1: 2012/04/24(火) 21:51:47.82 ID:54JzNlmA0
コーデリア「なぜなら私達ミルキィホームズは…探偵『オペラ』ミルキィホームズなのだから!!」

エリー「え、あ…はい…」

コーデリア「夢の舞台を目指して、青春を歌と劇と共に謳歌するの~よ~♪」

シャロ「面白そうですー!」

コーデリア「でしょ!?」

ネロ(探偵オペラの『オペラ』は小林オペラの『オペラ』だって事は言わない方がいいな、これは)

コーデリア「さぁ行きましょう!ミルキィホームズ劇団、出動よっ!!」

シャロ「おー!」

ネロ「オペラねえ…演劇ったって何やるのさ?」

コーデリア「大丈夫、既に演目は考えてあるわ!>>5をやりましょう!」
探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative TWO -小林オペラと虚空の大鴉-
5: 2012/04/24(火) 21:54:45.10 ID:vAIds5Qx0
探偵の仕事

8: 2012/04/24(火) 21:59:58.42 ID:54JzNlmA0
コーデリア「『探偵の仕事』っていうお話があるわ!これを劇にしましょう!」

シャロ「探偵…あたし達にぴったりな劇ですね!」

コーデリア「でしょ?このお話を読んだ時から、これだっ!って思ってたのよ…」

エリー「私も読んだことあります…」

ネロ「僕は知らないなぁ」

シャロ「あたしも分からないですー」

コーデリア「大丈夫!小説を貸してあげるわ!」

エリー「私のも…はい、シャロ」サッ

コーデリア「二人共、ちゃんとそれを読んで勉強しておくように!」

ネロ「めんどくさ…なにこの本、無駄に分厚いよ」ハァ

シャロ「うぅ…難しい感じがいっぱいですぅ…」

コーデリア「真面目にやってくれなきゃ困るわよ!?本番まであと>>13日しかないんだから!」

17: 2012/04/24(火) 22:01:58.93 ID:54JzNlmA0
コーデリア「『探偵の仕事』っていうお話があるわ!これを劇にしましょう!」

シャロ「探偵…あたし達にぴったりな劇ですね!」

コーデリア「でしょ?このお話を読んだ時から、これだっ!って思ってたのよ…」

エリー「私も読んだことあります…」

ネロ「僕は知らないなぁ」

シャロ「あたしも分からないですー」

コーデリア「大丈夫!小説を貸してあげるわ!」

エリー「私のも…はい、シャロ」サッ

コーデリア「二人共、ちゃんとそれを読んで勉強しておくように!」

ネロ「めんどくさ…なにこの本、無駄に分厚いよ」ハァ

シャロ「うぅ…難しい漢字がいっぱいですぅ…」

コーデリア「真面目にやってくれなきゃ困るわよ!?本番まであと>>13日しかないんだから!」

18: 2012/04/24(火) 22:05:59.66 ID:54JzNlmA0
コーデリア「本番まであと13日しかないんだから!」

エリー「…え?」

ネロ「ほ、本番!?」

シャロ「人の前でやるってことですかー!?」

コーデリア「そうよ、観客あってのオペラじゃない」

ネロ「聞いてないよー!」

エリー「そんなの…恥ずかしいです…!」カアァ

シャロ「あたしはてっきりごっこ遊びかと思ってましたー」

コーデリア「私は本気よ!!」

コーデリア「13日後にミルキィホームズ劇団がオペラ界に革命を起こすの~よ~♪」

ネロ「13日後…なんかあったっけ」

シャロ「あれじゃないですか?ホームズ探偵学院の一大イベント…」

シャロ「>>23です!」

27: 2012/04/24(火) 22:13:56.45 ID:54JzNlmA0
シャロ「ホームズ探偵学院謝肉祭…通称!えーっと」

コーデリア「カニバリズムよ!!」

シャロ「それです!カニバリズムですー!」

ネロ「それだ!カニバリズムだ!」

エリー「え、あの…」

シャロ「楽しみですー…毎年カニバリズムにはとってもおいしいお肉が食べられるんですよね…」ジュルリ

エリー「それ違」

ネロ「今年も食べるぞー!!」

エリー「意味が」

コーデリア「とにかく!会長にお願いして、カニバリズム祭りの余興に私たちの劇を披露する時間をもらったのよ!」

ネロ「仕事はやっ」

コーデリア「やるからには絶対に成功させなくちゃだめよ!みんな!」

シャロ「はいですー!ミルキィホームズ劇団!ファイトオー!」

ネロ「めんどくさいなぁ…やるしかないか」

エリー「……………」

32: 2012/04/24(火) 22:20:19.42 ID:54JzNlmA0
探偵学院謝肉祭まであと 13 日

コーデリア「じゃあ、セリフの読み合わせをするわよ!!」

コーデリア「『…大探偵時代、美しさを競いあう二つの花』

コーデリア「『その名を探偵と怪盗といった…』」

ネロ「えっと…『ふはは、よくぞ集まってくれた探偵たちよ』…」

ネロ「『私はここに宣言しよう、怪盗による世界、』…ここなんて読むの?」

エリー「えっと…諸君、かな…」

コーデリア「ちょっとネロ!しっかりしてよ!」

ネロ「しょ、しょうがないだろ!あんまり本なんて読まないし…!」

シャロ「コーデリアさーん、あたしもここの漢字分かりませーん」

コーデリア「…劇の練習の前に、いろいろやらなきゃいけないことがあるみたいね」ハァ

コーデリア「仕方ない!今日は>>37をやりましょう!」

42: 2012/04/24(火) 22:28:44.58 ID:54JzNlmA0
コーデリア「妄想しましょう」

ネロ「は?」

コーデリア「上手に役を演じる自分を心の中に思い浮かべて…俗に言うイメトレってやつよ!」

シャロ「イメージしろ!ってことですね!?」

ネロ「分かった…やってみる…」

ネロ「……………」

ネロ(僕は超人気俳優譲崎ネロ…演技とか超うまい美人女優だ…)

