1: 2011/10/03(月) 13:13:43.27 ID:9Yh9tCvt0
京子「聞き覚えがあるような、ないような...」
2: 2011/10/03(月) 13:19:24.48 ID:3Ql6TN7u0
結衣「ねーよ」
3: 2011/10/03(月) 13:28:24.18 ID:JpucxTAe0
ちなつ「私も無いです…」
7: 2011/10/03(月) 13:36:47.78 ID:JpucxTAe0
ガラッ
???「あ、あのー…」
京子「ん?」
結衣「見かけない顔だね」
ちなつ「どうしたんですか?」
???「そ、その…入部希望です」
結衣「あっ、このパターン…」
千歳「うん、吉川さんと同じような感じやね」
ちなつ「えっと、とりあえず名前を聞こうか…」
???「あっ、そうですね、まずは自己紹介ですよね」
???「あ、あのー…」
京子「ん?」
結衣「見かけない顔だね」
ちなつ「どうしたんですか?」
???「そ、その…入部希望です」
結衣「あっ、このパターン…」
千歳「うん、吉川さんと同じような感じやね」
ちなつ「えっと、とりあえず名前を聞こうか…」
???「あっ、そうですね、まずは自己紹介ですよね」
8: 2011/10/03(月) 13:46:29.11 ID:JpucxTAe0
綾乃「杉浦って言います、杉浦綾乃」
千歳「あっ、確かこの子同じクラスの…」
結衣「うん、確か私の斜め前の席だったかな」
綾乃「ええ、それで…二年生の今になって言うのもアレなんですけど、この部活に入れて頂きたくて」
京子「……えーっと」
ちなつ「すみません、この部活茶道部じゃないんです」
綾乃「それは承知の上での頼みなの」
結衣「あっ、ごらく部の存在は知ってるの?」
綾乃「はい、楽しそうだと思ったので是非…」
京子「それなら大歓迎だよ綾乃ちゃん!!」
綾乃「い、良いんですか?」
京子「勿論!心肺はゴム用、仲間になろうじゃん!!」ガシッ
綾乃「あ…ありがとうございます!」ペコッ
千歳「あっ、確かこの子同じクラスの…」
結衣「うん、確か私の斜め前の席だったかな」
綾乃「ええ、それで…二年生の今になって言うのもアレなんですけど、この部活に入れて頂きたくて」
京子「……えーっと」
ちなつ「すみません、この部活茶道部じゃないんです」
綾乃「それは承知の上での頼みなの」
結衣「あっ、ごらく部の存在は知ってるの?」
綾乃「はい、楽しそうだと思ったので是非…」
京子「それなら大歓迎だよ綾乃ちゃん!!」
綾乃「い、良いんですか?」
京子「勿論!心肺はゴム用、仲間になろうじゃん!!」ガシッ
綾乃「あ…ありがとうございます!」ペコッ
10: 2011/10/03(月) 13:53:10.62 ID:JpucxTAe0
綾乃「それで、ごらく部の活動内容を詳しく教えていただけますか?あっ、ゆっくりくつろぐ部活だっていうのは聞いたことありますが」
結衣「それだけだよ」
ちなつ「それ以外に何かありましたっけ?」
千歳「無いんとちゃうかな?」
京子「夏と冬の私の原稿作りの手伝い」
綾乃「原稿?」
結衣「こら京子…あっ、こいつ同人誌作ってるんだよ、それにたまーに付き合わされるんだ」
綾乃「へえー、凄いですね!」
結衣「それだけだよ」
ちなつ「それ以外に何かありましたっけ?」
千歳「無いんとちゃうかな?」
京子「夏と冬の私の原稿作りの手伝い」
綾乃「原稿?」
結衣「こら京子…あっ、こいつ同人誌作ってるんだよ、それにたまーに付き合わされるんだ」
綾乃「へえー、凄いですね!」
12: 2011/10/03(月) 13:57:18.84 ID:JpucxTAe0
京子「後はそうだな…厄介者を追い払ったりとか」
綾乃「厄介者?」
ガラッ
千鶴「姉さん達!!」
千歳「あっ、千鶴ー!」
綾乃「この人って確か、生徒会副会長の…」
千鶴「そう、七森中学校生徒会二年、副会長の池田千鶴とは私のこと…!」ドンッ
千歳「そしてうちの双子の妹や」
綾乃「池田さん双子だったんですか!?」
綾乃「厄介者?」
ガラッ
千鶴「姉さん達!!」
千歳「あっ、千鶴ー!」
綾乃「この人って確か、生徒会副会長の…」
千鶴「そう、七森中学校生徒会二年、副会長の池田千鶴とは私のこと…!」ドンッ
千歳「そしてうちの双子の妹や」
綾乃「池田さん双子だったんですか!?」
14: 2011/10/03(月) 14:03:50.42 ID:JpucxTAe0
千鶴「好い加減部室の無断使用をやめ、空け渡して!」
京子「ふふっ、そうはいかないぞ千鶴!こっちには新学期になって新入部員も入ったんだぞ!!これは周囲から部活として認められているという証拠だっ!!!」
綾乃「ち、ちょっと歳納さん…」アセアセ
千鶴「新学期になって仲間が増えたのはそっちだけだと思ったら大間違いだ!出てきて三人とも!!」
櫻子「どうも、今年入学した大室櫻子ですー」ヒョイッ
