1: 2012/04/27(金) 19:42:58.91 ID:UDgif7u6O
千枝「でもさ、レモンを普通にかけて美味しいって事は……」
千枝「唐揚げをレモン汁で煮込んだら……スゴく美味しいんじゃない?」
雪子「千枝……千枝って天才なんじゃない?」
千枝「でしょっ!? 明日彼の家での料理対決でそれ作るわ、あたし。菜々子ちゃん喜ぶかな」
雪子「わ、私も負けてられない」
千枝「唐揚げをレモン汁で煮込んだら……スゴく美味しいんじゃない?」
雪子「千枝……千枝って天才なんじゃない?」
千枝「でしょっ!? 明日彼の家での料理対決でそれ作るわ、あたし。菜々子ちゃん喜ぶかな」
雪子「わ、私も負けてられない」
7: 2012/04/27(金) 19:45:51.53 ID:UDgif7u6O
番長「………?」
――なんだろう……突然悪寒が……。
陽介「よう、相棒! 明日の料理対決だけどさ……」
陽介「俺、腹痛いから行かなくて良いかな?」
番長「まだ何も食ってないのにか」
陽介「あのカレーの事思い出したらやべぇんだよ! なんかマジで腹痛くなってきたんだよ!」
番長「安心しろ、俺もだ」
陽介「全然安心出来ねぇよ!」
――なんだろう……突然悪寒が……。
陽介「よう、相棒! 明日の料理対決だけどさ……」
陽介「俺、腹痛いから行かなくて良いかな?」
番長「まだ何も食ってないのにか」
陽介「あのカレーの事思い出したらやべぇんだよ! なんかマジで腹痛くなってきたんだよ!」
番長「安心しろ、俺もだ」
陽介「全然安心出来ねぇよ!」
8: 2012/04/27(金) 19:47:31.82 ID:UDgif7u6O
完二「先輩、何話してんすか?」
陽介「おう、完二」
番長「明日の事だ」
陽介「りせちーの手料理食えるのは嬉しいんだけど、あいつらがなぁ……」
完二「あー……まあ、酷い事にはならないんじゃないっすか? 唐揚げだし」
陽介「おまえはあいつらが作ったカレー食ってねーから言えるんだよ! 」
番長「途中で何が混入されるか……」
陽介「おう、完二」
番長「明日の事だ」
陽介「りせちーの手料理食えるのは嬉しいんだけど、あいつらがなぁ……」
完二「あー……まあ、酷い事にはならないんじゃないっすか? 唐揚げだし」
陽介「おまえはあいつらが作ったカレー食ってねーから言えるんだよ! 」
番長「途中で何が混入されるか……」
9: 2012/04/27(金) 19:48:36.50 ID:UDgif7u6O
完二「………」
陽介「………」
番長「………」
――空気が重い。
番長「いざというときには、俺が菜々子を守らないとな」
陽介「相棒……俺、胃薬持っていくから」
完二「先輩、男っすね!」
番長「惚れるなよ?」
そして翌日
陽介「………」
番長「………」
――空気が重い。
番長「いざというときには、俺が菜々子を守らないとな」
陽介「相棒……俺、胃薬持っていくから」
完二「先輩、男っすね!」
番長「惚れるなよ?」
そして翌日
11: 2012/04/27(金) 19:50:22.76 ID:UDgif7u6O
――台所から凄い匂いがする。これは……。
陽介「なぁ、相棒……なんかすげぇ臭いんだけど」
番長「ああ」
完二「これ、レモンの匂いじゃないっすか?」
陽介「なんで唐揚げ作っててこんなにレモンくせぇんだよっ!」
番長「勝手にレモンかけたとか」
完二「俺、唐揚げにはレモンかけない派なんすよ」
陽介「勝手にかけたとかそういうレベルの匂いじゃねーよ! 唐揚げの匂いがしねーもん!」
番長「落ち着け」
菜々子「菜々子、唐揚げにレモンかけても食べられるよ?」
番長「菜々子……偉いなぁ。でも無理はしないでくれ」
陽介「なぁ、相棒……なんかすげぇ臭いんだけど」
番長「ああ」
完二「これ、レモンの匂いじゃないっすか?」
陽介「なんで唐揚げ作っててこんなにレモンくせぇんだよっ!」
番長「勝手にレモンかけたとか」
完二「俺、唐揚げにはレモンかけない派なんすよ」
陽介「勝手にかけたとかそういうレベルの匂いじゃねーよ! 唐揚げの匂いがしねーもん!」
番長「落ち着け」
菜々子「菜々子、唐揚げにレモンかけても食べられるよ?」
番長「菜々子……偉いなぁ。でも無理はしないでくれ」
12: 2012/04/27(金) 19:52:16.74 ID:UDgif7u6O
千枝「はい、お待たせー! 一番手はあたしの唐揚げよ! さあ、遠慮しないで食べてね!」
番長「………」
――これは本当に唐揚げなんだろうか。
陽介「これ唐揚げじゃねーよ! なんかぐしょっとしてるじゃねーか! つーかこの臭いの原因お前だろ!?」
千枝「な、なによ。ちゃんと唐揚げだから!隠し味にレモン使ったの」
番長「……レモンの味だな」
千枝「昨日の夜からレモン汁に漬けた肉を揚げて、その唐揚げをレモン汁で煮込んで、それにレモン汁かけたの!」
番長「なぜ煮込んだ……」
完二「なんか鶏肉みたいな食感のレモン食ってるみたいっすね」
陽介「これ唐揚げじゃねえから! つーか普通に不味いんだよ!」
番長「………」
――これは本当に唐揚げなんだろうか。
陽介「これ唐揚げじゃねーよ! なんかぐしょっとしてるじゃねーか! つーかこの臭いの原因お前だろ!?」
千枝「な、なによ。ちゃんと唐揚げだから!隠し味にレモン使ったの」
番長「……レモンの味だな」
千枝「昨日の夜からレモン汁に漬けた肉を揚げて、その唐揚げをレモン汁で煮込んで、それにレモン汁かけたの!」
番長「なぜ煮込んだ……」
完二「なんか鶏肉みたいな食感のレモン食ってるみたいっすね」
陽介「これ唐揚げじゃねえから! つーか普通に不味いんだよ!」
15: 2012/04/27(金) 19:53:35.31 ID:UDgif7u6O
菜々子「お、美味しい……よ?」
千枝「菜々子ちゃん……ありがとう」
陽介「菜々子ちゃん涙目じゃん! 変なもん食わすなよ!」
番長「無理だったら吐いていいんだぞ?」
千枝「酷い!」
菜々子「菜々子、レモン好きだから」
完二「正直嘗めてましたよ……先輩方の料理スキルを」
千枝「菜々子ちゃん……ありがとう」
陽介「菜々子ちゃん涙目じゃん! 変なもん食わすなよ!」
番長「無理だったら吐いていいんだぞ?」
千枝「酷い!」
菜々子「菜々子、レモン好きだから」
完二「正直嘗めてましたよ……先輩方の料理スキルを」
17: 2012/04/27(金) 19:55:24.79 ID:UDgif7u6O
雪子「次は私の唐揚げだよ。さ、菜々子ちゃん、食べてみて」
――これは……。
番長「レモン?」
雪子「そう、レモンをそのまま揚げたの」
千枝「は、発想で負けた……」
陽介「ふざけんなよ! せめて肉使えよ! 予想外すぎんだよ!」
完二「先輩、これ、皮ごと揚げてあるんですけど……」
雪子「そのまま食べて。皮まで美味しいから」
――これは……。
番長「レモン?」
雪子「そう、レモンをそのまま揚げたの」
千枝「は、発想で負けた……」
陽介「ふざけんなよ! せめて肉使えよ! 予想外すぎんだよ!」
完二「先輩、これ、皮ごと揚げてあるんですけど……」
雪子「そのまま食べて。皮まで美味しいから」
19: 2012/04/27(金) 19:57:11.25 ID:UDgif7u6O
完二「レモン食うなら普通に食いたかった……あ、やっぱり種入ったままっすか」
雪子「種も食べて」
陽介「無茶言うなよ!」
菜々子「うん……これも美味しいよ?」
番長「菜々子、種は出して良いぞ」
陽介「なんで唐揚げ対決なのに二連続でレモンが出てくるんだよ……」
雪子「種も食べて」
陽介「無茶言うなよ!」
菜々子「うん……これも美味しいよ?」
番長「菜々子、種は出して良いぞ」
陽介「なんで唐揚げ対決なのに二連続でレモンが出てくるんだよ……」
21: 2012/04/27(金) 19:58:41.87 ID:UDgif7u6O
りせはなんやかんやで辛い物出しました。
そして……
番長「口直しに、普通に唐揚げ作ったぞ」
番長「レモンもあるけど……かけるか?」
陽介「いらねえよ!!」
完
そして……
番長「口直しに、普通に唐揚げ作ったぞ」
番長「レモンもあるけど……かけるか?」
陽介「いらねえよ!!」
完
23: 2012/04/27(金) 19:59:43.68 ID:SNfL916vi
終わったか…
24: 2012/04/27(金) 20:02:14.77 ID:/YE2WhBB0
乙
31: 2012/04/27(金) 20:33:39.69 ID:UDgif7u6O
クマの事は忘れてたわけじゃないクマ……ほ、本当クマ……
ちょっとクマは用事あってね……?
ちょっとクマは用事あってね……?
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