1: 2009/01/18(日) 09:11:58.75 ID:1UqmV/E+0
フワンテ「ぷわわー」

真紅「……風船にしては妙ね」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「声を出す風船の玩具?」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「それにしては自由きままに動いてるのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「これは噂にきくラジコンとかいう……? まさかジュンがふざけているのかしら」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「問い詰めてみる必要があるのだわ」

フワンテ「ぷわわー」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

2: 2009/01/18(日) 09:13:00.09 ID:1UqmV/E+0
真紅「のり、ジュンを知らないかしら」

フワンテ「ぷわわー」

のり「ジュンくん? さっき雛ちゃんにせがまれてお菓子を買いに行ったわよ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「そう……(ということはジュンにはアリバイがある? いや、遠隔操作だから
外にいても関係無いのかもしれないのだわ)」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「(ひょっとしたら素直にお菓子を買いに行かずに、外でラジコンを操作してるのかも
しれないのだわ)」

フワンテ「ぷわわー」

のり「真紅ちゃん? ところでその風船は?」

フワンテ「ぷわわー」

3: 2009/01/18(日) 09:17:59.21 ID:1UqmV/E+0
真紅「あ……こ、これは玩具なのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

のり「変わった玩具があるのね」

フワンテ「ぷわわー」



真紅「これからどうしようかしら」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「外を見てみたけれど、見える範囲ではジュンは見つからなかったのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「やっぱり面倒だけれど外を探しましょう」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……外に出たら風船は空の向こうに飛んでってしまうかもしれないのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

5: 2009/01/18(日) 09:21:07.61 ID:1UqmV/E+0
真紅「……飛んでかないのだわ……人工精霊みたいに浮いてるのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「まあ、とにかくジュンを探しましょう」

フワンテ「ぷわわー」


真紅「いないのだわ……察して逃げたかしら?」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「あっ……風が……」

フワンテ「ぷわわー!」

真紅「! 風船が!」

フワンテ「ぷわわー!」

真紅「……木にひっかかってしまったのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

7: 2009/01/18(日) 09:25:11.15 ID:1UqmV/E+0
真紅「ここからじゃ私では届かないのだわ……
ジュンには悪いけど諦めるしかないわね」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……元はといえば私をからかおうなどとしたジュンが悪いのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……でも、まだこれの真相を解き明かしてないのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「……」

フワンテ「ぷわわー」

10: 2009/01/18(日) 09:28:54.86 ID:1UqmV/E+0
真紅「丁度いいところに来たのだわ。何とかあの風船を取れないかしら」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「変わった風船ですねえ……こんなので遊んでたですか?」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「窓から入ってきて、私についてくるのだわ。ジュンがラジコンとかで
けしかけたに違いないのだわ」

翠星石「チビ人間? あいつはもう帰って今はチビ苺にエサをやってるですよ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「!? 何か妙なものはもってなかった?」

翠星石「見てないですぅ」

フワンテ「ぷわわー」

11: 2009/01/18(日) 09:31:40.88 ID:1UqmV/E+0
>翠星石「何してるですぅ? 真紅」
冒頭にこれコピペミスった↑

真紅「それじゃあ操作してるのはジュンじゃないのかしら……まさか、水銀燈!?」

翠星石「その前にあいつを助けてやらなくていいんですか?」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「そういえば忘れてたのだわ」

翠星石「とりあえずちょちょいのちょいでっと」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「取れたわね」

翠星石「うわ、風船が一人でにこっちに来たですぅ!」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「やはりラジコンなのだわ」

フワンテ「ぷわわー」

12: 2009/01/18(日) 09:35:19.71 ID:1UqmV/E+0

翠星石「風船の割になかなか可愛げのある奴ですぅ」

真紅「下手人は何を考えているのかしら……」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「…………真紅、こいつはラジコンじゃないと思うですぅ」

真紅「何ですって?」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「ほれ、このクッキーをやるですよチビ風船」

真紅「翠星石、風船は食べ物なんて……」

フワンテ「ぷわわー」 モシャモシャ

翠星石「うわ、吸収してるみてぇです」

真紅「!!?」

13: 2009/01/18(日) 09:39:20.29 ID:1UqmV/E+0
フワンテ「ぷわわー」

翠星石「もっとほしいですか? ははあん、さっきから五月蝿かったのは御腹がすいてたんですね」

真紅「最近のラジコンはモノも食べるっていうの!?」

フワンテ「ぷわわー」


JUM「うわ、何だその風船?」

真紅「誰かがラジコンで私につきまとうよう操作してるのだわ」

翠星石「まだそんなこと言ってるですか」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「ああー! それはヒナのうにゅーなのにー!」