向日葵「同じく、今年入学した古谷向日葵ですわ」ヒョコッ
あかり「同じく、一年生の赤座あかりですー」スッ
結衣「……んっ?」
京子「ふふっ、そうはいかないぞ千鶴!こっちには新学期になって新入部員も入ったんだぞ!!これは周囲から部活として認められているという証拠だっ!!!」
綾乃「ち、ちょっと歳納さん…」アセアセ
千鶴「新学期になって仲間が増えたのはそっちだけだと思ったら大間違いだ!出てきて三人とも!!」
櫻子「どうも、今年入学した大室櫻子ですー」ヒョイッ
向日葵「同じく、今年入学した古谷向日葵ですわ」ヒョコッ
あかり「同じく、一年生の赤座あかりですー」スッ
結衣「……んっ?」
15: 2011/10/03(月) 14:08:31.61 ID:JpucxTAe0
京子「赤座…あかり?」
千歳「あっ、さっき話題に上がってた名前やね」
ちなつ「聞いたことがあるような……」
あかり「さっきから私の名前を出して…皆さん私を知ってるんですか?」
結衣「いや、知らない…はず」
京子「うん、多分知らない」
ちなつ「多分って何なんですか…まあ私もなんですけど」
あかり「??」
千歳「あっ、さっき話題に上がってた名前やね」
ちなつ「聞いたことがあるような……」
あかり「さっきから私の名前を出して…皆さん私を知ってるんですか?」
結衣「いや、知らない…はず」
京子「うん、多分知らない」
ちなつ「多分って何なんですか…まあ私もなんですけど」
あかり「??」
17: 2011/10/03(月) 14:12:20.78 ID:JpucxTAe0
千鶴「…赤座さん」
あかり「はい?」
千鶴「あなたに密偵を頼みたい」
あかり「ええっ!?」
千鶴「ごらく部はあなたに何らかの興味を持っている…そこにつけこんで相手の弱みを探すのよ」
あかり「は、はい…」
千鶴「何か分かり次第、随時連絡を頂戴…それじゃあ私達は帰るから」
あかり「ええーっ!?」
櫻子「頑張れあかり!」
向日葵「応援してますわ、赤座さん」
あかり「そ、そんなあ…」
ピシャリ
あかり「はい?」
千鶴「あなたに密偵を頼みたい」
あかり「ええっ!?」
千鶴「ごらく部はあなたに何らかの興味を持っている…そこにつけこんで相手の弱みを探すのよ」
あかり「は、はい…」
千鶴「何か分かり次第、随時連絡を頂戴…それじゃあ私達は帰るから」
あかり「ええーっ!?」
櫻子「頑張れあかり!」
向日葵「応援してますわ、赤座さん」
あかり「そ、そんなあ…」
ピシャリ
22: 2011/10/03(月) 14:26:03.64 ID:MBaAX0F70
京子「そんなこんなで!」
あかり「ど、どうも…」
京子「いやー、新学期になって新入部員が二人も!幸先が良いですなあ船見さん!」
結衣「部員が六人ってなるとこの茶室も狭いな…」
千歳「まあまあええんとちゃう?賑やかなのはええことやし」
京子「千歳の言うとおり!今日は歓迎会として結衣ん家でパーティーだ!!」
結衣「勝手に決めるなよ…」
綾乃「そ、そうですよ…船見さんのご両親にも悪いし…」
結衣「いや、最近一人暮らし始めたからそこらへんは大丈夫」
「「「「「へっ?」」」」」
結衣「あっ、言ってなかったっけ?」
京子「今初めて聞いたぞ!!何だよ先に言ってくれれば良かったのに!!」バシバシ
結衣「痛っ、痛っ…背中叩くなよ」
あかり「ど、どうも…」
京子「いやー、新学期になって新入部員が二人も!幸先が良いですなあ船見さん!」
結衣「部員が六人ってなるとこの茶室も狭いな…」
千歳「まあまあええんとちゃう?賑やかなのはええことやし」
京子「千歳の言うとおり!今日は歓迎会として結衣ん家でパーティーだ!!」
結衣「勝手に決めるなよ…」
綾乃「そ、そうですよ…船見さんのご両親にも悪いし…」
結衣「いや、最近一人暮らし始めたからそこらへんは大丈夫」
「「「「「へっ?」」」」」
結衣「あっ、言ってなかったっけ?」
京子「今初めて聞いたぞ!!何だよ先に言ってくれれば良かったのに!!」バシバシ
結衣「痛っ、痛っ…背中叩くなよ」
23: 2011/10/03(月) 14:28:18.49 ID:MBaAX0F70
二人じゃ無い、三人だった…
25: 2011/10/03(月) 14:31:26.92 ID:MBaAX0F70
結衣「仕方ない…今日は早く帰ってパーティーの準備でもするか」
ちなつ「そうですね、私も手伝います」
京子「ちなつちゃんは歓迎される側なんだからいいよ、私達三人でやる」
千歳「腕がなるなあ、頑張って料理するで~」
あかり「すみません、どうも…」
綾乃「何だか申し訳ないわね」
京子「いいっていいって!さっ、結衣ん家にレッツゴー!!」
結衣「勝手に進めるなよ…」
ちなつ「そうですね、私も手伝います」
京子「ちなつちゃんは歓迎される側なんだからいいよ、私達三人でやる」
千歳「腕がなるなあ、頑張って料理するで~」
あかり「すみません、どうも…」
