1: 2009/02/26(木) 00:36:10.86 ID:UT7tIu270
―初日―

ジュン「は?なんだって?」

真紅「だから、お茶会をするのだわ」

ジュン「ウチでやるのか?」

真紅「ええ、そのつもりよ」

ジュン「準備は誰がするんだよ」

真紅「もちろん貴方よ」

ジュン「招待は?」

真紅「それはホーリエにやらせるわ」

ジュン「・・・・・お前は何をやるんだよ」

真紅「・・・・・・・・・」



真紅「早く準備しないと、皆が来るのに間に合わないわよ?」

ジュン「お前も仕事しろッ!」
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4: 2009/02/26(木) 00:39:34.85 ID:UT7tIu270
ジュン「それで、何人招待するんだよ」

真紅「一応、ドールズ全員を招待する予定なのだわ」

ジュン「へ?水銀燈も?あいつ呼んだって来るのか?」

真紅「どうせ彼女のことだからヤクルトでも用意して置けば飛んでくるのだわ」

真紅「まったく、あの乳酸菌ジャンキーめ・・・」

ジュン「お前、自分から呼んどいてそれはないだろ」

5: 2009/02/26(木) 00:41:12.93 ID:UT7tIu270
金糸雀「呼ばれて飛び出て・・・金糸雀参上かしら!まだみんな来てないかしら?」

真紅「あら、早いわね金糸雀」

ジュン「ああ、一番乗りだ」

金糸雀「翠星石のほうが早いと思ってたのに・・・食べ物に釣られたみたいで嫌かしら」

ジュン「(そう言いながらお菓子を見る目が輝いてるぞ)」

翠星石「おじゃまするですよ~」

ジュン「お、翠星石も来たか」

真紅「あら?蒼星石は一緒じゃないの?」

翠星石「蒼星石は昨日『山で修行してくる』って置き紙を残してどっかいっちまったです」

ジュン「アイツ・・・なにやってんだ」

6: 2009/02/26(木) 00:43:50.59 ID:UT7tIu270
水銀燈「ヤクルト~、ヤクルト~、ヤクルトはどこ~♪」

真紅「水銀燈が上機嫌で歌って飛んでくるのが見えたのだわ」

ジュン「見なかったことにしてやれ」

水銀燈「ハァイ、真紅、お久しぶりね」

真紅「ええ、そうね、ヤクルトジャンキーに会うのは本当に久しぶりだわ」

ジュン「ちょ、真紅!(いきなり挑発しやがった!)」

水銀燈「ああ、良いのよ、ジュン、私は、ヤクルトが、もらえれば、それ、で、いいから」

真紅「(動じない!?)」

翠星石「なんか水銀燈喋り方変じゃないですか?」

金糸雀「多分ヤクルトの禁断症状かしら」

ジュン「ああ・・真紅になんてかまってられないのか」

真紅「(屈辱なのだわ・・・)」

7: 2009/02/26(木) 00:45:47.01 ID:UT7tIu270
金糸雀「そう言えば真紅、雛苺はどうしたのかしら?」

真紅「・・・・あの子なら巴と一緒にオーストラリアよ」

翠星石「ぶっ!それはまた随分豪華ですね!」

ジュン「あいつ一人だけ柏葉が海外旅行当たったの聞きつけてさ」

真紅「私たちが気づいた時にはもう巴と飛行機の上だったのだわ・・・」

金糸雀「(真紅、嫌われてるのかしら)」

水銀燈「」(一心不乱にヤクルトを飲んでいる)

