雛苺「剣を出して火を飛ばしたの！」

真紅「……水銀燈と同じ力？」

｜　鬼柳「地縛神！Ccapac Apu！」　｜

真紅「あんなに大勢のミーディアムを吸い尽くすなんて……」

｜　テレビ「この番組は海馬コーポレーションの提供でお送りしました」　｜

ＪＵＭ「こんなアニメだったっけ？」

真紅「ＪＵＭ、私たちは今の番組を研究する必要があるのだわ。
　　　ＤＶＤを借りてきなさい」

～次の日～

ＪＵＭ「借りてきたぞ」
真紅「遊戯王……GX？」

｜ヨハン「僕は痛かった、悲しかった、苦しかった！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
｜　　　　だから十代にも同じ思いを味わってもらってるのさ。それが愛し合うってことだろう？」｜

ＪＵＭ「……かーど……げーむ？」

｜　実況「驚きました万丈目準反則です！これは永久追放でしょう！」　｜
｜　万丈目「ようやく……解放してもらえるのか……」　　　　　　　　　　　｜

ザザアー

ＪＵＭ「うう……うわああ……」

真紅「ジュンがダークネスに飲まれてしまったのだわ」

翠星石「あんなに水をやっては完全に腐っちまうです……」

雛苺「翠星石の如雨露そっくりなの！」

蒼星石「じゃあ次は遊戯王無印も見てみようか」

翠星石「流石翠星石の妹、気が効いてるですぅ」

｜　遊戯「じーちゃんいてきまーす」　｜

翠星石「す、凄まじいヒトデやろーです。これは虐められてもしかたねーです」

｜　遊戯「マインドクラッシュ！」　｜

雛苺「きのこさんのローザミスティカが砕け散ったの」

｜　バクラ「ヒャハハハハハ！」　｜

蒼星石「彼の作った人形が動いた！」

真紅「お父様と同じ……？」

｜　ペガサス「遊戯ボーイ、私と戦いたければ島での戦いに勝ち残るのデース」　｜

翠星石「変な喋り方のやろーです」

真紅「このルールはもしかして……」

蒼星石「……」

｜　ペガサス「魂の牢獄！」　｜
｜　海馬「モクバー！！」　　 ｜

雛苺「きのこさんまたローザミスティカ取られちゃったの」

真紅「相手のフィールドで戦うからだわ」

｜　海馬「二日後――この街はバトル・シティと化す！」　｜

真紅「また……もう間違いないわ」

蒼星石「アリスゲームだね」

真紅「お父様がおっしゃっていた別の方法とはこれのことだわ！」

ＪＵＭ「ええー」

ﾌﾟﾙﾙﾙ　ﾌﾟﾙﾙﾙ　ｶﾞﾁｬ

水銀燈「はいもしもし」

真紅「水銀燈」

水銀燈「真紅ぅ？」

真紅「遊戯王を見るのだわ」

ｶﾞﾁｬ　ﾂｰﾂｰﾂｰ

水銀燈「え？どういうことよぉ？真紅？真紅？」

～１ヵ月後～

真紅「決闘者諸君！今ここに決闘王を決めるためのバトルシティを開催するのだわ！」

水銀燈「決闘王になるのはこの私よぉ」

翠星石「ヒョーッヒョッヒョ優勝はこの翠星石ですぅ」

蒼星石「本気で行くよ翠星石」

雛苺「うゆー」

薔薇水晶「お父様のために……」

雪華綺晶「だァれが抜いたレアパック……？そォれはわたし……わたしなの……」

ふぅんふぅん「ふぅん」

ＪＵＭ「誰だお前」

真紅「ＪＵＭ！ふぅんふぅんに対してなんて口の聞き方を！」

雛苺「ふぅんふぅんはくんくんのスポンサーなのー」

蒼星石「ＫＣが開発した自動決闘人形だよ。真紅が懸賞で当てたんだ」

水銀燈「凄い技術だわぁ……ふぅんふぅんが動いてるだなんて……」

ＪＵＭ「……ふーん」

ふぅんふぅん「ふぅん」

真紅「では早速対戦者を決めるのだわ。磯野！」

ＪＵＭ「……」

ﾋﾟｼｯ

ＪＵＭ「あた！」

真紅「主人に呼ばれたら返事をしなさい」

ＪＵＭ「誰が磯野だ！」

真紅「まあいいわ。ＪＵＭ、アルティメットビンゴを動かしなさい」

ＪＵＭ「じゃあいくぞ」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
　　　　　　　　　ｺﾛﾝ
　　　　　　　　　　　　ｺﾛﾝ

