1: 2014/01/03(金) 05:04:07 ID:LF/SDI2I
本多忠勝「わかった。任せて。」
井伊直政「え?勝ちゃん?」
井伊直政「え?勝ちゃん?」
2: 2014/01/03(金) 05:05:36 ID:LF/SDI2I
真田信之「よし、そのまま押し返してやれ。」
本多忠勝「そこの大将、私が相手になる。」
真田信之「む?お、女の子…?」
本多忠勝「いざ、尋常に。」
真田信之「馬鹿な、戦場をなめるな!」
本多忠勝「なめてなんか、いない。」
真田信之「な!?」
本多忠勝「まだ、やる?」
真田信之「つ、強い…。」
本多忠勝「そこの大将、私が相手になる。」
真田信之「む?お、女の子…?」
本多忠勝「いざ、尋常に。」
真田信之「馬鹿な、戦場をなめるな!」
本多忠勝「なめてなんか、いない。」
真田信之「な!?」
本多忠勝「まだ、やる?」
真田信之「つ、強い…。」
3: 2014/01/03(金) 05:08:28 ID:LF/SDI2I
本多忠勝「名乗りを忘れた。私は本多忠勝。」
真田信之「と、徳川の守護神!」
本多忠勝「…やっぱり、恐れる。負けを認めて逃げるべき。」
真田信之「あぁ、逃げさせてもらう。いずれ、再戦しよう。」
本多忠勝「え?再戦?」
真田信之「恐れて逃げるんじゃない。負けた以上大人しく引くだけだ。またな。」
本多忠勝「私を、恐れない…?」
井伊直政「あぁ、残念。本隊が退却を開始したよ。ギリギリ落とせたのにね。」
本多忠勝「負けたの。」
井伊直政「うん。真田、とんでもない強さだね。家康様が久しぶりにマジな顔だったよ。」
本多忠勝「…そう。」
真田信之「と、徳川の守護神!」
本多忠勝「…やっぱり、恐れる。負けを認めて逃げるべき。」
真田信之「あぁ、逃げさせてもらう。いずれ、再戦しよう。」
本多忠勝「え?再戦?」
真田信之「恐れて逃げるんじゃない。負けた以上大人しく引くだけだ。またな。」
本多忠勝「私を、恐れない…?」
井伊直政「あぁ、残念。本隊が退却を開始したよ。ギリギリ落とせたのにね。」
本多忠勝「負けたの。」
井伊直政「うん。真田、とんでもない強さだね。家康様が久しぶりにマジな顔だったよ。」
本多忠勝「…そう。」
4: 2014/01/03(金) 05:10:22 ID:LF/SDI2I
真田信之「徳川家康、直々にお出ましとは何の用だ?」
真田信繁「昌兄ぃは体調を崩し寝込んでいる。俺たちが要件を聞くぜ。」
徳川家康「なぁに、別に悪さをしに来た訳じゃない。ほら、勝ちゃん、おいで。」
本多忠勝「…久しぶり。」
真田信之「な!徳川の守護神、本多忠勝!?」
真田信繁「あ、兄貴が負けた相手か!」
真田信之「あぁ。」
徳川家康「実はね、勝ちゃんが君に惚れてしまったらしくてね。」
本多忠勝「うぅ…。」
真田信之「…俺?」
真田信繁「昌兄ぃは体調を崩し寝込んでいる。俺たちが要件を聞くぜ。」
徳川家康「なぁに、別に悪さをしに来た訳じゃない。ほら、勝ちゃん、おいで。」
本多忠勝「…久しぶり。」
真田信之「な!徳川の守護神、本多忠勝!?」
真田信繁「あ、兄貴が負けた相手か!」
真田信之「あぁ。」
徳川家康「実はね、勝ちゃんが君に惚れてしまったらしくてね。」
本多忠勝「うぅ…。」
真田信之「…俺?」
5: 2014/01/03(金) 05:13:34 ID:LF/SDI2I
本多忠勝「…!!」
真田信繁「兄貴!」
真田信之「ぐぁ!何故髪を掴む!やめろ!」
本多忠勝「…。いい。」
真田信之「え?」
徳川家康「彼女は戦場での強さから男に恐れられることが多くてね。恐れず向かってきた君が男らしい!と思ったらしいんだ。」
真田信之「は、はぁ。」
徳川家康「ちなみに君以外で勝ちゃんを恐れないのは四天王たちだけ。で、その部下たちは嫌なんだって。」
本多忠勝「元忠はまだマシ…。でも相手がいるし、好きとかはない。康政は気持ち悪い。忠次は影が薄い。」
真田信繁「最後のが気持ち悪いより酷い気がしたぞ。」
真田信繁「兄貴!」
真田信之「ぐぁ!何故髪を掴む!やめろ!」
本多忠勝「…。いい。」
真田信之「え?」
徳川家康「彼女は戦場での強さから男に恐れられることが多くてね。恐れず向かってきた君が男らしい!と思ったらしいんだ。」
真田信之「は、はぁ。」
徳川家康「ちなみに君以外で勝ちゃんを恐れないのは四天王たちだけ。で、その部下たちは嫌なんだって。」
本多忠勝「元忠はまだマシ…。でも相手がいるし、好きとかはない。康政は気持ち悪い。忠次は影が薄い。」
