1: 2008/10/01(水) 21:25:34.57 ID:kvFwyZhk0
水銀燈「どうしたのかしら…電気がついてないわぁ…」

水銀燈「部屋にもいないわねぇ」

ガチャ

水銀燈「…リビングにもいない…」

水銀燈「なんか変ねぇ…」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

2: 2008/10/01(水) 21:28:57.16 ID:kvFwyZhk0
水銀燈「誰もいないじゃない、つまんないわぁ」

水銀燈「めぐの所に行ったって『あれ水銀燈、何しに来たの』って言われるだけだろうし…」

水銀燈「そうだわぁ、雛苺の元マスターの所にでも行ってみるわぁ」

3: 2008/10/01(水) 21:31:18.29 ID:kvFwyZhk0
ピンポーン

水銀燈「ごめん下さぁい」

トモエ母「はいはい、どちら様ですか」

水銀燈「えっとぉ、私あの、お友達なんですけどぉ」

トモエ母「まあまあ、トモちゃんの」

水銀燈「そ、そうよぉ」

トモエ母「ごめんなさいねぇ、トモちゃんちょっと出掛けてるのよ」

水銀燈「あ、そ、そうですかぁ…」



水銀燈「何か煮え切らないわねぇ」

4: 2008/10/01(水) 21:33:39.14 ID:kvFwyZhk0
コソコソ

通行人A「何だあれ、カラスか?」

通行人B「うわぁ、何だあの変な鳥は…たまげたなぁ…」




水銀燈「…金糸雀もいないじゃないの。みっちゃんは仕事かしらぁ」

水銀燈「金糸雀はどうでもいいけど、みっちゃんがいないと
    ぱふぱふ出来ないからつまんないわぁ」

水銀燈「…」

9: 2008/10/01(水) 21:38:17.56 ID:kvFwyZhk0
水銀燈「お腹減ったわねぇ…」

水銀燈「9時半か…」

水銀燈「そろそろご飯にしましょうか、ね、メイメイ」


11: 2008/10/01(水) 21:41:18.65 ID:kvFwyZhk0
とある居酒屋

バイトの姉ちゃん「あら、また貴女来たの?」

水銀燈「え、ええ、ここのご飯美味しいからぁ」

バイト「そう、ありがと」

店主「おい斎藤、何してんだ」

バイト「あ、す、すみません店長。ごめんね、良かったら待ってて」

水銀燈「分かったわぁ、頑張ってきてねぇ」








水銀燈「もう10時半…忙しいのかしら…」

14: 2008/10/01(水) 21:45:06.65 ID:kvFwyZhk0
グゥゥ~


水銀燈「……」

水銀燈「……」

チカチカ

水銀燈「ん、なぁにメイメイ。…何言ってるの。別に泣いてなんかないわよぉ」

水銀燈「ほら、分かったらどっか行ってなさい。退屈でしょう、あんたも」

チカチカ

水銀燈「…なぁに、え…一緒にいる?お節介な子ねぇ…」


16: 2008/10/01(水) 21:50:17.80 ID:kvFwyZhk0
――11時半

水銀燈「……」

水銀燈「…寒いわぁ…」

水銀燈「そうよねぇ、もう10月ですものねぇ…」

水銀燈「……」





エンジュ「や~、遅くなってしまったなぁ」

薔薇水晶「笑う犬2008SPなんて見てるからです…お父様…」

エンジュ「だって…」

薔薇水晶「お酒なんて久し振りですね…」

エンジュ「ああ、今日は飲むぞー!肝硬変なんてキニシナーイ(・ε・´)!!」

水銀燈「……ZZZZZ」

薔薇水晶「ん…?あ、あら…?あれは…」

18: 2008/10/01(水) 21:55:26.27 ID:kvFwyZhk0
薔薇水晶「お父様、ちょっと」

エンジュ「ん」

薔薇水晶「あれを」

エンジュ「何だ?…って、あ、アッー!水銀燈!?」

薔薇水晶「何故あんな所で…」

エンジュ「起こしに行こうか」

薔薇水晶「いえ、ちょっと待って、誰か出てきたわ」



バイト「ごめーんねぇ、遅くなって。…ん?おーい、起きろー」

ペチペチ

水銀燈「ん、ん…?んふ、んぁ、な、何よ。せっかくめぐとラブラブお好み焼き食べる所だったのに…」



薔薇水晶「友達を待ってたんですね」

エンジュ「そうだな…良かった、さ、入ろうか」

20: 2008/10/01(水) 22:02:03.95 ID:kvFwyZhk0
真紅「ジュン、霧島を注いで頂戴」

ジュン「はい、わかりました」

トクトクトク

翠星石「何やってるですジュン!翠星石にもさっさとつげです!!!」

ジュン「え」

ガバッ

ジュン「わっぷ」

翠星石「さっさと注がないから、ああん、翠星石のここが疼いてしょーがないですぅ!!
    ジュン、馬乗りになってやったのですからさっさとここキレイにするです」

ジュン「んぷぷぷぷ」

巴「きゃっ!桜田君、ダメよ!こんな所で」

雛苺「流石翠星石なのー、大胆なのー」

金糸雀「これは酔っ払ってるかしら」

みつ「キャーッ、一眼レフ持ってきといて良かったわっ!!カシャカシャカシャ」

のり「まぁまぁ、ジュン君、次はお姉ちゃんのここがヒクついてるからよろしくね~」

蒼星石「たまげた飲み会だなぁ」

23: 2008/10/01(水) 22:07:32.37 ID:kvFwyZhk0
エンジュ「ウイーーーーーーーーーーース!!!!!!」

薔薇水晶「ういーす」

巴「きゃっ!エ、エンジュ先生、チャックが開いてますよ!」

雛苺「トモエさすがなのー、パフォーマンスに注目することなく男性の股間に
   すぐ目が行ったのー」

25: 2008/10/01(水) 22:21:01.55 ID:kvFwyZhk0


みつ「これは急展開ね!勿論ビデオカメラも用意してあるわ!!」

ジィーーーーー

金糸雀「蒼星石は参加しないのかしら?」

蒼星石「うん、僕は本来真面目だからね。かと言って僕と金糸雀や雪華綺晶が絡んでも需要ないし」

金糸雀「そうね」

雪華綺晶「はは」

27: 2008/10/01(水) 22:25:15.18 ID:kvFwyZhk0
一方その頃


水銀燈「…これは?」

バイト「これはねぇ、じゃこ天っていうのよ」

水銀燈「何か臭いわ」

バイト「ええ、お客さんがゲロ吐いたのを流し台で洗ったのよ」

水銀燈「…他にはあまってないの?」

バイト「ごめんね、ないのよ」

水銀燈「そう…」


モグモグ

29: 2008/10/01(水) 22:26:59.60 ID:kvFwyZhk0
水銀燈「じゃあ、私はこれで帰るわぁ」

バイト「ごめんなさいねぇ、こんなのしかなくて」

水銀燈「いえ、いいのよぉ。それじゃ」

バイト「ええ」





水銀燈「なんか生きててつらくなってきたわぁ。
    早く氏にたいわ」




END

30: 2008/10/01(水) 22:26:59.48 ID:c/2VHQ2Y0
このバイト・・・悪魔か!!

34: 2008/10/01(水) 23:01:12.74 ID:vJUjgxDg0
ジャンク!!

引用: 水銀燈「はぁい、真紅ぅ~……あら?誰もいないわぁ…」