1: 2009/03/08(日) 08:20:01.55 ID:ZUgStTi60
これはある日の昼下がり・・桜田家での事だった・・


紅「・・・キャアッ!!!」

JUM「どうした真紅?・・・あー・・紅茶のカップが割れてるよ・・」

苺「どうしたのー?」

真紅「急に手に持っていた紅茶のカップが手の中で回転したのだわ」

JUM「回転した・・・?」

EATOS スタンダードサイズ カードスリーブ 『ローゼンメイデン 真紅』【エアサンクリ/2022年3月】
7: 2009/03/08(日) 08:27:57.49 ID:ZUgStTi60
JUM「とりあえず・・カップを片付けないとな・・。翠星石、雑巾を持ってきてくれないか?」

翠「えー・・なんで翠星石が持ってこないといけないですか・・全く・・」

JUM「とりあえず、どんな風に回転したんだ?真紅?」

紅「紅茶を飲んでいたら、急に手の中でカップが激しく回転しだして・・こうなったのだわ」

苺「実はヒナも今朝から何かおかしいのー」

JUM「何が?」

苺「何でかしらないけどヒナの体がロープで操れるようになってたのー」

JUM・紅「!?」


11: 2009/03/08(日) 08:34:32.98 ID:ZUgStTi60
苺「ほらーこんな風に・・」

JUM「うわあ・・これは右腕だけがロープに沿って移動している・・」

紅「凄いのだわ・・・」

苺「凄いのーヒナ凄いのー!!」

JUM「それはそうと、翠星石は遅くないか?」

紅「そうね・・様子を見に行くのだわ」



---浴室---

JUM「おい、何やってんだ翠星石?」

翠「あわわわわ・・・ジュ・・・ジュン!?手を見て欲しいですぅ」

JUM「これは・・爪が回転している・・」

紅「私と同じ様な回転なのだわ」

苺「わー!!翠星石もヒナ達と同じなのー!!」

12: 2009/03/08(日) 08:40:11.23 ID:ZUgStTi60
翠「急に回転しだしたですぅ・・」

JUM「回転は止められないのか・・?」

翠「努力してみるですぅ・・・・・・・・!!」

紅「止まったのだわ」

JUM「しかし何でまた急にこんな事に・・・」

紅「とりあえず、居間に戻るのだわ」

---居間---

翠「怖かったですぅ・・」

苺「面白いですー!!左足だけロープで・・」

JUM「何でこんな事になったのか・・?」

金「えー!!三人とも変になってるのかしらー!!」

紅「金・・・金糸雀!!」


14: 2009/03/08(日) 08:47:22.91 ID:ZUgStTi60
金「こっちでも変な事になっているのかしら」

JUM「と・・言う事は金糸雀もか?」

金「そうかしら・・見せてあげるかしら・・」

紅「バイオリン?」

金「ほら・・・なんか音が文字になってるかしら・・」

JUM「壁に『キィィィン』って音がいっぱい張り付いてきたぞ」

紅「わっ・・体にくっ付いたのだわ・・・」

金「はい・・おしまいかしら・・・」

JUM「文字が消えたぞ」

紅「これで一つはっきりしたのだわ・・・おそらく他のドールも同じことになっている可能性が高いのだわ」

翠苺金「!?」

翠「翠星石は蒼星石を見てくるですぅ!!」






16: 2009/03/08(日) 08:54:56.04 ID:ZUgStTi60
語尾間違えた・・スイマセンorz


紅「もっと情報が欲しいわね」

金「そうかしら・・・で、貴方達はどんな風になったのかしら?」

JUM「真紅は手の中の物体が回転して、翠星石は爪が回転した。雛苺はロープで体を自由自在に操れるようになっていたぞ」

金「能力は統一されてないかしら・・」

紅「あ、翠星石が蒼星石を連れて帰ってきたのだわ」

翠「やっぱり蒼星石もおかしなことになってたですぅ」

JUM「どんな風に?」

