1: 2009/02/18(水) 22:49:56.77 ID:5HJCRD6U0
真紅「私が不人気なんてありえないのだわ」

JUM「前にも聞いたけど実際人気がないかはともかくそう呼ばれているのは確かだよな」

真紅「おかしな世の中になったものね」

JUM「なあ・・・人気がないって言われているのは真紅だけじゃないか?」

真紅「・・・だからどうしたの?」

JUM「ふと思ったんだが少し他の姉妹を見習ってみたらどうだ?」

真紅「どういうこと?」

JUM「あれだ 行動パターンを真似てみるとか」

真紅「面白そうね なりきりというやつね」

JUM「いや なりきりとは言わないがそうして特徴を自覚すれば自ずと不人気と言われる原因もわかるんじゃないか?」

真紅「早速明日から始めるのだわ」

3: 2009/02/18(水) 22:51:20.76 ID:5HJCRD6U0
一日目 水銀燈

真紅「おはようJUM」

JUM「そこは『おはよぉ JU~M↑』だろ」

真紅「ぐ・・・いきなり手厳しいのだわ」

JUM「ほらほら 素に戻ってるぞ」

真紅「わかったわぁ」

JUM「それでいい 今日一日おまえは水銀燈だ」

真紅「JU~M↑ 早速だけど朝の紅茶が飲みたいわぁ」

JUM「違うだろ! おまえは水銀燈だろ 朝はまず外の水溜りで喉を潤すところからだろ」

真紅「そんなことできるわけないわぁ」

JUM「だいたい水銀燈は紅茶なんか飲まないだろ たまに恵んでもらえるヤクルトに狂喜乱舞するくらいじゃないか」

真紅(水溜り・・・屈辱だわ)

4: 2009/02/18(水) 22:52:48.41 ID:5HJCRD6U0
ピチャピチャ

JUM(猫は外の水を飲みたがるっていうよな)

真紅「げほげほ もういいわぁ 朝ご飯にしてちょうだぁい」

JUM「あのなあ 水銀燈が黙ってても出てくるような豪勢なもの食べていると思うか?」

真紅「まさかぁ・・?」

JUM「うん 朝は残飯漁りだよな」

真紅「ちょっとぉ ありえないのだわぁ」

JUM「真紅に戻りかけてるぞ」

真紅(なにこれいじめ?)

不快な表現を含みますので描写を割愛させていただきます

5: 2009/02/18(水) 22:54:12.08 ID:5HJCRD6U0
真紅「もう不人気でもいいのだわ」

JUM「何を甘ったれたことを 一度言い出したことを諦めるなんて男じゃない」

真紅「ドールよぉ?」

JUM「口答えするな!」

真紅(水銀燈は毎日こんな生活なの?)

JUM「あ 猫」

猫「フシャー」

真紅「猫なんか嫌いなのだわ」

JUM「甘ったれるな! 野良猫はエサを自分で確保 寝床も自分で確保 立派なものだぞ」

JUM「いわば水銀燈の同志 お前も見習え」

真紅「そんなこと・・無理だわぁ」

JUM「名前が真紅じゃなくて不人気になってもいいのか?(今もあまり変わらないけど)」

真紅「それは・・・嫌よぉ 猫さぁん おいでおいでぇ~」

猫「気安く触るなゴルァ」

真紅「いたぁい 朝からこれじゃぁ体がもたないわぁ」

6: 2009/02/18(水) 22:55:56.30 ID:5HJCRD6U0
一方そのころ

めぐ「はい 水銀燈 あ~ん」

水銀燈「パク はい めぐもあ~ん」

めぐ「パク 糞まずいここの餌も水銀燈と一緒ならおいしいわね」

水銀燈「///」

7: 2009/02/18(水) 22:58:00.71 ID:5HJCRD6U0
JUM「次は空を飛んでみようか」

真紅「それは無理な話よぉ」

JUM「はぁ 空も飛べないドールがアリスになれるとでも思ってるのか?」

真紅「(もうなんだか無茶苦茶なのだわ)どうすればいいのぉ?」

JUM「火事場の馬鹿力って知ってるか?ピンチになると発動するってあれだ」

真紅「それがどうしたのかしらぁ?」

JUM「まずNのフィールドにいきます ビルに登ります」

真紅「それからぁ?」

JUM「屋上から真紅を放り投げます」

真紅「ふんふん ってえぇ~?」

グチャ

12: 2009/02/18(水) 23:03:50.77 ID:5HJCRD6U0

真紅「全く ドールじゃなかったら氏んでたのだわ」

JUM「ここでも飛べないのか?」

真紅「・・・」

JUM「飛べるまでやってみるか?」

真紅「ちょっとやめてぇ 本当に氏んじゃうわぁ」

JUM「物は試し 為せばなるって言葉知ってるか?」

真紅「それとこれとは別の話よぉ」

グチャ

・・・グチャ

・・・グチャ

真紅「・・・(声にならない)」

JUM「お前飛ぶ才能0だな 諦めるか」

9: 2009/02/18(水) 22:59:25.39 ID:5HJCRD6U0
JUM家

JUM「運動したら疲れるな ヤクルトでも飲むか」

真紅「(紅茶が飲みたいわね)私もいただくわぁ」

JUM「OK ほい」

真紅「何これぇ?2リットル入りヤクルトとかどこで売ってたのぉ?」

JUM「・・違うだろ そこは『わぁ 本当にこんなに飲んじゃっていいのぉ?』って喜ぶところだろ」

真紅「わ・わぁい 夢のようだわぁ」

ごくごく

真紅(き・・・きつい)