JUM「いや、飯食ってるしどうみてもラジコンじゃないだろ」

フワンテ「ぷわわー」

15: 2009/01/18(日) 09:43:36.85 ID:1UqmV/E+0
真紅「私達も人形だけれど、食事は採るのだわ」

翠星石「まさか……いや、んなわけないですぅ」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「どのみちお前らの親戚みたいなもんだろ」

真紅「下手人を早く探さなければ……」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「返すのよー!」

翠星石「だからどう見ても生物ですぅ」

JUM「大体お前にラジコンをつけて何の意味があるんだよ」

真紅「私の秘密やプライベートを曝露しようとしてるのよ」

JUM「ないない」

18: 2009/01/18(日) 09:47:51.91 ID:1UqmV/E+0
翠星石「いい加減信じてやらないとこいつが可愛そうですぅ」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「うにゅーを返すまでは離してあげないのよ!」

JUM「お前ら何やってんだ」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「ふわふわがヒナのうにゅーを食べちゃったの」

JUM「その辺にしてやれって、また姉ちゃんが買ってくるし」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「……次はたべちゃだめなのよ」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「フワフワも謝るですよ」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「ふーん、お前らより聞き分けいいじゃないか、この風船」

真紅「皆騙されてるのだわ……!」

20: 2009/01/18(日) 09:54:14.15 ID:1UqmV/E+0
水銀燈「うっふふ……遊びに来てあげたわよぉ、真紅ぅ……」

JUM「うわ、お前かよ」

真紅「黒幕のおでましなのだわ」

翠星石「何しに来やがったですぅ!」

水銀燈「勿論遊んであげるためよぉ、折角だからそこの翠のや桃いのに……」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「……な、何よあんた」

雛苺「ふわふわー、あぶないのよー!」

翠星石「おおっ、威嚇してるみたいですぅ」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「黒幕に情報提供しようとしてるのね!?」

JUM「お前はさっきから何を言ってるんだ」

25: 2009/01/18(日) 10:00:53.23 ID:1UqmV/E+0
水銀燈「何なのよこの風船」

フワンテ「ぷわわー」

真紅「ネタは全て上がっているわよ水銀燈……私のプライベートを暴く為に
このラジコンを仕掛けたんでしょう」

水銀燈「こんな風船しらないわよ……っきゃ! 羽根を引っ張るのはやめなさい!」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「もっとやってやれですぅ、フワフワ!」

雛苺「あいとーなのよふわふわー!」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「攻撃っていうかむしろじゃれてるんじゃないのか」

27: 2009/01/18(日) 10:06:25.29 ID:1UqmV/E+0
水銀燈「ちょっとぉ! さっきからこの風船はなんなの!?」

翠星石「そいつは私や真紅の忠実な下僕ですぅ!」

真紅「水銀燈でもない……蒼星石は考えにくいし、だとすると金……!?」

JUM「だからさあ」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「……何か面倒になってきたから今日のところは引き上げるわ」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「ふわふわがまた遊んで欲しいっていってるのよ」

翠星石「こんな奴につきあうことないですよフワフワ」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「だ、だれがこんな風船に……」

30: 2009/01/18(日) 10:12:15.01 ID:1UqmV/E+0
フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「…………」

JUM「…………」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「……わ、私の下僕になるなら考えてあげるわよぉ?」

翠星石「フワフワはお前なんかに媚を売らないですぅ!」

水銀燈「私の所に来ればこんなとこよりもいい扱いをしてあげるわ」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「ふわふわが困ってるみたいなのー」

32: 2009/01/18(日) 10:17:35.43 ID:1UqmV/E+0
翠星石「騙されるんじゃないですよフワフワ! こいつは悪魔ですぅ、絶対コキ使われるに決まってるですぅ!」

水銀燈「むしろこっちの方がコキ使われそうじゃなぁい? 主に紅いのに」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「煎餅食うか? 風船」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「カラーリング的にも私の所にくるのが一番だと思うわぁ」

翠星石「なにミョーチキリンなことほざいてるですか! フワフワは渡さないですよ!」

雛苺「ふわふわはヒナたちのところにいるのー!」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「こいつら……」

JUM「あれ、真紅どこいった?」

35: 2009/01/18(日) 10:22:14.40 ID:1UqmV/E+0
真紅「まずは蒼星石を探るのだわ」

蒼星石「あ、真紅。どうしたんだい、中が騒がしいみたいだけれど」

真紅「噂をすれば影ね」

蒼星石「……?」

真紅「蒼星石、頭に雲をのっけた紫色の風船に心当たりはあるかしら」

蒼星石「? ……よく分からないな」

真紅「……流石に蒼星石は違うわよね」

蒼星石「あの、真紅、さっきから何の話を……?」

真紅「私はどこかに渦巻く陰謀に立ち向かわなければならないのだわ」

蒼星石「いん……ぼう……?」

プリン「ぷりりりり」

真紅「!? また風船!?」

39: 2009/01/18(日) 10:26:08.13 ID:1UqmV/E+0
蒼星石「あ、ダメだよ。いきなり出たら真紅達がびっくりするって言ったじゃないか」