ネロ(あまりの演技のうまさに世界中のみんなが僕に首ったけ…)

ネロ「………ふへへ」ニヤニヤ

エリー「ネロが…すっごいにやけてます…」

コーデリア「どんなイメージしてるのかしら」

シャロ「よし!あたしもイメトレしますー!」

シャロ(あたしの名前はシャーロック・シェリンフォード…あたしは>>47です…)

55: 2012/04/24(火) 22:36:46.50 ID:54JzNlmA0
シャロ(あたしは…石流さんです…)

シャロ(あたしは…私は…石流さん!)カッ

シャロながれ「私の名は石流漱石!ホームズ探偵学院の用務員だ!」キュピーン!

ネロ「おぉっ!?」

コーデリア「しゃ、シャロ!?」

シャロながれ「私の事は石流さんと呼べ!」

エリー「すごい、本当に石流さんがいるみたい…!」

コーデリア「なんて演技力…!シャロにこんな才能が!?」

シャロながれ「ふっ、当然だ!これしきのイメージ…出来て当然といったところか」

ネロ「うっわ、むかつくー」

シャロながれ「さぁミルキィホームズ!お前たちの演技力も見せて貰おうか!」

ネロ「…よし、僕もシャロみたいに…」

ネロ(僕は…そうだなぁ、じゃあ…>>60だ)

65: 2012/04/24(火) 22:45:19.79 ID:54JzNlmA0
ネロ(僕は怪盗トゥエンティだ!トゥエンティ…トゥエンティ…!!)

ネロ(僕はトゥエンティ…僕はトゥエンティだッ!!)カッ

ネロンティ「あっはははは!僕は美しき怪盗トゥエンティだーっ!!」

コーデリア「ネロも役者モードに入ったわ!」

シャロながれ「だがあまり似ていないな」

ネロンティ「僕の美しさの前ではそんなの問題ナッシングッ!重要なのはこの僕が役者だと言う事さ!」

ネロンティ「役者!大舞台の上で観客が僕を見つめるッ!!皆が美しい僕を見る!!」

ネロンティ「最ッ高じゃないか!まさに僕にぴったりだ!」

ネロンティ「さぁ練習中の僕を見ろッ!!未完成の美しさをその目に刻み付けろォ!!」バッバッ

コーデリア「ちょ、ちょっと!ネロ!?」ギョッ

シャロながれ「貴様!なんと破廉恥な…っ!!」

ネロンティ「美しき成長中ボディ!いつかは見れなくなる美しさを存分に堪能するがいい!」ヌギッ

エリー「それ以上はだめぇっ…!」

コーデリア「ネロ!風邪ひくわよ!!」

シャロながれ「貴様ァァ!!」

69: 2012/04/24(火) 22:49:43.84 ID:54JzNlmA0
ネロ「……なんで僕裸なの?」

シャロながれ「やっと正気に戻ったか…」フゥ

コーデリア「R-18な演劇になるところだったわ…」

エリー「本番じゃなくてよかった…」

シャロながれ「譲崎ネロ!今後一切トゥエンティのイメージは禁止だ!分かったな!?」

ネロ「…?うん、わかった」

コーデリア「まぁとりあえず、二人共演技はうまいわ…」

コーデリア「これなら役者としては心配なさそうね!」

エリー「あとは、二人は漢字を練習すれば…」

ネロ「エリーは人前で演技できるようにならなきゃね」

エリー「………はい」

70: 2012/04/24(火) 22:51:51.66 ID:54JzNlmA0
探偵学院謝肉祭まであと 10 日

コーデリア「今日はエリーの特訓よ!」

エリー「お願いします…」

ネロ「エリー…演技はうまいのに」

シャロながれ「人の目にさらされると喋れなくなってしまうのが弱点だな…」

コーデリア「問題はそこなのよ…なんとかしてエリーの弱点を克服しましょう」

コーデリア「何かいい方法はないかしら?」

ネロ「こんなのはどう?」

ネロ「>>75」

80: 2012/04/24(火) 23:01:01.73 ID:54JzNlmA0
ネロ「ジョジョ立ちして演技すれば?」

シャロながれ「ってなんでだー」

ネロ「だってエリー、いつもモデルのバイトする時はジョジョ立ちしてるでしょ?」

エリー「うん…」

ネロ「モデルのバイトの時はずっと見られてるわけで!その間はずっとジョジョ立ちなわけで!」

ネロ「エリーの脳は無意識に『人に見られてる時のポーズ=ジョジョ立ち』だと認識しているはず!」

ネロ「つまり!ジョジョ立ちはエリーが最も人に見られてても大丈夫なポーズなんだよ!」

コーデリア「な、なんですってー!?」

エリー「確かに…いつもの立ち方ならちょっとずつ慣れてきたし…」

エリー「人がいっぱいいても大丈夫…かも…?」

シャロながれ「よし!行けエルキュール!!」

エリー「は、はいっ…!」

エリー「……………」ドギャァーン

コーデリア「はい、じゃあ56ページのセリフ読んでみて」

エリー(えっと…56ページのセリフ…『>>85』)

87: 2012/04/24(火) 23:09:17.72 ID:54JzNlmA0
エリー(…『この味は嘘をついてる味だぜ』か)

