27: 2013/10/06(日) 11:19:46 ID:PdwMCNAE
【白雪姫~ミカサ・エディション~】

王妃アニ「鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」

鏡トルト「それは王妃様でございます!間違いありません!!」
鏡トルト「美しく輝く金髪、透き通るように健康的な肌、広い大空を思わせる瞳、スラッと通った鼻筋…」(目つきと鷲鼻は禁句)

王妃アニ「だよねぇ?だよねぇ?あはははははっ…はぁ~、やっぱり私は最っ高だよ」

鏡トルト(ちょっとアニ!素になってる!)



白雪姫「お義母様…私は今日で7歳。今の私はまだ幼い、ので、誕生日会を要求する」

王妃アニ「あっち行きなシッシッ。髪も目も真っ黒の炭みたいで気持ち悪いガキだね、まったく。あんたの継母やってる身になって欲しいよ」

白雪姫「…ごめんなさい」(今の私は弱い。強くないと勝てないので我慢する)

王妃アニ「さーて、また魔法の鏡タイムと行こうかねぇ」
進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)
28: 2013/10/06(日) 11:23:11 ID:PdwMCNAE
鏡トルト(はぁ…そろそろ賛美ネタが尽きるんだけどなぁ)

王妃アニ「鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」

鏡トルト「それは白雪姫でございます!」(え?あれ?)

王妃アニ「は?」

鏡トルト「そりゃもうカラスの濡れ羽色のごとき艶のある黒髪、深い夜空を思わせる瞳」(うわあああぁぁぁ、ぼくの口黙れぇぇ!!)

王妃アニ「あ゛?」

鏡トルト「うぅ」(ひいいぃぃぃ)

王妃アニ「…あぁ、そうか。質問を間違えてしまったようだね…一番若いって言っちゃったかい?」

鏡トルト「いえ、一番美しいって言いました」

王妃アニ「…」

鏡トルト「…あの、何で構えてるんですか?…何で間合いを計ってるんですか?…何で…っ!ぎゃあああっ!!」パリーン

王妃アニ「ふん…私より美しいなんて許さないよ?」

29: 2013/10/06(日) 11:26:33 ID:PdwMCNAE
猟師コニー「おう。呼ばれたから来たけど、何か用か?王妃さんよ」

王妃アニ「いい加減に口の利き方を覚えないと牢屋に叩き込むよ…ま、いいさ」
王妃アニ「この汚いクソガキ、森に連れてってブッ頃してきな」

白雪姫「んーっ!」

猟師コニー「えっ?この縛られてる女の子?…って、お姫様じゃん。ダメだろ?」

王妃アニ「あ゛?」

猟師コニー「はい。お任せください、王妃様」(怖ぇぇぇぇ)

白雪姫「んーっ!んふーっ!」ジタバタ

猟師コニー「どうした?何か言いたいのか?あ、別れの挨拶とか?」

白雪姫「ブス、チビ、鷲鼻、ワキガ、短足、水虫、エレンと互角の悪人ヅラ」

30: 2013/10/06(日) 11:28:23 ID:PdwMCNAE
王妃アニ「…っ!何で猿轡を外すんだい!く、口は塞いどきな!」(こんのクソガキャアアア!!)

猟師コニー「あ、悪ぃな」

白雪姫「んーっ!ふぬふーっ!はいのふーす!」モガモガ

王妃アニ「猟師よ…頃した証拠に、そのクソガキの心臓と肝臓を持ち帰ってきな。モツ鍋パーティだよ」

白雪姫「…っ!」(えっ、マジで?)