プリン「ぷりりりり」

真紅「……まさかあなたが真犯人だったなんて」

蒼星石「え……? 真犯人って?」

プリン「ぷりりりり」

真紅「あなたがあの紫色の風船を仕掛けて私の秘密を暴こうとしたということだわ」

蒼星石「いや、何を言ってるのかさっぱり分からないんだけど」

プリン「ぷりりりり」

真紅「あの風船みたいにふわふわ浮いてるそれを吊れてるのが何よりの証拠なのだわ」

蒼星石「よくわからないけど、この子は風船じゃないよ」

プリン「ぷりりりり」

40: 2009/01/18(日) 10:30:04.83 ID:1UqmV/E+0
真紅「……でも、ふわふわ浮いてるじゃない」

蒼星石「まあそうだけど……でも身体はあったかいし、ご飯も食べるんだよ」

プリン「ぷりりりり」

真紅「本当かしら……」

蒼星石「お爺さんが拾ってきたんだけど、何だか懐かれてちゃってね。それで真紅達が何か知らないかなって思

ったんだ」

プリン「ぷりりりり」

真紅「それじゃあ、あなたも何も知らないのね」

蒼星石「うん。もしかしたら真紅の言ってる風船もこの子と関係があるかもしれないから、
引き合わせてみようか?」

プリン「ぷりりりり」

蒼星石「……ってあれ、真紅?」

43: 2009/01/18(日) 10:34:25.20 ID:1UqmV/E+0
真紅「蒼星石にまでスパイを送って……犯人は何が目的なのかしら」

真紅「次の容疑者は金……なのだわ」

真紅「私がくんくんに代わって、この事件を解決して見せるのだわ!」



翠星石「蒼星石のところにも来てたんですか……」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「なかよしこよしなのー」