蒼「それは僕の口から・・。・・・変なスプレー缶から肉の様なモノが出せるようになってたんだ」

紅「それはまたグロイ能力なのだわ」

苺「水銀燈はどうなってるのー?」


18: 2009/03/08(日) 09:05:13.98 ID:ZUgStTi60
銀「呼んだかしらぁ?雛苺」

紅「水銀燈・・・って何なのその姿は?」

蒼「恐竜・・・かな?」

銀「そうなのよぅ・・力も強くて、気に入ってるのよ」

JUM「頼むから・・・ここでは元に戻ってくれないか?」

銀「分かったわよ・・・」

翠「元に戻ったですぅ・・」

金「みんなおかしくなってるかしら・・」

銀「みんなぁ?・・・特別だと思ったのに・・」

紅「さしあたっては・・・・JUM、紅茶を入れて頂戴」

JUM「・・・・・分かったよ」


19: 2009/03/08(日) 09:09:51.26 ID:ZUgStTi60
銀「とりあえず、一番強いのはこの私ね」

紅「何を言ってるの?私の方が強いのだわ!!」

銀「さぁて・・・どうだかねぇ」

翠「始まったですぅ・・・」

蒼「ハ・・ハハ・・」

苺「うるさいのー・・」



銀「あーら・・・じゃあやってみるぅ?」

紅「やってやるのだわ!!」

金「ちょ・・真紅に水銀燈・・落ち着くかしら。アリスゲームは今は中断かしら」

銀「それとは関係ないわよ。ただこの紅い小娘をぶちのめしたいだけよぅ」

紅「言ってくれたわね!!!もう許さないのだわ!!」

蒼「落ち着いて二人とも!!」

翠「落ち着くですぅ・・」


21: 2009/03/08(日) 09:14:47.49 ID:ZUgStTi60

紅「もう許さないのだわ!!これでも喰らうのだわ!!」

苺「ああっ!!ヒナのうにゅーが!!」

翠「回転しているですぅ・・・」

紅「喰らいなさい!!」

銀「ぶっ・・!!!」

蒼「あーあ・・・餡子がべったりついてるよ・・」

苺「うにゅーが・・・うにゅーが・・・もう二人とも許さないのー!!!」

金「また一人犠牲者が増えたかしら・・」



JUM「みんな静かにしろ!!!!」

翠「ひっ・・・」

紅「分かったのだわ・・」

銀「・・・・」

苺「うにゅーが・・・うにゅーが・・・・」

24: 2009/03/08(日) 09:21:45.94 ID:ZUgStTi60
銀「ちょっと・・私やられっぱなしぃ?」

苺「ざまぁwwwwww」

蒼「まぁ、JUM君の話を聞こうよ」

JUM「ありがとう、蒼星石。・・・よし、真紅に水銀燈、お前たちはどっちが強いのかを決めておきたいんだよな?」

紅「そうかしら・・」

銀「そうよぉ・・」

JUM「で、雛苺・・・お前は二人が許せないんだよな?」

苺「うにゅーの敵なのー!!」

JUM「じゃあ、こうしよう。三人は家の中を好きに使って戦っていい。ただし、頃しはさせない。これを腕に巻いてもらう。」

蒼「バンダナ?」

JUM「そう。これを相手から奪ったら勝ち。」

紅「優勝商品はあるの?」

JUM「最高にハイってやつな商品だ」

翠「何ですか?」

JUM「何か願いを一つ、叶えてあげよう!!」

26: 2009/03/08(日) 09:27:08.36 ID:ZUgStTi60
金「願いを・・一つ?」

JUM「そうだ。あんまり高価なものは買ってやれないけどな。」

翠「それって・・JUMに抱っこしてもらい放題ってワケですか?」

蒼「(デジカメ♪デジカメ♪)」

JUM「それもありだな。」

翠「よし!!翠星石も参加するですぅ」

蒼「僕も参加しようかな。」

金「カナは・・・パスかしら」

蒼「何でだい?金糸雀」

金「痛いのはイヤかしら」

苺「弱虫なのー!!!金糸雀は弱虫なのー!!WRYYYYYYYYYYYYY!!」

金「な・・・何と言うことを言ってくれたかしら!!!・・・JUM・・カナもやるかしら!!」