猟師コニー「おう、わかったぜ。じゃあ行ってくるな」

白雪姫「んん~~っ……!!」ジタバタ

王妃アニ「ふふん…さ よ な ら 白雪姫」

31: 2013/10/06(日) 11:30:39 ID:PdwMCNAE
猟師コニー「さて、森の奥に到着だ」

白雪姫「………」ガクブル

猟師コニー「心配すんな。殺さねーよ」

白雪姫「…?」

猟奇コニー「さすがに可哀相だろ。バラすの面倒だし。綺麗に処理しないと臭いがキツイんだよな、内臓って」

白雪姫「~~っ!!」ジタバタ

猟奇コニー「うわ、暴れるなってーの。殺さないから。大丈夫。大丈夫だから、な?」

白雪姫「ぷはっ…はぁーはぁー…ほ、本当に?」

猟奇コニー「人間って大して美味くないしな…」

白雪姫「えっ」ビクッ

猟奇コニー「…」

33: 2013/10/06(日) 11:32:13 ID:PdwMCNAE
白雪姫「た、食べた事あるの?」

猟奇コニー「………いや?」

白雪姫「…もしかして、昔噂になった…ソソ、ソニー・ビーン?」

猟奇コニー「そりゃ昔の名前だ」

白雪姫「…っ!」ガクブル

猟奇コニー「さて…代わりの内臓を用意しねーとな」

白雪姫「ど…どうするの?」

猟奇コニー「そこらの動物で良いだろ…俺がおまえを助けるのはここまでだ。大変だろうが、後は自分で何とかしろよ」

白雪姫「う、うん」

猟奇ソニー「さてと…兎なんかじゃ小さくて簡単にバレるし、猪が良いかな………誰か通りかかってくれりゃ一番楽なんだが…」

白雪姫「わわ私は何も聞かなかった」

34: 2013/10/06(日) 11:35:57 ID:PdwMCNAE
白雪姫「えーと…宛てもなく森を彷徨う美しいお姫様、であった、まる」

小人アルミン「ハイホー♪」
小人ジャン「ハイホー♪」
小人マルコ「ラリホー♪」
小人クリスタ「小人Aは眠ったー♪」
小人?ユミル「デスサーティ~ン♪」
小人サシャ「ラァリホォ~ッ♪」モグモグ
大人ライナー「元ネタが解らん」

白雪姫「そこの小人たち…私は白雪姫、なので助けるべき」

小人?ユミル「なんつー言い草だ…このクソジャリ」イラッ
大人ライナー「まあ王族だの貴族だのは、こんなもんだろ」
小人アルミン「へぇ…このあたりでは見かけないタイプの美人だねぇ」
小人クリスタ「あ、浮気?」ムゥ
小人サシャ「クリスタ、今の私たち同じドワーフですから」ムシャムシャ
小人ジャン「…なんと美しいお姫様だ」ポッ
小人マルコ「まあ何とか原作にありそうなセリフだね」

35: 2013/10/06(日) 11:38:13 ID:PdwMCNAE
白雪姫「…で、助けてくれるの?助けるの?助けさせてあげる」

小人?ユミル「何で逆の立場みたいになってんだよ」

小人アルミン「あのさ…炊事・洗濯・掃除・裁縫とかやってくれるなら、君を助けてあ…」

白雪姫「は?」

小人アルミン「いや、だから…」

白雪姫「私の得意技は肉を削g…あ、違う。えっと、お姫様だったから何もできない、ので無理」

小人アルミン「そうだよね!お姫様で、しかも7歳なんだから普通そうだよね!いやー、そこ変だと思ってたんだー」
小人クリスタ「ちょ、ちょっとアルミン?」
小人マルコ「そこは黙ってようよ!」

小人ジャン「そ、それじゃあ…おおお俺の嫁さんになr…」

白雪姫「7人もいるんだから1人くらい減っても問題ない。違わない?」

小人ジャン「」

36: 2013/10/06(日) 11:40:56 ID:PdwMCNAE
白雪姫「ここがあなたたちの家?…小さい、狭い、汚い、安っぽい。ヨーダの住処みたい」

小人?ユミル「てっめぇ…いい加減にしやg…!!」

小人アルミン「…出てけ!」

白雪姫「えっ…あ、つい本音が出ただけ。これまでの生活が生活なので許して欲しい」

小人アルミン「出てけ!出ていけ!ライナー!!」

大人ライナー「………え?俺?」

小人アルミン「小人じゃないヤツがいるから狭いんだよ。元々4人で暮らしてた家だったんだから」
小人クリスタ「そうだそうだっ」
小人?ユミル「お陰で最近ずっとご無沙汰だよなー」
小人サシャ「確かに昔より狭くて不便でしたね」モッチャモッチャ