JUM「(増えた……)」

蒼星石「三人とも何も知らなかったんだね……いったいこの子達は何なんだろう?」

翠星石「確かに気になるですぅ。まさか真紅が言ってるみたいにスパイってことはないでしょうけど……」

蒼星石「ああ、それで真紅は変だったんだ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

46: 2009/01/18(日) 10:39:12.32 ID:1UqmV/E+0
翠星石「真紅に会ったんですか?」

JUM「あいつ、外に出てったのか」

蒼星石「うん。真犯人がどうとかって。この子を紹介してたらどっかに行っちゃった」

翠星石「真紅もいい加減フワフワを信じてやるべきですぅ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

雛苺「ふわふわ、何だか寂しそうなの」

翠星石「あんなに冷たくされても気にかかるんですね……」

JUM「インプリなんとか……だっけ?」

蒼星石「ところでさっき騒がしかったのは……」

翠星石「ああ、実はさっき水銀燈が」

水銀燈「呼んだかしらぁ?」

ムウマ「キューッ」

JUM「げえっまた増えた!」

49: 2009/01/18(日) 10:43:29.93 ID:1UqmV/E+0
翠星石「水銀燈!? その目つきの悪いヤツは……」

水銀燈「私も下僕を見つけたわぁ。どうやら私のことを崇拝しているみたいよぉ」

蒼星石「水銀燈まで……」

水銀燈「なんだか夢魔みたいでしょう? だからそう名づけることにしたわぁ」

蒼星石「そういえば僕、まだ名前つけてなかったっけ……」

雛苺「ヒナも欲しいのー!」

水銀燈「あなた達のとこにはあの引っかかるしか脳のなさそうな風船がいるじゃなぁい」

翠星石「あれだけ欲しがってたくせに随分な言い方ですぅ」

水銀燈「べ、別に欲しがってなんかないわよぉ? どっちにしろ私にはもうこの子がいるしねぇ」

ムウマ「キューッ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

52: 2009/01/18(日) 10:47:54.74 ID:1UqmV/E+0
雛苺「ふわふわは真紅にいちばんなついてるから……」

翠星石「でもその肝心の真紅はフワフワのことをスパイとか疑ってるですぅ」

水銀燈「折角だからあなた達の下僕も頂いちゃおうかしらぁ?」

蒼星石「……何をするつもりだい?」

水銀燈「うふふ……さあ夢魔、そこの二匹を私の下僕になるように洗脳……」

ムウマ「キューッ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

蒼星石「三匹で遊んでるね」

翠星石「ものすごいうちとけてるですぅ」

雛苺「ヒナも混ざるー!」

水銀燈「ちょ、何なごやかな雰囲気になってるのよぉ!」

53: 2009/01/18(日) 10:52:01.19 ID:1UqmV/E+0
ムウマ「キューッ」

水銀燈「て、手をひっぱるんじゃないわよ」

雛苺「水銀燈も一緒に遊ぶのー!」

水銀燈「だから私は……!」

ムウマ「キューッ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

水銀燈「…………」

ムウマ「キューッ」

翠星石「何やってるですか水銀燈」

水銀燈「ふ、ふん……二匹とも私の下僕になるよう洗脳するだけよ」

蒼星石「水銀燈……」

翠星石「そうはさせねーですよ!」

JUM「昼飯にするか」

54: 2009/01/18(日) 10:56:23.60 ID:1UqmV/E+0
金糸雀「さあ、早速桜田家に潜入するのかしら」

真紅「金糸雀?」

金糸雀「はっ!? 真紅に見つかったのかしら! 潜入前に潜入作戦失敗なのかしら!」

真紅「ということは……やはりあなたが犯人なのね」

金糸雀「うぐぐ……バレてしまっては仕方ないのかしら……」

真紅「ようやく事件解決なのだわ。さ、今なら許してあげるからあの風船をしまいなさい」

金糸雀「風船? 何を言ってるのかしら?」

真紅「この期に及んでとぼける気?」

金糸雀「そんなこと言われても、カナはちょっと桜田家にスネークしようとしただけなのかしら!
ダンボールさえ装備すれば確実に誰にもバレないってみっちゃんの保障もついてたのかしら……」

真紅「それで、あの風船で私のプライベートを盗撮しようと目論んだのね!」

金糸雀「だから風船なんて知らないかしらー! 大体真紅を盗撮したってなんの得にもならないかしら!」

真紅「……じゃあ、本当に知らないっていうの? 貴女まで?」

56: 2009/01/18(日) 11:00:46.84 ID:1UqmV/E+0

金糸雀「知らないも何も、さっきから何の話をしてるのか分からないのかしら」

真紅「くっ……じゃあ真犯人は誰だと言うの!?」

金糸雀「って勝手に一人で話を進めないで欲しいのかしらー!?」



金糸雀「……行ってしまったのかしら……しかしこれは何やら興味深いのかしら。
ようし、次こそは絶対にバレないで潜入するのかしら!」ガバッ

ロトム「ピーッ!」

金糸雀「早速バレたのかしらー!!」

ロトム「ピーッ!」

金糸雀「……って、これ、何なのかしら? 人工精霊じゃないし……」

ロトム「ピーッ!」

金糸雀「そういえば何となく風船に似てるような気も……真紅が言ってたのはこれのことなのかしら?」

ロトム「ピーッ!」

57: 2009/01/18(日) 11:05:08.46 ID:1UqmV/E+0
金糸雀「むむむ……何となく言ってることが読めてきた気がするのかしら!
多分あなたはこのカナの助手となり潜入任務を手伝ってくれるのね?」

