はい

結果1 一年生にいる



侑「……一年生にいるんだ」

かすみ「えーっ！」

侑「しっ！声が大きいよっ」

かすみ「あっごめんなさいっ」

侑「もう……」

かすみ「っていうか、一年生ですか！？」ﾋｿﾋｿ

侑「う、うん」ｶｧｧｧ

かすみ「……誰ですか誰ですか」

侑「……誰にも言わない？」

かすみ「言いませんっ」

侑「言いふらしたりしない？」

かすみ「しませんっ」

侑「……あのね、私が好きなのは────」



直下レスの秒数一桁で判定
0 ！？
9～8 かすみ
7～6 しずく
5～4 璃奈
3～2 栞子
1 「二人で何のお話してるの？」

結果6 しずく



侑「……しずくちゃんなんだ」

かすみ「えっ……しず子ですか！？」ﾋｿﾋｿ

侑「うん……」

かすみ「……」

侑「……かすみちゃん？」

かすみ「……実はもう付き合ってたりするんですかぁ？」

侑「え！？えーと────」



直下レスの秒数一桁で判定
0 告白したけどフラれた
9～7 まだ告白してない
6～4 もう告白しててその返事待ち
3～1 もう付き合ってる

結果4 もう告白しててその返事待ち



侑「実は、この前の週末にお出かけに誘って、そこで告白したんだけど……返事は待ってほしいって言われちゃってて」

かすみ「え？そうなんですか？」

侑「うん……」

かすみ「返事待ち、ですか……」

侑「そうなんだよね……正直、今は結構不安だよ、フラれちゃうかもな～って」

かすみ「侑先輩……」

侑「……まあでも、ゆっくりしずくちゃんの答えを待つつもりだよ」

かすみ「……なんか、軽い気持ちで聞いてすみませんでした」

侑「いやいや！むしろ誰かに話したいな～って思ってたところだったから、助かったよ」

かすみ「そうですか……」

かすみ「……」



かすみの気持ち判定
直下レスの秒数一桁で判定
0 興味本位で聞いただけで驚いてる
9～4 実は侑が好き
3～1 実はしずくが好き

結果3 実はしずくが好き



かすみ（そっか、侑先輩に先越されちゃいましたか……）

かすみ（でも、なんでしず子はその場で返事をしなかったんだろう）

かすみ（……もしかして、他に好きな人がいるとか？）


侑「……ねね、かすみちゃん」

かすみ「？」

侑「かすみちゃんもさ、好きな人いたりするの？」

かすみ「えぇっ！？」

侑「だって、こういう話を振って来るってことは、かすみちゃんもそうなのかな～って」

かすみ「うぐっ」

侑「私も話したしさ、良かったらかすみちゃんも教えてよ！」

かすみ「え、えーとですね……」



直下レスの秒数一桁で判定
0 実はしず子が……
9～7 今はいませんよ～
6～4 かすみんはぁ、侑先輩のことが大好きですよぉ？（猫を被る）
3～1 い、いますよぉ！（適当に答える）

結果2 適当に答える



かすみ「い、いますよぉ！」

侑「ほんと！？」

かすみ「はっはい」

侑「え～、誰……って聞いちゃってもいい？」

かすみ「あっ、え～っとぉ……」



直下レスの秒数一桁で判定
0～7 三年生にいる
6～4 二年生にいる
3～1 一年生にいる

結果1 一年生にいる


かすみ「い、一年生にいますよぉ」

侑「えー！……って一年生！？」

かすみ「そっそうなんですよぉ」

かすみ「か、かすみんが好きなのはですね～」



直下レスの秒数一桁で判定
0～9 しず子で～す……なんちゃって！
8～5 りな子で～す
4～1 しお子で～す

結果4 栞子


かすみ「しお子で～す」

侑「わっ栞子ちゃんかぁ！」

かすみ「え、えへへ、実はそーなんです」

かすみ（ごめんね、しお子！後で謝るから！）


直下レスの秒数一桁で判定
0 ちょうど残りのメンバー全員が聞いてしまった
9～7 残りの一年生三人が聞いてしまった
6～4 栞子が聞いてしまった
3～1 しずくが聞いてしまった