コーデリア「ナレーターは私がやるから」

ネロ「じゃあ僕観客ね」ジーッ

エリー「はい…」ドキドキ

シャロながれ「アクション!!」

コーデリア「『とうとう怪盗ジョルノを追い詰めた探偵ブチャラティ』」

コーデリア「『民衆の中に紛れ、ブチャラティの目を欺こうとするジョルノ…』」

コーデリア「『しかし!ブチャラティは味覚のトイズを使い!ジョルノを発見するッ!!』」

エリー「…『この味は!…嘘をついてる味だぜ……ジョルノ・ジョバァーナ!』」ギャーーン

エリー「……………」

エリー「ど、どうでしょう…?」

シャロながれ「>>93」

94: 2012/04/24(火) 23:16:24.17 ID:54JzNlmA0
シャロながれ「がんばれエルキュール、お前がナンバーワンだ…!」

コーデリア「素晴らしいわエリー!」

ネロ「あんなに僕に見つめられながら…すごいよ!」

エリー「私…ジョジョ立ちをしていれば、演技できます!」

コーデリア「よし…!エリーの弱点解消よ!」

シャロながれ「これで何も案ずることはない…練習を重ねながらカニバリズムを待てばいいだろう」

ネロ「最初はどうなることかと思ったけど…案外いけそうだよね!」

エリー「私…もっと『この味は!…嘘をついてる味だぜ……』を練習しておきます…!」

コーデリア「あ、そこのシーンはやらないわよ?」

コーデリア「流石に全部やると長すぎるから50ページ目の、第一章終了までね!」

エリー「……えっ?」

シャロながれ「……ん?なにか忘れているような」

95: 2012/04/24(火) 23:21:16.96 ID:54JzNlmA0
探偵学院謝肉祭まであと 7 日

コーデリア「さて、今日も張り切って練習するわよ!」

シャロ「はいですー!」

コーデリア「『…大探偵時代、美しさを競いあう二つの花』

コーデリア「『その名を探偵と怪盗といった…』」

シャロ「『ふはは!よくぞ集まってくれた探偵たちよ!!』」

シャロ「『私はここに宣言しよう、怪盗による世界!諸君らの存在を否定する…怪盗帝国の建国を!!』」

ネロ「ちょっとシャロ!ストップ、ストップ!」

シャロ「え、なんですか?」

ネロ「どーしてシャロが怪盗のセリフを読むのさ!?怪盗の役は僕だろー!」

シャロ「え!?あたしじゃなかったんですか!?」

エリー「昨日は、私がそこを読んだ…ような…?」

コーデリア「………!」ハッ

コーデリア「配役を決めるのを忘れてたわ!!」

99: 2012/04/24(火) 23:25:44.48 ID:54JzNlmA0
ネロ「はあぁ!?」

コーデリア「うっかりしてた…!カニバリズムまであと一週間しかないのに!」

エリー「そんな…」

シャロ「ど、どうするんですかー!?」

コーデリア「うろたえないで!オペラのプロはうろたえないッ!!」

コーデリア「逆に考えるのよ『あと一週間もあるんだ』と考えるのよ」

コーデリア「今すぐに配役を決めて…!すぐに練習すれば大丈夫!」

シャロ「じゃあ急いで配役を決めましょう!」

ネロ「えーっと、出てくるのは主人公の探偵役と、敵の怪盗役と、あと…」

エリー「あと…>>104役が…」

シャロ「>>106役もありますー」

コーデリア「それと、>>109役ね」

113: 2012/04/24(火) 23:33:25.27 ID:54JzNlmA0
ネロ「必要なのは探偵と、怪盗と…」

エリー「あと、ヤンデレ役が…」

シャロ「警察の人も出てきますー」

コーデリア「それと、石ころね!」

シャロ「石ころは重要ですね!」

ネロ「他の何を差し置いても石ころ役だけは必要だね」

エリー「影の主役です…」

コーデリア「他にも登場人物はいるけど…一章だけならこの五人で充分ね」

ネロ「でもさぁ、僕たち四人だよ?」

シャロ「数が足りないですー」

コーデリア「困ったわね…これ以上登場人物は減らせないわ」

エリー「誰かに助っ人を、頼むとか…」

コーデリア「じゃあ、>>118さんにお願いしに行きましょう!」

125: 2012/04/24(火) 23:40:31.25 ID:54JzNlmA0
ヨコハマ警察
 G4執務室

ネロ「と」

エリー「言うわけで…」

シャロ「神津さんにお手伝いをお願いしたいんですー」

神津「俺が演劇に?」

小衣「駄目に決まってんでしょー!!このIQ3桁共ー!!」

小衣「なんで警視があんたらのお遊びに付き合ってあげなくちゃいけないのよ!」

コーデリア「遊びじゃありませんっ!!」

小衣「うわっ」ビクッ

コーデリア「私達、本気でこのオペラを成功させたいと思ってるんです!」

コーデリア「確かに…警察の方から見たら学生のたわむれに見えるかも知れないけれど…!」

コーデリア「決して冗談でこんな事を頼んでるんじゃないんです!お願いします、神津さん!!」

神津「…分かった、できる限り全力を尽くそう」

小衣「警視!?」

コーデリア「やったー!!」

130: 2012/04/24(火) 23:43:59.66 ID:54JzNlmA0
コーデリア「ありがとうございます神津さん!」

エリー「これで劇が出来ます…!」

小衣(本当に本気…なんだ)