綾乃「何だか申し訳ないわね」
京子「いいっていいって!さっ、結衣ん家にレッツゴー!!」
結衣「勝手に進めるなよ…」
26: 2011/10/03(月) 14:36:11.34 ID:MBaAX0F70
~船見家~
結衣「さてと、私達は料理を作るから三人は待ってて」
綾乃「はい、どうも…」
京子「……あのさ」
綾乃「?」
京子「その敬語に違和感あるの私だけ?」
結衣「あっ、やっぱりそう思う?」
千歳「同い年なんやから、タメ口でええんやで?綾乃ちゃん」
綾乃「そ、それじゃあ…」
綾乃「うん、ありがとう」ニコッ
(((かわいいな…この生き物…)))
結衣「さてと、私達は料理を作るから三人は待ってて」
綾乃「はい、どうも…」
京子「……あのさ」
綾乃「?」
京子「その敬語に違和感あるの私だけ?」
結衣「あっ、やっぱりそう思う?」
千歳「同い年なんやから、タメ口でええんやで?綾乃ちゃん」
綾乃「そ、それじゃあ…」
綾乃「うん、ありがとう」ニコッ
(((かわいいな…この生き物…)))
27: 2011/10/03(月) 14:39:24.19 ID:MBaAX0F70
結衣(でも何だろう…違和感の理由ってそれだけじゃない気がするな…)
結衣(このモヤっとした感覚…まるで頭と胸の中にピーナッツの薄皮がぎっしり詰まっているような…)
結衣「…考えて分かるものでもないか」
京子「どうしたんだ、結衣?」
結衣「いや、何でもない」
結衣(まっ、気のせいだよな)
結衣(このモヤっとした感覚…まるで頭と胸の中にピーナッツの薄皮がぎっしり詰まっているような…)
結衣「…考えて分かるものでもないか」
京子「どうしたんだ、結衣?」
結衣「いや、何でもない」
結衣(まっ、気のせいだよな)
29: 2011/10/03(月) 14:50:08.94 ID:MBaAX0F70
京子「いやー、やっぱり結衣の料理は美味いな!」
綾乃「この漬物も美味しいわね…誰が作ったの?」
千歳「うちの自信作やで!」
ちなつ「千歳先輩漬物漬けてるんですか!?」
千歳「そうやでー」
あかり「凄いですね、今度私に教えて下さい!」
千歳「いや、これは池田家に代々伝わる門外不出の調味液を使ってるんや…そう簡単に教えるわけにはいかへんで」
あかり「そ、それなら私、千歳先輩のところに嫁入りしますから!!」
千歳「!?」ブフーッ
京子「ほほー」
結衣「大胆だな…」
ちなつ「あかりちゃん、すごい子だなあ…」
綾乃(見習わなくっちゃ…)
綾乃「この漬物も美味しいわね…誰が作ったの?」
千歳「うちの自信作やで!」
ちなつ「千歳先輩漬物漬けてるんですか!?」
千歳「そうやでー」
あかり「凄いですね、今度私に教えて下さい!」
千歳「いや、これは池田家に代々伝わる門外不出の調味液を使ってるんや…そう簡単に教えるわけにはいかへんで」
あかり「そ、それなら私、千歳先輩のところに嫁入りしますから!!」
千歳「!?」ブフーッ
京子「ほほー」
結衣「大胆だな…」
ちなつ「あかりちゃん、すごい子だなあ…」
綾乃(見習わなくっちゃ…)
30: 2011/10/03(月) 14:58:26.57 ID:MBaAX0F70
千歳「あ、赤座さん、それは…」
あかり「はい…私、千歳先輩のお嫁さんになりたいです!」
千歳「面と向かって言われても困るんやけどなあ…」アセアセ
京子「千歳、ちゃんと受け止めてやれよ」
千歳「そ、そんな…」カアア
結衣「京子の言う通りだ、先輩として、見せるべき姿があるだろ?」
千歳「え、えーっと」
千歳「ええで、お嫁にもらってあげても」
あかり「やった!ありがとうございます!!」ペコッ
千歳(……赤座さん、純粋で可愛い子やな)
あかり「はい…私、千歳先輩のお嫁さんになりたいです!」
千歳「面と向かって言われても困るんやけどなあ…」アセアセ
京子「千歳、ちゃんと受け止めてやれよ」
千歳「そ、そんな…」カアア
結衣「京子の言う通りだ、先輩として、見せるべき姿があるだろ?」
千歳「え、えーっと」
千歳「ええで、お嫁にもらってあげても」
あかり「やった!ありがとうございます!!」ペコッ
千歳(……赤座さん、純粋で可愛い子やな)
32: 2011/10/03(月) 15:03:32.49 ID:MBaAX0F70
~帰り道~
千歳「赤座さん」
あかり「何ですか?」
千歳「赤座さん、うちと前にどっかで会ったことある?」
あかり「うーん…多分無いと思いますよ」
千歳「さよか…ならええんやけど」
千歳(何なんやろ…でも絶対どこかで会ったことがあるはずなんや)
千歳「赤座さん」
あかり「何ですか?」
千歳「赤座さん、うちと前にどっかで会ったことある?」
あかり「うーん…多分無いと思いますよ」
千歳「さよか…ならええんやけど」
千歳(何なんやろ…でも絶対どこかで会ったことがあるはずなんや)
33: 2011/10/03(月) 15:09:16.19 ID:MBaAX0F70
