846: 2014/08/26(火) 17:44:37.90 ID:MBNAwwNw0
【夕雲型の飲み会】


「「「「「「かんぱーいっっっ!!!」」」」」」


巻雲「って、なんで秋雲がいるのっ!?」

秋雲「いいじゃんいいじゃん! 半分夕雲型みたいなもんでしょー?」

巻雲「む~……今日は夕雲型の飲み会なのに~……」

夕雲「駄目よ、巻雲さん。そんな意地悪を言っちゃ、ね?」

巻雲「夕雲姉さんがそう言うなら、いいですけど……」

長波「まぁ、盛り上げ役としては居た方がいいと思うぞ」

秋雲「でしょー? よく言われるんだよねー! 陽炎姉さんにはよく叱られるけどさー!」

清霜「私は霞ちゃんも呼びたかったなー! 酔った霞ちゃんを見たい!」

夕雲「あら、どうしたの早霜さん? 嫌な事でもあった?」

早霜「司令官が居ないと、嫌な事思い出してしまいます……」

847: 2014/08/26(火) 17:45:59.86 ID:MBNAwwNw0

夕雲「ふふ、それなら提督の話でもしましょうか?」

清霜「はいはーい! 司令官ったらね、私が秘書艦の時に限ってね! 大和姉さまと、武蔵さんと、大和姉さまとご飯行くの! ひどいよね!?」

長波「いま大和姉さまって二回言ったぞ……」

清霜「えっ! 嘘っ!?」

秋雲「おやおや~? そんなんじゃ戦艦クラスにゃなれないよ~?」

清霜「な、なれるもん! 司令官もなれるって言ってたもん!」

夕雲「うふふ、提督にはお仕置きが必要みたいね?」

清霜「えっ……私、戦艦になれないの……?」

巻雲「なっなれるから泣かないで! キャラメルあげますから!」

清霜「うう……ありがと、巻雲姉さん……」

早霜「巻雲姉さん、私にも頂戴……?」

848: 2014/08/26(火) 17:46:41.33 ID:MBNAwwNw0

巻雲「ご、ごめんね、最後の一個だったみたい……」

早霜「しょぼーん……」

長波「私、持ってるぞ。ほら、やるよ」

早霜「長波姉さん……ありがとう。はむっ……この味、嫌いじゃないです」

秋雲「なになにー? 夕雲型は皆キャラメル好きなの?」

夕雲「早霜さんが大好きだから、皆も影響受けてるの。私も好きよ?」

長波「皆いつも携帯してるくらいだからな。小腹がすいた時にちょうどいいし」

早霜「司令官も好きって言ってたわ……食べさせてあげた時に」

秋雲「おっ、その話詳しく聞きたいねー!」

巻雲「し、司令官さまに『あーん』したの!?」

早霜「ええ……司令官ったら、私の指も食べちゃったの……ドジよね、フフ、ウフフフ……」

849: 2014/08/26(火) 17:47:57.77 ID:MBNAwwNw0

清霜「ちがうよ! きっとわざとだよ!」

夕雲「あら、仲良しさんねぇ……私も今度やってみようかしら?」

巻雲「だ、駄目ですよ~! 夕雲姉さまも食べられちゃいますからぁ!」

秋雲「そうだよー? 夕雲姐さんの色気だと、そのまま『食べられちゃう』かもよー?」

長波「秋雲、自重した方がいいぞ。そういうのは大人な面子の時にしておこうぜ?」

夕雲「そうね、私は構わないけれど……また別の機会にしましょうね」

秋雲「そっかー……ま、お子様が居るところじゃ、やっぱ無理だよねー……」

巻雲「なっなんで巻雲の方見てるの!? なんかムカつく―!」

清霜「巻雲姉さんはそのままでいいんだからね!」

夕雲「そうね、そのままの巻雲さんが一番可愛らしいわ」

巻雲「ゆ、夕雲姉さまに褒められて嬉しいけど……素直に喜んじゃ駄目な気がします~……ひっく」

850: 2014/08/26(火) 17:48:55.76 ID:MBNAwwNw0

長波「……提督さ、ああ見えて可愛い所あるよな」

秋雲「ほうほう、実に興味深いですなー! もうちょい具体的に教えてよー?」

長波「あたしさ、提督と喋ってると、つい田中少将の名前出しちゃうんだよ。皆もこういうの分かるだろ?」

早霜「せっかく司令官と一緒に居る時に、なんで他の事を考えるの……?」

清霜「私は無いかなー? 司令官と話してると、司令官の事ばっかりだよ! あ、霞ちゃんはちょくちょく出るかも? 大和姉さまと武蔵さんもかな?」

長波「……そうか、それならそれでいい。あたしはそうなんだよ」

夕雲「私は少しわかるわ。でも、思っても言わないわね。提督、意外と嫉妬深いもの」

長波「そうなんだよ! 普段は全然動じない提督がさ、田中少将の話をすると、明らかに落ち込んでるんだぜ? ちょっと可愛く見えてくるだろ?」

秋雲「なるほどねー! そうやって提督の愛情を確かめてる訳かぁ……性格悪いなー!」

長波「せ、性格悪いとか言うな! ちゃんとフォローしてるから大丈夫だっての!」

早霜「どんなフォローしてるの……? 私すっごく興味あります……」

851: 2014/08/26(火) 17:49:46.01 ID:MBNAwwNw0

長波「お、おい、目が怖いぞ早霜……いや、凄まれても教えるつもりはないが……」

秋雲「そんなことされても長波を側に置いとくってことはさー、あっちのフォローってことじゃないの~?」

長波「こら! 巻雲が居るんだぞ!? 自重しろって言ったばかりじゃないか」

巻雲「……zzz」

夕雲「あらあら、巻雲さんはもうおやすみの時間ですか~」