小衣「………あの」

コーデリア「ん?」

小衣「…悪かったわ、遊びなんて言って」

コーデリア「…気にしてませんから、大丈夫!」

シャロ「ココロちゃんも絶対見に来てくださいね!」

小衣「う、うん…絶対…ってココロちゃんいうなー!!」ガッ

シャロ「あうう…!」

神津「で、俺はどの役をやれば…?」

神津「探偵役、怪盗役、ヤンデレ役、警察役、石ころか」

コーデリア「神津さんには、>>135役をお願いします!」

143: 2012/04/24(火) 23:48:59.85 ID:54JzNlmA0
コーデリア「神津さんには、石ころ役をお願いします!」

神津「石ころか」

ネロ「石ころ役って、この劇ですっごい重要な役なんだ!」

エリー「私達には…荷が重くて…」

神津「分かった…全力で石ころの役を演じてみせる」

コーデリア「これで劇ができる…!」ホッ

シャロ「早速他の配役も決めちゃいましょう!」

コーデリア「みんなは、何の役をやりたい?」

シャロ「あたし、>>147役がいいですー」

ネロ「じゃあ僕>>149がいい!」

エリー「私は>>151がいいです…」

154: 2012/04/24(火) 23:55:15.08 ID:54JzNlmA0
シャロ「あたし、探偵役がいいですー!」

ネロ「僕、ヤンデレ役やりたい!」

エリー「私は、警察役を…」

コーデリア「ふむふむ、探偵がシャロ、ヤンデレがネロで、エリーが警察…」

コーデリア(…はっ!?しまった!このままじゃ私怪盗役だわ!!)ハッ

コーデリア「え、エリーは…怪盗役がいいんじゃないかしら…!?」

エリー「で、でも…私…」

コーデリア「ほ、ほら!警察役ってセリフ多いからエリーには辛いんじゃない?」

ネロ「いや、怪盗と警察なら怪盗のほうがセリフ多いでしょ」

シャロ「それにエリーさんは弱点を克服したから平気ですー」

エリー「…コーデリアさん、警察役やりたいんですか…?」

コーデリア「え、えぇ…まぁ」

エリー「じゃあ…デュエルで勝負です!」ドン☆

エリー「勝った方が、警察役を…!」

コーデリア「面白い!望むところよ!!」

156: 2012/04/25(水) 00:03:18.29 ID:xFciRBfm0
エリー「デュエルディスク…セット…!!」ガシャガシャン!

コーデリア「D-ゲOザー!セット!!」ジャキーン

「AR-ヴィジョン、リンク完了」

エリデリア「決闘(デュエル)!!」

コーデリア「いくわよ…!お互いの役を賭けた魂のデュエル!!」

神津(どうでもいいが、よそでやってくれないだろうか…)

小衣「邪魔よ!」



コーデリア「はぁ…!はぁ…!」

エリー「次のターンで『光の護封剣』の効果は切れます…!」

エリー「そうすれば、私の勝ちです…」

コーデリア「まだ…!まだ私の最後のドローが残ってる!」ドン☆

コーデリア「『アフター・グロー』の魔法カードをひければ…!」

コーデリア「………ドロー!」シュバッ!

コーデリア「……!このカードは、>>160!」

161: 2012/04/25(水) 00:10:05.54 ID:xFciRBfm0
コーデリア「『機皇帝グランエル∞』…!」

エリー「……コーデリアさん、あなたはもう場に出せるカードはない、そうですよね…」

コーデリア「……えぇ」

エリー「私のターンです…!『時械神メタイオン』でコーデリアさんに、ダイレクトアタック!」

コーデリア「ぐうぅっ…!!」LP0



コーデリア「私の負けね、エリー…」

エリー「コーデリアさん…」

コーデリア「…なんて顔してるの!そんなしょげた顔した警察官なんていないわよ!?」

コーデリア「私は、全力で怪盗役を演じる…」

コーデリア「だから、あなたも頑張って警察役を演じてね…エリー!」

エリー「はいっ…!」

シャロ「しぶい顔した警察官がここにいますー」

小衣「邪魔だ帰れ!!」

162: 2012/04/25(水) 00:14:40.28 ID:xFciRBfm0
探偵学院謝肉祭まであと 1 日

コーデリア「…ふぅ、今日の練習はここまでにしておきましょうか!」

ネロ「うぅー…疲れた、ヤンデレってセリフ少ないけど大変なんだもん…!」

神津「短い練習時間だったが…なんとか石ころ役をマスターできた」

シャロ「そうです!神津さん、一番練習時間が短いのにすごいですー!」

エリー「本物の石ころみたいでした…!」

神津「『探偵の仕事』…警察の俺がこんなことを言うのもあれだが」

神津「面白いストーリーだ、興味を惹かれるというか…」

コーデリア「ですよね!私、ラストシーンが大好きなんです!」

コーデリア「第二章へ続く通過点でありながら、素晴らしい幕引き!」

コーデリア「ここで終わりでも納得のラストですよね!」

神津「あぁ、俺もそのシーンは好きだ」

神津「だが…>>167のシーンも見逃せないと思う」

171: 2012/04/25(水) 00:25:40.75 ID:xFciRBfm0
神津「この作品に使われている密室トリックは見事だ、素直に感心する」

エリー「密室の閉塞感の中…繰り広げられる心理戦…」

コーデリア「そこをどう演じるかがポイントね!」

シャロ「うまくできるか緊張してきましたー…!」

ネロ「できるよ!僕たち、すっごい頑張って練習してきたんだからさ!」

コーデリア「…そうよね!私たちならきっと大丈夫!」

コーデリア「明日はいよいよ本番…!全力でいきましょう!!」

ミルキィホームズ劇団「おーっ!!」



オペラ『探偵の仕事』

○月×日 ホームズ探偵学院、講堂にて上演!
 出演…ミルキィホームズ劇団

・探偵シャーロック…シャーロック・シェリンフォード
・怪盗お花畑…コーデリア・グラウカ
・エルキュール警部…エルキュール・バートン
・ヤンデレーナ嬢…譲崎ネロ
・石ころ…神津玲(友情出演)