~次の日~
結衣「おはよー」
京子「おはよう結衣…」フアァ
結衣「眠そうだな」
京子「あの後帰ってから夜更かししたんだ…ボスが強くてさ」
結衣「ちゃんとレベル上げるか装備強化して挑めばいいって何度言えば…」
京子「いや、やっぱりギリギリの攻防の方がやってて楽しい」
結衣「…そうか、お前が楽しいならそれで良いけど」
結衣「おはよー」
京子「おはよう結衣…」フアァ
結衣「眠そうだな」
京子「あの後帰ってから夜更かししたんだ…ボスが強くてさ」
結衣「ちゃんとレベル上げるか装備強化して挑めばいいって何度言えば…」
京子「いや、やっぱりギリギリの攻防の方がやってて楽しい」
結衣「…そうか、お前が楽しいならそれで良いけど」
34: 2011/10/03(月) 15:16:13.70 ID:MBaAX0F70
ちなつ「おはようございますー!」
京子「あっ、ちなつちゃん、あかりちゃん達も」
あかり「おはよう、みんな同じ通学路なんだね」
千歳「この七人は一緒に学校に行けるんやな」
綾乃「人数は多い方が楽しいわね」
千鶴「まぁ、一緒に行ってやっても良いけど…」
京子「そういう訳だし、みんなで行こうよレッツゴー!」
結衣「…京子」
京子「ん?」
結衣「そのフレーズ、もう一回言ってくれるか?」
京子「あっ、ちなつちゃん、あかりちゃん達も」
あかり「おはよう、みんな同じ通学路なんだね」
千歳「この七人は一緒に学校に行けるんやな」
綾乃「人数は多い方が楽しいわね」
千鶴「まぁ、一緒に行ってやっても良いけど…」
京子「そういう訳だし、みんなで行こうよレッツゴー!」
結衣「…京子」
京子「ん?」
結衣「そのフレーズ、もう一回言ってくれるか?」
35: 2011/10/03(月) 15:19:14.87 ID:MBaAX0F70
京子「みんなで行こうよレッツゴー」
結衣「…何だか聞き覚えがあるような……」
京子「みんなで行こうよレッツゴー!」
結衣「みんな?みんなって誰を差しているんだ?」
京子「みんなで行こうよレッツゴー!!」
結衣「……まてよ、そこにあかりは………」
あかり「気のせいじゃないかな?」
結衣「……あかり?」
結衣「…何だか聞き覚えがあるような……」
京子「みんなで行こうよレッツゴー!」
結衣「みんな?みんなって誰を差しているんだ?」
京子「みんなで行こうよレッツゴー!!」
結衣「……まてよ、そこにあかりは………」
あかり「気のせいじゃないかな?」
結衣「……あかり?」
38: 2011/10/03(月) 15:22:19.03 ID:MBaAX0F70
あかり「早くしないと学校に遅れちゃうよ、行きましょう京子ち…先輩、千歳先輩」グイグイ
京子「お、おう…」
千歳「わ、分かったから引っ張らんといてー」
結衣「……あかりちゃん、何か隠してるな」
京子「お、おう…」
千歳「わ、分かったから引っ張らんといてー」
結衣「……あかりちゃん、何か隠してるな」
39: 2011/10/03(月) 15:29:06.74 ID:MBaAX0F70
~放課後~
京子「ふー、やっぱりここは落ち着くなー」
結衣「そうだな…」
結衣(あかりちゃんは理科の先生のところに用事があるって言っていたけど…何をしに行ったんだろう)
あかり「遅れましたー」ガラッ
ちなつ「あっ、来た来た」
綾乃「お先してるわね」
千歳「赤座さん、西垣先生に用事って、何かあったん?」
京子「あれ、あかり西垣ちゃんのところに行ってたの?」
あかり「はい、ちょっと用事があって」
千歳「どうせあれやろ、爆発実験の注意を頼まれたんと違う?」
あかり「は、はい…私も一応生徒会とごらく部の掛け持ちなので…」
結衣「……?どういうこと?」
京子「ふー、やっぱりここは落ち着くなー」
結衣「そうだな…」
結衣(あかりちゃんは理科の先生のところに用事があるって言っていたけど…何をしに行ったんだろう)
あかり「遅れましたー」ガラッ
ちなつ「あっ、来た来た」
綾乃「お先してるわね」
千歳「赤座さん、西垣先生に用事って、何かあったん?」
京子「あれ、あかり西垣ちゃんのところに行ってたの?」
あかり「はい、ちょっと用事があって」
千歳「どうせあれやろ、爆発実験の注意を頼まれたんと違う?」
あかり「は、はい…私も一応生徒会とごらく部の掛け持ちなので…」
結衣「……?どういうこと?」
40: 2011/10/03(月) 15:32:33.91 ID:MBaAX0F70
あかり「理科の西垣先生、理科室が使用禁止になるたびに生徒会室で実験を繰り返してて…危険でしょうがないんです」
結衣「校内で噂になってる、謎の爆発って…」
あかり「はい、西垣先生の仕業です」
結衣「そうだったんだ…」
結衣(…何でだろう、妙に懐かしいような……)
あかり「どうかしたんですか?」
結衣「いや、何でもない」
結衣(私には爆発に巻き込まれた記憶なんて無い……はず)