小人ジャン「…うわ、肩身狭ぇ」
小人マルコ「申し訳ないね」

37: 2013/10/06(日) 11:42:47 ID:PdwMCNAE
白雪姫「なるほど。ライナーが去れば、私が入れ替わりになって丁度良い、と」

大人ライナー「えっ、ちょっと待て!マジか!」

白雪姫「そうそう。あっちの方向に行くと親切な猟師さんがいる、ので、頼ると良い。頼れ」

大人ライナー「えええええ…はぁ、仕方ない。行くか」

白雪姫「………サヨウナラ」


白雪姫「私は強くならなくては…戦わなくては勝てない。勝てば生きられる!」











白雪姫「いや、終わってない。ちゃんと最後までやる…が、用事があって今はここまで」

42: 2013/10/06(日) 23:53:12 ID:PdwMCNAE
猟師コニー「ほらよ。お望みの心臓と肝臓だぜ?」

王妃アニ「お~、よくやってくれたね。これで私が世界一の美女さ!」
王妃アニ「……ザマァ!『もう一度ズタズタに削いでやる、女型の巨人』とか言っておいて自分が切り刻まれちゃったねぇ?」

猟師コニー「何言ってんのかよく解んねぇが、褒美はもらうぜ?」

王妃アニ「あーはいはい。そこの金貨を持ってきな」

猟師「ありがとさん」(あの小人がいてくれたお陰で、代わりの内臓が楽に用意できたぜ)

王妃アニ「…さて。原作だとコレを塩茹でにして食べるらしいけどさ…さすがに無理でしょ。キモすぎるよ」
王妃アニ「どうしようかね…」チラッ

鏡トルト「痛ててて。やっと直った」

王妃アニ「…ねぇ、鏡さん?」

鏡トルト「あ、はい?」ビクッ

王妃アニ「モツ鍋でも食べない?蹴ったお詫びにご馳走するよ」

鏡トルト「え、いやー、悪いですねぇ。喜んで頂きます」(断ると後が怖いし)

43: 2013/10/06(日) 23:55:57 ID:PdwMCNAE
白雪姫「小人たちと暮らし始めて、もう何年になるだろうか…」

小人アルミン「いや、まだ半年も経ってないよ?」

白雪姫「私は強くなる為、肉体を鍛えに鍛えた…結果、自分の体を完璧にコントロールできるようになった」

小人クリスタ「凄いよね!特に腹筋がっ」

白雪姫「しっ、それは乙女の秘密……ふぅ、厳しい特訓だった」シミジミ


 小人アルミン『1秒間に10回の呼吸ができるようになれっ!!』
 小人マルコ『次は10分間息を吸い続けて10分間吐き続けろッ』

 小人?ユミル『クリスタ…もう少し、こう、何というか、手心というか…』
 小人クリスタ『ユミル殿…痛くなければ覚えませぬ』


小人クリスタ「えええええ…そんな特訓したっけ?」

小人アルミン「脚色もほどほどに」

45: 2013/10/07(月) 00:01:41 ID:mHOC6uIw
小人ジャン「雪のように白い肌…血のように赤い唇…黒檀のように黒い髪…ああ、女神さまっ」

小人マルコ「お、良いね。原作は大事」

小人サシャ「ジャンが言ってたのは何でしょう?アフタヌーンで長期連載してる漫画ですかね?」ムグムグ

小人アルミン「あぁ、原作の白雪姫の外見だね。実の王妃様がそう望んで生まれたのが白雪姫なんだよ」

小人クリスタ「へぇ~」

小人?ユミル「何だか綺麗なのかキモイのかよく解らん例えだよな」

白雪姫「肌が白くて髪が黒くて唇は赤い…普通では?」

小人アルミン「いやいや、例えば黒髪のストレートってアジア系以外では珍しい方なんだよ」

小人クリスタ「あじあ?」

小人アルミン「こっちの話」

46: 2013/10/07(月) 00:05:04 ID:mHOC6uIw
白雪姫「まあ、ジャンの言葉は私の何にも響かない…ので、日課の筋トレに励むとする」


小人ジャン「」


小人マルコ「ジャ、ジャン?」

小人ジャン「……マルコ」

小人マルコ「何?」


小人ジャン「最近、無視されるよりはリアクションあるだけマシだ、って思えるようになってきたぜ」


小人マルコ「」

47: 2013/10/07(月) 00:08:49 ID:mHOC6uIw
王妃アニ「久々に魔法の鏡でも見ようかね。あのクソガキがくたばって安泰になってから見るの忘れてたよ」

鏡トルト「酷いよ…掃除もしてくれないから、埃まみれだよ…」

王妃アニ「あーはいはい。世界一美しい私の世界一美しい手で世界一美しく埃はらってやるから機嫌直しな」ペシペシ

鏡トルト「……ありがとうございます?」(余計な事は言わないようにしよっと)

王妃アニ「さて、と………鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」

鏡トルト「それは白雪姫でございます!」(え゛?)