173: 2012/04/25(水) 00:31:17.91 ID:xFciRBfm0
探偵学院謝肉祭、当日

ホームズ探偵学院
 講堂

アンリエット「…それでは続いて、ミルキィホームズ劇団による演劇オペラ『探偵の仕事』です」

アンリエット「上演中は私語は慎み、静かに…」

根津「あいつらがオペラねえ…うまくできると思うか?」

石流「ふん、どうだかな…お手並み拝見と行こう」

二十里「いかに洗練された芸術演劇であろうとっ!この僕の美しさには劣るには違いないさ!!」

アンリエット「上演中は私語は慎み、静かにしてくださいね二十里先生」

アンリエット「…こほん、ナレーターは私、アンリエット・ミステールが務めさせていただきますわ」

根津「ぶっちゃけ、今ここにいる奴らってアンリエット様のナレーターを聞きに来てるんだろ?」

石流「ふふっ…かもな」

アンリエット「それでは、『探偵の仕事』お楽しみください…」

二十里「…舞台の幕が、あがるッ!」

177: 2012/04/25(水) 00:38:10.19 ID:xFciRBfm0
アンリエット「トイズ…それは選ばれし者の心に膨らむ奇跡の蕾」

アンリエット「ある者は清浄の花を咲かせ…ある者は毒の花を咲かせる…」

アンリエット「大探偵時代、美しさを競いあう二つの花、その名を探偵と怪盗といった…」

コーデリア「ふははははっ!よくぞ集まってくれたわね、探偵たち!!」

コーデリア「私はここに宣言しよう、怪盗による世界!諸君らの存在を否定する…怪盗帝国の建国を!!」

シャロ「待て、怪盗お花畑!お前を逮捕するッ!」バッ

コーデリア「来たわね探偵シャーロック~♪絶対~来ると思っていたわ♪」

シャロ「ここで~あったが百年目♪今日こそお前を逮捕するっ♪」

アンリエット「ついに出会ってしまった因縁の二人」

アンリエット「逮捕しようと迫るシャーロック、追撃をかわすお花畑」

シャロ「逃がしませ~ん、逮捕しますー♪」

コーデリア「無駄よダメよダメダメよー♪これでもくらいなさ~い!」

アンリエット「お花畑は、>>183でシャーロックに対抗するのです…」

194: 2012/04/25(水) 00:48:06.22 ID:xFciRBfm0
アンリエット「怪盗お花畑はサテライトキャノンで対抗するのでした…」

コーデリア「あなたと私はライバルだけど~♪今はいらない、必要ない♪」

コーデリア「これでもくらって眠っていなさい♪ばいばいさらばだ、探偵くん!」

コーデリア「よし、月が見えた…!サテライトシステムのトイズ発動よ!」シャキィン!

