1:◆UeZ8dRl.OE 2014/11/20(木) 19:10:49.53 ID:pAOD3nj+0
・前スレ、前々スレに引き続き後日談を書いていきます
・リクエストを受け付けて、消化したらまた募集していきます
・設定から逸脱するようなものは、パラレル扱いにします
前回はこちら
前スレは以下の3つです
【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」
【艦これ】大鳳「出入り自由な鎮守府」
【艦これ】提督「鎮守府として色々不味いことになった」
・リクエストを受け付けて、消化したらまた募集していきます
・設定から逸脱するようなものは、パラレル扱いにします
前回はこちら
前スレは以下の3つです
【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」
【艦これ】大鳳「出入り自由な鎮守府」
【艦これ】提督「鎮守府として色々不味いことになった」
9: 2014/11/22(土) 10:36:07.16 ID:hA0H7t6B0
――――提督執務室。
「朝潮、状況を説明してくれるか?」
「はい、元帥から未だどこの鎮守府にも着任していない艦娘ならばここに来る可能性が高いと聞いた朝雲が着任の為に来訪、偶々通りがかった陽炎と口喧嘩から殴り合いに発展し、朝雲が大破、現在入渠しています」
「口喧嘩の原因は何だ?」
「陽炎型なんかに朝潮型は劣らないと言ったらしく、最初は陽炎も相手にしていなかったようですが、口論がエスカレートする内に、その……雪風についての話をしたようで……」
(あぁ、アウトだな……)
「本人も悪気は無く反省していますし、陽炎もやり過ぎたと言っていたので、今回は双方共に処罰などは見送っていただけないでしょうか?」
「子供の喧嘩に処罰も何も無い。但し、今後はそういう発言をした場合、罰として一週間白雪と町内清掃させる。これでいいか?」
「はい、ありがとうございます」
「じゃあ悪いが歓迎会をするから準備をしておいてくれと間宮に伝えてきてくれ。俺は今から元帥に電話しなきゃならん」
「了解です」
「新しい艦娘が着任するなんて一言も聞いてないぞこのクソ爺ー!!」
――――朝雲が着任しました。
「朝潮、状況を説明してくれるか?」
「はい、元帥から未だどこの鎮守府にも着任していない艦娘ならばここに来る可能性が高いと聞いた朝雲が着任の為に来訪、偶々通りがかった陽炎と口喧嘩から殴り合いに発展し、朝雲が大破、現在入渠しています」
「口喧嘩の原因は何だ?」
「陽炎型なんかに朝潮型は劣らないと言ったらしく、最初は陽炎も相手にしていなかったようですが、口論がエスカレートする内に、その……雪風についての話をしたようで……」
(あぁ、アウトだな……)
「本人も悪気は無く反省していますし、陽炎もやり過ぎたと言っていたので、今回は双方共に処罰などは見送っていただけないでしょうか?」
「子供の喧嘩に処罰も何も無い。但し、今後はそういう発言をした場合、罰として一週間白雪と町内清掃させる。これでいいか?」
「はい、ありがとうございます」
「じゃあ悪いが歓迎会をするから準備をしておいてくれと間宮に伝えてきてくれ。俺は今から元帥に電話しなきゃならん」
「了解です」
「新しい艦娘が着任するなんて一言も聞いてないぞこのクソ爺ー!!」
――――朝雲が着任しました。
15: 2014/11/22(土) 23:52:31.93 ID:hA0H7t6B0
・飛鷹『回らない方じゃ無いんだ』、投下します
主に寿司を提供する和風レストラン
主に寿司を提供する和風レストラン
16: 2014/11/22(土) 23:53:08.87 ID:hA0H7t6B0
――――回転寿司屋。
「提督、それ取って」
「自分で取れ」
「ケチ」
「茶碗蒸し、食うか?」
「欲しい」
「――なぁ飛鷹、何でチーズケーキが回ってくるんだろうな」
「私に聞かないでよ」
「食べるか?」
「いらない」
「俺の奢りだ、遠慮するな」
「いらないって言ってるじゃない。っていうか何で回ってるの?」
「回転寿司だからそりゃ回ってるだろ」
「回らない寿司って約束じゃなかった?」
「……加賀に小遣い削られた」
「情けないわね、たまにはガツンと言いなさいよ」
「この前、加賀に連絡忘れて無断外泊しちまったんだ」
「そういうの気を付けてくれなきゃ困るんだけど――ビントロ頼むなら私も」
「武蔵達が止めなかったら完全武装で捜索するって大変だったらしい。茶碗蒸し来たぞ」
「提督、銀杏あげるから海老ちょうだい」
「それ交換になってねぇだろ……ほら、食え」
「――うん、出汁が結構ちゃんと利いてるわね。じゃあはい、銀杏」
「ん、他に何か頼むか?」
「アイス」
「……チーズケーキと何が違うんだ?」
「いいじゃない、食べたいんだから、悪い?」
「はぁ……抹茶でいいか?」
「提督はバニラね」
「俺も食うのは決定済みかよ」
「どうせなら二種類食べたいじゃない? あっ、玉子取って」
「りょーかい」
――――次は回らないの連れてってね。
――――財布に余裕があればな。
――――前借りしたら?