JUM「真紅のちょっといいとこ見てみたい それ!一気!一気!」

真紅「う・・・うぼぁ」

JUM「汚いなあ 水銀燈の才能もないのか?」

10: 2009/02/18(水) 23:01:10.31 ID:5HJCRD6U0
真紅「げほ ・・姉妹の才能なんかなくてもいいのだわ」

JUM「仕方ない 水銀燈に会いにいくぞ」

真紅「なんで水銀燈と会わなければいけないのかしら?」

JUM「まだ一日目の昼前だぞ こんなんでどうする?水銀燈のなんたるかを学ぶには本人に会ってしかるべきだろ」

真紅(すでに目的が変わってきている気がするのだわ)

JUM「ほら いくぞ」

真紅「仕方ないのだわ 行くのだわ」

13: 2009/02/18(水) 23:05:17.74 ID:5HJCRD6U0

病院

看護士「柿崎さ~ん 面会ですよ~」

めぐ「水銀燈 ちょっと隠れててね」

ガチャ

JUM「やあ めぐさん 水銀燈はいるかな?」

めぐ「なんだJUM君じゃない 水銀燈に何か用があるの?」

JUM「うん ちょっとね うちの人形が水銀燈に学ぶことがあるみたいで」

真紅(あれ以上学びたくはないのだわ)

めぐ「あら あなたが水銀燈のよく言っていた赤い天使さんね かわいいじゃない」

真紅「気安くかわいいなんて呼ばないで頂戴 なんなのこのなれなれしい人間は」

JUM「おい真紅 あまり失礼な態・・水銀燈「めぐになんてことを言うのよ!」

15: 2009/02/18(水) 23:06:36.03 ID:5HJCRD6U0
真紅「会いたくないけど成り行き上来てしまったのだわ」

水銀燈「上等じゃない ジャンクにしてあげるわ!」

真紅「あなたはもともとジャンクじゃない」

水銀燈「なんですって?」

JUM「おいおいここは病院だ やるなら他の場所でやれ」

めぐ「???どうなってるの?」

JUM「落ち着け2人とも!」

水銀燈「フー!」

真紅「シャー!」

JUM「だめだなこれは 収まりがつきそうにない」

16: 2009/02/18(水) 23:08:04.86 ID:5HJCRD6U0
バチッ

水銀燈・真紅「うっ・・・」

JUM「それは・・?」

めぐ「スタンガンよ 水銀燈もテレビで人形劇見て興奮することがあるからこうやって大人しくさせてるの」

JUM「(物騒な病人だなあ)いつ・・目覚めるんですか?」

めぐ「半日くらいだと思うけどわからないわね」

JUM(ここにきた意味がなくなってしまったな)

JUM「うちの真紅が迷惑をかけてすみません 今日はもう出直してきますね」

めぐ「あら 喧嘩はだめだけどいつでもいらっしゃい」

JUM「そういってもらえると嬉しいです それではまた」

17: 2009/02/18(水) 23:09:18.25 ID:5HJCRD6U0
JUM家

のり「みんな~ご飯よ~」

雛苺「うわ~い 花丸ハンバーグなの~」

翠星石「また今日もですか まあおいしいからいいですけど」

JUM「たまには他のものも食べたいけどな」

のり「真紅ちゃんは?」

翠星石「意地汚い真紅が夕食にいないとかおかしいですぅ」

JUM「なんか昼からずっと寝てて起きる気配がないよ」

雛苺「ラッキー 真紅のハンバーグいただきなの~」

翠星石「あ チビ苺一人でずるいですぅ 翠星石にもよこしやがれですぅ」

20: 2009/02/18(水) 23:10:36.36 ID:5HJCRD6U0
のり「仕方ないわね 今日のは特によく出来たと思ったのに」

JUM「起きないのは仕方ない また今度食べさせればいいさ」

のり「そうね 残念だけど冷めちゃったらおいしくないし」

雛苺「くんくんの時間なの~」

JUM「こら 食事中にテレビなんて見るな」

のり「いいじゃないの 硬いことはいいっこなしよ」

21: 2009/02/18(水) 23:12:27.12 ID:5HJCRD6U0
・・・

真紅「・・・何故カバンで寝ているのかしら?」

真紅(そういえばお昼に病院に行ってそれから??? それにしてもお腹がすいたわね)

JUM「・・・」

真紅「JUM 紅茶を入れて頂戴 クッキーもおねがいね」

JUM「・・・」

真紅「JUM?聞いてるの?」

JUM「・・・」

真紅「ちょっとJUM!」

JUM「おい」

真紅「ビクッ な・・なにかしら」

JUM「空気は静かにするべきだ 騒ぐだけなら猿にでも出来るんだぞ」

真紅「?なんのことかわからないのだわ」

JUM「お前は丸一日近く寝てたんだぞ 今日は金糸雀の日じゃないか」

二日目 金糸雀

22: 2009/02/18(水) 23:13:39.84 ID:5HJCRD6U0
真紅「え?え? じゃあ夕食の花丸ハンバーグは?」

JUM「2人が争って食べてたよ もう残ってるはずない」

真紅「ぐす ひどいのだわ」

JUM(そういえばこれで一日半まともな食事をしていないことになるのか)

真紅「お腹がすいたのだわ なんとかして欲しいのだわ」

JUM「金糸雀の大好物知ってるか? 卵焼きだぞ 好きなだけ食べるといい」

真紅「・・あまり気が進まないけどヤクルトよりはましね」

JUM「だろ?」

真紅「わかったのだわ じゃあ早速もってきて頂戴」

JUM「いやいや 姉ちゃんはもう出かけた 僕は作る気はない なら作るのは真紅自身じゃないか」

真紅「ええ?」

23: 2009/02/18(水) 23:14:52.97 ID:5HJCRD6U0
JUM「それと口調も金糸雀にしなきゃだめだろ」

真紅「かしら~」

真紅「作り方がわからないのかしら~」

JUM「めんどうだから一人で作ってくれ 卵は冷蔵庫にいっぱいあるから」

真紅「ひどいかしら でもお腹がすいてるから背に腹は代えられないかしら~」

JUM(この口調とてつもなくうざいな)