王妃アニ「…は?」

鏡トルト「…」

王妃アニ「あれ?…ぶっ頃したはずなんだけどね?もしかして生きてんの、これ?」

鏡トルト「…はい」

王妃アニ「あんのクソ猟師があぁぁ!私を騙しやがったね!?こうなったら、私自ら白雪姫を亡き者にしてやるよ!」

48: 2013/10/08(火) 07:17:59 ID:70aVVUmU
王妃アニ「とはいえ、どうやって殺せば良いのかね」(原作は…っと)
王妃アニ「え~っと…物売りに化けて?誰もいない時に?腰紐で?絞め頃す?…なんだ、簡単じゃないさ」



物売りアニ「おや、お嬢さん、腰紐は要らないかい?その綺麗な服に似合う良い腰紐だよ。真田紐と言って…」

白雪姫「要らない…ので、帰ってオバサン」

物売りアニ「だ、誰がオバs………じゃあ、このコルセットなんかどうだい?」
物売りアニ「これはウェストを細く見せ、ヒップのラインを美しく見せるための補正下着さ」

白雪姫「素晴らしい。ぜひ売って欲しい」キリッ

物売りアニ(こいつ本当に7歳かい?)

白雪姫「どうやって着るの?」

物売りアニ「これは、こうやって腰を巻くように着て、後は紐を引っ張って絞るだけさ」

物売りアニ(まあ紐で縛るのには成功したし、このまま絞め頃しちまえば良いか)

49: 2013/10/08(火) 07:19:01 ID:70aVVUmU
物売りアニ「うぬぬぬっ…くくっ…うぐぐぐぐぐっ」(し、氏ね~~っ)ギューッ

白雪姫「オバサン、全然ウェストが細くならない」ガチッ

物売りアニ「ぐぎぎぎぎ~~~~っ」(こ、こいつの体はいったいどうなってんだい!?)ギューッ

白雪姫「…もっと絞めて」ガチッ

物売りアニ「ぅぎぎいいぃぃ~~~………ご、ごめん。これ以上は無理だね」ハァハァ

白雪姫「そんな…」


小人アルミン「ただいまー」

白雪姫「おかえりなさい、皆」

小人?ユミル「何してんだ、オマエ?…コルセット?」

小人サシャ「おー、さすがミカs…白雪姫。コルセットで抑え込めるような腹筋じゃないですね」ハグハグ

50: 2013/10/08(火) 07:21:48 ID:70aVVUmU
小人クリスタ「わ、私もコルセットしてみよっかな」

小人?ユミル「やめとけ。オマエのスリーサイズは誤差の範囲なんだから、どう頑張っても大差ねぇよ」

小人クリスタ「酷っ!」

小人?ユミル「まぁ、こういうのは私やサシャくらいじゃないと、な?」ニヤニヤ

小人マルコ「いや、同意を求められても困るよ」

小人ジャン「美しい…」タラー

小人クリスタ「………あっ!ちょっと!女の子が下着姿でいるのに、男は入ってきちゃダメでしょ!!」


物売りアニ「悪いね…これで失礼するよ」(ヤバイ、小人どもが帰ってきちまった。今はここまでだね)

白雪姫「はぁ、結局ウェストは細くならなかった…とても残念」ショボン



王妃アニ「何だったんだよ、あの腹…化け物だね」

52: 2013/10/10(木) 23:31:07 ID:sCfM1pvs
王妃アニ「次だ、次!!」(原作をチェック)
王妃アニ「えーっと…毒を仕込んだ櫛を刺して頃す、と…は?また物売りに化けるのかい?」
王妃アニ「って言うか、最後は有名な毒リンゴだろ?どんだけ毒殺が好きなんだよ」
王妃アニ「ここは原作の手を改良して手堅く行くとするさ」

