1: 2018/05/07(月)20:33:48 ID:0qI
彡(゚)(゚)「ちょっと入ってみるか」

彡(゚)(゚)「ほーん…中は普通の宝石店やな」

(―■_■)「何かお探しですか?」

彡(゚)(゚)(チッ…いつからワイの後ろにおったんや…)

彡(゚)(゚)「いや今日は見に来ただけでなんにも買わへんで」セカセカ

(―■_■)「お客様にピッタリの宝石がありますよ」

彡(゚)(゚)(話聞けや)

魔石商ラピス・ラズリ(1) (てんとう虫コミックス)


彡(゚)(゚)「こんなところに宝石店あったんやな…」

4: 2018/05/07(月)20:38:18 ID:0qI
(―■_■)「この赤いラピスラズリです」

彡(゚)(゚)「ちょっと待てや」

(―■_■)「何でしょうか?」

彡(゚)(゚)「赤いラピスラズリなんか聞いたことないで!そもそもラピスラズリって青い宝石って意味やったような…」

(―■_■)「お客様…」

彡(゚)(゚)「ん?」

(―■_■)「実はこれ…願い事を叶えてくれる宝石なんです…」

彡(゚)(゚)「は?嘘つくなや」

(―■_■)「お代は結構なので…」

彡(゚)(゚)「ファッ!?タダなんか!?」

彡(^)(^)「よっしゃ!もらうでこれ!」

9: 2018/05/07(月)20:44:53 ID:0qI
(―■_■)「そのかわりあなたのハートジュエルをいただきます…」

彡(゚)(゚)「は?」

(―■_■)「開け!ジュエルパクト!」

彡(゚)(゚)「なんや…急に頭が…」バタッ…



彡(-)(-)「うーん…」

彡(゚)(゚)「ムニャムニャ…あれ?宝石店がなくなってるでけど…宝石がワイの手元に…」

彡(-)(-)(不思議なこともあるもんやな)

彡(゚)(゚)「まっ…今日は家に帰って願い事を考えてみるか…」

15: 2018/05/07(月)20:51:24 ID:0qI
やきうの家

ガチャ

彡(゚)(゚)「ただいまやで…って誰もおらんのか」

彡(゚)(゚)「一週間前から憧れの独り暮らし…大家のクソやろうはウザいけどそれ以外は完璧やな」

(´?ω?`) クシュン!

(´・ω・`)「誰か僕のうわさしたのかな…」

彡(゚)(゚)「願い事か…何にしようかな…」

彡(-)(-)(金持ちになるのもいいし…ハーレム状態になるのもええな…)

彡(゚)(゚)「いやまてよそういえば…」

17: 2018/05/07(月)20:57:54 ID:0qI
二日前

「実は幽霊の正体がいると証明できたらノーベル賞が取れるらしいですよ!」

「へーそーなんだ…」

彡(゚)(゚)『幽霊の正体ねぇ…』


彡(゚)(゚)「幽霊がいると証明できたらノーベル賞もらえるんやったな…」

彡(^)(^)「それで金持ちにもなるし女子からモッテモテやな!」

彡(゚)(゚)「よし!ワイは決めた!」

彡(゚)(゚)「幽霊が見える人でテレビで報道してくれ!」

ピカーン…

18: 2018/05/07(月)21:03:57 ID:0qI
彡(゚)(゚)「な…なんか変わったか?」

三(゚)(゚)『ワイのこと見えてるのかな…』

彡(゚)(゚)「ファッ!?ビックリしたで!」

三(゚)(゚)『ファッ!?やっぱり見えてるやんけ!』

彡(゚)(゚)「お前は何者やねん!」

三(゚)(゚)『ワイはお前のひいひいひいひいひい爺ちゃんや』

彡(゚)(゚)「ひいって何回言ったかわからんけど随分前の人なんやな…」

三(゚)(゚)『せやで』

彡(゚)(゚)「しかもワイよりカッコイイやんけ…」

三(^)(^)『お?そうか?』

彡(゚)(゚)(喜んだときの表情…反応もまるでうりふたつやで…)

19: 2018/05/07(月)21:13:22 ID:0qI
彡(゚)(゚)「けど…報道陣がまだ来てないな…」

彡(^)(^)「まぁ待ってたら来るやろ!」


二時間後


彡(゚)(゚)「なんで誰も来ないねん!」

彡(゚)(゚)「けど…二時間でわかったことがある…」

三(゚)(゚)『お腹空いたな…喉乾いたな…』

彡(゚)(゚)(こいつは基本的に食べ物が食べれない)