ＪＵＭ「一回戦第一試合の相手は>>18と>>19だ」

翠星石「さっそく翠星石の出番ですか。まったくふぅんふぅんもついてないですねぇ。
　　　　　この最強のドールである翠星石と戦うことになるだなんて。
　　　　　今なら特別にサレンダーを認めてやっても」

ふぅんふぅん「ふぅんほざくな女」

翠星石「な！？」

ふぅんふぅん「貴様の実力がどれほどのものかは知らん。
　　　　　　　　だが真のデュエリストたるもの、挑まれたデュエルから逃げるなど天地が裂けてもあり得ん！！
　　　　　　　　磯野！試合開始の宣言をしろ！」

ＪＵＭ「デュ……決闘開始！」

翠星石「むかつくです！叩きのめしてやるです！
　　　　　翠星石の先攻ですぅ！ドロー！
　　　　　翠星石はモンスターとカードを１枚ずつセットしてターンエンドです」

翠LP8000　手札4
　　□□■□□
　　□□■□□

　　□□□□□
　　□□□□□
ふLP8000　手札5

ＪＵＭ「まずまずの出だしだね」

真紅「まずいわ翠星石」

水銀燈「ふぅんふぅんを相手にこんな凡庸な１ターン目はあり得ないわぁ」

ＪＵＭ「……」

ふぅんふぅん「ふぅん、守備モンスターを出せばライフは守られる……
　　　　　　　　そう思っているのだろうが甘いぞ！俺はスピアドラゴンを召喚！」


スピア・ドラゴン
効果モンスター
星４/風属性/ドラゴン族/攻1900/守 0
守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。

翠星石「貫通モンスター！」

ふぅんふぅん「更に俺は未来融合を発動！Ｆ・Ｇ・Ｄを指定！
　　　　　　　　　２ターン後に特殊召喚する！」

未来融合(みらいゆうごう)－フューチャー・フュージョン
永続魔法（制限カード）
自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを
墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター１体を選択する。
発動後２回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを
自分フィールド上に特殊召喚する（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

ふぅんふぅん「そして３体の白き竜が我が手札に飛来する！」

真紅「伝説の白石……！」

ＪＵＭ「白石？誰なんだそれは」

真紅「ＪＵＭ……あなた一体何のために引きこもってたの！？
　　　　遊戯王の知識を蓄えるためでしょう！？」

雛苺「ふぅんふぅんは伝説の白石を未来融合で墓地に落としたのー全くＪＵＭはどうしようもないのー」

ＪＵＭ「……」


伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)
チューナー（効果モンスター）
星１/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードが墓地へ送られた時、自分のデッキから「青眼の白龍」１体を手札に加える。


ふぅんふぅん「魔法カード」

　　ｸﾙﾘ

ふぅんふぅん「融合！！」

ふぅんふぅん「出でよ！わが美しき最強のしもべ！アルティメット・ドラゴン！」

青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)
融合モンスター
星１２/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800
「青眼の白龍」＋「青眼の白龍」＋「青眼の白龍」


翠星石「ははは速すぎるですあり得ないです！」

ふぅんふぅん「行くぞ！スピアドラゴンで伏せモンスターに攻撃！ドラゴンスクリュー！！」

翠星石「ダンディライオン！！」

ダンディライオン
効果モンスター（制限カード）
星３/地属性/植物族/攻 300/守 300
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」
（植物族・風・星１・攻／守０）を２体守備表示で特殊召喚する。
このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。