25: 2009/02/18(水) 23:16:20.75 ID:5HJCRD6U0
一方そのころ

金糸雀「みっちゃんの作った卵焼きは最高かしら」

みつ「はい カナ あ~ん」

金糸雀「パク とってもおいしいかしら///」

みつ「うふふ カナの喜んでる姿見てると私も嬉しくなっちゃう」

金糸雀「みっちゃん 会社はいいのかしら?」

みつ「今日は午前半休とったから大丈夫よ おかわり今からつくるわね」

金糸雀「わぁ~い かしら」

26: 2009/02/18(水) 23:17:55.07 ID:5HJCRD6U0
JUM家台所

真紅(よくわからないけど温かいってことは温めればいいってことだと思うのだわ)

真紅「この箱で・・・」

温め→500W→10分

真紅「これでいいのだわ」

・・・

JUM「あれ?もうできたのか?」

真紅「後は完成を待つだけかしら~」

JUM(待つだけ?火元から目を離して大丈夫なのか?)

真紅「10分後にできるようにしたから問題ないかしら~」

JUM(心配だから見てくるか)

27: 2009/02/18(水) 23:19:46.51 ID:5HJCRD6U0
JUM「ん?火がついてないどころか調理した形跡もないんだが」

ボンッ

JUM「おわ なんだなんだ」

JUM「おい 真紅ちょっとこい」

真紅「なにかしら~?」

JUM「お前アレか 料理とかするといろいろ爆発させるタイプか」

真紅「何のことかしら?」

JUM「まさか卵焼きってレンジで温めるだけだと思ってないだろうな?」

真紅「え?」

JUM「これを見ろ これが卵焼きか?」

真紅「違う・・・かしら」

JUM「卵焼きってのは卵を割って中身を間接的に火で温めて固めたものだ」

真紅「そ・・そう 初めて知ったかしら」

JUM「これフライパン ここひねれば火つく できたら火止める わかった?」

真紅「OKOKかしら」

28: 2009/02/18(水) 23:20:59.28 ID:5HJCRD6U0
JUM「はぁ 先が思いやられるよ 料理もできないとかこりゃ明日もまた難儀そうだな」

・・・

真紅「何これ割りにくいのだわ」

真紅「・・・真紅チョ~ップ!」

グシャ

真紅「え~と この方法はだめなのだわ・・・!私は今金糸雀 ならこのオデコを使えばいいじゃない さすが私 くんくんも脱帽のひらめきなのだわ しんくんくんと呼ばれる日も近いのだわ」

グシャ

真紅「・・・」

真紅「最初から調理台の角を使えばよかったのだわ」

真紅「これでいいわね 後はここをひねって火をつけて・・・」

真紅「どのくらい待てばいいのかしら」

29: 2009/02/18(水) 23:22:18.57 ID:5HJCRD6U0
2分後

真紅「花丸ハンバーグの上みたいになってきたけど一向に黄色くならないわね それにしてもなんだか煙の匂いがすごいのだわ」

真紅「なんか外側が黒くなり始めた気がするのだわ」

JUM「おい真紅 こげくさいぞ 一体なにやってるんだ」

真紅「あらJUMいいところにきたのかしら 全然黄色くならなくて困ってるのかしら」

JUM「当たり前だ 火止めるぞ」

真紅「何か作り方が違うのかしら?」

JUM「それも説明しないとだめか 最初に割った卵の中身を別の入れ物でかきまぜるんだ そうすれば全体的に黄色くなるだろ 火もそんなに強くしたらだめだ」

真紅「なるほどかしら」

JUM「よし もう一回やってみろ」

30: 2009/02/18(水) 23:24:01.67 ID:5HJCRD6U0
真紅「卵を割ってかき混ぜて・・・これで焼けばいいのね」

・・・

JUM「油とだしと砂糖のこと忘れてた」

・・・

真紅「JUM!できたのかしら~」

JUM「どうみてもスクランブルエッグです 本当にありがとうございました」

真紅「・・・なんだか味が薄いかしら」

JUM「もういいよ つくってくるから待ってろ」

32: 2009/02/18(水) 23:26:09.08 ID:5HJCRD6U0
JUM「ほれ これが卵焼きだ」

真紅「JUM あなたの腕は魔法の腕かしら」

JUM(いやこれくらいできるだろ)

真紅「おいしいかしら 卵焼きも悪くないかしら」

JUM「やれやれ 食べ終わったら次は楽器の演奏だな とは言ってもうちにはバイオリンなんてないしな」

真紅「じゃあそれはパスかしら」

JUM「何言ってるんだ アリスを目指すものなら楽器の一つや二つできなくてどうする 淑女のたしなみだぞ」

真紅「わ・わかったかしら・・・でそれはなにかしら?」

JUM「すれしかなかった」

真紅「ってカスタネットじゃないの」

JUM「いいからやれ」

真紅「わかったかしら」

カチ カチ カチ

真紅(むなしい)

33: 2009/02/18(水) 23:28:20.97 ID:5HJCRD6U0
JUM「うん まあいいだろ」

真紅「(よくないと思うのだわ)最初から金糸雀に借りに行けばよかったんじゃないのかしら」

JUM「いやまあ 空気の出番増やしても仕方ないだろ フーなんたらみたいに途中退場ってのもあれだし」

・・・

金糸雀「くしゅん 誰か紳士が噂でもしているのかしら~」

・・・

真紅「それもそうかしら」

JUM「だろ 脇役は脇役らしく大人しくしていればいいと思うんだ」

真紅「JUMにしてはまともなこというのかしら」

・・・

金糸雀「くしゅん くしゅん 紳士たちがカナをめぐって争っているのかしら~?もてる女はつらいかしら」

34: 2009/02/18(水) 23:29:52.12 ID:5HJCRD6U0
JUM「他には・・・キムだし某国の現状についてでもうわなにをすrやmr

見えない力が働いたようです

JUM「後は・・・適当に馬鹿なことやって自爆してくれ」

真紅「(投げやりになってきたわね)それどういうことかしら?」

JUM「いや 他にあいつの属性おもいつかねーもん」

真紅「もっともかしら」

・・・

金糸雀「くしゅん ひょっとして風邪かしら」

みつ「カナが氏んじゃう~ 救急車まだですか!!!?」

二日目終了

36: 2009/02/18(水) 23:36:03.63 ID:5HJCRD6U0
三日目 翠星石

真紅「JUM おはようなのですぅ」

JUM(この口調も癪にさわるなあ・・)