鏡トルト「うわぁ、顔が悪い…じゃなくて、悪そうな顔」



物売りアニ「やぁ、こんにちわ。白雪姫」

白雪姫「…役立たずのオバサン、また来たの?」

物売りアニ「ぐっ…ま、まあそう言わずに、今度は櫛なんてどうだい?」イラッ

白雪姫「櫛?」

物売りアニ「あぁ、綺麗な髪をより綺麗に飾るって事さ」

白雪姫「それなら役に立ちそう。見せて欲しい」

53: 2013/10/10(木) 23:33:22 ID:sCfM1pvs
物売りアニ「じゃあ、この手鏡で自分の頭を見てな。櫛を刺してやるから」

白雪姫「うん」ジーッ

物売りアニ「…ほら、どうだい?」

白雪姫「あ…可愛い、かも」

物売りアニ(よし!鏡に写ってる自分に夢中で、こっちの動きに気付いてない!この出刃包丁でブッスリさ!!)
物売りアニ「往生しぃやあぁぁっ!!!!」ダダダ!ザクーッ!!(手応えありぃっ!!)

白雪姫「オバサン、これ値段は幾ら?」ガチッ

物売りアニ「えっ?」

白雪姫「…何してるの?」キョトン

物売りアニ「……な、何てこった!包丁が!!」グニャリ

白雪姫「…そう、そういう事」
白雪姫「私の腹筋は…そんなヤワイ金属片では貫けない。貫きたければチャージ(騎馬で槍ごと突っ込む攻撃)くらいすべき」

物売りアニ「お、覚えてなぁっ!!」スタコラ

白雪姫「ふっ…また伝説を作ってしまった…」


小人ジャン「怖ぇぇぇぇぇ」

56: 2013/10/11(金) 11:48:29 ID:RCWzGY/Q
王妃アニ「クッソォォォッ!あの腹筋女ぁぁぁぁぁっ!!」
王妃アニ「こうなったら三度目の正直!最終手段!この毒リンゴの出番だよ!!
王妃アニ「…」
王妃アニ「いやいや?さすがに、氏ぬよね?幾らなんでも…だって、そうしないと話が進まないし?」



林檎売りアニ「そこのお嬢さん、リンゴは要らないかい?」(同じような手を三回も…我ながら呆れるよ。原作者はギャグのつもりかね?)

白雪姫「美味しそう」

林檎売りアニ(あら素直)
林檎売りアニ「じゃあ売ってあげようかね。幾つ欲しいんだい?」

白雪姫「たまには小人たちにもお礼をしなくては…私の分も含めて6つで」

林檎売りアニ「あれ?6つで良いのかい?」(確かゴリラみたいなの消えて、小人は6人のはず…)

白雪姫「ジャンとマルコは仲が良い、ので、きっと半分こする」

林檎売りアニ「あ、あぁ…そうかい?」(つまり半分しかやらない、と)

57: 2013/10/11(金) 11:49:19 ID:RCWzGY/Q
白雪姫「全部で幾ら?」

林檎売りアニ「銀貨で2枚だね」

白雪姫「高い。原価と人件費を考えても銀貨1枚が妥当」

林檎売りアニ「は?」イラッ(こ、こいつ…値切るつもりなのかい?)

白雪姫「違わない?」

林檎売りアニ「違うに決まってるだろ!銀貨2枚ったら銀貨2枚だね!」ギギギ

白雪姫「じゃあ銀貨1枚と銅貨2枚」

林檎売りアニ「話にならないよ…せめて銀貨1枚と銅貨8枚だね」(…あ。売らなきゃダメじゃないか…つい感情的に拒否しちまったよ)

白雪姫「じゃあ最大限に譲歩しつつ、カーネギーホールの舞台から飛び降りるくらいの気持ちで…銀貨1枚と銅貨5枚」

林檎売りアニ「よし、売った」(カーネギーホールの舞台って高さ2mもないんじゃ?)

58: 2013/10/11(金) 11:51:48 ID:RCWzGY/Q
白雪姫「確かにリンゴ6つ…じゃ」

林檎売りアニ「ちょい待ち…ほら、オマケだよ。今ここで味見してみな?」(よし、これで白雪姫だけに毒リンゴを食べさせれるね)

白雪姫「素晴らしく美しい林檎売りのお姉さん、ありがとう」

林檎売りアニ(それ食べろ!食べな!)