29: 2009/03/08(日) 09:34:22.17 ID:ZUgStTi60
JUM「よし・・決まりだな。さて、みんな腕に自分の色のバンダナを巻いて。」

銀「銀色のバンダナなんてあるのねぇ・・・」

JUM「そして、一分間自由に家の中を移動していいから。僕が笛を吹いたら、スタートだ。」

翠「やってやるですぅ!!」

銀「真紅・・・覚えてなさいね・・」

紅「望む所なのだわ・・」

苺「(とりあえず真紅をぶっ頃してやるの)」

蒼「(デジカメにしようかな・・・皆の下着詰め合わせでも・・)」



金「私は・・居間にするかしら」

銀「二階のどこかにしようかなぁ・・」

蒼「変Oであるこの僕には、ここがお似合いかな・・。」

JUM「ピャーーーーーーーッ!!!」

紅「始まったのだわ!!」

翠「やってやるですぅ!!」

32: 2009/03/08(日) 09:44:17.05 ID:ZUgStTi60
スタンド能力に微妙な間違いがあるかもしれませんが、ご容赦下さい
-----

翠「(みんなどこにいるですか?・・・こっそり・・・こっそり)」

銀「あ~ら・・翠星石ねぇ・・・」

翠「水銀燈!!」

銀「まぁ・・・肩慣らしにはちょうどいいわねぇ・・」

翠「(恐竜に変身したです・・)」

銀「喰らいなさぁい!!」

翠「(尻尾がきたですぅぅ!!)ひゃぁぁ!!!」

銀「うまくしゃがんで避けたわねぇ・・。逃がさないわよ!!」

翠「ひええぇぇーっ!!!早すぎですぅー!!逃げるですぅー!!」




33: 2009/03/08(日) 09:52:48.59 ID:ZUgStTi60
銀「ちょこまかと鬱陶しいわねぇ・・」

翠「(爪を・・爪を回転させるですぅ!!)」

銀「爪・・・が回転した・・!?・・・・だから何ぃ?」

翠「(どうすればいいですかぁ?)・・・壁際ですぅ・・・」

銀「追い詰めたわよ♪翠星石・・」

翠「(どうすればいいですう・・回転させた爪を・・どうすればいいですぅ?)」

銀「喰らいなさぁい・・・へぶっ!!!」

翠「だ・・・誰ですぅ!?」

紅「危なかったわね。翠星石・・」

34: 2009/03/08(日) 10:00:08.55 ID:ZUgStTi60
紅「あなたは逃げるのだわ。翠星石」

翠「わ・・・分かったですぅ」

紅「さて水銀燈・・・もう終わり?」

銀「(あんなおにぎり一個が・・ここまで重い一撃なんて)・・そんなわけないでしょう」

紅「次が来てるのだわ」

銀「!?・・・・きゃあっ!!痛い!!」

紅「おにぎりを床にぶつけて、飛ばした木片を突き刺したのだわ」

銀「やって・・・やってくれるわねぇ。」

紅「恐竜とはいえ、ただの的になってしまったらお終いなのだわ」

銀「そんなに・・思い通りに行くと思う・・後ろよ・・後ろ・・♪」

35: 2009/03/08(日) 10:06:43.65 ID:ZUgStTi60
紅「後ろ・・・!?・・・キャァァッ!!!」

銀「どうやら、自分以外の生物も、恐竜にできる様ねぇ。ゴキブリを恐竜にしたわぁ」

紅「く・・・・くっ・・これでも喰らうのだわ・・」

銀「させると思う?そうら!!」

紅「ガッ・・・!!」

銀「そらそらそら!!尻尾で往復ビンタよぉ!!WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」

紅「(ここまでだわ・・・・首がもげそうだわ・・・)」

銀「もう動けないでしょうねぇ・・・バンダナは貰ったわ・・え!?」

翠「どうですかぁ?水銀燈・・爪弾の味は?」



37: 2009/03/08(日) 10:12:46.46 ID:ZUgStTi60
翠「この爪は、弾丸のように撃てるんですねぇ・・・。右肩の具合はどうですかぁ?水銀燈」