――――そこまでプライド捨てたくねぇよ。
「提督、それ取って」
「自分で取れ」
「ケチ」
「茶碗蒸し、食うか?」
「欲しい」
「――なぁ飛鷹、何でチーズケーキが回ってくるんだろうな」
「私に聞かないでよ」
「食べるか?」
「いらない」
「俺の奢りだ、遠慮するな」
「いらないって言ってるじゃない。っていうか何で回ってるの?」
「回転寿司だからそりゃ回ってるだろ」
「回らない寿司って約束じゃなかった?」
「……加賀に小遣い削られた」
「情けないわね、たまにはガツンと言いなさいよ」
「この前、加賀に連絡忘れて無断外泊しちまったんだ」
「そういうの気を付けてくれなきゃ困るんだけど――ビントロ頼むなら私も」
「武蔵達が止めなかったら完全武装で捜索するって大変だったらしい。茶碗蒸し来たぞ」
「提督、銀杏あげるから海老ちょうだい」
「それ交換になってねぇだろ……ほら、食え」
「――うん、出汁が結構ちゃんと利いてるわね。じゃあはい、銀杏」
「ん、他に何か頼むか?」
「アイス」
「……チーズケーキと何が違うんだ?」
「いいじゃない、食べたいんだから、悪い?」
「はぁ……抹茶でいいか?」
「提督はバニラね」
「俺も食うのは決定済みかよ」
「どうせなら二種類食べたいじゃない? あっ、玉子取って」
「りょーかい」
――――次は回らないの連れてってね。
――――財布に余裕があればな。
――――前借りしたら?
――――そこまでプライド捨てたくねぇよ。
23: 2014/11/23(日) 00:13:48.04 ID:VF1v1n5o0
・球磨『鮭取るクマー』
・雷『秋といえば山!』
・電&加賀『何となく二人で』
・由良『京都?』
・夕張&軽巡『夕張改造計画』
以上五本でお送りします
新スレでも潜水艦の皆さんは元気なようで何よりです(1分以内ってどういうこと…?)
・雷『秋といえば山!』
・電&加賀『何となく二人で』
・由良『京都?』
・夕張&軽巡『夕張改造計画』
以上五本でお送りします
新スレでも潜水艦の皆さんは元気なようで何よりです(1分以内ってどういうこと…?)
27: 2014/11/23(日) 21:55:51.93 ID:VF1v1n5o0
・球磨『鮭取るクマー』、投下します
球磨は球磨だけどあの球磨じゃなくてこの球磨は(ry
球磨は球磨だけどあの球磨じゃなくてこの球磨は(ry
28: 2014/11/23(日) 21:56:21.93 ID:VF1v1n5o0
――――北海道。
「おい球磨、本当に熊が出ても大丈夫なのか?」
「大丈夫だクマ。この辺の熊とはマブダチだクマ」
「お前と多摩は山でも生きていけそうだな」
「そんなこと言われると照れるクマ」
(頬を染めながら鮭を捕る姿は可愛いと形容すべきか逞しいと形容すべきか、そもそも照れる様なことは言ってないんだがなぁ)
「――提督、後ろ向いてみるクマ」
「ん? なん……○●◎◇◆□!?」
「久しぶりだクマ、元気してたクマ?」
「く、く、球磨、お知り合いか……?」
「この辺の主クマ、多分様子見に来たんだクマ」
「俺、襲われないよな?」
「心配しなくても球磨の匂いが付いてるから襲わないクマ。それより提督、足元見てみるクマ」
「足元?――木の実と、茸?」
「お土産にくれるみたいだクマ、ありがとだクマーまた来年も来るクマー」
「本当に熊と打ち解け合ってたんだな、お前……」
「まさか信じてなかったクマ? ひどいクマー球磨は嘘吐かないクマー」
「いや、改めて感心しただけだ。それでな、球磨」
「何だクマー?」
「腰、抜けた、立てん」
「おい球磨、本当に熊が出ても大丈夫なのか?」
「大丈夫だクマ。この辺の熊とはマブダチだクマ」
「お前と多摩は山でも生きていけそうだな」
「そんなこと言われると照れるクマ」
(頬を染めながら鮭を捕る姿は可愛いと形容すべきか逞しいと形容すべきか、そもそも照れる様なことは言ってないんだがなぁ)
「――提督、後ろ向いてみるクマ」
「ん? なん……○●◎◇◆□!?」
「久しぶりだクマ、元気してたクマ?」
「く、く、球磨、お知り合いか……?」
「この辺の主クマ、多分様子見に来たんだクマ」
「俺、襲われないよな?」
「心配しなくても球磨の匂いが付いてるから襲わないクマ。それより提督、足元見てみるクマ」
「足元?――木の実と、茸?」
「お土産にくれるみたいだクマ、ありがとだクマーまた来年も来るクマー」
「本当に熊と打ち解け合ってたんだな、お前……」
「まさか信じてなかったクマ? ひどいクマー球磨は嘘吐かないクマー」
「いや、改めて感心しただけだ。それでな、球磨」
「何だクマー?」
「腰、抜けた、立てん」
29: 2014/11/23(日) 21:56:50.88 ID:VF1v1n5o0
「おっちゃん替え玉欲しいクマ!」
――あいよー。
「今日は良く食うな、それで三玉目だろ?」
「運動したからエネルギー補給してるんだクマ。提督もしっかり食べるクマ」
「二杯も食えば十分だ」
「じゃあコレ食べ終わったらホテル戻るクマ」
「そうだな、早めに寝ないと飛行機の時間に遅れかねん」
「寝ないクマ、提督と朝までしたいことも話したいこともいっぱいあるクマ」
「徹夜しろってのか?」
「付き合ってくれないなら、腰抜けたのをおんぶして帰ったの皆にバラすクマ」
「……分かった、その代わり頭撫でさせろ」
