翠星石「乳デカ人間！名前はなんていうですか？」

神楽「乳デカ人間っ!?そっ、そんなにでかくないぞ///」

神楽「私の名前は神楽だ。」

翠星石「神楽ですか。翠星石がマスターにしてあげるですよ！」

神楽「ハハハ。よろしくな翠星石！」

翠星石「よろしくです、乳デカ人間！」

神楽「………」

水銀燈「私を起こしたのは貴女ぁ～？なんか、ぼぉ～っとしてるわねぇ。」

大阪「ちよちゃんにあげようと思った人形が喋りよった!!?」

水銀燈「貴女、私の話を聞いてるのぉ？」

大阪「あかん、祟りや。お人形様の祟りや……。」

水銀燈「まぁ、いいわ。貴女、私のミーディアムになりなさぁい!!」

大阪「ちゃうねん。」

水銀燈「!!?」

とも「わっ！かわいいな！」

蒼星石「かわいい……///」

とも「私の名前はともちゃんだ。お前の名前は？」

蒼星石「僕の名前は蒼星石。よろしく、ともちゃ…マスター。」

とも「マスター？ともでいいよ！」

蒼星石「ありがとう、ともちゃん///」

とも「こうしちゃいられねぇ。神楽に自慢しないと！」

金糸雀「カナを起こしたのは貴女かしら？」

よみ「わっ!?人形が喋った？」

金糸雀「カナを起こしてくれてありがとうかしら。私はローゼンメイデン一の策士、金糸雀かしら！貴女は？」

よみ「私は水原暦。よみでいいよ。」

金糸雀「よろしくかしら、よみ。カナのマスターは眼鏡でナイスバディが多いかしら。」

よみ「ナ、ナイスバディ///」

金糸雀「よみは足太いかしら！」

金糸雀「太ももぐにょぐにょかしら。」

よみ「………」

雛苺「うゅー。いっぱい眠ったのぉ～。」

榊(小さい……可愛い……///)

雛苺「貴女がヒナを起こしたの？」

榊(小動物……幼稚園……///)

雛苺「ヒナの話を聞いてぇー!!」

榊「あっ…ゴメン。」

雛苺「名前はなんていうの？」

榊「私？榊。よろしく。」

雛苺「榊、おっきぃの～！榊登り～」

榊(…………幸せ)

真紅「貴女はなにをしているのかしら？」

ちよ「わたしは高校生ですよ！」

真紅「高校……昔のりが行ってたところね。それにしても、貴女小さいわね。」

ちよ「まだ12歳ですから！」

真紅「私が眠っている間にこの国の法律はおかしくなったらしいのだわ。」

ちよ「あっ、あそこにいるのは榊さんだ！」



ちよ「榊さぁ～ん!!!」

とも「おぉーい！神楽！」

神楽「とも！ちょうど良かった。お前に見せたかったものがあるんだ。」

とも「お前もか？私も見せたいものがあるんだ。それじゃ、せーのな！」

とも･神楽「せーのっ！」

とも つ蒼星石
神楽 つ翠星石

翠･蒼「あっ～!!!!!」

榊「ちよちゃん、おはよう。」

ちよ「おはようございます。見てください。私の新しい友達の真紅ちゃんです！」

真紅「よろしくなのだわ。」

雛苺「あぁー！真紅久しぶりなのー！！」

真紅「雛苺、貴女も目覚めていたのね。」

ちよ「真紅ちゃんの知り合いですか？よろしくお願いします。」

雛苺「よろしくなのー!」

榊(幼女がいっぱい………)

翠星石「蒼星石、会いたかったですぅ～。」

蒼星石「僕もだよ、翠星石。」

神楽「感動の再会だなぁ……」

とも「なんで泣いてんだよ。」

蒼星石「ともちゃんありがとう。ともちゃんのおかげで翠星石と会えたよ。」

とも「いや～、人として当たり前だよ。」

神楽「嘘つけ。それにしても、とものお人形さんは可愛い男の子だな。」

蒼星石「僕、男の子じゃ……」

とも「だろ！可愛いともちゃんには可愛い男の子がつきものだって!!」

翠星石「蒼星石は女の子ですぅ!!!!」

とも･神楽「えっ!?」

蒼星石「………」

大阪「ともちゃーん、神楽ちゃーん。助けて～なぁ。」

神楽「相変わらず、あほ顔だなぁ。」

大阪「神楽ちゃん、それはひどいでぇ。」

とも「いったいどーしたんだよ？」

大阪「なんかうち、祟られてんねん。お人形様の祟りやぁ。」

水銀燈「誰が祟りよ！！」

翠･蒼「あぁーーっ!!!?」

蒼星石「水銀燈、君も目覚めていたんだね。」

翠星石「しょーこりもなく翠星石達の前に現れてしつこいですぅ!!」

水銀燈「なっ、なによ！あんた達なんかすぐにジャンクにしちゃうんだから！」

大阪「あかん。呪い人形が３体はさすがにキツいで。」

よみ「ちよちゃん、榊おはよう。」

ちよ「よみさんおはようございます。」

榊「おはよう。」

金糸雀「あーっ！」

金糸雀「真紅と雛苺がいるかしら！」

真紅「金糸雀、貴女も目覚めていたのね。」

雛苺「みんな一緒で嬉しいのー！」

ちよ「なんか私お姉さんになった気分です。」

よみ「ここは保育園か…。」

榊(幼女が４人……)

翠星石「それよりも今からどこへ行くですか？」

とも「今からみんなで海に行くんだよ。」

蒼星石「海か…。僕は行ったことが無いなぁ。」

神楽「じゃあ初海だな！いっぱい泳げよ！」

水銀燈「馬鹿じゃなぁい！私達ドールが泳げるわけないじゃない！」

翠星石「翠星石は泳げるですよ！」

蒼星石「僕も泳げるよ。」

水銀燈「えっ!?」


大阪「そや、ちよちゃんならこの祟りを解明してくれるかもしれへん。」

ちよ「あっ、ともちゃん達も来ましたよ！」

よみ「なんかあいつらの背後にも人形が見えるんだが…。」

真紅「まさか、あの飛んでるのは！」




とも「ちよ助はっけ～ん！」

水銀燈「あの赤い小さいのは！」

神楽「なんか、いっぱいいるなぁ。」

よみ「まぁ、大勢のほうが楽しいしな。」

榊(全員姉妹……可愛い……)

真紅「この時代にみんな目覚めてるなんて奇遇ね。」

水銀燈「どうせ私にジャンクにされるんだからぁ。」

真紅「ふん！ジャンクになるのは貴女なのだわ！」

水銀燈「なんですってぇ!!!」

ちよ「喧嘩はダメですよー！！」

紅･銀「うっ、すいません。」


大阪「流石や…。ちよちゃんがお人形様に説教しとる。ちよちゃん陰陽師や……。」

とも「さっそく海に着いたわけだが。」

金糸雀「やっぱりよみはナイスバディかしら～！」

よみ「そっ、そんな///」

雛苺「うゅー！ヒナの榊がナイスバディなのー！」

榊「///」

金糸雀「よみのほうがスゴいんだから！」

雛苺「榊のほうがも～っとスゴいのー!!」

金糸雀「カナカナカナカナカナカナ……！！！！」
雛苺「ヒナヒナヒナヒナヒナヒナ……！！！！」

神楽「わりぃ！待たせたな！」


金･雛「なん…だと!?」


翠星石「流石、乳デカ人間ですぅ！」

ちよ「姉妹みんな揃って良かったですね！」

真紅「あまり良くはないのだわ。」

蒼星石「僕たちローゼンメイデンはお互いを倒してローザミスティカを手にいれなければならない。」

蒼星石「アリスになるために。」

ちよ「喧嘩はよくないです！私もともちゃんと喧嘩しますけど、すぐに仲直りしますよ！」

ちよ「喧嘩してもなにも生まれないです！」

真紅「ちよ、貴女幼いわりには良いこと言うわね。」

蒼星石「僕たちも見習わなきゃね。」

ちよ「はい！」


ﾄﾞﾝｯ!!


ちよ「うっ……」ﾊﾞﾀｯ

とも「わりぃ、ちよ助。ビーチボール当てちまった。」

大阪「なぁ…。」

水銀燈「なによぉ！」

大阪「お人形様は羽が生えてるけど、もしかして悪魔やろか？」

水銀燈「そうよぉ！貴女の命を吸いとってやるんだからぁ!!」

大阪「へーちょ」

水銀燈(ﾋﾞｸｯ！)

大阪「ちょっと寒いかな。」

水銀燈「ちょっとぉ！人の話聞いてるの！」

大阪「へーちょ」

大阪「あかん、くしゃみが止まらへん。祟りや。」

水銀燈「今のがくしゃみぃ？貴女、変ねぇ！」

大阪「ちゃうねん」

翠星石「ちょっと飲み物買ってくるですぅ。」




???A「うみだーー!!」

???C「あっ、よつばちゃん走っちゃ危ないよ！」

???B「うみだーー!!」

???C「あっ！このおっさん…!!」

???C「私もうみだーーー!!」

???D「ああ……」




翠星石「なんか五月蝿い家族がいるですぅ。」

とも「今日で夏休みも終わりかぁ。」

神楽「あっという間だったな。」

とも「今年も彼氏が出来ずに夏が終わってしまった。」

神楽「べっ、別に男なんていらねぇよ///」

神楽「なぁ、翠星石？」

翠星石「そっ、そーですよ！翠星石なんて欲しくなくても男から近寄ってくるですぅ！」

とも「わー、強気だなぁ。」

翠星石「それなのに、チビ人間は……」ﾎﾞｿｯ

神楽「なんか言ったか？」

翠星石「なにも言ってねぇです！！」

よみ「いっぱい遊んだし帰るか。」

雛苺「ヒナはまだ遊べるのー！」
よみ「お前もう電池の切れかけみたいじゃねーか。」

雛苺「やだやだ！もっと遊ぶのー!!」

榊「無理はよくない。」

雛苺「でもぉ…。」

榊「休みは今日だけじゃない。みんな、いつでも遊べる。」

榊「それに……」

雛苺「うゅ？」

榊「私がいつも一緒にいる。」

雛苺「わぁーい！榊、だぁーい好きなのー！」

榊(///)

金糸雀「楽しかったかしら～！」

よみ「明日から9月っていうのに日焼けしちゃったよ。」

蒼星石「僕は翠星石と砂でお城を作ってたよ。」

翠星石「今度はもっと大きいお城作るですよー！」

とも「神楽、宿題は終わったか？」

神楽「帰ったら全部やるよ。」
雛苺「タコさんが入ったうにゅー美味しかったの～！」

榊(帰ったら幼稚園ごっこしよう……)

大阪「結局、今日はお人形様で頭いっぱいやったわ～」

水銀燈「ちょっと貴女！私のミーディアムなんだからしっかりしなさいよ！」

真紅「たまにはこんなダラダラした日もいいのだわ。」

真紅「もうそろそろ終わるけど、別に作者が飽きたとかそんなんじゃないわよ。」

ちよ「真紅ちゃん何か言いました？」

真紅「貴女は気にしないでいいわ。」



真紅「帰りましょ。」

─────エピローグ─────


かおりん「夏休み最後なのに出校日なんて………。」

かおりん「私もちよちゃん達と海に行きたかったなぁ………。」

かおりん「あれ？鏡が光ってる？なんだろう？」

かおりん「ひぃっ!!?なっ、なに？」

？？？「はじめまして。」

かおりん「えっ？はっ、はじめまして！」

？？？「私の名前は………」



　　　　　　　雪　華　綺　晶





　　　　　　　続く

乙