彡(゚)(゚)(食べる以前にモノに触れない…)

三(゚)(゚)『テレビのなかってこんなことなってるんやな!』

彡(゚)(゚)(そしてこいつは結構な知りたがり)さん…さっきからワイの家のモノの中身全部見ようとしてる…)

三()()『やきうの口クッサー!』

彡(゚)(゚)(そしてワイよりトーク力がある…)

彡(゚)(゚)(まぁ…ワイの近くにおる霊のことはある程度しれたかな…)

彡(゚)(゚)「今日は寝るで」

三(゚)(゚)『おやすみー』フワフワ

彡(゚)(゚)「…」

彡(゚)(゚)(幽霊は浮いて寝る…と…)

20: 2018/05/07(月)21:22:07 ID:0qI
翌日

三(゚)(゚)『起きろ起きろ!朝やぞ!』

彡(-)(-)「ん…ワイはまだ寝たいのに…」

三(゚)(゚)『はよ起きな大家に怒られるで』

ガバァ!
彡(゚)(゚)「せや!今日はしご…」

彡(-)(-)「ってワイはまだ無職や…仕事もまだ見つかってないんや…」

三(^)(^)『外でさんぽしようや!』

彡(゚)(゚)「お前は犬か…」


(´・ω・`)「電子レンジ壊れてもうた…買いにいかな…ん?」

三(^)(^)『やった!さんぽやで』

彡(゚)(゚)「幽霊って外にもおるんか?」

三(^)(^)『もちろんですよ!』

(´・ω・`)(やきう君は一人で何を喋っているんやろうか…)

22: 2018/05/07(月)21:32:32 ID:0qI
彡(゚)(゚)「な…あ…」ボソボソ

三(゚)(゚)『ん?』

彡(゚)(゚)「なぁなぁ」ボソボソ

三(゚)(゚)『どうしたんですか?』

彡(゚)(゚)「あそこの女子高生のパンツ何色か調べてくれへんか?」

三(゚)(゚)『わかりました!』スィーッ


彡(゚)(゚)「何色やった?」

三(^)(^)『黒と白の水玉です』

彡(^)(^)「よっしゃナイスやで!」

女子高生(この人何一人で喋っているのだろう…)

彡(゚)(゚)「そういえば…朝何も食べてないな…」

三(゚)(゚)『あそこのファミレスに行きましょう!』

彡(゚)(゚)「お、おう(金持ってきてよかった…)」

三(^)(^)『うわぁ!いい臭い!食べれないけど』

彡(゚)(゚)「めっちゃ人おるやん…」

三(゚)(゚)『いえ…ここにいる人の七割が幽霊ですよ』

彡(゚)(゚)「ファッ!?七割!?」

23: 2018/05/07(月)21:40:53 ID:0qI
ビクッ!

店員「お客様…声がでかいですよ」

彡(゚)(゚)「おう…すまんな…」ペコペコ

彡(゚)(゚)「あの店員幽霊三人おったな…」

三(゚)(゚)『あれが普通ですよ』

彡(゚)(゚)「普通なんか!?」

三(゚)(゚)『普通なら三人四人くらいついてますよかわいい子とかなら六人くらいついてるときありますけど…人気のない人だとそこそこ少ないですけど』

彡(-)(-)(遠回しにワイをディスってるような気がするけどきのせいか?」

三(゚)(゚)『何か言いましたか?』

彡(゚)(゚)「い、いや!何も言ってないで」

24: 2018/05/07(月)21:50:36 ID:0qI
数分後

彡(^)(^)「いやー食った食った」

三(゚)(゚)『ワイは何も食ってないで…』

彡(゚)(゚)「そもそも食われへんやろ…」

三(゚)(゚)『それもそうですね』

彡(゚)(゚)「そういえば…ゆきう君はどこか行きたいところあるか?」

三(゚)(゚)『公園に行きたいです!やきう君と遊びたいので!』

彡(^)(^)「おっ…ほな遊園地に行こうか!」

三(^)(^)『お!マジか!そうと決まれば!行こうか!

こうしてワイはゆきう君とすてきな一日を過ごした、周りからは多分変な目で見られてると思うけどワイはそれでも楽しいんや!

彡(^)(^)「いやぁ…楽しかったな!」

三(^)(^)『やきう君ジェットコースター超ビビってたけどな』

彡(^)(^)「う…うるさいわ!」

25: 2018/05/07(月)21:54:20 ID:0qI
(´・ω・`)「ふぅ…なんとか電子レンジ見つかってよかった…ん?あれは…」

彡(^)(^)「いやぁ…帰ったらビール飲もうや!」

三(^)(^)『僕飲めないですって!』

(´・ω・`)(何を一人で話してるんや…)

彡(^)(^)「ワッハッハッハッハッ!」

三(^)(^)『ワッハッハッハッハッ!』

(´・ω・`(

26: 2018/05/07(月)21:56:11 ID:0qI
(´・ω・`)「ふぅ…なんとか電子レンジ見つかっ てよかった…ん?あれは…」

彡(^)(^)「いやぁ…帰ったらビール飲もうや!」

三(^)(^)『僕飲めないですって!』

(´・ω・`)(何を一人で話してるんや…)

彡(^)(^)「ワッハッハッハッハッ!」

三(^)(^)『ワッハッハッハッハッ!』

(´・ω・`)(うわっ!いきなり…笑いだしたで…もしかして…)

28: 2018/05/07(月)22:00:51 ID:0qI
彡(゚)(゚)「ん?」

三(゚)(゚)『どうたんや?』

彡(゚)(゚)「誰か今見てたような気がするねんけど…」

三(^)(^)『気のせいやろ』

彡(^)(^)「んー…まっいっか!」



彡(^)(^)「今日は疲れたし寝るか」
 
三(^)(^)『明日は家でのんびりしましょう!』

彡(^)(^)(ワイは今幸せや!とっても幸せや!)

31: 2018/05/07(月)22:06:59 ID:0qI
翌朝

三(゚)(゚)『なぁなぁやきう君?』

彡(゚)(゚)「どうしたゆきお君?」

三(゚)(゚)『家の前に車が何台か止まってるよ』

彡(^)(^)(もしかして…報道陣か!?)

ピンポーン!

彡(^)(^)(ついにこのときが来たで!これでワイも大物や!)

彡(^)(^)「はーい!」ガチャ

(●^◇^●)「あのーやきうのいえであっていますでしょうか?」

彡(^)(^)「はい!そうですが!」

(●^◇^●)「あっ…わたくしツバメ警察署のものなんですけども

彡(゚)(゚)「へ?」

32: 2018/05/07(月)22:18:25 ID:0qI
(●^◇^●)「ちょっと署までついてきてもらってもいいかな?」 

彡(゚)(゚)「は…はい」

彡(゚)(゚)(なんでやなんでワイはこうなったんや!)



(●△●)「はいれ…」

彡(゚)(゚)「で…なぜワイがここに…」

(●゚◇゚●)「君のところの大家さんから一人で喋っていたり笑ったりしてるから薬物でもやってるんじゃないかって」

(*^◯^*)「大家さんビビってたんだ!」

彡(●)(●)(あのクソやろうか!)

(●゚◇゚●)「で?君はやっているの?」

彡(゚)(゚)「いえ!やってないで!」

(●゚◇゚●)「じゃあなんで一人で喋っていたり笑ったりしてたの…」

彡(゚)(゚)「え…えと…それは…」

彡(゚)(゚)(ここで幽霊が見えるって言ったら馬鹿にされる…)

33: 2018/05/07(月)22:23:00 ID:0qI

三(゚)(゚)『やきう君大変やなぁ…』

???『どうしたんや?』

三(゚)(゚)『ん?お…お前は!』

(゚)(゚)『戦国時代にいたやきうの先祖やで!』

三(゚)(゚)『アカン!今体に乗り移ったら大変なことになるから止めろ!』

(゚)(゚)『うるさいねん!お前は黙っとけ!』

37: 2018/05/07(月)22:29:28 ID:0qI
>>35
>>36
見ててよかったわ続き書くから待っといてな

41: 2018/05/07(月)22:39:12 ID:0qI
(゚)(゚)『ええか!俺がこいつの体に乗り移って警察官をぶっ飛ばす!』

三(゚)(゚)『けど…そんなことしたらやきうの人生が…』

(゚)(゚)『うるさいねん!だからお前はそこで見とけ!』

彡(゚)(゚)(なんか…後ろ騒がしいな…)

(゚)(゚)『入らせてもらうで』スーッ

彡(゚)(゚)(なんや…急に意識が…)

バタッ…

(●゚◇゚●)「ん?どうした?」

彡(●)(●)「久しぶりの体は馴染むなぁ!」

(●゚◇゚●)「どうした!いき…」
ボコォ!