ロトム「ピーッ!」

金糸雀「こうなったら百人力なのかしら! あなたとカナで力を合わせ桜田家にいざ、出じ……」

ロトム「ピーッ!!!」

金糸雀「? どうかしたのかしら?」

???「グギュグバァ!!」

金糸雀「…………」

ロトム「…………」

金糸雀「ありえん」

58: 2009/01/18(日) 11:08:47.81 ID:1UqmV/E+0
雛苺「やったのー! かったのー! 第三部完なのよー!」

翠星石「イ~ッヒッヒッヒ、水銀燈! これでもうてめーは詰んだですよ!」

水銀燈「何よ、いきなりいなくなったと思ったら」

ムウマ「キューッ」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

翠星石「くっふふぅ、これを見るですぅ」

蒼星石「(今なんかデジャヴが……)」

ゴース「ギャース」

JUM「うげ」

61: 2009/01/18(日) 11:12:12.54 ID:1UqmV/E+0
水銀燈「な、あんたのとこにまで……」

雛苺「ヒナにもいるのよ!」

ドガース「ドッドッドガース」

JUM「おい、ドールの数だけ増えるつもりか」

水銀燈「くっ……たかがザコが増えたぐらいでいい気にならないことねぇ」

ドガース「ドドッガドッ」

ゴース「ギャース」

水銀燈「…………」

水銀燈「まあ、でも今なら私の所に来れるわよぉ?」

翠星石「何人のペットをかっぱらおうとしてるですか!」

JUM「あの二匹、欲しくなるか?」

62: 2009/01/18(日) 11:16:21.00 ID:1UqmV/E+0
ムウマ「キューッ」

水銀燈「あ、大丈夫よぉ、もちろん私にとっての一番は貴方だもの」

蒼星石「順調に毒されてるね」

プリン「ぷりりりり」

フワンテ「ぷわわー」

ドガース「ドッドッドガース」

ゴース「ギャース」

ムウマ「キューッ」

JUM「うっせぇ……」

雛苺「それじゃ、真紅が戻ったらみんなで遊ぶのー!」

ドガース「ドドッガドッ」

65: 2009/01/18(日) 11:20:11.85 ID:1UqmV/E+0
翠星石「ターマタマタマタマ! それは名案ですぅ!」

ゴース「ギャース」

蒼星石「(今の笑い声、何故かすごいマッチしてた気が……) そういうことなら僕達も付き合うよ」

プリン「ぷりりりり」

水銀燈「ふ、ふん……いずれ他の四匹も私の下僕にしてあげるわぁ」

ムウマ「キューッ」

JUM「げ、10巻じゃなくてスピンオフ2巻出たのかよ」

フワンテ「…………?」

フワンテ「ぷわわー」

JUM「お、おい、それ僕の本だぞ!」

翠星石「フワフワ! 真紅がいないからっていたずらしちゃダメですぅ!」

水銀燈「やっぱり不人気の下僕は躾がなってないわねぇ」

67: 2009/01/18(日) 11:25:02.65 ID:1UqmV/E+0
蒼星石「いや、待って……もしかして、どこかに連れて行こうとしてるんじゃないか?」

