり使いたくはないのだけれどね…だいぶ負担がかかるし…」

※奏の能力は暗殺特化ですが、保奈美の能力はトレースと超音波です。どちらも生前に培った能力由来ですが、特に声の威力は凄まじく、食らった相手は平衡感覚のバランスを崩してしまうとか。

~~~

555: 24/11/24(日) 16:12:11 ID:QUgU
ぷちかれ「プチカレ コレスキナノ」モキュモキュ

美世「美味しいでしょ、丁度道の駅で売っててさ」

P「お、みたらし団子。あまじょっぱいからぷちかれも溶けないんだよな」

美世「保奈美ちゃん達も食べる?結構買えたんだー」

保奈美「あ、じゃあ貰います。あやめちゃんとにんはまちゃんの分と…」

~~~

556: 24/11/24(日) 16:12:23 ID:QUgU
~再び夜・街の上空~

保奈美「あんまり久しぶりだったから食べすぎちゃった…それにしても、こうして何もない夜を見守るのも退屈よね…」

保奈美(奏さんは収録のお仕事だし、今日は話し相手も…)

シホ「ありゃ、保奈美ちゃんだ」パタパタ

保奈美「あ、志保さん」

しほみに「パッホー♪」

シホ「何だか暇そうですね?いつもは奏ちゃんが一緒なのでは」

保奈美「今日は遅くまで楓さんと合わせだそうで…志保さんはいつものお手伝いですか」

557: 24/11/24(日) 16:12:47 ID:QUgU
シホ「いやぁ、習慣って怖いですよね…この時期は何だかんだどこも忙しいですし、入るお店入るお店飛び入りでヘルプに入ってて…」

しほみに「パフェコミュ」

保奈美「それだけあちこちから信頼されてるんですよ。にしても、まだ見慣れないですね、その姿」

シホ「ああ、悪魔の力が戻ってからは帰りとか飛んで帰ることにしてるんです、夜道は危ないので♪」

保奈美「志保さんに手を出す悪漢がいたとしたら多分その人の方が危ない目に遭いますよね」

シホ「さぁてそれはどうでしょう、前なんかうっかり美味しいご飯をご馳走になってしまい体重が…えへ」

保奈美(一応最強の悪魔……の娘さんの筈なんだけどなぁ…)

※こうして、その日の夜は志保と話して過ごしたそうです。

おわれ。

558: 24/11/24(日) 16:13:26 ID:QUgU
だいーぶ前に出してたほなみん死神設定の掘り下げです。

あと、志保がシホ表記の時は悪魔に戻ってます。

では、お目汚し、失礼をば。

引用: ぷちかれ小ネタシリーズ2