10: 2009/02/26(木) 00:47:57.23 ID:UT7tIu270
金糸雀「あれ、じゃあのりはどうしたのかしら?」

ジュン「ねえちゃんは合宿だよ」

翠星石「そういや前にそんなこと言ってたですね」

真紅「終わった後に観光も兼ねて2,3日泊まってくるといってたのだわ・・・・」

金糸雀「(ああ・・だからいきなりお茶会をやるなんて言い出したのかしら)」

水銀燈「(グビッ、プハァ)だったら、私たちもどこか旅行に行けばいいじゃない」

14: 2009/02/26(木) 00:49:56.67 ID:UT7tIu270
真紅「!・・・そうね、それは盲点だったわ」

ジュン「ああ、お前らの能力使えば交通費タダだから、普通にいけるな」

翠星石「でも、泊まる場所はどうするです?ジュン一人じゃどこも泊めてくれませんよ」

水銀燈「その時は野宿で良いじゃない」

ジュン「僕が氏ぬわ!」

水銀燈「あら、別にお姉さんが暖めてあげても良いわよぉ?(羽でだけど)」

ジュン「ちょ、バッ!」

真紅「ふぅ、あほな事やってないで、結局泊まるところはどうするのよ」

15: 2009/02/26(木) 00:51:47.76 ID:UT7tIu270
翠星石「雛苺の所に押しかけるってのはどうです?」

ジュン「いや、あっちこそ保護者同伴で行ってるだろ」

真紅「流石にジュンも押しかけるのは良くないでしょうね」

水銀燈「なら、夜だけこっちに帰ってくれば良いんじゃない?どうせ一瞬なんだし」

金翠真「・・・・・・・」

金糸雀「うん、良い案かしら(旅行と呼べるのかは知らないけど)」

翠星石「私もそれでいいと思うです(でもそれ旅行って言うんですかね)」

真紅「そうね、私も賛成だわ(・・・旅行?)」

水銀燈「うふふ、そうでしょそうでしょお?」

ジュン「(賛成されたのがそんなにうれしいのか)」

17: 2009/02/26(木) 00:53:26.78 ID:UT7tIu270
―二日目―

真紅「みんな遅いわね」

ジュン「まだ集合十分前じゃないか」

真紅「普通は集合時間より5分早く余裕を持って着くべきなのだわ」

ジュン「だからまだ十分前だ」

真紅「ところでジュン、結局どこに行くのか決まったの?」

真紅「昨日はあの後、くっちゃべるだけくっちゃべって何も決まらなかったのだわ」

ジュン「ああ、人目につく所には行けないから、どこか山にでも登ろうかと思う」

ジュン「どこか山小屋でも見つければそこの鏡から行けるし、拠点にもなるからな」

真紅「(山小屋に鏡なんてあるのかしら)」

ジュン「真紅、どうせなら先にどこか山小屋でも見つけてきてくれないか?」

真紅「そういう事は昨日の時点で言いなさいよ・・・」

ジュン「あはは、ゴメンゴメン」

20: 2009/02/26(木) 00:55:24.36 ID:UT7tIu270
真紅「山小屋・・・・山小屋・・・」

真紅「鏡のある山小屋なんて全然ないじゃない」

真紅「う~ん」

真紅「そろそろ三十分経つわね」

真紅「みんな来てるかしら」

21: 2009/02/26(木) 00:57:10.48 ID:UT7tIu270
水銀燈「あ、真紅が帰ってきたわよ」

翠星石「どうでした?山小屋はありましたか?」

真紅「全然だめよ、山小屋なんて一軒も無かったわ」

真紅「・・・あら、ジュン、金糸雀は?まだ来てないの?」

ジュン「ああ、まだ来てないよ」

水銀燈「あの子がこんなに遅れてくるなんて珍しいわね」

ジュン「仕方ないから、金糸雀が来るまでまた山小屋でも探してようか」

水銀燈「この山小屋探しがそのまま旅行になっちゃったりして」

翠星石「本当にそうなりそうなのが怖いですぅ・・・」

22: 2009/02/26(木) 00:59:02.83 ID:UT7tIu270
水銀燈「・・・結局見つからなかったわねぇ」

翠星石「たま~に見つかったかと思ったら人が多くて出られなかったですしね・・・」

真紅「金糸雀、最後まで来なかったわね」

ジュン「あいつも連絡ぐらいくれれば良いのにな」

水銀燈「今日はこれでお開きねえ」

翠星石「どうせ鞄持ってきてるんだから泊まってきゃあ良いじゃないですか」

真紅「そうよ、あくまでも今日は旅行なんですからね」

水銀燈「まあ、それもそうね」

ジュン「(あれは見つからない所に隠してあるから平気だな・・・)」

ジュン「うん、そうしろよ、飯もみんなで食べた方が美味しいしな」

23: 2009/02/26(木) 01:00:42.04 ID:UT7tIu270
―三日目―

翠星石「ジュン!おきるです!もう朝ですよ!」

ジュン「うん・・ふああ、おはよう翠星石」

翠星石「もう朝ごはんは出来てるです、早く下に来ないと冷めちまうですよ」

ジュン「うん、着替えたら行くよ」

25: 2009/02/26(木) 01:02:25.84 ID:UT7tIu270
ジュン「ごちそうさま」

真紅「今日はどうする予定なの?」

ジュン「う~ん、山小屋は駄目だったからなあ・・・金糸雀を呼んで計画立て直そうか」

水銀燈「彼女昨日は最後まで来なかったものねえ」

翠星石「そのあたりの理由も聞いておきたいです」

真紅「ホーリエに呼んで来させましょうか?」

ジュン「いや、僕がみっちゃんさん家に電話するよ」

26: 2009/02/26(木) 01:04:08.96 ID:UT7tIu270
プルルルルルガチャ
ジュン「あ、みっちゃんさん?」