結果9 残りの一年生三人が聞いてしまった


ｶﾞﾗｯ


ゆうかす「えっ」

栞子「……」

かすみ「しお子！？ってりな子もしず子も！？」

しずく「……ごめんね」

璃奈「今の聞いちゃった」りなちゃんボード『テレテレ』

かすみ「んなぁっ！？」

栞子「……かすみさん」

かすみ「なっなに！？」

栞子「私は……」



直下レスの秒数一桁で判定
0 しずくさんと付き合っています
9～7 その気持ちには答えられません
6～4 私も……好きです
3～1 何も答えず走り去る

結果4


栞子「私も……好きです」

かすみ「えっ」

しずりな「！！」

侑「わーっ！ってことは二人は両想い……ってこと！？」



しずくの反応
直下レスの秒数一桁で判定
0 ちょっと待ってください
9～7 栞子さん、そうだったんだ……おめでとう
6～4 かすみさん、そうだったんだ……おめでとう
3～1 おめでとう！

璃奈の反応
下2の秒数一桁で判定
0 ちょっと待って
9～7 そっか、栞子ちゃんは……おめでとう
6～4 そっか、かすみちゃんは……おめでとう
3～1 おめでとう！

結果2、0


しずく「おめでとう！」

璃奈「ちょっと待って」

しずく「？璃奈さん？」

璃奈「私も言いたいことがある」りなちゃんボード『モジモジ』

璃奈「私……」



直下レスの秒数一桁で判定
0 侑さんが好き
9～7 しずくちゃんが好き
6～4 かすみちゃんが好き
3～1 栞子ちゃんが好き

結果7 しずくが好き


璃奈「……しずくちゃんが好き」

ゆうしずかす「！！」

璃奈「……ごめんなさい、今言うつもりはなかったんだけど」

璃奈「栞子ちゃんが言ったのを見て、今なら私もって思ったら……」りなちゃんボード『テレテレ』

栞子「璃奈さん……」

かすみ（り、りな子もしず子のこと好きだったのぉ！？）

しずく「……」

侑「しずくちゃん……？」

しずく「あの、私……」



直下レスの秒数一桁で判定
0 実はノンケなんです……
9～7 ごめんなさい侑先輩
6～4 ごめんなさい璃奈さん
3～1 ごめんなさい璃奈さん……それから、侑先輩も

