472: 2012/12/26(水) 00:56:30.38 ID:AS3muh6h0
P「あーーりすーーー」
ありす「橘って呼んでください」
P「なんでよー。ぼちぼち仲良くなってきたんだし、よいでわないかよいでわないか。
橘よりありすの方が年間1万回名前を呼ぶとして1万文字も節約できてお得だぞ」
ありす「じゃあ1万回頑張ってください。私もその分アイドル活動頑張りますから」
P「変なあだ名つけんぞ。タッティーとかバッナーとか」
ありす「別にいいです、それでも。むしろそっちでいいです」
P「つれないなあ」
ありす「それより、何の用ですか?」
P「うむ。橘さんはサンタさんに何のお願いごとをしたのっと」
ありす「お願いごと? 何をもらうとかですか?」
P「そうそう。お前は常日頃みょーに良い子だったからな。サンタさんも奮発してくれるに違いないぞ」
ありす「妙にっていうのが引っかかりますが……もうサンタを信じるような年じゃないです。あれ、お父さんだし」
P「え」
---------------------
P「これから家族会議を始めたいと思います」
ありす「橘って呼んでください」
P「なんでよー。ぼちぼち仲良くなってきたんだし、よいでわないかよいでわないか。
橘よりありすの方が年間1万回名前を呼ぶとして1万文字も節約できてお得だぞ」
ありす「じゃあ1万回頑張ってください。私もその分アイドル活動頑張りますから」
P「変なあだ名つけんぞ。タッティーとかバッナーとか」
ありす「別にいいです、それでも。むしろそっちでいいです」
P「つれないなあ」
ありす「それより、何の用ですか?」
P「うむ。橘さんはサンタさんに何のお願いごとをしたのっと」
ありす「お願いごと? 何をもらうとかですか?」
P「そうそう。お前は常日頃みょーに良い子だったからな。サンタさんも奮発してくれるに違いないぞ」
ありす「妙にっていうのが引っかかりますが……もうサンタを信じるような年じゃないです。あれ、お父さんだし」
P「え」
---------------------
P「これから家族会議を始めたいと思います」
473: 2012/12/26(水) 00:57:49.79 ID:AS3muh6h0
ベテトレ「…………で……そこでどうして私を呼ぶ」
P「なんとなく容姿似てるじゃん?」
ベテトレ「黒髪ロングならなんでもいいと思ってないかキミは!?」バンッ
P「妻よ!」
ベテトレ「私はまだ未婚だぁ!!」
ありす(早く帰りたいなぁ)
P「さて、ここにクリスマスに向けた調査書がある」
ベテトレ「またキミは仕事外にも無駄な努力を……どれどれ」
小春『クリスマスプレゼントですかぁ~? お揃いのリボンが欲しいです~。ヒョウくんも良い子にしてたからもらえますよね~?』
メアリー『早くダーリンにお似合いのオンナになれるよう化粧のグッズが欲しいワ!』
若葉『あ、私も大人っぽく見えるお化粧したいな~。サンタさんお願いしますっ』
珠美『さ、最近不覚にもハマってる剣道のアニメがありまして……DVDとか欲しかったりな~っと』
由愛『プレゼントですか……? 新しいスケッチブックがいいかな……あっ、安いのでいいんです。無理はいいませんから……』
P「なんとなく容姿似てるじゃん?」
ベテトレ「黒髪ロングならなんでもいいと思ってないかキミは!?」バンッ
P「妻よ!」
ベテトレ「私はまだ未婚だぁ!!」
ありす(早く帰りたいなぁ)
P「さて、ここにクリスマスに向けた調査書がある」
ベテトレ「またキミは仕事外にも無駄な努力を……どれどれ」
小春『クリスマスプレゼントですかぁ~? お揃いのリボンが欲しいです~。ヒョウくんも良い子にしてたからもらえますよね~?』
メアリー『早くダーリンにお似合いのオンナになれるよう化粧のグッズが欲しいワ!』
若葉『あ、私も大人っぽく見えるお化粧したいな~。サンタさんお願いしますっ』
珠美『さ、最近不覚にもハマってる剣道のアニメがありまして……DVDとか欲しかったりな~っと』