ジュン「はは・・・どーも・・」

ジュン「・・・・」

ジュン「・・・・・え!?」

水銀燈「ちょっと、どうしたのよ!」

ジュン「い、いや、なんでもないです」

ジュン「あ、はい、さようなら・・・・」
ガチャ

27: 2009/02/26(木) 01:06:13.13 ID:UT7tIu270
水銀燈「・・・ちょっと、何があったのよ」

ジュン「金糸雀は・・・昨日こっちに向かったみたいだ」

翠星石「でも!金糸雀は昨日ここに来てないですよ!」

真紅「まさか・・・!七番目!?」

水銀燈「そんな唐突な・・・」

ジュン「ここに来るまでに襲われているんだから、そうだろうな」

水銀燈「ちょっとまってよ、まだ襲われたと決まった訳じゃあ・・」

翠星石「なに悠長な事言ってるですか!金糸雀は襲われたに決まってるです!」

翠星石「こうしている間にも金糸雀は助けを待って・・・ああ!」

真紅「すぐに助けに行きましょう」

水銀燈「(翠星石がトランスしてるわぁ)・・・そうね、行動は早い方がいいわぁ」

32: 2009/02/26(木) 01:10:51.87 ID:UT7tIu270
ジュン「僕も行く」

水銀燈「あなたが行っても足手まといになるだけよ」

ジュン「なあ真紅、あそこでは気持ち一つで服も変わるんだ」

ジュン「がんばれば武器の一つや二つ作れるんじゃないのか?」

真紅「・・・そうね、あまり大きいものや複雑なものは無理だろうけども」

真紅「ナイフやかなづち位なら何とかなるんじゃないかしら」

ジュン「よし、決まりだ」

水銀燈「おとなしく待ってれば良いのに・・・」

34: 2009/02/26(木) 01:12:19.74 ID:UT7tIu270
ジュン「ばらばらになるより二人一組で動いたほうが良いな」

真紅「くじで決めましょうか」

水銀燈「正直私とあなたが別々になるだけで良いと思うんだけどね」

翠星石「(水銀燈は頼りになるけど恐いからあまり一緒に組みたくないですぅ)」

翠星石「(かといってジュンと水銀燈を組ませるのもなんか嫌ですぅ)」

翠星石「私がジュンと組むです!」

ジュン「!」

水銀燈「ハァ!?よりによって最弱コンビじゃない、何考えてるの?」

翠星石「翠星石のほうがジュンを守りながら戦うのには向いてるです」(適当)

ジュン「いいじゃないか、水銀燈、危なくなったら助けを呼べばいいんだし」

ジュン「コイツだって不意打ちでも受けない限り簡単にはやられないさ」

36: 2009/02/26(木) 01:15:42.75 ID:UT7tIu270
水銀燈「結局あの組み合わせにしちゃって・・どうなっても知らないわよ?」

真紅「あなたは考えすぎなのよ」

水銀燈「考えすぎって、あなたねえ!」

スィドリーム「チカッチカッ」

真紅「応援要請・・・こんなに早く!?」

水銀燈「だから言わんこっちゃ無い!」

37: 2009/02/26(木) 01:17:17.41 ID:UT7tIu270
真紅「ジュン!翠星石!」

ジュン「うぅ・・真紅、すまない・・・」

水銀燈「右腕から血がでてるけど、他はなんとも無い様ね・・・」

水銀燈「(・・・ん?他に傷が無い?)」

ジュン「襲われたから僕もナイフを出して戦ったんだけど、返り討ちにされてしまった・・」

真紅「翠星石は?」

ジュン「七番目にさらわれてしまったよ・・・」

水銀燈「(・・・!何か引っかかるわぁ)」

40: 2009/02/26(木) 01:19:02.67 ID:UT7tIu270
銀ちゃんの超推理、スタート!

なんでこの子戦闘後だと言うのにこんなに傷が少ないの?
外傷が右腕のみだなんて、ただの中学生がそこまで身を守れるわけが無い
あまりにも不自然すぎるわぁ・・ジュン・・・何かを隠している・・・?
もしかして、金糸雀や翠星石が居なくなった事に、何かかかわっているの?
全ては憶測にしか過ぎないけども、
「ジュンの傷が軽すぎる」
これは詳しく聞いてみる必要があるわね


真紅「とにかくその傷の手当てをしないと」

水銀燈「ちょっとまって真紅!」

41: 2009/02/26(木) 01:21:01.30 ID:UT7tIu270
真紅「急にどうしたの?水銀燈」

ジュン「は、早く手当てを・・・」

水銀燈「ジュン、あなたにいくつか聞きたい事があるわ」

水銀燈「あなた翠星石と一緒に戦ったのよね?」

ジュン「ああ、そうだよ、僕もがんばったけど、翠星石を守る事は出来なかった」

水銀燈「ええ、そうでしょうね、彼女が負けるような相手にあなたが勝てるわけが無い」

ジュン「そうだろ?だから早く手当てを・・・」

水銀燈「なら聞くけど、何であなたはその右腕にしか傷が無いの?」

ジュン「!」

42: 2009/02/26(木) 01:24:01.30 ID:UT7tIu270
水銀燈「おかしいじゃない」

水銀燈「翠星石をこんな短時間に倒して連れ去るような相手に」

水銀燈「接近戦を挑んで受けた傷が片腕だけ?」

水銀燈「打撲を受けたというのならやはりその程度で済むはずが無い」

水銀燈「ボッコボコにされてるはずよ」

水銀燈「なのに手当てを求めているあなたは元気すぎる!」

水銀燈「ねえ教えて、ジュン、本当はここで何があったの?」

44: 2009/02/26(木) 01:26:00.97 ID:UT7tIu270
ジュン「・・・さっきも言っただろう、翠星石と僕は襲われて、翠星石がさらわれたんだ」