結果6


しずく「ごめんなさい璃奈さん」

しずく「私……他に好きな人がいるんだ」

ゆうかす「！！」

璃奈「……そっか」

しずく「告白してくれてありがとう……気持ち、嬉しかった」

璃奈「うん……」

璃奈「……ごめん、今日の同好会はお休みさせてもらう」ﾀﾞｯ

しずく「あっ」

栞子「……私が行きます」

しずく「栞子さん……ありがとう」

栞子「いえ、では」ﾀﾞｯ

かすみ「えっ、あっ」



しずく「……かすみさん」ﾎﾞｿｯ

かすみ「！？な、なにっ？」

しずく「かすみさんも、栞子さんと一緒に行ってあげてくれないかな」

しずく「今から、侑先輩と二人きりで話したいことがあって」

かすみ「！？そ、それって」

しずく「……お願い」

かすみ「……」

かすみ「わ、わかった！かすみんに任せてっ」

しずく「うん、ありがとう」

かすみ「っ……じゃ、じゃあ行くね」ﾀﾞｯ

侑「あっ、かすみちゃんも行くの！？」

しずく「侑先輩」ｸｲｯ

侑「っ！？」ﾄﾞｷｯ

しずく「あの、この前の、お返事なんですけど────」



かすみ（しず子のあの表情……）

かすみ（そういうこと、だよね……）

かすみ「っ」

かすみ（……とりあえず今は、しお子に追いつかなくちゃ！）

～しばらくして～


かすみ（────そのあと、しお子と一緒に無事りな子に追いつくことができた）

かすみ（目に見えて落ち込んでるりな子を、しお子と二人で話を聞きながらりな子の家まで送り届けた）

かすみ（かすみんとしては、もうちょっとりな子のそばにいたかったんだけど……）



かすみ「一人にしてほしい、って、言われちゃったね」

栞子「……そうですね」

かすみ「まあ、きっぱりフラれるのって、やっぱりキツいよね……」

栞子「そうですね……」

かすみ「りな子、大丈夫かな……」

栞子「そうですね……」

かすみ「……しお子？」

栞子「そうですね……」

かすみ「……今日のお昼何食べた？」

栞子「そうですね……」

かすみ「……」



かすみ「しお子っ！」ｸﾞｲｯ

栞子「っ！？」

かすみ「ちょっと！さっきからかすみんの話ちゃんと聞いてないでしょ！？」

栞子「！？そ、そんなことは……」

かすみ「ウソ！さっきから何言っても『そうですね……』しか言ってなかったもん！」

栞子「そ、そうでしたか……？」

かすみ「そうだよぉー！もうっ、しお子はりな子が心配じゃないの！？」

栞子「もっもちろん心配はしていますっ」

栞子「でも……あの……」

かすみ「なに！？」

栞子「……」

栞子「その……かすみさんと、二人きりだと思うと、緊張してしまって……」

かすみ「へ？」

栞子「先ほど、私の気持ち……聞きましたよね？」

かすみ「……あっ！！」

栞子「と、とりあえず……」



栞子「顔が、近い……です」ｶｧｧｧ

かすみ「あっ、ごっごめん」ﾊﾟｯ

栞子「あっ、いえ……」

かすみ「……」

かすみ（そうだった、色々重なって忘れてたけど……！）

かすみ（しお子って、かすみんのこと、すっ、好きって言ってたんだった……！！）

栞子「……あの」

かすみ「はっ！な、なに？」

栞子「……か、かすみさんも」

栞子「私と……同じ気持ち、なんですよね……？」

かすみ「えっ？」

栞子「えっ？」

かすみ「……あっ」



かすみ（そうだぁぁぁ！！かすみんが先にしお子のこと好きって言ってたんだったああああ！！）

かすみ（まずい、ほんとにまずいよ……）

かすみ「……」ﾁﾗ

栞子「かすみさん……？」

かすみ「な、なに？」

栞子「あの、大丈夫ですか？」

かすみ「だ、だいじょーぶ！だいじょーぶに決まってるじゃん！」

栞子「それなら、良かったです」

栞子「かすみさんに何かあったら、私……」ｼﾞｯ

かすみ「っ！？」ﾄﾞｷｯ



かすみ（……こんなの言えない！！）

かすみ（侑先輩にしず子が好きだってこと隠したくてテキトーに言っちゃった！ごめんね？テヘペロ★なんて口が裂けても言えないよおおおお！！！！）

かすみ（どうしよう……どうしようこれ……）

かすみ（今からしお子にホントのこと言う？）

かすみ（もし言ったら……絶対怒られるよね）

かすみ（いや、怒られるだけならまだいいかも……最悪絶好なんてことも……）

かすみ（でも、このまま黙ってウソをつき続けるのも、しお子に悪いし……）

かすみ（うぐぐぐぐ……）

栞子「……かすみさん？」

かすみん（かすみんは……かすみんは……）



直下レスの秒数一桁で判定