結衣「校内で噂になってる、謎の爆発って…」
あかり「はい、西垣先生の仕業です」
結衣「そうだったんだ…」
結衣(…何でだろう、妙に懐かしいような……)
あかり「どうかしたんですか?」
結衣「いや、何でもない」
結衣(私には爆発に巻き込まれた記憶なんて無い……はず)
42: 2011/10/03(月) 15:37:51.28 ID:MBaAX0F70
キーンコーンカーンコーン
京子「おっ、下校時刻だ」
ちなつ「そろそろ帰り支度をしましょうか」
千歳「そうやな…」
結衣「…あかり」
あかり「はい?」
結衣「今日、一緒に帰らないか?二人で話がしたい」
京子「おいおい結衣ー、千歳からあかりを奪おうったってそうはいかないぞ、あかりは千歳の嫁だからな」
千歳「と、歳納さん…」テレテレ
結衣「ばーか、そんなことしやしないよ」
あかり「…良いですよ、結衣先輩、一緒に帰っても」
結衣「本当?それじゃあ校門で待ってるね」
京子「おっ、下校時刻だ」
ちなつ「そろそろ帰り支度をしましょうか」
千歳「そうやな…」
結衣「…あかり」
あかり「はい?」
結衣「今日、一緒に帰らないか?二人で話がしたい」
京子「おいおい結衣ー、千歳からあかりを奪おうったってそうはいかないぞ、あかりは千歳の嫁だからな」
千歳「と、歳納さん…」テレテレ
結衣「ばーか、そんなことしやしないよ」
あかり「…良いですよ、結衣先輩、一緒に帰っても」
結衣「本当?それじゃあ校門で待ってるね」
43: 2011/10/03(月) 15:39:59.45 ID:MBaAX0F70
~帰り道~
あかり「ごめんなさーい、遅くなって」タタタタ
結衣「来たね、それじゃあ行こうか」
あかり「はい、行きましょう」
結衣(この違和感の正体を絶対に確かめる…!)
あかり「ごめんなさーい、遅くなって」タタタタ
結衣「来たね、それじゃあ行こうか」
あかり「はい、行きましょう」
結衣(この違和感の正体を絶対に確かめる…!)
44: 2011/10/03(月) 15:44:04.80 ID:MBaAX0F70
結衣「早速だけどさ」
あかり「はい?」
結衣「あかりちゃん、私達に何か隠してる?」
あかり「えっ…?」
結衣「いや、何となく、初めて会った時から違和感があったんだ…既視感、っていうのかな、これは」
あかり「べ、別に何も隠し事は…」
結衣「ううん、正直に言って欲しい」
結衣「あかりちゃんが何を知っているのか…全て」
結衣「私達…絶対にどこかで会っているんだ」
あかり「はい?」
結衣「あかりちゃん、私達に何か隠してる?」
あかり「えっ…?」
結衣「いや、何となく、初めて会った時から違和感があったんだ…既視感、っていうのかな、これは」
あかり「べ、別に何も隠し事は…」
結衣「ううん、正直に言って欲しい」
結衣「あかりちゃんが何を知っているのか…全て」
結衣「私達…絶対にどこかで会っているんだ」
46: 2011/10/03(月) 15:49:48.45 ID:MBaAX0F70
あかり「………」
あかり「……分かりました、結衣先輩」
あかり「ううん、結衣ちゃん」
結衣「………」
あかり「あかり達は、以前に会ったことがあるの」
あかり「それはあかり達にとっては過去のことであり、未来のことでもある」
あかり「あかりは、未来からタイムスリップをしてきたんだよ」
結衣「未来から…?」
あかり「話すと長くなるね…一度あかりの家に来て」
結衣「分ったよ」
結衣(正直、あまり驚いていない自分自身に驚いた)
あかり「……分かりました、結衣先輩」
あかり「ううん、結衣ちゃん」
結衣「………」
あかり「あかり達は、以前に会ったことがあるの」
あかり「それはあかり達にとっては過去のことであり、未来のことでもある」
あかり「あかりは、未来からタイムスリップをしてきたんだよ」
結衣「未来から…?」
あかり「話すと長くなるね…一度あかりの家に来て」
結衣「分ったよ」
結衣(正直、あまり驚いていない自分自身に驚いた)
47: 2011/10/03(月) 15:59:32.53 ID:MBaAX0F70
あかり「あかりが以前に経験した人生は今とは違うの」
あかり「この世界では結衣ちゃん、京子ちゃん、千歳先輩、千鶴先輩が幼なじみだけど、本来はあかりと結衣ちゃん、京子ちゃんの三人が幼なじみ」
あかり「あかりはそっちの人生を一度歩んで来た」
結衣「私達とあかりが幼なじみの世界…?」
あかり「そしてごらく部の初代メンバーは京子ちゃんと結衣ちゃんの二人、次の年に入ったのはちなつちゃんとあかりの二人」
結衣「ちょっと待って、そっちの世界の綾乃と千歳は?」
あかり「二人は生徒会に入って、杉浦先輩は生徒会の副会長をやってたんだ」
結衣「そんなことが…」
あかり「そして、中学の卒業後、私達ごらく部の四人は同じ高校、同じ大学へ進んだ」
あかり「この世界では結衣ちゃん、京子ちゃん、千歳先輩、千鶴先輩が幼なじみだけど、本来はあかりと結衣ちゃん、京子ちゃんの三人が幼なじみ」