水銀燈「嘘、そもそも、本当に戦闘なんてあったの?」

ジュン「な・・・?」

水銀燈「翠星石の能力はかなり派手なものよ、そんな中にナイフ一本で何が出来るの?」

水銀燈「でもあなたさっき『自分も戦った』って言ったわよね?」

水銀燈「そして傷を受けた・・・」

ジュン「そ、そうだよ、何もおかしいところは無いじゃないか」

水銀燈「本当に戦ったのならもっと傷を受けて居なければおかしいし」

水銀燈「全く太刀打ちできなかったのならその右腕の傷はどうしてあるのかしらね」

ジュン「ぐっ・・・!」

45: 2009/02/26(木) 01:28:01.19 ID:UT7tIu270
ジュン「お、おい、僕を疑ってるのか?」

水銀燈「疑っている訳じゃないわ、ただ本当のことが知りたいだけ」

ジュン「く・・・!」

水銀燈「今まで半信半疑だったけどその態度、やはりあなた何か絡んでいるのね」

水銀燈「信じたくないけどジュン!あなたを縛り上げて、知ってる事を洗いざらい話して貰うわ!」

水銀燈「行くわよ真紅!」

真紅「ちょっとまって水銀燈!」

水銀燈「なによ真紅!いくらあなたの」
グサッ
水銀燈「・・・え?」

46: 2009/02/26(木) 01:30:01.90 ID:UT7tIu270
スタスタスタ
真紅「ジュン、大丈夫?」

ジュン「ああ・・いてて、やっぱり血糊でごまかせばよかったかな・・・」

真紅「そんなもの、どうやって手に入れるのよ」

ジュン「ハハッ、確かにその通りだ」

水銀燈「え?え?」

真紅「それで、翠星石は?」

ジュン「それが、スィドリームがお前達を呼びに行く間に本当にさらわれちゃったんだよ」

真紅「七番目・・・本当に居るとは・・」

ジュン「ああ、僕としても予想外だ」

48: 2009/02/26(木) 01:32:01.12 ID:UT7tIu270
真紅「・・・ああ、水銀燈、ごめんなさいね、貴女を頃すのは本当なら明日にする予定だったんだけど」