JUM「よし 今日は翠星石だな 幸い翠星石はうちにいるしわからないことがあったらすぐに聞きに行くといい」

真紅「わかったですぅ」

翠星石「おとといから変だと思ってたらこんなことしてたんですか」

JUM「まあそういうわけだ よろしくな」

翠星石「しょうがないですね 今日は真紅に翠星石のなんたるかを教えてやるですぅ」

真紅「よろしくですぅ」

38: 2009/02/18(水) 23:38:05.62 ID:5HJCRD6U0
翠星石「(他人がいうとむかつく口調ですぅ)じゃあまずは真紅が不人気な理由から」

JUM「あ」

真紅「・・・」

翠星石「まずはなんといっても真紅はかわいくないのですぅ 5女であるにも関わらず幼さもかわいげもない」

JUM「お・・おい」

翠星石「ただ高飛車なだけで魅力0 それにライバルとか言ってる相手に毎回フルボッコにされ」

JUM「ちょっと翠星石」

翠星石「なんですかJUM 今いいところなんですぅ 強さの魅力もなければ性格も容姿もだめ こんなんで・・・

真紅「・・・翠星石」

翠星石「いいから聞けですぅ そんなわけで翠星石を見習えば真紅も翠星石の次くらいに人気が出るかもしれないですぅ」

メキッ

真紅「はぁはぁ」

翠星石「http://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf150148.jpgですぅ」

39: 2009/02/18(水) 23:39:22.92 ID:5HJCRD6U0
JUM「真紅 あんまりひどいことをするなよ でも今のは翠星石の方が悪いぞ」

翠星石「でも翠星石は真紅の悪いところを」

真紅「やってられないのだわ 今日は勝手に翠星石の真似するのだわ」

JUM「おいおい」

真紅「やい チビ人間 紅茶をいれやがれですぅ」

翠星石「ちょっと真紅 翠星石はそんなこと言わないですぅ」

真紅「だまりなさい」

翠星石「う・・」

JUM(今の真紅にさからったらだめだな)

40: 2009/02/18(水) 23:40:36.04 ID:5HJCRD6U0
真紅「なかなかおいしい紅茶ですぅ チビ人間にしては上出来ですぅ ほめてやるからありがたくおもうのですよ」

JUM「あ・ああ ありがとう」

翠星石(翠星石はそんなキャラじゃないですのに)

真紅「次はお菓子作りですぅ」

JUM「それはやめておいたほうがいいんじゃ・・・」

真紅「チビ人間うるさいですぅ 真紅に任せろですぅ」

41: 2009/02/18(水) 23:42:25.01 ID:5HJCRD6U0
JUM「どうみても食べられないものが出来上がったわけだが」

真紅「うるさいですぅ とっとと食いやがれですぅ」

JUM「いえ あの真紅さん これはなんという食べ物ですか?」

真紅「見てわからないのですか? 全くチビ人間はダメダメですぅ スコーンに決まってるですぅ」

翠星石(そろそろ怒ってもいいころですか?)