真田信繁「最後のが気持ち悪いより酷い気がしたぞ。」
6: 2014/01/03(金) 05:17:37 ID:LF/SDI2I
徳川家康「ははは。で、告白は受けて貰えるかな?」
本多忠勝「一目惚れ、みたい…。」
真田信之「うーむ…。」
本多忠勝「…ダメ?」
真田信之「かはっ!?」
真田信繁「兄貴!」
真田信之「受けた。」
真田信繁「えぇ!?」
本多忠勝「!?…嬉しい。」
本多忠勝「一目惚れ、みたい…。」
真田信之「うーむ…。」
本多忠勝「…ダメ?」
真田信之「かはっ!?」
真田信繁「兄貴!」
真田信之「受けた。」
真田信繁「えぇ!?」
本多忠勝「!?…嬉しい。」
7: 2014/01/03(金) 05:21:56 ID:LF/SDI2I
徳川家康「良かったね、勝ちゃん。」
本多忠勝「殿も、良かったね?」
徳川家康「あぁ。真田とは今後敵対したくないからね…。なにせ井伊の赤鬼までもが賞賛した相手だ。断られたらどうしようとあせっていたよ。」
真田昌幸「何を勘違いしている?」
徳川家康「…出たな。」
真田昌幸「お前の味方をするのは真田次男、信之とその部下だけだ。ゴホッ。もしもお前が我々と道を違えた場合、長男昌幸、三男信繁はそれを阻む。」
真田信之「あぁ。俺は彼女の味方をする。兄貴達と戦う覚悟も、決めたぜ?」
徳川家康「はぁ。一筋縄じゃいかないか。」
本多忠勝「殿も、良かったね?」
徳川家康「あぁ。真田とは今後敵対したくないからね…。なにせ井伊の赤鬼までもが賞賛した相手だ。断られたらどうしようとあせっていたよ。」
真田昌幸「何を勘違いしている?」
徳川家康「…出たな。」
真田昌幸「お前の味方をするのは真田次男、信之とその部下だけだ。ゴホッ。もしもお前が我々と道を違えた場合、長男昌幸、三男信繁はそれを阻む。」
真田信之「あぁ。俺は彼女の味方をする。兄貴達と戦う覚悟も、決めたぜ?」
徳川家康「はぁ。一筋縄じゃいかないか。」
8: 2014/01/03(金) 05:22:39 ID:LF/SDI2I
徳川家康「真田の頭脳と赤き闘志は敵か…。ま、青き闘志を引き抜けただけでもこちらとしてはおいしい。全て揃ったまま、また戦えば二の舞だからね。」
9: 2014/01/03(金) 05:24:29 ID:LF/SDI2I
本多忠勝「ごめんなさい。」
真田信之「なんで謝る?」
本多忠勝「殿は、絶対に真田と敵対する…。兄や弟と、戦うことになる。」
真田信之「だろうと思ってたよ。」
本多忠勝「で、でも、私の気持ちは…嘘じゃ、ない。信じて。」
真田信之「信じてるさ。だから、兄貴と敵対するの覚悟で受けたんだ。」
本多忠勝「あ、ありが…とう。」
真田信之「なんで謝る?」
本多忠勝「殿は、絶対に真田と敵対する…。兄や弟と、戦うことになる。」
真田信之「だろうと思ってたよ。」
本多忠勝「で、でも、私の気持ちは…嘘じゃ、ない。信じて。」
真田信之「信じてるさ。だから、兄貴と敵対するの覚悟で受けたんだ。」
本多忠勝「あ、ありが…とう。」
10: 2014/01/03(金) 05:25:55 ID:LF/SDI2I
真田信之「実を言うとな、俺も戦場で会った時に、可愛い子だって…思ったんだよな。」
本多忠勝「え?それは…。」
真田信之「だ、だから油断して負けたってことだ!最初から正体を知ってたら勝ってた!」
本多忠勝「!?そんな訳ない。私は強い。」
真田信之「ほう、ならば、やるか?」
本多忠勝「望むところ。」
本多忠勝「え?それは…。」
真田信之「だ、だから油断して負けたってことだ!最初から正体を知ってたら勝ってた!」
本多忠勝「!?そんな訳ない。私は強い。」
真田信之「ほう、ならば、やるか?」
本多忠勝「望むところ。」
11: 2014/01/03(金) 05:26:56 ID:LF/SDI2I
真田信之「…。」
本多忠勝「…。」
真田信之「くくっ…。」
本多忠勝「ふふっ…。」
真田信之「はははっ、なんか、俺たち上手くやれそうだ。」
本多忠勝「ふふっ、うん。」
本多忠勝「…。」
真田信之「くくっ…。」
本多忠勝「ふふっ…。」
真田信之「はははっ、なんか、俺たち上手くやれそうだ。」
本多忠勝「ふふっ、うん。」
12: 2014/01/03(金) 05:29:17 ID:LF/SDI2I
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