あかり「あかりはそっちの人生を一度歩んで来た」
結衣「私達とあかりが幼なじみの世界…?」
あかり「そしてごらく部の初代メンバーは京子ちゃんと結衣ちゃんの二人、次の年に入ったのはちなつちゃんとあかりの二人」
結衣「ちょっと待って、そっちの世界の綾乃と千歳は?」
あかり「二人は生徒会に入って、杉浦先輩は生徒会の副会長をやってたんだ」
結衣「そんなことが…」
あかり「そして、中学の卒業後、私達ごらく部の四人は同じ高校、同じ大学へ進んだ」
48: 2011/10/03(月) 16:04:50.70 ID:MBaAX0F70
あかり「四人とも学科は違ったけど、よく一緒に遊びに行ってたなあ」
あかり「あかりと京子ちゃんは時空間に関する研究、結衣ちゃんとちなつちゃんは記憶に関する研究をしてたんだ」
あかり「そしてあの日、元七森中学校ごらく部と生徒会、それから千鶴先輩とで旅行に行った時に事件は起こったんだ」
結衣「十人での旅行で…どんなことが?」
あかり「あかりと京子ちゃんは時空間に関する研究、結衣ちゃんとちなつちゃんは記憶に関する研究をしてたんだ」
あかり「そしてあの日、元七森中学校ごらく部と生徒会、それから千鶴先輩とで旅行に行った時に事件は起こったんだ」
結衣「十人での旅行で…どんなことが?」
73: 2011/10/03(月) 17:50:22.04 ID:UtIRtROu0
~雪山~
京子「いやー、このメンバーで集まるのも久しぶりだなー」
結衣「まあ、西垣先生が来れなかったのは残念だけど」
りせ「………」ショボン
櫻子「まあ良いじゃないですか、楽しみですねスキー!」
向日葵「全く…櫻子ははしゃいじゃって……いつまでも子供なんだから」
櫻子「いつまでも…何だって?」ムニュッ
向日葵「ふひゃあっ!さ、触らないでっ!!」
櫻子「全く…向日葵はいつまでも胸がデカイなこんちくしょー」モミモミ
向日葵「ら、らめぇ…人前はぁ…」
京子「いやー、このメンバーで集まるのも久しぶりだなー」
結衣「まあ、西垣先生が来れなかったのは残念だけど」
りせ「………」ショボン
櫻子「まあ良いじゃないですか、楽しみですねスキー!」
向日葵「全く…櫻子ははしゃいじゃって……いつまでも子供なんだから」
櫻子「いつまでも…何だって?」ムニュッ
向日葵「ふひゃあっ!さ、触らないでっ!!」
櫻子「全く…向日葵はいつまでも胸がデカイなこんちくしょー」モミモミ
向日葵「ら、らめぇ…人前はぁ…」
75: 2011/10/03(月) 17:50:34.13 ID:UtIRtROu0
千歳「あの二人はいつまでも変わらんなあ」
綾乃「そうかしら、バカップルぶりが加速したように見えるんだけどね」
千歳「まあ、そういう風にも見えるなあ」
千鶴(姉さん…相変わらず杉浦さんと仲良さそう……)ダバァ
ちなつ「ああっ、千鶴先輩よだれが」フキフキ
千鶴「いや、別に何も出てない」
あかり(みんな全く変わってないなあ…)
綾乃「そうかしら、バカップルぶりが加速したように見えるんだけどね」
千歳「まあ、そういう風にも見えるなあ」
千鶴(姉さん…相変わらず杉浦さんと仲良さそう……)ダバァ
ちなつ「ああっ、千鶴先輩よだれが」フキフキ
千鶴「いや、別に何も出てない」
あかり(みんな全く変わってないなあ…)
76: 2011/10/03(月) 17:56:31.91 ID:UtIRtROu0
京子「さて、着いたことだし…みんなで行こうよレッツゴー!!」ダダダッ
あかり「ああっ、待ってー」トテトテ
結衣「おい、あんまり走ると危な」
ズテッ
あかり「痛っ!」ヒリヒリ
ちなつ「あちゃー…」
結衣「おいおい、大丈夫か?」
あかり「ああっ、待ってー」トテトテ
結衣「おい、あんまり走ると危な」
ズテッ
あかり「痛っ!」ヒリヒリ
ちなつ「あちゃー…」
結衣「おいおい、大丈夫か?」
79: 2011/10/03(月) 17:59:23.94 ID:UtIRtROu0
あかり「だ、大丈夫…んっ」ズキッ
ちなつ「あかりちゃん、捻挫してない?」
あかり「ほ、本当に大丈夫だから…立てるから…痛っ!」
結衣「無理しない方がいいよ…」
櫻子「あかりちゃん、大学生になっても」
向日葵「不憫な子ですわ…」
ちなつ「あかりちゃん、捻挫してない?」
あかり「ほ、本当に大丈夫だから…立てるから…痛っ!」
結衣「無理しない方がいいよ…」
櫻子「あかりちゃん、大学生になっても」
向日葵「不憫な子ですわ…」
80: 2011/10/03(月) 18:03:07.58 ID:UtIRtROu0
~雪山駐車場~
あかり「はあ…あかりだけ車の中で留守番かあ…」
あかり「明日には捻挫、治ると良いな…」
あかり「三泊四日だし、一日目くらい…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