ジュン「せめて最後に・・・めぐさん?彼女に会わせる位はしようと思っていたんだ」

水銀燈「騙して・・・いた・・のね・・」

ジュン「全ては真紅がアリスになるため」

真紅「せめて平和な日常のうちに氏んでほしかったわ・・・さよなら、水銀燈」

水銀燈「(今までの事は・・全て・・・)」
ドカッ

49: 2009/02/26(木) 01:34:02.25 ID:UT7tIu270
―オーストラリア―

雛苺「・・・巴、相談したいことがあるの」

巴「どうしたの?雛苺、そんなに恐い顔しちゃって」

雛苺「ジュンが、怖いの・・・」

巴「え?」

雛苺「最近、ジュンの目がおかしいの」

雛苺「話してみると普通のジュンなのに、目に変な力が入ってるのよ・・・」

雛苺「巴にむりやり旅行に連れて来て貰ったのも、ジュンから逃げるためなの・・・」

巴「桜田くんが?まさか・・」

雛苺「ほんとうなの!信じてなの!」

巴「うん、うん・・信じるよ、雛苺」

52: 2009/02/26(木) 01:36:00.94 ID:UT7tIu270
巴「桜田君の目がおかしいってどんな風におかしいの?ギラギラしてる感じ?」

雛苺「ううん、むしろ、何か決意を込めた目なの」

巴「決意?」

雛苺「何か大きなことをやる前の、覚悟の篭った目なのよ」

巴「そう言えば、のりさんが合宿に行くとか言ってた・・・」

巴「桜田君が何か事を起こすなら、もうやってるかもしれないわね・・・・」

53: 2009/02/26(木) 01:38:02.01 ID:UT7tIu270
―四日目―

真紅「これで四つ集まった・・・一昨日貴方にこの話を持ちかけられたときはビックリしたわ」

ジュン「金糸雀を捕まえた所でそろそろ隠し通せなくなってきたかなって思ったんだよ」

―二日目、夜―

ジュン「真紅、大事な話があるんだ」

真紅「うん・・・どうしたの?こんな夜中に、もう11時よ」

ジュン「だからだよ、他のやつは寝ていたほうが良いんだ、こっちに来てくれ」

真紅「ここは・・・物置?」

54: 2009/02/26(木) 01:40:00.79 ID:UT7tIu270
真紅「これは、金糸雀!」

金糸雀「zzz」

ジュン「そう、お前が山小屋を探している間に来たのを捕らえたんだ」

真紅「な、何でこんな事を・・・」

ジュン「真紅、僕はお前にアリスになってもらいたい」

ジュン「お前が僕の事を色々気にかけてくれたおかげで、僕も心に余裕が出来た」

ジュン「もうすぐ、学校にも行ける様になるだろう」

ジュン「だからその事に対する恩返しがしたいんだ」

真紅「べ、別にそれならこんな事をしなくても・・・」

ジュン「お前達にとってアリスゲームは避けて通れない宿命なんだろ?」

真紅「!」

ジュン「なら僕が何かを出来る内に終わらせてしまいたいんだ」

55: 2009/02/26(木) 01:42:00.60 ID:UT7tIu270
ジュン「別の場所に蒼星石も捕らえてある」

ジュン「どうする?真紅、お前がいやだと言うのなら、こいつらは解放するけど」

真紅「蒼星石は山篭りに行った筈じゃあ・・・!」

ジュン「僕が仕組んだ嘘さ、置手紙なんて、不自然にも程があるだろ?」

ジュン「蒼星石は勘が鋭いから、早めに始末しておきたかった」

真紅「あなたは、もう後戻りは出来ないのね・・・」

ジュン「ああ、そうだよ、こいつらを解放するなら、僕はこの町を出て行く」

真紅「暮らしのあてはあるの?」

ジュン「さあね、どこかで野垂れ氏ぬかも知れないな」

56: 2009/02/26(木) 01:44:00.92 ID:UT7tIu270
真紅「わかったわ、私はあなたの計画に乗る」

ジュン「良いのか?ここから先は、修羅の道だぞ?」

真紅「いいのよ、どうせ遅かれ早かれこう言う事になる運命だったのだもの」

真紅「あなたばかりに罪をかぶせる気は無いわ」

ジュン「じゃあ・・・」

真紅「ええ、まずはこの子・・・」

真紅「さようなら、金糸雀」

ガッ!