白雪姫「いただきます」ガプッ…ショム…

林檎売りアニ「…」ワクワク

白雪姫「なかなか美味ふぃい」ショム…ショム…

林檎売りアニ「そうかい、良かったねぇ」ワクワク

白雪姫「…」カプッ…ショム…

林檎売りアニ「…あれ?」

白雪姫「美味しかった」ゴクン

60: 2013/10/11(金) 11:55:53 ID:RCWzGY/Q
林檎売りアニ「えっと…何ともないのかい?」

白雪姫「何が?」

林檎売りアニ「あれ?いや、あれ?…あのさ、そのリンゴ…毒、入れたんだけど…?」

白雪姫「…私は自分の体をコントロールできる、ので平気」

林檎売りアニ「えええええ」

白雪姫「さて……小便はすませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタふるえて命ごいする心の準備はOK?」ゴゴゴゴ

林檎売りアニ「ちょっ…ちょっと!待った待った!」

白雪姫「…何?」

林檎売りアニ「あんた、さすがにここで氏なないと王子様とキスできないよ?」

白雪姫「えっ」

61: 2013/10/11(金) 11:57:35 ID:RCWzGY/Q
林檎売りアニ「氏んだあんたは素敵な王子様にキスされて生き返ってハッピーエンドなんだからさ」

白雪姫「えっ?」

林檎売りアニ「もちろん、エレンが王子だよ?」

白雪姫「…エレン?」

林檎売りアニ「そう」

白雪姫「…キス?」

林檎売りアニ「そう」

白雪姫「…」

林檎売りアニ「…」

白雪姫「うっ」バタッ

林檎売りアニ「あ、氏んだ…ちょっと納得いかない流れだったけど、まあヨシとするさ」

62: 2013/10/13(日) 00:04:52 ID:SKqDlBag
小人アルミン「ただいまー」
小人ジャン「ただいま~」(アナタお帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?…なんつって)
小人マルコ(またキモイ妄想してるな、これは…)
小人クリスタ「はぁーお疲れさまー」
小人?ユミル「腹減ったぜー」
小人サシャ「ただ…いま…」グーキュルルル

白雪姫「…」グッタリ


小人たち「「あぁっ!!!」」


小人アルミン「白雪姫がっ!!」

小人ジャン「ねねねね寝てるんだよな?だよな?」

小人マルコ「いや…呼吸もしてないし、脈拍もないし、瞳孔も開いてる」

小人クリスタ「えっ嘘…氏んだのっ!?」

小人?ユミル「マジかよ」

小人サシャ「…あ、ああっ!リリリ、リィィンゴォッ!!!!」ガブッ…ショムショム…

63: 2013/10/13(日) 00:07:28 ID:SKqDlBag
【白雪姫】inガラスの棺

小人アルミン「白雪姫~」エーン
小人ジャン「じら゛ゆ゛ぎびめ゛~」ビエエエエー

小人マルコ「諸君らが愛してくれた白雪姫は氏んだ…何故だ!」
小人クリスタ「坊やだからさ」
小人?ユミル「クリスタ、そこは『お嬢だからさ』にした方が…」

小人サシャ「…」ショム…ショム…

???「うるせーなー…せっかく静かな森を散策してたのに何の騒ぎだよ。ライナーさんに出遭っていきり勃つホ〇の道でも走ったのか?」
???「駆逐しちゃうぞ、コラァ?」

小人アルミン「だ、誰だ!?」
小人ジャン「駆逐ってセリフの時点で、なぁ?」
小人マルコ「だよね」

小人クリスタ「きゃ~、駆逐王子ー!私も駆逐してー!」
小人?ユミル「クリスタ…それ前回のセリフ」
小人サシャ「…」ガプッ…ショム…ショム…

【白雪姫】(…っ!)

64: 2013/10/13(日) 00:20:58 ID:SKqDlBag
王子エレン「で…何を騒いでたんだ?」

小人アルミン「白雪姫が氏んじゃったんだよ…」エーン

王子エレン「しらゆきひめ?」

小人ジャン「黒髪の綺麗な女だ…」

王子エレン「ほう?」

小人マルコ「ほら、あそこのガラスの棺に封印…じゃなくて納められてる女の子さ」

王子エレン「…」ジー

【白雪姫】(ドキドキ)

王子エレン「すげぇ美人だな…」ジー

王子エレン「…」ジー

王子エレン「……くれ」

65: 2013/10/13(日) 00:27:22 ID:SKqDlBag
小人アルミン「…は?」

王子エレン「黒髪でメチャクチャ美人で氏体…とは、まさに理想の女だぜ」キリッ

【白雪姫】(えっ)