「別に球磨は提督に撫でられるの嫌いじゃないクマ、好きにするクマ」
「縫いぐるみじゃないって怒られた記憶があるんだが?」
「妹達の前でやるからだクマ、球磨はお姉ちゃんなんだクマ」
(木曾のマントで昼寝して何回も蹴り転がされてた奴のセリフとは思えんな……)
――――そういえば蟹もまだ食べてなかったクマ。
――――まだ食うのかよ……。
――――提督も後で球磨食べていいクマ。
――――結局食われる気しかしないぞ、それ。
――あいよー。
「今日は良く食うな、それで三玉目だろ?」
「運動したからエネルギー補給してるんだクマ。提督もしっかり食べるクマ」
「二杯も食えば十分だ」
「じゃあコレ食べ終わったらホテル戻るクマ」
「そうだな、早めに寝ないと飛行機の時間に遅れかねん」
「寝ないクマ、提督と朝までしたいことも話したいこともいっぱいあるクマ」
「徹夜しろってのか?」
「付き合ってくれないなら、腰抜けたのをおんぶして帰ったの皆にバラすクマ」
「……分かった、その代わり頭撫でさせろ」
「別に球磨は提督に撫でられるの嫌いじゃないクマ、好きにするクマ」
「縫いぐるみじゃないって怒られた記憶があるんだが?」
「妹達の前でやるからだクマ、球磨はお姉ちゃんなんだクマ」
(木曾のマントで昼寝して何回も蹴り転がされてた奴のセリフとは思えんな……)
――――そういえば蟹もまだ食べてなかったクマ。
――――まだ食うのかよ……。
――――提督も後で球磨食べていいクマ。
――――結局食われる気しかしないぞ、それ。
36: 2014/11/24(月) 22:35:21.81 ID:MLOyaKRO0
――――山。
「ねぇ司令官、あっちに行ってみましょ」
「はしゃぐと転ぶぞ」
「大丈夫よ、ほらこっちこっち」
(こういうところは流石暁の妹って感じだな)
「司令官? どうかした?」
「何でもない、紅葉に見入ってただけだ」
「司令官こそ、足元気を付けないと転んじゃうわよ?」
「以前の俺と一緒にするな、山に海に川に河原にと連れ回されたお陰でだいぶ鍛えられたんだ」
「じゃあ島風と競争する?」
「フルマラソンとか言い出しかねんから絶対にやめろ」
「……ねぇ、司令官」
「何だ?」
「何で紅葉だけを大勢で見に来るの?」
「さぁ、何でだろうな」
「司令官は秋以外の山って、嫌い?」
「登るのはいつでも苦だが、嫌いじゃないぞ」
「私ね、春はこれから咲く花を応援したくなるし、夏は目一杯元気を分けてもらえるし、冬は新しい芽が出たりするのを見るのが好きなの」
(……雷、こんな顔もするんだな)
「紅葉だって当然綺麗だけど、他の季節だってとっても素敵だと思うわ。ねぇ、司令官もそう思わない?」
「あぁ、綺麗だ」
「綺麗? ちょっと、私の話聞いてた?」
「――ん? あぁ、すまん、聞いてなかった」
「ひどーい、そんなに紅葉が好きならここにずっと居れば」
「そう怒るな、帰りに抹茶餡蜜か抹茶パフェでも食べるか?」
「この雷様を物で釣ろうだなんて舐められたものね」
「じゃあ伊良湖の作った新作最中でどうだ」
「……欲しい」
「呆気なく釣れたな」
「だって伊良湖さんの最中美味しいんだもん」
(今より成長しても、どっちの顔も見せてくれりゃいいんだが)
「ちょっと司令官、また私の話聞いてないでしょー」
「聞いてる聞いてる、雷が食いしん坊って話だろ」
「~~司令官のバカー!」
――――次は暁型全員で冬に来てみるか。
――――その時は司令官、暁から目を離さないでね?
――――お前少しは姉を信用しろよ……。
「ねぇ司令官、あっちに行ってみましょ」
「はしゃぐと転ぶぞ」
「大丈夫よ、ほらこっちこっち」
(こういうところは流石暁の妹って感じだな)
「司令官? どうかした?」
「何でもない、紅葉に見入ってただけだ」
「司令官こそ、足元気を付けないと転んじゃうわよ?」
「以前の俺と一緒にするな、山に海に川に河原にと連れ回されたお陰でだいぶ鍛えられたんだ」
「じゃあ島風と競争する?」
「フルマラソンとか言い出しかねんから絶対にやめろ」
「……ねぇ、司令官」
「何だ?」
「何で紅葉だけを大勢で見に来るの?」
「さぁ、何でだろうな」
「司令官は秋以外の山って、嫌い?」
「登るのはいつでも苦だが、嫌いじゃないぞ」
「私ね、春はこれから咲く花を応援したくなるし、夏は目一杯元気を分けてもらえるし、冬は新しい芽が出たりするのを見るのが好きなの」
(……雷、こんな顔もするんだな)
「紅葉だって当然綺麗だけど、他の季節だってとっても素敵だと思うわ。ねぇ、司令官もそう思わない?」
「あぁ、綺麗だ」
「綺麗? ちょっと、私の話聞いてた?」
「――ん? あぁ、すまん、聞いてなかった」
「ひどーい、そんなに紅葉が好きならここにずっと居れば」
「そう怒るな、帰りに抹茶餡蜜か抹茶パフェでも食べるか?」
「この雷様を物で釣ろうだなんて舐められたものね」
「じゃあ伊良湖の作った新作最中でどうだ」
「……欲しい」
「呆気なく釣れたな」
「だって伊良湖さんの最中美味しいんだもん」
(今より成長しても、どっちの顔も見せてくれりゃいいんだが)
「ちょっと司令官、また私の話聞いてないでしょー」
「聞いてる聞いてる、雷が食いしん坊って話だろ」
「~~司令官のバカー!」
――――次は暁型全員で冬に来てみるか。
――――その時は司令官、暁から目を離さないでね?