シャロ「しまったっ…!今は夜!?」

コーデリア「過ちは繰り返させない!いっけえええええーーーーっ!!!」ズギャァーン

シャロ「ぎにゃああああああああああああああ!!!!」ドカーン

アンリエット「あわれ、サテライトキャノンの直撃を受けたシャーロックは気絶…」

アンリエット「しばらくして気がついたシャーロックの傍ら…そこには>>190の姿があったのです…」

シャロ「…うぅっ、あれ?あなたは…?」

196: 2012/04/25(水) 00:52:40.12 ID:xFciRBfm0
アンリエット「気が着いたシャーロックの傍らには石ころがありました…」

神津「大丈夫ですか~♪探偵さん~♪」

シャロ「ひどく手痛くやられたぜー!体がぎしぎし痛みますー♪」

神津「お花畑は逃げましたー♪追うならあっち、急ぎなさーい♪」

アンリエット「傷ついた探偵はそれでも立ち上がり、怪盗お花畑を追うのでした…」

シャロ「ありがとう石ころさん!俺はお花畑を追う!」

シャロ「くそぉっ!こんなところで立ち止まっていられるか!」

シャロ「必ずお花畑を捕まえ…!怪盗帝国の建国を阻止して見せる!」ダッ



アンリエット「その頃…お花畑の潜む屋敷の中」

アンリエット「そこでは怪盗と>>201の…密談が行われていたのでした…」

コーデリア「久しぶりね…!>>201!」

213: 2012/04/25(水) 00:59:37.74 ID:xFciRBfm0
アンリエット「お花畑の密談相手は石ころでした」

アンリエット「そう、この広い大地に落ちている石ころ…」

アンリエット「彼らは複数で個を形成する存在、どこにでもいるものなのでした」

アンリエット「地面に転がっていた石ころは、探偵を屋敷へと導く罠…!」

アンリエット「石ころとお花畑の魔の手が、シャーロックに迫る…!」

コーデリア「さすが石ころお手柄ね♪手負いの探偵そそのかし♪ここへと連れてきたみたい♪」

石ころ「石は言いますあっちだとー、あっちへ駆けだす探偵さん♪あっちにあるのは罠なのさ!」

アンリエット「罠だと知らず、屋敷へ踏み込んでしまったシャーロックの運命や…如何に…!」

シャロ「ここが怪盗屋敷…!ここにお花畑は居るんだな!?」ガチャッ

シャロ「…あ、あそこにいるのは>>218!?」

220: 2012/04/25(水) 01:01:33.77 ID:xFciRBfm0
アンリエット「お花畑の密談相手は石ころでした」

アンリエット「そう、この広い大地に落ちている石ころ…」

アンリエット「彼らは複数で個を形成する存在、どこにでもいるものなのでした」

アンリエット「地面に転がっていた石ころは、探偵を屋敷へと導く罠…!」

アンリエット「石ころとお花畑の魔の手が、シャーロックに迫る…!」

コーデリア「さすが石ころお手柄ね♪手負いの探偵そそのかし♪ここへと連れてきたみたい♪」

神津「石は言いますあっちだとー、あっちへ駆けだす探偵さん♪あっちにあるのは罠なのさ!」

アンリエット「罠だと知らず、屋敷へ踏み込んでしまったシャーロックの運命や…如何に…!」

シャロ「ここが怪盗屋敷…!ここにお花畑は居るんだな!?」ガチャッ

シャロ「…あ、あそこにいるのは>>218!?」

221: 2012/04/25(水) 01:07:12.02 ID:xFciRBfm0
シャロ「ヤンデレーナ嬢…!?どうしてこんなところに!?」

ネロ「あぁっ…!シャーロックさま!お会いしとうございましたっ…!」

ネロ「私を迎えに来て下さったのですね!?今すぐ私をこの恐ろしい屋敷から連れ出してください…!」

アンリエット「屋敷で出会ったのはシャーロックを敬愛する令嬢、ヤンデレーナ」

アンリエット「さて?シャーロックは彼女を一体どうするつもりなのでしょうか…」

シャロ「こいつは困った!なんで今ー♪彼女にここで出会うのか~?」

ネロ「運命ですわ~♪必然です♪シャーロックさまと私はー愛し愛されるさだめなのー♪」

シャロ「一体どうすれば!?彼女がいてはまともに捜査もできない…」

シャロ「だが、怪盗屋敷に彼女を一人残しておくこともできないし…!」

ネロ「あぁんっシャーロックさまぁ、私、決してあなた様のお邪魔にはなりませんわ」

ネロ「私をおそばに置いてください…どこまでも、あなたについて行きますわ…!」

シャロ「……>>226!」

229: 2012/04/25(水) 01:15:10.15 ID:xFciRBfm0
シャロ「本当に俺についてくるつもりなのか?」

ネロ「えぇ、たとえ地獄であろうと絶対に逃がしませんわ…!!」

シャロ「…あなたが本当に俺を愛してくれているのなら、本物のヤンデレーナ嬢ならば」

シャロ「俺に情熱的なキスができるはずだ!」

アンリエット「どうしてもヤンデレーナ嬢が疑わしいシャーロックは賭けにでました」

アンリエット「それは…愛を試すギャンブル!もしヤンデレーナ嬢が敵ならば…」

アンリエット「敵を自らの懐に招き入れる事になるのです…」

ネロ「………♪」

シャロ「さぁ!できるのかーできないのかー♪」

シャロ「あなたの答えを聞かせておくれー♪」

ネロ「もちろん!やります~できますわー♪」

ネロ「さぁ目を閉じて?愛しい人~♪」

シャロ「…………」グッ

ネロ「>>235」

238: 2012/04/25(水) 01:22:05.58 ID:xFciRBfm0
ネロ「~~~~~~っ!!」チューーー

シャロ「………ッ!?」ガタッ

シャロ(ちょ、ネロ!?ちょっとやりすぎじゃ…っていうか本当にするなんて聞いてないですー!!)

ネロ「………♪」チュー

シャロ「ね、ねろぉ…っ!んぅっ…」ビクンッ

アンリエット「…………!?」ガタンッ

ヤンデネローナ(あぁシャーロックさま…!好きですわっ、愛してますわっ)

シャロ(役にハマり過ぎですー!ぐ、ぐる゛じい゛…!!)

ヤンデネローナ「ぷはっ…!これで分かったかしらシャーロックさま…」

シャロ「げ、げほっ…よく分かりましたよヤンデレーナ嬢…!」

アンリエット「…や、ヤンデレーナの愛は本物でした」

アンリエット「彼女の愛は病的に見えるほどに純粋だったのです」

アンリエット「シャーロックはヤンデレーナと共に屋敷の二階へ上り…>>243の部屋へ入りました」

シャロ(し、氏ぬかと思いました…!)ゼーハー

244: 2012/04/25(水) 01:29:53.55 ID:xFciRBfm0
アンリエット「シャーロックはヤンデレーナと共に屋敷の二階へ上り…怪盗お花畑の部屋へ入りました…」

シャロ「怪盗お花畑!見つけたぞ!!」ガチャッ

ヤンデネローナ「逃がさないですわ!!」

コーデリア「おや…意外と早く見つかってしまったようね」

コーデリア「ヤンデレーナはあなたの弱点だと思っていましたが…」

シャロ「舐めるな!彼女の愛は本物だ!」

シャロ「人の心を持て遊ぶ小悪党よ!俺を怒らせたことを後悔するがいい!」

シャロ「俺のトイズで、お前を倒す!」

アンリエット「遂に、シャーロックとお花畑の…決戦の火蓋は切って落とされました」

アンリエット「果たしてこの勝負の結末とは…?」

コーデリア「無駄無駄だめだめあきらめなさーい♪あなたじゃ私に勝てません♪」

シャロ「やってみないと分からない~、お前のトイズは使えない~♪」

シャロ「ここは室内!月の光は届かないー、届かないー♪」

ヤンデネローナ「カーテン閉めましょすたこらさっさー♪シャーロックさまのお手伝い♪」シャーッ

コーデリア「それでもあなたは勝てませんー♪>>250がある限りー♪」

255: 2012/04/25(水) 01:38:27.85 ID:xFciRBfm0
コーデリア「それでもあなたは勝てませんー♪私にコネがある限りー♪」

エリー「いたぞ、突撃!警官隊ー♪あの探偵を包囲せよー!」ガチャッ

アンリエット「突如乱入してきたエルキュール警部…」

アンリエット「なんと彼と怪盗お花畑は繋がっていたのです」

アンリエット「シャーロック絶対絶命…!」

シャロ「エルキュール警部!?これは、いったい…!」

ヤンデネローナ「無礼者!真に捕らえるべきは怪盗でしょう!恥を知りなさい!」

エリー「黙れ!探偵シャーロックには数多の容疑がかかっておる」ドギャアァーン

エリー「今すぐひっとらえい!抵抗したら射頃してよし!」バアァーン

シャロ「くっ…!」

コーデリア「ふっ、無様ね!シャーロック!」

コーデリア「ほら…私はあなたの目の前を横切って…堂々と逃げてやるわ」スタスタ

アンリエット「この危機を脱する鍵は、シャーロックのトイズ」

アンリエット「ついに、彼の力を解き放つ時がきたのです!」

シャロ「…>>260のトイズ、発動!!」シャキィン!