翠-1600

翠星石「ダンディライオンは綿毛トークンを場に残すです！」

ふぅんふぅん「ふぅんアルティメットの追撃から逃れたか。
　　　　　　　　まあいい。アルティメットよ！その憐れな綿毛を蹴散らしてやれ！アルティメットバースト！！」

翠星石「炸裂装甲です」

炸裂装甲
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター１体を破壊する。


ふぅんふぅん「貴様あああああ！！！」

ＪＵＭ「普通だ」

薔薇水晶「まさか……そんな手が……」

水銀燈「翠星石……恐ろしい子……！」

ふぅんふぅん「くっ……俺はカードを１枚伏せてターンエンドだ」


翠LP6400　手札4
　　□□□□□
　　□綿綿□□

　　□□ス□□
　　□■未□□
ふLP8000　手札1

翠星石「ちょっとだけびっくりしたですけどぉ、翠星石にかかればこのぐらいどうってことないですぅ。
　　　　　ドローカードです」

翠星石「超栄養太陽を発動するです。健やかに伸びやかに育つです」

超栄養太陽(ちょうえいようたいよう)
永続魔法
自分フィールド上に存在するレベル２以下の
植物族モンスター１体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターのレベル＋３以下の
植物族モンスター１体を、手札またはデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、
そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。


翠星石「ローンファイア・ブロッサムを特殊召喚するです」

ローンファイア・ブロッサム
効果モンスター
星３/炎属性/植物族/攻 500/守1400
自分フィールド上に表側表示で存在する
植物族モンスター１体をリリースして発動する。
自分のデッキから植物族モンスター１体を特殊召喚する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。

翠星石「ローンファイア・ブロッサムをリリース！くるです！ギガプラント！」

ギガプラント
デュアルモンスター
星６/地属性/植物族/攻2400/守1200
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分の手札または墓地に存在する昆虫族または植物族モンスター１体を特殊召喚する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。


翠星石「ついでに手札から生還の宝札を発動しておくです」

生還(せいかん)の宝札(ほうさつ)
永続魔法（制限カード）
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを１枚ドローする事ができる。


翠星石「ギガプラントを再度召喚して効果発動！墓地のローンファイア・ブロッサムを蘇生して１枚ドローです！」

ふぅんふぅん「れれれ冷静になれ」

蒼星石「ループって怖いよね」

翠星石「ローンファイア・ブロッサムで綿毛トークンをリリース！
　　　　　椿姫ティタニアルを特殊召喚です！」

椿姫(つばき)ティタニアル
効果モンスター
星８/風属性/植物族/攻2800/守2600
自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター１体をリリースして発動する。
フィールド上に存在するカードを対象にする魔法・罠・効果モンスターの発動を
無効にし破壊する。


ＪＵＭ「マハーヴァイロにデーモンの斧が昔の遊戯王なんだよな。
　　　　今の遊戯王はインフレが酷すぎるから困る」

翠星石「ブロッサムでスピアドラゴンに攻撃です！」

ふぅんふぅん「ぐっ……」

翠星石「ギガプラントとティタニアルでダイレクトアタックですぅ！スィドリーム！」

ふぅんふぅん「ぐああああぁぁ！！」

ふ-5200

ＪＵＭ「何で叫んでるんだ？」

真紅「カードゲームなのよ。当たり前じゃない」

蒼星石「ＪＵＭ君は引きこもりだったからね。知らなくても仕方ないよ」

ＪＵＭ「……」

翠星石「翠星石はカードを１枚伏せてターンエンドです」

翠LP6400　手札3
　　□■□生□
　　□ブギ椿□

　　□□□□□
　　□■未□□
ふLP2800　手札2

（>>32でふぅんふぅんの手札は2枚でした）

勝者>>39

ふぅんふぅん（俺のリバースカードは正統なる血統……発動させればブルーアイズを盾にすることができた……しかし）

翠星石（翠星石のリバースカードは炸裂装甲ですぅ。またあのデカ物が来たところで返り討ちにしてやるですぅ）

ふぅんふぅん（奴は攻撃力を変化させる速攻魔法を持っていた可能性が高い……青眼を犠牲にして永らえるよりも俺はこの引きにかける！！）


ふぅんふぅん「俺のターン！ドロー！」

ふぅんふぅん「俺は魔法カード！貪欲な壺を発動！」

貪欲な壺
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター５体を選択し、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを２枚ドローする。

ふぅんふぅん「俺は伝説の白石３枚とエメラルドドラゴン、サファイアドラゴンをデッキに戻して2枚ドロー！」

ｼｬｯｼｬｯｼｬｯ　ﾋﾟｼｯ

ふぅんふぅん「フッフッフ……あーっハッハッハッハッハ！！」

翠星石「ど、どうしたです？あまりの恐怖におかしくなったですか？」

ふぅんふぅん「ふぅん、貴様も中々頑張ったようだがこの決闘！俺の勝ちだ！」

翠星石「な、何を言いやがるです！」

ふぅんふぅん「リバースオープン！正統なる血統！蘇れ！ブルーアイズ！」

正統(せいとう)なる血統(けっとう)
永続罠
自分の墓地に存在する通常モンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。


