1: 2012/04/29(日) 09:49:52.92 ID:n9KspkrR0
結衣「はぁ、今日も今日とてツッコミ入れて大変だった……」

結衣「う~ん、京子だけじゃなくてあかりも被せでボケるからな」

結衣「なにか癒しが欲しいな、ペットみたいに帰りを待ってくれるのもいいね」

結衣「ふふ、いいなぁペット……」スタスタ

結衣「そう言えばちなつちゃん今日見てないな、どうしたんだろう」

結衣「風邪でもひいちゃったのかな――」

ちなつ「お、お帰りなさい結衣先輩、野良ちーにゃんですよ!」

ちなつ「拾って下さい、拾って下さい!」

結衣「……」
ゆるゆり: 1 (百合姫コミックス)
2: 2012/04/29(日) 09:56:29.33 ID:n9KspkrR0
結衣「きっと疲れてるんだ、これは悪い夢」

結衣「ちなつちゃんが私のマンションの前で、ネコの着ぐるみを羽織って段ボールに……」

結衣「そんなことあり得ないんだよ、きっと疲れてるんだ」

結衣「……今日は早く寝よう、うん」

ちなつ「結衣せんぱ~い、苦悩に満ちた顔も素敵です……」

ちなつ「隣の部屋の人に見られて恥ずかしかったけど、待った甲斐がありました!」

結衣「ちなつちゃん、一緒に病院に行こうか」ガシッ

ちなつ「ちょ、ちょっと結衣先輩!!」

結衣「ちーにゃんの幻覚を見るなんて参ったな、これは重症だ……」

ちなつ「幻覚なんかじゃありません、本物のちーにゃんですよ」ニコッ

4: 2012/04/29(日) 10:05:33.93 ID:n9KspkrR0
ちなつ「なにもおかしいことはないです、野良ちーにゃんがいるだけ!」

結衣「あ、あれ……?」

結衣「そうだよね、別に普通の状況なのかな……」

結衣「あはは、ちょっと疲れてまともな思考ができないや」

ちなつ「はい、可愛い野良ネコが哀れにも捨てられてるんです」

ちなつ「そんなとき結衣先輩はどうしますか?」

結衣「えっと、可愛そうだからとりあえずお家に持っていくかな」

ちなつ「そうですか、そうですよね!」

ちなつ「うふふ、それでは今日一晩お世話になります」ペコッ

結衣「あ、はい」

5: 2012/04/29(日) 10:17:10.44 ID:n9KspkrR0
ちなつ「相変わらず素敵なお部屋ですね、結衣先輩!」

結衣「うんありがとうちなつちゃん」

ちなつ「ふふ、ちなつじゃなくてちーにゃんですよ」

ちなつ「結衣先輩のお家に1人で来るのは初めてですよね~」

結衣「……もう何も言わないよ、今日はツッコミ入れないから」

結衣「ちなつちゃんがそのつもりなら私だってそっちの世界に入るよ」

ちなつ「結衣先輩どうしたんですか、もしかして具合でも……」

結衣「ふふ、ちーにゃんは何を食べるのかなと思って」ナデナデ

ちなつ「あ、えへへ……」

6: 2012/04/29(日) 10:34:44.95 ID:n9KspkrR0
結衣「キャットフードとかもないし、どうしたもんか」

ちなつ「なっ……!?」

ちなつ「で、できれば普通の人間と同じのがいいです……」

結衣「ネコなのに?」

ちなつ「あ、その……」タジタジ

結衣「そっか、ネコじゃなくてちーにゃんだもんね」

ちなつ「そうです!だいたいの構造はヒトと同じなんです!」

結衣「……」

ちなつ「にゃ、にゃ~ん……♪」


7: 2012/04/29(日) 10:48:48.29 ID:n9KspkrR0
結衣「ん、それじゃホットミルクでも淹れてくるね」