由愛『プレゼントですか……? 新しいスケッチブックがいいかな……あっ、安いのでいいんです。無理はいいませんから……』
475: 2012/12/26(水) 00:59:55.76 ID:AS3muh6h0
P「結論、ありすの年でサンタを信じてないのはおかしい」キリッ
ありす「見事に偏った結果……というか由愛さんに至っては気を使ってるじゃないですか」
ベテトレ「で、キミはこれらを全部用意すると?」
P「ハハっ、なにをいってるんだね。サンタさんがよういしてくれるんだよ。なおDVDは高いのでレンタルしたのを焼いて渡す予定とのこと」
ベテトレ「ケチりおって……」
ありす「プロデューサーさんはサンタさんとお知り合いなんですね」
P「そうとも! 事情あってすぐに連絡が取れるわけではないが、何が欲しいか聞いたら晩に間に合うよう手配するぞ!」
ベテトレ「まあ、何はともあれ何か言ってやったらどうだ? 欲しいものが手に入ったら儲け物だろう?」
ありす「……じゃあ伝えておいてください」ガタッ
ありす「私が欲しいものはたぶんサンタさんには手に入らないものだから、って」
バタン
P「うーむ……逃してしまった」
ベテトレ「まったく、キミというやつは……最初から素直に聞けばよかったんじゃないのか?」
ありす「見事に偏った結果……というか由愛さんに至っては気を使ってるじゃないですか」
ベテトレ「で、キミはこれらを全部用意すると?」
P「ハハっ、なにをいってるんだね。サンタさんがよういしてくれるんだよ。なおDVDは高いのでレンタルしたのを焼いて渡す予定とのこと」
ベテトレ「ケチりおって……」
ありす「プロデューサーさんはサンタさんとお知り合いなんですね」
P「そうとも! 事情あってすぐに連絡が取れるわけではないが、何が欲しいか聞いたら晩に間に合うよう手配するぞ!」
ベテトレ「まあ、何はともあれ何か言ってやったらどうだ? 欲しいものが手に入ったら儲け物だろう?」
ありす「……じゃあ伝えておいてください」ガタッ
ありす「私が欲しいものはたぶんサンタさんには手に入らないものだから、って」
バタン
P「うーむ……逃してしまった」
ベテトレ「まったく、キミというやつは……最初から素直に聞けばよかったんじゃないのか?」
478: 2012/12/26(水) 01:01:59.93 ID:AS3muh6h0
P「だってぇー、せっかくだしありすに夢と希望を与えたいじゃん? 紅白の衣装を纏った老人が夜な夜な跳梁跋扈する冬のロマン」ジタバタ
ベテトレ「それでウザがられては元も子もないと……(prrr)む、電話だぞ」
P「ほい」ピッ
ありす『さっきは不遜な態度を取ってしまってごめんなさい、プロデューサー』
P「いやなに、くるしゅーない」
ありす『せっかく気遣ってもらったのに……でも、サンタとかもう信じてませんから。たぶんお父さんとお母さんが何かくれると思うし、大丈夫です』
ありす『あと……その、プロデューサーさんのこと嫌いじゃないですから」
P「おおー、俺も愛してるぞ娘よー」
ありす『まだ家族会議してたんですか……それでは、……メリークリスマス』
P「メリークリスマス……ありす」
ありす『……っ!』ピッ
ベテトレ「本当に良くできた子だな、彼女は」
P「よし、決めた」
ベテトレ「どうせロクなことを考えてない上に、止めても聞かないな、キミは……」
P「実はクリスマスイヴの晩、ありすの家に入れてもらえるようご両親に許可は取ってある」
ベテトレ「それでウザがられては元も子もないと……(prrr)む、電話だぞ」
P「ほい」ピッ
ありす『さっきは不遜な態度を取ってしまってごめんなさい、プロデューサー』
P「いやなに、くるしゅーない」
ありす『せっかく気遣ってもらったのに……でも、サンタとかもう信じてませんから。たぶんお父さんとお母さんが何かくれると思うし、大丈夫です』
ありす『あと……その、プロデューサーさんのこと嫌いじゃないですから」
