シレン「酒場ってここか」

コッパ「で、王様なんだって？」

シレン「仲間作れって」

シレン「お、スペックが張り出されてる」



ネラー(戦士)　HP32・MP0・力17
ビッパ(魔法使い)　HP18・MP15・力8
ニューソ(僧侶)　HP22・MP10・力11

シレンはHP15・力8




シレン「あっ、でも仲間っていつも足手まといなんだよな。倒されて敵のレベル上げるし！はじかれた盾とかいっつも消しちまうし！起こさんで良いモンスター起こすし！」

コッパ「………………つまり、ソロで行くのね」

コッパはツボを覗き込んだ！
コッパはタンスの引き出しを開けた！

シレン「何してるんだコッパ？」

コッパ「いや、なんか漁りたくなるんだ。シレンもやろうぜ」

シレン「ふむ」

シレンはタンスの引き出しを開けた！

シレン「おおっ！薬草があった！」

コッパ「おいシレン！こっちに宝箱なんか置いてあるぜ！」

シレン「よっしゃ俺が開ける！」

シレンは宝箱を開けた！
なんと！皮の鎧を手に入れた！

シレン「…は？」

コッパ「なに、コレ」

シレン「さあ？俺の価値観にはピーンと来んわ」

皮の鎧を捨てた

皮の鎧「(´;ω;｀)」

武器屋「こんぼう？80G(ゴールド)になりますが」

シレン「…」

※持ちきんは10000G(ギタン)

シレン「いや～、どうしよっかな。決めらんないや」

シレン「床に並べてじっくり見て良いですか？」

店主「武器が汚れるので、ちょっと…」

シレン「じゃあ、全部持ってみて良いですか？店出る時絶対お金払うんで」

武器屋「良い度胸してんなお前」

町の人「あんた、この先のダンジョンに行く気か？」

シレン「まあ、宝があるならな」

町の人「ある。だが、やめたほうが良い」

町の人「中は鏡張りの大迷路。コンパスはきかん」

町の人「で、トゲの床と動く床と、あと通路を大岩が転がってくる罠が…」

シレン「楽勝だ」






シレン「大部屋の巻物！」

コッパ「風来人ってさいてーだな！」

コッパ「次は何する？」

シレン「ダンジョンで色々手に入れたから、鑑定しなきゃな」

コッパ「鑑定ってどうするんだ？」

シレン「もちろんアレだ」

シレン「男識別！」

黒ずんだ盾は呪われていた！

シレン「男識別！」

茶色い草は脱法ハーブだった！
ちからが2ポイント下がった！

シレン「男識別！」

武器屋「ほう、ニセガネで買い物する気だったのか？良い覚悟してんな」

コッパ(それは男識別すんなよ！)

町の人「港町タイタニックタウンへようこそ！」

コッパ(縁起悪っ)

町の人「王様が船を用意してくれていますよ！さあ！」

シレン「…」←難破歴バツイチ





専属の船長「水の上を歩いてゆかれた？」

町の人「ええ……なので、もう待機の必要はありませんよ」

シレン「海で変なもん拾った」

コッパ「なんだろうな？これ」

※毒針です

コッパ「玉かんざしに似てるけど、やたら尖ってんな」

シレン「分かったアレだ」

シレン「指圧のココロは母ゴコロ……えいっ」ﾌﾟｽｯ

毒で力が1ポイント減った

コッパ「それ指圧じゃなくて針治療」

シレン「でもなんか指圧な感覚……」

大王イカ「GAAAAAAA」

シレン「本日のスルメ」

(ドラゴン草)ゴオッ！

海生ワニ「GYOOOOOOOOOOOO」

シレン「鞄にするぞ」

(真空切り)ザクザクッ　ザクッ

半魚人「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」

シレン「…」ｻｻｯ

半魚人「おい、なぜアイテムを隠す」

シレン「全身緑の水棲生物を見ると、なんとなく」

コッパ(それはトド的な意味でか？カッパ的な意味でか？)

宿屋「いらっしゃい。……大丈夫かい？」

シレン「氏ぬほど疲れてる……休まして」

コッパ(徒歩で海渡りゃ、こうなるよな)