あかり「……ん?何だろう、この音」
あかり「はあ…あかりだけ車の中で留守番かあ…」
あかり「明日には捻挫、治ると良いな…」
あかり「三泊四日だし、一日目くらい…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
あかり「……ん?何だろう、この音」
87: 2011/10/03(月) 18:11:37.74 ID:UtIRtROu0
ガチャッ
千歳「はあっ…はあっ…」
あかり「ど、どうしたんですか!?息切らして!!」
綾乃「突然、雪崩が発生したのよ!」
あかり「えっ…!?」
千歳「私達は山の下腹部で滑ってたから戻って来れたけど…歳納さん達はついさっきロープウェイで上の方に行くのを見たばっかりや!」
綾乃「つまり、彼女達七人は今どうなってるのか…!」
あかり「え……嘘………」
千歳「とりあえず、今はここでみんなが戻って来るまで待機や」
あかり「そんな…嘘だよ……」
千歳「はあっ…はあっ…」
あかり「ど、どうしたんですか!?息切らして!!」
綾乃「突然、雪崩が発生したのよ!」
あかり「えっ…!?」
千歳「私達は山の下腹部で滑ってたから戻って来れたけど…歳納さん達はついさっきロープウェイで上の方に行くのを見たばっかりや!」
綾乃「つまり、彼女達七人は今どうなってるのか…!」
あかり「え……嘘………」
千歳「とりあえず、今はここでみんなが戻って来るまで待機や」
あかり「そんな…嘘だよ……」
92: 2011/10/03(月) 18:17:53.76 ID:UtIRtROu0
~回想終わり~
あかり「結局、七人は遺体が見つかることもなく、捜査は打ち切りになったんだ」
あかり「その後、杉浦先輩は事故のショックで亜ヒ酸を飲んだ…自宅で倒れているのが見つかったそうだよ」
あかり「そして、残った千歳先輩と相談して私は決めた」
あかり「『過去に戻って、全てをやり直そう』って」
あかり「結局、七人は遺体が見つかることもなく、捜査は打ち切りになったんだ」
あかり「その後、杉浦先輩は事故のショックで亜ヒ酸を飲んだ…自宅で倒れているのが見つかったそうだよ」
あかり「そして、残った千歳先輩と相談して私は決めた」
あかり「『過去に戻って、全てをやり直そう』って」
95: 2011/10/03(月) 18:24:16.63 ID:UtIRtROu0
あかり「2年かけて自分の研究を完成させた…世界を全部過去に戻すための研究…そして、そのための装置を完成させた」
あかり「千歳先輩が大学で偶然にも脳科学を専攻してくれていて助かった…世界を過去に戻して、もう一つやりたいことがあったから」
結衣「やりたいこと?」
あかり「私も千歳先輩も、お互いのことが好きだった…だから、理想的な出会いをして、理想的に結ばれて、理想的な人生を送ろうって…お互いでそう決めたんだ」
あかり「千歳先輩が大学で偶然にも脳科学を専攻してくれていて助かった…世界を過去に戻して、もう一つやりたいことがあったから」
結衣「やりたいこと?」
あかり「私も千歳先輩も、お互いのことが好きだった…だから、理想的な出会いをして、理想的に結ばれて、理想的な人生を送ろうって…お互いでそう決めたんだ」
102: 2011/10/03(月) 18:48:59.70 ID:UtIRtROu0
あかり「だから、私が戻した時間は七年分…丁度、私の中学校入学時まで世界の時間を巻き戻した」
あかり「そして、私達の記憶を書き換えて、千歳先輩と結衣ちゃん、京子ちゃんが幼なじみであるように思い込ませた」
あかり「あかりも千歳先輩も、中学校で出会って、そこから恋愛を始めることを望んでいたんだよね」
あかり「望みも叶ったし、結衣ちゃん達も生き返ったし、後すべきことは…事故を防ぐこと」
あかり「今日西垣先生にはある発明を頼んだんだ」
結衣「ある発明?」
あかり「そう、ただのレーダーだけど、私のシュミレーションが間違ってなければ、これが改良されることで七年後の雪崩の事故は防げるんだ」
あかり「そして、私達の記憶を書き換えて、千歳先輩と結衣ちゃん、京子ちゃんが幼なじみであるように思い込ませた」
あかり「あかりも千歳先輩も、中学校で出会って、そこから恋愛を始めることを望んでいたんだよね」
あかり「望みも叶ったし、結衣ちゃん達も生き返ったし、後すべきことは…事故を防ぐこと」
あかり「今日西垣先生にはある発明を頼んだんだ」
結衣「ある発明?」
あかり「そう、ただのレーダーだけど、私のシュミレーションが間違ってなければ、これが改良されることで七年後の雪崩の事故は防げるんだ」
105: 2011/10/03(月) 18:59:38.98 ID:UtIRtROu0
結衣「あかり…」
あかり「本当に良かった、全て計画通りに行ってる」
あかり「そして今日、私は記憶を書き換える」
あかり「時間を巻き戻す前のことを全て忘れて、少しそれに手を加えて」