P「おおー、俺も愛してるぞ娘よー」
ありす『まだ家族会議してたんですか……それでは、……メリークリスマス』
P「メリークリスマス……ありす」
ありす『……っ!』ピッ
ベテトレ「本当に良くできた子だな、彼女は」
P「よし、決めた」
ベテトレ「どうせロクなことを考えてない上に、止めても聞かないな、キミは……」
P「実はクリスマスイヴの晩、ありすの家に入れてもらえるようご両親に許可は取ってある」
479: 2012/12/26(水) 01:03:55.92 ID:AS3muh6h0
ベテトレ「ほう。するとキミは……」
P「サンタのカッコをしてありすに会いに行って夢と希望を届けようではないか!」
ベテトレ「ま、キミにしてはいいアイディアじゃないか。幸いうちにはサンタの衣装を持ってる娘もいるしな」
P「よし、じゃあ早速衣装を借りに行くぞ」
ベテトレ「ああ」
P「おーい! あやめー! 衣装を貸してくれー!」
ベテトレ「キミはどんな格好で聖夜に挑む気だ!」
-------------------
ベテトレ「そんなこんなで橘家の前にいるわけだが……」
P「しんしんと雪が降ってるでござる。ホワイトクリスマスはキレイだニン」バキッ
P「ひどい! 家庭内暴力だっ!」
ベテトレ「ええいっ、この聖夜に覆面被って全身黒服の男を通報せずゲンコツ一発で済ます私を仏と敬え!」
P「やだなあ、ほんのお茶目じゃないか」ヌギヌギ
ベテトレ「私はコイツに来年もツッコミ続けるのか……プロデューサーとして有能じゃなかったらこんな……」ブツブツ
P「さて、結局ありすが欲しいものがわからなかったので事務所のみんなに色々持ち寄ってもらった」
(・トナカイの着ぐるみ ・老舗の和菓子 ・ミスドの株主優待券 ・PS2 ・漢字検定3級の教本 ・ワイン ・中1の時の勉強ノート ・戦国武将列伝)
P「サンタのカッコをしてありすに会いに行って夢と希望を届けようではないか!」
ベテトレ「ま、キミにしてはいいアイディアじゃないか。幸いうちにはサンタの衣装を持ってる娘もいるしな」
P「よし、じゃあ早速衣装を借りに行くぞ」
ベテトレ「ああ」
P「おーい! あやめー! 衣装を貸してくれー!」
ベテトレ「キミはどんな格好で聖夜に挑む気だ!」
-------------------
ベテトレ「そんなこんなで橘家の前にいるわけだが……」
P「しんしんと雪が降ってるでござる。ホワイトクリスマスはキレイだニン」バキッ
P「ひどい! 家庭内暴力だっ!」
ベテトレ「ええいっ、この聖夜に覆面被って全身黒服の男を通報せずゲンコツ一発で済ます私を仏と敬え!」
P「やだなあ、ほんのお茶目じゃないか」ヌギヌギ
ベテトレ「私はコイツに来年もツッコミ続けるのか……プロデューサーとして有能じゃなかったらこんな……」ブツブツ
P「さて、結局ありすが欲しいものがわからなかったので事務所のみんなに色々持ち寄ってもらった」
(・トナカイの着ぐるみ ・老舗の和菓子 ・ミスドの株主優待券 ・PS2 ・漢字検定3級の教本 ・ワイン ・中1の時の勉強ノート ・戦国武将列伝)
480: 2012/12/26(水) 01:06:28.44 ID:AS3muh6h0
ベテトレ「…………ありすが気に入りそうなもの、あるか?」
P「……PS3しか持ってないって言ってたしPS2はわりといけるんじゃないか? 紗南は薄型のやつあるからいいってさ」
ベテトレ「勉強に役立ちそうなものの方がまだよさそうな気がするよ……これは美波と幸子のか」
P「一応ちひろからのアドバイスで金一封ということで5000円くらい用意してみた」
ベテトレ「現代っ子だし案外それが一番かもな……」
P「ま、後はそれ以外の可能性も考えてるんだが……まあいい、ありすの部屋は2階か。 …………!!?」
ベテトレ「ど、どうした? 何を驚いてるんだ?」
P「大変だ……っ 煙突がないっ!!!?」
バキッ
P「ブツブツ……ドアから入るとかサンタとしてどうなんだ……」