264: 2012/04/25(水) 01:47:59.70 ID:xFciRBfm0
シャロ「サイコキネシスのトイズ!!」シャキィン!

エリー「ぐほおっ!?」ズギャーーン

ヤンデネローナ「すごい…サイコキネシスで警官隊を、叩き伏せた!」

シャロ「何人たりとも俺の捜査の邪魔はさせない…!そこで寝ていろ、警部!」

エリー「おのれ…!お花畑様…!」ガクッ

シャロ「よし、すぐにお花畑を追って………っ!?」

アンリエット「トイズの力で危機を脱したシャーロック」

アンリエット「しかし彼の前に謎が立ちはだかりました」

シャロ「な…扉に鍵がかかっている!?」ガチャガチャ

シャロ「お花畑が外から鍵を…いや!奴はまだ部屋の中にいたはず!」

シャロ「俺に気づかないように素早く部屋を出て…扉に鍵をかける!」

シャロ「そんな事が可能なのか…!?」

アンリエット「密室に閉じ込められたシャーロック、お花畑は霧霞の如く消えてしまいました…」

アンリエット「果たしてお花畑はどこへ行ったのでしょうか」

シャロ「調査だ…>>270を調べる!」

275: 2012/04/25(水) 01:58:20.11 ID:xFciRBfm0
シャロ「警部!失礼する!」ピラッ

エリー「貴様!何をする!?」ドッギャァーン

シャロ「この花柄!怪しいと言わざるを得ないんでな!」ゴソゴソ

エリー(我慢…!真の俳優は声をあげたりしませんっ…!)

シャロ「やはり服の中に…!見つけたぞ、お花畑!」

コーデリア「く…よくぞ見抜いたわ!」バッ

ヤンデネローナ「な…!?いつの間にそんなところに!」

シャロ「ヤンデレーナ嬢、これは人の心理の盲点をついた姑息な策なんですよ」

シャロ「俺がトイズを使った瞬間!俺の視点の氏角にいたお花畑はドアの蝶番を破壊した!」

シャロ「あれだけの人数を一度に吹き飛ばしたんだ…それくらいの音にはだれにも気づけなかった」

シャロ「そう、奴は鍵をかけたのではなく、壊す事で密室を作りだした…!」

シャロ「扉が開かなければ鍵が閉まっていることを疑ってしまう…心理の盲点その一だ」

280: 2012/04/25(水) 02:04:29.36 ID:xFciRBfm0
シャロ「そして、鍵が開かないことに気づいたら普通は外から鍵をかけられたと疑う…」

シャロ「犯人は外に逃げたと思いこんでしまうわけだ、本当はまだ部屋の中にいるというのに」

シャロ「これが心理の盲点その二…そして、あとは警部の服を見ればわかる」

シャロ「もう春だというのに異様な厚着…『隠れ蓑です』と言っているようなもの!」

シャロ「部屋の中に潜んでいることを見抜ければ、そのだぼだぼの服の中に隠れているであろうことは簡単に予測できる!」

シャロ「警部を…二重の意味で隠れ蓑に使っていた、ということだな」

コーデリア「…私はお前を侮っていたようだよ、シャーロック」

エリー「辛いー、絶望ー…♪辛いー、絶望ー…♪」

シャロ「さぁお前の仲間の心は折れたようだな、覚悟しろ!」

アンリエット「巧みな推理でお花畑を捕らえたシャーロック」

アンリエット「しかし、ここからお花畑の逆襲がはじまるのです」

コーデリア「>>285」

287: 2012/04/25(水) 02:13:51.66 ID:xFciRBfm0
コーデリア「はぁっ!!」ボグッ

シャロ「がはっ…!?」

コーデリア「余裕風を吹かせて、油断しすぎですわ名探偵!」

コーデリア「今日はここでさよならさせてもらいます!さらばっ!」

コーデリア「カーテンを開けて…!ツインサテライトキャノンーー!!」ドガアアアアア

シャロ「か、壁を壊して脱出だと!?」

シャロ(うぅ…おなか痛いですー…)

シャロ「逃がすか…!ヤンデレーナ嬢、あなたはここで待っていて下さい」

ヤンデネローナ「…絶対、帰ってきますよね?」

シャロ「大丈夫です、正義はかならず勝ちますから」

ヤンデネローナ「…約束を~♪誓ってください、この指に~♪」

シャロ「あなたの小指に誓いますー、愛と勝利を誓いますー♪」

アンリエット「いよいよ、シャーロックとお花畑の最終決戦」

アンリエット「事件はクライマックスに向かうのです…!」

288: 2012/04/25(水) 02:17:23.20 ID:xFciRBfm0
コーデリア「ふぅ…!山の中まで逃げればさすがに追ってはこれないでしょう!」

シャロ「待てっ、お花畑!」

コーデリア「しつこいっ…!いつまでも勝った気でいるなぁっ!」

コーデリア「トイズ発動!ツインサテライト…!」シャキィン

シャロ「おっとやめた方がいい!」

シャロ「ここは地面のもろい崖の近く…こんなところでそんなものを使ったらどうなるかよく考えろ!」

コーデリア「………!」

シャロ「姿をくらますつもりで山の中に入ったのだろうが…それが裏目に出たな!」

シャロ「いくぞ…とどめだ!必殺>>293!!」バッ

297: 2012/04/25(水) 02:23:12.46 ID:xFciRBfm0
シャロ「ファイナルフラーーッシュ!!」カッ

コーデリア「ば、馬鹿っ…!こんなところでそんなものを使ったら…!!」

シャロ「えっ」

チュドーーーン

シャロ「ひいいいいい!?」

アンリエット「シャーロック大ピンチ!自分の技で地面が崩れてしまいました」

アンリエット「なんとか落ちずに済んだものの、足場が崩れ宙吊り状態」

アンリエット「お花畑の脅威が迫る…」

シャロ「くっ…!腕がきつい…!」グググッ

コーデリア「いい眺めね…シャーロック!」

コーデリア「助けてあげてもいいのだけれど…さぁ、どうする?」

シャロ「……っ!」

シャロ「>>303」

305: 2012/04/25(水) 02:30:23.47 ID:xFciRBfm0
ヤンデネローナ「いつから私がシャーロックだと錯覚してましたの!?」ベリィッ

コーデリア「なにいいっ!?」

シャロ「かかったなお花畑!ヤンデレーナ嬢は変装のトイズの使い手なのさ!」

コーデリア「シャーロック…!?いつの間に背後に…!」

ヤンデネローナ「ファイナルフラッシュの強い光に隠れて入れ替わりましたわ!」

シャロ「くらえっ…!バリツ!!」ドガッ!

コーデリア「いやあああっ…!そんな、そんな馬鹿なーーーっ!!!」ヒューーッ

アンリエット「…怪盗お花畑は、ライヘンバッハの崖に落ちて行きました」

アンリエット「シャーロックとヤンデレーナの愛の力が怪盗を打ち倒したのです」

シャロ「ヤンデレーナ嬢!さぁ俺の手に掴まって!」ガシッグイッ

ヤンデネローナ「あぁっ!シャーロックさま!私たち、勝ったんですのね!?」

シャロ「そうです…俺たちは怪盗お花畑に勝ったんです!」

シャロ「さぁ帰りましょう、ここは地面がゆるくて危ない…」

ヤンデネローナ「えぇ…帰りましょう、一緒に…!」

306: 2012/04/25(水) 02:36:12.11 ID:xFciRBfm0
ヤンデネローナ「まだ、戦いは続くのでしょうか」

シャロ「…続くでしょうね、光あるところに影はできる」

シャロ「探偵がいればどこかに怪盗も…全ての怪盗を捕まえることは出来ないのかもしれない」

シャロ「でもあきらめちゃいけない…それが、探偵の仕事だから!」

アンリエット「こうして、二人は怪盗お花畑の野望をくじき、怪盗の大量発生を未然に防いだのです」

アンリエット「しかし…怪盗帝国を建国しようともくろむ怪盗はお花畑だけではない…」

アンリエット「二人の戦いはまだ…続くのです」



神津「…私だ」

神津「やっぱり今回はだめだったよ、お花畑は人の話を聞かないからな」

神津「…あぁ大丈夫、私の石ころネットワークは世界中に張り巡らされている」

神津「いずれ世界中の怪盗が結束し…世界を蹂躙するだろうね」

神津「それこそが、その世界こそが怪盗帝国」

神津「まだ、何も終わってはいないさ…!」


『探偵のお仕事』  END

311: 2012/04/25(水) 02:41:02.21 ID:9+EfVpGY0
乙…なのか?

313: 2012/04/25(水) 02:41:29.31 ID:xFciRBfm0
ホームズ探偵学院
 食堂「多すぎる料理長」

ミルキィホームズ劇団「かんぱーい!!」

シャロ「いやー!大成功でしたね!!演劇!」

エリー「楽しかったです…!」

神津「俺もだ、一つのことにここまで熱中できたのは久しぶりだな…」

コーデリア「みんなが協力して、一つになったからできたのよ!」

ヤンデネローナ「いいえ!シャーロックさまと私の愛があったからですわ!」

コーデリア「……まだ役にハマっちゃってるの?」

シャロ「もう終わったのにもとに戻らないんですよ」

アンリエット「ミルキィホームズ!大変ですわ!」バッ

コーデリア「あら会長…?どうかしたんですか」

317: 2012/04/25(水) 02:43:37.48 ID:xFciRBfm0
アンリエット「あなた達の演劇が大反響で…!観客たちが『第二章もやれ』と大騒ぎですわ!」

シャロ「じゃあ…やっちゃいますか!?」

アンリエット「えっ!?」

神津「アンコールを受けたなら、俺たちが出て行かないわけにもいかないだろうな」

コーデリア「さぁ行きましょう!第二幕のはじまりよっ!」

コーデリア「ミルキィホームズ劇団!出動ーっ!!」

ミルキィホームズ劇団「おーーっ!!」


おしまい

318: 2012/04/25(水) 02:45:01.17 ID:xFciRBfm0
ヤンデネローナ「まだ、戦いは続くのでしょうか」

シャロ「…続くでしょうね、光あるところに影はできる」

シャロ「探偵がいればどこかに怪盗も…全ての怪盗を捕まえることは出来ないのかもしれない」

シャロ「でもあきらめちゃいけない…それが、探偵の仕事だから!」

アンリエット「こうして、二人は怪盗お花畑の野望をくじき、怪盗の大量発生を未然に防いだのです」

アンリエット「しかし…怪盗帝国を建国しようともくろむ怪盗はお花畑だけではない…」

アンリエット「二人の戦いはまだ…続くのです」



神津「…私だ」

神津「やっぱり今回はだめだったよ、お花畑は人の話を聞かないからな」

神津「…あぁ大丈夫、私の石ころネットワークは世界中に張り巡らされている」

神津「いずれ世界中の怪盗が結束し…世界を蹂躙するだろうね」

神津「それこそが、その世界こそが怪盗帝国」

神津「まだ、何も終わってはいないさ…!」


『探偵の仕事』  END

320: 2012/04/25(水) 02:46:05.74 ID:es3LL4tY0


第二章のボスは石ころか

引用: コーデリア「みんな!安価でオペラよ!」