0～1 責任取って栞子と付き合う

結果6 責任取って栞子と付き合う



かすみ（……ダメ、しお子に悲しい思い、させたくない）

かすみ（それに、しず子のさっきの表情、きっとあれは侑先輩に……）

かすみ（だったら、かすみんの……私の取る選択肢は────）



かすみ「しお子！」

栞子「！は、はいっ」

かすみ「私たち、付き合おう！！」



かすみ（────責任取って付き合う、これ一択だ！！！）

付き合ってから愛さんが生まれることもある

～エピローグ、翌日の朝～



かすみ「しーお子っ」

栞子「！かすみさんっ」

かすみ「おはよ、待った？」

栞子「いえ、今来たところです」

かすみ「……ウソだ」

栞子「えっ」

かすみ「かすみん三十分前くらいに着いてたけど、しお子もういたもん」

栞子「見られてましたか……え？三十分前？」

かすみ「あっ」

栞子「かすみさんも……早めに着いてたんですか？」

かすみ「えっと……うん」

栞子「では、声をかけてくだされば」

かすみ「……いいの！それよりいこ？今ならまだ人少ないし！」ｸﾞｲｯ

栞子「あっ」



かすみ（……ホントは）

かすみ（早めに着いておいて、一人で心の準備がしたかったんだけど）

かすみ（まさかしお子ももういるなんて思わなくて、なんて声かけていいか迷ってたら時間になっちゃった……なんて）

かすみ（……そんなの言えないもんっ）

栞子「あっあの！」

かすみ「なに？」

栞子「てっ、手……」

かすみ「あっ」ﾊﾟｯ

栞子「あっ」

かすみ「ごめんね、つい引っ張っちゃった」

栞子「いえ……」

栞子「……」

栞子「……あの」

かすみ「んー？」



栞子「やっぱり、繋いでも、いいですか……？」

かすみ「！」ﾄﾞｷｯ

かすみ「……いいよ」ｷﾞｭｯ

栞子「……！」ﾊﾟｧｧｧ

かすみ（……しお子ってこんな表情の変化激しかったっけ？）

栞子「……どうかしましたか？」

かすみ「！んん、なんでもな～い」

かすみ「……そういえば、なんで今日は一緒に学校行こうって誘ってくれたの？」

栞子「えっ」

かすみ「？」

栞子「えっと……」

栞子「……かすみさんと、付き合えることになって」

栞子「恥ずかしながら、昨日は、嬉しくて……舞い上がってしまうような、そんな気分になりまして」

栞子「ですが……冷静に考えると、互いに生活があって、同好会の活動時間以外では、基本的に別の場所で過ごしますよね？」

栞子「ですから、その」



栞子「……二人きりで過ごす時間が、少しでも欲しいと、思いまして」

かすみ「……！」

栞子「……駄目、でしたかね」

かすみ「ダメじゃないよ！」

栞子「！」

かすみ「しお子なりに真面目に考えてくれたんだなーって」

栞子「それは……当然です」

栞子「私……」

栞子「！」ｷｮﾛｷｮﾛ

かすみ「しお子？」

栞子「……」ｽｯ



栞子「……かすみさんのこと、好きですから」ﾋｿﾋｿ

かすみ「っ」ﾄﾞｷｯ

かすみ「……耳元で囁くの、ずるい」

栞子「え？駄目でしたか？」

かすみ「ダメじゃない、けど」

栞子「けど？」

かすみ「……」

栞子「かすみさん？」

かすみ「……あーもうっ！」

かすみ「しお子！かすみんのこと好きすぎじゃない！？」

栞子「はい、好きです」

かすみ「……っ！そういうところだよっ！」

栞子「えっ？」

かすみ「もう！学校急ぐよっ」ｸﾞｲｯ

栞子「ちょっ、かすみさん！？」



かすみ（……さすがにまだ、はっきりとしお子のことを恋愛感情を持って好きだとは言い切れない）

かすみ（しず子を好きな気持ちは、まだ胸に残ってるし）

かすみ（でも、こんな風にしお子が好きだと言い続けてくれるなら）

かすみ（私から、しお子にちゃんと好きだと伝えられるようになる日は────）



かすみ（────案外、そう遠くないのかもっ）





おしまい

jΣﾐｲ˶^ ᴗ^˶ﾘ え、まって私は？

ここまで読んでくださった方、途中反応レスや感想レスをくださった方々ありがとうございました

最後の秒数判定は「責任取って栞子と付き合う」一択しかないという表現にしたつもりでしたが、言われてみれば下みたいな表現の方がわかりやすかったかもと思いました

0 責任取って栞子と付き合う
9～7 責任取って栞子と付き合う
6～4 責任取って栞子と付き合う
3～1 責任取って栞子と付き合う

なにはともあれ最後までお付き合いいただきありがとうございました

乙
面白かった