ちなつ「えへへ、ありがとうございます結衣先輩」

結衣「……」トコトコ

ちなつ「んっ、やっぱりいい匂いでいっぱいね結衣先輩のお家」

ちなつ「こんなバカみたいなことに付き合ってくれるなんて優しいなぁ……」

ちなつ「……にゃ~ん」ゴロゴロ

結衣「お待たせちーにゃん、熱いから気を付けてね」

ちなつ「あっすみません結衣先輩!」

ちなつ「なっ!?」ビクッ

ちなつ「……あ、あのどうして平皿にホットミルクが」

11: 2012/04/29(日) 10:57:56.79 ID:n9KspkrR0
結衣「どうしてって、ネコはマグカップなんか使わないよね」

ちなつ「そ、それはそうですけど!」

結衣「ふふ、せっかく淹れたんだから冷めちゃもったいないよ」

ちなつ「……ゆ、結衣先輩怒ってます?」ジワッ

ちなつ「私がこんなバカなことしたから……」

結衣「ううん怒ってなんかないよ、ほんとに嬉しいんだ」

結衣「ちなつちゃんがそこまで私のことを考えて、ネコに成りきってくれるなんて」

ちなつ「いや、あの、ただ結衣先輩のお家にお邪魔したい口実で……」

結衣「だから私もそれ相応の対応をさせてもらうよ」

結衣「……だから飲んで、ちなつちゃん」ニコッ

ちなつ「……目が笑ってないです、結衣せんぱ~い」

13: 2012/04/29(日) 11:11:42.94 ID:n9KspkrR0
ちなつ「……あ、あまり見ないでください」

結衣「どうして?こんなに様になってるのに」

結衣「ほんとに可愛いよちなつちゃん、ネコそっくりに華奢で抱きしめたくなるくらい」

ちなつ「えっ、ほんとですか!?」

ちなつ「そ、それじゃちょっとお行儀が悪いですけど……」

ちなつ「んっ……」チロッ

結衣「……」

ちなつ「や、やだぁ……見ないで結衣先輩」チロッ

ちなつ「あちち、やっぱり猫舌なのかなぁ私……」

結衣「ふふ、ちーにゃんだから猫舌なんだね」ナデナデ

ちなつ「あ、えへへ……」


16: 2012/04/29(日) 11:19:01.57 ID:n9KspkrR0
結衣「それならちょっと待ってね、ここにスプーンがあるから」

結衣「ふーふー……」

ちなつ「あ、結衣先輩が冷ましてくれるなんて!」

結衣「はいどうぞ、気を付けてねちーにゃん」

ちなつ「結衣せんぱ~い……はむっ」

結衣「たくさんあるからね、慌てないでゆっくりでいいよ」

ちなつ「はい、結衣先輩が淹れてくれたホットミルクとっても美味しいです」ニコッ

結衣「ふふそれは良かったよ、あ~ん」

ちなつ「あむあむ、幸せぇ……」

結衣「……あぁ、和む」

18: 2012/04/29(日) 11:28:08.96 ID:n9KspkrR0
結衣「おそまつさまでした、全部飲んでくれたんだね」

ちなつ「……あ、あの厚かましいお願いではあるんですけど」

ちなつ「えらいえらいってなでなでして下さい……」

結衣「それくらいお安い御用だよ、さぁおいでちーにゃん」

ちなつ「はいっ、えへへ結衣せんぱ~い!」ギュッ

結衣「おっとっと、ふふちーにゃんは甘えん坊さんなんだね」

ちなつ「はい、それはそれはもう甘えん坊なんです」

結衣「熱いのによく飲んでくれたね、えらいえらい」ナデナデ

ちなつ「ん~……もう氏んでもいいです私」

結衣「……それはちょっと大げさすぎるよ」




19: 2012/04/29(日) 11:36:47.44 ID:n9KspkrR0