シレン「朝食はおにぎりでｵﾅｼｬｽ……」

シレン「別の宿でパンってのを出されて、食って力が4は減ったんで……」





トルネコ「…いま、誰かがパンをディスったような……」ﾋﾟｰﾝ

ガツガツガツガツガツガツ！

シレン「うめーマジおにぎりうめー！」

コッパ「よく食うなあ……ちなみに何味なんだ？」

シレン「塩も良いんだけど、僕はオリーブオイル」

コッパ「舌か脳みそ腐ってんじゃないの？」

シレン「それか、舌が貧乏なのかも」

コッパ「ちょくちょく、オリーブより高級なブツ食べてるくせに」

シレン「『男』だからな」

町の人「あんた、この先のダンジョンに行く気か？」

町の人「やめたほうが良い。あそこは一部屋に一匹、屈強なモンスターが居る」

町の人「一番奥の部屋にお宝があるらしいが、突破できたヤツはいない…」

シレン「じゃ、裏口から行くか」

町の人「裏口なんかあると思うか!?」

シレン「無いものは作ればいい」

サトリのつるはしを装備した

コッパ「風来人ってさいてーだな！」

シレン「あっ」

ふとましいボス「誰だっ!?裏口を掘るとは卑怯な！」

ふとましいボス「俺様の壮大かつ美しいボディの、餌食になるがいい！」

シレン「脂肪にドーーーーーーーーーーーン！」

ボスは目が見えなくなった

ボス「ぐああぁぁ！こ、これは!?」

シレン「お前と違ってだな」

シレン「本当に壮大で美しいボディなやつが居るんだ。目潰しは、そいつの技を真似た」




(壮大に)ﾊﾞｲｰﾝ

お竜「いま、誰かに誉められた気がするわ」ﾊﾞｲｰﾝ

トルネコ「…ディスられた気がする……」ﾃﾞﾌﾞｰﾝ

シレン「で」

シレン「黒ずんだ剣があった」

コッパ「今度は男識別するなよ」





道具屋「ふむぅ……」

シレン「どうっすか？」

道具屋「こいつが金属で出来てるのか粘土で出来てるのか」

道具屋「それすら、私の鑑定じゃ分からんよ」

道具屋「もっとでかい町に行くんだな」

コッパ「オレらが行く先、たいがい過疎い村だもんな(禁句)」

シレン「オススメの町はあるか？」

道具屋「ここから北にある、芸術の都ガガシティを越えて」

コッパ(趣味悪っ)

道具屋「アシタノ城を東に」

コッパ(語呂悪っ)

道具屋「その先にある、巨大都市モバゲータウンが良いんじゃねえかな」

コッパ「(ツッコミ拒否)遠そうだな。2レスはかかりそうだ」

道具屋「行くなら、盗っ人や詐欺師に気をつけてな」

シレン「どっちも俺の方が上手だ」

コッパ「ベテランだもんな」

コッパ「今日は向かい風だな」

シレン「風来人として嫌だなー(クロン的な意味で)」

旅の魔法使い「やあ」

旅の魔法使い「魔法の練習中なんだけど、キミ、ガガシティまでひとっ飛びしてみない？」

旅の魔法使い「風の魔法でさ」

シレン＆コッパ「突　風　は　も　っ　と　嫌　!!」

旅の魔法使い「!?」

シレン「着きましたね」

コッパ「モバゲータウンですね」

町の人「ああ！また盗まれてるー！」

コッパ「確かに、でかい町は泥棒多いな」

コッパ「トドの盾装備しようぜっ……てまだ呪われた盾持ってんのか」

シレン「装備外しのワナもないしな。こんな時どうしたら良いか分からないの」

コッパ「氏ねば良いと思うよ(装備が消えるから)」

シレン「まず滞在費でも稼ぐか」

コッパ「はいはい(95割ぬすむ気だ)」

シレン「取りぃ出しましたは『タダの壺』」

シレン「これに露店の品をひっつかんで入れまぁす」

シレン「あら不思議！値札が取れてる！」

コッパ「オリアイテムは、作者出演と同じくらい痛いからやめようか」

コッパ(次回作あたりホントに出そうだけど)

店主「てか、返せよ」

町の人「黒ずんだ剣と盾か……うーん」

コッパ「仙台名物以外で、『黒ずんだ』って聞いた事はない？」

町の人「そう言えば、北の火山の火口近くに、黒ずんだ腕輪が落ちてるとか……」

シレン「ほう」

町の人「だが、一年に360日は噴火していて、近寄れないぞ！」

シレン「大丈夫、見えたら即引き寄せの杖ふるから！」

コッパ「さ・い・てー！　さ・い・てー！」

シレン「あれだな。腕輪が落ちてる」

引き寄せの杖を振った

シレン「らっくしょー♪」

「ご苦労だったな。人間」

シレン「あ？」

魔族「よく魔王様の剣・盾・腕輪を集めてくれた」

魔族「さぁ、魔王様の下へ献上に行こう」

シレン「なんで急に!?」

コッパ(みんな飽きてるから、さっさと終わらそうぜって事です)