JUM「(暗黒水の材料にしか見えない件)う・・うわあ よくできたな おいしそうだよ」

真紅「御託はいいから食べて感想を言えですぅ」

JUM「こんなにおいしそうなものだし先に食べるのは悪いな 翠星石本人の評価をまず聞きたいよ」

翠星石「何言ってるですぅ JUMから食いやがれですぅ」

JUM「いや翠星石が」

翠星石「JUMが」

真紅「じゃあ私が」

翠星石・JUM「どうぞどうぞ」

真紅「全く そんなに自信作が食べられないなんてどういうことですぅ」

パクッ

43: 2009/02/18(水) 23:43:59.85 ID:5HJCRD6U0
JUM「なあ もう1時間になるかな」

翠星石「たった一口であの威力とはすさまじいですぅ」

JUM「で いつになったら起きるんだ?」

翠星石「ひょっとしておとといもこうだったですか?」

JUM「いやおとといはまた別の要因なんだけど」

翠星石「しばらくほうっておくです(今のうちにJUMと2人で甘いひと時を)」

45: 2009/02/18(水) 23:45:18.42 ID:5HJCRD6U0
のり「みんな おやつよ~」

JUM「真紅はまだ気を失ったままか」

翠星石「そんなことよりおやつの時間ですぅ」

雛苺「うにゅ~は至高の食べ物なの~」

翠星石「翠星石の焼いたスコーンには負けるですぅ」

雛苺「なんだと」

のり「はいはい 喧嘩しないの ところで真紅ちゃんは?」

JUM「いや 寝てるけど」

のり「?似たような事が前にもあったような」

翠星石「きのせいですぅ 日ごろの行いが悪いから天罰が下ったんですぅ」

のり「そう 何もないといいけど」

47: 2009/02/18(水) 23:46:52.67 ID:5HJCRD6U0
雛苺「そんなことよりうにゅ~を馬鹿にするのは許せないの 今度は戦争なの!」

JUM「はい ストップ 後でうにゅ~を買ってやるから落ち着け」

雛苺「わ~いなの」

翠星石「これだからチビ苺は馬鹿にされるんですぅ」

雛苺「何か言ったかね?」

翠星石「なんでもないですぅ」

50: 2009/02/18(水) 23:48:24.45 ID:5HJCRD6U0
真紅「はっ!? ここは誰? 私はどこ?」

JUM「目覚めたか? もう夕方だぞ」

翠星石「(ちっ起きやがったですか せっかくのJUMとラブラブでしたのに)自分で作った食べ物で気絶するなんて馬鹿みたいですぅ」

真紅「私の腕もまだまだね」

翠星石「(何も言い返してこない?)今度は翠星石が料理教えるから頑張れですぅ」

真紅「わかったわ じゃあ今度お願いするわね」

JUM「なんか性格が丸くなってないか?」

真紅「JUM 私はどうでもいいことにこだわりすぎたのだわ 黙って似せればそのうち似てくることに気が付いたのだわ いちいち争っても仕方のないことなのだわ」

翠星石「翠星石が正しいことがわかればいいのですぅ」

真紅「そうね じゃあ早速このビデオで」

翠星石・JUM「!?」

52: 2009/02/18(水) 23:49:53.40 ID:5HJCRD6U0
真紅「翠星石にどれだけ似てるか客観的に見るために仕掛けてみたのだけど」

JUM「いいか 真紅 そんなものでは自分で計ることができないんだ」

翠星石「そうですぅ 自分じゃなく他人の評価の方が正しいですぅ だからそんなものはさっさと破棄するですぅ」

JUM「いいことを言うな」

真紅「何を言っているのだわ 意識がなかった間に翠星石がどんなことをしていたのか その自然体を見てそのとおりの行動をすればいいのだわ」

JUM「うん そんな必要はないぞ」

翠星石「そうですぅ 真紅はたった今翠星石になったのですぅ」

真紅「はぁ?変なこと言わないで頂戴 それじゃあ見るわよ」

JUM「あ こら」

53: 2009/02/18(水) 23:51:25.64 ID:5HJCRD6U0
真紅「・・・随分と言いたいこと言ってくれるわね」

JUM「ほら そのへんにしておいたほうがいいんじゃないか?」

真紅「早速だっこしてもらってるわね あなた私のいないところではこんなにデレデレしてるの?」

翠星石「///な・・なんのことですぅ?」

真紅「あら JUMがトイレにいったみたいね」

翠星石「アッー」

真紅「ん?枕カバーを代えて・・?なにやってるかしら」

プツ

真紅「なんで消すの?今いいところじゃない」

翠星石「なんでもですぅ」

JUM「僕も続きが気になるな」

真紅「JUMもこう言っているのだわ」

翠星石「う~」

56: 2009/02/18(水) 23:54:16.10 ID:5HJCRD6U0
>>53
× 真紅「・・・随分と言いたいこと言ってくれるわね」

○ 真紅「・・・私の意識のない間に随分と言いたいこと言ってくれたわね」



真紅「交換したカバーをかばんに入れて・・・え?『これで今日はJUMの匂いに囲まれて夢にまで見たJUM天国ですぅ』?『翠星石はなんて幸せ者なんですぅ ああJUM 翠星石はもおかしくなってしまいそうですぅ』ですって?」

翠星石「いやああああああああああああああああああ」

JUM「正直ひくわ~」

真紅「こんなのを真似するとか拷問ってレベルじゃないわね」

翠星石「うわああああああああん」

JUM「ああ 僕が帰ってきたか なんか違和感を覚えると思ったらこれだったんだな」

真紅「翠星石がおやつを作りに行ったようね」

JUM「あ ちょっともうこのあたりでいいだろ」

翠星石「うう ぐすっ」

真紅「まあ確かにJUMだけ見ても仕方ないわね」

JUM「だろ じゃあこれでおしまい なんか参考になったか?」

真紅「そうね 無駄にデレすぎね これはさすがに真似するのは恥ずかし過ぎ・・・ん?