翠星石「冥界ですか!?」

JUM「なんでやねん」

プリン「ぷりりりり!」

ドガース「ドッドッドガース!」

ゴース「ギャース!」

ムウマ「キューッ!」

雛苺「みんなどうしたの……?」

水銀燈「あ、ちょっと! 待ちなさいよぉ!」

翠星石「皆してどこ行くですか!?」

蒼星石「追いかけよう!」


JUM「……留守番しよ」

69: 2009/01/18(日) 11:29:08.95 ID:1UqmV/E+0
真紅「結局収穫はなかったのだわ……これでは探偵失格なのだわ」

真紅「……? あれはカナ……ブン?」

金糸雀「かな……りあ……かしら……」

真紅「!! ボロボロなのだわ……一体何があったの!?」

ロトム「ピィ……」

真紅「これは……」

金糸雀「それはカナの……助手なのかしら……」

真紅「じゃあやっぱり」

金糸雀「盗撮とかはしてないのかしら……会ったのもついさっきなのかしら……」

真紅「それで、何がおきたの?」

70: 2009/01/18(日) 11:33:46.46 ID:1UqmV/E+0

金糸雀「なんか……おっきいのが出てきて……光線とか飛ばして……かたづけられたかしら……」

真紅「そいつにやられたの……」

真紅「ついに……黒幕のおでましってわけなのね!」

真紅「がぜん燃えてきたわ!!」


金糸雀「……放置されたのかしら」

ロトム「ピィ……」

金糸雀「っていうか、カナの出番、これだけ……?」

ロトム「ピィ……」


71: 2009/01/18(日) 11:36:53.82 ID:1UqmV/E+0
プリン「ぷりりりり!」

ドガース「ドドッガドッ!」

ゴース「ギャース!」

ムウマ「キューッ!」

真紅「これは敵軍の雑兵!?」

翠星石「まだやってたですか!」

雛苺「みんなともだちなのよー!」

水銀燈「ちょっと真紅! 私の下僕に手出したらただじゃおかないわよぉ!」

蒼星石「水銀燈……」

フワンテ「ぷわわー!!」

真紅「出たわね……」

72: 2009/01/18(日) 11:40:38.18 ID:1UqmV/E+0
真紅「誰もが犯人ではない、ということは……」

翠星石「わかってくれたですか、真紅……」

真紅「お前が真犯人なのだわ!」

フワンテ「ぷわわー!?」

蒼星石「Ω ΩΩ」

真紅「周りにいる連中もそう……手下を利用して、私達を洗脳しようとしてたのね」

蒼星石「確かに洗脳されるとは言えなくもないかも……(チラ)」

水銀燈「妙ないいがかりはよしなさぁい! この子がそんなことするわけないわよぉ!」

ムウマ「キューッ!」

翠星石「もはや病的ですぅ」

74: 2009/01/18(日) 11:44:56.66 ID:1UqmV/E+0
雛苺「真紅、ふわふわもこのどくろも……悪い子じゃないのよ!」

ドガース「ドッドッドガース!」

真紅「戯言を!」

蒼星石「どこのボスキャラ?」

真紅「さあ、年貢のおさめどきなのだわ!」

フワンテ「ぷわわー……」

翠星石「…………!」

バチンッ

真紅「なっ……」

雛苺「にっ……」

水銀燈「ぬっ……」

蒼星石「人数足りないよ」

翠星石「いい加減にするですっ、真紅!!」

76: 2009/01/18(日) 11:48:11.39 ID:1UqmV/E+0
翠星石「どこをどう見たらこいつがそんな邪悪なヤローに見えるですか!」

真紅「…………っ」

翠星石「今までのこいつのことを思い出してみやがれですぅ!
どうみても一途に真紅に懐いてただけじゃねぇですか!」

真紅「翠星石……」

水銀燈「ねっ」

雛苺「のっ」

蒼星石「継がなくていいから」

翠星石「いい加減目を覚ますですよ! こいつらは全然悪いやつなんかじゃないですぅ!
根拠は翠星石の冴え渡るカンが言ってるですぅ!!」

真紅「……じゃあ、一体だれがカナブンを頃したって言うの!?」

翠星石「!?」

影の声「氏んでないかしら」

77: 2009/01/18(日) 11:52:15.67 ID:1UqmV/E+0
翠星石「それは……一体どういうことですか?」

真紅「さっきそこでカナダライに会ったのよ。大きい何かに殺られたと言ってたわ」

蒼星石「氏人が口を?」

翠星石「大きい何か……ってことはやっぱりあいつじゃないですよ」

真紅「!!! 盲点だったわ!」

蒼星石「ちょwwwwwwおまwwwwwwwwwwww」

プリン「ギュッギュウwwwwwwwww」

雛苺「あれ……この子がみどりいろのトカゲに見えた気がしたの……」

翠星石「じゃあ、カンタベリを殺ったのは……」

蒼星石「蟲から盥を経て物語になってる……」

???「グギュグバァ!!!」

79: 2009/01/18(日) 11:57:43.71 ID:1UqmV/E+0
蒼星石「もはや地下墓地?」

ドガース「ドッドッドガースドドッガドッ!!!」

プリン「ぷりりりりッ!!!」

翠星石「こいつらが騒いでるですぅ!」

蒼星石「あ、あれは……」

真紅「知っているの蒼電!?」

蒼星石「いや知らないけど……っていうか蒼電って何?」

ディアルガ「グギュグバァ!!」

ムウマ「キューッ!!!」

水銀燈「くっ……これがタルコンガを始末したヤツっていうのぉ?」

蒼星石「もう原型止めてない……」

82: 2009/01/18(日) 12:00:15.79 ID:1UqmV/E+0
雛苺「お、おっきすぎなの」

翠星石「ジンバブエドルも目じゃねえです……」

真紅「ええ、シュトレーゼマンを呼ばなくてはならないわね……」

蒼星石「微妙にごっちゃになってる上に意味が分からない」

ディアルガ「グギュグバァ!!!」

翠星石「! 水銀燈を狙ってるですぅ!」

水銀燈「ひゅい!?」

蒼星石「危ない!!」

ムウマ「キューーーーッ!!!」

水銀燈「ッ!! や、やめなさぁい!!」

84: 2009/01/18(日) 12:04:04.96 ID:1UqmV/E+0
そういやまた>>79の冒頭にこれコピペミスった
>真紅「! カタコンペを殺ったヤツなのだわ!」