結衣「さてと、ちょっとお皿の洗い物溜まってるし」

ちなつ「あ……」

結衣「いい子にして待っててね、爪とぎなんかしちゃダメだよ?」メッ

ちなつ「にゃ、にゃ~ん!」

結衣「うんよろしい、ちゃんと待ってたらまたなでなでしてあげるからね」

ちなつ「じゃなくて、私も手伝いますよ結衣先輩!」

結衣「ふふ、ちーにゃんはお皿洗いも出来るんだね」

ちなつ「はいっ、結衣先輩の嫁入りを毎日想って家事の修業を……」

ちなつ「きゃーちょっと、何言わせるんですか結衣先輩!」バンバン

結衣「……えぇ」

23: 2012/04/29(日) 11:49:20.68 ID:n9KspkrR0
結衣「ゴメンね気持ちはありがたいんだけど、エプロン一つしかないから」

ちなつ「それじゃすぐ側で結衣先輩を見守らせていただきます!」

結衣「ふふ、そこまでかしこまらなくても……」イソイソ

結衣「~♪」

ちなつ「……はぁ、結衣先輩のエプロン姿素敵」

ちなつ「あ、あの結衣先輩は専業主婦がいいですか?」

結衣「な、なっ!?」

ちなつ「それでしたら私がバリバリ働いて、結衣先輩を養います!」

結衣「え、えっと、専業主婦なんて似合わないよ私……」

結衣「言葉づかいも男の子みたいだし、ウェディングドレスなんか絶対似合わないし……」

結衣「……」モジモジ

26: 2012/04/29(日) 11:55:59.13 ID:n9KspkrR0
ちなつ「なにバカなこと言ってるんですか!?」バンッ

結衣「ひっ……」

ちなつ「結衣先輩ほどお嫁さんに相応しい人はいませんから!」

ちなつ「面倒見もいいですし、お料理も美味しい、家事もそつなくこなす……」

ちなつ「それにそのエプロン姿だって最高に可愛いじゃないですか!!」バンバンッ

結衣「あ、あまり可愛いとか言わないで……」

ちなつ「いや結衣先輩は可愛いです」

ちなつ「普段クールなのにちょっと寂しがりやなところとか」

ちなつ「小さい子の面倒見がいいところとか、可愛い要素たくさんです」

結衣「だ、だから可愛いとかいわないで……」カァー

27: 2012/04/29(日) 12:01:32.36 ID:n9KspkrR0
ちなつ「可愛いです、ほんとにカッコ可愛いです……」

結衣「あ、あぁもうちーにゃんおすわり!」

ちなつ「にゃ、にゃ~ん」ペタッ

結衣「もう、言われて嬉しいんだけどほんとに恥ずかしいんだって」

結衣「可愛いだけは言われなれてないというか……ふふふ」

結衣「や、でも、私が可愛いなんておかしいよね」

結衣「……えへへ、でも嬉しいなぁ」ニコニコ

結衣「ふふ~ん♪」

ちなつ(あぁ可愛い、後ろからギューってハグしたい)

ちなつ(でも焦っちゃダメなんだから、急ぎすぎて嫌われたら意味がないもの!)

30: 2012/04/29(日) 12:13:54.38 ID:n9KspkrR0
結衣「あ、このまま晩ごはん作っちゃうけど、オムライスでいいかな」

ちなつ「はいっ、結衣先輩のご飯ならカップ麺でもごちそうです!」

結衣「ふふ、ほんと大げさなんだからちなつちゃ……ちーにゃんは」

ちなつ「えへへ、そうですよちなつじゃなくてちーにゃんです」

結衣「はいはい、すぐ出来るから待っててね」

結衣「……♪」サクサク

ちなつ(結婚したらこんな感じなのかなぁ……)

ちなつ(結衣先輩がお料理して、私がそれを待って……)

ちなつ(いやーん!……最高よ、最高よ、ほんと最高よ!!)