58: 2009/02/18(水) 23:55:30.94 ID:5HJCRD6U0
JUM「どうした?」

真紅「JUMがパソコンに向かって何かしだしたわね」

JUM「おい カメラ止めろ」

真紅「え~と りょうじょくびょうとう24時?」

JUM「/(=ω=.)\」

真紅「おもむろにズボンを脱ぎだして・・・って」

プチ ガー

真紅「ちょっと今いいところなのに あ」

バキバキ

JUM「はぁはぁ こんなものはない方がいいんだ」

真紅「ひどいことするわね」

翠星石「JUMも最低ですぅ・・・」

JUM「氏のう・・・」

真紅「もう今日はいいのだわ 2人を見る目が少し変わったくらいで何も収穫がなかったのだわ」

61: 2009/02/18(水) 23:56:51.39 ID:5HJCRD6U0
のり「夕食の時間よ~」

真紅「落ち着いて食事をするのがこんなにも素晴らしいことなんて思わなかったのだわ」

雛苺「今日は花丸ハンバーグじゃないの~」

のり「ごめんね~ 毎日同じだったしたまには違うものもいいかと思って それよりJUM君と翠星石ちゃんは?」

真紅「探さないでくださいって 言って夕方2人とも消えたわ」

雛苺「愛の逃避行なの~」

のり「まあ お姉ちゃんは許しませんよ」

真紅「心配は無用なのだわ どうせ明日の朝にはおなかすいたとかいいつつ戻ってくるに決まってるのだわ」

63: 2009/02/18(水) 23:59:07.31 ID:5HJCRD6U0
金糸雀「で、なんで2人がここにいるのかしら~?」

JUM「いやちょっと事情があってな 今晩だけでも泊めてくれないかな」

翠星石「明日の朝には出て行くからお願いですぅ」

金糸雀「・・今日はみっちゃん泊まりで仕事って言ってたし一日だけならいいかしら」

JUM「ありがとう 助かるよ」

翠星石「ありがとですぅ」

65: 2009/02/19(木) 00:00:24.75 ID:WovjoUnM0
四日目 蒼星石

ピンポーン

のり「あら朝早くからどうしたの?」

蒼星石「おはようございます 翠星石がいなくなったと聞いたのですが」

のり「う~ん 朝には帰ってくるって話だしとりあえずあがって待ってもらってもいいかな」

蒼星石「ありがとうございます お言葉に甘えさせていただきます」

・・・

真紅「おはようなのだわ そういえばまだ2人は帰ってきてないみたいね」

雛苺「うにゅ~ もう朝なの~?」

真紅「そうよ 今日は巴のところに行くんじゃなかったの?」

雛苺「トゥモエ! 今日は学校おやすみだって言ってたの 行って来るの!」

真紅「いってらっしゃい」

66: 2009/02/19(木) 00:01:38.60 ID:WovjoUnM0
蒼星石「ああ 雛苺おはよう 翠星石はまだ帰ってきてないのかい?」

雛苺「おはようなの 真紅から聞いたけどただ変O行為がばれただけで恥ずかしいから逃げてるだけみたいなの どうせすぐ戻ってくるの」

蒼星石「ピク・・・ なんだって? 詳しい話を聞こうじゃないか」

雛苺「時間がないの~ 真紅に聞けば全部わかるの~ じゃあ出かけてくるの~」

蒼星石「わかった 気をつけて行ってきてね」

67: 2009/02/19(木) 00:02:55.72 ID:WovjoUnM0
蒼星石「真紅 御邪魔するよ」

真紅「あら蒼星石おはよう ちょうどいいところに来たわね」

蒼星石「ちょうどいいところ?それより翠星石が変Oとかなんとか聞いたんだけど」

真紅「それなら かくかくしかじかへのへのもへじつるにはまるまるむし」

蒼星石「そう 別に2人とも恥ずかしいことをしてるとは思わないけど」

真紅「え?」

蒼星石「よし じゃあ今日は僕が真紅の師匠だね 口調は真似なくていいからまずは行動を見て学んで欲しい」

真紅「わかったのだわ」

68: 2009/02/19(木) 00:04:16.33 ID:WovjoUnM0
蒼星石「まず服を脱ぎます」

真紅「はい ってちょっと何を言っているの?」

蒼星石「ばかもーん これくらいできなくてどうする!」

真紅「(目が据わっているのだわ)脱げばいいのね」

蒼星石「次に服を押入れに全部入れます」

真紅「は・・はぁ」

蒼星石「本当は燃やして退路を断つのが一番なんだけど初心者には逃げ道を用意しておかないといけないからね」

真紅「(何の初心者なのだわ)わかったのだわ師匠」

蒼星石「全裸になれたね じゃあここからは僕一人でやるからよく見ててね」

真紅(何が始まるっていうの?)

蒼星石「JUM君のベッドはこれだね まずは顔をうずめながら叫びます」

71: 2009/02/19(木) 00:05:45.74 ID:WovjoUnM0
蒼星石「JUM君!JUM君!JUM君!JUM君ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!JUM君JUM君JUM君ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!JUM・桜田たんの黒髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
おもらしする子供のころのJUMたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
学校に慣れてきて良かったねJUM君!あぁあああああ!かわいい!JUMたん!かわいい!あっああぁああ!
柏葉さんとも仲良くなれてよか…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!僕だけを見てくれない!!!!あ…さらによく考えたら…
J U M く ん は 一 緒 に 住 ん で な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!うわぁああああ!!
この!ちきしょー!・・てやる!!かじゅきなんか…殺…え!?し…てる?JUM君が僕で○○○ーしてる?
JUM君が僕で○○○ーしてるぞ!JUM君が僕で○○○ーしてるぞ!JUM君が僕で○○○ーしてるぞ!!
現実のJUM君が僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはJUM君がいる!!やったよお爺!!ひとりでできるもん!!!
J、JUM君ううううううううううううううううん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
ううっうぅうう!!俺の想いよJUM君へ届け!!ひきこもりだったJUM君へ届け! 」

73: 2009/02/19(木) 00:07:31.10 ID:WovjoUnM0
真紅「( ゚Д゚)ポカーン」

蒼星石「ひさしぶりに叫ぶと気持ちいいね さて次は・・・」

省略されました続きを読むにはわっふるわっふ(ry

蒼星石「はぁはぁ よかったよJUM君」

真紅(ひくを通り越してあきれるわね)

蒼星石「ふぅ 僕は一体何をしていたんだ?」

真紅「こっちが聞きたいのだわ」

蒼星石「それはそうとこのパソコンはいつもJUM君がつかってるやつだよね?」

真紅「そうだけど・・どうするのだわ?」

蒼星石「決まってる なめるんじゃないか」

真紅「え?」

76: 2009/02/19(木) 00:09:22.62 ID:WovjoUnM0
蒼星石「このパソコンのモニター キーボード素晴らしい ベロベロ」

真紅「うぇ」

蒼星石「表面にたまった垢 このマウスの隙間 たまらないはぁはぁ ベロベロ」

真紅「もう見てられないのだわ」

蒼星石「逃がさないよ」

真紅「しまった!捕まってしまったのだわ」

蒼星石「さぁ キーボードの隙間から隙間までなめるように~ ぬぁめぇるようにぃ~」

真紅(た・・助けて~)

79: 2009/02/19(木) 00:11:23.73 ID:WovjoUnM0
バンッ

JUM「ただいま~ って蒼星石きてたのか」

蒼星石「や・・やあJUM君 どうしたんだい?」

JUM「いや ちょっとな 出かけてたんだけどいろいろあって戻ってきたんだけど それは・・・」

蒼星石「え?どうしたんだい?何かあったかい?」

真紅(うう・・苦しくて意識が朦朧としているのだわ)

JUM「・・・いや 2人とも裸で抱き合って何しているんだ?」

蒼星石(しまった!)