57: 2009/02/26(木) 01:46:00.84 ID:UT7tIu270
―再び四日目―

真紅「後残ってるのは七番目と雛苺のみだけど」

ジュン「なるべくねーちゃんが帰ってくるまでに終わらせたいな」

真紅「翠星石が居ないことの説明もしなければならないしね」

ジュン「なるべくボロが出る前に終わらせたいからな」

真紅「そして私達はあくまでも前と同じ立場、位置にいる」

ジュン「僕が犯人だと知られさえしなければ僕は『ただの中学生桜田ジュン』だからな」

ジュン「まあお前はアリスになるんだけど」

真紅「雛苺・・・早く帰ってこないかしら」

59: 2009/02/26(木) 01:48:01.15 ID:UT7tIu270
―四日目、オーストラリア―

巴「!・・・これは・・・!」

雛苺「翠星石・・・なの・・・」

巴「なんでここに?」

雛苺「知らないの、起きたらいたの」

巴「もう、動かないの?」

雛苺「すでにローザミスティカは取られてるの」

雛苺「巴・・怖いの・・・やっぱり、翠星石はジュンにやられちゃったの?」

巴「雛苺・・・大丈夫、大丈夫だから、私がついているから」

巴「(桜田君・・・)」

61: 2009/02/26(木) 01:50:01.05 ID:UT7tIu270
雪華綺晶「こんにちは・・・桃薔薇のお姉さま・・・・」

巴「誰ッ!」

雪華綺晶「落ち着いてください、敵ではありません」

雛苺「あなたが、翠星石をここまで運んできたの?」

雪華綺晶「そう」

雛苺「なんのために?」

雪華綺晶「あなたと、手を組むために・・・」

62: 2009/02/26(木) 01:52:01.51 ID:UT7tIu270
巴「手を組む?」

雪華綺晶「真紅は、次の標的に貴女を狙っています」

雛苺「真紅も・・!?」

雪華綺晶「彼女にこれ以上力をつけられると厄介です」

巴「でも雛苺は力の供給を止められたら戦えなくなる・・・」

雪華綺晶「少なくとも、今すぐ止められる心配はありません」

雛苺「巴にきづかれるから・・?」

雪華綺晶「その通り」

64: 2009/02/26(木) 01:54:01.22 ID:UT7tIu270
雪華綺晶「真紅は、あなたに逃げ回られることを恐れている」

雪華綺晶「この広い世界、一度逃げに徹されれば探し出すことは難しい」

巴「じゃあ、今からでも逃げれば・・・」

雪華綺晶「それはさせません」

雪華綺晶「それだと私が真紅に勝つ事が出来なくなる」

雛苺「そうなる前にヒナを頃すのね・・」

雪華綺晶「そうです」

67: 2009/02/26(木) 01:56:01.19 ID:UT7tIu270
雪華綺晶「私たちが手を組んだとしても、正面から真紅を倒すのは難しい」

雪華綺晶「彼女はそれほどの強敵」

巴「なにか良い作戦はあるの?」

雪華綺晶「あることにはあります」

雛苺「・・・聞かせてほしいの」

雪華綺晶「はい、まず・・・」

70: 2009/02/26(木) 01:58:00.92 ID:UT7tIu270
―五日目―

ジュン「はやければ今日にでも柏葉が帰ってくるはずなんだけど」

真紅「五泊六日の旅と言っていたわね」

ジュン「ねえちゃんは明日か明後日位かな」

真紅「時間的に失敗は許されない・・・」

ジュン「ああ、確実にしとめるぞ」

ピンポーン

ジュン「(ニヤッ)噂をすれば何とやら、だ」

71: 2009/02/26(木) 02:00:00.84 ID:UT7tIu270
ジュン「やあ柏葉」

巴「おはよう桜田君」

ジュン「オーストラリアどうだった?(あれ、雛苺はどこだ?)」

巴「桜田君、御免ッ!」

ジュン「しまっ・・・!」
ドカッ
ジュン「うっげぇッ・・・!」

巴「柏葉流疾風突きよ・・・これをまともに食らって立てる人間なんて居ない・・・」

巴「雛苺のため・・・真紅は破壊させてもらうわ・・・」

ジュン「させ・・・るか・・・」

巴「嘘!立ち上がった!?」

ジュン「真紅がアリスになるまであともう少しなんだ・・・真紅は・・僕が守る!」

巴「クッ!」

72: 2009/02/26(木) 02:02:02.16 ID:UT7tIu270
真紅「七番目、そっちから出向いてくるなんてね・・・」

雪華綺晶「早い所・・けりをつけたかったもので・・・」

真紅「(玄関から物音がする・・・ジュン・・・!)」

真紅「雛苺は?」

雪華綺晶「さあ?」

真紅「ふん、まあいいわ、貴女を倒せばそれで済む話ですもの」

雪華綺晶「やれるものなら・・・・」

74: 2009/02/26(木) 02:04:02.52 ID:UT7tIu270
ジュン「うぐっ」

巴「桜田君、その度胸と根性は認めるけど、あなたじゃ私に勝てない」

巴「剣道をやっている私がただのヒキコモリの桜田君に負ける訳が無いじゃない!」

巴「なのに、何故向かって来るの・・・?」

ジュン「・・・この計画に真紅を引きずり込んだとき」

ジュン「僕は真紅を見捨てないと誓った」

ジュン「全ての元凶は僕だから、決して最後まで引かない」

ジュン「それが覚悟だ!」

巴「(ヒッキーの癖に・・)そう・・・なら私も、こんな竹刀なんかじゃ駄目ね」

巴「この木刀で!桜田君、貴方を打ち倒していくわ」

ジュン「(・・・これ僕氏ぬんじゃないか?)」

76: 2009/02/26(木) 02:06:00.56 ID:UT7tIu270
真紅「・・勝負あったわね」

雪華綺晶「私を押さえつける事を、勝負あったと言うのですか?」

真紅「負け惜しみを・・・今楽にしてあげるわ」
グッ
真紅「な!?」
グッグッ
真紅「体が・・これは苺轍!」

雛苺「真紅!油断したの!」

雪華綺晶「あなたを油断させ、隙を作るためにわざと組みしかれた・・・」

真紅「こんなもの!力の供給を止めれば」

雪華綺晶「無駄、もう既に、貴方からの供給は受けていない」

真紅「・・・まさか!」

雪華綺晶「そう、雛苺は巴から、私を経由して力を受けている!」

77: 2009/02/26(木) 02:08:01.69 ID:UT7tIu270
真紅「そんな事をしても、私が倒れたら雛苺は貴女に食われるじゃない!」

雪華綺晶「さあ?どうかしらね・・・」

雛苺「彼女は巴と契約してるの」

雪華綺晶「契約者が敵に回ればまだ勝負はどう転がるかわからない・・・」

真紅「このっ・・・」

雪華綺晶「さあ、雛苺、真紅にとどめを」

雛苺「うぇ、無理なの・・真紅を抑えるのでいっぱいいっぱいなのよ・・・」

雪華綺晶「(う・・私は動けない・・・)」

真紅「膠着状態・・ふふ、こう言うのを三すくみと言うのかしらね」

78: 2009/02/26(木) 02:10:01.85 ID:UT7tIu270
ジュン「(相手は木刀、敵うわけが無い)」

巴「さあ、桜田君!来ないのならこっちから行くわよ!」

ジュン「(居間からの物音も消えた・・・真紅が勝ったのか?)」

ジュン「(いや、勝ったのなら僕の救援に来るはず)」

巴「せめて苦しまないように一撃で・・・!」

ジュン「(と言うことはあっちは今膠着状態にある!)」

巴「キエエェェェイ!」
すかっ
ジュン「ここは逃げる!」

巴「なっ、はずした!?」

79: 2009/02/26(木) 02:12:01.04 ID:UT7tIu270
ドタドタドタバンッ!

