420: 2013/01/16(水) 03:55:45.99 ID:17shcohY0


最初から:モバP「あー、今年も帰省楽しかったなー。早く帰って仕事しなきゃ」

前回:ちひろ「意識不明重体ドッキリ!」モバP「双葉杏編」

ちひろ「さてPさん、次はどの子にしましょうか」

P「俺はもう素直に事務所で謝りたいんですが…」

ちひろ「うーん、では逆に一切連絡してこなかった子ってのはどうでしょう」

P「送るのは変わらないんですね」

ちひろ「もちろんです!それではメール送信!」

          【宛先:佐久間まゆ
           件名:プロデューサーさんが
           本文:まゆちゃんの名前をうわ言で呼んでるの
               ○×病院に来て                 】

P「…ちょっと待ってください、今誰に送りました?」

ちひろ「誰って、まゆちゃんですよ。あれだけPさんを慕ってて連絡してこないってのも不思議ですよね」

P「ちひろさん…それは連絡しなかったんではなく、連絡する必要が無かったんだと思います…」

ちひろ「…どういうことですか?あ、返事きましたよ」
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422: 2013/01/16(水) 04:05:03.39 ID:17shcohY0
          【送り主:佐久間 まゆ
           件名:Re:プロデューサーさんが
           本文:すぐに着きます               】

ちひろ「すぐにってことは私は外で待ってた方が良さそうですね。流れは今までと同じでいいですよね」

P「あ、ちひろさん…出て行ってしまった…まゆは本格的にまずい匂いがするぞ…」

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ちひろ「あ、まゆちゃん!本当に早かったわね」

まゆ「うふふ、Pさんがまゆを呼んでくれたんですよ…駆けつけるのは当然です」

ちひろ「そのPさんのことなんだけど…」

まゆ「大丈夫ですよちひろさん…まゆはぜぇんぶ知ってますから…」

ちひろ「え?」

まゆ「それと…そこに隠してある板……邪魔したらどうなっても知りませんよぉ…」

ちひろ「……」

まゆ「…そうですね…うふふ、沈黙が一番賢い選択です…それではまゆはPさんと会いますので帰ってもらって結構ですよ」

430: 2013/01/16(水) 04:14:50.97 ID:17shcohY0
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ガチャ、バタン、カチャリ

まゆ「Pさん…うふふ、お久しぶりですね」

P(まゆが来たか…とりあえずはいつも通りだけど)

まゆ「まゆ、Pさんが怪我したって聞いてすごく心配したんですよ」

まゆ「寝ても覚めてもPさんのことばかり…」

まゆ「でも安心してくださいね…お仕事はしっかりしてますから」

まゆ「Pさんがまゆのために取ってくれたお仕事…失敗させるわけにはいきませんからね」

                     pipipi!

P(ん?今回は合図が早いな……)

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ちひろ(Pさん、まゆちゃんはまずいです!早くドッキリだとばらさないと!)
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435: 2013/01/16(水) 04:29:31.79 ID:17shcohY0
P「ま…まゆ…」

まゆ「…Pさん…意識が無いのにまゆのこと呼んでくださるんですね…うふふ、うれしい」

まゆ「…でも駄目ですよPさん…まゆに嘘ついちゃ…」

まゆ「本当は起きてるって…まゆ…知ってるんですよぉ」

P(…バレてるってことか…?いや、まだちひろさんの指示を待つべきだよな…)

まゆ「うふふ…まだ続けるんですか?いいですよ…まゆはPさんが望むなら…」

まゆ「でも…その前に…」カチカチ

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          【送り主:佐久間 まゆ
           件名:Re:プロデューサーさんが
           本文:これ以上邪魔をするのならまゆは許しませんよ♪   】

ちひろ「……ごめんなさい…Pさん…」

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まゆ「…もう大丈夫ですよ…Pさん…邪魔は入りませんから…うふふ」