翠星石「ふんです！たかが攻撃力3000のモンスター１体で何が出来るです？
　　　　　ティタニアルがいる以上そいつを強化することも」

ふぅんふぅん「青眼の真の力を見るがいい！滅びの爆裂疾風弾！！」

滅(ほろ)びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)
通常魔法
自分フィールド上に「青眼の白龍」が表側表示で
存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン「青眼の白龍」は攻撃する事ができない。

ドン！ドン！ドン！

翠星石「す、翠星石のモンスターがぜ……全滅……ですです……」

ふぅんふぅん「俺は800ＬＰを支払い再融合を発動！呼び出すモンスターは当然」

翠星石「アルティメットドラゴン……（けっ、また炸裂装甲で吹っ飛ばしてやるです）」

再融合(さいゆうごう)
装備魔法
８００ライフポイントを払う。
自分の墓地から融合モンスター１体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターをゲームから除外する。


>>43
そのターンでは翠星石は通常召喚を行っていないので可能です。

ふぅんふぅん「ふぅん……まさか貴様にこのモンスターを見せることになるとはな」

翠星石「何寝ぼけてるです？そのモンスターは翠星石がさっきぶち頃したですよ？」

真紅「まさか！」

ふぅんふぅん「出でよ！神をも超えたブルーアイズ最強の姿！ブルーアイズ・シャイニングドラゴン！！」

青眼の光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)
効果モンスター
星１０/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「青眼の究極竜」１体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の
ドラゴン族モンスター１体につき３００ポイントアップする。
また、このカードを対象にする魔法・罠・モンスターの効果を
無効にする事ができる。


翠星石「こここ攻撃力3000？さっきのモンスターの方が強いです！恐れるに足らんですぅ！」

ふぅんふぅん「ふぅん、強がるな。光龍に恐れを抱くことは恥ではない」

ふぅんふぅん「装備魔法！巨大化！」

巨大化(きょだいか)
装備魔法（制限カード）
自分のライフポイントが相手より少ない場合、
装備モンスター１体の元々の攻撃力を倍にする。
自分のライフポイントが相手より多い場合、
装備モンスター１体の元々の攻撃力を半分にする。