彡(。)(;)「人を殴るのは楽しいなぁ…」ボコボコ!

(*^◯^*)「ツバくんを殴り続けるのはやめ…」

彡(。)(;)「うるせぇなぁ!」

バキュン!

(*●◯●*)「ウッ…!」

ガチャ!

(●△●)「な…何してるんだ!」ガシッ!

49: 2018/05/08(火)21:39:17 ID:wqx
彡(。)(;)「離せや!何すんねん!」ジタバタし

(●゚◇゚●)「ポジ…くん…大…丈夫…か…?」

(*^◯^*)「僕も…う…ダメな…きがする…んだ…」

(●゚◇゚●)「ポジくん…」ウルウル

彡(。)(;)「はよ離さんかい!せや!これだけは言っておく!」

彡(^)(^)「ワイは幽霊が見える!そのへんのお前らとは違うんじゃ!」

(●△●)「ほら!さっさと行くぞ…」

スタスタ…

50: 2018/05/08(火)21:44:30 ID:wqx
一ヶ月後

裁判長「被告人を有罪とし無期懲役にする!」

彡(゚)(゚)「…」

三(゚)(゚)『…』

ワイはあのときのことは全く覚えてない

けど…ゆきうに聞くとワイの先祖に体を乗っ取られたらしい…それで人を怪我させてしまったんや…

(☆...●)「面会…長くは話すなよ…」

彡(゚)(゚)「…」

(―■_■)「…」

彡()()「お前のせいで何もかもメチャクチャや…」イライラ

彡(●)(●)「ワイの願い事を叶えてないやないか!」カッ!

(―■_■)「いえ…願い事はちゃんとかなっていますよ…」

51: 2018/05/08(火)21:51:18 ID:wqx
彡(゚)(゚)「は?どういうことや?」

彡(゚)(゚)「有名にもなってないし報道陣も来てないやないか

(―■_■)「あなたの願い事はこう言いましたよ…」

彡(゚)(゚)『 幽霊が見える人でテレビで報道してくれ!』

(―■_■)「こう言いましたよ」

彡(゚)(゚)「せや…け…けど有名になってないやないか!」

(―■_■)「テレビ…見ましたか?」

彡(゚)(゚)「知らん見てない…ショックでテレビとか全く見てないわ…」

(―■_■)「じゃあここでアナウンサーが言っていたことを私が伝えましょう…」

52: 2018/05/08(火)21:59:00 ID:wqx
「今日の午後3時、警察に薬物使用の疑いで質問されていた男が警察の銃を奪い発泡しました」

「男はワイは幽霊が見える!などとよくわからない発言をして、その後逮捕されました」

彡()()「やめてくれ…」

(―■_■)「どうしたんですか?」

彡(。)(,)「もうやめてくれ…」

(―■_■)「まさかテレビで悪い形で報道されるとは…」

彡(●)(●)「うるさいねん!結構お前は何者なんじゃ!」 

53: 2018/05/08(火)22:04:51 ID:wqx
(―■_■)「私は人の命を奪う…魔石商です…」

(―■_■)「またお会いしましょう…来世でね♪」スタスタ

彡(●)(●)「おい!待ってくれ!」

ガシッ

(☆...●)「時間…」

彡(●)(●)「いやや!ワイはこんなところにいたくないんや!」ズザー


そしてゆきうはもうワイの目の前に姿をあらわさなくなった…ワイの怖い姿を見て怖くなったんやろか…そして…

54: 2018/05/08(火)22:09:34 ID:wqx
彡(゚)(゚)「ウッ!なんや…心臓が苦しい…」

彡(゚)(゚)「ワイは…もう…氏ぬんやろう…か…」

彡(-)(-)


ワイは幽霊になった…今度はこちらからゆきうに会いに行かな…けどワイも幽霊になっとるからやきうからゆきうになったな…

『やあ…久しぶりやな!』

『せやな!あの時みたいにお馬鹿なことやろうや!』






      おしまい♪

55: 2018/05/08(火)22:13:52 ID:wqx
終わったで!とっても疲れたわ!

引用: 彡(゚)(゚)「こんなところに宝石店あったんやな…」2