魔王「良くきたな、勇者よ」

シレン「連れてこられました」

魔王「ほう。面白い格好をしておる」

コッパ「面白いだろ。1000回は遊べそうだろ？」

魔王「そうだな。献上の褒美にたっぷり遊んでやろう」

シレン「…って言っても、さっきから魔王の声だけがしてんだよな」

シレン「演出なんて捨ててかかってこいよ魔王！」

魔王「クックックッ」

シレン「おっ」

幼女魔王「クックックッ」

コッパ「定番ですね」

幼女魔王「この姿を見て、生きて帰った者はいない」

コッパ(萌え氏んだ？)

幼女魔王「さあ……剣　盾　腕輪をよこせぇっ！」

シレン「良いよ」

幼女「えっ」

幼女「…」ｷｮﾄﾞｷｮﾄﾞ

幼女「…いいのか？」

シレン「ずんだの盾とか引き取ってくれ」

コッパ「ずんだの盾言うな」

幼女「じゃあ……解呪！」

シレン「やれやれ、やーっと盾がとれた」

幼女「剣と腕輪も……良い？」

シレン「良いよ。……あー」

シレン「腕輪、この壺に入れて出せなくなったんだよな」

幼女「あっ私が出すから！お兄ちゃんはゆっくりしていろ！」

シレン(まったくお兄ちゃんじゃねえ)

コッパ「なあ、その壺って」ﾎﾞｿｯ

シレン「変化」

幼女「んぅ～。底が深いぃ……」

幼女「もっとこっちかな」

幼女「あっ」ｽﾎﾟｯ

シレン「討伐完了」

コッパ「お疲れ様でした」

シレン「長かったなー」

コッパ「そうか？」

シレン「疲れちった」

コッパ「もうちょっとだけ頑張れ。無理やりにでもあと三レスで完結すっから」

シレン「帰りてえ……」

コッパ(残業モードのテンションだ)

「おお！帰れるぞ！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

姫「ありがとうございます勇者様……ぽっ」

シレン「あんた誰」

兵士たち「ヒャッホー！ヒャッホー！」

シレン「お礼言えよ」

白骨「」
シレン「おい」
白骨「」
シレン「返事がねえ」
田中「あの……お名前を教えて下さい」
シレン「はいはいシレンでーす風来人でーす」

大魔王「にがさん……貴様だけは」
シレン＆コッパ「な、なんだってー」
大魔王「よくも腕輪を消滅させおったな」
大魔王「聖銀と対を成す魔鉄を集め、地上を闇でおおう儀式」
大魔王「それが……それが貴様のせいで！」
シレン「ずんだシリーズにそんな意味が！」
大魔王「おかけで日光に弱い純魔族は、地上を侵略できぬではないか！」
シレン「なるほど！日光に弱かったのか！じゃあたかとび草をくらえ！」ﾎﾟｲｯ
大魔王「な、なにをするっ!?」ばびゅんっ
大魔王「ここは……外？ひ、光が！ぐわああああ」
大魔王「一回攻撃されただけで氏んだぞおおおお」


大魔王は　滅んだ！

新米冒険者「酒場か……仲間つくれるかなぁ」

新米冒険者「どうも」

ルイーダ的な姉さん「いらっしゃーい」

新米冒険者「あの、これから旅に出ようかなって思ってですね、」

ルイーダ的な姉さん「ふふふ、壁見て」

新米冒険者「あ！張り出されてたのか！そうこれが見たかったんです！あはは」

新米冒険者「へー……変わった職業が流行ってるんだなあ？」


ネラー(風来人)　HP15・力8
ビッパ(風来人)　HP15・力8
ニューソ(風来人)　HP15・力8
田中(風来人)　HP15・力8

完！





冒険のりれき

なん回かダンジョンに挑んだ
なん回かダンジョンを突破した
トルネコを攻撃した
全てのずんだ装備を手に入れた
魔王を即氏させた
大魔王を即氏させた
一度も力尽きなかった
むしろ>>1が力尽きた
むしろ力1でクリアした
仲間なしでクリアした
なんだかんだで英雄になった
30レスで完結した

シェノサイドはー(´д`)？

>>60
読者に使いました

見てたぞ
おつ