小人ジャン「は?は?は?」

小人マルコ「あれ?ボクの耳おかしくなったかな?今『氏体だから理想の女』って聞き間違えちゃった」

王子エレン「それで合ってるぞ。だから、この氏体くれ」

小人たち「「えええええ」」

小人?ユミル「あ、そうだ…タダでじゃぁダメだな。それ相応の対価を要求するぜ」

王子エレン「金か?」

小人?ユミル「いや、ちょっと頼みたい事があるんだ。耳貸せよ」

王子エレン「何だ?」

小人?ユミル「ゴニョゴニョ…ゴニョ。どうだ?」ニヤッ

王子エレン「オーケー。商談成立な」ニヤッ

66: 2013/10/13(日) 00:33:51 ID:SKqDlBag
小人アルミン「あの王子、連れて行っちゃったね…白雪姫とジャンとマルコ」

小人クリスタ「何でジャンとマルコまで?」

小人サシャ「…ユミル、何やったんですか?」

小人?ユミル「ぅひひ…まぁ良いじゃねぇか。これでまた4人暮らしだぜ?」ニンマリ

小人アルミン「そ、そうだね」ビクッ

大人ユミル「それじゃ…寝室に行こうぜ」ガシッ

小人アルミン「えっ」

67: 2013/10/13(日) 00:35:47 ID:SKqDlBag
大人ユミル「へへっ…」

小人アルミン「えっえっえっ」ズルズル

小人クリスタ「ユユユユミルっ?」

大人サシャ「あ、じゃ私は2番目でー」ジュルリ

小人クリスタ「…っ!?」

小人アルミン「ちょっと、ユミル!?こ、小人…ぼくら小人だから!」

大人ユミル「そうだな…じゃあ『小人の大人同士』って事で」

小人アルミン「ちょっ…ダ、ダメ!嫌ぁぁ」ズルズル

イヤァァァ…………ァァァンッアンッアッアッアアンッ


1年後…また7人で暮らすようになったのは別の話である

70: 2013/10/13(日) 22:59:15 ID:SKqDlBag
小人ジャン「何故か城まで連れて来られたわけだが…」

小人マルコ「う、うん」

【白雪姫】

王子エレン「はぁぁぁ…白雪姫ぇ…」ハァハァ

小人ジャン「…」(ずっと棺にへばりついて白雪姫を眺めて興奮してるって…)

小人マルコ「…」(これって白雪姫の美しさを見て楽しんでるのかな…ある意味、芸術的感性?)

【白雪姫】
王子エレン「た、堪らねぇ…」カチャカチャ

小人ジャン「えっ」(何でベルト外してんの?)
小人マルコ「えっ」(何でズボン脱いでるの?)

【白雪姫 】
玉子エレン「もう、我慢できねぇよ…白雪姫ぇ…」ガタガタ

小人ジャン「」(何で棺を開けようとしてんの?)
小人マルコ「」(開けてどーするつもりなの?)

71: 2013/10/13(日) 23:04:18 ID:SKqDlBag
【 白雪姫
玉子エレン「ふー…ふー…」

小人ジャン「お、おおおいおいおい!?」
小人マルコ「白雪姫を棺から出して何をするつもりですか、王子?」

玉子エレン「え?決まってんジャン。しかんすんだよ」

小人ジャン「痴漢?」
小人マルコ「仕官?」

玉子エレン「違ぇーよ!屍姦だ、屍姦!!」

小人ジャン「」
小人マルコ「」

【 白雪姫(えっ)

玉子エレン「へへ…マイスウィート、その冷たい体を味わわせてくれ」

小人ジャン「しょ、正気じゃねぇ」ガクブル
小人マルコ「確かに原作では『氏体愛好家』だけど!」

【 白雪姫(変Oエレン………………アリかも)

72: 2013/10/13(日) 23:17:47 ID:SKqDlBag
玉子エレン「この俺の15cm級で、おまえのウォール・マリアを………って、これSSでよく使われる表現だよなぁ?」

小人ジャン「考え直せ、王子!」

小人マルコ「ここはディ○ニー版で良いじゃないか!ね、ね?」

【 白雪姫(………あ!そう言えば…キ、キスは?)