――――お前少しは姉を信用しろよ……。
38: 2014/11/25(火) 01:37:32.21 ID:UkyBdZKN0
――――提督執務室
「――延々話をループさせる艦娘が三人居るのを知ってるか?」
「いいえ、知らないわ」
「一人目はな、九九艦爆の足について延々語るんだ」
「その子なら良く知ってるわ」
「二人目はな、姉の改二についての話を夕方から明け方まで続けやがったんだ」
「本人も改二になって喜んでたわね」
「そして三人目はな、とある駆逐艦娘の寝顔やらパジャマ姿やらアイス食べてる姿やらを見せながら可愛さについて延々語るんだ」
「その駆逐艦娘が本当に可愛いんだから仕方無いわ」
「――大鳳、シスコンも度が過ぎると嫌われるぞ」
「そうなったら提督を道連れに氏にます」
「冗談に聞こえなかったのは気のせいにしておく」
「そういえばこの前私が作ったドーナツを食べている時のムービーがここに」
「それ長くなるパターンだからせめて寝る前にしてくれ、夕方はキツイ」
「浦風がドーナツ食べて笑ってるのをいつ見るの?」
「瑞鳳の持ちネタをパクんな。後、今じゃない」
「――提督も、食べますか?」
「あるなら食べる」
「夕飯、ドーナツでも構いませんよね」
「大いに構うが?」
「――延々話をループさせる艦娘が三人居るのを知ってるか?」
「いいえ、知らないわ」
「一人目はな、九九艦爆の足について延々語るんだ」
「その子なら良く知ってるわ」
「二人目はな、姉の改二についての話を夕方から明け方まで続けやがったんだ」
「本人も改二になって喜んでたわね」
「そして三人目はな、とある駆逐艦娘の寝顔やらパジャマ姿やらアイス食べてる姿やらを見せながら可愛さについて延々語るんだ」
「その駆逐艦娘が本当に可愛いんだから仕方無いわ」
「――大鳳、シスコンも度が過ぎると嫌われるぞ」
「そうなったら提督を道連れに氏にます」
「冗談に聞こえなかったのは気のせいにしておく」
「そういえばこの前私が作ったドーナツを食べている時のムービーがここに」
「それ長くなるパターンだからせめて寝る前にしてくれ、夕方はキツイ」
「浦風がドーナツ食べて笑ってるのをいつ見るの?」
「瑞鳳の持ちネタをパクんな。後、今じゃない」
「――提督も、食べますか?」
「あるなら食べる」
「夕飯、ドーナツでも構いませんよね」
「大いに構うが?」
47: 2014/12/01(月) 22:53:02.50 ID:6disF1780
・電&加賀『何となく二人で』、投下します
昔は見上げていた人を、見下ろすようになった時の何とも言えない感覚
昔は見上げていた人を、見下ろすようになった時の何とも言えない感覚
48: 2014/12/01(月) 22:53:36.97 ID:6disF1780
――――鎮守府。
「金剛、アッサムを」
「比叡のカレーを一緒にどうデス?」
「紅茶を出す店に来て、それを頼むのはかなり稀有な存在ね」
「駆逐艦の子達やカレー好きな人には好評ネー。ほら、あそこでも食べてマース」
(アレは……)
「電」
「あっ加賀さん、こんにちは」
「同席してもいいかしら」
「はいなのです」
「一人なの?」
「暁はレディー修行、響はふらっと何処かへ、雷は夕張さんにご飯を作りに行ったのです」
「そう」
「今日はお休みなのですか?」
「えぇ」
「……」
「……」
(困ったのです。加賀さんと共通の話題が無いのです……)
(カレー、確かに美味しそうね)
「――か、加賀さん」
「何?」
「この後、お暇なら買い物に付き合ってもらえますか?」
「そうね……いいでしょう、何を買いに行くの?」
「なのとていとくの食器やご飯なのです」
「そう、ではヒトヨンマルマルに鎮守府入口で待ち合わせましょう」
「はいなのです」
「金剛、追加注文を」
「金剛、アッサムを」
「比叡のカレーを一緒にどうデス?」
「紅茶を出す店に来て、それを頼むのはかなり稀有な存在ね」
「駆逐艦の子達やカレー好きな人には好評ネー。ほら、あそこでも食べてマース」
(アレは……)
「電」
「あっ加賀さん、こんにちは」
「同席してもいいかしら」
「はいなのです」
「一人なの?」
「暁はレディー修行、響はふらっと何処かへ、雷は夕張さんにご飯を作りに行ったのです」
「そう」
「今日はお休みなのですか?」
「えぇ」
「……」
「……」
(困ったのです。加賀さんと共通の話題が無いのです……)
(カレー、確かに美味しそうね)
「――か、加賀さん」
「何?」
「この後、お暇なら買い物に付き合ってもらえますか?」
「そうね……いいでしょう、何を買いに行くの?」
「なのとていとくの食器やご飯なのです」
「そう、ではヒトヨンマルマルに鎮守府入口で待ち合わせましょう」
「はいなのです」
「金剛、追加注文を」
49: 2014/12/01(月) 22:54:11.93 ID:6disF1780
――――街。
「加賀さんが髪を下ろしている姿、新鮮なのです」
「赤城さんに、この服なら下ろした方が似合うと強引に……」