真紅(違うのよJUMこれは・・・)

JUM「疲れているのか?」

蒼星石「JUM君を想像して○○○○してたなんてさすがに本人の前では言えない(気が付いたら記憶がなかったんだ 雪華綺晶に操られていたのかもしれない JUM君も気をつけて!)」

JUM「帰れよ」

蒼星石「・・・うん(ニヤニヤ)」

81: 2009/02/19(木) 00:12:35.96 ID:WovjoUnM0
JUM「真紅大丈夫か?」

真紅「ある意味もうだめなのだわ」

JUM「とりあえず服着ようか」

真紅「こんな姿を見られて・・もうアリスになれないのだわ」

JUM「何と言うかすまなかった で、この蒼星石の服がここにあるということは・・?」

真紅「裸で帰った・・・のでしょうね」

JUM「昨日の自分がまともであるように感じてきた」

真紅「蒼星石の真似はもう無理なのだわ」

JUM「そうだな さすがに今日はもう終わりにしようか」

真紅「まともに一日が終わることがないのだわ・・・」

四日目終了

86: 2009/02/19(木) 00:24:32.08 ID:WovjoUnM0
五日目 雛苺

真紅「今日こそは平穏無事に過ごしたいものね」

雛苺「真紅 おはようなの~」

JUM「というわけで今日は雛苺先生だ よろしく頼むぞ」

真紅「お手柔らかにお願いするのだわ」

87: 2009/02/19(木) 00:25:48.31 ID:WovjoUnM0
雛苺「まずはJUMのぼりからやってみるなの」

真紅「JUMのぼり~なのだわ」

雛苺「なんだか動作が鈍いなの やる気のカケラも見られないの それじゃあだめなの」

真紅「だって・・・雛苺「お前は次に『だって恥ずかしいじゃない』と言う」

真紅「恥ずかしいじゃない はっ!?」

雛苺「甘いの 何もかもお見通しなの 底が浅すぎるの 話にならないの 真紅の方がぺったんこなの」

JUM「ちょっとそれは言い過・・ん?最後の本当か?」

真紅「何を言っているのだわ お子様体型は黙っているのだわ」

雛苺「あん?今すぐアリスゲーム始めたいのか?」

真紅「! 言い過ぎたのだわ 許して欲しいのだわ」

88: 2009/02/19(木) 00:27:28.37 ID:WovjoUnM0
雛苺「じゃあ次はうにゅ~を食べるの」

JUM(自分で食べたいだけじゃ・・・)

雛苺「まずは軽く10個なの」

真紅「え?10個は軽くないのだわ」

雛苺「何言ってるんだ?さっさと食え」

真紅「うっ・・ぐすっ」

雛苺「いつまで時間かけてるの ウォーミングアップなんだからさっさと食べるの」

JUM「いや 10個も食べると胃がやばいんだけど」

雛苺「JUMはヒナたちと体の作りが違うから仕方ないの」

真紅「食べ・・終わったのだわ」

雛苺「だらしないの うにゅ~がだめならいちごケーキにするの」

JUM「どうみてもホールケーキなんだけど」

雛苺「一つや二つ食べられなくてどうするの!真紅は真っ先に脱落するつもりなの~!?」

真紅「・・・食べるのだわ」

90: 2009/02/19(木) 00:28:54.94 ID:WovjoUnM0
真紅「もうだめなのだわ・・・」

雛苺「ちょっとまってなの、今・・・何て言ったの? 真紅!今何て言ったの!?『もうだめなのだわ!?』」

雛苺「もうダメとか言ってる間はずっとダメなの!」

雛苺「食べるの!もっと食べるの!」

真紅「もう食べられないのだわ・・・」

雛苺「そんなことは無いの、食べられないなんて事は無いの!まだ流し込めるはずなの、食べるの!」

真紅「・・・胃下垂構造・・・」

雛苺「ほら食べられるの! ほらみるの!食べられるじゃないの!」

真紅「食べるのだわ・・・」

雛苺「そうなの食べるの!」

真紅「食べるのだわ!!!!」

雛苺「もっと!」

真紅「食べるのだわ!!!!!!!!!」

雛苺「はい氏んだの!真紅食べ過ぎで氏んだの!

91: 2009/02/19(木) 00:30:08.13 ID:WovjoUnM0
バタッ

JUM「何これ?」

雛苺「真紅はお星様になったなの」

JUM「え~と 雛苺さん 目的はなんでしたっけ?」

雛苺「・・・忘れたの!」

真紅「う~ん むにゃむにゃ もう食べられないのだわ」

JUM「じゃあ真紅も倒れたところでひとまずお開きということでまた午後に」

雛苺「そうするの!」

93: 2009/02/19(木) 00:31:25.49 ID:WovjoUnM0
真紅「う・・うにゅ~の国!? いやあああああああああなのだわ」

真紅「はっ!?夢だったのだわ」

雛苺「真紅もうおやつの時間なの うにゅ~食べるの」

真紅「もう勘弁して欲しいのだわ JUMあなたも何か言ってやって頂戴」

JUM「そうだな さすがに大食いはもういいだろ ここ数日食べ物でえらい目に合ってるようだし」

雛苺「ぶーぶー つまらないなの」

JUM「で 他に何かすることがあるのか?」

雛苺「む~ 今日はこれくらいで勘弁してやるなの」

真紅「助かったのだわ」

JUM「じゃあ今日はもう終わりだな 明日に備えて体を休めておけ」

真紅「明日?まだあるの?」

五日目終了

94: 2009/02/19(木) 00:32:54.49 ID:WovjoUnM0
六日目 ???