まゆ「起きてるのに返事をしないってことは…まゆに全てを任せてくれたってことですよね?」

441: 2013/01/16(水) 04:42:19.79 ID:17shcohY0
まゆ「いいですよぉ…まゆはPさんが大好きですから…」

まゆ「目を覚まさなくても…動かなくても…まゆにはPさんの声が聞こえますから…うふふ」

P(ちひろさん…まだですか…)

まゆ「まずはPさんとまゆの家に行きましょう…」

まゆ「大丈夫ですよ…Pさんにはどこも怪我なんてしてませんから…」

まゆ「そうしたらずっと二人でくらすんですよ…」

まゆ「まゆはPさんがいれば他に何もいりませんからね…」

まゆ「Pさんが目を覚まさないなら…まゆもずぅっと横にいます…」

まゆ「ご飯も娯楽も何もいりません…Pさんとまゆは二人で眠り続けるんです…」

まゆ「もちろん他の女の子にも会いませんよ…Pさんはまゆだけを感じていればいいんです…」

まゆ「うふふ…楽しみですね…まゆとPさんの二人っきりの世界…うふふふふ…」

445: 2013/01/16(水) 04:52:16.50 ID:17shcohY0
P「…すまなかった…まゆ」

まゆ「あらPさん…うふふ…おはようございます…」

P「…なんで俺が起きてるって気づいてたんだ…?」

まゆ「Pさんの事ですから…まゆは全て知ってますよ♪」

P「はあ…まゆには勝てないな。ちょっと待っててくれ、ちひろさんを呼んでくるから」

まゆ「なんであの女を呼ぶ必要があるんですか…?」

P「一応ドッキリのネタバラシ担当だからな、廊下で待機してるはずだよ」

まゆ「必要ありません」

P「え?いや…そんなことは…」

まゆ「Pさんに必要なのはまゆだけですから…Pさんはもうまゆと二人っきりで過ごすんですよ…」

P「ちょ、ちょっと落ち着けまゆ…ちひろさん…ちひろさーん!」

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ちひろ「…Pさんが呼んでますね…まゆちゃんは怖いけど二人なら…」

ちひろ「えっ…鍵が閉まってる…?」
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447: 2013/01/16(水) 05:01:21.15 ID:17shcohY0
P「まゆ…そこをどくんだ」

まゆ「いやですよぉ…Pさん…まゆとPさんの未来はもう約束したじゃないですか…」

P「…さっきの話か…あれはまゆが一人で…」

まゆ「…おかしいですねぇ…Pさんからは何の反論も聞こえてきませんでしたけど…」

P「騙したのはすまなかった…でも…」

まゆ「まゆのPさんはそんなこと言いませんよ…」

P「…わかった…まゆ…その事は後でしっかり話そう。今は他にやらないといけないことが…」

まゆ「…うふふ…わかりました…でもPさん?まゆと一つだけ約束してください…」

P「…無理のない範囲で頼む…」

まゆ「簡単ですよ♪これからもまゆと一緒にいてくださいね…」ニッコリ

448: 2013/01/16(水) 05:06:26.82 ID:17shcohY0
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カチャリ

ちひろ「あ…Pさん!それと……まゆ…ちゃん」

まゆ「はい、まゆはまゆですよ」

P「…お騒がせしました、ちひろさん…」

ちひろ「いえ…構いませんよ…それよりも」

まゆ「それでは、まゆはお仕事に行きますね」

P「え?ちょっと…まゆ…」

まゆ「Pさんがお疲れなのは事実ですから…それよりも忘れないでくださいね?」

まゆ「離れてても…Pさんはまゆとずぅっと一緒ですから…」

451: 2013/01/16(水) 05:10:00.88 ID:17shcohY0
ちひろ「あの…すいませんでした、Pさん」

P「いえ、止められなかったのは俺も同じですから…」

P「それよりも、まだ続けるんですか?これ」

ちひろ「流石にもうまずい気がしますね…」


つづけてください


引用: モバP「あー、今年も帰省楽しかったなー。早く帰って仕事しなきゃ」