「電も、早く大人の女性が着る服が似合うようになりたいのです」
「――大きくなったわね、貴女も」
「もう少しで、加賀さんに追い付きます」
「そう簡単に追い付かせません」
「あ、頭を押さえちゃダメなのです!」
「撫でているだけよ」
「……ふふっ」
「?」
「加賀さん、司令官に似てきたのです」
「それは、誉められているの……?」
「一緒に居ると、いつの間にか凄く安らいでいるのです」
「……そう」
「――手、繋いでもいいですか?」
「……えぇ」
――――(流石に気分が高揚します)
――――(子猫を抱いて加賀さんが微笑んでるのです……写真を撮って司令官に見せてあげないと)
「加賀さんが髪を下ろしている姿、新鮮なのです」
「赤城さんに、この服なら下ろした方が似合うと強引に……」
「電も、早く大人の女性が着る服が似合うようになりたいのです」
「――大きくなったわね、貴女も」
「もう少しで、加賀さんに追い付きます」
「そう簡単に追い付かせません」
「あ、頭を押さえちゃダメなのです!」
「撫でているだけよ」
「……ふふっ」
「?」
「加賀さん、司令官に似てきたのです」
「それは、誉められているの……?」
「一緒に居ると、いつの間にか凄く安らいでいるのです」
「……そう」
「――手、繋いでもいいですか?」
「……えぇ」
――――(流石に気分が高揚します)
――――(子猫を抱いて加賀さんが微笑んでるのです……写真を撮って司令官に見せてあげないと)
56: 2014/12/03(水) 00:10:52.30 ID:9q7qMNIP0
・由良『えっと……ここ』、投下します
タイトル変更、由良さんマイペース
タイトル変更、由良さんマイペース
57: 2014/12/03(水) 00:11:46.90 ID:9q7qMNIP0
――――神社。
「こういうの、好きなのか?」
「何処かへ行きたいなって思って、目を閉じて開いたページに載ってる場所に行こうって決めたの」
「その結果がこれ、か……俺は昔からこういうの好きな方だから構わんが、お前的にはどうなんだ?」
「――うん、落ち着く」
「そうか、なら良かったな」
「火って、私達にとっては悪いイメージばかりだけど、この火はどこか安らぐの」
(艦娘にとっての火は、戦いに直結しやすいからな……)
「提督さん、火って、暖かいね」
「あぁ、鎮守府にも暖炉を一つぐらい設置するのもいいかもしれん。エアコンとファンヒーターだけってのも味気無い気がしてきた」
「うん、いいかも。皆で集まって、そこでチーズフォンデュとかしたい」
「流石に全員はどう考えても無理だが、お前達姉妹でなら十分出来そうだな」
「提督さんもちゃんと参加してね? ね?」
「引っ張らなくてもちゃんと参加する、安心しろ」
「うん。――あのね、このお火焚きって鎮魂の儀式でもあるんだって」
「鎮魂、か……」
「だからなのかな、私が安らぐの」
「――帰るぞ」
「大丈夫だよ、提督さん」
「……」
「大丈夫、まだまだ未練あるから、消えたりしない」
「……一陽来復の祈りも込められてるって話だ。消し炭もらって帰ったら長良達に良いお土産になるんじゃないか?」
「うん、一抱えぐらいでいいかな?」
「置き場に困るからやめとけ」
――――提督さん、次は五山の送り火とかも連れて行って。
――――何だ、こういう行事に興味が湧いたのか?
――――うん、お寺とかも色々行ってみたい。
――――じゃあ次は京都観光だな。
「こういうの、好きなのか?」
「何処かへ行きたいなって思って、目を閉じて開いたページに載ってる場所に行こうって決めたの」
「その結果がこれ、か……俺は昔からこういうの好きな方だから構わんが、お前的にはどうなんだ?」
「――うん、落ち着く」
「そうか、なら良かったな」
「火って、私達にとっては悪いイメージばかりだけど、この火はどこか安らぐの」
(艦娘にとっての火は、戦いに直結しやすいからな……)
「提督さん、火って、暖かいね」
「あぁ、鎮守府にも暖炉を一つぐらい設置するのもいいかもしれん。エアコンとファンヒーターだけってのも味気無い気がしてきた」
「うん、いいかも。皆で集まって、そこでチーズフォンデュとかしたい」
「流石に全員はどう考えても無理だが、お前達姉妹でなら十分出来そうだな」
「提督さんもちゃんと参加してね? ね?」
「引っ張らなくてもちゃんと参加する、安心しろ」
「うん。――あのね、このお火焚きって鎮魂の儀式でもあるんだって」
「鎮魂、か……」
「だからなのかな、私が安らぐの」
「――帰るぞ」
「大丈夫だよ、提督さん」
「……」
「大丈夫、まだまだ未練あるから、消えたりしない」
「……一陽来復の祈りも込められてるって話だ。消し炭もらって帰ったら長良達に良いお土産になるんじゃないか?」
「うん、一抱えぐらいでいいかな?」
「置き場に困るからやめとけ」
――――提督さん、次は五山の送り火とかも連れて行って。
――――何だ、こういう行事に興味が湧いたのか?
――――うん、お寺とかも色々行ってみたい。
――――じゃあ次は京都観光だな。
62: 2014/12/04(木) 19:38:58.80 ID:SgVkKJW/0
・夕張&軽巡『夕張改造計画』、投下します
服装実験軽巡、ご想像にお任せします
ゆるふわウェーブとかいいかも
服装実験軽巡、ご想像にお任せします
ゆるふわウェーブとかいいかも
63: 2014/12/04(木) 19:39:41.08 ID:SgVkKJW/0
――――工廠。
「――ねぇ、私何で縛られてるの?」
「縛らないと逃げそうだからよ~」
「今から逃げたくなるようなことされるの!?」
「大人しくしてれば悪いようにはしないクマー」
「メカ夕張! ヘルプ! 助けて!」
「マスター、諦めが肝心という言葉を送らせて頂きます」
「その洋服どこで――まさか買収されたの!?」
「あら、人聞きの悪いこと言わないでちょうだい、ただのプレゼントよ」
「五十鈴まで……私をどうする気?」
「今からするのはね~」
「夕張に最近欠けているものを教える行為クマ」
「私に欠けてるもの……?」
「そう――女子力チェックよ」
「――ねぇ、私何で縛られてるの?」
「縛らないと逃げそうだからよ~」
「今から逃げたくなるようなことされるの!?」
「大人しくしてれば悪いようにはしないクマー」
「メカ夕張! ヘルプ! 助けて!」
「マスター、諦めが肝心という言葉を送らせて頂きます」
「その洋服どこで――まさか買収されたの!?」
「あら、人聞きの悪いこと言わないでちょうだい、ただのプレゼントよ」
「五十鈴まで……私をどうする気?」
「今からするのはね~」
「夕張に最近欠けているものを教える行為クマ」
「私に欠けてるもの……?」
「そう――女子力チェックよ」
64: 2014/12/04(木) 19:40:28.12 ID:SgVkKJW/0
「食事はどうしてるの~?」
「メカ夕張に蕎麦を作ってもらってるわ。後は遊びに来た子達が持ってきたお菓子とか」
「一番最近外出したのはいつだクマ?」
「えっとぉ……二回前の秘書艦日?」
「服とか下着とか、身に付けるものを最後に買ったのはいつ?」
「明石に頼んで買ってきて貰ったのが確か……一年前?」
「色々試してみても~なんて言ってるのに、自分では試さないのね~」
「だって、基本ここで作業してるから着飾る必要無いんだもん」
「着替えてお風呂に入ってるだけ、マシと言えなくもないクマ」
「――トリートメントは?」
「うっ……つ、使ってるワヨ?」
「嘘はダ~メ」
「ハイ、ゴメンナサイ」
「五十鈴、どう思うクマ?」
「素材はいいんだから、本人の意識次第じゃない?」
「じゃあサイズ的に球磨ちゃんのが一番近いから、服の用意お願いね~」
「了解クマ」
「髪は五十鈴に任せて」
「ならメイクは私ね~」
「サポート致します」
「別に私は気にしてないんだけど……」
「あら、提督に可愛いって言われたくないの?」
「きっと喜んでくれるクマ」
「それに~今のままだと、メカちゃんに女子力負けてるんじゃないかな~」
「……分かったわよ、煮るなり焼くなり好きにすればいいじゃない」
「じゃあまずは――」
「お風呂だよ~」
「メカ夕張に蕎麦を作ってもらってるわ。後は遊びに来た子達が持ってきたお菓子とか」
「一番最近外出したのはいつだクマ?」
「えっとぉ……二回前の秘書艦日?」
「服とか下着とか、身に付けるものを最後に買ったのはいつ?」
「明石に頼んで買ってきて貰ったのが確か……一年前?」
「色々試してみても~なんて言ってるのに、自分では試さないのね~」
「だって、基本ここで作業してるから着飾る必要無いんだもん」
「着替えてお風呂に入ってるだけ、マシと言えなくもないクマ」
「――トリートメントは?」
「うっ……つ、使ってるワヨ?」
「嘘はダ~メ」
「ハイ、ゴメンナサイ」
「五十鈴、どう思うクマ?」
「素材はいいんだから、本人の意識次第じゃない?」
「じゃあサイズ的に球磨ちゃんのが一番近いから、服の用意お願いね~」
「了解クマ」
「髪は五十鈴に任せて」
「ならメイクは私ね~」
「サポート致します」
「別に私は気にしてないんだけど……」
「あら、提督に可愛いって言われたくないの?」
「きっと喜んでくれるクマ」
「それに~今のままだと、メカちゃんに女子力負けてるんじゃないかな~」
「……分かったわよ、煮るなり焼くなり好きにすればいいじゃない」
「じゃあまずは――」
「お風呂だよ~」
65: 2014/12/04(木) 19:41:06.44 ID:SgVkKJW/0
――――提督執務室。
「――ん? 誰だ?」
――球磨だクマー、お届けモノだクマー。
「届け物? まぁいい、とりあえず入れ」
「し、失礼、します」
「何だ、球磨以外にも誰か……」
「あの、球磨達がお洒落しろってうるさかったから今こういう恰好してるんだけど……やっぱり変、ですか?」
「……たまには、いいんじゃないか。その、何だ、似合ってる」
――提督もっと感想言えクマー。
――五十鈴が協力したのよ、コーディネートは完璧に決まってるじゃない。
――今度は天龍ちゃんにもやってあげよっと。
――マスターの心拍数と体温上昇、状況から推察するに“照れ”というものだと認識。
「はぁ……一日オモチャにされた気分だわ……」
「良かったな、久しぶりに実験する側からされる側に回れて」
「も~提督までからかわないでってばー」
「――この後、飯でもどうだ?」
「へっ!? あっ、はい、お蕎麦ならどこでも」
(やっぱり蕎麦か……まぁいいか、今日は新鮮な気分で食えそうだしな)
――――私の作った服も試着してもらえますか~?
――――バーゲンで買ったけどうちにはちょっと大きいんよ。これも着てみてもらえへん?
――――ちょ、ちょっと待って、何で皆私のところに来るのよー!?
――――(マスターが幸せそうで何よりです。――マスターが着れるなら、私にも着れますね)
「――ん? 誰だ?」
――球磨だクマー、お届けモノだクマー。
「届け物? まぁいい、とりあえず入れ」
「し、失礼、します」
「何だ、球磨以外にも誰か……」
「あの、球磨達がお洒落しろってうるさかったから今こういう恰好してるんだけど……やっぱり変、ですか?」
「……たまには、いいんじゃないか。その、何だ、似合ってる」
――提督もっと感想言えクマー。
――五十鈴が協力したのよ、コーディネートは完璧に決まってるじゃない。
――今度は天龍ちゃんにもやってあげよっと。
――マスターの心拍数と体温上昇、状況から推察するに“照れ”というものだと認識。
「はぁ……一日オモチャにされた気分だわ……」
「良かったな、久しぶりに実験する側からされる側に回れて」
「も~提督までからかわないでってばー」
「――この後、飯でもどうだ?」
「へっ!? あっ、はい、お蕎麦ならどこでも」
(やっぱり蕎麦か……まぁいいか、今日は新鮮な気分で食えそうだしな)
――――私の作った服も試着してもらえますか~?
――――バーゲンで買ったけどうちにはちょっと大きいんよ。これも着てみてもらえへん?
――――ちょ、ちょっと待って、何で皆私のところに来るのよー!?
――――(マスターが幸せそうで何よりです。――マスターが着れるなら、私にも着れますね)
72: 2014/12/04(木) 20:06:32.01 ID:SgVkKJW/0
・春雨&?『ハルサメ、タベタイ』
・吹雪『私の一日』
・涼風『てやんでぇー!』
・古鷹改二『やっちゃった……』
・野分『のわっち以外の方向で』
以上五本でお送りします
・吹雪『私の一日』
・涼風『てやんでぇー!』
・古鷹改二『やっちゃった……』
・野分『のわっち以外の方向で』
以上五本でお送りします
89: 2014/12/06(土) 22:41:20.50 ID:NcXykx1n0
「首置いてけぴょん」
「卯月ちゃん、ちゃんと胴体も処理しないと」
「潮、蜂の巣も酷いと思う」
「朧はクソ親父から教わった合気道で何でも投げ飛ばすのやめなさいよ」
(微笑ましい会話じゃのう……)
今から風呂で書いてきます、出来次第更新します
「卯月ちゃん、ちゃんと胴体も処理しないと」
「潮、蜂の巣も酷いと思う」
「朧はクソ親父から教わった合気道で何でも投げ飛ばすのやめなさいよ」
(微笑ましい会話じゃのう……)
今から風呂で書いてきます、出来次第更新します
92: 2014/12/07(日) 00:09:07.53 ID:FTuzwR160
・春雨&?『ハルサメ、タベタイ』 、投下します
悪雨ちゃん
悪雨ちゃん
93: 2014/12/07(日) 00:09:42.55 ID:FTuzwR160
――――食堂。
「麻婆春雨お願いします」
「はーい」
(席はどうしよう……)
――メシウマ!
――やっぱカレーだよねぇ。
――コレはお子様ランチじゃないもん!
――ごっはん~ごっはん~。
(あっ夕立姉さん、あそこに――)
「きゃあっ!?」
「ひゃうっ!? 間宮さん、どうしたんですか?」
「今、棚を開けたら何か小さくて速いのが飛び出してきて……」
「えっ……あの、それって……」
「あぁ心配しないで春雨ちゃん、アレじゃないのは確かよ」
「そ、そうですか」
「――あら?」
「?」
「春雨が減ってる……昨日から使って無いのに、おかしいわね……」
「大鯨さんか伊良湖さんが使ったんじゃないでしょうか」
「でも、コレ見て?」
「――“春雨ちゃん専用春雨”……?」
「何時も頼んでくれるから、貴女のは別に置いてあるの」
(知らなかった……)
「とにかく、すぐに作るわね。辛さはどうする?」
「お任せします」
――デスソースありますけど、使いますかー?
「伊良湖、春雨ちゃん涙目で震えてるから仕舞っておいて」
「麻婆春雨お願いします」
「はーい」
(席はどうしよう……)
――メシウマ!
――やっぱカレーだよねぇ。
――コレはお子様ランチじゃないもん!
――ごっはん~ごっはん~。
(あっ夕立姉さん、あそこに――)
「きゃあっ!?」
「ひゃうっ!? 間宮さん、どうしたんですか?」
「今、棚を開けたら何か小さくて速いのが飛び出してきて……」
「えっ……あの、それって……」
「あぁ心配しないで春雨ちゃん、アレじゃないのは確かよ」
「そ、そうですか」
「――あら?」
「?」
「春雨が減ってる……昨日から使って無いのに、おかしいわね……」
「大鯨さんか伊良湖さんが使ったんじゃないでしょうか」
「でも、コレ見て?」
「――“春雨ちゃん専用春雨”……?」
「何時も頼んでくれるから、貴女のは別に置いてあるの」
(知らなかった……)
「とにかく、すぐに作るわね。辛さはどうする?」
「お任せします」
――デスソースありますけど、使いますかー?
「伊良湖、春雨ちゃん涙目で震えてるから仕舞っておいて」
94: 2014/12/07(日) 00:10:30.00 ID:FTuzwR160
「はーい、お待ち遠様ー」
「ありがとうございます」
「春雨スープも今作ってるから、すぐに持ってくるわね」
「え? 注文してないのにいいんですか……?」
「いいのよ。今ちょうど暇になったし、春雨ちゃんが美味しそうに食べてるの見て、他の人も注文してくれるようになるから」
「春雨美味しそう! 夕立もスープ欲しいっぽい!」
「ね?」
「あはは……じゃあ冷めないうちに――」
「イタダキマス」
「……え?」
「ツルツル食感、程好クピリリトシタ餡、美味シイ。良イ仕事シテル」
「へ? あ、はい、どういたしまして?」
「スープモ、飲ミタイ」
「えーっと、春雨ちゃんお知り合い?」
「し、知りません……」
「貴女、お名前は?」
「駆逐棲姫」
「――やっぱり、深海棲艦っぽい?」
「ありがとうございます」
「春雨スープも今作ってるから、すぐに持ってくるわね」
「え? 注文してないのにいいんですか……?」
「いいのよ。今ちょうど暇になったし、春雨ちゃんが美味しそうに食べてるの見て、他の人も注文してくれるようになるから」
「春雨美味しそう! 夕立もスープ欲しいっぽい!」
「ね?」
「あはは……じゃあ冷めないうちに――」
「イタダキマス」
「……え?」
「ツルツル食感、程好クピリリトシタ餡、美味シイ。良イ仕事シテル」
「へ? あ、はい、どういたしまして?」
「スープモ、飲ミタイ」
「えーっと、春雨ちゃんお知り合い?」
「し、知りません……」
「貴女、お名前は?」
「駆逐棲姫」
「――やっぱり、深海棲艦っぽい?」
95: 2014/12/07(日) 00:10:58.43 ID:FTuzwR160
――――提督執務室。
(また増えたか……)
「クーちゃん、春雨スープのお代わり持ってきたの?」
「一杯ジャ、満足出来ナカッタシ」
「ヲーちゃん、リトちゃんに続いてクーちゃんか。ここの鎮守府は深海棲艦に好かれてるのかもしれんな」
「あの、何だか奇妙な親近感があるのでこの子もここに置いて貰えないでしょうか」
「そもそもうち以外に行かれると面倒なことになる、当然そのつもりだ。お前も異論は無いな?」
「オ前ノ指図ハ受ケナイ。デモ、春雨ヲ毎日クレルナラ居テアゲテモイイ」
「……見た目は春雨に似てるが、性格は悪いな」
「あの、すみません……」
「お前が謝る必要は無いぞ。それに、リトも大概口は悪い」
「ヤッパリ、ココニ仲間ガ居タノネ」
「仲間が居るかどうか分かるのか?」
「結晶ノ欠片ヲ拾ッタハズヨ、アレニ私達ハ惹カレルノ」
(リトの奴、そんなこと言いやがらなかったぞ……)
「クーちゃん、あの、頭にスープが……」
「オ構イ無ク」
(うぅ、後でシャワー浴びなきゃ……)
――――駆逐棲姫のクーちゃんが春雨の帽子に居座るようになりました。
(また増えたか……)
「クーちゃん、春雨スープのお代わり持ってきたの?」
「一杯ジャ、満足出来ナカッタシ」
「ヲーちゃん、リトちゃんに続いてクーちゃんか。ここの鎮守府は深海棲艦に好かれてるのかもしれんな」
「あの、何だか奇妙な親近感があるのでこの子もここに置いて貰えないでしょうか」
「そもそもうち以外に行かれると面倒なことになる、当然そのつもりだ。お前も異論は無いな?」
「オ前ノ指図ハ受ケナイ。デモ、春雨ヲ毎日クレルナラ居テアゲテモイイ」
「……見た目は春雨に似てるが、性格は悪いな」
「あの、すみません……」
「お前が謝る必要は無いぞ。それに、リトも大概口は悪い」
「ヤッパリ、ココニ仲間ガ居タノネ」
「仲間が居るかどうか分かるのか?」
「結晶ノ欠片ヲ拾ッタハズヨ、アレニ私達ハ惹カレルノ」
(リトの奴、そんなこと言いやがらなかったぞ……)
「クーちゃん、あの、頭にスープが……」
「オ構イ無ク」
(うぅ、後でシャワー浴びなきゃ……)
――――駆逐棲姫のクーちゃんが春雨の帽子に居座るようになりました。
96: 2014/12/07(日) 00:13:31.34 ID:FTuzwR160
大鳳鎮守府はカンスト集団、ギス鎮は平均70台と認識して頂ければよろしいかと
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