銀「別にぃ?大して効いてないわ。私は真紅のバンダナを奪うだけ。」

翠「喰らうですぅ!!」

銀「あまり舐めないで!!さっきのは不意打ちだから喰らっただけよ」

翠「それはどうですかねぇ?戻ってくるですぅ」

銀「!?・・・」

翠「どうやらこの爪弾、相手を追いかけるみたいですね」

銀「(まずいわねぇ。完全に能力を理解したみたいだわ)くっ・・・」

翠「もう両足を打ち抜かれて動けないでしょう・・この爪はもうただの爪ではないです『牙』ですぅ!!」

40: 2009/03/08(日) 10:21:13.10 ID:ZUgStTi60
銀「『牙』?・・・フフフ・・さっきので動きは読めたわ。撃ってみなさいよ。翠星石ぃ・・」

翠「言われなくても・・撃ってやるですぅ!!『タスク』!!」

銀「やっぱりねぇ、ずっと追いかけて来るわけではない様ね。恐竜となって私は身体能力が大幅に強化されているのよぉ」

翠「四発とも・・避けられたですぅ!!」

銀「さっきの右肩と両足に喰らった『牙』もそこまでのダメージはないし・・ここまでね。」

翠「(もう・・・もう・・駄目ですぅ・・・。)」

銀「喰らいなさい」

翠「ガッ・・!!!・・グッ・・・ガッ・・・!!」

銀「真紅もダウンしてるみたいだし、一気に二ついただきね。そうら、とどめよ!!。」

翠「・・・・・」


44: 2009/03/08(日) 10:30:42.03 ID:ZUgStTi60
JUMの家の間取りがよく分からないので、適当な間取りで進行させていただきます。

---トイレ---
蒼「応接間の方で、誰かが戦っているようだ。ここは動かない方が賢明かな」
---居間---
金「隣の部屋で・・翠星石と水銀燈、真紅が戦っているかしら・・ざまぁかしらwwww」
---JUMの部屋---
苺「一回で誰か戦っているみたいなのー・・うにゅーおいしいのー」


翠「翠星石は、まだ終わってないですぅ・・・」

銀「まだ意識があったのアンタ?バンダナは頂くわよ」

翠「触るなですぅ・・」

銀「なっ!!ふざけるのも、いい加減にするのよ!!」

翠「まだ・・・まだ・・終わってないですよ・・『牙』・・」

銀「どこを狙っているのぉ?馬鹿じゃない?」

翠「狙いはアンタじゃないですぅ・・真紅に噛み付いている、ゴキブリ恐竜ですぅ・・」


46: 2009/03/08(日) 10:37:07.35 ID:ZUgStTi60
銀「ッッッ~!!」

ゴキ「ピャァァァァァーッ!!!」

紅「・・・!!・・翠星石!!・・何で!?」

翠「意識が戻ったですか・・良かったですぅ・・早く逃げるですぅ」

紅「えっ・・・!!」

翠「はっきり言って現時点では水銀燈に勝つのは無理ですぅ・・だから少し逃げて、対策を立てるですよ」

銀「させると思う?」

翠「させねーですよ・・水銀燈・・・・翠星石の最後の全身全霊を込めた『牙』ですぅ!!」

銀「喰らうわけないでしょう・・・!?」

紅「貫通した・・・!!」

銀「痛ぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!許さないわ!!!!」

翠「ッ・・・・・何やってるですか、早く逃げるです」




47: 2009/03/08(日) 10:40:49.11 ID:ZUgStTi60
紅「・・・・でも!!」

翠「いいから!!水銀燈は直ぐに回復してしまうですよ!!・・・大丈夫ですぅ・・『覚悟』はしたですから・・」

紅「ッッ!!!」

翠「そうです・・・。それでいいです・・・。」

銀「どうやら・・・真紅は逃げた様ね・・。翠星石、アナタのバンダナ・・頂かしらぁ・・」

翠「・・・・・・・・」



翠星石--再起不能(リタイア)