清霜「ホントお酒弱いねー! 可愛いねー巻雲姉さんは……うりうりー」

巻雲「んう……もう食べられないかもぉ……zzz」

早霜「きっと夢の中でもキャラメル食べてるわね……」

秋雲「さーて長波、白状してもらうよ~? ここからはオトナの時間だからねえ……むふふ!」

長波「ぐっ……仕方ないな。酒の席だし、ぶっちゃけてやるか……」

秋雲「さっすが長波ぃ! そこに痺れる、憧れるぅ! それでそれで?」

長波「言っとくが、お前の想像してるようなもんじゃないぞ……ただ提督を甘えさせるだけだ」

852: 2014/08/26(火) 17:50:57.56 ID:MBNAwwNw0

清霜「甘えさせると言えば、夕雲姉さんの専売特許だよねー!」

夕雲「そうかしら? 雷ちゃんも相当だと思うけれど……まぁ提督は甘えん坊さんよねえ」

秋雲「ちょっと期待外れな感じだねー……ってかさー、長波ってそんなキャラだっけ? もっと男前キャラじゃなかったー?」

長波「……だからこそ、だろ」

秋雲「んー? どーゆーこと?」

長波「あたしは夕雲みたいには出来ないからさ……でも、こっちが提督をへこませたら、慰める口実が出来るだろ?」

秋雲「なーるほどねえ……『田中少将の話ばっかりしてごめんな。でも今のあたしにはあんただけだぜ……』とか言いながら慰める訳かー……」

秋雲「そのふくよかな胸で抱きしめちゃったりして!? いやー薄い本が厚くなりますなー!」

長波「か、勝手に妄想すんなよ! 外れちゃいないけど……」

秋雲「照れなくてもいいじゃんかー! いやー甘酸っぱいねー! 次は提督×長波本にしよっかなー?」

853: 2014/08/26(火) 17:52:35.50 ID:MBNAwwNw0

清霜「薄い本ってえOちな本でしょー? 駄目だよ秋雲姉さん! 長波姉さん恥ずかしくて氏んじゃうよ!」

長波「いや、あたしは大丈夫だが……提督が嫌じゃなければ、いいぞ……」

早霜「駄目です……書くなら私と司令官を書いてください……見たいです、とても見たいです……」

秋雲「こ、怖いからそんな目で見ないでよ……夕雲型本でどっちも出してあげるからさー!」

夕雲「でも長波さん、うらやましいわねぇ……そんな立派な胸、私も欲しいわぁ」

長波「そ、そんなにいいものでもないぞ……汗かくと蒸れるし、痒くなっても人前だと掻けないし……なによりジロジロ見られるからな……」

清霜「ちっちゃい私には分からない悩みだねー……でもホントに戦艦クラスだよねー! うりうりー!」

長波「こっこら! 勝手に触るんじゃない!」

早霜「これがあれば司令官もっと構ってくれるのに……」

夕雲「凄いボリュームねえ……こんなにあったら、提督のアレも挿めるんじゃないかしら?」

秋雲「むむっ……でも秋雲さんはKENZEN路線だからねー……ちょっとネタとしてはボツかなー……しかしデカいねー!」

長波「お、お前ら……いい加減にしろよ……」

854: 2014/08/26(火) 17:53:38.33 ID:MBNAwwNw0

秋雲「そろそろ自重するかー……にしても長波が駆け引き上手とか面白いねー! 」

長波「お前、酒の席だからって失礼なこと言っていい訳じゃないからな」

夕雲「うふふ、長波さんが可愛らしく見えてきたわぁ……」

清霜「清霜知ってるよ! ギャップ萌えって奴だよね!」

長波「べ、別にそんなのを狙ってやってる訳じゃないぞ……ただ提督に甘えて欲しかったからやっただけだ」

秋雲「不器用な長波が提督にだけ見せる母性……あぁ^~はかどるわぁ^~」

長波「自重するんじゃなかったのかよ……どうしようもないなお前は……」

早霜「ねえ、この音……誰か来たみたいですよ?」

夕雲「誰かしら、こんな時間に……あら、珍しいお客さんですね」

秋雲「いや~これは珍しいメンバーですなー!」

855: 2014/08/26(火) 17:54:50.59 ID:MBNAwwNw0

満潮「なっなによ、あんたが呼んだんじゃない」

夕雲「あら、私ではないけれど……誰でしょう?」

曙「そこの無駄にテンション高い奴に呼ばれたのよ、このクソ作家!」

秋雲「やー、雁首揃えていらっしゃいませー! さー座って座ってー! もう待ちきれなかったんだよー?」

霞「いきなり呼び出しておいて何言ってんのよこのクズ!」

秋雲「いやー相変わらずきっついねー! 霞様もどうぞこちらへ~」

霞「な、何よ霞様って、気持ち悪いったら……あっ……」

清霜「霞ちゃん! 来てくれてありがとー! 会いたかったよ!」

霞「ちょ、ちょっと清霜、皆見てるったら……」

秋雲「いやいや~、見せつけてくれるね~! こりゃ清霜×霞もリアルにアリだね……!」

霞「なに訳分かんないこと言ってるのよ……馬鹿じゃないの」

清霜「霞ちゃん、私の隣でいいよねっ? 座って座って!」

霞「わ、分かったから引っ張らないでったら、もう……」



供養完了

856: 2014/08/26(火) 18:14:15.91 ID:pRmHvXwAO
きょ……供養

857: 2014/08/26(火) 19:04:18.89 ID:g9orm72mO
乙でいいのかな?
夕雲型がメインのSSは少ない気がするのでとても面白かったデース!
それよりも、供養って……あっ

引用: 艦これSS投稿スレ2隻目