玉子エレン「…んー」

小人ジャン「…」

小人マルコ「…」

王子エレン「>>1も書いてて気分悪くなってきたし、変Oは止めるぜ」ゴソゴソ

小人ジャン「ほっ」

小人マルコ「ちょっと下品すぎだよね」

【 白雪姫(あぁ…ズボン履いてしまった)

73: 2013/10/13(日) 23:32:41 ID:SKqDlBag
王子エレン「えーと、じゃあ多数決で決めるぞ…キスで目覚めさせるに賛成の人?」

小人ジャン「…」

小人マルコ「はい」(メルヒェンで良いじゃないか)

王子エレン「それじゃ、より原作に近い方法で目覚めさせるのに賛成の人?」

小人ジャン「はい」(確か、喉に詰まったリンゴを吐き出させるんだよな)

小人マルコ「そっちはロマンがないよ」

王子エレン「俺もはい…というわけで、原作に近い方法に決定」


王子エレン「それじゃあ」カチャカチャ

74: 2013/10/13(日) 23:40:18 ID:SKqDlBag
小人ジャン「なぜだ…なぜ今…ズボンを脱いだ?」

玉子エレン「…萎えてしまっては元も子もないので…今脱ぐべきだと判断しました」

小人ジャン「…!?イヤ…わからないな。なぜ貴様はズボンを脱いだ?

玉子エレン「…?それは…『何故、人は服を脱ぐのか?』という話でしょうか?」

小人ジャン「…」

玉子エレン「…?……あ!」

小人ジャン「!」

玉子エレン「……」チッ
玉子エレン「半分………って何を半分にすれば良いんだ?」

小人ジャン「俺が知るかぁぁぁぁぁっ!!」

76: 2013/10/13(日) 23:51:05 ID:SKqDlBag
玉子エレン「まあ、とにかく、だ!白雪姫は毒リング吐かなきゃならんのだろ?」

小人ジャン「毒リングじゃねぇよ!柱の男に埋め込まれたウェディングリングかっつーの!!吐かせるのは毒リンゴだろーが!」

玉子エレン「吐くには、えずかなきゃダメだろ?で、えずくには喉の奥まで突っ込まなきゃダメだろ?」

小人ジャン「待て。オマエ…何をするつもりだ?」

玉子エレン「もちろんイm…」

小人ジャン「却下」

【 白雪姫(…)アーン

小人マルコ「大変だ、ジャン!何故か氏んでるはずの白雪姫の口が開いてる!!氏後硬直かも!」

玉子エレン「よーし。じゃあ、さっそく…」

78: 2013/10/13(日) 23:59:30 ID:SKqDlBag
小人ジャン「やめろっつーの!!って言うか、いい加減に起きろよ!白雪姫!!ほんとは氏んでねーだろ!?」

白雪姫「…キスがないと、生き返れない」プイッ

玉子エレン「キスじゃないとダメか?15cm級じゃダメか?」

白雪姫「………ロマンチック、が、良い」


王子エレン「よし、わかった」

白雪姫「…っ!」ドキッ

王子エレン「あぁ、愛しの白雪姫…どうか俺のキスで目覚めておくれ…」

白雪姫「…」ドキドキ

王子エレン「………」

白雪姫「…?」

79: 2013/10/14(月) 00:07:43 ID:ICh9ijiQ
王子エレン「…ダメだ」

白雪姫「…っ!?」

王子エレン「は、恥ずかしいっ!!」カァァァッ

白雪姫「は?」

小人マルコ「はぁ?」

小人ジャン「はぁぁぁぁぁぁっ!?」


王子エレン「むっ無理無理!」

小人ジャン「何を言ってやがんだっ、テメェはぁぁぁぁっ!!」

王子エレン「だだだってミカサと…キ、キスなんてっ!」カァァァッ

小人マルコ「さっきまでの変Oっぷりの方が、よっぽど恥ずかしいだろ?」

王子エレン「演技だと思って吹っ切れてしまえば平気だったんだよぉ!」

80: 2013/10/14(月) 00:10:06 ID:ICh9ijiQ
白雪姫「……エレン?」ダキッ

王子エレン「…っ!?」



チュッ



白雪姫ミカサ「ふふっ…私は幸せ」







小人ジャン「」ゲフッ

【終わり】

引用: 進撃の童話