ふぅんふぅん「とお！」

ＪＵＭ「飛び乗った！？え？あれ？ソリッドビジョン……？」

真紅「ＪＵＭ、まだ理解してないのね」

薔薇水晶「カードゲームにはよくあること……」

ふぅんふぅん「行くぞ！シャイニングドラゴンの攻撃ィ！！」

翠星石「リバースカード！炸裂装甲ですぅ！」

ふぅんふぅん「ふぅん、俺に二度同じ手は通用せん。シャイニング・フレア！」

翠星石「罠が効かんです！？でもでも、まだ翠星石のライフは残るはずです！」

ふぅんふぅん「シャイニングドラゴンは墓地のドラゴン族一体につき攻撃力が300ポイントアップする！」

雛苺「ふぅんふぅんの墓地にはドラゴンさんが４枚あるの！雛数えてたの！」

翠星石「攻撃力……7200……」

ふぅんふぅん「シャイニング・バースト！！」

翠星石「きゃあああああ！」

翠ＬＰ0　ふＬＰ2000

ふぅんふぅん「粉砕！玉砕！大喝采！ワハハハハ！ワハハハハハハハーー！！」

真紅「流石ね、ふぅんふぅん」

水銀燈「翠星石ごときがふぅんふぅんに勝てるわけが無いのよぉ」

翠星石「うう……負けちまったです……」

ふぅんふぅん「立ち上がれればよし。立てなければそれまでだ」

翠星石「ば、馬鹿にすんなです！」

ふぅんふぅん「世界にはまだ見ぬ未知のデュエルが存在する！歩き続けろ！翠星石！」

アンティカード>>52

翠星石「ふぅんふぅん……」

ふぅんふぅん「どうした？」

翠星石「このカードを受け取ってほしいのです……」

ふぅんふぅん「これは……キラートマトか」

翠星石「かかか勘違いするんじゃねーです！ルールだから仕方なくです！」

ふぅんふぅん「こんなカードオレは３６枚持っているよ……」

翠星石「ムカッ！だったらやらんです！」

ふぅんふぅん「ふぅん、敗者へのせめてもの情けだ。このカードは貰ってやろう」


ＪＵＭ「はいはいツンデレツンデレ。じゃあ次行くぞ」

>>55対>>56

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
　　　　　　　ｺﾛｯ

ＪＵＭ「一人目は蒼星石だ」

蒼星石「僕のターンだね」

ＪＵＭ「二人目は……」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
　　　　　　　

ＪＵＭ「こ……これは！！」

　　　「　　　　　　　　　　　　　」

　　　「　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」

蒼星石「まさかこんなことになるだなんて」

　糸　「　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」

真紅「一体これはどういうことなの！？」

　糸　「　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ら」

水銀燈「今何か聞こえなかったぁ？」

雪華綺晶「聞こえてないですわ」

薔薇水晶「聞こえてない……」

翠星石「一体何者です！姿を見せやがれです！」

　糸　「　ナ　　　　　　　　　　　ら！」

雛苺「うにゅ？どこからか声が聞こえるの」

ふぅんふぅん「ふぅん」

三沢「オレだ」

　　　「　　　　　　　　　　　！？」

ＪＵＭ「あ！あなたは！」

真紅「三幻魔から世界を守り！」

翠星石「破滅の光を滅ぼし！」

雛苺「ユベルの野望を食い止めたの！」

　　　「　　　　！！　　　　　　　！？　　　　　　！！！！」

雪華綺晶「ダークネスも打ち倒した……」

全員「三沢さん！！」

水銀燈「うう……こうしてお目にかかれるだなんて……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

三沢「オレも有名人になったものだな」

真紅「大統一理論によるノーベルデュエル賞おめでとうございます！
　　　わたし……私……感動しました！！」

三沢「ありがとう綺麗なお嬢さん」

真紅「綺麗だなんて……」

水銀燈「ちょっと真紅！三沢さんに近いわ！！離れなさい！」



ＪＵＭ「でも三沢さん。僕は三沢さんの名前を書いた覚えはありませんよ」



三沢「それはきっとオレの存在感が余りにも大きすぎたからだな」

蒼星石（……三沢さんと戦うことになるだなんて……僕が勝てるわけ無いじゃないか！）

ＪＵＭ「じゃあやっぱり三沢さんは」

三沢「デュエリストが集まってるんだ。デュエルしにきたに決まってるだろ？」

真紅「あの三沢さんのデュエルが見られるだなんて……あら？」

ＪＵＭ「薔薇の指輪……？」

水銀燈「ちょっと誰よ！誰が三沢さんをミーディアムにしたのよ！？
　　　　　こんなの反則よぉ！ｳｯ……ｳｯ……」

三沢「おっといけない」

パアアアア

翠星石「す凄い黄色の光ですぅ！まるで太陽のようですぅ！」

薔薇水晶「太陽の神……ラー……」

　　　「おかしいかしら！納得いかないかしら！」

雛苺「か……？」

　　　「なんでみっちゃんばかりこんなに目立つかしら！？」

真紅「金床……違うわ……」

パアアアアア！！

真紅「金糸雀！！」

翠星石「チビカナ？いたんですか」

金糸雀「最初からいたかしら！誰も気づいてくれないかしら！」

薔薇水晶「いたかしら……？」

金糸雀「黙るかしら！」

蒼星石「それで金糸雀、今日は何しに来たんだい？」

金糸雀「デュエルしにきたに決まっているかしら！」

真紅「金糸雀！今から三沢さんのデュエルが始まるのよ。静かになさい！」

金糸雀「みっちゃんはカナに力を注いで闘えないかしら！カナが闘うかしら！
　　　　　大体この大会は人形限定のはずかしらぁ！！」


１．三沢さんが闘う
２．金糸雀が闘う

三沢「静かにしなさい金糸雀。オレがこの程度でどうにかなるわけないだろう？」

金糸雀「うう～」

真紅「凄いわ……ＪＵＭならもう５回は取り込まれているのだわ」