ディアルガ「グギュグバァ!!!」

ムウマ「きゅいいいいいい………」

翠星石「水銀燈の下僕が……」

雛苺「ひ、ひどいの……」

水銀燈「…………」

真紅「水銀燈……?」

水銀燈「くっくくくくくひっひひひひひひひひひひひゃっひゃひゃっはっはは
ははーっははっはっはっはっはっはっはッ!!」

真紅「ひゃお!?」

水銀燈「頃す!! このデカブツ、ぶち頃してあげるわぁあぁぁぁぁ!!」

ディアルガ「グギュグバァ!!!」 

水銀燈「あっ」

プチッ

蒼星石「水銀燈ーーーーーーーー!!?」

87: 2009/01/18(日) 12:08:40.16 ID:1UqmV/E+0
翠星石「て、てめえ……やりすぎですよ!!」

ゴース「ギャーーーーース!!!」

翠星石「やめるです、お前じゃ荷が重すぎるです!!」

蒼星石「でも、水銀燈を一撃で倒したあいつに僕らが勝てるのか……」

プリン「ぷきゅーーーい!!!」

ドガース「ドッ!ドッ!ドガース!ドドッ!ガドッ!!!」

雛苺「みんなぁ……」

翠星石「水銀燈と下僕がやられたのに怒ってるんですね」

フワンテ「ぷわわーーーーーーーーー!!!」

真紅「……貴方も、なのね」

89: 2009/01/18(日) 12:12:34.65 ID:1UqmV/E+0

ゴース「ギャーーーーース!!!」

プリン「ぷきゅーーーい!!!」

ドガース「ドッ!ドッ!ドガース!ドドッ!ガドッ!!!」

翠星石「まっ、行っちゃだめですぅ!」

ディアルガ「グギュグバァ!!!」

蒼星石「でかいのが光って……!!」

雛苺「……みんなどこいったの……!?」

翠星石「そんな……全員やられたですか!!?」

真紅「……っ!」

フワンテ「ぷわわー!!!」

翠星石&雛苺「「ふわふわ!!」」

92: 2009/01/18(日) 12:16:58.59 ID:1UqmV/E+0
フワンテ「ぷわわー……!!」

蒼星石「でも、ボロボロじゃないか!」

真紅「下がりなさい……お前の出る幕じゃないわ」

フワンテ「ぷわわー……!!」

翠星石「それでも……それでも真紅を守りたいんだと言ってる気がするですぅ」

真紅「どうして、そこまで……」

雛苺「一目ぼれなの?」

蒼星石「いやそれはちょっと」

ディアルガ「グギュグバァ!!!」

真紅「あいつを狙ってるのだわ……!」

フワンテ「ぷわわー……!!」

94: 2009/01/18(日) 12:20:18.39 ID:1UqmV/E+0
真紅「無理よ、逃げなさい! お前じゃ敵わないのだわ!」

ディアルガ「グギュグバァ!!!」

フワンテ「ぷわわー……!!」

真紅「……ふわ……ふわ……!!」

蒼星石「……消えた!?」

真紅「ま、まさか……」

翠星石「……あれを見るですぅ!!」

フワライド「ぼわぼわぼわぼわー!!!」

真紅「あれは!?」

翠星石「ふ、フワフワが気球になったですぅ!」

96: 2009/01/18(日) 12:24:11.81 ID:1UqmV/E+0
フワライド「ぼわぼわぼわぼわー!!!」

蒼星石「あれは……風?」

ディアルガ「グ……ザザー……グバ……ザ……」

翠星石「でかいのが消えたですぅ!」

蒼星石「いや、あれを見て!」

ゲンガー「んがーっ!?」

真紅「あれは一体……」

蒼星石「(ペケポーン)分かったぞ! あの黒いのが、幻影なりなんなりであの大きいのを作ってたんだ!」

翠星石「じゃあ、水銀燈は……」

水銀燈「くぅ……くぅ……」

雛苺「おねんねなのー」

蒼星石「(寝息……)」

97: 2009/01/18(日) 12:28:15.55 ID:1UqmV/E+0
真紅「起きなさい水銀燈!」バチバチバチバチ

翠星石「ゲェ~~! あれは伝説のおうふくビンタ!」

蒼星石「なんでキン肉?」

水銀燈「な、何するのよぉ! ……あれ、私はあのデカブツに潰されたような」

真紅「夢なのだわ」

水銀燈「何だ夢なのね」

蒼星石「納得するんだ」

水銀燈「そ、そうだわ! あの子は……」

真紅「そういえば、水銀燈はいたけど他のが……」

99: 2009/01/18(日) 12:33:47.75 ID:1UqmV/E+0
ゲンガー「ハハッワロス」

翠星石「お、お腹なでてやがるですぅ!?」

蒼星石「まさか……それじゃあ……」

ゲンガー「メシウマ状態!!!」

水銀燈「やっぱ頃すわぁぁぁ!!! 頃す、頃してやるぅぅぅぅぅ!!!」

ゲンガー「んがーっ!!」

水銀燈「くぅ……くぅ……」

翠星石「あっさり眠らされてるんじゃねえです!」

100: 2009/01/18(日) 12:36:50.12 ID:1UqmV/E+0
フワライド「ぼわぼわぼわぼわー!!!」

ゲンガー「んがーっ……!」

真紅「あの気球の風が効いてるのだわ」

ゲンガー「んがーっ!!」

フワライド「ぼわぼわ……!」

翠星石「あのヘンテコも一筋縄ではいかないですぅ……!」

蒼星石「実力は互角ってわけか……」

水銀燈「むにゃむにゃ」

雛苺「つんつん」

ゲンガー「んがーっ!!」 ドガーン

水銀燈「むにゃ……きゃぁぁっ!?」

蒼星石「うわっ!! こ、攻撃は本物だったのか……!」

102: 2009/01/18(日) 12:40:34.44 ID:1UqmV/E+0

翠星石「なんて威力ですぅ……」

真紅「私達にあたったらたたじゃすまないわね……」

水銀燈「何!? 何がおこったの!?」

ゲンガー「んがーっ」