ジュン「真紅ッ!無事かッ!」

真紅「ジュン!」

雪華綺晶「しまった・・・!」

ジュン「雛苺・・・・許せ!」ダッ

雛苺「ジュン・・・!」
バキッ!
雛苺「がうっ・・」

真紅「苺轍が解けた!」

雪華綺晶「もはやここまで・・・か・・・」

真紅「ええ、チェックメイトよ」
バキッ

80: 2009/02/26(木) 02:14:00.94 ID:UT7tIu270
巴「桜田君!待ちなさい!」

ジュン「遅かったな、もう終わったぞ柏葉、僕たちの勝ちだ」

巴「んなっ・・・雛苺!」

真紅「ふう・・・危ない所だったわ」

ジュン「ケガは無いか?真紅」

真紅「ええ、大丈夫・・・・巴が先に入ってきてたら危なかったわね」

ジュン「こっちが膠着状態だってのを察して急いで来たんだよ」

真紅「ありがとう、ジュン、貴方はほんとうに優秀ね」

ジュン「さて後は雛苺だけか・・・」

82: 2009/02/26(木) 02:16:02.83 ID:UT7tIu270
巴「桜田・・・君・・・!よくも雛苺を・・・!」

真紅「巴、そこをどきなさい、貴女を傷つけるような趣味は無いわ」

巴「どくもんか・・・雛苺をころさせはしない・・・!」

雛苺「巴・・・もういいのよ・・・ヒナ達は負けたの・・・」

雛苺「巴だって、勝っていたら同じ事を真紅にしたでしょう・・・?」

雛苺「それが敗者の定め・・・仕方のないことなのよ」

巴「雛苺、でも・・・でも!」

雛苺「巴は、ヒナが動かないお人形さんになっても傍においてくれる・・・?」

雛苺「それだけで良いの・・・ヒナの望みはそれだけよ・・・」

巴「雛苺ぉ!」

83: 2009/02/26(木) 02:18:01.50 ID:UT7tIu270
真紅「お別れの言葉は終わったかしら?」

雛苺「うん、いつでもいいの」

真紅「さようなら雛苺」
フッ
雛苺「―――――」

巴「うわああぁぁぁん、雛苺、雛苺ぉぉ!」

ジュン「・・・二階に行こう」

真紅「ええ・・・・そうね・・・」

巴「わああぁぁぁぁ!」

84: 2009/02/26(木) 02:20:01.67 ID:UT7tIu270
ジュン「とうとうこの時が来たか」

真紅「ジュン、本当にありがとう、貴方には感謝しても仕切れないわ」

ジュン「やっぱり、アリスになったらローゼンの所にいっちゃうのか?」

真紅「そうなるわね」

ジュン「寂しくなるなあ」

真紅「一人で大丈夫?」

ジュン「大丈夫だよ、僕にはねーちゃんも居る、お前らが来る前に戻るだけさ」

真紅「そう、気が向いたら、こっちにも遊びに来るわ」

ジュン「ふ、期待しないで待ってるよ」

85: 2009/02/26(木) 02:22:02.15 ID:UT7tIu270
「おお、真紅、お前がアリスになったのか」

真紅「そうですわ、お父様」

「おめでとう真紅、いや、アリスと呼んだほうが良いかな?」

真紅「いえ、真紅のままで居させてください」

「そうか、それでは真紅、その少年と別れは済ませたのか?」

真紅「そうですね・・・じゃあ、ジュン、元気で」

ジュン「ああ、お前も元気でな」

真紅「さようなら」

86: 2009/02/26(木) 02:24:04.15 ID:UT7tIu270
ジュン「行った・・・か」

ジュン「あ~あ、柏葉には悪いことしちゃったなあ」

ジュン「いや、みっちゃんさんにも、他にも色々な人に、僕は酷いことをしたんだ」

ジュン「・・・・」

ジュン「下に居る柏葉に殺されても、仕方ないかもしれない、な」

88: 2009/02/26(木) 02:26:00.89 ID:UT7tIu270
巴「桜田君!」

ジュン「(きたか・・)どうしたんだ?柏葉」

巴「雛苺が、雛苺が!」

雛苺「あ、ジュン!」

ジュン「雛苺!お前、動けるのか?」

巴「何か、男の人がいきなり現れて、それで、」

雛苺「お父様が直してくれたのー!」

90: 2009/02/26(木) 02:28:01.53 ID:UT7tIu270
ジュン「(ああ、そうか、そうだよな、自分の娘達にこんな酷いゲームをさせる訳無いよな)」