三沢「デュエリストにはね。人間も人形も無いんだ。そこに熱い心がありさえすればね」

金糸雀「わかったかしら……」

蒼星石「なんてこったい」

蒼星石「よろしくお願いします……」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ　ﾋﾟｺｰﾝ

三沢「よろしく。君の先攻だ」

蒼星石（大丈夫だ……三沢さんのデッキは知っている……あのカードさえ封じれば僕は勝てる！）

蒼星石「僕は六武衆の結束を発動！」

六武衆(ろくぶしゅう)の結束(けっそく)
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを１個乗せる(最大２個まで)。
このカードを墓地に送る事で、このカードに乗っている武士道カウンターの数だけ
自分のデッキからカードをドローする。


蒼星石「ザンジを召喚します！」

六武衆(ろくぶしゅう)－ザンジ
効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻1800/守1300
自分フィールド上に「六武衆－ザンジ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードが攻撃を行ったモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の
「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。

蒼星石「カードを１枚伏せてターンエンド」

蒼LP8000　手札3
　　□□結■□
　　□□ザ□□

　　□□□□□
　　□□□□□
三LP8000　手札5


真紅「六武衆……二人以上の六武衆が揃った時に真の力を発揮するカードだわ」

三沢「布石は順調だ。オレのターン！ドロー」

三沢「厳選したカードだ！オレはＥ・ＨＥＲＯ エアーマンを召喚する」

Ｅ・ＨＥＲＯ(エレメンタルヒーロー) エアーマン
効果モンスター（制限カード）
星４/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から１つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「ＨＥＲＯ」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「ＨＥＲＯ」と名のついた
モンスター１体を手札に加える。


翠星石「三沢さんのフェイバリットカードですぅ！！」

三沢「オレはデッキからネオスを手札に加える」

三沢「魔法カード！融合！」

水銀燈「あれが三沢さんの融合……素晴らしいわぁ」

蒼星石「させない！カウンター罠！封魔の呪印」

封魔(ふうま)の呪印(じゅいん)
カウンター罠
手札から魔法カードを１枚捨てる。
魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。
相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び
同名カードを発動する事ができない。


三沢「なんだって！？」

～回想～
十代「それを待っていたぜ！封魔の呪印！」
三沢「融合が……封じられた……」
～回想終わり～

三沢「フフ……アカデミア時代を思い出すな」

三沢「古のルール発動！手札のネオスを特殊召喚する！」

古(いにしえ)のルール
通常魔法
自分の手札からレベル５以上の通常モンスター１体を特殊召喚する。

Ｅ・ＨＥＲＯ(エレメンタルヒーロー) ネオス
通常モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2500/守2000
ネオスペースからやってきた新たなるＥ・ＨＥＲＯ。
ネオスペーシアンとコンタクト融合することで、未知なる力を発揮する！


三沢「ネオスでザンジに攻撃だ！ラスオブネオス！」

蒼星石「うっ……」

三沢「エアーマンでダイレクトアタック！」

蒼星石「ああああ！！」

三沢「カードを１枚伏せてターンエンドだ」

蒼LP5500　手札3
　　□□結□□
　　□□□□□

　　□□三ネ□
　　□□■□□
三LP8000　手札2

蒼星石「融合を封じたのに……強い……！」

　ナ　　「さ　が　　　ゃ　　　ら」

真紅「あら？さっきまでもう一人いたような」

翠星石「そうですか？真紅の気のせいですよ」

真紅「それもそうね」

蒼星石「カナ……が消えかけている……三沢さんも本気なんだ……！」

蒼星石「僕のターン！ドロー！」

ユベル「気をつけろ大地！仕掛けてくるぞ！」

蒼星石「僕は六武衆－イロウを召喚する！」

六武衆(ろくぶしゅう)－イロウ
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
自分フィールド上に「六武衆－イロウ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、
裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の
「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


蒼星石「六武衆の結束を墓地に送り二枚ドロー！」

ｼｬｯ

蒼星石「よし！六武衆の師範を特殊召喚だ！」

六武衆(ろくぶしゅう)の師範(しはん)
効果モンスター
星５/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、
自分の墓地に存在する「六武衆」と名のついたモンスター１体を手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に１枚しか表側表示で存在できない。

ごめん出かける

続き

真紅「デュエルキングを目指すのだわ！」