水銀燈「むにゃむにゃ」

蒼星石「……」


ゲンガー「ギ口リ」

雛苺「顔が怖いの……」

真紅「こ、こっち見るななのだわ!」

フワライド「!!!」

105: 2009/01/18(日) 12:44:22.00 ID:1UqmV/E+0

ゲンガー「んがーっ!!!」

フワライド「ぼわぼわーっ!!!」

真紅「またぶつかり合った……」

フワライド「!!!」

ゲンガー「いいぞベイベー!」

翠星石「ふぇ、フェイントですぅ!?」

フワライド「ぼわーーっ!」

真紅「ああっ……!」

ゲンガー「他人の不幸がおもしろい!」

107: 2009/01/18(日) 12:48:16.29 ID:1UqmV/E+0


フワライド「……ぼわーーーっ!!」

蒼星石「また立ち上がった……!」

ゲンガー「ヘナップ」

真紅「ふわふわ……」

翠星石「でも、もう殆どボロボロですぅ……」

ゲンガー「んがーーーーっ!!!」

フワライド「!!!」

真紅「や、やめなさい!! やめてっ!!」


JUM(室内)「外うるせえ……」

108: 2009/01/18(日) 12:52:35.57 ID:1UqmV/E+0
フワライド「ぼわっ……」

真紅「そんな……」

ゲンガー「フヒヒヒ!」

フワライド「ニッ」

ゲンガー「んが?」

フワライド「ぼわっ!!!」


   ゆ  う  ば  く  



ゲンガー「ぬわーーーーーっ!!!」


真紅「ふわふわぁぁぁ!!」

109: 2009/01/18(日) 12:56:31.17 ID:1UqmV/E+0

蒼星石「……消えた……本当に二匹ともいない」

翠星石「……あのヘンテコは倒せたんですか?」

蒼星石「おそらく……でも、気球君も今の爆発で……」

真紅「こんなになるまで、戦うことなかったのよ……!」

真紅「全く……馬鹿な気体だわ……!」

雛苺「真紅……」

水銀燈「むにゃむにゃ」

111: 2009/01/18(日) 13:00:34.26 ID:1UqmV/E+0
ゲンガー「あべし」

水銀燈「きゅうっ」

蒼星石「あ、あいつが降ってきた!?」

真紅「そんな……あの子があそこまでしたのに!」

ゲンガー「…………」

翠星石「でもこいつもボロボロですぅ……」

蒼星石「そういえばさっきより小さくなってるような……」

雛苺「ふわふわにかかっておしおきするの!!」

ゲンガー「……サーセンwwwww」

翠星石「げ、逃げやがったですぅ!」

113: 2009/01/18(日) 13:04:22.81 ID:1UqmV/E+0
雛苺「あ、まだ何か降ってくるの」

ドガース「ドッドッドガースドドッガドッ!」

ゴース「ギャース!」

プリン「ぷりりりり!」

蒼星石「みんな!」

翠星石「あいつが吐き出したんですね!」

水銀燈「うぅ……眠りすぎて頭が痛いわぁ……」

ムウマ「キューッ!」

水銀燈「……」

水銀燈「夢魔ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ギュウウウウ

ムウマ「ギュ………」

蒼星石「顔面蒼白! 窒息! 氏ぬ!」

114: 2009/01/18(日) 13:08:39.33 ID:1UqmV/E+0
雛苺「あっ!!!」

フワライド「ぼわ~」

翠星石「ふ……フワフワですぅ!」

雛苺「わぁぁーい! 生きてたのー!!」

蒼星石「でもボロボロだ……自爆までしたからね。早く手当てをしないと」

真紅「私がやるのだわ」

フワライド「ぼわ~」

真紅「ふわふわ……今までごめんなさい」

真紅「……許してくれないかもしれないけれど、せめて貴方の治療だけでもしたいの」

真紅「これでに贖罪しようってわけじゃないけれど……」

フワライド「ぼわ~♪」

真紅「!?」

117: 2009/01/18(日) 13:12:11.82 ID:1UqmV/E+0
真紅「…………」

蒼星石「たぶん、真紅と仲良くできるようになっただけで嬉しいんだね」

真紅「そうなの?」

フワライド「ぼわ~♪」(コクコク)

真紅「もう……」

真紅「……本当に馬鹿なのね……貴方ったら」

フワライド「ぼわ~♪」

雛苺「いっけんらくちゃくなのー!」


水銀燈「もう離さないわ!! 私の愛娘!!」ムギュウウウ

ムウマ「(きぜつ)」

JUM(出てきた)「なんだこれ」

120: 2009/01/18(日) 13:15:24.17 ID:1UqmV/E+0
金糸雀「みんなカナのこと、きれいさっぱり忘れてるのかしら……」

ロトム「ピーッ……」

金糸雀「でも……最後に出番があって……よかったかしら……」

ロトム「ピーッ……」

雪華綺晶「本当に出番が無いのは……私……」

金糸雀「ほわぁ!?」

雪華綺晶「おし……おき……」

金糸雀「何でカナなのかしらー!?」

121: 2009/01/18(日) 13:18:41.23 ID:1UqmV/E+0

雪華綺晶「やりなさい……」

ミュウ「御意」

金糸雀「ちょ、待っあqwせdrftgyふじこlp@」

ロトム「ティウンティウンティウン」

ゲンガー「めでてぇwwwwwwwwwwww」




薔薇水晶「私達が出なかったのは、作者の把握不足……」

ロゼリア「THE ENDォォォォォォォ!!」

127: 2009/01/18(日) 13:21:58.47 ID:AytRK1rFO
乙!

引用: 真紅「風船が窓から入り込んできたのだわ」