32: 2012/04/29(日) 12:21:21.29 ID:n9KspkrR0
結衣「はいどうぞ、船見家特製のオムライスです」

ちなつ「……ゆ、結衣先輩このハートマークは!?」

結衣「あ、えっと、特に深い意味はないけど……」

ちなつ「もったいないですからちょっとケータイの写真に!」

結衣「こらこら、ご飯中にそういうことはメッ、だよ」

ちなつ「……はーい」

結衣「ふふ、味には自信があるんだオムライスだけは」

ちなつ「あかりちゃんも絶賛してましたもんね、こう言ってましたよ」

ちなつ「ぇへへ、結衣ちゃんのオムライスはね、ほんとのほんとに美味しいんだよぉ」

結衣「そうなんだ、あかりはいつも褒めてくれるからお世辞かと思ってたけど……」

ちなつ「いいえ、あかりちゃんはそんな子じゃありませんよ」ニコッ

34: 2012/04/29(日) 12:28:22.57 ID:n9KspkrR0
ちなつ「あかりちゃんは相手が傷つくウソは言いませんからね」

ちなつ「本心だったんだと思いますよ、ほんとに美味しかったんですよ」

結衣「ふふ……」ニコニコ

ちなつ「あ、えっと私の顔に何か付いてます?」

結衣「いや、ほんとあかりいいお友達を持ったなぁって」

ちなつ「そ、そんなことないですよぉ……」

結衣「正直言うとちょっと心配だったんだ、あかりは本当にいい子で無垢だから」

結衣「それに付け込もうとする人がいるんじゃないかって」

結衣「学年も違うから私が付きっきりでいるわけにもいかないし」

ちなつ「……結衣先輩」モキュモキュ

ちなつ「はぁ・・・…オムライスほんと美味しいです」

37: 2012/04/29(日) 12:35:41.69 ID:n9KspkrR0
ちなつ「結衣先輩、絶対にあかりちゃんは私が守りますから」

ちなつ「私がずーっと側にいて悪い虫がつかないように取っ払います!」

結衣「うんうん、それをあかりが聞いたら顔を真っ赤にするよ」

ちなつ「……あ、あれ私いま結構恥ずかしいセリフ言ったかも」アセアセ

結衣「たんか切ってるちーにゃんもカッコ良かったよ」

ちなつ「も、もうあまりからかわないで下さいよ!」

ちなつ「私は結衣先輩一筋ですから!」

結衣「ふふ、ありがと」

結ちな「あ、オムライス美味しい……」モキュモキュ

39: 2012/04/29(日) 12:44:38.58 ID:n9KspkrR0
ちなつ「結衣先輩、ごちそうさまでした!」

結衣「はいおそまつさま、全部食べてくれたんだね」

ちなつ「それはもちろんです、だって結衣先輩の手料理ですもん」

ちなつ「……でもいいなぁ結衣先輩、お料理も上手で」

結衣「そんなことないよ、ちなつちゃんはお料理作ったりしないの?」

ちなつ「実はこの間あかりちゃんと櫻子ちゃん、向日葵ちゃんにクッキー焼いてあげたんです♪」

結衣「へぇそれは初耳だよ」

ちなつ「そしたらみんな面白い味だねって、ひきつった笑顔で答えてくれたんです」ニコッ

ちなつ「いつか結衣先輩にも……きゃーん!」

結衣「ひ、引きつった笑顔……」

41: 2012/04/29(日) 12:55:45.08 ID:n9KspkrR0
結衣「……」ピコピコ

結衣「あ、ちーにゃんゴメンねゲームなんかして」

ちなつ「いえいえ、隣で眺めてるだけでもほっこり幸せですから」

ちなつ「……で、でもたまには私にもかまってほしいかなぁなんて」

結衣「……ふふ、ほらこっちおいで」ポンポン

ちなつ「あ、えへへ結衣せんぱ~い!」

ちなつ「今日くらいは甘えさせて下さいね、普段は抑えてますけど」

ちなつ「……」スリスリ

結衣「甘えるくらいだったらいつでもいいんだよ、別に我慢しなくても」

結衣「……ちーにゃん、いい匂いがするね」ギュッ