ベテトレ「まったく……私は部屋の前にいるから、ヘマするんじゃないぞ」
P「旦那に任せて安心して帰りを待つがいい」
ベテトレ「もうそれはいい」
P「…………一緒にきてくれて、ありがとな。嬉しいよ、ホント」ニコッ
ベテトレ「……っ! は、早く行ってこい…………バカ」
P「……PS3しか持ってないって言ってたしPS2はわりといけるんじゃないか? 紗南は薄型のやつあるからいいってさ」
ベテトレ「勉強に役立ちそうなものの方がまだよさそうな気がするよ……これは美波と幸子のか」
P「一応ちひろからのアドバイスで金一封ということで5000円くらい用意してみた」
ベテトレ「現代っ子だし案外それが一番かもな……」
P「ま、後はそれ以外の可能性も考えてるんだが……まあいい、ありすの部屋は2階か。 …………!!?」
ベテトレ「ど、どうした? 何を驚いてるんだ?」
P「大変だ……っ 煙突がないっ!!!?」
バキッ
P「ブツブツ……ドアから入るとかサンタとしてどうなんだ……」
ベテトレ「まったく……私は部屋の前にいるから、ヘマするんじゃないぞ」
P「旦那に任せて安心して帰りを待つがいい」
ベテトレ「もうそれはいい」
P「…………一緒にきてくれて、ありがとな。嬉しいよ、ホント」ニコッ
ベテトレ「……っ! は、早く行ってこい…………バカ」
483: 2012/12/26(水) 01:08:46.12 ID:AS3muh6h0
ありす「…………すぅ」
P(……よく寝てるな)
P(普段の落ち着いた顔がライブの最中はあどけない笑顔を見せる。そのギャップにやられたファンは多いだろうし、俺もそこは評価している)
P(とはいえ、中々普段からその顔が見られるわけじゃない。どうにか俺も普段から引き出そうと必氏なのだが)
P(……静かな寝顔だな。起こすのが可哀想に感じる。頭でも撫でて、見守っててやりたい……最近父性に目覚めてきたな)
ありす「……………………ん」
P(ベテトレに言ったジョークじゃないけど、俺もそろそろ嫁さん探さんとまずいかなぁ……そのうち子供ができて、
一生懸命名前を考えてやって、一日中傍にいてやって……って仕事があるか)
ありす「…………ぷろ、でゅーさー……?」
P「……ハッ。わしサンタ!」
ありす「……プロデューサー以外なら不法侵入で警察呼んでます」
P「ほっほっほ、なーにを言ってのかねチミは。クリスマスにサンタが来てもなーんにもおかしくないぞよ。わしトナカイだーい好き! ……どう、信じた?」
ありす「……ぷっ。あはは、ほんとに来るなんて……もう」
P「さて、起こしてしまって悪いのだがありすちゃんの欲しいものはなんだい? ゲームかい? それとも――」
ありす「じゃあ、サンタさん…………欲しいものが1つだけあります」
P(それとも…………ありす、お前が欲しいのは)
P(……よく寝てるな)
P(普段の落ち着いた顔がライブの最中はあどけない笑顔を見せる。そのギャップにやられたファンは多いだろうし、俺もそこは評価している)
P(とはいえ、中々普段からその顔が見られるわけじゃない。どうにか俺も普段から引き出そうと必氏なのだが)
P(……静かな寝顔だな。起こすのが可哀想に感じる。頭でも撫でて、見守っててやりたい……最近父性に目覚めてきたな)
ありす「……………………ん」
P(ベテトレに言ったジョークじゃないけど、俺もそろそろ嫁さん探さんとまずいかなぁ……そのうち子供ができて、
一生懸命名前を考えてやって、一日中傍にいてやって……って仕事があるか)
ありす「…………ぷろ、でゅーさー……?」
P「……ハッ。わしサンタ!」
ありす「……プロデューサー以外なら不法侵入で警察呼んでます」
P「ほっほっほ、なーにを言ってのかねチミは。クリスマスにサンタが来てもなーんにもおかしくないぞよ。わしトナカイだーい好き! ……どう、信じた?」
ありす「……ぷっ。あはは、ほんとに来るなんて……もう」