真紅「さすがにもう疲れてきたのだわ」

JUM「目が覚めたか?今日は真紅自身になりきってもらう」

真紅「意味がわからないのだわ それにまだ姉妹がいたはずだけど」

JUM「二次元やパチモンはどうでもいいだろ 空気属性付与したいなら別だけど」

真紅「いえ 今日は自分を演じましょう ところで何をするのかしら?」

JUM「普段やってるイベントをこなしていこうと思ってな それでこそ今までのと合わせて何か感じることがあるんじゃないかと」

真紅「そうね じゃあまずは JUM、紅茶を入れて頂戴」

JUM「はいはい わかったよ」

最終日 真紅

95: 2009/02/19(木) 00:34:41.23 ID:WovjoUnM0
JUM「ほれ できたぞ」

真紅「いただくわ」

真紅「・・あまりおいしくないわね でも何故だかやさしい味がするわ」

JUM「そうか?」

真紅「・・・」

JUM「・・・」

真紅「次は?」

JUM「くんくんのDVDでも見て来い」

真紅「そうするわ」

96: 2009/02/19(木) 00:36:08.78 ID:WovjoUnM0
真紅「くんくん!後ろ!後ろ!」

・・・

真紅「やっぱりくんくんは面白いわね 久しぶりに充実した時間を過ごせた気がするのだわ」

JUM「じゃあ次は何をする?」

真紅「そういえば最近水銀燈の襲撃がないわね どうしたのかしら?」

99: 2009/02/19(木) 00:37:45.49 ID:WovjoUnM0
そのころ病院

めぐ「ちょっと水銀燈 これ食べなさいよ」

水銀燈「いやぁよ そんなまずそうなもの人間の食べるものじゃないわぁ」

めぐ「だから水銀燈に食べろって言ってるんじゃない おいしいわよこのしもつかれ」

水銀燈「無理なものは無理ぃ~」

めぐ「あっ 待ちなさい水銀燈 逃げちゃだめよ」

100: 2009/02/19(木) 00:39:00.69 ID:WovjoUnM0
水銀燈「というわけで逃げてきました」

JUM「はぁ そうですか」

真紅「いいタイミングで来るわね こういう時だけ空気が読めるのだわ」

水銀燈「ここで会ったが100年目! 今日こそ決着をつけてあげるわぁ」

真紅「その科白は聞き飽きたのだわ!今日こそ本物のジャンクにしてあげるのだわ!」

JUM「じゃあ僕はちょっとコンビニ行ってくるから終わったら部屋戻しておいてね」

101: 2009/02/19(木) 00:40:17.55 ID:WovjoUnM0
水銀燈「はぁはぁ」

真紅「はぁはぁ」

水銀燈「なかなかやるじゃない」

真紅「あなたもね」

水銀燈「ふ・・・ふふふ」

真紅「ふふ」

水銀燈「気に入ったわあ これからは仲良くしましょう」

真紅「そうね お互いいがみあってもだめなのだわ 仲良くするのだわ」

102: 2009/02/19(木) 00:41:45.77 ID:WovjoUnM0
・・・

JUM「っていう展開だろ普通 いつまでやってるんだ」

真紅「そうね 疲れたから今日はもういいのだわ」

水銀燈「え?ちょっと・・・」

JUM「はいはい 帰った帰った 部屋直していけよ」

真紅「さっさと帰るのだわ」

水銀燈「え~」

JUM「しもつかれ食わせるぞ」

水銀燈「ひぃ~」

110: 2009/02/19(木) 00:57:16.12 ID:WovjoUnM0

JUM「というわけでこのイベントは終了 他に何かやることあるか?」

真紅「姉妹イベントもある程度終わったしなかなか思いつかないのだわ」

JUM「じゃあそろそろまとめようか」

真紅「JUM 思ったのだけど」

JUM「なんだ?」

真紅「この六日間やってきたことって意味のあることだったのかしら?」

JUM「それを決めるのは僕じゃない 真紅自身じゃないのか?」

真紅「そうね この六日間で学んだこと・・・」

109: 2009/02/19(木) 00:55:01.40 ID:WovjoUnM0
真紅「何もないのだわ つらかっただけなのだわ」

JUM「おいおい なんのために頑張ってきたんだよ」

真紅「それは・・なんだったかしら?」

JUM「なんだったっけ?」

真紅「とにかくこれだけの試練を耐えてきた私の人気はもう不動のものとなったとみて間違いないわね」

JUM「! そうだ 人気がなんたらってことだったじゃないか どうして忘れていたんだ」

真紅「忘れていたのだわ!これでもう不人気なんて呼ばせないのだわ!」

111: 2009/02/19(木) 01:01:45.36 ID:WovjoUnM0
UM「あれ?理由を考えてみるとかじゃなかったっけ?」

真紅「そうだったかしら でももう人気者にとっては理由なんてどうでもいいのだわ」

JUM「人気者になったのか? ちょっと聞いてみるか」

真紅「え?」

JUM「どうかな>>112 真紅は人気者なのか不人気なのか教えてくれないか?」

112: 2009/02/19(木) 01:02:25.41 ID:uIlrqPAO0
ふにんき

114: 2009/02/19(木) 01:04:36.28 ID:WovjoUnM0
JUM「不人気らしいぞ」

真紅「ありえないのだわ」

JUM「じゃあ不人気の理由を考えてみようか」

真紅「え?」

JUM「そうだな 他の姉妹の人気がどうなのか実際検証してみたいところだし」

JUM「よし 姉妹になりきって考えてみようか まず明日は水銀燈な」

真紅「ひぃぃ」

116: 2009/02/19(木) 01:06:05.86 ID:WovjoUnM0
「終わりなのだわ」

120: 2009/02/19(木) 01:07:18.50 ID:1CWBCITvO

124: 2009/02/19(木) 01:10:15.56 ID:WovjoUnM0
後半gdgdですみません
中盤以降ネタ切れでまともなオチを考えられませんでした
さるは初めてくらったのでいつ戻るかわかりませんでした
>>110の後に2回目くらってます

一応人気END↓


JUM「人気者になったようだな(同情票か?)」

真紅「ほら見なさい 人気者はつらいのだわ」

JUM「これで晴れてアリスを目指せるな!」

真紅「いいの 私はもうアリスよりも尊いものをもらった」

真紅「みんなこれからも人気者の真紅をよろしくなのだわ!」

引用: 真紅「もう不人気なんて呼ばせないのだわ」