43: 2012/04/29(日) 13:06:22.10 ID:n9KspkrR0
ちなつ「……やっぱり、結衣先輩は京子先輩が好きなんですか?」ギュッ

結衣「えっ?」

ちなつ「京子先輩ってなんだかんだいってスペック高いですし」

ちなつ「2人は幼なじみで片付くような関係じゃないってのは気づいてましたけど……」

結衣「うーん、あまりそういう好きとか考えたことは無かったなぁ」

結衣「……まだ誰かを好きになるって気持ちはよく分からないかな、私は」ナデナデ

結衣「京子といるのはとても落ち着くし、あかりといるのも癒されるし」

結衣「……ふふ、もちろんちなつちゃんといるのも好きだよ?」

結衣「けどそれが恋愛の感情なのかなぁって、まだよく分からないかな」

ちなつ「むー、そうですか」

45: 2012/04/29(日) 13:11:05.75 ID:n9KspkrR0
ちなつ「ちなみに結衣先輩は女の子どうしの恋愛ってどう思います?」

結衣「ん、私はとても素敵なことだと思うけどね」

結衣「お互いが好きなら全くおかしいことではないよ」

ちなつ「……うふふ」

ちなつ「それを聞いて安心しちゃいました、それなら私と結衣先輩がくっ付く可能性もありますよね?」ギュッ

結衣「ふぎゃっ、ちょ、ちょっとちなつちゃん胸が当たってます……」

ちなつ「ぜーったいに振り向かせてみせますからね、結衣先輩♪」

ちなつ「私は肉食系ですからね、覚悟しておいてください」ニコッ

結衣「……お、お手柔らかにお願いします」

48: 2012/04/29(日) 13:21:42.17 ID:n9KspkrR0
ちなつ「ゆ、結衣先輩、一緒のお布団で寝てもいいですか?」

結衣「ん、いいよおいでちーにゃん」

ちなつ「にゃ~ん、失礼します……」モソモソ

結衣「あのさ、今日はホントにありがとね」

結衣「なにか癒しが欲しくて、ペットなんかいいなぁと思った矢先のちーにゃんだから」

結衣「……ふふ、ほんとに楽しかったよ」ギュッ

ちなつ「えへへ、私としては一生結衣先輩のペットでもいいですけど」

結衣「……それはダメでしょ、人間として」

ちなつ「きゃーん、結衣先輩のお布団暖かいです……」

ちなつ「……あ、いい匂い」スンスン

結衣「に、匂い嗅ぐのは絶対にダメ!!」

50: 2012/04/29(日) 13:26:25.03 ID:n9KspkrR0
ちなつ「えぇ、いいじゃないですか減るものでもないですし」

結衣「……ちなつちゃん、おいたがすぎるとメッだよ」

ちなつ「……うぅ、分かりましたよ」

ちなつ「その代わり、結衣先輩の抱き枕で寝させてください」ギュッ

結衣「おっと、本当に甘えん坊なんだね」

ちなつ「……あの、迷惑ですか?」

結衣「ううんそんなことないよ、迷惑なら家先にいたちーにゃんの時点でスルーしてるし」

ちなつ「あ、あの恥ずかしいからちーにゃんは無かったことに……」

結衣「ふふ、京子とあかりにいい土産話ができたな」

ちなつ「ちょ、ちょっと結衣せんぱ~い!!」

51: 2012/04/29(日) 13:30:14.49 ID:n9KspkrR0
~次の日~

結衣「今日もいいツッコミをたくさん入れたぞ、ふふふ」

結衣「……あぁ、やっぱりペットが欲しいなぁ」

結衣「私の帰りを待ってくれるような、そんな可愛いペットが」

結衣「昨日はちーにゃんがいたから楽しかったけど、今日は1人か……」

結衣「寂しいなぁ……」グスッ

結衣「あ、あれそういえば今日あかりを見てないけど――」

あかり「結衣ちゃん結衣ちゃん、お帰りなさいだわん!」

あかり「野良あかりわんわんだよぉ、拾ってほしいな!」

あかり「ぇへへ、結衣ちゃ~ん!」


結衣「おいコラ」

おしまい!

引用: ちなつ「野良ちーにゃんです、拾って下さい!」 結衣「……」