あかり「結衣ちゃんはどうする?」
結衣「……えっ?」
あかり「今あかりが話したこと、忘れた方が良いと思うんだ」
結衣「………そうかな?」
あかり「本当に良かった、全て計画通りに行ってる」
あかり「そして今日、私は記憶を書き換える」
あかり「時間を巻き戻す前のことを全て忘れて、少しそれに手を加えて」
あかり「結衣ちゃんはどうする?」
結衣「……えっ?」
あかり「今あかりが話したこと、忘れた方が良いと思うんだ」
結衣「………そうかな?」
107: 2011/10/03(月) 19:06:10.87 ID:UtIRtROu0
結衣「私は、今あかりが話したことを忘れたくない」
結衣「あかりが今まで頑張ってくれたことを、そう簡単に無にしたくないよ」
結衣「それに、時間を巻き戻す前の私や千歳がいなかったことになったら、彼女達に失礼だと思うんだ」
結衣「彼女達がそこにいたっていうことを、私は忘れたくない…彼女達の為に」
あかり「……そっか」
あかり「それじゃあ、私は自分の記憶を消すね」カチャッ
結衣「ちょ、それって…!?」
あかり「拳銃に見えるでしょ?大丈夫、氏にはしないから」
あかり「……じゃあね、結衣ちゃん………中学生の無垢な私によろしく」
パァン
結衣「あかりが今まで頑張ってくれたことを、そう簡単に無にしたくないよ」
結衣「それに、時間を巻き戻す前の私や千歳がいなかったことになったら、彼女達に失礼だと思うんだ」
結衣「彼女達がそこにいたっていうことを、私は忘れたくない…彼女達の為に」
あかり「……そっか」
あかり「それじゃあ、私は自分の記憶を消すね」カチャッ
結衣「ちょ、それって…!?」
あかり「拳銃に見えるでしょ?大丈夫、氏にはしないから」
あかり「……じゃあね、結衣ちゃん………中学生の無垢な私によろしく」
パァン
109: 2011/10/03(月) 19:10:20.32 ID:UtIRtROu0
ドサッ
結衣「ちょ、あかり?あかり!?」
あかり「う、うーん…」
結衣「あかり!私のこと分かる?」
あかり「あれ、何で私ここにいるんだろ…?」
結衣「良かった、無事に記憶は消されたのか…」
あかり「記憶?何のこと?」
結衣「……いや、何でもない」
結衣(あかり、千歳と幸せになれよ)
結衣「ちょ、あかり?あかり!?」
あかり「う、うーん…」
結衣「あかり!私のこと分かる?」
あかり「あれ、何で私ここにいるんだろ…?」
結衣「良かった、無事に記憶は消されたのか…」
あかり「記憶?何のこと?」
結衣「……いや、何でもない」
結衣(あかり、千歳と幸せになれよ)
115: 2011/10/03(月) 19:23:17.43 ID:UtIRtROu0
雪崩の事故のこと、この世界は巻き戻されていたことを知っているのは、私だけ……。それは良いことなんだろうか。
もしあの時、あかりを止めていたら?
もしあの時、私も記憶を消していたら?
その後に待っている人生は一体どんなものになったのだろう………。
それを知る者は誰もいないし、それが最善の策だったのかを知る由も無い。
私に出来るのは、ただ目の前に待ち受ける人生を送っていくことだけなんだろうな……。
「例の記憶」を、背中に背負ったまま。
まあ、楽しく、マイペースに生きていければ良いかな。多分、あっちのあかりもそれを望むと思うし。
マイペースでいきましょう。
そう自分に言い聞かせて、今日も私は部室に向かうのだった。
end
もしあの時、あかりを止めていたら?
もしあの時、私も記憶を消していたら?
その後に待っている人生は一体どんなものになったのだろう………。
それを知る者は誰もいないし、それが最善の策だったのかを知る由も無い。
私に出来るのは、ただ目の前に待ち受ける人生を送っていくことだけなんだろうな……。
「例の記憶」を、背中に背負ったまま。
まあ、楽しく、マイペースに生きていければ良いかな。多分、あっちのあかりもそれを望むと思うし。
マイペースでいきましょう。
そう自分に言い聞かせて、今日も私は部室に向かうのだった。
end
122: 2011/10/03(月) 19:27:33.85 ID:UtIRtROu0
>>118
あんまり長くなると俺の技量が持たないからやめた
あんまり長くなると俺の技量が持たないからやめた
125: 2011/10/03(月) 19:32:34.80 ID:UtIRtROu0
さて、普通のラブコメSSを書く作業に戻るよ
またどっかであいませう
またどっかであいませう
130: 2011/10/03(月) 19:39:06.18 ID:UtIRtROu0
>>127
分かったよ、でもゆるゆりも全巻読破済みだから手遅れのような
分かったよ、でもゆるゆりも全巻読破済みだから手遅れのような
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります