394: 2010/09/11(土) 21:04:57.21 ID:5eeLmYSO
青ピ「そうそう、学園都市の外にしか売ってなくて手に入れるの苦労したんやでー」

姫神「で。私にどうしろと?」

青ピ「先ずはこちらを見てな」パカッ

――――――――――――――――

おばあさん『ビタミンウォーターを飲まないと存在感が無くなるのじゃ』

少年『へぇー』

数年後

友『あ、男いたんだ』

男『うん……』

男『ビタミンウォーターを』ゴクゴク

男『そんざいかぁん!』ピカン

一同『男君ステキー!』

ビタミンウォーター、好評発売中

――――――――――――――――
青ピ「と言う訳なんよ」

姫神「つまりこれで存在感を付けろと?」

青ピ「イエス!」

姫神「バカバカしい。というかケンカ売ってる?」

青ピ「いやいやそんなことあらへんよ、姫やんにもっと目立って貰おうと思ってこれを買って来たんや」

姫神「その無駄な努力は嬉しいけど。果てしなく方向を間違ってる気がする……」

青ピ「まぁまぁそんなこと言わんと、グイグイッと飲んでぇな」

姫神「全く……」ゴクゴク

青ピ「どうどう、どんな感じ」

姫神「そ」

青ピ「そ?」

女臣ネ申「そんざいかぁん!」ピカン
とある魔術の禁書目録 31巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
393: 2010/09/11(土) 21:03:15.15 ID:5eeLmYSO
乙です

タクシーシリーズはいつも楽しく読まして頂きたいてます。

7レス程お借りします。

395: 2010/09/11(土) 21:06:03.84 ID:5eeLmYSO
青ピ「ど、どうしたんやいきなり!?」

女臣ネ申「ミナ。ギッて。来た……」

青ピ「落ち着け姫やん!」

女「ねーねー姫神さん、今日帰りにセブンスミスト行かないっ?」

女臣ネ申「え?い。行く!」

女「わかった。じゃあ放課後にっ」

上条「姫神頼む!宿題写さして!」

女臣ネ申「い。いいけど」

吹寄「駄目よ姫神さん! 上条! 貴様は自分でやりなさい!」

土御門「姫神ー、俺にも貸して欲しいぜよ」

女臣ネ申「はい。どうぞ」

上条「あ! ずりぃぞ土御門俺が先に!」

土御門「へへ~ん、姫神は先に貸してくれたんだにゃー」

女臣ネ申「土御門君。やっぱり先に上条君に貸すことにする」

土御門「な!」

上条「ハッ! 残念だったな土御門! さすが姫神だ」

吹寄「貴様らは自分でやらんかぁ!」

ワイワイガヤガヤ

女臣ネ申(……話の中心に立ててる?これがビタミンウォーターの力!?)

青ピ「すっかり忘れて去られた……」

上条「あ、青ピいたんだ」

396: 2010/09/11(土) 21:07:02.52 ID:5eeLmYSO
昼休み

吹寄「さすが姫神さんね、小萌先生も凄く褒めてたし」

女臣ネ申「そんなことない」

土御門「いやいやクラスの誰もが解けない難問を解けるのはすごいぜよ」

女臣ネ申「へへ///」

上条「おーい姫神、宿題ありがとうなんとか間に合ったよ」ピトッ

姫神「どういたしまして」ピトッ

姫神「次は土御門君……」

土御門「吹寄、ホント宿題を頼むにゃー」

吹寄「仕方無いわね」

姫神「あれ?」

女「あっ、姫神さん。メンバー都合つかないからセブンスミストは無しねっ、それじゃっ」

姫神「あれれ?」

青ピ「どうやらかみやんの右手で打消されたみたいやね」

姫神「あ、青髪君いたんだ」

青ピ「くそっ、さっきからずっとこんなんや」

姫神「青髪君は存在感あるのにね」

青髪「それや! 多分ボクの存在感が全て姫やんに行ったんや! これでつじつまがあうで!」

姫神「それもこれも全部このビタミンウォーターの力」チャプン

青ピ「やっぱりボクの目に間違いは無かったんや!」

姫神「よ。よし……」カポッ


397: 2010/09/11(土) 21:08:04.16 ID:5eeLmYSO
青ピ「やめて! また無視されるのはやだ!」

姫神「もう遅い!」ゴクゴク

女臣ネ申「そんざいかぁん!」ピカン

青ピ「うわぁ! やってもた!」

土御門「青ピ、うるさいぜよ!」

青ピ「ご、ごめん」

土御門「こっちは宿題写さないといけないのに……」ブツブツ

青ピ「存在感が無くなって無い?」

女臣ネ申「そうみたい。良かったね」

女2「姫ちゃん、放課後カラオケ行かない?」

女臣ネ申「え。いい……」

女「ちょっと! 姫神さんは私が先に誘ってたのっ」

女臣ネ申「けど人数が……」

女「違う人が行きたいって言ったから、また行こうってなったのっ」

女2「はあ? そんなのだめに決まって……」

男「姫神、新しく出来たケーキ屋行かねぇ?」

男子共「テメェ、抜け駆けしてんじゃねぇよ!」

女子共「男子たちうるさい!!」

ワーワー ザワザワ ソゲブ ダマレー

女臣ネ申(どうして?)

女臣ネ申(輪の中心にいるのに輪の中に入れない……)

女臣ネ申(こんなのイヤだな)

青ピ「全くもう」ガシッ

398: 2010/09/11(土) 21:09:33.60 ID:5eeLmYSO
女臣ネ申「へっ?」

青ピ「こっちや姫やん」ヒョイ ダッダッダ

上条「青ピが姫神連れてったぞー!」

ウォー マテヤー ドタドタ

青ピ「皆、正気を失ってんのとちゃう?」ダッダッダ

女臣ネ申「お。お姫様だっこ……」


吹寄「……皆私を無視する」

吹寄「どこ行ったんだろう……」

――――――――――――――――
屋上

青ピ「ここなら誰もけえらへん」

女臣ネ申「あ。ありがとう青髪君」

青ピ「いやいや、元はぼくがアレ持って来たんが悪いんやし」

女臣ネ申「そんなこと無い……忠告も聞かずに飲んだ私が悪い」

青ピ「いやいやボクが」

女臣ネ申「いやいや私が……」

アオガミー イルノハワカッテルンダー ドンドン ソゲブ

青ピ「ちっ、もう勘付きおった」


399: 2010/09/11(土) 21:10:24.86 ID:5eeLmYSO
女臣ネ申「ど。どうするの?」

青ピ「仕方あらへん、こうなったら」ヒョイ

上条「姫神は何処だー!」バタン

女臣ネ申「上条君の目がイッてる……」

青ピ「こうなったら!」ゴクリ

青ピ「そんざいかぁん!」ピカン

姫神「青髪君!」

上条「あれ? 俺たちなんでここにいるんだ?」

土御門「分かんないぜよ。てか昼休みが終っちまうにゃー!」

モブ1「急げ! 戻るぞ! ほら青ピも早く!」

青ピ「いやいやボクはもうちょっとここにいるわ」

モブ2「じゃあ先にいってるからな」

ドタドタドタドタ

■■「私。戻ったの?」

青ピ「姫やんの存在感をボクが吸い取ったんやね、上手く行って良かった」

■■「心なしかひどくなってる気がする……」

青ピ「さて姫やん、残ったビタミンウォーターはどうする?」

■■「いらない。もうこりごり」

青ピ「ホンマやね、存在感のある姫やんなんて変や」

■■「ひどい」

青ピ「落ち込まんといて、ボクは存在感の無い姫やんでもしっかり愛せるで」

■■「ごめんなさい」

青ピ「即答!?」

400: 2010/09/11(土) 21:11:37.05 ID:5eeLmYSO
■■「でも感謝はしてる」

青ピ「くっ、ずるい女やで」

キーンコーンカーンコーン

■■「あ。授業が……」

青ピ「ほら急ぐで姫やん」ヒョイ

■■「あ。またお姫様だっこ……」

青ピ「嫌やったら降ろすで?」

■■「……ゃない……」ボソッ

青ピ「ん?」

■■「嫌じゃ。無い」ボソッ

青ピ「いやっほぉぉぉ!!! 姫やんがデレたでぇぇぇ!!」

■■「気持ち悪い。やっぱり降ろして」

青ピ「orz」

――――――――――――――――
オマケ

垣根「あれ? ここに置いてあった近くのヤツから存在感を吸い取る未元物質知らないか?」

心理定規「知らないけど」

垣根「おかしいな、ペットボトルに入れた黄色い液体なんだけど」

心理定規「なんでもありな能力ね」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ」キリッ

心理定規「キモッ」

垣根「orz」


401: 2010/09/11(土) 21:15:08.45 ID:5eeLmYSO
以上です。

放送時間の都合により姫神の大覇星祭での出番がカットされないかスゲェ不安です。
尚、作者はビタミンウォーターを飲んだことはありません。

あしからず

402: 2010/09/11(土) 21:23:15.96 ID:ST3MBUDO
乙! ていとくん何やってんのww

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-14冊目-【超電磁砲】