50: 2009/03/08(日) 10:50:13.99 ID:ZUgStTi60
紅「ひとまず・・・JUMの部屋に非難するのだわ・・・・雛苺!!」

苺「これは早速あたりなのー!!うにゅーの敵なのー!!『おー!!ろんさむ。みー』!!」

紅「ロープが・・向かってくる!!」

苺「苺パンチなのー!!」

紅「ロープの先から、拳が・・。!?・・・痛いぃぃぃー!!」

苺「顔面にクリーンヒットなのー!!コンボなのー!!オラオラオラ!!」

紅「キャアアアアアアッ!!!・・・・!!(JUMの机にあるのは、イチローのサインボール!!)」

苺「ん?避けられたのー!!ウザイのー!!」

紅「よし、サインボールを手に入れたのだわ!!」

苺「机の上に上って何をする気なのー?氏ぬのー!!」

紅「雛苺・・・うにゅーなのだわ・・口を開けるのだわ」

苺「え?うにゅー?あーん・・・・モガッ!!モガガガガガ!!」

紅「回転させた硬球なのだわ!!」

51: 2009/03/08(日) 10:56:55.69 ID:ZUgStTi60


苺「モガガガガガガガガガガガッ!!!!」

紅「そのまま壁に頭をぶつけるのだわ!!」

苺「『おー!!ろんさむ・みー』!!口を移動させるのー!!」

紅「!?・・うまい事かわしたのだわ・・」

苺「あーあ・・唇がたらこに・・もうー許さないの!!ぶっ頃すの!!」

紅「・・・!?首に!!」

苺「ロープに両手を移動させたのー!!このまま締め落とすのー!!」

紅「くっ・・くっ・・・・・」

苺「氏ねー!!」

紅「・・・ひな・・・いち・・ご・・今度こそ・・うにゅーをあげるわ」

苺「引っかからないのー!!」

紅「これを見ても?(緩んだわ・・)」

苺「おー!!うにゅーなのー」

紅「しっかり口を開けておくのだわ!!雛苺!!」

54: 2009/03/08(日) 11:03:16.12 ID:ZUgStTi60
紅「喰らいなさい!!」

苺「うにゅー・・・!?痛い痛い痛いのー!!!」

紅「よく噛んでたべるのだわ。天にも昇るような美味しいのだから」

苺「ほ・・・本当に体が浮き上がっているの、喉の奥が・・こすれて痛いの・・」

紅「ギブアップ?」

苺「ギブ・・・アップなのー・・・」



雛苺--再起不能(リタイア)