P「さて、起こしてしまって悪いのだがありすちゃんの欲しいものはなんだい? ゲームかい? それとも――」
ありす「じゃあ、サンタさん…………欲しいものが1つだけあります」
P(それとも…………ありす、お前が欲しいのは)
484: 2012/12/26(水) 01:10:32.57 ID:AS3muh6h0
ありす「私に……」
ありす「私に、普通の名前をください」
P「………………」
ありす「サンタさん。私、この世で一番信頼してるお父さん、お母さん……そしてプロデューサーにも言ったことないけど、ありすって名前が嫌いなんです」
ありす「日本人っぽくなくって、童話やゲームで見る名前で……ネットでは頭の悪い親がつける名前だって」
ありす「周りのみんなはそんなこと言わないけど、きっと気を使ってるだけで
」
ありす「だから、普通の名前をください。誰からも変だって思われない、普通の名前を…………」
ありす「私に、普通の名前をください」
P「………………」
ありす「サンタさん。私、この世で一番信頼してるお父さん、お母さん……そしてプロデューサーにも言ったことないけど、ありすって名前が嫌いなんです」
ありす「日本人っぽくなくって、童話やゲームで見る名前で……ネットでは頭の悪い親がつける名前だって」
ありす「周りのみんなはそんなこと言わないけど、きっと気を使ってるだけで
」
ありす「だから、普通の名前をください。誰からも変だって思われない、普通の名前を…………」
486: 2012/12/26(水) 01:13:58.51 ID:AS3muh6h0
P「………………ま、薄々感づいてたさ」
ありす「…………」
P「そうだなあ、サンタさんな。本名は――って言うんだけどな」
ありす「もう演技はいいんですか?」
P「黙って聞けい。俺、普通の名前だけど漢字が複雑で、書道の授業で書きにくいわ漢字変換一発でできないわ読みを間違われるわでそりゃ困ったもんだ」
ありす「……名前、変えたいとか思いませんでした?」
P「中二病患ってた時は二つ名とか名乗ろうとしたっけな。でも、今はわりと好きだぞ。この名前」
ありす「どうして?」
P「親に自分の名前の由来聞いたら、ちゃんと意味あったんだなって。画数多い漢字がカッコいいとか適当に名前つけられたとかじゃなかった」
ありす「名前の、意味…………」
P「お前にもきっとあるさ。それに前向きに考えれば覚えられやすい、いい名前じゃないか。アイドル向きだと思うぞ」スッ
ありす「ぷろ……サンタさん、どこへ?」
P「煙突がない家だからな。窓から退散するとしよう。最後に、いっこ。お前の名前…………」ガラッ
P「かわいいぞ、お前に似合ってて」ピョンッ
ありす「待って、プロデューサー!!」
ありす「…………」
P「そうだなあ、サンタさんな。本名は――って言うんだけどな」
ありす「もう演技はいいんですか?」
P「黙って聞けい。俺、普通の名前だけど漢字が複雑で、書道の授業で書きにくいわ漢字変換一発でできないわ読みを間違われるわでそりゃ困ったもんだ」
ありす「……名前、変えたいとか思いませんでした?」
P「中二病患ってた時は二つ名とか名乗ろうとしたっけな。でも、今はわりと好きだぞ。この名前」
ありす「どうして?」
P「親に自分の名前の由来聞いたら、ちゃんと意味あったんだなって。画数多い漢字がカッコいいとか適当に名前つけられたとかじゃなかった」
ありす「名前の、意味…………」
P「お前にもきっとあるさ。それに前向きに考えれば覚えられやすい、いい名前じゃないか。アイドル向きだと思うぞ」スッ
ありす「ぷろ……サンタさん、どこへ?」
P「煙突がない家だからな。窓から退散するとしよう。最後に、いっこ。お前の名前…………」ガラッ
P「かわいいぞ、お前に似合ってて」ピョンッ
ありす「待って、プロデューサー!!」
494: 2012/12/26(水) 01:18:24.23 ID:AS3muh6h0
P「さらばだ、メリークリスま――――」
ありす「ここ2階!!
ァョーーーー……… バサバサバサ
ありす「…………あ、逃げてった。……あれ、ベテトレさんも一緒?」
ありす「ハァ………… うん」
ありす「名前の意味、か……聞いてみよう……かな」
ありす「おはようございます、プロデューサーさん、ベテトレさん……ぅ、おさけくさい」
ベテトレ「うぅ……すまんな、橘。昨日コイツとワインで一杯やってたんだが……」
P「ひどいや、ベテトレが全部飲んじゃだったんだ。くすんくすん。もう離婚してやる」
ベテトレ「いや、飲むのもは久々だったんだ……あと、今の私にツッコミ入れる元気ないからな…………」
P「ならその隙に親権はもらってしまおう。なあ、あり――橘さん?」
ありす「ここ2階!!
ァョーーーー……… バサバサバサ
ありす「…………あ、逃げてった。……あれ、ベテトレさんも一緒?」
ありす「ハァ………… うん」
ありす「名前の意味、か……聞いてみよう……かな」
ありす「おはようございます、プロデューサーさん、ベテトレさん……ぅ、おさけくさい」
ベテトレ「うぅ……すまんな、橘。昨日コイツとワインで一杯やってたんだが……」
P「ひどいや、ベテトレが全部飲んじゃだったんだ。くすんくすん。もう離婚してやる」
ベテトレ「いや、飲むのもは久々だったんだ……あと、今の私にツッコミ入れる元気ないからな…………」
P「ならその隙に親権はもらってしまおう。なあ、あり――橘さん?」
498: 2012/12/26(水) 01:21:51.72 ID:AS3muh6h0
ありす「……ふふっ」
ありす「名前でいいです。ありす、って呼んでくださいっ」
P「おや、何かいいことでもあったか?」
ありす「ええ。昨日サンタさんが来て」
P「だから言ったろ? サンタさんはいるんだって」
ありす「えへへ……でもね、ひどいんです。サンタさん、私が欲しいって言ったのと違うのをくれて」
ありす「でも、それはそれでよかったから、許しちゃいました♪ ね、お母さん」
ベテトレ「って、お前までふざけだして……ま、クリスマスになったみたいだな。ありす」
ありす「うんっ。 …………でも」
P「……っ! ……どうした、ありす。いきなり抱きついて」
ありす「サンタさんの正体、またわかっちゃった」
ありす「私を抱きしめて、大きな手で撫でてくれる人……私に名前の大切さを教えてくれた人」
ありす「ねっ……お父さんっ」
了
ありす「名前でいいです。ありす、って呼んでくださいっ」
P「おや、何かいいことでもあったか?」
ありす「ええ。昨日サンタさんが来て」
P「だから言ったろ? サンタさんはいるんだって」
ありす「えへへ……でもね、ひどいんです。サンタさん、私が欲しいって言ったのと違うのをくれて」
ありす「でも、それはそれでよかったから、許しちゃいました♪ ね、お母さん」
ベテトレ「って、お前までふざけだして……ま、クリスマスになったみたいだな。ありす」
ありす「うんっ。 …………でも」
P「……っ! ……どうした、ありす。いきなり抱きついて」
ありす「サンタさんの正体、またわかっちゃった」
ありす「私を抱きしめて、大きな手で撫でてくれる人……私に名前の大切さを教えてくれた人」
ありす「ねっ……お父さんっ」
了
501: 2012/12/26(水) 01:23:28.25 ID:whdJXKvn0
可愛いなあ乙
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