ジュン「(あんたの力を使えば、自分の作品を修復する事なんて造作も無かったんだ)」

ジュン「はは、よかった・・・!」

雛苺「・・・ジュン、泣いてるの?」

91: 2009/02/26(木) 02:30:01.42 ID:UT7tIu270
ジュン「泣いてなんか、いないさ、ただ、嬉しいんだよ・・・!」

ジュン「何を今更って思うかもしれないけどな」

ジュン「僕は自分の身勝手でお前達を壊した」

ジュン「お前達が直ったからって、それを許して貰えるとは思ってない」

ジュン「でもさ、それでも、お前達が壊れたままなのより、ずっとずっと良いじゃないか!」

ジュン「お前達が直って、元気でいてくれるのが何より嬉しいんだ」

93: 2009/02/26(木) 02:32:01.32 ID:UT7tIu270
ジュン「・・・・・さあ、どうする?雛苺
お前には、いや、お前だけじゃない、翠星石にも、金糸雀にも、蒼星石にも、
水銀燈にも、あの白い七番目にだって、僕は何をされても仕方のないことをしたんだ
お前たちには、僕に報復する権利がある
僕をどうしたい?」

94: 2009/02/26(木) 02:34:01.22 ID:UT7tIu270
翠星石「・・・やめるですよジュン」

ジュン「翠星石!?なんでここに?」

翠星石「あの白い七番目に体を乗っ取られてたです
たしかに、ジュンは私達に酷い事をしたですけれど、
それでジュンをどうこうしようだなんて私達は思ってないですよ」

金糸雀「物置で縛られたまま目が覚めるとは思わなかったかしら・・・
・・・・・ゴホン
ジュン、今までの事は、ただ休止していたアリスゲームがまた始まっただけかしら
確かに不意打ち同然でやられたのには納得いかないけど、それも作戦
と言われれば策士の私には何も言えない
気にする必要はないかしら」

95: 2009/02/26(木) 02:36:01.39 ID:UT7tIu270
水銀燈「私は正直納得できないけどねぇ
あなたや真紅と仲良くできると信じてたのに、裏切られたんだから」

ジュン「・・・・ゴメン」

水銀燈「いいわよ、もう
貴方と真紅のいちゃつきっぷり見てたら怒る気力も失せたわ」

96: 2009/02/26(木) 02:38:01.33 ID:UT7tIu270
金糸雀「私達は生き返る事が出来た
あのまま、止まっている事も覚悟していた私たちにとって、
ジュンが本当に反省しているなら、その謝罪の言葉だけで十分かしら」

雛苺「みんな仲良しのほうが良いの!」

ジュン「ありがとう・・・みんな・・・」


水銀燈「そうねぇ、後は・・・台無しになったお茶会でもまた開いて頂戴な
それで許してあげるわ」



おわり

100: 2009/02/26(木) 02:41:36.26 ID:1Yve2d6BO

102: 2009/02/26(木) 02:42:26.12 ID:UT7tIu270
おまけ、蒼星石の場合

ジュン「蒼星石はどこだ・・・?」

蒼星石「ジュン君、こそこそと、何の用だい?」

ジュン「(後ろ!?)・・・いや、蒼星石に会いたくなってさ、ちょっと脅かしてやろうと思ったんだよ」

蒼星石「ふ~ん?」

ジュン「会いたかったんだよ、蒼星石・・・」ギュッ

蒼星石「うわわっ、ジュン君!なにするの!?」

ジュン「蒼星石・・・」

蒼星石「(あわわ、ジュン君に、抱き締められて・・・えへ、えへへへ・・・)」デレ~

ジュン「ごめんな」

蒼星石「え?」
グキッ

ジュン「これからの計画は、お前が居ると困るんだよ・・・」

103: 2009/02/26(木) 02:43:57.34 ID:UT7tIu270
何か、ここをこうすればもっと良くなるとか、アドバイスくださると嬉しいです
全体的に突っ走った感があるからなあ・・・

106: 2009/02/26(木) 02:51:30.14 ID:UT7tIu270
>>104
いや、むしろROMられたほうが精神的にきついです
何かしら反応があったほうが次の参考になりますんで

>>105
うぐっ・・・やっぱり言われたか・・・


あとどこかわかり難かった所、説明不足のところはありましたか?

109: 2009/02/26(木) 02:57:56.60 ID:UT7tIu270
>>107
そうするとジュンを以下に凄惨に頃すかかあ・・・
一応今回は「ドールズ全員に覚悟があった」ってことにしてます

>>108
ジュンが翠星石を始末した後に、横から掻っ攫われたと言う感じで
腕に傷をつけている最中です

111: 2009/02/26(木) 03:00:23.30 ID:UT7tIu270
今ぷん太確認してきたらほとんど同じ名前のがすでにあった・・・・ショック・・・
そう言えばタイトルだけはすぐに浮かんだなあ・・・

114: 2009/02/26(木) 03:04:47.88 ID:UT7tIu270
それでは、見てくれてどうもありがとうございました
次はもっと面白くなるようにがんばります

引用: 真紅「お茶会をするのだわ」