55: 2009/03/08(日) 11:09:06.79 ID:ZUgStTi60

金「また一人・・やられたみたいかしら」

蒼「そう、そして三人目は君だよ。金糸雀・・」

金「あら・・ずいぶんと言うかしら・・ローゼンメイデン一の頭脳派に向かって・・」

蒼「御託はその辺でいいかい?行くよ」

金「いいかしらーwwww踏み込めるのならねーwwwww」

蒼「何を言っている・・・痛い!!・・・・?『グサリ』」

金「そうかしらー!!カナの能力は『擬音を体感させる』能力かしらーww」

蒼「くっ・・・迂闊だった・・。けど、このくらいの怪我なら・・」

金「スプレーかしら・・?傷がふさがっているかしら・・・」

蒼「ふぅ・・。けど能力は教えてあげないよ。君と違って、馬鹿じゃないから」

57: 2009/03/08(日) 11:17:38.41 ID:ZUgStTi60
金「カナに向かって馬鹿呼ばわりかしらー!!」

蒼「少なくとも、僕よりはね」

金「でも、もう近寄れないかしらー誰かが来るまでの間、音を辺りに張り巡らせてあるかしらー!!」

蒼「そう、僕は確かに近寄れない。けど、金糸雀、君も僕に攻撃する事はできないよ。じゃあね。」

金「????・・・・orz/////・・・・・!?床が崩れてきたかしらー!!」

蒼「!?・・・なんだいこれは?」

金「へぶっ・・!!」

銀「グルルル・・・!!よりによって降りた場所が金糸雀の真上だったとは・・ついてるわぁ・・」

金「踏むのをやめるかしら!!『イン・ア・サイレン・・・ギッ・・・!!」

銀「うるさいのよぉ・・・アンタ・・・。少し眠ってなさい・・」

金「グッ・・・うぅ・・・・・・・・・・・・」

銀「バンダナ二つ目、いただきよ~ぉ」


58: 2009/03/08(日) 11:23:35.15 ID:ZUgStTi60
銀「あら・・・蒼星石もいたのぉ」

蒼「文字を物ともしてない・・・効いてないみたいだ・・」

銀「ねぇ、蒼星石、私と組まない?そしたら真紅から守ってあげる♪」

蒼「ええっ・・・本当かい?」

銀「ええ、本当よぉ」

蒼「だが断る。この蒼星石の大好きな事の一つは自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ・・」

銀「あら・・いいのぉ・・断っちゃって。」

蒼「うん。それに翠星石を倒したのも君みたいだし。そんな奴と、僕は組めないよ」

66: 2009/03/08(日) 11:48:47.00 ID:ZUgStTi60
銀「あらぁ・・・じゃあ蒼星石、アンタから潰しておくわぁ」

蒼「僕も君を潰しておきたいと思ってたんだ」

銀「いくわぁ!!『スケアリー・モンスターズ』!!」

蒼「????床に巣くっていた得体の知れない虫が、恐竜に・・」

銀「やっておしまい!!」

蒼「水銀燈!!喰らえ、肉スプレー!!」

銀「そんなもの喰らう水銀燈様じゃないのよぉ」

蒼「飛び退いてかわした・・」

銀「さあさあ、早くしないと私の恐竜軍団に食い殺されるわよぉ」

67: 2009/03/08(日) 11:54:47.32 ID:ZUgStTi60
蒼「くっ・・・」

恐竜「ピャーッ、ピャーッ!!」

蒼「うっとおしいなぁ。顔にこれでも喰らえ」

恐竜A「ピャアアアアアア・・・!!ピャ・・ピ・・・」

銀「あらぁ・・・息ができなくなったのねぇ」

蒼「いったん逃げよう。」

銀「あらぁ・・・走って逃げちゃったぁ」

蒼「よし、ここの押入れに隠れよう・・・・・来た!!」

銀「あらぁ・・・かくれんぼってわけぇ?」



68: 2009/03/08(日) 11:59:45.97 ID:ZUgStTi60
銀「まずは机の下!!・・・・いないわねぇ」

蒼「(ドキドキ・・・・ハァハァ・・)」

銀「次は一番右の押入れ!!」

蒼「(ここまでかな・・僕も)」

銀「・・・キャアッ!!!ちゃんと整理しときなさいよぅ・・!?・・ここに居たのね蒼星石。」

蒼「・・・・・・」

銀「!?・・・返事が無いわね。・・・・ってこれただの人形じゃない。紛らわしいわねぇ」

蒼「・・・・・・・・」

銀「でも・・・本当に良くできてるわねぇ・・もっと顔に近づけて見てみるわぁ」

蒼「・・・・・ニタリ」

銀「え!?」


70: 2009/03/08(日) 12:18:13.32 ID:ZUgStTi60
銀「息が・・・出来ない!!」

蒼「ここまで粘った甲斐があったよ」

銀「アンタよくもやってくれたわねぇ!!覚えておくのだわぁ!!」

蒼「そんなに喋って良いのかい?酸素が無くなっちゃうよ?ねぇ?」

銀「うううううう!!この肉が鬱陶しいのよぉぉ!!」

蒼「そんなに顔を掻き毟って、顔が傷だらけじゃないか、水銀燈」

銀「こうなったら、こうしてやるわぁ!!」

蒼「そんな・・顔を無理矢理・・」

銀「少し不細工になっちゃったけどぉ・・・・これでアンタをぶちのめす事ができるわぁ」

蒼「あ・・・あ・・」

銀「氏にやがれぇぇぇぇ!!このビチグソ野郎がぁぁぁぁ!!!」

71: 2009/03/08(日) 12:22:51.34 ID:ZUgStTi60
蒼「うっ・・・・ぐうぅ・・・」

銀「中々良い咬み心地なのねぇ・・・胸無いけど」

蒼「それを・・・いう・・なぁ・・・・」

銀「あらら・・・気にしてたの・・・ごめんねぇ~・・」

蒼「ぐぅ・・・・」

銀「もうすっきりしたし、終わりにしてあげるわぁ」

蒼「ぅ・・・・・・・・・・・・・・」

銀「あらぁ・・・少し強く咬んだだけでもうノックアウトぉ?」

蒼「・・・・・・・・・」

銀「けど、私は用心深くなったのよぉ。もう一咬みしておくわ」

蒼「・・・・・・・・・!!」

銀「やっぱり意識があったのねぇ。でも、もうお終い」

蒼「!!・・・・・・・ぅ・・ぁ・・・んっ・・」

73: 2009/03/08(日) 12:31:29.28 ID:ZUgStTi60
紅「もう止めるのだわ!!水銀燈!!」

銀「あらぁ・・・誰かと思えば尻尾巻いて逃げ出した弱虫さんじゃないの」

紅「!!・・・・私は弱虫なんかじゃないわ!!」

銀「それはどうだか・・。ぺっ!!」

紅「蒼星石を!!喰らうのだわ水銀燈!!」

銀「また回転?飽きないわねぇ、どこ狙ってるの?」

紅「避けられた・・」

銀「こっちの番よぉ!!」

紅「ガッ!!」

銀「そして空中でキャッチ!!噛み砕いてやるわぁぁ」

紅「・・・・私がただ、鉄球を外したと思ってるの?」

銀「ッッッ~!!どういうことなの!?」

紅「こういう事よ・・」

銀「カハッ・・・鉄球が脇腹に・・・・」

74: 2009/03/08(日) 12:38:17.36 ID:ZUgStTi60
紅「良い音を立ててるわ。メキメキと・・」

銀「うううぅぅぅ・・・効いたわ・・効いたわよぉ・・」

紅「まだ立てるの?」

銀「そ・・・そりゃそうでしょう・・。まだ・・まだできるわぁ」

紅「もう立てなくしてあげるわ」

銀「そんなこと出来るわけ・・!!」

紅「今ので右足は砕けたわね」

銀「ッッッ~~!!!!」

紅「そしてとどめ、私の最後の回転よ。」

銀「!!!!・・・・・・・・・・・・・・」

紅「勝った・・・。JUMー!!私が勝ったわー!!」

銀「そう・・・かしらね?」

紅「!?」


75: 2009/03/08(日) 12:42:12.44 ID:ZUgStTi60
銀「ガブリと・・・しっかり咬み付いたわよぉ・・」

紅「油断・・したのだわ・・・。」

銀「メキメキと力を込めてやるわ。そしてさっき真紅が私に言った言葉を、返してあげるわぁ」

紅「右足が・・噛み砕かれた・・ぐわああああああああああああああああっ!!」

銀「そして最後に・・首を咬むわぁ」

紅「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・ん・・・・・」


バキッ!!!!


76: 2009/03/08(日) 12:45:38.56 ID:ZUgStTi60
紅「・・・・・・・・・・」

銀「私の・・・私の勝ちよ!!私がドールズ最強なのよ!!!・・・」

紅「・・・・・・・・・・」

銀「もう恐竜になれるだけの力も残ってないわぁ・・」

紅「・・・・・・・・」

銀「ひーふー・・・あれ、一つ足りないわね。誰か残ってるの?」

苺「ヒナがいるのー!!『おー!ろんさむ・みー!』」


77: 2009/03/08(日) 12:48:35.33 ID:ZUgStTi60
銀「っっ!!!!・・・何で、アンタが残ってるのよ・・」

苺「真紅がバンダナを奪っていくのを忘れたのー!!」

銀「(くっ・・ロープが絞まる・・・)」

苺「うにゅーの敵なのー!!氏ぬのー!!」

銀「うっ・・・ぐぅぅぅぅ・・・・・」

苺「しねぇぇぇぇぇぇぇ!!」

銀「うっ・・・・・・・・・・・・」

苺「落ちたのー!!ヒナの勝ちなのー!!JUMー!!JUMー!!・・




終わり

79: 2009/03/08(日) 13:07:26.73 ID:p0riLlSWO
おわったのか

引用: 真紅「回転・・・?」